JPH07301862A - 映画フイルム走行装置 - Google Patents

映画フイルム走行装置

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Publication number
JPH07301862A
JPH07301862A JP11462794A JP11462794A JPH07301862A JP H07301862 A JPH07301862 A JP H07301862A JP 11462794 A JP11462794 A JP 11462794A JP 11462794 A JP11462794 A JP 11462794A JP H07301862 A JPH07301862 A JP H07301862A
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JP
Japan
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film
movie film
movie
running
perforation
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Application number
JP11462794A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Manou
清志 真能
Toshio Watanabe
俊夫 渡辺
Takashi Nakao
敬 中尾
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、映画フイルムの画像記録領域以外の
領域に記録されている信号の再生エラーを格段的に低減
させ得る映画フイルム走行装置を提案しようとするもの
である。 【構成】映画フイルムの所定領域に光を照射することに
より、映画フイルムを透過した光の透過光に基づいて映
画フイルムの所定領域に光学的に記録された情報を再生
する再生部と、再生部に設けられ、映画フイルムの幅方
向の端部に映画フイルムの長手方向に沿つて複数設けら
れた走行同期穴同士間の領域又は映画フイルムの走行同
期穴の外側の領域のみを映画フイルムの両面から挟み込
むことにより、映画フイルムが走行時に映画フイルムの
厚み方向に振れるのを防止する振れ防止手段とを設けた
ことにより、映画フイルムの画像記録領域以外の領域に
記録されている信号の再生エラーを格段的に低減させ得
る映画フイルム走行装置を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図10〜図12) 発明が解決しようとする課題(図13) 課題を解決するための手段(図1〜図9) 作用(図1〜図9) 実施例 (1)第1実施例 (1−1)映写フイルム走行装置の全体構成(図1〜図
4) (1−2)映像再生部の構成(図5及び図6) (1−3)第1実施例の動作(図1〜図6) (1−4)第1実施例の効果(図1〜図6) (2)第2実施例(図7) (3)第3実施例(図8及び図9) (4)他の実施例(図1〜図9) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は映画フイルム走行装置に
関し、例えば映画フイルムの所定領域に擦り傷が発生す
ることを防止するようにしたものである。
【0003】
【従来の技術】従来、図10に示すように、映画館で用
いられている35〔mm〕の映画フイルム1においては、当
該映画フイルム1の幅方向の両端部に走行同期をとるた
めの送り穴(以下、これをパーフオレーシヨンと呼ぶ)
2がそれぞれ所定間隔ごとに順次設けられてなり、これ
ら2つのパーフオレーシヨンの列(以下、これらをそれ
ぞれ第1及び第2のパーフオレーシヨン列と呼ぶ)3
A、3Bで挟まれる内側部分に画像及びアナログ信号で
なる音声情報がそれぞれ対応する各記録領域4及び5内
にそれぞれ光学的に記録されている。
【0004】通常この種の映画フイルムでは、幅方向に
おける各パーフオレーシヨン列3A、3Bの外側の領域
(以下、これをパーフオレーシヨン列3A、3Bの外側
領域と呼ぶ)6A、6Bにはフイルムメーカのロゴ等の
他は特に情報は記録されておらず(図10(A))、ま
た各パーフオレーシヨン2間の領域(以下、これをパー
フオレーシヨン間領域と呼ぶ)8にも何も情報は記録さ
れていない(図10(B))。
【0005】以下この映画フイルム1を図11に示す映
画フイルム走行装置を用いて走行させる場合について説
明する。図11において、10は全体として映画フイル
ム走行装置を示し、供給リール11から引き出した映画
フイルム1を映像再生部12及びアナログ音声再生部1
3を介して巻取リール14において巻き取るようになさ
れている。
【0006】映像再生部12においては、供給リール1
1からローラ15、16を介して供給される映画フイル
ム1を、スプロケツト17とゲート部18とを介して間
欠送り部19において受け、当該間欠送り部19からス
プロケツト9を介してアナログ音声再生部13に送り出
すようになされている。ここで、ゲート部18はフイル
ムトラツプ20及びフイルムトラツプゲート21間にお
いて映画フイルム1を挟むような構成でなり、当該フイ
ルムトラツプ20の映画フイルム1との対向面にはプレ
ツシヤーストラツプ22が設けられると共に、当該フイ
ルムトラツプゲート21の映画フイルム1との対向面に
はゲートレール23が設けられている。
【0007】また、間欠送り部19は間欠送り用のスプ
ロケツト(以下、これを間欠送りスプロケツトと呼ぶ)
24及び間欠送り用のスプロケツトシユー(以下、これ
を間欠送りシユーと呼ぶ)25間に映画フイルム1を挟
