JPH07301145A - 内燃機関の筒内圧センサの故障診断装置 - Google Patents

内燃機関の筒内圧センサの故障診断装置

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Publication number
JPH07301145A
JPH07301145A JP9506594A JP9506594A JPH07301145A JP H07301145 A JPH07301145 A JP H07301145A JP 9506594 A JP9506594 A JP 9506594A JP 9506594 A JP9506594 A JP 9506594A JP H07301145 A JPH07301145 A JP H07301145A
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JP
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pressure sensor
temperature
cylinder pressure
temperature side
engine
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Application number
JP9506594A
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English (en)
Inventor
Shigeo Okuma
重男 大隈
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】診断精度が高く、また診断機会も十分に確保す
ることができる筒内圧センサの故障診断装置を提供する
こと。 【構成】故障診断を行なう領域を機関水温Twに基づく
2つの温度領域に分け(S2,S11)、夫々の温度領域で、
比較的ラフに設定された運転領域を検出したときに(S
3,S12)、筒内圧センサ7の検出値(P1,P2 )を夫々記
憶し(S4,S13)、当該筒内圧センサ7の検出値(P1,P2
)の比によって、断線,ショート故障(S6,S10)、劣
化故障(S7,S9 )の有無を診断する。このように、筒内
圧センサ7の検出値の温度ドリフト特性を利用して故障
診断を行なうので、従来のように厳密に運転状態を一定
に維持しなくても高精度に故障診断が行なえ、また運転
状態をラフに検出し、急激な変化を伴わない機関水温T
wをパラメータとしているので診断機会をも増加させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に用いられる
筒内圧センサの故障診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、内燃機関の筒内圧力を検出す
る筒内圧センサを設け、該筒内圧センサの検出結果に基
づいて機関の燃焼状態を検出し、燃焼状態を制御するこ
とが行なわれている(特開昭62−26345号公報等
参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記筒内圧
センサが、初期の圧力検出機能を実現できなくなると、
燃焼状態の検出に誤りを生じ、該検出結果に基づく燃焼
状態の制御が正確でなくなり、以って運転性・燃費・排
気特性等に悪影響を及ぼすこととなる。そこで、筒内圧
センサが故障(劣化を含む)しているか否かを診断でき
る装置の提供が望まれるが、ピエゾ圧電式圧力センサに
あっては、圧電セラミクックス等の抵抗の大きな絶縁体
を用いているため、基準抵抗を用いた断線チェックを行
なうことができない。
【0004】また、運転状態を一定に制御した状態、即
ち実際に機関の気筒内で発生する圧力が一定となるよう
に制御された状態において、筒内圧センサの検出結果に
基づいて故障を診断するものでは、診断機会を十分に確
保することができない、また、運転状態を一定に維持す
ることが困難で、運転状態の変動により発生する筒内圧
力が変化してしまうために故障していなくても故障して
いると誤診断される可能性が高く、精度の良い故障診断
を行なうことができないという問題がある(図7参
照)。
【0005】本発明は、かかる従来の問題に鑑みなされ
たものであり、診断精度が高く、また診断機会も十分に
確保することができる筒内圧センサの故障診断装置を提
