JPH07300U - 衣類乾燥機用フィルター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルターの掃除又は交換時期を先に延長し
たい。 【構成】 フィルター５を変形させることにより、実質
的な有効通風面積を拡大する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、衣類乾燥機のフィルターに関する。

【０００２】

【従来の技術】

衣類乾燥機のフィルター５は、図７に示すように排気ファン６の上流側であっ て、フィルターカバー５ａの内側に着脱自在に装着されており、排気からリント を除去して排気ファン６や排気ダクト８内にリントが付着するのを防止している 。図７において１はドラム、２はモータ、３はガスバーナ、４は温風吹出口、７ は排気口、９は保安用サーモスタットである。図８は従来のフィルター５、フィ ルターカバー５ａ、バックフィルター５ｂを示すもので、フィルター５及びバッ クフィルター５ｂともに平盤状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上記従来の平盤状フィルター５においては次のような欠点がある。 ａ．フィルター５において、通風面積が小さいため、リントが容易に付着して目 詰りが起り、数回の乾燥運転で掃除又は交換する必要がある。 ｂ．目詰りが生じると、いちいちフィルターカバー５ａ、フィルター５、バック フィルター５ｂを取り外して掃除機を使ったり、水洗い等を行って除去する必要 があり、着脱と共にこの手間が大変である。 ｃ．水洗い等の手間を省くために、使い捨て用の紙フィルターも存在するが、こ の紙フィルターの場合でもその都度フィルターカバー５ａを取り外して紙フィル ターを取り出したり、装着しなければならない。

【０００４】 本考案の目的は、従来と同じ外径寸法を有しながら、実質的な有効通風面積（ 排気の通風面積）を拡大して交換又は使い捨て期間を延長するように工夫した衣 類乾燥機用フィルターを提案することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る衣類乾燥機用フィルターの構成は次のとおりである。

【０００６】 排気が通る部分を変形させて実質的な有効通風面積を拡大して成る衣類乾燥機 用フィルター。なお、有効通風面積を拡大する手段としては断面円弧状、山形、 円錐状、波形等が考えられる。

【０００７】

【作用】

フィルターの着脱は、従来と同じようにフィルターカバーを取り外して行う。 フィルターは、乾燥時、衣類がドラム内で回転するときに邪魔にならない程度に その形状が断面円弧状、山形、円錐形、波形等に形成されており、従来と同じ外 径寸法でありながら排気の通過面積の拡大が図られている。このため、目詰り度 の進行は遅く、この分掃除又は新品との交換時期が遅れる。

【０００８】

【実施例】

図１に本考案に係るフィルターを装着した衣類乾燥機を示す。１はドラム、１ ａはドアー、２はモータ、３はガスバーナ、４は温風吹出口、５はフィルターに して、このフィルター５は図２（Ａ）に示すように断面円弧状に湾曲して形成さ れている。５ａはフィルターカバーにして、図２（Ｂ）にその外形が示されてい る。６は排気ファン、７は排気口、８はダクト、９は保安用サーモスタットであ る。

【０００９】 上記フィルター５は、全体形状が断面円弧状に形成されて実質的な有効通風面 積の拡大が図られている。図３はフィルター５及びフィルターカバー５ａともに 山形に形成した例、図４は図３の正面、図５はフィルター５を波形に形成した例 であって、この例は正面側から見た場合には図６に示すように四角形である。５ ｃは支柱である。フィルター５の形状は上記実施例以外に円錐形、或いは部分的 に凹凸を形成したもの等任意である。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は以上のように、フィルターの有効通風面積を従来のフィルターに比較 して拡大しているので、この分目詰り時期が遅れる。この結果、フィルターの交 換、掃除の手間が軽減できる効果がある。

【提出日】平成５年１２月１４日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００２

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００２】

【従来の技術】

衣類乾燥機のフィルター５は、図８に示すように排気ファン６の上流側であっ て、フィルターカバー５ａの内側に着脱自在に装着されており、排気からリント を除去して排気ファン６や排気ダクト８内にリントが付着するのを防止している 。図８において１はドラム、２はモータ、３はガスバーナ、４は温風吹出口、７ は排気口、９は保安用サーモスタットである。図９は従来のフィルター５、フィ ルターカバー５ａ、バックフィルター５ｂを示すもので、フィルター５及びバッ クフィルター５ｂともに平盤状である。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００８

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００８】

【実施例】

図１に本考案に係るフィルターを装着した衣類乾燥機を示す。１はドラム、１ ａはドアー、２はモータ、３はガスバーナ、４は温風吹出口、５はフィルターに して、このフィルター５は図２に示すように断面円弧状に湾曲して形成されてい る。５ａはフィルターカバーにして、図３にその外形が示されている。６は排気 ファン、７は排気口、８はダクト、９は保安用サーモスタットである。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００９

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００９】 上記フィルター５は、全体形状が断面円弧状に形成されて実質的な有効通風面 積の拡大が図られている。図４はフィルター５及びフィルターカバー５ａともに 山形に形成した例、図５は図４の正面、図６はフィルター５を波形に形成した例 であって、この例は正面側から見た場合には図７に示すように四角形である。５ ｃは支柱である。フィルター５の形状は上記実施例以外に円錐形、或いは部分的 に凹凸を形成したもの等任意である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るフィルターを装着した衣類乾燥機
の説明図。

【図２】（Ａ）フィルターの斜視図。

【図２】（Ｂ）フィルターカバーの斜視図。

【図３】フィルター及びフィルターカバーを山形に形成
した実施例の説明図。

【図４】図３のフィルター及びフィルターカバーを正面
側から見た説明図。

【図５】フィルターを波形に形成した実施例の説明図。

【図６】図５のフィルター及びフィルターカバーを正面
側から見た説明図。

【図７】従来のフィルター付衣類乾燥機の説明図。

【図８】従来のフィルター及びフィルターカバー及びバ
ックフィルターの分解斜視図。

【符号の説明】

１ ドラム ５ フィルター ５ａ フィルターカバー ５ｃ 支柱 ６ 排気ファン ８ ダクト

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成５年１２月１４日

【手続補正４】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るフィルターを装着した衣類乾燥機
の説明図。

【図２】フィルターの斜視図。

【図３】フィルターカバーの斜視図。

【図４】フィルター及びフィルターカバーを山形に形成
した実施例の説明図。

【図５】図４のフィルター及びフィルターカバーを正面
側から見た説明図。

【図６】フィルターを波形に形成した実施例の説明図。

【図７】図６のフィルター及びフィルターカバーを正面
側から見た説明図。

【図８】従来のフィルター付衣類乾燥機の説明図。

【図９】従来のフィルター及びフィルターカバー及びバ
ックフィルターの分解斜視図。

【符号の説明】 １ ドラム ５ フィルター ５ａ フィルターカバー ５ｃ 支柱 ６ 排気ファン ８ ダクト

【手続補正５】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図５】

【図６】

【図７】

【図８】

【図９】

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 排気が通る部分を変形させて実質的な有
   効通風面積を拡大して成る衣類乾燥機用フィルター。
2. 【請求項２】 全体形状を断面円弧状に形成して成る請
   求項１記載の衣類乾燥機用フィルター。
3. 【請求項３】 全体形状を山形に形成して成る請求項１
   記載の衣類乾燥機用フィルター。
4. 【請求項４】 全体形状を円錐形に形成して成る請求項
   １記載の衣類乾燥機用フィルター。
5. 【請求項５】 全体形状を波形に形成して成る請求項１
   記載の衣類乾燥機用フィルター。