むような構成でなる。この場合、間欠送り部19におい
て間欠送りスプロケツト24は再生モード時、所定のタ
イミングで所定角度ずつ順次回転し、これにより映画フ
イルム1の各画像記録領域4(図10)がゲート部18
に瞬間的に順次位置するように当該映画フイルム1を間
欠送りする。このとき当該ゲート部18は、映画フイル
ム1の走行中は映画フイルム1の幅方向の両端部をフイ
ルムトラツプ18及びフイルムトラツプゲート19間に
挟み込むようになされている。
【0008】またこのとき映像再生部12におけるフイ
ルムトラツプ18の左側に配設された光源(図示せず)
からは投影用の光ビーム(以下、これを投影光ビームと
呼ぶ)が発射され、これがフイルムトラツプ18の映画
フイルム1との対向面に設けられた窓穴(図示せず)を
介して映画フイルム1に入射する。さらに当該映像再生
部12では、当該投影光ビームが映画フイルム1の各画
像記録領域4を透過した透過光を、フイルムトラツプゲ
ート19の映画フイルム1との対向面に設けられた窓穴
(図示せず)及び投影レンズ(図示せず)を介してスク
リーン(図示せず)に照射するようになされ、これによ
り画像を当該スクリーン上に映写するようになされてい
る。
【0009】続いて間欠送り部19から送り出された映
画フイルム1は、スプロケツト20及びアナログ音声再
生部13のローラ26を介して再生部27のドラム28
と係合する。この場合当該ドラム28においては、映画
フイルム1のアナログ音声情報がその振幅に応じた露光
幅で光記録されてなるアナログ音声記録領域部分5(図
10)を避けて当該映画フイルム1の一面側と接触する
ようになされている。
【0010】再生部27においては、図12に示すよう
に、光源29から放射された光ビームL10をミラー3
0、31を介して映画フイルム1のアナログ音声記録領
域5に照射し、その透過光L11を光電変換素子32で
受光するようになされている。光電変換素子32は受光
した透過光L11の光量に応じた信号レベルの受光信号
を続く電気回路(図示せず)に送出すると共に、当該電
気回路は受感信号の信号レベルに基づいて映画フイルム
1のアナログ音声記録領域5に記録されているアナログ
音声情報を再生し、これを続く信号処理回路又はスピー
カ等に送出する。
【0011】この後当該映画フイルム走行装置10にお
いては、映画フイルム1をアナログ音声再生部13のロ
ーラ33、ドラム34、ローラ35、スプロケツト3
6、37及びローラ38を介して巻取リール14に供給
するようになされ、これにより当該巻取リール14で映
画フイルム1を順次巻き取るようになされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで図13に示す
ように、実際上映像再生部12のゲート部18では、ま
ずフイルムトラツプゲート21に設けられたゲートレー
ル23によつて映画フイルム1のパーフオレーシヨン列
3A、3Bの外側領域6A、6B及びパーフオレーシヨ
ン間領域8がフイルムトラツプ20に設けられたプレツ
シヤーストラツプ22に対して押さえ付けられ、これに
より当該映画フイルム1がその厚み方向に振れないよう
になされている(図13(A))。このため、映画フイ
ルム1を間欠送りする際、当該パーフオレーシヨン列3
A、3Bの外側領域6A、6B及びパーフオレーシヨン
間領域8とプレツシヤーストラツプ22との間に相対摩
擦が生じ易く、この結果映画フイルム1の走行中に当該
パーフオレーシヨン列3A、3Bの外側領域6A、6B
及びパーフオレーシヨン間領域8に擦り傷を多数生じさ
せ易い問題があつた。
【0013】一方間欠送り部19では、映画フイルム1
を間欠送りする際、映画フイルム1の第1及び第2のパ
ーフオレーシヨン列3A、3Bのパーフオレーシヨン2
が間欠送りスプロケツト24の歯24Aに正確に噛み合
つた状態で間欠送りされることから、間欠送りシユー2
5によつて映画フイルム1のパーフオレーシヨン列3
A、3Bの外側領域6A、6Bが間欠送りスプロケツト
24に対して押さえ付けられる(図13(B))。この
ため映画フイルム1のパーフオレーシヨン列3A、3B
の外側領域6A、6Bと間欠送りシユー25との間に相
対摩擦が生じ易く、従つて当該パーフオレーシヨン列3
A、3Bの外側領域6A、6Bに擦り傷を多数生じさせ
易い問題もあつた。
【0014】従つてこの場合、映画フイルム1のパーフ
オレーシヨン列3A、3Bの外側領域6A、6B及びパ
ーフオレーシヨン間領域8にデイジタル音声情報を記録
する方法を導入する場合には、当該パーフオレーシヨン
列3A、3Bの外側領域6A、6B及びパーフオレーシ
ヨン間領域8に生じた擦り傷が当該デイジタル音声情報
の再生時におけるエラーレートを著しく増加させ、この
結果映画フイルム走行装置10によるデイジタル音声情
報の確実な再生を困難にするという問題があつた。
【0015】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、映画フイルムの画像記録領域以外の領域に記録され
ている信号の再生エラーを格段的に低減させ得る映画フ
イルム走行装置を提案しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、映画フイルム41の所定領域に光
を照射することにより、映画フイルム41を透過した光
の透過光に基づいて映画フイルム41の所定領域に光学
的に記録された情報を再生する再生部43と、再生部4
3に設けられ、映画フイルム41の幅方向の端部に映画
フイルム41の長手方向に沿つて複数設けられた走行同
期穴2同士間の領域8又は映画フイルム41の走行同期
穴2の外側の領域6A、6Bのみを映画フイルム41の
両面から挟み込むことにより、映画フイルム41が走行
時に映画フイルム41の厚み方向に振れるのを防止する
振れ防止手段44、80、90とを備えるようにする。
【0017】また本発明においては、振れ防止手段4
4、80、90は、映画フイルム41の一面と接触し、
映画フイルム41の走行に同期して回転する第1の回転
同期手段83、84、91、92と、映画フイルム41
の他面と接触し、映画フイルム41の走行に同期して回
転する第2の回転同期手段86、87、93、94とで
なるようにする。
【0018】さらに本発明においては、第1及び第2の
回転同期手段83、84及び86、87は、映画フイル
ム41の長手方向に沿つて連設された複数のローラでな
り、当該複数のローラの隣り合う間隔を映画フイルム4
1の走行同期穴2の間隔の(n+1/2)倍、(1/2
n)倍、又は(3/2n)倍(nは自然数)に設定する
ようにする。
【0019】さらに本発明においては、複数の歯24
A、24Bが周設されてなるスプロケツト24を有し、
スプロケツト24が回転する際、スプロケツト24の各
歯24A、24Bが、映画フイルム41の長手方向に沿
つて映画フイルム41の幅方向の端部に複数設けられた
走行同期穴2に映画フイルム41の一面側から循環的に
順次嵌まり込むことによつて映画フイルム41を回転に
同期させて走行させる映画フイルム走行装置40におい
て、スプロケツト24に対して映画フイルム41を挟ん
で設けられ、映画フイルム41の端部を映画フイルム4
1の他面側からスプロケツト24に押し付けると共に、
映画フイルム41の走行時には映画フイルム41と同期
して回転する回転同期手段76、77を備えるようにす
る。
【0020】さらに本発明においては、回転同期手段7
6、77は、映画フイルム41の長手方向に沿つて連設
された複数のローラでなり、当該複数のローラの隣り合
う間隔を映画フイルム41の走行同期穴2の間隔の(n
+1/2)倍、(1/2n)倍、又は(3/2n)倍
(nは自然数)に設定するようにする。
【0021】
【作用】第1の発明においては、振れ防止手段44、8
0、90を用いて、映画フイルム41の幅方向の端部に
映画フイルム41の長手方向に沿つて複数設けられた走
行同期穴2同士間の領域8又は映画フイルム41の走行
同期穴2の外側の領域6A、6Bのみを映画フイルム4
1の両面から挟み込むことにより、映画フイルム41が
走行時に映画フイルム41の厚み方向に振れるのを防止
することができると共に、当該走行同期穴2同士間の領
域8又は走行同期穴2の外側の領域6A、6Bに擦り傷
が生じるのを防止することができる。
【0022】第2の発明においては、映画フイルム41
を複数の歯24A、24Bが周設されてなるスプロケツ
ト24の回転に同期させて走行させる際、当該映画フイ
ルム41と同期して回転する回転同期手段76、77
が、映画フイルム41の端部を映画フイルム41の他面
側からスプロケツト24に押し付けることにより、当該
映画フイルム41の端部に擦り傷が生じるのを防止する
ことができる。
【0023】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0024】(1)第1実施例 (1−1)映画フイルム走行装置の全体構成 図11との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、40は全体として映画フイルム走行装置を示し、映
画フイルム41の走行路に沿つてローラ15及びローラ
16間にデイジタル音声再生部42が設けられているこ
とと、映像再生部43のゲート部44及び間欠送り部4
5の構成がそれぞれ異なることを除いて、図12と同一
の構成を有する。
【0025】この場合映画フイルム41においては、そ
の表面及び裏面に摩擦係数を低減させるためのコーテイ
ング処理が施されてなり、図10との対応部分に同一符
号を付した図2に示すように、各パーフオレーシヨン列
3A、3Bの外側領域6A、6B内にそれぞれデイジタ
ルサウンドトラツク50A、50Bが設けられている。
このデイジタルサウンドトラツク50A、50Bには、
デイジタル音声情報及びトラツキング情報が図3に示す
ような黒色(フイルムが露光された部分)及び白色(フ
イルムが露光されていない部分)の2値のパターンでそ
れぞれ所定の記録領域51並びに52A及び53B内に
記録されている。
【0026】このためこの映画フイルム走行装置40で
は、デイジタル音声再生部42において映画フイルム4
1に記録されたデイジタル音声情報及びトラツキング情
報を再生すると共に、映像再生部43において擦り傷が
発生しないように間欠送りし得るようになされている。
【0027】実際上、デイジタル音声再生部42は図4
に示すように、光源部60のハロゲンランプ61から放
射されたデータ検出光(図示せず)を、熱線や赤外線を
カツトするための第1及び第2のホツトミラー62A、
62B並びにS/N比改善用のハイパスフイルタ63と
光フアイバー64A、64Bとを介してフイルム搬送用
のドラム65A、65Bの近傍で映画フイルム41の各
デイジタルサウンドトラツク50A、50Bにそれぞれ
照射するようになされている。
【0028】この結果データ検出光が当該映画フイルム
41を透過することにより得られるデイジタルサウンド
トラツクのデイジタルパターン像L1A、L1Bが、そ
れぞれオブジエクトレンズ66A、66Bを介してライ
ンスキヤンニングCCD 67A、67Bに入射する。各ラ
インスキヤンニングCCD 67A、67Bにおいては、順
次照射されるデイジタルパターン像L1A、L1Bに基
づいて得られた信号電圧をそれぞれ検出信号S1A、S
1Bとして続く検出信号処理回路68A、68Bに供給
する。
【0029】検出信号処理回路68A、68Bにおいて
は、それぞれ供給される検出信号S1A、S1Bに基づ
いて映画フイルム41の各デイジタルサウンドトラツク
50A、50Bに記録されていたデイジタル音声情報及
びトラツキング情報をそれぞれ順次再生し、これを続く
信号処理回路(図示せず)又はスピーカ(図示せず)等
に送出することにより、当該デイジタル音声情報及びト
ラツキング情報を外部に提示するようになされている。
【0030】(1−2)映像再生部の構成 一方、図13との対応部分に同一符号を付した図5から
も明らかなように、ゲート部44は、図13に示すゲー
ト部18おける映画フイルム1、プレツシヤーストラツ
プ22及びゲートレール23に代わり、映画フイルム4
1、プレツシヤーストラツプ70及びゲートレール71
が設けられたことを除いて図13と同一の構成を有す
る。
【0031】このゲート部44では、ゲートレール71
が映画フイルム41のパーフオレーシヨン列3A、3B
の外側領域6A、6B及びパーフオレーシヨン間領域8
(図2)をプレツシヤーストラツプ70に対して押さえ
付けるようになされている(図5(B))。この場合図
5(A)に示すように、プレツシヤーストラツプ70及
びゲートレール71は共に、映画フイルム41のパーフ
オレーシヨン列3A、3Bの外側領域6A、6Bには接
触せず、映画フイルム41のパーフオレーシヨン間領域
8のみ押さえ付けることができるようになされている。
【0032】また、図13との対応部分に同一符号を付
した図6のように、間欠送り部45にはローラ付き間欠
送りシユー75が設けられ、当該ローラ付き間欠送りシ
ユー75のローラ支持部75Aの両端側面部に、映画フ
イルム41のパーフオレーシヨン間領域8の幅と同じロ
ール幅を有する複数のローラ(以下、これを間欠送りシ
ユーローラと呼ぶ)76、77がそれぞれシヤフト78
を介して回動自在に取り付けられている(図6
(B))。
【0033】間欠送りシユーローラ76は、これに対応
する間欠送りスプロケツト24の歯24Aよりも若干大
きい幅を有する円柱部76Aと、当該円柱部76Aより
も直径が大きく、かつ映画フイルム41のパーフオレー
シヨン列3A、3Bの外側領域6A、6Bよりも若干小
さい幅を有する側面部76Bとで構成されている(図6
(A))。
【0034】また同様にして間欠送りシユーローラ77
は、これに対応する間欠送りスプロケツト24の歯24
Bよりも若干大きい幅を有する円柱部77Aと、当該円
柱部77Aよりも直径が大きく、かつ映画フイルム41
のパーフオレーシヨン列3A、3Bの外側領域6A、6
Bよりも若干小さい幅を有する側面部77Bとで構成さ
れている(図6(A))。
【0035】これにより間欠送り部45では、間欠送り
スプロケツト24の歯24A、24Bがそれぞれ映画フ
イルム41の第1及び第2のパーフオレーシヨン列3
A、3Bのパーフオレーシヨン2を貫いて間欠送りシユ
ーローラ76、77の円柱部76A、77Aに所定のタ
イミングで接触すると共に、間欠送りシユーローラ7
6、77の側面部76B、77Bがパーフオレーシヨン
列3A、3Bの外側領域6A、6Bに常に接触するよう
になされている。この結果映画フイルム41が間欠送り
される際に間欠送りシユーローラ76、77が一緒とな
つて回転することにより、当該パーフオレーシヨン列3
A、3Bの外側領域6A、6Bとローラ支持部75Aと
の相対摩擦が生じるのを防止することができるようにな
されている。
【0036】この実施例の場合、間欠送り部45では、
映画フイルム41の走行方向に沿つて隣り合う間欠送り
シユーローラ76、77の間隔は、間欠送りスプロケツ
ト24の歯24A、24Bの間隔すなわち映画フイルム
41のパーフオレーシヨン2の間隔の(n+1/2)
倍、(1/2n)倍、又は(3/2n)倍(nは自然
数)に設定され、かくして当該映画フイルム41の各パ
ーフオレーシヨン間領域8を、それぞれパーフオレーシ
ヨン2の少なくとも2n数おき、全て、又は2つおきに
間欠送りシユーローラ76、77によつて挟むようにな
されている。これにより、連設された複数の間欠送りシ
ユーローラ76、77の全部が同時に、映画フイルム4
1のパーフオレーシヨン列3A、3Bの外側領域6A、
6Bを押さえ付けることを防止することができ、この結
果、間欠送り部45において映画フイルム41の波打ち
を防止すると共に安定した映画フイルム41の送りをす
ることができるようになされている。
【0037】(1−3)第1実施例の動作 以上の構成において、映画フイルム走行装置40では、
ゲート部44の映画フイルム41を間欠送りする際、ゲ
ートレール71が当該映画フイルム41をプレツシヤー
ストラツプ70に押さえ付けることにより、当該映画フ
イルム41がその厚み方向に振れることを防止する。
【0038】さらにその際、映画フイルム走行装置40
では、ゲート部44のプレツシヤーストラツプ70及び
ゲートレール71が共に、映画フイルム41のパーフオ
レーシヨン列3A、3Bの外側領域6A、6Bに接触す
ることなく、映画フイルム41のパーフオレーシヨン間
領域8のみを押さえ付けることにより、パーフオレーシ
ヨン列3A、3Bの外側領域6A、6Bに擦り傷が生じ
るのを防止する。
【0039】またこの場合、映画フイルム走行装置40
では、間欠送り部45の間欠送りスプロケツト24の歯
24A、24Bが共に映画フイルム41の第1及び第2
のパーフオレーシヨン列3A、3Bのパーフオレーシヨ
ン2を貫いて間欠送りシユーローラ76、77の円柱部
76A、77Aに接触すると共に、間欠送りシユーロー
ラ76、77の側面部76B、77Bが映画フイルム4
1のパーフオレーシヨン列3A、3Bの外側領域6A、
6Bに接触する。
【0040】これにより、映画フイルム走行装置40で
は、映画フイルム41の走行と同期して間欠送りシユー
ローラ76、77が回転するときに、映画フイルム41
に相対摩擦が生じるのを防止し、この結果当該映画フイ
ルム41のパーフオレーシヨン列3A、3Bの外側領域
6A、6Bのみならず、パーフオレーシヨン間領域8に
も擦り傷が生じるのを防止する。
【0041】このように、映画フイルム走行装置40で
は、映画フイルム41のデイジタルサウンドトラツク5
0A、50Bが設けられている各パーフオレーシヨン列
3A、3Bの外側領域6A、6Bに擦り傷が生じるのを
防止することができ、かくして当該パーフオレーシヨン
列3A、3Bの外側領域6A、6Bにおけるデイジタル
化された音声情報を実用上十分に再生することができ
る。
【0042】(1−4)第1実施例の効果 以上の構成によれば、ゲート部44では映画フイルム4
1のパーフオレーシヨン列3A、3Bの外側領域6A、
6Bを押さえ付けることなく、パーフオレーシヨン間領
域8のみを押さえ付けるようにし、また間欠送り部45
では映画フイルム41のパーフオレーシヨン列3A、3
Bの外側領域6A、6Bのみを回動自在のローラで接触
するようにしたことにより、間欠送り部45における当
該パーフオレーシヨン列3A、3Bの外側領域6A、6
Bとローラ支持部75Aとの相対摩擦が発生することを
防止し得、かくして当該パーフオレーシヨン列3A、3
Bの外側領域6A、6Bに擦り傷が生じるのを防止する
ことができる。従つて映画フイルム41のパーフオレー
シヨン列3A、3Bの外側領域6A、6Bに記録されて
いる信号の再生エラーを格段的に低減させ得る映画フイ
ルム走行装置を実現できる。
【0043】(2)第2実施例 図7は第2実施例によるゲート部80の構成を示し、図
5に示すゲート部44におけるプレツシヤーストラツプ
70及びゲートレール71に代えて、フイルムトラツプ
20及びフイルムトラツプゲート21の映画フイルム4
1との対向面にはそれぞれローラ固定部81、82が設
けられていることを除いて図5と同一の構成を有する。
【0044】このローラ固定部81の両端側面部には、
映画フイルム41のパーフオレーシヨン間領域8の幅と
同じロール幅を有するプレツシヤーローラ83、84が
映画フイルム41の走行方向に沿つて所定の間隔を保つ
て回転自在に取り付けられている。また同様にしてロー
ラ固定部82の両端側面部には、映画フイルム41のパ
ーフオレーシヨン間領域8の幅と同じロール幅を有する
プレツシヤーローラ86、87が映画フイルム41の走
行方向に沿つて所定の間隔を保つて回転自在に取り付け
られている。
【0045】さらにこの場合映画フイルム41の第1及
び第2のパーフオレーシヨン列3A、3Bのパーフオレ
ーシヨン間領域8(図2)に対応してそれぞれプレツシ
ヤーローラ83及び86と、プレツシヤーローラ84及
び87とで当該映画フイルム41を間に挟み込むように
なされている。これによりゲート部80では、映画フイ
ルム41を間欠送りする際、当該映画フイルム41の第
1及び第2のパーフオレーシヨン列3A、3Bのパーフ
オレーシヨン間領域8に対応してそれぞれプレツシヤー
ローラ83及び86と、プレツシヤーローラ84及び8
7とが当該映画フイルム41を間に挟んで映画フイルム
41の走行と同期して回転することにより、当該パーフ
オレーシヨン間領域8とローラ固定部81、82との相
対摩擦が生じるのを防止することができるようになされ
ている。
【0046】この実施例の場合、ゲート部80では互い
に転接されたプレツシヤーローラ83及び86、又は8
4及び87の映画フイルム41の走行方向に沿つて隣り
合う間隔が、当該映画フイルム41のパーフオレーシヨ
ン2の間隔の(n+1/2)倍、(1/2n)倍、又は
(3/2n)倍(nは自然数)に設定されている。この
結果、ゲート部80では当該映画フイルム41のパーフ
オレーシヨン間領域8を、それぞれパーフオレーシヨン
2の少なくとも2n数おき、全て、又は2つおきにプレ
ツシヤーローラ83及び86又はプレツシヤーローラ8
4及び87によつて挟むようになされている。
【0047】これにより、ゲート部80では連設された
複数のプレツシヤーローラ83及び86、又は84及び
87の全部が同時に、映画フイルム41のパーフオレー
シヨン2に嵌まり込むことを防止することができ、この
結果ゲート部80において当該映画フイルム41がその
厚み方向に振れることを防止し得るようになされてい
る。
【0048】以上の構成において、映画フイルム走行装
置40では、映画フイルム41を間欠送りする際、当該
映画フイルム41をゲート部80のプレツシヤーストラ
ツプ81に設けられたプレツシヤーローラ83、84及
びゲートレール82に設けられたプレツシヤーローラ8
6、87間に挟み込むことにより、当該映画フイルム4
1がその厚み方向に振れることを防止する。
【0049】さらにその際、映画フイルム走行装置40
では、ゲート部80のプレツシヤーローラ83、84、
86及び87が、映画フイルム41のパーフオレーシヨ
ン列3A、3Bの外側領域6A、6Bに接触することな
く、映画フイルム41パーフオレーシヨン間領域8のみ
を押さえ付けるため、パーフオレーシヨン列3A、3B
の外側領域6A、6Bに擦り傷が生じるのを防止する。
【0050】さらにその際、映画フイルム走行装置40
では、映画フイルム41の走行と同期してゲート部80
のプレツシヤーローラ83、84、86及び87が当該
映画フイルム41を間に挟んで回転することにより、映
画フイルム41に相対摩擦が生じるのを防止し、この結
果当該映画フイルム41のパーフオレーシヨン間領域8
に擦り傷が生じるのを防止する。
【0051】このように、映画フイルム走行装置40で
は、映画フイルム41のデイジタルサウンドトラツク5
0A、50Bが設けられている各パーフオレーシヨン列
3A、3Bの外側領域6A、6Bに擦り傷が生じるのを
防止することができ、かくして当該パーフオレーシヨン
列3A、3Bの外側領域6A、6Bにおけるデイジタル
化された音声情報を実用上十分に再生することができ
る。
【0052】以上の構成によれば、ゲート部80では、
映画フイルム41の走行と同期してプレツシヤーローラ
83、84、86及び87が当該映画フイルム41のパ
ーフオレーシヨン間領域8のみを間に挟んで回転するこ
とにより、当該パーフオレーシヨン間領域8に相対摩擦
が生じるのを防止し、この結果当該パーフオレーシヨン
間領域8に擦り傷が生じるのを防止することができる。
従つて映画フイルム41のパーフオレーシヨン列3A、
3Bの外側領域6A、6Bに記録されている信号の再生
エラーを格段的に低減させ得る映画フイルム走行装置を
実現できる。
【0053】(3)第3実施例 図7との対応部分に同一符号を付した図8は第3実施例
によるゲート部90の構成を示し、上述した複数のプレ
ツシヤーローラ83、84、86及び87に、当該プレ
ツシヤーローラ83、84、86及び87のロール幅と
同じ幅を有する一環のゴムでなるベルト(以下、プレツ
シヤーベルトと呼ぶ)91、92、93及び94がそれ
ぞれプレツシヤーローラ83、84、86及び87に対
応して巻き付けられていることを除いて第2実施例のゲ
ート部80と同一の構成を有する。
【0054】これによりゲート部90では、映画フイル
ム41を間欠送りする際、当該映画フイルム41の第1
及び第2のパーフオレーシヨン列3A、3Bのパーフオ
レーシヨン間領域8(図2)に対応してそれぞれプレツ
シヤーベルト91及び93と、プレツシヤーベルト92
及び94とが、当該パーフオレーシヨン間領域8を間に
挟んで互いに接触された状態のまま映画フイルム41の
走行と同期して送り出されることにより、当該パーフオ
レーシヨン間領域8とローラ固定部81、82との相対
摩擦が生じるのを防止することができるようになされて
いる。
【0055】また図9は間欠送り部100を示し、上述
した複数の間欠送りシユーローラ76、77には、当該
間欠送りシユーローラ76、77のロール幅と同じ幅を
有する一環のゴムでなるベルト(以下、シユーローラベ
ルトと呼ぶ)101、102がそれぞれ間欠送りシユー
ローラ76、77に対応して巻き付けられている(図9
(B))。このシユーローラベルト101、102に
は、映画フイルム41の第1及び第2のパーフオレーシ
ヨン列3A、3Bのパーフオレーシヨン2に対応して当
該映画フイルム41と走行同期をとるための送り穴(以
下、これを走行同期穴と呼ぶ)101A、102Aが設
けられている(図9(A))。
【0056】これにより間欠送り部100では、間欠送
りスプロケツト24の歯24A、24Bがそれぞれ映画
フイルム41の走行と同期して、当該映画フイルム41
の第1及び第2のパーフオレーシヨン列3A、3Bのパ
ーフオレーシヨン2を貫いてシユーローラベルト10
1、102に設けられた走行同期穴101A、102A
に入り込むと共に、当該シユーローラベルト101、1
02が映画フイルム41のパーフオレーシヨン列3A、
3Bの外側領域6A、6B及びパーフオレーシヨン間領
域8に接触するようになされている。
【0057】この結果映画フイルム41が間欠送りスプ
ロケツト24及びシユーローラベルト101、102間
に挟んで互いに接触された状態のまま映画フイルム41
の走行と同期して送り出されることにより、当該映画フ
イルム41のパーフオレーシヨン列3A、3Bの外側領
域6A、6B及びパーフオレーシヨン間領域8とローラ
支持部75Aとの相対摩擦が生じるのを防止することが
できるようになされている。
【0058】以上の構成において、映画フイルム走行装
置40では、映画フイルム41を間欠送りする際、当該
映画フイルム41をゲート部90のプレツシヤーストラ
ツプ81に設けられたプレツシヤーベルト91、92及
びゲートレール82に設けられたプレツシヤーベルト9
3、94間に挟み込むことにより、当該映画フイルム4
1がその厚み方向に振れることを防止する。
【0059】さらにその際、映画フイルム走行装置40
では、ゲート部90のプレツシヤーベルト91、92、
93及び94が当該映画フイルム41のパーフオレーシ
ヨン間領域8のみを間に挟んだ状態のまま映画フイルム
41の走行と同期して回転することによつて、当該パー
フオレーシヨン間領域8に相対摩擦が生じるのを防止
し、この結果当該映画フイルム41のパーフオレーシヨ
ン間領域8に擦り傷が生じるのを防止することができ
る。
【0060】またこの場合、映画フイルム走行装置40
では、間欠送り部100の間欠送りスプロケツト24の
歯24A、24Bは共に映画フイルム41の走行と同期
して、当該映画フイルム41の第1及び第2のパーフオ
レーシヨン列3A、3Bのパーフオレーシヨン2を貫い
てシユーローラベルト101、102に設けられた走行
同期穴101A、102Aに入り込むと共に、当該シユ
ーローラベルト101、102が映画フイルム41のパ
ーフオレーシヨン列3A、3Bの外側領域6A、6B及
びパーフオレーシヨン間領域8に接触する。
【0061】これにより、映画フイルム走行装置40で
は、映画フイルム41が間欠送りスプロケツト24及び
シユーローラベルト101、102間に挟んで互いに接
触された状態のまま送り出されるときに、当該映画フイ
ルム41に相対摩擦が生じるのを防止し、この結果映画
フイルム41のパーフオレーシヨン列3A、3Bの外側
領域6A、6B及びパーフオレーシヨン間領域8に擦り
傷が生じるのを防止することができる。
【0062】このように、映画フイルム走行装置40で
は、映画フイルム41のデイジタルサウンドトラツク5
0A、50Bが設けられている各パーフオレーシヨン列
3A、3Bの外側領域6A、6Bに擦り傷が生じるのを
防止することができ、かくして当該パーフオレーシヨン
列3A、3Bの外側領域6A、6Bにおけるデイジタル
化された音声情報を実用上十分に再生することができ
る。
【0063】以上の構成によれば、ゲート部90ではプ
レツシヤーベルト91及び93と、プレツシヤーベルト
92及び94が当該パーフオレーシヨン間領域8を間に
挟んで互いに接触された状態のまま映画フイルム41の
走行と同期して回転するようにし、また間欠送り部10
0では間欠送りスプロケツト24及びシユーローラベル
ト101、102間に映画フイルム41を挟んだ状態の
まま回転するようにしたことにより、当該映画フイルム
41に相対摩擦が生じるのを防止し、この結果映画フイ
ルム41のパーフオレーシヨン列3A、3Bの外側領域
6A、6B及びパーフオレーシヨン間領域8に擦り傷が
生じるのを防止することができる。従つて映画フイルム
41のパーフオレーシヨン列3A、3Bの外側領域6
A、6Bに記録されている信号の再生エラーを格段的に
低減させ得る映画フイルム走行装置を実現できる。
【0064】(4)他の実施例 なお上述の第1、第2及び第3実施例においては、本発
明を映画フイルム41を再生する映画フイルム走行装置
40に適用するようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、この他の種々のフイルムを記録又は
再生する種々の機器に適用しても良い。
【0065】また上述の第1、第2及び第3実施例にお
いては、本発明を各パーフオレーシヨン列3A、3Bの
外側領域6A、6Bにデイジタル音声情報が記録されて
いる映画フイルム41を再生する映画フイルム走行装置
40に適用する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、例えば一方のパーフオレーシヨン列3A又は3
Bの外側領域6A又は6Bにのみ情報(音声情報又はト
ラツキング情報等)が記録されている映画フイルムや、
各パーフオレーシヨン間領域8に情報が記録されている
映画フイルム等を再生する映画フイルム走行装置にも適
用し得る。
【0066】この場合映画フイルム41のパーフオレー
シヨン間領域8を押さえ付けることなく、当該映画フイ
ルム41のパーフオレーシヨン列3A、3Bの外側領域
6A、6Bのみを押さえ付けるようにすれば良い。この
ようにすれば映画フイルム41のパーフオレーシヨン間
領域8に擦り傷が生じるのを防止することができ、かく
して映画フイルム41のパーフオレーシヨン間領域8に
記録されている信号のエラーを格段的に低減させること
ができる。
【0067】さらに上述の第1、第2及び第3実施例に
おいては、映画フイルム走行装置40の映像再生部43
におけるゲート部44、80、90及び間欠送り部4
5、100の組合せについて、第1実施例ではゲート部
44に対して間欠送り部45を設け、また第2実施例で
はゲート部80に対して間欠送り部45を設け、さらに
第3実施例ではゲート部90に対して間欠送り部100
を設けた場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、ゲート部44に対して間欠送り部100を設け、ま
たゲート部80に対して間欠送り部100を設け、さら
にゲート部90に対して間欠送り部45を設けた場合に
ついても本発明を適用し得る。
【0068】さらに上述の第1、第2及び第3実施例に
おいては、本発明を映画フイルム走行装置40の映像再
生部43に適用した場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、例えばアナログ音声再生部、デイジタル情
報再生部等の種々の再生部に適用して好適なものであ
る。
【0069】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、映画フイ
ルムの所定領域に光を照射することにより、映画フイル
ムを透過した光の透過光に基づいて映画フイルムの所定
領域に光学的に記録された情報を再生する再生部と、再
生部に設けられ、映画フイルムの幅方向の端部に映画フ
イルムの長手方向に沿つて複数設けられた走行同期穴同
士間の領域又は映画フイルムの走行同期穴の外側の領域
のみを映画フイルムの両面から挟み込むことにより、映
画フイルムが走行時に映画フイルムの厚み方向に振れる
のを防止する振れ防止手段とを設けたことにより、映画
フイルムの画像記録領域以外の領域に記録されている信
号の再生エラーを格段的に低減させ得る映画フイルム走
行装置を実現できる。
【0070】また上述のように本発明によれば、複数の
歯が周設されてなるスプロケツトを有し、スプロケツト
が回転する際、スプロケツトの各歯が、映画フイルムの
長手方向に沿つて映画フイルムの幅方向の端部に複数設
けられた走行同期穴に映画フイルムの一面側から循環的
に順次嵌まり込むことによつて映画フイルムを回転に同
期させて走行させる映画フイルム走行装置において、ス
プロケツトに対して映画フイルムを挟んで設けられ、映
画フイルムの端部を映画フイルムの他面側からスプロケ
ツトに押し付けると共に、映画フイルムの走行時には映
画フイルムと同期して回転する回転同期手段を設けたこ
とにより、映画フイルムの画像記録領域以外の領域に記
録されている信号の再生エラーを格段的に低減させ得る
映画フイルム走行装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の映画フイルム走行装置を示す略線
的な平面図である。
【図2】実施例に用いられる映画フイルムの説明に供す
る概念的な平面図である。
【図3】デイジタルサウンドトラツクの説明に供する概
念的な平面図である。
【図4】デイジタル音声再生部の詳細を示す概念的な平
面図である。
【図5】第1実施例のゲート部の詳細を示す略線的な上
面図及び側面図である。
【図6】第1実施例の間欠送り部の詳細を示す略線的な
上面図及び側面図である。
【図7】第2実施例のゲート部の詳細を示す略線的な上
面図及び側面図である。
【図8】第3実施例のゲート部の詳細を示す略線的な上
面図及び側面図である。
【図9】第3実施例の間欠送り部の詳細を示す略線的な
上面図及び側面図である。
【図10】従来の映画フイルムの説明に供する概念的な
平面図である。
【図11】従来の映画フイルム走行装置を示す略線的な
平面図である。
【図12】アナログ音声再生部の再生部を示す略線的な
側面図である。
【図13】従来のゲート部及び間欠送り部の詳細を示す
略線的な上面図及び側面図である。
【符号の説明】
1、41……映画フイルム、2……パーフオレーシヨ
ン、3A、3B……パーフオレーシヨン列、4……画像
記録領域、5……アナログ音声記録領域、6A、6B…
…外側領域、8……パーフオレーシヨン間領域、10、
40……映画フイルム走行装置、12、43……映像再
生部、18、44、80、90……ゲート部、19、4
5、100……間欠送り部、20……フイルムトラツ
プ、21……フイルムトラツプゲート、22、70、8
1……プレツシヤーストラツプ、23、71、82……
ゲートレール、24……間欠送りスプロケツト、25…
…間欠送りシユー、42……デイジタル音声再生部、5
0A、50B……デイジタルサウンドトラツク、75…
…ローラ付き間欠送りシユー、76、77……間欠送り
シユーローラ、83、84、86、87……プレツシヤ
ーローラ、91、92、93、94……プレツシヤーベ
ルト、101、102……シユーローラベルト。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映画フイルムの所定領域に光を照射するこ
    とにより、上記映画フイルムを透過した上記光の透過光
    に基づいて上記映画フイルムの上記所定領域に光学的に
    記録された情報を再生する再生部と、 上記再生部に設けられ、上記映画フイルムの幅方向の端
    部に上記映画フイルムの長手方向に沿つて複数設けられ
    た走行同期穴同士間の領域又は上記映画フイルムの上記
    走行同期穴の外側の領域のみを上記映画フイルムの両面
    から挟み込むことにより、上記映画フイルムが走行時に
    上記映画フイルムの厚み方向に振れるのを防止する振れ
    防止手段とを具えることを特徴とする映画フイルム走行
    装置。
  2. 【請求項2】上記振れ防止手段は、 上記映画フイルムの一面と接触し、上記映画フイルムの
    走行に同期して回転する第1の回転同期手段と、 上記映画フイルムの他面と接触し、上記映画フイルムの
    走行に同期して回転する第2の回転同期手段とでなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の映画フイルム走行装
    置。
  3. 【請求項3】上記第1及び第2の回転同期手段は、ロー
    ラでなることを特徴とする請求項2に記載の映画フイル
    ム走行装置。
  4. 【請求項4】上記第1及び第2の回転同期手段は、ベル
    トでなることを特徴とする請求項2に記載の映画フイル
    ム走行装置。
  5. 【請求項5】上記第1及び第2の回転同期手段は、上記
    映画フイルムの長手方向に沿つて連設された複数のロー
    ラでなり、当該複数のローラの隣り合う間隔を上記映画
    フイルムの走行同期穴の間隔の(n+1/2)倍、(1
    /2n)倍、又は(3/2n)倍(nは自然数)に設定
    することを特徴とする請求項2に記載の映画フイルム走
    行装置。
  6. 【請求項6】複数の歯が周設されてなるスプロケツトを
    有し、上記スプロケツトが回転する際、上記スプロケツ
    トの各上記歯が、映画フイルムの長手方向に沿つて上記
    映画フイルムの幅方向の端部に複数設けられた走行同期
    穴に上記映画フイルムの一面側から循環的に順次嵌まり
    込むことによつて上記映画フイルムを上記回転に同期さ
    せて走行させる映画フイルム走行装置において、 上記スプロケツトに対して上記映画フイルムを挟んで設
    けられ、上記映画フイルムの上記端部を上記映画フイル
    ムの他面側から上記スプロケツトに押し付けると共に、
    上記映画フイルムの走行時には上記映画フイルムと同期
    して回転する回転同期手段を具えることを特徴とする映
    画フイルム走行装置。
  7. 【請求項7】上記回転同期手段は、ローラでなることを
    特徴とする請求項6に記載の映画フイルム走行装置。
  8. 【請求項8】上記回転同期手段は、ベルトでなることを
    特徴とする請求項6に記載の映画フイルム走行装置。
  9. 【請求項9】上記回転同期手段は、上記映画フイルムの
    長手方向に沿つて連設された複数のローラでなり、当該
    複数のローラの隣り合う間隔を上記映画フイルムの走行
    同期穴の間隔の(n+1/2)倍、(1/2n)倍、又
    は(3/2n)倍(nは自然数)に設定することを特徴
    とする請求項6に記載の映画フイルム走行装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107018311A (zh) * 2015-11-27 2017-08-04 卡西欧计算机株式会社 移动信息取得装置以及移动信息取得方法

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