JPH0730214U - ベルト駆動ローラコンベヤ - Google Patents

ベルト駆動ローラコンベヤ

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JPH0730214U
JPH0730214U JP6089193U JP6089193U JPH0730214U JP H0730214 U JPH0730214 U JP H0730214U JP 6089193 U JP6089193 U JP 6089193U JP 6089193 U JP6089193 U JP 6089193U JP H0730214 U JPH0730214 U JP H0730214U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、ベルト駆動ローラコンベヤに関
し、部品点数が少なく作動不良のないローラコンベヤを
提供することを目的とする。 【構成】 請求項1に係る考案は、搬送ローラを複数の
ゾーンに区画し、各ゾーン毎に設けたストッパ機構で駆
動リングの回転を停止して各ゾーン毎の搬送ローラの回
転を停止させるベルト駆動ローラコンベヤに於て、各ゾ
ーンに搬送ローラ上の搬送物を検出する光センサを設置
すると共に、駆動リングに係合部を設け、上記ストッパ
機構を、当該駆動リングと、各ゾーン毎に駆動軸と平行
に配置した作動軸と、光センサによる搬送物の検出時に
当該作動軸を軸方向へ移動させるエアシリンダと、作動
軸に取り付き、エアシリンダによる当該作動軸の移動で
駆動リングの係合部に係合するストッパとで構成したこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、アキュームレート機能を有するベルト駆動ローラコンベヤの改良に 関する。
【0002】
【従来の技術】
特開昭57−67404号公報又は実公昭60−2089号公報に開示される ように、従来、フレームに並設した多数の搬送ローラで形成される搬送面を複数 のゾーンに区画して各ゾーン毎にセンシングローラを設け、移送された搬送物の 自重による当該センシングローラの変位をストッパに伝えてこれを爪付き駆動リ ングに係合させることで、後続ゾーンの搬送ローラを停止させるようにしたベル ト駆動ローラコンベヤが知られている。
【0003】 而して、斯かるベルト駆動ローラコンベヤによれば、或るゾーンに搬送物が移 送されてその自重でセンシングローラが変位すると、その変位でリンク機構を介 してストッパが爪付き駆動リングと係合して後続ゾーンの搬送ローラを停止させ るので、後続ゾーンの搬送物の移送が停止してラインプレッシャの低減を図るこ とが可能となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
然し、上記従来例では、ストッパはスプリングによって爪付き駆動リングから 常時離間され、そして、搬送物の重量によるセンシングローラの変位でリンク機 構がスプリングのばね力に抗して作動し、ストッパが爪付き駆動リングに係合す る構造であるため、搬送物が軽量であると、スプリングのばね力の調整によって はセンシングローラとこれに接続されたリンク機構がばね力で適確に作動しない 欠点があり、又、このばね力の調整は困難であった。
【0005】 従って、斯様にセンシングローラやリンク機構が作動しないと、後続の搬送物 によるラインプレッシャがそのまま加わって搬送ローラ群を停止させることがで きなくなり、その結果、搬送物の変形やアーチ現象が起こり、搬送物のストレー ジができなくなる不具合があった。
