JPH07299247A - 立体パズル - Google Patents

立体パズル

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JPH07299247A
JPH07299247A JP9652494A JP9652494A JPH07299247A JP H07299247 A JPH07299247 A JP H07299247A JP 9652494 A JP9652494 A JP 9652494A JP 9652494 A JP9652494 A JP 9652494A JP H07299247 A JPH07299247 A JP H07299247A
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JP9652494A
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Takamori Tooyama
登守 遠山
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Asahi Corp
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Asahi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、高い興趣性をもたらす立体パズルを
を提供する。 【構成】本発明は、立方形の透明なケ−ス1に、1駒
分、隙間を空けて、ケ−ス1内を埋めるように複数の単
位立方体形の駒5a〜5gを摺動自在に収容し、収容さ
れた駒5a〜5gのうち、窓部に対して最前列となる駒
の側面に「ねこ」のイラスト画aを形成する部分イラス
ト画を設け、この最前列の駒の後側に隠れて配列されて
いる駒の窓部側の側面に、当該駒を最前列に駒組みし直
すことによって、「ねこ」のイラスト画aの一部を共用
した「ねずみ」のイラスト画bを形成する部分イラスト
画を設けて、考えを巡らせるようなパズルを構成したこ
とにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本体全体の回動操作に
したがい、本体内部に収容された駒を、隙間を利用して
移動させながら駒組みを行う立体パズルに関する。
【0002】
【従来の技術】パズルは、子供、大人を問わず、頭脳を
刺激する玩具として、普及されている。最近では、より
難解がパズルが求められ、このパズルの一つとして立体
パズルが数多く提案されている。
【0003】こうした立体パズルには、片手で持ち、こ
の持った手首の動きで、重力、慣性力などを用い、駒一
個分の空間を利用して、駒を幅方向、高さ方向、奥行き
方向へ移動させて、目的の色、柄となるように駒組みを
行なうようにしたものがある。
【0004】具体的には、実開昭57−109888号
公報、実開昭57−145477号公報に示されるよう
に立体パズルは、本体部となる透明で四角な箱状のケ−
ス内に、駒一つ分の空間を空け、他の空間を埋めるよう
に、立方体形をなした複数個の駒を幅方向、高さ方向、
奥行き方向に収容することが行われている。
【0005】つまり、ケ−スを片手で持ち、ケ−スを、
前後左右に傾けたり、前後左右方向に回動操作して、駒
を空いた空間を利用して所望の位置へ移動させるように
してある。
【0006】また各駒の各側面には異なる着色が施さ
れ、上記駒の三次元方向の移動を利用して、ケ−スの窓
部となる側面において同一色彩、あるいは定められた模
様になるよう、駒組みを変えるパズルを成立させてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の立
体パズルは、いずれも同一色彩、あるいは定められた模
様となるよう、駒の配列を変えるだけあり、面白味に欠
ける。本発明は、このような事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、興趣性に富む立体パズ
ルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載した立体パズルは、窓部を有した本体
を有し、この本体内には窓部の最前部に位置して、駒が
幅方向、高さ方向に配列されてなる第1の駒列と、この
第1の駒列の後側に隠れて駒が幅方向、高さ方向に配列
されてなる第2の駒列とが収容され、かつ各駒は隙間を
介して第1および第2の駒列内ならびに同第1と第2の
駒列との間に移動自在である立体パズルであって、第1
の駒列に在る駒の窓部と対向する各側面に、窓部で第1
の画を形成させる第1の構成要素画をそれぞれ設け、第
2の駒列に在る駒の窓部側の各側面に、当該駒を第1の
駒列に駒組みし直すことによって、第1の画の一部を共
用した第2の画を形成させる第2の構成要素画をそれぞ
れ設けたことにある。
【0009】同じく請求項2に記載した立体パズルは、
目視可能な箱形の収容容器と、この収容容器に、移動に
必要な隙間を空けて、同収容容器内を埋めるように幅方
向、高さ方向、奥行き方向に収容された複数の移動可能
な単位立方体と、この収容された単位立方体のうち、前
記収容容器の側面部と対向する最前列の単位立方体の各
側面にそれぞれ設けられ、第1の画を形成する第1の構
成要素画と、この最前列の単位立方体の後側に隠れて配
列されている単位立方体の前記最前列の単位立方体側に
向く各側面にそれぞれ設けられ、当該単位立法体を最前
列に駒組みし直すことによって、前記第1の画の一部を
共用した第2の画を形成させる第2の構成要素画とを有
して構成した。
【0010】請求項3に記載した立体パズルは、上記目
的に加え、片手でパズルを容易に進めやすくするため
に、請求項2に記載された収容容器を、透明な立方体形
のケ−スで構成したことにある。
【0011】請求項4に記載した立体パズルは、さらに
収容容器内における円滑な単位立方体の移動を確保する
ために、請求項3に記載されたケ−ス内の稜線を構成す
る部分に、単位立方体の稜線部を摺動自在に受ける凹状
溝を設けたことにある。
【0012】請求項5に記載した立体パズルは、上記目
的に加え、片手でパズルを容易に進めやすくするため
に、請求項2に記載された収容容器を、枠部材を組合わ
せてなる立法体形の枠体で構成したことにある。
【0013】請求項6に記載した立体パズルは、加えて
高剛性化、かつ大きな目視範囲を確保するために、請求
項5に記載した枠部材を、収容された単位立方体の稜線
部に向かって斜め方向に延びる細長断面を有する帯板状
部で構成したことにある。
【0014】請求項7に記載した立体パズルは、加えて
収容容器内における円滑な単位立方体の移動を確保する
ために、請求項5または請求項6に記載した枠部材の単
位立方体の稜線部に向き合う部分には、単位立方体の稜
線方向に沿って延びる突条部を形成し、単位立方体の稜
線部には突条部を摺動自在に嵌挿する凹状部を形成した
ことにある。
【0015】請求項8に記載した立体パズルは、上記目
的に加え、収容容器の一面全体を用いてパズルを可能と
するために、請求項2に記載した第1の画と第2の画と
を、箱形の収容容器の一面全体に形成することにある。
【0016】請求項9に記載した立体パズルは、上記目
的に加え、収容容器の各六面を用いてパズルを可能とす
るために、請求項2に記載した第1の画と第2の画と
を、箱形の収容容器のそれぞれの面に形成することにあ
る。
【0017】請求項10に記載した立体パズルは、上記
目的に加え、収容容器の二面全体を用いてパズルを可能
とするために、請求項2に記載した第1の画と第2の画
とを、箱形の収容容器の隣合う二面全体に連続して形成
することにある。
【0018】請求項11に記載した立体パズルは、上記
目的に加え、交差する二面全体を用いてパズルを可能と
するために、請求項2に記載した第1の画を、箱形の収
容容器の一面とそれと第1の辺部を介して隣合う他面と
の全体に形成し、第2の画を、前記一面とそれと第1の
辺部とは異なる第2の辺部を介して隣合う他面との全体
に形成することにある。
【0019】請求項12に記載した立体パズルは、上記
目的に加え、収容容器の三面全体を用いてパズルを可能
とするために、請求項2に記載の第1の画と前記第2の
画とを、箱形の収容容器の角部を共通とする互いに隣合
う三面全体に連続して形成することにある。
【0020】請求項13に記載した立体パズルは、上記
目的に加え、異なる2画と1画との間でのパズルを可能
とするために、請求項2に記載した第1の画を、箱形の
収容容器の一面とそれと辺部を介して隣合う他面とにそ
