JPH07300788A - 乾燥部 - Google Patents

乾燥部

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Publication number
JPH07300788A
JPH07300788A JP4034450A JP3445092A JPH07300788A JP H07300788 A JPH07300788 A JP H07300788A JP 4034450 A JP4034450 A JP 4034450A JP 3445092 A JP3445092 A JP 3445092A JP H07300788 A JPH07300788 A JP H07300788A
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JP
Japan
Prior art keywords
drying
ribbon
support belt
suction roll
group
Prior art date
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Pending
Application number
JP4034450A
Other languages
English (en)
Inventor
Wilfried Kraft
クラフト ヴィルフリ−ト
Hans-Peter Sollinger
ペ−タ− ソリンガ− ハンス−
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JM Voith GmbH
Original Assignee
JM Voith GmbH
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Publication date
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Publication of JPH07300788A publication Critical patent/JPH07300788A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G9/00Other accessories for paper-making machines
    • D21G9/0063Devices for threading a web tail through a paper-making machine
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F5/00Dryer section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F5/02Drying on cylinders
    • D21F5/04Drying on cylinders on two or more drying cylinders
    • D21F5/042Drying on cylinders on two or more drying cylinders in combination with suction or blowing devices

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】特に作業速度が極めて大きい製紙機において、
支持ベルトの摩耗ができる限り減少されるよう、公知の
乾燥部を改良する。 【構成】乾燥すべき紙リボン9の両面が、順次に、乾燥
シリンダに接触する。リボン9が第1乾燥スクリ−ンか
ら第2乾燥スクリ−ンに移行する個所には、常に、乾燥
スクリ−ン10,20の間に間隔aが存在する。第1支
持ベルト10は、最後の方向変更吸引ロ−ル24から距
離Dだけ離して設けた補足案内ロ−ル30を介して、第
2乾燥グル−プの第1方向変更吸引ロ−ル24aに対向
して走行する。ロ−ル30は、乾燥スクリ−ン10とと
もに流入する空気境界層を押して乾燥スクリ−ンを通過
させ、かくして、リボン9は第2乾燥スクリ−ン20へ
方向変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドイツ実用新案900
1209.7(包帯:P4698)から公知で請求項1
のプレアンブルに記載の特徴を有する乾燥部に関する。
この種の乾燥部の目的は、特に作業速度を極めて大きく
設計した製紙機において、繊維材料リボン(例えば、紙
リボン)を乾燥することにある。最高作業速度は、約
1,500m/分以上である。上記目的の達成のため、
支持ベルトを多孔性乾燥スクリーンとして構成し、方向
変更ロールは、支持ベルトとリボンとが一緒に1つの乾
燥シリンダから次の乾燥シリンダへ走行する際にリボン
を支持ベルトに保持する吸引ロールとして構成する。
【0002】
【従来の技術】上述の実用新案の場合、第1乾燥グルー
プから第2乾燥グループにを移行するため、下記の構成
を採用する。即ち、第2乾燥グループの第1方向変更吸
引ロールは、取出吸引ロールの機能を有する。第1乾燥
グループの支持ベルトは、最後の方向変更吸引ロールの
まわりを走行し、次いで、第2乾燥グループの支持ベル
トを案内する取出吸引ロールの周面に接して走行する。
走行方向へ見て取出吸引ロールの前において、2つの支
持ベルトは、約2〜30°のいわゆる収斂角度をなす。
この構成は、同じく取出吸引ロールが設けてあり、上記
取出吸引ロールの前で、双方の支持ベルトが相互に平行
にいっしょに走行し、リボンが双方の支持ベルトの間に
ある形式の公知の構成よりも好適である。上記の平行案
内の場合、双方のベルトがある程度の速度差で走行する
場合に特に、未だ湿った状態のリボン損傷も招く負荷を
受ける危険性がある。
【0003】上記実用新案の場合、第2乾燥グループの
支持ベルトは、取出吸引ロールの周面の小部分におい
て、第1乾燥グループの支持ベルトと接触する。即ち、
第1乾燥グループの支持ベルトは、取出吸引ロールの周
面の小さいセクタに巻掛けられる。更に、製紙機の運転
中に巻掛角度を変更可能に構成することが提案されてい
る。かくして、確実に、即ち、摩耗の恐れなく、1つの
乾燥グループの支持ベルトから次の乾燥グループの支持
ベルトにリボンを移行できる。これは、上述の極めて高
速の作業条件にも当てはまる。必要に応じて、上記巻掛
角度をゼロとすることもできる。更に、公知の乾燥部の
場合、1つの乾燥グループの走行中に、一時的に、別の
乾燥グループを停止しなければならない。この場合、引
離吸引ロールにおいて、一時的に、2つの支持ベルトの
間の間隔を調節する。
【0004】上述の乾燥部は実際に使用されているが、
更に、改善が望まれる。公知の乾燥部の欠点を以下に示
す。即ち、正常運転中に紙リボンが引裂けた場合(引裂
を完全に避けられることは不可能である)、双方の支持
ベルトは、一時的に直接に接触した状態において、引出
吸引ロールを介して走行する。この場合、双方の支持ベ
ルトの同時走行路は極めて短く、上記運転状態の継続時
間は、一般に、極めて短いが、(既述の如く乾燥スクリ
ーンとして構成された)双方の支持ベルトの一時的な相
互接触は、支持ベルト外面に若干の摩耗を誘起すると思
われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、これまでに観察された支持ベルトの摩耗ができる限
り減少されるよう、冒頭に述べた公知の乾燥部を改良す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、請求項1に
開示の特徴によって解決される。
【0007】本発明は、主として、用紙リボンが上記2
つの乾燥グループの間で1つの支持ベルトから別の支持
ベルトに移行する個所において、双方の支持ベルトの直
接的接触を避け、しかも、リボンを確実に、即ち、引裂
の危険性なく1つの乾燥グループから次の乾燥グループ
に移行できると云う知見にもとづく。このため、公知の
乾燥部とは異なり、リボンのために短い自由走行路を設
ける。
【0008】
【作用】本発明にもとづき、すべての運転状態におい
て、即ち、紙リボンが正しく走行する正常運転中も紙リ
ボンのない暫定的段階(例えば、始動中または紙リボン