供することを目的とする。また、上記故障診断に際し、
より高精度化を実現すること、また簡略化、低コスト化
を図ることも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の発明にかかる内燃機関の筒内圧センサの故障診断装
置は、図1に示すように、筒内圧センサAの温度を検出
する温度検出手段Bと、前記温度検出手段Bの検出値
と、筒内圧センサの検出値と、に基づいて筒内圧センサ
の故障を診断する故障診断手段Cと、を備えて構成し
た。
【0007】請求項2に記載の発明では、図2に示すよ
うに、前記故障診断手段Cが、前記温度検出手段Bによ
り所定の低温側温度が検出されたときに、筒内圧センサ
Aの検出値を記憶する低温側検出値記憶手段Dと、前記
温度検出手段Bにより所定の高温側温度が検出されたと
きに、筒内圧センサAの検出値を記憶する高温側検出値
記憶手段Eと、を備え、前記低温側検出値記憶手段Dの
記憶する低温側検出値と、前記高温側検出値記憶手段E
の記憶する高温側検出値と、に基づいて筒内圧センサの
故障を診断するように構成した。
【0008】請求項3に記載の発明では、前記所定の低
温側温度と、前記所定の高温側温度と、がそれぞれ機関
運転停止後の温度であるように構成した。請求項4に記
載の発明では、前記故障診断手段Cが、前記低温側検出
値と、前記高温側検出値と、の比を求めることで故障を
診断するように構成した。請求項5に記載の発明では、
図3に示すように、所定の運転状態を検出する運転状態
検出手段Fを備え、前記故障診断手段Cが、前記温度検
出手段Bにより所定の低温側温度が検出され、かつ前記
運転状態検出手段Fにより所定の運転状態が検出された
ときに、筒内圧センサAの検出値を記憶する機関運転時
低温側検出値記憶手段Gと、前記温度検出手段Bにより
所定の高温側温度が検出され、かつ前記運転状態検出手
段Fにより所定の運転状態が検出されたときに、筒内圧
センサAの検出値を記憶する機関運転時高温側検出値記
憶手段Hと、を備え、前記機関運転時低温側検出値記憶
手段Gの記憶する低温側検出値と、前記機関運転時高温
側検出値記憶手段Hの記憶する高温側検出値と、に基づ
いて筒内圧センサの故障を診断するように構成した。
【0009】請求項6に記載の発明では、前記故障診断
手段Cが、前記機関運転時低温側検出値と、前記機関運
転時高温側検出値と、の比を求めることで故障を診断す
るように構成した。請求項7に記載の発明では、前記所
定の低温側温度が機関暖機途中の温度であり、前記所定
の高温側温度が機関暖機完了後の温度であるように構成
した。
【0010】請求項8に記載の発明では、前記温度検出
手段Bが、機関温度を検出する手段として構成した。請
求項9に記載の発明では、前記機関温度が機関の冷却水
温度であるように構成した。
【0011】
【作用】上記の構成を備える請求項1に記載の発明にか
かる内燃機関の筒内圧センサの故障診断装置では、筒内
圧センサの検出値が、当該筒内圧センサの温度状態によ
って他の影響を無視できる程度に大きくドリフトする特
性に着目し、この特性を利用して筒内圧センサの故障・
劣化を診断する。
【0012】つまり、筒内圧センサが温度の影響を受
け、同一筒内圧力を検出してもその検出値が、運転状態
(筒内圧力自体)が多少変動しても無視できる程度に大
きくドリフトし、かつ筒内圧センサの劣化の度合いに応
じてドリフト幅が異なることを利用して故障診断を行な
う。これにより、従来のように厳密に運転状態(筒内圧
力)を一定に維持した状態で故障診断を行なわなくても
よいので、機関運転中・停止中に拘わらず、高精度かつ
診断機会を増やしつつ筒内圧センサの断線,ショート,
劣化等の故障を診断することができる。
【0013】なお、請求項1に記載の発明では、例え
ば、前記温度検出手段による検出値(即ち、筒内圧セン
サの温度)に応じてドリフトした後の筒内圧センサの検
出値を予測し、当該予測値と、実際の筒内圧センサの検
出値と、を比較することにより、筒内圧センサの断線,
ショート,劣化等の故障を診断する。請求項2に記載の
発明では、前記低温側検出値記憶手段を介して、前記温
度検出手段により所定の低温側温度が検出されたとき
に、筒内圧センサの検出値を記憶する一方、前記高温側
検出値記憶手段を介して、前記温度検出手段により所定
の高温側温度が検出されたときに、筒内圧センサの検出
値を記憶する。そして、前記記憶した低温側検出値と、
前記記憶した高温側検出値と、に基づいて筒内圧センサ
の故障を診断する。これにより、請求項1に対して、予
測値と実際の検出値との比較による故障診断ではなく、
実際の検出値同士の比較によって故障診断を行なえるの
で、筒内圧センサの個体差等による検出誤差を排除する
ことができ、より高精度に筒内圧センサの断線,ショー
ト,劣化等の故障診断を行なうことができる。
【0014】請求項3に記載の発明では、前記所定の低
温側温度と、前記所定の高温側温度と、をそれぞれ機関
運転停止後の温度としたので、機関停止後比較的短時間
における高温状態と、機関停止後所定時間経過後の低温
状態と、を確実かつ容易に作り出すことができ、また当
該状態を高精度かつ容易に検出することができ、さらに
機関運転中のように燃焼による筒内圧力の変動がないの
で、筒内圧センサの温度ドリフト量に基づく故障・劣化
診断を極めて高精度に行なうことができる。
【0015】請求項4に記載の発明では、前記故障診断
手段を、前記低温側検出値と、前記高温側検出値と、の
比を求めることで故障を診断する構成としたので、温度
差等を求めて故障を診断するものに比べ、筒内圧センサ
の個体差等による検出値の誤差を排除でき、以って高精
度に断線,ショート,劣化等の故障診断を行なうことが
できる。
【0016】請求項5に記載の発明では、前記機関運転
時低温側検出値記憶手段を介して、前記温度検出手段に
より所定の低温側温度が検出され、前記運転状態検出手
段により所定の運転状態が検出されたときに、筒内圧セ
ンサの検出値を記憶する。一方、前記機関運転時高温側
検出値記憶手段を介して、前記温度検出手段により所定
の高温側温度が検出され、前記運転状態検出手段により
所定の運転状態が検出されたときに、筒内圧センサの検
出値を記憶する。そして、前記記憶した機関運転時低温
側検出値と、前記記憶した機関運転時高温側検出値と、
に基づいて筒内圧センサの故障を診断する。このよう
に、ある程度運転状態を合わせて筒内圧力の変動幅を所
定の範囲に抑えるようにしたので、機関運転中にあっ
て、より高精度に筒内圧センサの断線,ショート,劣化
等の故障を診断することができる。
【0017】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の発明に対して、前記故障診断手段を、前記機関運転
時低温側検出値と、前記機関運転時高温側検出値と、の
比を求めることで故障を診断する構成としたので、温度
差等を求めて故障を診断するものに比べ、筒内圧センサ
の個体差等による検出値の誤差を排除でき、以ってより
高精度に断線,ショート,劣化等の故障診断を行なうこ
とができる。
【0018】請求項7に記載の発明では、前記所定の低
温側温度が機関暖機途中の温度であり、前記所定の高温
側温度が機関暖機完了後の温度であるように構成したの
で、機関始動から暖機完了までの間で、大抵の場合確実
に前記2つの温度が検出可能となることから診断機会を
増加させることができると共に、低温側と高温側の温度
差を確保してドリフト量を大きく取ることができるので
診断精度を向上させることができる。
【0019】ところで、筒内圧センサの温度変化速度
は、機関冷却水によって主に筒内圧センサは冷却される
ことから、機関温度(請求項8に対応)や機関冷却水の
温度(請求項9に対応)変化速度に対応するので、機関
回転速度や機関負荷等で定まる運転状態の変化速度に比
べ極めて緩慢であることから、従来の厳密に運転状態
(筒内圧力)を一定に維持した状態で故障診断を行なう
ものに比べ、この点からも診断機会を増やすことにな
り、また高精度な故障診断を行なえることにもなる。
【0020】特に、機関冷却水の温度で、筒内圧センサ
の温度を代表させれば、既存の水温センサを利用でき、
以って簡略化,低コスト化を図ることができる。
【0021】
【実施例】以下に本発明にかかる実施例を図面に基づい
て説明する。図4において、機関1(直列4気筒で示す
が、これに限るものではない)には、図示しないエアク
リーナ、吸入空気流量Qaを検出するエアフローメータ
2、スロットル弁3、吸気ダクト4、吸気マニホールド
5等を介して空気が吸入される。吸気マニホールド5の
各ブランチ部には、それぞれ燃料噴射弁6が備えられて
いる。
【0022】この燃料噴射弁6は、ソレノイドに通電さ
れて開弁し、通電停止されて閉弁する電磁式燃料噴射弁
であって、後述するコントロールユニット50からの駆動
パルス信号により通電されて開弁し、燃料ポンプから圧
送されプレッシャレギュレータにより所定圧力に制御さ
れた燃料を所定量噴射供給できるようになっている。ま
た、機関1の各燃焼室には図示しない点火栓が設けられ
ており、この点火栓をコントロールユニット50からの点
火信号に基づいて作動させて、吸気弁を介して気筒の燃
焼室に導入される混合気に火花点火して燃焼を行なわせ
るようになっている。
【0023】なお、各気筒の燃焼室に臨ませてそれぞれ
筒内圧センサ7が設けられ、検出される筒内圧信号がコ
ントロールユニット50へ入力される。ところで、この筒
内圧センサ7は、実開昭63−17432号公報に開示
されるような点火栓の座金として装着されるタイプの
他、特開平4−81557号公報に開示されるようなセ
ンサ部を直接燃焼室に臨ませて筒内圧を絶対圧として検
出するタイプのものであってよい。
【0024】また、図4で図示しないカムシャフト或い
はクランクシャフトには、クランク角度所定角度毎のパ
ルス信号を出力するクランク角センサ8が設けられ、こ
のセンサの出力信号は、コントロールユニット50に入力
される。そして、機関の冷却水温Twを検出する水温セ
ンサ9が、機関の冷却ジャケットに臨んで設けられ、当
該水温センサ9の信号もコントロールユニット50へ入力
されるようになっている。当該水温センサ9が、本発明
にかかる温度検出手段を構成する。
【0025】前記コントロールユニット50は、CPU,
ROM,RAM,A/D変換器及び入出力インタフェイ
ス等を含んで構成され、各種センサからの入力信号を受
け、前記燃料噴射弁6の燃料噴射制御や、点火栓の点火
時期制御を行なう他、前記筒内圧センサ7の信号を受け
各気筒毎の燃焼状態(失火判定や燃焼バラツキ、或いは
ノッキング判定等)を行い、その結果に基づき前記燃料
噴射制御、点火時期制御等により燃焼状態の制御を行な
うようになっている。
【0026】なお、コントロールユニット50では、燃料
噴射弁6の燃料噴射量は、概略以下のようにして決定さ
れる。すなわち、コントロールユニット50は、前記エア
フローメータ2により検出される吸入空気流量Qaと、
クランク角センサ8のパルス信号を一定時間カウントし
て求めた機関回転速度Neと、から基本燃料噴射パルス
幅Tp(Tp=k×Q/N,kは定数)を演算し、該基
本燃料噴射パルス幅Tpを各種補正係数(例えば、空燃
比フィードバック補正係数、水温補正係数、学習補正係
数、負荷補正係数、燃焼状態補正係数等)により補正し
て得られる最終的な燃料噴射パルス幅Teを駆動パルス
信号として燃料噴射弁6に送ることで、所望の燃料噴射
量を噴射供給するようになっている。なお、上記の基本
燃料噴射パルス幅Tpは、機関負荷の代表値として他の
各種制御に使用される。
【0027】ところで、本実施例にかかるコントロール
ユニット50は、前記筒内圧センサ7の故障診断を、各筒
内圧センサ毎に、図5に示すフローチャートに示すよう
にして行なう。運転状態検出手段、低温側検出値記憶手
段、高温側検出値記憶手段、故障診断手段としての機能
は、図5に示すフローチャートに示すようにコントロー
ルユニット50がソフトウエア的に備えている。
【0028】なお、本実施例での故障診断は、従来と同
様に、運転中において筒内圧センサ7の検出結果に基づ
いて故障を診断するものであるが、運転状態(機関回転
速度Neや機関負荷Tp)の変動による筒内圧センサ7
の検出結果(即ち、実際の筒内圧力)の変動幅に対し
て、筒内圧センサ7自体の温度変化による筒内圧センサ
7の検出結果の変動幅の方が極めて大きく、かつ筒内圧
センサ7の劣化の度合いに応じてドリフト幅が異なるこ
とに着目している(図6参照)。即ち、筒内圧力センサ
8(機関1)を冷却することになる機関冷却水の温度変
化によって、筒内圧力センサ8自体に温度変化が生じ、
これによって実際の筒内圧力は変化しなくても筒内圧力
センサ8の検出値が大きくドリフトし、かつ筒内圧セン
サの劣化の度合いに応じてドリフト幅が異なるという特
性を利用しているのである。即ち、劣化が進む程、温度
変化に感応し難くなって温度ドリフト量が小さくなると
いう特性、また断線、ショート時は温度の変化に全く影
響されないという特性を利用して、筒内圧センサの故障
・劣化診断を行なうことができるのである。
【0029】この点に鑑み、本実施例では、筒内圧セン
サ7の温度状態を低温側と高温側との2領域に分け、こ
の2領域間における温度ドリフト分に基づいて故障を診
断するようにしている。なお、筒内圧センサ7の温度変
化速度は、冷却水の温度変化と略同等であるから、機関
回転速度Neや機関負荷Tp等に代表される運転状態の
変化速度に比べ、極めて緩慢であることから、診断機会
も増えることになり、また高精度な故障診断を行なえる
ことになるのである。
【0030】以下に、上記考え方に基づく具体的な制御
について、図5のフローチャートに従って説明する。ス
テップ1(図では、S1と記してある。以下同様。)で
は、機関回転速度Ne、機関負荷Tp、機関水温Twを
読み込む。ステップ2では、機関水温Twが、「第1低
所定値TwCPD1」≦Tw<「第1高所定値TwCP
D2」の範囲内にあるか否かを判断する。YESであれ
ばステップ3へ進み、NOであればステップ11へ進む。
当該ステップ2により、機関水温Twが、低温側の温度
領域にあることが検出されることになる。
【0031】ステップ3では、機関負荷Tpが「低所定
値TCPCL」≦Tp<「高所定値TCPCH」の範囲
内にあり、かつ、機関回転速度Neが「低所定値NCP
DL」≦Ne<「高所定値NCPDH」の範囲内にある
か否かを判断する。YESであればステップ4へ進み、
NOあれば所定の運転状態の範囲内になく精度のよい診
断が行なえないとしてフローを終了する。かかるステッ
プ3では、従来のものが所定の筒内圧力が得られるであ
ろう運転状態を高精度に検出する必要があるのに対し、
運転状態にある程度の幅を持たせて比較的ラフに検出す
れば十分である。
【0032】ステップ4では、筒内圧センサ7の信号か
ら筒内圧力Pを求め、当該筒内圧力PをP1にセット
し、さらに低温側筒内圧力検出フラグ(Flag1)を
1にセットする。一方、ステップ2でNOと判断されス
テップ11へ進むが、ステップ11では、機関水温Twが
「第2低所定値TwCPD3」≦Tw<「第2高所定値
TwCPD4」の範囲内にあるか否かを判断する。YE
Sであればステップ12へ進み、NOであれば所定の運転
状態の範囲内でなく精度のよい診断が行なえないとして
フローを終了する。なお、「第1高所定値TwCPD
2」<「第2低所定値TwCPD3」である。かかるス
テップ11で、機関水温Twが、高温側の温度領域にある
ことが検出されることになる。この高温側の温度領域
は、暖気後の温度(略80℃〜90℃)に設定しておく
ことが、診断機会の増加と(暖機後の水温は安定してい
る)、低温側領域との温度差をつけて(温度ドリフト量
を大きくして)診断精度を向上させる面から好ましい。
【0033】ステップ12では、機関負荷Tpが「低所定
値TCPCL」≦Tp≦「高所定値TCPCH」の範囲
内にあり、かつ、機関回転速度Neが「低所定値NCP
DL」≦Ne≦「高所定値NCPDH」の範囲内にある
か否かを判断する。YESであればステップ13へ進み、
NOあれば所定の運転状態の範囲内になく精度のよい診
断が行なえないとしてフローを終了する。かかるステッ
プ12では、ステップ3と同様の運転状態が検出される。
したがって、前記ステップ3と該ステップ12とで、ラフ
ではあるが筒内圧力条件を合わせていることになる。
【0034】ステップ13では、筒内圧センサ7の信号か
ら筒内圧力Pを求め、当該筒内圧力PをP2にセット
し、さらに高温側筒内圧力検出フラグ(Flag2)を
1にセットした後、ステップ5へ進む。ステップ5で
は、Flag1=1、Flag2=1であるか否かを判
断する。YESであれば、ステップ6へ進む。一方、N
Oであれば、本フローを終了する。
【0035】ステップ6では、ステップ4で求めた筒内
圧力P1と、ステップ9で求めた筒内圧P2との比(P
2/P1)を求め(劣化していれば、P2/P1は1に
近づく)、該(P2/P1)が、「下限値PD1」≦
(P2/P1)≦「上限値PD2」の範囲内にあるか否
かを判断する。YESであればステップ7へ進む。一
方、NOであれば、ステップ10で筒内圧センサ7は、断
線,ショート等の故障があると診断できるので(図6参
照)、断線故障フラグ(Flag.F)を1として、コントロ
ールユニット50により別ルーチンで行なわれる燃焼状態
の判定制御等を禁止し、燃焼状態の誤判定を防止して運
転性等が悪化するのを防止する。なお、運転者等に警告
灯等を点灯させることにより当該故障を認知させ、修理
等を促すようにしても構わない。
【0036】ステップ7では、前記(P2/P1)が、
「下限値PD1’」≦(P2/P1)≦「上限値PD
2’」の範囲内にあるか否かを判断する。YESであれ
ばステップ8へ進み、NOであれば9へ進む。なお、
「下限値PD1’」>「下限値PD1」であり、「上限
値PD2’」<「上限値PD2」である。ステップ8で
は、筒内圧センサ7は正常であるとして、断線故障フラ
グ(Flag.F)、機能劣化フラグ(Flag.D)を、それぞれ
0にセットして本フローを終了する。
【0037】一方、ステップ9では、筒内圧センサ7は
機能劣化しているとして、機能劣化フラグ(Flag.D)を
1として、コントロールユニット50により別ルーチンで
行なわれる燃焼状態の判定制御等を禁止し、燃焼状態の
誤判定を防止して運転性等が悪化するのを防止する。な
お、運転者等に機能劣化を示す警告灯等を点灯させるこ
とにより認知させ、修理等を促すようにしても構わな
い。
【0038】このように、本実施例によれば、故障診断
を行なう領域を機関水温Twに基づく2つの温度領域に
分け、それぞれの温度領域で、比較的ラフに設定された
運転領域が検出されたときに、筒内圧センサ7の検出値
をそれぞれ記憶し、この2つの温度領域毎の筒内圧セン
サ7の検出値P1,P2の比によって、つまり筒内圧セ
ンサ7の検出値の温度ドリフト特性を利用して筒内圧セ
ンサ7の故障診断を行なうようにしたので、従来のよう
に、厳密に運転状態を一定に維持した状態で故障診断を
行なわなくても、高精度に筒内圧センサ7の故障を診断
することができ、また運転状態はラフに検出し、急激な
変化を伴わない機関温度(機関水温Tw)をパラメータ
として故障診断を行なうため、従来のものに比べ診断機
会をも増大させることができる。
【0039】なお、低温側領域の「第1低所定値TwC
PD1」と「第1高所定値TwCPD2」は、それぞれ
暖機後の温度以下、即ち略60℃以下に設定するのが、
高温側温度領域との温度差を設けるためにも好ましい。
「第1低所定値TwCPD1」と「第1高所定値TwC
PD2」との温度差、及び「第2低所定値TwCPD
3」と「第2高所定値TwCPD4」との温度差は、機
関水温Twの温度上昇速度が比較的ゆっくりであるた
め、あまり大きく取る必要はなく、5℃〜10℃前後と
することができる。
【0040】また、低温側領域の「第1低所定値TwC
PD1」は、20℃〜40℃位に設定しておくことが好
ましい。これは、通常であれば機関始動後に大凡通過す
る領域であり(例えば、0℃や氷点下に設定したので
は、極低温時以外は診断が行なわれなくなる)、これに
よって診断機会が増加でき、さらに高温側温度領域との
温度差をつけて(温度ドリフト量を大きくして)診断精
度を向上させる面で好ましいからである。
【0041】なお、筒内圧センサ7に機関冷却水から独
立した系により冷却水を導き冷却するような場合には、
当該冷却水温度を2領域にコントロールするように構成
して構わない。また、本実施例では、機関冷却水温度を
検出して筒内圧センサ7の温度とする構成としたが、勿
論これに限らず、直接筒内圧センサ7の温度を検出する
ようにしても構わない。
【0042】また、筒内圧センサ7の温度が、取付け位
置や気筒間で異なる場合には、「第1低所定値TwCP
D1」,「第1高所定値TwCPD2」,「第2低所定
値TwCPD3」,「第2高所定値TwCPD4」は、
筒内圧センサ毎に異なる値に設するようにしても構わな
い。なお、本実施例では、機関運転中における診断につ
いて説明したが、本発明は基本的に筒内圧センサの検出
値の温度ドリフト量に基づいて故障を診断するものであ
るから、機関停止中であっても故障診断を行なうことが
でき、この点からも診断機会が増えることになる。
【0043】したがって、例えば、機関始動前の温度状
態に応じて筒内圧センサ7の検出値を予測し、当該予測
値と、実際の筒内圧センサの検出値と、を比較すること
で、筒内圧センサの断線,ショート,劣化等の故障を診
断することもできる。また、より高精度に診断を行なう
ために、機関運転停止後において冷却水温度が徐々に低
下して行くことを利用して、低温状態と高温状態とを容
易に作り出し、この低温状態と高温状態との2つの実際
の検出値同士の比較によって故障診断を行なうようにし
てもよい。
【0044】なお、機関回転速度や機関負荷等で定まる
運転状態の変化に応じた筒内圧力の変動量に対し、当該
変動を無視できる程度に大きくドリフトする筒内圧セン
サの温度ドリフト特性を利用するものであるから、運転
中であっても、本実施例のように機関運転状態を所定の
