JPH0730031Y2 - ペンシルポイント針 - Google Patents
ペンシルポイント針Info
- Publication number
- JPH0730031Y2 JPH0730031Y2 JP1992013677U JP1367792U JPH0730031Y2 JP H0730031 Y2 JPH0730031 Y2 JP H0730031Y2 JP 1992013677 U JP1992013677 U JP 1992013677U JP 1367792 U JP1367792 U JP 1367792U JP H0730031 Y2 JPH0730031 Y2 JP H0730031Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- pencil point
- needle
- point needle
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は脊髄麻酔または硬膜外腔
麻酔用のペンシルポイント針に関する。
麻酔用のペンシルポイント針に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のペンシルポイント針は第3図およ
び第4図に示されるごときものであり、尖端部11に続
く開口部12は鍋底部13とその中心部にあけられた開
口14から成るが、これは、図4に見るごとく、壁部を
鍋底状に針の中心軸を越えて深く削ったプロフィ−ルを
有し、その開口14の形状は楕円状であった。
び第4図に示されるごときものであり、尖端部11に続
く開口部12は鍋底部13とその中心部にあけられた開
口14から成るが、これは、図4に見るごとく、壁部を
鍋底状に針の中心軸を越えて深く削ったプロフィ−ルを
有し、その開口14の形状は楕円状であった。
【0003】上記従来のペンシルポイント針は硬膜の穿
刺損傷を最小限にするために極めて細いものが用いられ
ており、剛性が弱いため穿刺に技巧を要し、特に開口部
のプロフィ−ルは鍋底状、やや誇張した言い方をすれば
V字状を成しており、このV字の底の部分において曲が
りやすく、また、開口面積が小さく、流動抵抗が大きい
ために穿刺時の髄液逆流が確認し難く、したがって、針
先端のクモ膜下腔到達の確認が困難であり、さらに、薬
液注入における抵抗が大きい等の問題があったのであ
る。
刺損傷を最小限にするために極めて細いものが用いられ
ており、剛性が弱いため穿刺に技巧を要し、特に開口部
のプロフィ−ルは鍋底状、やや誇張した言い方をすれば
V字状を成しており、このV字の底の部分において曲が
りやすく、また、開口面積が小さく、流動抵抗が大きい
ために穿刺時の髄液逆流が確認し難く、したがって、針
先端のクモ膜下腔到達の確認が困難であり、さらに、薬
液注入における抵抗が大きい等の問題があったのであ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のペンシルポ
イント針の問題点、特に、流動抵抗が大きいため、穿刺
時の髄液の逆流を確認し難く、針先のクモ膜下腔到達の
確認の困難な点、針先が背骨に接触した際剛性の小さい
開口部においてこれが曲がることにより麻酔に支障を来
す点等である。
イント針の問題点、特に、流動抵抗が大きいため、穿刺
時の髄液の逆流を確認し難く、針先のクモ膜下腔到達の
確認の困難な点、針先が背骨に接触した際剛性の小さい
開口部においてこれが曲がることにより麻酔に支障を来
す点等である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の課題を解
決するものであり、ペンシルポイント状の尖端部を備え
るペンシルポイント針において、開口部が右下がりテ−
パ−部、水平部および右上がりテ−パ−部から成るごと
く壁部を台形状に削られたプロフィ−ルを有し、かつ、
その開口は長円状であることを特徴とするペンシルポイ
ント針に関するものである。
決するものであり、ペンシルポイント状の尖端部を備え
るペンシルポイント針において、開口部が右下がりテ−
パ−部、水平部および右上がりテ−パ−部から成るごと
く壁部を台形状に削られたプロフィ−ルを有し、かつ、
その開口は長円状であることを特徴とするペンシルポイ
ント針に関するものである。
【0006】
【作用】本考案ペンシルポイント針の開口部のプロフィ
−ルは、壁部を台形状に削った形状をなしており、その
開口は長円形で大きく、かつ、必要に応じて容易にその
面積を広げることができるから、十分な流量が確保され
る。したがって、髄液の逆流が容易であり、また、従来
のペンシルポイント針のように開口部を部分的に極端に
深く削らなくて済むため、水平部は厚く形成でき、した
がって、開口部の強度は大である。
−ルは、壁部を台形状に削った形状をなしており、その
開口は長円形で大きく、かつ、必要に応じて容易にその
面積を広げることができるから、十分な流量が確保され
る。したがって、髄液の逆流が容易であり、また、従来
のペンシルポイント針のように開口部を部分的に極端に
深く削らなくて済むため、水平部は厚く形成でき、した
がって、開口部の強度は大である。
【0007】
【実施例】図1は本考案の実施例たるペンシルポイント
針の尖端部および開口部付近の平面図、図2は同じく正
面図である。図において1は尖端部、2は右下がりテ−
パ−部3、右上がりテ−パ−部4および水平部5から成
る開口部、6は開口、7は管部である。