の引裂後)でも、常に、連続の乾燥グループの2つの支
持ベルトの間に間隔が存在する。即ち、2つの支持ベル
トが接触することは全くないので、従来の摩耗原因は排
除される。
【0009】同時に、別の利点が得られる。即ち、紙リ
ボンの既述の自由走行路は、極めて短いにも拘らず、第
1乾燥グループの走行時に紙リボンに生ずる応力を消失
するのに十分である。通常の駆動調節装置によって、双
方の支持ベルトの間の速度差が所定の小さい数値に正確
に調節できるので、特に、場合によっては紙リボンに生
ずる縦方向応力を適切に制御でき、場合によっては減少
できる。しかも、紙リボンに場合によっては生ずる横方
向応力も本発明に係る構造によって減少できる。 第1
支持ベルトから第2支持ベルトへの支持ベルトの移行
は、従来と同様、第2乾燥グループの第1方向変更吸引
ロールの範囲において行われる。2つの支持ベルトの間
には常に間隔が存在するので、この第1方向変更吸引ロ
ールは、従来とは異なり取出吸引ロールの機能を有して
おらず、即ち、第1支持ロールを紙リボンを能動的に受
取ることはできない。本発明にもとづき、その代わり
に、第1支持ベルトのループ内には、空気を第1支持ベ
ルトを介して圧入し、かくして、流入するリボンを第1
支持ベルトから引離し、第2支持ベルトの方向へ方向変
更するリボン引離装置を設ける。かくして、リボンは、
第1方向変更吸引ロールの負圧によって吸引され、従来
と同様、第2乾燥グループによって案内される。
【0010】本発明の複数の有利な実施例を従属請求項
に開示した。上記実施例にもとづき、リボン分離装置
は、例えば、ブローゾーンの形で、第1乾燥グループの
最終の方向変更吸引ロールに組込むことができる。上記
ブローゾーンは、支持ベルトが方向変更吸引ロールから
離れる周面部分に設けるのが好ましい。この場合、一般
に、第1乾燥グループの最後の方向変更吸引ロールと第
2乾燥グループの第1方向変更吸引ロールと第2乾燥グ
ループの第1方向変更吸引ロールとの間には、リボン走
行方向へ比較的短い間隔を設ける。従って、紙リボン
は、第2支持ベルトが方向変更吸引ロールに巻掛けられ
るロール周面部分においてまたは上記周面部分からある
程度前方へ離れた個所において第2支持ベルトに移行す
る。この構成は、紙リボンの応力の上記の消失がそれ程
重要でない製紙機に特に好適である。
【0011】引離装置の別の有利な実施例の場合、下記
の方策を探る。即ち、第1乾燥グループの最後の方向変
更吸引ロールの後方に若干離して、第1支持ベルトの内
面に、空気境界層方向変更装置が設けてある。この装置
は、支持ベルトの内面によって案内される空気境界層を
押して多孔性支持ベルトを通過させ、かくして、紙リボ
ンを支持ベルトから分離する。即ち、この場合、リボン
走行方向へ、第1乾燥グループの最後の方向変更吸引ロ
ールと第2乾燥グループの第1方向変更吸引ロールとの
間に比較的大きい間隔を設ける。かくして、第1支持リ
ボンおよびこのリボンに支持された紙リボンのために、
最後の方向変更吸引ロールとリボン引離装置との間に比
較的長い直線の自由走行路が存在する。この直線走行路
は、一方では、十分な空気境界層を形成するために必要
であり、他方では、この直線走行路は、紙リボンの応力
に補助的に消失するのに利用できる。紙リボンは、上記
自由走行路において第1支持ベルトによって案内される
が、例えば、方向変更吸引ロールの周面範囲における如
く、支持ベルトに附着固定されることはない。即ち、紙
リボンは、上記直線走行路において、すでに、僅かに収
縮できるので、応力が消失される。かくして、更に、次
の紙自由走行路において応力消失が行われる。
【0012】
【実施例】図示の実施例を参照して以下に本発明を詳細
に説明する。
【0013】図1〜3において、乾燥すべき紙リボン9
(部分的に破線で示した)は、乾燥部を左から右へ走行
する。第1乾燥グループは、4つの加熱可能な上部乾燥
シリンダ11〜14と、4つの下部方向変更吸引ロール
21〜24(以下では、“吸引案内ロール”と呼ぶ)と
を含む。紙案内ロール8は、プレス部7から好ましくは
乾燥スクリーンとして構成されたエンドレスの第1支持