運転状態に制御する構成としなくてもよい。かかる簡略
化した構成であっても、十分な精度をもって故障診断を
行なうことができ、もって診断機会も増えることにな
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明にかかる筒内圧センサの故障診断装置によれば、筒
内圧センサの検出値が、当該筒内圧センサの温度状態に
よって他の影響を無視できる程度に大きくドリフトする
特性に着目し、この特性を利用して筒内圧センサの故障
・劣化を診断するので、従来のように厳密に運転状態
(筒内圧力)を一定に維持した状態で故障診断を行なわ
なくてもよいので、機関運転中・停止中に拘わらず、高
精度かつ診断機会を増やしつつ筒内圧センサの断線,シ
ョート,劣化等の故障を診断することができる。
【0046】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明に対して、予測値と実際の検出値との比較
による故障診断ではなく、実際の検出値同士の比較によ
って故障診断を行なえるので、筒内圧センサの個体差等
による検出誤差を排除することができ、より高精度に筒
内圧センサの断線,ショート,劣化等の故障診断を行な
うことができる。
【0047】請求項3に記載の発明によれば、前記所定
の低温側温度と、前記所定の高温側温度と、をそれぞれ
機関運転停止後の温度としたので、機関停止後比較的短
時間における高温状態と、機関停止後所定時間経過後の
低温状態と、を確実な温度差をもって容易に作り出すこ
とができ、また当該状態を高精度かつ容易に検出するこ
とができ、さらに機関運転中のように燃焼による筒内圧
力の変動がないので、筒内圧センサの温度ドリフト量に
基づく故障・劣化診断を極めて高精度に行なうことがで
きる。
【0048】請求項4に記載の発明によれば、前記故障
診断手段を、前記低温側検出値と、前記高温側検出値
と、の比を求めることで故障を診断する構成としたの
で、温度差等を求めて故障を診断するものに比べ、筒内
圧センサの個体差等による検出値の誤差を排除でき、以
って高精度に断線,ショート,劣化等の故障診断を行な
うことができる。
【0049】請求項5に記載の発明によれば、所定の低
温側温度が検出され、所定の運転状態が検出されたとき
に、筒内圧センサの検出値を記憶する一方、所定の高温
側温度が検出され、所定の運転状態が検出されたとき
に、筒内圧センサの検出値を記憶するようにして、ある
程度運転状態を合わせて筒内圧力の変動幅を所定の範囲
に抑えるようにしたので、機関運転中にあって、より高
精度に筒内圧センサの断線,ショート,劣化等の故障を
診断することができる。
【0050】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
に記載の発明に対して、前記故障診断手段を、前記機関
運転時低温側検出値と、前記機関運転時高温側検出値
と、の比を求めることで故障を診断する構成としたの
で、温度差等を求めて故障を診断するものに比べ、筒内
圧センサの個体差等による検出値の誤差を排除でき、以
ってより高精度に断線,ショート,劣化等の故障診断を
行なうことができる。
【0051】請求項7に記載の発明によれば、前記所定
の低温側温度が機関暖機途中の温度であり、前記所定の
高温側温度が機関暖機完了後の温度であるように構成し
たので、機関始動から暖機完了までの間で、大抵の場合
確実に前記2つの温度が検出可能となることから診断機
会を増加させることができると共に、低温側と高温側の
温度差を確保してドリフト量を大きく取ることができる
ので診断精度を向上させることができる。
【0052】そして、筒内圧センサの温度変化速度は、
機関冷却水によって主に筒内圧センサは冷却されること
から、機関温度(請求項8に対応)や機関冷却水の温度
(請求項9に対応)変化速度に対応するので、機関回転
速度や機関負荷等で定まる運転状態の変化速度に比べ極
めて緩慢であることから、従来の厳密に運転状態(筒内
圧力)を一定に維持した状態で故障診断を行なうものに
比べ、結果的に診断機会も増えることになり、高精度な
故障診断を行なえることにもなる。
【0053】特に、機関冷却水の温度で、筒内圧センサ
の温度を代表させれば、既存の水温センサを利用でき、
以って簡略化,低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1に記載の発明にかかるブロック図