針の尖端部および開口部付近の平面図、図2は同じく正
面図である。図において1は尖端部、2は右下がりテ−
パ−部3、右上がりテ−パ−部4および水平部5から成
る開口部、6は開口、7は管部である。
【0008】尖端部1はペンシルポイント状であり、開
口部2のプロフィ−ルは図2に見るごとく、壁部を台形
状に比較的浅く削った形状となっている。このペンシル
ポイント針の26Gにおける各部の寸法を示すならば、
針先端から開口先端までの長さ1.20±0.2mm、
開口6の先端から後端までの長さは1.30±0.2m
m、管部の外径0.46±0.01mm、内径0.23
±0.01mm、水平部の厚さないし高さhは0.25
±0.07mmであり、開口6の長さが長く開口面積が
大きいため十分の流量を確保でき、しもこの開口部は強
度があるので、針先が背骨に接しても曲がるようなこと
は殆ない。なお、この実施例の針に対するスタイレット
の径は0.18〜0.20mmである。
口部2のプロフィ−ルは図2に見るごとく、壁部を台形
状に比較的浅く削った形状となっている。このペンシル
ポイント針の26Gにおける各部の寸法を示すならば、
針先端から開口先端までの長さ1.20±0.2mm、
開口6の先端から後端までの長さは1.30±0.2m
m、管部の外径0.46±0.01mm、内径0.23
±0.01mm、水平部の厚さないし高さhは0.25
±0.07mmであり、開口6の長さが長く開口面積が
大きいため十分の流量を確保でき、しもこの開口部は強
度があるので、針先が背骨に接しても曲がるようなこと
は殆ない。なお、この実施例の針に対するスタイレット
の径は0.18〜0.20mmである。
【0009】
【考案の効果】本考案ペンシルポイント針によれば、十
分な流量が確保されるため、髄液の逆流により針先がク
モ膜下腔に入っていることが直ちに確かめられ、また、
開口部に強度があるため針先が背骨に接してもこの部分
が曲がるという心配は殆どないから安心して穿刺手技を
施すことができる。さらに開口部両端にテ−パ−部があ
るため、穿刺および抜去に際し組織を傷つけることが少
ないから麻酔における安全性が高まった。
分な流量が確保されるため、髄液の逆流により針先がク
モ膜下腔に入っていることが直ちに確かめられ、また、
開口部に強度があるため針先が背骨に接してもこの部分
が曲がるという心配は殆どないから安心して穿刺手技を
施すことができる。さらに開口部両端にテ−パ−部があ
るため、穿刺および抜去に際し組織を傷つけることが少
ないから麻酔における安全性が高まった。
【図1】本考案ペンシルポイント針の平面図である。
【図2】本考ペンシルポイント針の正面図である。
【図3】従来のペンシルポイント針の平面図である。
【図4】従来のペンシルポイント針の正面図である。
1 尖端部 2 開口部 3 右下がりテ−パ−部 4 右上がりテ−パ−部 5 水平部 6 開口 7 管部 h 水平部の高さ
Claims (1)
- 【請求項1】 ペンシルポイント状の尖端部を備えるペ
ンシルポイント針において、開口部が右下がりテ−パ−
部、水平部および右上がりテ−パ−部から成るごとく壁
部を台形状に削られたプロフィ−ルを有し、かつ、その
開口は長円状であることを特徴とするペンシルポイント
針
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992013677U JPH0730031Y2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | ペンシルポイント針 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992013677U JPH0730031Y2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | ペンシルポイント針 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0615642U JPH0615642U (ja) | 1994-03-01 |
JPH0730031Y2 true JPH0730031Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=11839823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992013677U Expired - Lifetime JPH0730031Y2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | ペンシルポイント針 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730031Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998046295A1 (fr) * | 1997-04-11 | 1998-10-22 | Soken Co., Ltd. | Aiguille dont la pointe ressemble a celle d'un crayon |