ベルト10に紙リボンを移行する。支持ベルトは、先
ず、必要に応じて吸引ロールとして構成できる案内ロー
ル19aを介して走行する。紙リボン9に、支持ベルト
10とともに、乾燥グループを蛇行して走行し、即ち、
交互に乾燥シリンダ11〜14の1つおよび吸引案内ロ
ール21〜24の1つを介して走行する、支持ベルト1
0は、最後の吸引案内ロール24から複数の通常のベル
ト案内ロール19を介して第1ベルト案内ロール19a
にもどる。
【0014】各乾燥シリンダ11〜14の引離個所にお
いて、シリンダ周面と隣接の吸引案内ロール(例えば、
21)の周面との間の間隔Aは極めて小さい(30〜1
00mm)。かくして、リボンは、シリンダ表面に接着さ
れず、支持ベルト10に直ちに追従する。このために、
吸引案内ロールの吸引ゾーン21′が役立つ、上記吸引
ゾーンは、支持ベルト10が吸引案内ロールに移行する
個所において、非巻掛範囲に延長されている。かくし
て、支持ベルトによって移送される空気境界層を吸引で
きる。吸引ゾーン21′は、吸引案内ロールの内部に設
けた位置不変の吸引ボックスから形成するのが好まし
い。一方、限定された吸引ゾーンおよびボックスのない
吸引ロールを使用することもできる。即ち、全ロール周
面が均一に吸引される。隣接シリンダの間の吸引案内ロ
ールの非対称配置を図示した。対称的配置も可能であ
る。
【0015】第2乾燥グループは、複数の下部乾燥シリ
ンダ(例えば、15〜27)および複数の上部乾燥シリ
ンダ(24aおよび、例えば、25〜27)を含む。第
2支持ベルト20は、上記乾燥クループ(部分的に示し
た)を介して走行し、最後の吸引案内ロールから複数の
通常のベルト案内ロール29を介して第1吸引案内ロー
ル24aにもどる。上記第1吸引案内ロール24aの範
囲において、紙リボン9は第1支持ベルト10から第2
支持ベルト20に移行する。
【0016】第1乾燥グループにおいて、紙リボンの
“第1面”(図示の実施例では下面)は乾燥シリンダ1
1〜14に接触する。一方、第2乾燥グループでは、リ
ボン9の“第2面”(下面)が乾燥シリンダ15〜17
(図2,3の15〜18)に接触する。図示の実施例と
は異なり、プレス部7と第1乾燥グループ(シリンダ1
1〜14)との間には、上部シリンダと下部吸引案内ロ
ールとを有する少くとも1つの補助乾燥グループを設け
ることができる。第2乾燥グループの後方には、少くと
も1つの別の乾燥グループおよびまたは平滑化機構また
はノリ付けプレスを設けることができる。
【0017】乾燥シリンダ11〜17には、スクレーパ
32を設けることができる。即ち、吸引案内ロール21
〜27の範囲に、空気ブローボックス33(図1には1
つだけ示した)を設けることができる。
【0018】すべての実施例において、紙リボン9が第
1支持ベルト10から第2支持ベルト20に移行する個
所には、常に、双方の支持ベルトの間に間隔aが存在す
る。この間隔は、例えば、30〜100mmであってよ
い。即ち、紙リボン9のために、短い自由走行路が存在
する。この自由走行路において、紙リボンに場合によっ
ては存在する縦方向応力を消失または減少できる。これ
は、一方では、紙製品の品質向上に役立ち、他方では、
紙リボンが次の乾燥グループおよび製紙機の別のセクシ
ョンを介して走行する際の引裂の危険性の減少に役立
つ。更に、双方の支持ベルト10,20が、全く接触し
ないことが肝要である。かくして、摩耗が減少され、従
って、支持ベルトの寿命が延長される。
【0019】双方の吸引案内ロール24,24aを−第
1支持ベルト10から第2支持ベルト20への紙移行の
範囲に−設けることによって、双方の隣接の乾燥シリン
ダ14,15の巻掛角度は、残余の乾燥シリンダ12,
13,16,17の場合と同様に大きくなる。かくし
て、上記乾燥シリンダ14,15においても、乾燥すべ
きリボンに多量の熱が伝達される。一方、リボンが乾燥
シリンダ14から乾燥シリンダまで直接に直線路を走行
する形式の別の構成では、このような熱伝達はなされな
い。
【0020】図1に示した如く、第1乾燥グループの最
後の案内ロール24は、幾分小さい吸引ゾーン4aおよ
び(支持ベルト10の移行範囲の)ブローゾーン4bを
有する。ブローゾーンは、紙引離装置として役立ち、ロ
ールの有孔周面および第1支持ベルト10を介して空気
をブローして、紙リボンを第1支持ベルト10から引離
し、第2支持ベルト20に押しつける。図4に示した如
く、吸引ゾーン4aは、中央の主要ゾーン4cと運転側
の縁ゾーン4dとに分割できる。縁ゾーンには、常にま
たは間欠的に(例えば、リボンの縁ストリップを乾燥部
に挿入する際に)、主要ゾーン4cよりも大きい負圧を
設定できる。ロールの対向端に、同じく、縁ゾーン4e
を設けることができる。同様に、ブローゾーン4bを中
央ゾーン4fおよび1つまたは2つの縁ゾーン4g,4
hに分割できる。ある種の紙質の場合は、縁ブローゾー
ン4g,4hを設けるだけでよく、即ち、中央ゾーン4
fは不要である。
【0021】第1支持ベルトが最後の吸引案内ロール2
4から離れる個所と第2支持ベルトの20が第1吸引案
内ロール24aに移行する個所との間の距離Cは、比較
的小さく、吸引案内ロールの径にほぼ等しいか、この径
よりも小さい。図面から明らかな如く、双方の支持ベル
トはロール24,24aの間を平行に走行する。しかし
ながら、必要な場合には、双方の支持ベルトは平行でな
く、例えば、相互に収斂してもよい(図2または3参
照)。
【0022】図2の場合、ブローゾーン(図1の4b)
の代わりに、下記の構成が採られている。即ち、第1支
持ベルト10は、補足の案内ロール30を介して、第2
乾燥グループの第1吸引案内ロール24aに対向して走
行する。第1支持ベルト10が最後吸引案内ロール24
から離れる個所と支持ベルト10が補足案内ロール30
に移行する個所との間には、長さDの自由走行路存在す
る。この長さDは、特に、製紙機の作業速度に依存して
選択する。長さDの設計時の観点は、支持ベルト10の
内面には、ロール24,30の間に、十分な境界空気層
が形成されなければならないと云う点にある。即ち、形
成された上記境界空気層は、次いで、案内ロール30に
よって押されて多孔質支持ベルト10を通過し、第1支
持ベルト10からリボン9を分離するのに役立つ。この
ため、第1支持ベルト10の1点の上記自由走行路の走
行時間が少くとも0.02sec.であるよう、長さDを設
計する。別の観点は、紙リボン9に、上記自由走行路に
おいてすでに、応力を消失する条件が与えられる点にあ
る。このため、約0.05〜0.15sec.の時間が必要
である。正確な数値は紙質に依存する。一般に、長さD
は1mまたは2mで十分である。長さDの上記自由走行
路において、紙リボンの応力が消失される場合、上記自
自由走行路に、リボン9を支持ベルト10に固定する吸
引装置を設ける必要はない。補足案内ロール30に対す
る支持ベルト10の巻掛角度は、実線および(別の態様
として)鎖線10′で示した如く、異なっていてよい。
【0023】製紙機の始動時、即ち、運転側のリボン縁
ストリップを乾燥部に挿入する場合、縁ストリップの先
端を補助ブローノズル31によって第1支持ベルト10
から第2支持ベルト20に確実に移行できる。製紙機の
ドライブ側にもこの種のブローノズルを設けることがで
きる。
【0024】図3の実施例は、補足案内ロール(図2の
30)の代わりに位置不変のボックス40を設けた点に
おいてのみ図2と異なるにすぎない。このボックスは、
流入する空気境界層を案内する方向変更面3を有する。
即ち、この方向変更面3および第1支持ベルト10は、
相互に収斂する。方向変更面3は、凹に湾曲させること
ができる。ボックス40は、方向変更面3に続いて、支
持ベルト10を小さい角度だけ方向変更する小さい凸状
すべり面5を有する。ボックス40は、製紙機全巾にわ
たって延ばすことができる。別の方法として、双方のリ
ボン縁にのみ、上述の種類の比較的短いボックスを設け
ることができる。ブローノズル(図2の31)の代わり
に、ボックス40の周面3に、補足のブロー開口6を設
けることができる(図3)。
【0025】図1〜3において、第1乾燥グループの乾
燥シリンダ11〜14は、第2乾燥グループの乾燥シリ
ンダ15〜17よりも高いレベル上にある。特に図2,
3の実施例の場合、別の方策として、すべての乾燥シリ
ンダを同一レベルに配置することができる。図示の水平
なシリンダ列とは異なり、垂直なまたは傾斜したシリン
ダ列(西独公開第4,041,493号、包帯記号P4
784)を設けることもできる。
【0026】図3に2重矢印で示した如く、ボックス4
0の位置は、リボン走行方向へもこの方向に直角な方向
へも調節できる。図2に示した如く、補足案内ロール3
0の位置も同様に調節できる。しかしながら、何れの場
合も、双方の支持ベルト10,20の間には、常に、少
くとも30mmの間隔aを保持しなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】製紙機の部分である乾燥部の略側面図である。
【図2】製紙機の部分である乾燥部の略側面図である。
【図3】製紙機の部分である乾燥部の略側面図である。
【図4】図の矢印IVの方向の部分図である。
【符号の説明】
4b,30,40 リボン引離装置 9 繊維材料リボン 10 第1支持ベルト 11〜18 乾燥シリンダ 20 第2支持ベルト 21〜28 方向変更吸引ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス− ペ−タ− ソリンガ− ドイツ国 デ−7920 ハイデンハイム ゲ ルマネンシュトラ−セ 74

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維材料リボン(特に、紙リボン)の製
    造装置の乾燥部であって、 a)乾燥部が、第1乾燥グループを形成する複数の加熱
    可能な乾燥シリンダ(11〜14)と、第2乾燥グルー
    プを形成する複数の加熱可能な乾燥シリンダ(15〜1
    8)とを含み、各乾燥シリンダには少くとも1つの方向
    変更吸引ロール(21〜28)が配してあり、 b)第1乾燥グループが多孔質の第1支持ベルト(1
    0)を有し、第2乾燥グループが多孔質の第2支持ベル
    ト(20)を有し、各乾燥グループにおいて、繊維材料
    リボン(9)が、支持リボンとともに、交互に乾燥シリ
    ンダおよび方向変更吸引ロールを介して走行し、かくし
    て、繊維材料リボンは乾燥シリンダに直接に接触し、支
    持ベルトは方向変更吸引ロールに直接に接触し、 c)第1乾燥グループにおいて、第1リボン面がシリン
    ダに接触し、第2リボン面が支持ベルト(10)に接触
    し、 d)第1乾燥グループに続く第2乾燥グループにおい
    て、第2リボン面が乾燥シリンダ(15〜18)に接触
    し、第1リボン面が支持ベルト(20)に接触し、
    e)第1支持ベルト(10)が、第1乾燥グループの最
    後の乾燥シリンダ(14)の後ろで最後の方向変更吸引
    ロール(24)を介して走行し、第2支持ベルト(2
    0)が、第2乾燥グループの第1乾燥シリンダ(15)
    の前で第1方向変更吸引ロール(24a)を介して走行
    し、上記第1方向変更吸引ロールの範囲において、リボ
    ン(9)が第1支持ベルトから第2支持ベルトに移行さ
    れる形式のものにおいて; f)支持ベルト(10および20)の間には、常に間隔
    (a)が存在し、g)第1支持ベルト(10)のループ
    内には、第1支持ベルトを介して第2支持ベルト(2
    0)の方向へ空気を圧入するリボン引離装置(4b;3
    0;40)が第2乾燥グループの第1方向変更吸引ロー
    ル(24a)に対向させて設けてあることを特徴とする
    乾燥部。
  2. 【請求項2】 リボン引離装置(例えば、4b)が、リ
    ボン走行方向に関して、第2乾燥グループの第1方向変
    更吸引ロール(24a)の前に配置されていることを特
    徴とする,請求項1の乾燥部。
  3. 【請求項3】 リボン引離装置(例えば、40)が、第
    2乾燥グループの第1方向変更吸引ロール(24a)の
    周面のうち第2支持ベルト(20)が巻掛けられる部分
    の範囲に配置されていることを特徴とする,請求項1の
    乾燥部。
  4. 【請求項4】 リボン引離装置(4b)が、第1乾燥グ
    ループの最後の方向変更吸引ロール(24)に設けたブ
    ローゾーンとして構成されていることを特徴とする,請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の乾燥部。
  5. 【請求項5】 ブローゾーン(4b)が、最後の方向変
    更吸引ロール(24)の周面のうち第1支持ベルト(1
    0)を上記ロールから引離すべき部分に配置されている
    ことを特徴とする,請求項4の乾燥部。
  6. 【請求項6】 引離装置(30,40)が、第1支持ベ
    ルト(10)の内面に最後の方向変更吸引ロール(2
    4)の後ろに設けてあって支持ベルト(10)を介して
    空気境界層を押込む空気境界層方向変更装置として構成
    されていることを特徴とする,請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の乾燥部。
  7. 【請求項7】 第1支持ベルト(10)のために、第1
    乾燥グループの最後の方向変更吸引ロール(24)から
    空気境界層方向変更装置(30,40)まで自由走行路
    が設けてあり、上記自由走行路の長さ(D)が、この自
    由走行路を通過する第1支持ベルト(10)の1つの点
    の走行時間が少くとも0.02秒であるように設計され
    ていることを特徴とする,請求項6の乾燥部。
  8. 【請求項8】 自由走行路の長さ(D)が、自由走行路
    を通過する第1支持ベルト(10)の1つの点の走行時
    間が0.05〜0.15秒であるように設計されている
    ことを特徴とする,請求項7の乾燥部。
  9. 【請求項9】 空気境界層方向変更装置(30)が、第
    1支持ベルト(10)によって部分的に巻掛けられる案
    内ロールであることを特徴とする,請求項7または8の
    乾燥部。
  10. 【請求項10】 空気境界層方向変更装置(40)が、
    注入する空気境界層を案内する方向変更面(3)を有す
    る位置不動のボックスであることを特徴とする,請求項
    7または8の乾燥部。
  11. 【請求項11】 方向変更面(3)が凹状に湾曲してい
    ることを特徴とする,請求項10の乾燥部。
  12. 【請求項12】 位置不動のボックス(40)が、第1
    支持ベルト(10)を小さい角度だけ方向変更するすべ
    り面(5)を有することを特徴とする,請求項10また
    は11の乾燥部。
  13. 【請求項13】 リボン引離装置(例えば、30)に
    は、双方のリボン縁ゾーンの少くとも1つに、第1支持
    ベルト(10)を介して第2支持ベルト(20)の方向
    へ空気をブローするため補助空気ブロー装置(31)が
    設けてあることを特徴とする,請求項1〜12のいずれ
    か1項に記載の乾燥部。
  14. 【請求項14】 リボン引離装置(例えば、4b)が、
    全リボン巾にわたって延びていることを特徴とする,請
    求項1〜13の1つに記載の乾燥部。
  15. 【請求項15】 リボン引離装置(4g)が、リボン巾
    の操作側の縁範囲(即ち、リボンの挿入に使用する縁ス
    トリップの範囲)のみに延びていることを特徴とする,
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の乾燥部。
  16. 【請求項16】 リボン引離装置(4g,4h)が、リ
    ボン巾の双方の縁範囲にのみ延びていることを特徴とす
    る,請求項1〜13のいずれか1項に記載の乾燥部。
  17. 【請求項17】 双方の支持ベルト(10,20)が、
    第2乾燥グループの第1方向変更吸引ロール(24a)
    の方向への走行時、相互に平行であるか相互に収斂する
    ことを特徴とする,請求項1〜16のいずれか1項に記
    載の乾燥部。
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