【0006】 又、上記従来例では部品点数が多く、然も、リンク機構の組合せであるため、 作動時のガタも多いという欠点が指摘されている。 本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、部品点数が少なく、ラインプレ ッシャゼロで作動不良のないアキュームレート機能を備えたベルト駆動ローラコ ンベヤを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る考案は、フレームに並設した多数 の搬送ローラと、各搬送ローラに対応して駆動軸に嵌合された駆動リングとの間 に伝動ベルトを連結すると共に、搬送ローラを複数のゾーンに区画し、各ゾーン 毎に設けたストッパ機構で駆動リングの回転を停止して各ゾーン毎の搬送ローラ の回転を停止させるベルト駆動ローラコンベヤに於て、各ゾーンに搬送ローラ上 の搬送物を検出する光センサを設置すると共に、駆動リングに係合部を設け、上 記ストッパ機構を、当該駆動リングと、各ゾーン毎に駆動軸と平行に配置した作 動軸と、光センサによる搬送物の検出時に当該作動軸を軸方向へ移動させるエア シリンダと、作動軸に取り付き、エアシリンダによる当該作動軸の移動で駆動リ ングの係合部に係合するストッパとで構成したものである。
【0008】 そして、請求項2に係る考案は、フレームに並設した多数の搬送ローラと、各 搬送ローラに対応して駆動軸に嵌合された駆動リングとの間に伝動ベルトを連結 すると共に、搬送ローラを複数のゾーンに区画し、各ゾーン毎に設けたストッパ 機構で駆動リングの回転を停止して各ゾーン毎の搬送ローラの回転を停止させる ベルト駆動ローラコンベヤに於て、各ゾーンに搬送ローラ上の搬送物を検出する 光センサを設置すると共に、駆動リングの間の駆動軸に、外周に係合部を有し駆 動リングと共回り結合するスペーサを嵌合し、上記ストッパ機構を、当該スペー サと、各ゾーン毎に駆動軸と平行に配置した作動軸と、光センサによる搬送物の 検出時に当該作動軸を軸方向へ移動させるエアシリンダと、作動軸に取り付き、 エアシリンダによる当該作動軸の移動でスペーサの係合部に係合するストッパと で構成したことを特徴とする。
【0009】 そして、請求項3に係るベルト駆動ローラコンベヤは、駆動リングに連結部を 設けると共に、各ゾーン毎の駆動リング間の駆動軸に、相互に連結可能で且つ駆 動リングの連結部に連結可能な連結部を設けたスペーサを嵌合し、当該スペーサ の増減で駆動リングのピッチ幅を変更可能としたものである。
【0010】
【作用】
請求項1及び請求項2に係る考案によれば、各ゾーンに配置した光センサが搬 送物を検知すると、その信号により各ゾーンに装着したストッパ機構のエアシリ ンダのエア回路が開放してピストンロッドが伸長する。
【0011】 そして、斯様にピストンロッドが伸長すると、これに伴い作動軸がその軸方向 へ移動するので、請求項1の考案では作動軸に装着した各ストッパが駆動リング の係合部に係合し、又、請求項2の考案ではスペーサに設けた係合部にストッパ が係合して駆動リングの回転が駆動軸の回転力に抗して停止し、その結果、これ に対応して各ゾーンの搬送ローラがブレーキローラとなり、ゾーン毎に搬送物が ストレージされることとなる。
【0012】 又、請求項3に係る考案によれば、駆動リング間の駆動軸に嵌合させるスペー サの数を増減させることによって、ピッチ巾を変えて駆動リングがスペーサを介 して一体に連結されることとなる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例に係るベルト駆動ローラコンベヤ(以下「ローラコン ベヤ」という)の平面図、図2は当該ローラコンベヤの一部拡大平面図、図3は 図2のIII − III線断面図を示し、図中、1はコンベヤフレーム3,5間に並設 した多数の搬送ローラで、各搬送ローラ1のコンベヤフレーム5側の外周には、 図2に示すように略U字状の溝7が設けられている。そして、これらの溝7に対 応して搬送ローラ1の下方には、モータ(図示せず)で回転駆動する駆動軸9が 搬送ローラ1と直交して配置されている。
【0014】 駆動軸9には、当該駆動軸9によって摩擦駆動される2種類の駆動リング11 ,13が各搬送ローラ1に対応して滑動可能に交互に嵌合し、そして、各駆動リ ング11,13間に、両駆動リング11,13と共回り結合するスペーサ15と 、単に駆動リング11,13のズレを防止するためのスペーサ17が交互に嵌合 されている。
【0015】 駆動リング11は、図4乃至図6に示すように中央に駆動軸嵌合孔19が形成 された円筒状の樹脂部材で、外周の中央部に設けた平溝形状のベルト溝21を挟 んでその両側に鍔部23が一体成形されており、当該ベルト溝21と搬送ローラ 1の溝7との間に図3の如き無端状の伝動ベルト25を架け渡すことによって、 駆動リング11の回転が伝動ベルト25を介して搬送ローラ1に伝達されるよう になっている。
【0016】 そして、駆動リング11の一端部には、ベルト溝21よりも若干小さな外径か らなる筒状部27が外方へ向けて駆動軸嵌合孔19と同軸上に一体に延設されて おり、その端部には、更に2つの連結突片29が当該筒状部27の端部に沿って その軸方向に180°の間隔を開けて一体に成形されている。又、筒状部19の 外周には、後述するストッパ機構31のストッパ33が係止する断面台形状の係 合片からなる2つの係合部35が、180°の間隔を開けて鍔部23と一体に突 設されている。
【0017】 一方、図7乃至図9に示すように、駆動リング13も中央に駆動軸嵌合孔19 が形成された円筒状の樹脂部材で、外周の中央部に設けた平溝形状のベルト溝2 1を挟んでその両側に鍔部23が一体成形されており、当該ベルト溝21と搬送 ローラ1との間に伝動ベルト25を架け渡すことによって、駆動リング13の回 転が伝動ベルト25を介して搬送ローラ1に伝達されるようになっている。
【0018】 そして、駆動リング13の一端部には、上記筒状部27と同一外径の筒状部3 7が外方へ向けて駆動軸嵌合孔19と同軸上に一体に延設されており、その外周 には、上記係合部35と同一形状の係合片からなる2つの係合部39が係合部3 5と同一線上に一体成形され、又、後述するスペーサ15の連結突片41と同一 形状の連結凹部43が、係合部39と90°の間隔を開けて設けられている。
【0019】 そして、図示しないが、両駆動リング11,13を駆動軸9に嵌合して、駆動 リング11の連結突片29を駆動リング13の連結凹部43に係合させることに よって、駆動リング11,13同士が連結できるようになっている。
【0020】 又、上記両駆動リング11,13と共回り結合するスペーサ15は、図10乃 至図12に示すように中央に駆動軸嵌合孔19が形成された円筒状の樹脂部材で 、その外径は上記筒状部27,37と同一寸法となっている。そして、その一端 には、上記連結突片29と同一形状の連結突片41がその端部に沿って軸方向に 180°の間隔を開けて一体に成形され、又、他端側には、当該連結突片29が 係合可能な2つの連結凹部45が設けられている。
【0021】 従って、図3に示すように一対の駆動リング11,13間の駆動軸9に上記ス ペーサ15を嵌合させて、駆動リング11の連結突片29をスペーサ15の連結 凹部45に係合させると共に、当該スペーサ15の連結突片41を駆動リング1 13の連結凹部43に係合させることによって、一対の駆動リング11,13が スペーサ15を介して一体に連結されることとなる。
【0022】 従って、図示しないが、複数のスペーサ15同士を相互に連結させてこれらを 駆動リング11,13の間に介在させることによって、駆動リング11,13間 のピッチ巾が変更できることとなる。
【0023】 このように、本実施例は、駆動リング11,13の間に介在させるスペーサ1 5の数を増減することによって、駆動リング11,13間のピッチ巾を変更でき るようになっている。尚、図示しないが、上記スペーサ15を分割タイプとして おくと、ピッチ巾の変更が容易である。
【0024】 ところで、図1に示すように、本実施例に係るローラコンベヤは、8本の搬送 ローラ1を以って1ゾーンとして滑走面を複数のゾーンZ1 〜Znに分け、そし て、各ゾーンZ1 〜Znの下流側に、夫々、2個の光センサ47,49が2本の 搬送ローラ1間に配設されている。。
【0025】 両光センサ47,49は、図13及び図14に示すように、コンベヤフレーム 3,5間に架設されたツナギ材51にセンサブラケット53を介して設置されて おり、各ゾーンZ1 〜Znに配設した光センサ47,49は、図15に示すよう にその一方の光センサ47が下流側ゾーンの光センサ49と夫々直列状態で連結 されている。そして、下流側ゾーンの光センサ49と上流側ゾーンの光センサ4 7が搬送物Pを検出したとき、上流側ゾーンのストッパ機構31を作動させるよ うになっている。
【0026】 又、最下流側ゾーンZ1 の光センサ47は、ローラコンベヤの最先端に配設し た突出自在なストッパプレート55の駆動回路に接続されており、ストッパプレ ート55が突出して搬送物Pが停止すると同時に、光センサ47が搬送物Pを感 知して当該ゾーンZ1 のストッパ機構31を作動させるようになっている。
【0027】 尚、図示しないが、上記ストッパプレート55は、搬送ローラ1の下方に配設 したシリンダケース内のエアシリンダで搬送ローラ1から上方へ突出して搬送物 Pを停止させるものである。そして、ローラコンベヤの下流側に搬送物Pを搬送 せよとの指令でストッパプレート55は下降し、その結果、最下流側ゾーンZ1 の光センサ47,49は搬送物Pを検出しなくなるため、各ゾーンZ1 〜Znの ストッパ機構31が順次解除されて搬送ローラ1が回転を再開し、上流側ゾーン の搬送物Pが次のゾーンに搬送されるようになっている。そして、上記ストッパ プレート55は搬送物Pを搬送した後、直ちに上昇して順次搬送されてくる搬送 物Pをストレージ状態とする。
【0028】 ところで、本実施例に於けるストッパ機構31は、図13及び図16に示すよ うに、上記駆動リング11と、各ゾーンZ1 〜Zn毎に配置された作動軸57と 、光センサ47,49による搬送物Pの検出時に当該作動軸57を軸方向へ移動 させるエアシリンダ59と、作動軸57に取り付き、エアシリンダ59による当 該作動軸57の移動で駆動リング11の係合部35に係合するストッパ33とで 構成されている。
【0029】 そして、各ゾーンZ1 〜Zn毎にストッパ機構31を装着するため、図2,図 13及び図16に示すように、コンベヤフレーム5側には駆動軸9と平行に取付 ステー61がツナギ材51の下部に取り付けられ、そして、当該取付ステー61 のコンベヤフレーム5側側面に、夫々、1本の作動軸57が、3個の縦横断面略 L字状の支持ブラケット63により各ゾーンZ1 〜Zn毎に駆動軸9に沿って移 動可能に支持されている。
【0030】 又、取付ステー61には、断面コ字状の取付ブラケット65を介してエアシリ ンダ59が取り付けられており、当該エアシリンダ59のピストンロッド67に 連結ブラケット69が取り付けられている。そして、作動軸57側に固着した連 結部材71に当該連結ブラケット69が連結されており、下流側ゾーンの光セン サ49と当該ゾーンの光センサ47が搬送ローラ1上の搬送物Pを検出すると、 その信号でエアシリンダ59のエア回路が開放してピストンロッド67が伸長し 、作動軸57をその軸方向(図16中、矢印E方向)へ移動させるようになって いる。
【0031】 そして、作動軸57には、図17及び図18の如く先端にテーパ部73が形成 された4つのストッパ33が嵌合してボルト締めされており、エアシリンダ59 は常時ピストンロッド67を縮退させて、図16の如く各ストッパ33を駆動リ ング11の係合部35から離間させている。そして、上述したように光センサ4 7,49による搬送物Pの検出で作動軸57がエアシリンダ59によってその軸 方向へ移動すると、図19に示すように各ストッパ33が駆動リング11の係合 部35に係合して、一体的に連結された駆動リング11,13及びスペーサ15 の回転が駆動軸9の回転力に抗して停止するようになっている。尚、図17中、 75は作動軸57にストッパ33を嵌合させる作動軸嵌合孔である。
【0032】 本実施例に係るローラコンベヤはこのように構成されているから、駆動軸9が モータによって回転駆動すると、駆動軸9に嵌合した各駆動リング11,13が 摩擦駆動して各搬送ローラ1が伝動ベルト25を介して回転するので、図1に示 すように搬送物Pが下流方向へ順次搬送されることとなる。
【0033】 そして、搬送物Pをストレージさせる必要が生じたときは、上記ストッパプレ ート55を搬送ローラ1の上方へ突出させると、搬送物Pは当該ストッパプレー ト55に当接して最下流側ゾーンZ1 で停止すると共に、当該ゾーンZ1 に装着 したセンサ47が搬送物Pを感知して、その信号によりゾーンZ1 に於けるスト ッパ機構31のエアシリンダ59のエア回路が開放してピストンロッド67が伸 長する。
【0034】 而して、斯様にピストンロッド67が伸長すると、これに伴い作動軸57がそ の軸方向へ移動するので、作動軸57に装着した各ストッパ33が駆動リング1 1の係合部35に係合して駆動リング11の回転が駆動軸9の回転力に抗して停 止する。
【0035】 そして、上述したように駆動リング11はスペーサ15を介して他の駆動リン グ13と一連に結合しているから、斯様にストッパ33によって駆動リング11 の回転が停止すると、当該ゾーンZ1 に於ける各対の駆動リング11,13の回 転が停止し、その結果、これに対応してゾーンZ1 の総ての搬送ローラ1はブレ ーキローラとなる。
【0036】 斯様に、ゾーンZ1 に於て搬送物Pが停止した状態で、ローラコンベヤの上流 側から搬送物PがゾーンZ2 に搬送されて当該ゾーンZ2 側の光センサ47が搬 送物Pを検出すると、ゾーンZ1 の光センサ49からの信号とゾーンZ2 側の光 センサ47の信号により、ゾーンZ2 に於けるストッパ機構31が同様に作動し てそのストッパ33が駆動リング11の係合部35に係合し、駆動軸9の回転力 に抗して駆動リング11の回転が停止する。
【0037】 そして、ゾーンZ2 に於ける各対の駆動リング11,13もスペーサ15を介 して一連に結合しているから、斯様に駆動リング11の回転が停止すると、ゾー ンZ2 に於ける各対の駆動リング11,13の回転が停止してゾーンZ2 に於け る搬送ローラ1がブレーキローラとなり、搬送物の搬送が停止し、又、その惰走 ,荷動きを抑えることとなる。
【0038】 以後、この状態で上流側のゾーンZ3 ,Z4 ,・・・,Znに搬送物Pが搬送 されてくると、同様に、各ゾーンZ3 ,Z4 ,・・・,Znに於けるストッパ機 構31のストッパ33が、夫々、駆動リング11の係合部35に係合して各対の 駆動リング11,13の回転を停止させるので、搬送ローラ1がブレーキローラ となって搬送物Pの搬送が停止し、その結果、全ゾーンZ1 〜Znに於て、先行 ゾーンの搬送物Pと間隔を開けてラインプレッシャゼロの状態で搬送物Pが停止 し、ストレージされることとなる。
【0039】 又、ローラコンベヤの下流側に搬送物Pを搬送せよとの指令でストッパプレー ト55が下降すると、最下流側ゾーンZ1 の光センサ47,49は搬送物Pを検 出しなくなるため、各ゾーンZ1 〜Znのストッパ33と係合部35との係合が 順次解除されて搬送ローラ1が回転を再開し、上流側ゾーンの搬送物が次のゾー ンに搬送されることとなる。そして、上記ストッパプレート55は、1個の搬送 物Pを排出した後、直ちに上昇するので、次に搬送されてくる搬送物Pがこのス トッパプレート55に当接し、そして、上述した動作が再び繰り返されて、先行 ゾーンの搬送物Pと間隔を開けてラインプレッシャゼロの状態で搬送物が停止す ることとなる。
【0040】 このように、本実施例は、搬送ローラ1の滑走面を複数のゾーンZ1 〜Znに 区画し、各ゾーンZ1 〜Zn毎に光センサ47,49と、当該光センサ47,4 9による搬送物Pの検出時に作動して駆動リング11,13の回転を停止させる ストッパ機構31を装着したので、既述した特開昭57−67404号公報や実 公昭60−2089号公報の如き従来例に比し、搬送物Pの重量如何に拘らずス トッパ機構31が作動して搬送ローラ1の回転を停止させるので、軽量な搬送物 Pでも確実にストレージすることができることとなった。
【0041】 然も、本実施例に係るローラコンベヤは、上記各従来例に比し部品点数も少な く、又、ストッパ機構31はリンク機構を組み合わせた構造でないため、作動時 のガタも解消されることとなった。
【0042】 又、本実施例は、駆動リング11,13の間に介在させるスペーサ15の数を 増減することによって駆動リング11,13間のピッチ巾を変更できるので、各 ゾーンZ1 〜Zn毎のストッパ33や駆動リング11の数の調整が可能となり、 その結果、搬送物重量に応じ各ゾーンZ1 〜Znに於けるストッパ33や駆動リ ング11の数の増減調整によって、ストッパ33や係合部35の受荷重の軽減が 可能である。
【0043】 尚、上記実施例では、ストッパ33を駆動リング11の係合部35に係合させ るように構成したが、エアシリンダ59の向きを代えて、ストッパ33を駆動リ ング13の係合部39に係合させてもよいし、又、図示しないが、駆動リング1 1,13に代え、ストッパ33が係合する係合部をスペーサ15に設けることも 可能であり、これらの構造によっても、上記実施例と同様、所期の目的を達成す ることが可能である。
【0044】 更に又、上記実施例では、各ゾーンZ1 〜Zn毎に2個の光センサ47,49 を配置したが、本出願人は先に実願平5−10168号に於て、所定物体に対し 投光するための投光部と、所定物体より反射した投光を受光する受光部と、受光 部出力により開閉される電気接点とを具備し、電気接点を介する電気信号の変化 により所定物体の存在を検出する光センサに於て、1個の投光部,1個の受光部 ,2個の電気接点を共通ケース内に収納し、当該受光部の出力は2個の電気接点 を同時に開閉するように駆動し、且つ各電気接点は格別の出力端子と接続配線さ れた2出力光センサを提案した。
【0045】 而して、上記光センサ47,49に代えて上記2出力光センサを用いれば、各 ゾーンZ1 〜Znに装着する光センサは1個で足り、そして、斯かる光センサに よっても、所期の目的を達成することが可能である。
【0046】
【考案の効果】
以上述べたように、各請求項に記載の考案によれば、従来例に比し搬送物の重 量如何に拘らずストッパ機構が作動して搬送ローラの回転を停止させるので、軽 量な搬送物でも確実に一定間隔を開けてストレージすることが可能となった。
【0047】 然も、本考案に係るローラコンベヤは、従来例に比し部品点数も少なく、又、 ストッパ機構はリンク機構を組み合わせた構造でないため、作動時のガタも解消 される利点を有する。
【0048】 そして、請求項3に係る考案によれば、スペーサの増減で駆動リングのピッチ 幅が変更可能であるから、各ゾーン毎のストッパや駆動リングの数の調整が可能 となり、その結果、搬送物重量に応じ各ゾーンに於けるストッパや駆動リングの 数の増減調整によって、ストッパや係合部の受荷重の軽減が可能となる効果を有 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るローラコンベヤの平面
図である。
【図2】ローラコンベヤの一部拡大平面図である。
【図3】図2のIII − III線断面図である。
【図4】駆動リングの平面図である。
【図5】図4のA方向矢視図である。
【図6】駆動リングの側面図である。
【図7】駆動リングの平面図である。
【図8】図7のB方向矢視図である。
【図9】駆動リングの側面図である。
【図10】スペーサの平面図である。
【図11】図10のC方向矢視図である。
【図12】図10のD方向矢視図である。
【図13】ローラコンベヤの断面図である。
【図14】ローラコンベヤの断面図である。
【図15】センサの配置を示す平面図である。
【図16】ストッパ機構の拡大平面図である。
【図17】ストッパの側面図である。
【図18】ストッパの平面図である。
【図19】ストッパ機構の拡大平面図である。
【符号の説明】
1 搬送ローラ 3,5 コンベヤフレーム 9 駆動軸 11,13 駆動リング 15,17 スペーサ 25 伝動ベルト 29,41 連結突片 31 ストッパ機構 33 ストッパ 35,39 係合部 43,45 連結凹部 47,49 光センサ 57 作動軸 59 エアシリンダ P 搬送物

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに並設した多数の搬送ローラ
    と、各搬送ローラに対応して駆動軸に嵌合された駆動リ
    ングとの間に伝動ベルトを連結すると共に、搬送ローラ
    を複数のゾーンに区画し、各ゾーン毎に設けたストッパ
    機構で駆動リングの回転を停止して各ゾーン毎の搬送ロ
    ーラの回転を停止させるベルト駆動ローラコンベヤに於
    て、各ゾーンに搬送ローラ上の搬送物を検出する光セン
    サを設置すると共に、駆動リングに係合部を設け、上記
    ストッパ機構を、当該駆動リングと、各ゾーン毎に駆動
    軸と平行に配置した作動軸と、光センサによる搬送物の
    検出時に当該作動軸を軸方向へ移動させるエアシリンダ
    と、作動軸に取り付き、エアシリンダによる当該作動軸
    の移動で駆動リングの係合部に係合するストッパとで構
    成したことを特徴とするベルト駆動ローラコンベヤ。
  2. 【請求項2】 フレームに並設した多数の搬送ローラ
    と、各搬送ローラに対応して駆動軸に嵌合された駆動リ
    ングとの間に伝動ベルトを連結すると共に、搬送ローラ
    を複数のゾーンに区画し、各ゾーン毎に設けたストッパ
    機構で駆動リングの回転を停止して各ゾーン毎の搬送ロ
    ーラの回転を停止させるベルト駆動ローラコンベヤに於
    て、各ゾーンに搬送ローラ上の搬送物を検出する光セン
    サを設置すると共に、駆動リングの間の駆動軸に、外周
    に係合部を有し駆動リングと共回り結合するスペーサを
    嵌合し、上記ストッパ機構を、当該スペーサと、各ゾー
    ン毎に駆動軸と平行に配置した作動軸と、光センサによ
    る搬送物の検出時に当該作動軸を軸方向へ移動させるエ
    アシリンダと、作動軸に取り付き、エアシリンダによる
    当該作動軸の移動でスペーサの係合部に係合するストッ
    パとで構成したことを特徴とするベルト駆動ローラコン
    ベヤ。
  3. 【請求項3】 駆動リングに連結部を設けると共に、各
    ゾーン毎の駆動リング間の駆動軸に、相互に連結可能で
    且つ駆動リングの連結部に連結可能な連結部を設けたス
    ペーサを嵌合し、当該スペーサの増減で駆動リングのピ
    ッチ幅を変更可能としたことを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載のベルト駆動ローラコンベヤ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005239342A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Yamaha Motor Co Ltd ローラコンベア、ローラコンベア用駆動プーリおよびローラコンベアの駆動プーリ用スペーサ
JP2011088698A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Daifuku Co Ltd 駆動式ローラコンベヤ
JP2013188342A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Ito Tekkosho:Kk パチンコ台搬送装置、ローラ搬送装置のローラ、及びその成形方法

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