WO2015160214A1 (ko) * | 2014-04-18 | 2015-10-22 | 김경균 | 피하 조직 및 혈관 손상 방지를 위한 매선 주입봉 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002004051A1 (fr) * | 2000-07-06 | 2002-01-17 | Dr. Japan Co., Ltd. | Aiguille de rachianesthesie |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5133892U (ja) * | 1974-09-04 | 1976-03-12 |
-
1992
- 1992-02-13 JP JP1992013677U patent/JPH0730031Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998046295A1 (fr) * | 1997-04-11 | 1998-10-22 | Soken Co., Ltd. | Aiguille dont la pointe ressemble a celle d'un crayon |
WO2015160214A1 (ko) * | 2014-04-18 | 2015-10-22 | 김경균 | 피하 조직 및 혈관 손상 방지를 위한 매선 주입봉 |
KR20150120751A (ko) * | 2014-04-18 | 2015-10-28 | 김경균 | 피하 조직 및 혈관 손상 방지를 위한 매선 주입봉 |
CN106232158A (zh) * | 2014-04-18 | 2016-12-14 | 金庚均 | 用于防止损伤皮下组织及血管的埋线推进器 |
US20170181743A1 (en) * | 2014-04-18 | 2017-06-29 | Gyung Gyun KIM | Thread implantation rod for preventing damage to subcutaneous tissue and blood vessels |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0615642U (ja) | 1994-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4085351B2 (ja) | 硬膜外用麻酔針の外針 | |
US6921387B2 (en) | Vascular needle | |
US4776847A (en) | Needle construction for axillary plexus brachialis anesthesia | |
US4958901A (en) | Method for making a multi-lumen epidural-spinal needle and tip and stock configuration for the same | |
US4391276A (en) | Peritoneal catheter | |
US6206885B1 (en) | Catheter guide and drill guide apparatus and method for perpendicular insertion into a cranium orifice | |
US20030028199A1 (en) | Slotted catheter guide for perpendicular insertion into a cranium orifice | |
EP0649633A1 (en) | Surgical suture needle of the taper point type | |
US5810788A (en) | R-X needle | |
US5484423A (en) | Needle, for example epidural needle | |
JPH0730031Y2 (ja) | ペンシルポイント針 | |
JPS5850949A (ja) | 使い捨ての外科用中空針、好ましくはルドン型の針 | |
BR112021003199A2 (pt) | septo de pequeno arrasto para um sistema de cateter | |
JPH0852212A (ja) | 医療用針 | |
WO2000061017A1 (en) | Improved catheter guide and drill guide apparatus and method for perpendicular insertion into a cranium orifice | |
JP3030963U (ja) | 穿刺部位における遊離片非形成注射針 | |
CN213850941U (zh) | 一种腰硬联合麻醉穿刺针 | |
CN201076501Y (zh) | 连续腰麻穿刺针 | |
CN216455225U (zh) | 一种防止穿破硬脊膜的硬膜外穿刺针和麻醉导管组件 | |
CN218305059U (zh) | 一种小儿鞘膜积液用套管针 | |
CN215307331U (zh) | 泪道置管 | |
CN214860085U (zh) | 一种舒适型胰岛素笔针 | |
JPS6034281Y2 (ja) | 脳外科用リザ−バ | |
JP2534632Y2 (ja) | 針キャップ | |
JPS5993443U (ja) | 硬脊麻針セツト |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |