JPH07300972A - 連結具 - Google Patents

連結具

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JPH07300972A
JPH07300972A JP6114053A JP11405394A JPH07300972A JP H07300972 A JPH07300972 A JP H07300972A JP 6114053 A JP6114053 A JP 6114053A JP 11405394 A JP11405394 A JP 11405394A JP H07300972 A JPH07300972 A JP H07300972A
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JP
Japan
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fastener
resin
rod
bottom plate
shaped body
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JP6114053A
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Inventor
Kazuo Shimada
和夫 島田
Eitaro Ikegami
栄太郎 池上
Hitoshi Yoneyama
仁 米山
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SOGO KIKAKU KENSETSU KK
Polyplastics Co Ltd
Original Assignee
SOGO KIKAKU KENSETSU KK
Polyplastics Co Ltd
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Publication date
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    • E04BUILDING
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    • E04F13/00Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings
    • E04F13/07Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor
    • E04F13/08Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor composed of a plurality of similar covering or lining elements
    • E04F13/0885Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor composed of a plurality of similar covering or lining elements specially adapted for being adhesively fixed to the wall; Fastening means therefor; Fixing by means of plastics materials hardening after application
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E04F13/0833Separate fastening elements without load-supporting elongated furring elements between wall and covering elements not adjustable
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16B11/00Connecting constructional elements or machine parts by sticking or pressing them together, e.g. cold pressure welding
    • F16B11/006Connecting constructional elements or machine parts by sticking or pressing them together, e.g. cold pressure welding by gluing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一次ファスナーと二次ファスナーとからなる
連結具であって、一次ファスナーは、底板と管とその管
の壁に接着剤注入口を有し、二次ファスナーは、底板と
棒状体とその棒状体の外表面に連続した溝を有し、か
つ、上記二次ファスナーの棒状体の外径が上記一次ファ
スナーの管の内径よりも大きいかもしくは同等であるこ
とを特徴とする連結具。 【効果】 二次ファスナーの棒状体の外径が一次ファス
ナーの管の内径よりも大きいかもしくは同等であるが、
熱可塑性樹脂の弾性、反発力を利用することによって、
二次ファスナーの棒状体を一次ファスナーの管に押し込
むことができ、また仮止めすることができる。また、ワ
ンタッチで取り付けが可能である、熟練工でなくとも取
り付けることができる、取り付けスピードが従来のもの
より数倍速い、安全性に優れている、などの顕著な効果
がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重たい物質を固定した
り、また相互に連結するための一次ファスナーと二次フ
ァスナーとからなる熱可塑性樹脂を用いた連結具に関す
る。本発明は、重たい材料、例えば板状、パネル状、ブ
ロック状の石、疑石、大板タイルなどの材料を、固定し
たり、また相互に連結するのに特に有用な一次ファスナ
ーと二次ファスナーとからなる熱可塑性樹脂を用いた連
結具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、板状、パネル状の石、疑石、
大板タイルなどの重たい材料を壁面などに張り付けるに
は、圧着工法、乾式工法および半湿式工法があり、これ
らの工法が永年にわたって採用されて現在に至ってい
る。
【0003】これらの従来工法は、コスト的にも比較的
高く、工期も長くかかる上、熟練工を必要とするなどの
問題点があったので、先に、「タイル状板材を張り付け
る工法において、下地側に滑動自在な連結部材を配置
し、板材側には相対する2辺に沿って設けられた案内部
材上を滑動自在な連結部材を配置して、当該連結部材を
互いに連結することを特徴とする板材張付け工法」を要
旨とする技術(以下ファスナー工法という)を開発し、
出願を行った。この工法は、熟練工でなくとも取り付け
ることができること、取り付けスピードが従来のものよ
りも数倍速いこと、安全性にきわめて優れているなどの
点で優れた新しい工法である。
【0004】しかしながら、この工法で使用する連結具
は、どのようなものでもよく、いまだ格別の連結具がな
いため、この工法のメリットを最大限に発揮するまでに
は至らなかった。
【0005】そこで、本発明者らは、この工法のメリッ
トをさらに拡大するため、この工法に用いる連結具につ
いて検討を重ねていたところ、これまでにない全く新し
い特殊な形状、構造をもつ連結具を見出すに至った。そ
して、さらに、この連結具は、この工法以外でも、一般
に、材料を固定したり、また相互に連結するのに有用で
あることも判り、本発明を完成するに至った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、ファスナー工法のメリットを最大限に発揮する
ための新しい一次ファスナーと二次ファスナーとからな
る連結具を提供するものであり、また、この工法以外で
も、一般に、材料を固定したり、また相互に連結するこ
とのできる新しい一次ファスナーと二次ファスナーとか
らなる連結具を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の一次
ファスナーと二次ファスナーとからなる連結具は、以下
のとおりである。 1. 一次ファスナーと二次ファスナーとからなる連結
具であって、一次ファスナーは、底板と熱可塑性樹脂の
管とその管の壁に接着剤注入口を有し、二次ファスナー
は、底板と棒状体とその棒状体の外表面に連続した溝を
有し、かつ、上記二次ファスナーの棒状体の外径が上記
一次ファスナーの管の内径よりも大きいかもしくは同等
であることを特徴とする連結具。 2. 二次ファスナーの棒状体の材料が、熱可塑性樹
脂、金属または熱硬化性樹脂から選ばれる上記1項記載
の連結具。 3. 一次ファスナーおよび二次ファスナーの底板の材
料が、熱可塑性樹脂、金属または熱硬化性樹脂から選ば
れる上記1項記載の連結具。
【0008】4. 一次ファスナーと二次ファスナーと
からなる連結具であって、一次ファスナーは、底板と管
とその管の壁に接着剤注入口を有し、二次ファスナー
は、底板と熱可塑性樹脂の棒状体とその棒状体の外表面
に連続した溝を有し、かつ、上記二次ファスナーの棒状
体の外径が上記一次ファスナーの管の内径よりも大きい
かもしくは同等であることを特徴とする連結具。 5. 一次ファスナーの管の材料が、熱可塑性樹脂、金
属または熱硬化性樹脂から選ばれる上記4項記載の連結
具。 6. 一次ファスナーおよび二次ファスナーの底板の材
料が、熱可塑性樹脂、金属または熱硬化性樹脂から選ば
れる上記4項記載の連結具。
【0009】7. 熱可塑性樹脂が結晶性の熱可塑性樹
脂である上記1項または4項記載の連結具。 8. 熱可塑性樹脂がポリアミド系樹脂、ポリブチレン
テレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹
脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリアセタール
樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、などの
樹脂から選ばれる上記1項または4項記載の連結具。 9. 一次ファスナーの管の片端が閉口しており、二次
ファスナーの棒状体がその軸心部に連通した孔を有する
上記1項または4項記載の連結具。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
一次ファスナーと二次ファスナーとからなる連結具は、
一次ファスナーの管または二次ファスナーの棒状体の材
料が熱可塑性樹脂であることが必要である。
【0011】本発明の連結具は、熱可塑性樹脂の弾性お
よび反発力を巧みに利用するものである。すなわち、後
記するように、二次ファスナーの棒状体の外径が一次フ
ァスナーの管の内径よりも大きいかもしくは同等である
が、熱可塑性樹脂の弾性、反発力を利用することによっ
て、二次ファスナーの棒状体を一次ファスナーの管に押
し込むことができ、また、仮止めしたり、位置決めした
りすることができる。仮止めは、一次ファスナーと二次
ファスナーが接着されるまで充分な強度を持続し、保持
する必要がある。また、位置決めは、ある程度の力では
一次ファスナーが二次ファスナーから抜けないが、それ
以上の力では抜ける必要がある。
【0012】本発明の連結具が連結した後は、接着前後
を問わず、連結具に常に大きな荷重(例えば、曲げ応力
など)がかかっているので、その大きな荷重に充分耐え
うる樹脂でなければならない。このため、熱可塑性樹脂
としては、耐クリープ性の優れた熱可塑性樹脂であるこ
とが好ましく、したがって、結晶化度の高いいわゆる結
晶性ポリマーとよばれる熱可塑性樹脂であることが好ま
しい。
【0013】また、上記した熱可塑性樹脂に、ガラス繊
維、カーボン繊維、黒鉛繊維などの無機繊維、金属繊
維、アラミドなどの有機繊維、ウオラストナイトなどの
補強材を加えて熱可塑性樹脂を強化することが可能であ
り、このように強化することは一般に好ましいものであ
る。
【0014】本発明に用いられる熱可塑性樹脂として
は、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブ
チレンテレフタレート樹脂等の芳香族ジカルボン酸とジ
オールなどからなる芳香族ポリエステル、ポリエチレン
ナフタレート樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリメチルメタクリレー
ト樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリアリレート樹
脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリサルホン樹
脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリフェニレンサル
ファイド樹脂、ポリスチレン系樹脂、AS樹脂、ABS
樹脂、フッ素樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリエチ
レン、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン樹脂等が
挙げられる。
【0015】特に好ましい樹脂としては、結晶性樹脂で
あるポリアミド系樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹
脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリフェニレン
サルファイド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリエチレン
樹脂、ポリプロピレン樹脂、などの樹脂である。さら
に、本発明では、一次ファスナーおよび二次ファスナー
に他の材料を積層して補強することもできる。
【0016】本発明の一次ファスナーは、底板と管を有
していることが必要である。一次ファスナーの管は所定
の長さをもち、また管の内径は、二次ファスナーの棒状
体の外径よりも小さいかもしくは同等である。その管の
孔の中に二次ファスナーの棒状体が押し込まれることに
なる。
【0017】二次ファスナーの棒状体が押し込まれる際
には、一次ファスナーの管の反対側の末端部(4)が開
口しているので、その末端部から空気が抜けることにな
る。この反対側の末端部が塞がっている状態では空気が
抜けないので、二次ファスナーを一次ファスナーの管の
中に押し込むことはできない。したがって、本発明の一
つは、一次ファスナーの管の反対側の末端部が開口また
は開放されていることが必要である。
【0018】もう一つの発明として、上記した反対側の
末端部が塞がっている状態であっても、二次ファスナー
の棒状体の中心部または内部に連続した孔を設け、その
孔から空気を排出しつつ二次ファスナーの棒状体を一次
ファスナーの管の中に押し込むこともできる。上記した
2つの発明から理解できるように、いずれにしても、一
次ファスナーの管の中にぴったりと二次ファスナーの棒
状体が押し込まれるためには、一次ファスナーの管の中
に存在する空気を抜くための空気の出口が必要である。
【0019】本発明の一次ファスナーは、管の管壁に接
着剤注入口を有していることが必要である。接着剤注入
口は、管壁に設けられており、その接着剤注入口から、
一次ファスナーと二次ファスナーとを接着するための接
着剤が注入されることになる。
【0020】接着剤注入口の形状、構造としては、一次
ファスナーの管の中にぴったりと押し込まれた二次ファ
スナーの棒状体の後記する連続した溝に、接着剤が充分
注入されるようなものであればよく、特にその形状、構
造は問わない。上記した連続した溝に接着剤を充分注入
させるには、非常に高い圧(絶対圧で1〜3kgもしく
はそれ以上)がかかることが判り、実際には塩ビなどの
チューブを用いて圧入するのがよいことが判った。
【0021】したがって、接着剤注入口の形状、構造と
して好ましいのは、図1〜2および図3に示すように、
一次ファスナーの管壁から接着剤注入口が凸状に飛び出
ている形状、構造のものである。このチューブを固定す
る凸状部の長さは、短くてもよい。また特に形状を制限
するものではない。
【0022】一次ファスナーと二次ファスナーとを接着
するのに用いる接着剤は、前記した棒状体の外表面に設
けられた連続した溝の全周に接着剤が充分回ることが重
要であり、そのためには粘度の低い接着剤であることが
重要である。また強度、耐久性、耐熱性、耐水性などの
特性にも優れていることも重要である。このような要求
性能に加え、さらに一次ファスナーおよび二次ファスナ
ーに用いる熱可塑性樹脂または金属の種類、支える対象
物の重量、工事の状況などを考慮して、適当な接着剤を
選択するべきである。熱可塑性樹脂の場合はエポキシ
系、シアノアクリレート系、ニトリルゴム系、シリコン
ゴム系が好ましく、ポリオキシメチレン樹脂、ポリブチ
レンテレフタレート樹脂、ポリフェニレンサルファイド
樹脂、等の場合はエポキシ系、シアノアクリレート系が
好ましい。本発明者らの試験結果によると、接着剤とし
て2液性のエポキシ系接着剤が上記した要求性能を満足
し、最も優れた結果を示した。
【0023】本発明の二次ファスナーは、棒状体の外表
面に連続した溝を有していることが必要である。上記棒
状体の外表面に連続した溝を有しているとは、溝に接着
剤が充填された際、その接着剤が棒状体の外表面にある
溝を連続して回ることを意味する。このような意味で、
具体的な形状としてはラセン溝であるのが好ましい。こ
のような溝とすることによって、圧をかけた状態で空気
が抜け、また充填された接着剤と一次ファスナーとの間
の接着面積を大きくとることができる。このように、本
発明では、溝の中で接着剤が回りながら流れる必要があ
り、溝がつながるように連続していなければならない。
【0024】外表面に連続した溝を有する棒状体の断面
は、図4、5に示すように、断面が円形であってもよい
し、また図示していないが多角形であってもよい。断面
形状の如何を問わず、溝の中で接着剤が充填された状態
で二次ファスナーの棒状体の外表面を接着剤が連続して
流れればよい。
【0025】また、前記したように、二次ファスナーの
棒状体の中心部または内部に連続した孔を設ける場合
は、一次ファスナーの管の末端部が塞がっている状態で
あっても、また開口している状態であっても、一次ファ
スナーの管の中に二次ファスナーの棒状体を押し込むこ
とができるが、このような連続した孔を二次ファスナー
の棒状体の中心部に設ける場合は、熱可塑性樹脂中にガ
ラス繊維などを配合して成形する場合、熱可塑性樹脂中
に存在する繊維などの配向を高めるのに効果的である。
【0026】本発明の連結具は、一次ファスナーが、所
定の長さをもつ管を有しており、また二次ファスナーの
棒状体も、所定の長さを有しているので、例えば、コン
クリートの上に上記結合具を用いてパネルを張り付ける
際、下地のコンクリートが必ずしも平らでなく(通常、
真っ直ぐではない)とも、上記結合具の長さを微調整
し、任意の長さのところで止めてパネルの仕上面を矯正
しつつ張り付けることができる。
【0027】
【実施例】以下に、図面を参照しながら、本発明の1実
施例について、具体的に説明をする。この実施例は、前
記したファスナー工法を採用して、石のパネル(600
×600×15)を下地コンクリートの上に張り付けた
例である。その概略を図6および図7に示している。た
だし、図7では、理解を容易にするため、張り付けられ
たパネルを点線で表わしている。図7において、10お
よび11はアルミニウムのレール、13は一次ファスナ
ーおよび二次ファスナーの緊結部位、また点線で囲まれ
ている14はパネルを表している。
【0028】まず、熱可塑性樹脂としてポリブチレンテ
レフタレート(PBT)樹脂を用い、射出成型によっ
て、図1〜2および図4〜5に示すような一次ファスナ
ーおよび二次ファスナーをそれぞれ作製した。一次ファ
スナーは、底板(1)30×40×5mm、管(2)の
外径13mm、管の内径9mm、管の長さ(末端部
(4)からの長さ)20mm、接着剤注入口(3)の長
さ8mm、接着剤注入口の内径1.5mmであった。ま
た、二次ファスナーは、底板(6)30×40×5m
m、棒状体(7)の外径9.1mm(棒状体表面の連続
した溝(8)(ラセン溝)を含む)、棒状体の孔(9)
2.7mmの径であった。
【0029】コンクリートの壁に、アルミニウムのレー
ル(10)をレールが水平になるようにアンカー(1
2)で固定した。そして上記した一次ファスナーの底板
(1)をレール(10)に挿入して、一次ファスナーが
レール(10)中で自由に水平に滑動することができる
ようにした。一方、石材側にも、パネル(14)に、ア
ルミニウムのレール(11)をレールが垂直になるよう
に接着剤で固定した。そして上記した二次ファスナーの
底板(6)をレール(11)に挿入して、二次ファスナ
ーがレール(11)中で自由に垂直に滑動することがで
きるようにした。
【0030】次いで、一次ファスナーと二次ファスナー
とを互いに連結して、仮止めを行った。仮止め前後の状
態を図6に示す。図6は、一次ファスナーと二次ファス
ナーとが連結されている状態およびまだ連結されていな
い状態の2種の態様を示している。
【0031】また、一次ファスナーと二次ファスナーと
の全体の連結状態を図7に示している。図7では、一次
ファスナーおよび二次ファスナーの緊結部位を符号13
で示した。図7からも明らかなように、緊結部位(1
3)は、X方向、Y方向およびR回転共に自由自在にう
ごくのでワンタッチで取り付けが可能である。また、Z
方向においても下地面と仕上げ面方向にスライドするの
で仕上げ面調整も簡単にすることができることが判る。
調整完了後、塩ビのパイプを用いて、一次ファスナーの
接着剤注入口(3)から2液性のエポキシ系接着剤を5
秒間圧入し、エイジングの後、固定を完了した。
【0032】
【発明の効果】二次ファスナーの棒状体の外径が一次フ
ァスナーの管の内径よりも大きいが、熱可塑性樹脂の弾
性、反発力を利用することによって、二次ファスナーの
棒状体を一次ファスナーの管に押し込むことができ、ま
た仮止めすることができる。また、ワンタッチで取り付
けが可能である。熟練工でなくとも取り付けることがで
きる、取り付けスピードが従来のものよりはるかに速
い、安全性に優れている。下地面と仕上げ面方向にスラ
イドできるので、仕上げ面調整も簡単にすることができ
る。下地面が必ずしも平らではなくとも、結合具の長さ
を微調整し、任意の長さのところで止めてパネルを矯正
しつつ張り付けることができる。また、本発明の結合具
によって、安価にできる、プラスチックの弾性が利用で
きる、結晶性ポリマーを使うことにより、長期寿命が保
てる、軽量化がはかれるなどのメリットがあるので、一
般の結合具としてもきわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一次ファスナーを拡大して示した側面
図である。
【図2】本発明の一次ファスナーを拡大して示した正面
図である。
【図3】本発明の一次ファスナーの他の態様を示す側面
図である。
【図4】本発明の二次ファスナーを拡大して示した側面
図である。
【図5】本発明の二次ファスナーを拡大して示した正面
図である。
【図6】本発明の一次ファスナーおよび二次ファスナー
からなる連結具の結合の状態を説明する説明図である。
【図7】本発明の一次ファスナーおよび二次ファスナー
からなる連結具を適用例の1つであるファスナー工法に
適用した例を示す説明図である。
【符号の説明】
1.一次ファスナーの底板 2.管 3.接着剤注入口 4.管の末端部 5.接着剤注入口の孔 6.二次ファスナーの底板 7.棒状体 8.連続した溝 9.棒状体の孔 10.レール 11.レール 12.アンカー 13.一次ファスナーおよび二次ファスナーの緊結部位 14.パネル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次ファスナーと二次ファスナーとから
    なる連結具であって、一次ファスナーは、底板と熱可塑
    性樹脂の管とその管の壁に接着剤注入口を有し、二次フ
    ァスナーは、底板と棒状体とその棒状体の外表面に連続
    した溝を有し、かつ、上記二次ファスナーの棒状体の外
    径が上記一次ファスナーの管の内径よりも大きいかもし
    くは同等であることを特徴とする連結具。
  2. 【請求項2】 二次ファスナーの棒状体の材料が、熱可
    塑性樹脂、金属または熱硬化性樹脂から選ばれる請求項
    1記載の連結具。
  3. 【請求項3】 一次ファスナーおよび二次ファスナーの
    底板の材料が、熱可塑性樹脂、金属または熱硬化性樹脂
    から選ばれる請求項1記載の連結具。
  4. 【請求項4】 一次ファスナーと二次ファスナーとから
    なる連結具であって、一次ファスナーは、底板と管とそ
    の管の壁に接着剤注入口を有し、二次ファスナーは、底
    板と熱可塑性樹脂の棒状体とその棒状体の外表面に連続
    した溝を有し、かつ、上記二次ファスナーの棒状体の外
    径が上記一次ファスナーの管の内径よりも大きいかもし
    くは同等であることを特徴とする連結具。
  5. 【請求項5】 一次ファスナーの管の材料が、熱可塑性
    樹脂、金属または熱硬化性樹脂から選ばれる請求項4記
    載の連結具。
  6. 【請求項6】 一次ファスナーおよび二次ファスナーの
    底板の材料が、熱可塑性樹脂、金属または熱硬化性樹脂
    から選ばれる請求項4記載の連結具。
  7. 【請求項7】 熱可塑性樹脂が結晶性の熱可塑性樹脂で
    ある請求項1または4記載の連結具。
  8. 【請求項8】 熱可塑性樹脂がポリアミド系樹脂、ポリ
    ブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレ
    ート樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリアセ
    タール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、
    などの樹脂から選ばれる請求項1または4記載の連結
    具。
  9. 【請求項9】 一次ファスナーの管の片端が閉口してお
    り、二次ファスナーの棒状体がその軸心部に連通した孔
    を有する請求項1または4記載の連結具。
JP6114053A 1994-04-28 1994-04-28 連結具 Pending JPH07300972A (ja)

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JP6114053A JPH07300972A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 連結具

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JP6114053A JPH07300972A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 連結具

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JP6114053A Pending JPH07300972A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 連結具

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