【図2】 請求項2に記載の発明にかかるブロック図
【図3】 請求項3に記載の発明にかかるブロック図
【図4】 本発明にかかる一実施例の全体構成図
【図5】 同上実施例における燃料噴射制御を説明する
フローチャート
【図6】 筒内圧センサの温度ドリフト特性を説明する
【図7】 従来の問題を説明する図
【符号の説明】
1 機関 2 エアフローメータ 6 燃料噴射弁 7 筒内圧センサ 8 クランク角センサ 9 水温センサ 50 コントロールユニット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の気筒内の圧力を検出する筒内圧
    センサの故障診断装置であって、 筒内圧センサの温度を検出する温度検出手段と、 前記温度検出手段の検出値と、筒内圧センサの検出値
    と、に基づいて筒内圧センサの故障を診断する故障診断
    手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関の筒内圧センサの故
    障診断装置。
  2. 【請求項2】前記故障診断手段が、前記温度検出手段に
    より所定の低温側温度が検出されたときに、筒内圧セン
    サの検出値を記憶する低温側検出値記憶手段と、 前記温度検出手段により所定の高温側温度が検出された
    ときに、筒内圧センサの検出値を記憶する高温側検出値
    記憶手段と、 を備え、 前記低温側検出値記憶手段の記憶する低温側検出値と、
    前記高温側検出値記憶手段の記憶する高温側検出値と、
    に基づいて筒内圧センサの故障を診断することを特徴と
    する請求項1に記載の内燃機関の筒内圧センサの故障診
    断装置。
  3. 【請求項3】前記所定の低温側温度と、前記所定の高温
    側温度と、がそれぞれ機関運転停止後の温度であること
    を特徴とする請求項2に記載の内燃機関の筒内圧センサ
    の故障診断装置。
  4. 【請求項4】前記故障診断手段が、前記低温側検出値
    と、前記高温側検出値と、の比を求めることで故障を診
    断することを特徴とする請求項2または請求項3に記載
    の内燃機関の筒内圧センサの故障診断装置。
  5. 【請求項5】所定の運転状態を検出する運転状態検出手
    段を備え、 前記故障診断手段が、 前記温度検出手段により所定の低温側温度が検出され、
    かつ前記運転状態検出手段により所定の運転状態が検出
    されたときに、筒内圧センサの検出値を記憶する機関運
    転時低温側検出値記憶手段と、 前記温度検出手段により所定の高温側温度が検出され、
    かつ前記運転状態検出手段により所定の運転状態が検出
    されたときに、筒内圧センサの検出値を記憶する機関運
    転時高温側検出値記憶手段と、 を備え、 前記機関運転時低温側検出値記憶手段の記憶する低温側
    検出値と、前記機関運転時高温側検出値記憶手段の記憶
    する高温側検出値と、に基づいて筒内圧センサの故障を
    診断することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の
    筒内圧センサの故障診断装置。
  6. 【請求項6】前記故障診断手段が、前記機関運転時低温
    側検出値と、前記機関運転時高温側検出値と、の比を求
    めることで故障を診断することを特徴とする請求項5に
    記載の内燃機関の筒内圧センサの故障診断装置。
  7. 【請求項7】前記所定の低温側温度が機関暖機途中の温
    度であり、前記所定の高温側温度が機関暖機完了後の温
    度であることを特徴とする請求項5または請求項6に記
    載の内燃機関の筒内圧センサの故障診断装置。
  8. 【請求項8】前記温度検出手段が、機関温度を検出する
    手段であることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れ
    か1に記載の内燃機関の筒内圧センサの故障診断装置。
  9. 【請求項9】前記機関温度が機関の冷却水温度であるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか1に記載の
    内燃機関の筒内圧センサの故障診断装置。
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