れぞれ形成し、第2の画を、前記一面と他面とに渡り連
続して形成することにある。
【0021】請求項14に記載した立体パズルは、上記
目的に加え、辺部の両側部分に形成される1画と一面全
体に形成される1画との間でのパズルを可能とするため
に、請求項2に記載した第1の画を、箱形の収容容器の
辺部を介して隣合う二面の前記辺部の周りに形成し、第
2の画を同隣合う一方の一面の全体に形成することにあ
る。
【0022】
【作用】請求項1に記載した立体パズルによると、駒が
バラバラに配列されている状態の本体を操作して、各第
1の構成要素画が付いている駒を、隙間を介して移動さ
せ、最前部の所定部位へ配置させていく。
【0023】この駒の配置を、第1の画の全体が形成さ
れるまで行う。最前部に配列された駒によって、窓部に
第1の画が形成されたならば、今度は、窓部の最前部の
駒の後側に隠れている駒を、同駒に付いている第2の構
成要素画の位置を考えながら、最前部の所定の位置にま
で移動させ、第1の画の一部(第1の構成要素画)を有
すると駒と組合わせて、窓部に第2の画の全体を形成す
ればよい。
【0024】こうしたパズルは、第1の画を形成すると
いうことに加え、隠れた構成要素画を最前側に移しなが
ら、第1の画の一部と組合わせて、第2の画を形成する
といった、かなり考えを巡らせることとなるから、高い
興趣性をもたらす。
【0025】請求項2に記載した立体パズルによると、
単位立方体がバラバラに配列されている状態の収容容器
を操作して、各第1の構成要素画が付いている単位立方
体を、隙間を介して移動させ、最前列の所定部位へ配置
させていく。
【0026】この単位立方体の配置を、第1の画の全体
が形成されるまで行う。最前列に配列された単位立方体
によって、収容容器の側面部に第1の画が形成されたな
らば、今度は、最前列の単位立方体の後側に隠れている
単位立方体を、同単位立方体に付いている第2の構成要
素画の位置を考えながら、最前列の所定の位置にまで移
動させ、第1の画の一部(第1の構成要素画)を有する
単位立方体と組合わせて、収容容器の側面に第2の画の
全体を形成すればよい。
【0027】こうしたパズルも、請求項1で述べたのと
同様、第1の画を形成するということに加え、隠れた構
成要素画を最前側に移しながら、上記第1の画の一部と
組合わせて、第2の画を形成するから、高い興趣性をも
たらす。
【0028】請求項3に記載した立体パズルによると、
透明な立方体形のケ−スであると、単位立方体を移動さ
せるための操作、すなわちケ−スを前後方向、左右方向
に傾けたり、前後左右方向に回動操作するといった操作
がしやすくなる。
【0029】請求項4に記載した立体パズルによると、
単位立方体は、常に凹状溝で案内されながら、途中で傾
いたりせずに、ケ−ス内を円滑に移動することとなる。
請求項5に記載した立体パズルによると、枠部材を組合
わせてなる立方体形の枠体であると、単位立方体を移動
させるための操作、すなわち前後方向、左右方向に傾け
たり、前後左右方向に回動操作するといった操作がしや
すくなる。
【0030】つまり、片手でパズルが進めやすくなる。
請求項6に記載した立体パズルによると、枠部材を、収
容された単位立方体の角部に向かって斜め方向に延びる
細長断面を有する帯板状部で構成したことにより、高い
剛性と大きな目視範囲とが確保される。
【0031】請求項7に記載した立体パズルによると、
単位立方体は、常に枠部材に設けた突条部と、単位立方
体の凹状部との嵌挿によって案内されながら、途中で傾
いたりせずに、枠体内を円滑に移動することとなる。
【0032】請求項8に記載した立体パズルによると、
単位立方体の移動により収容容器の一面全体に第1の画
を形成した後、その同一面全体において、第1の画の一
部の構成要素画を組合わせて、第2の画を形成するとい
うパズルが達成される。
【0033】請求項9に記載した立体パズルによると、
単位立方体の移動により収容容器の六面の各面において
第1の画を形成した後、その六面の各面において、第1
の画の一部の構成要素画を組合わせて、第2の画を形成
するというパズルが達成される。
【0034】請求項10に記載した立体パズルによる
と、収容容器の隣合う二面全体に連続して第1の画を形
成した後、その二面全体において、第1の画の一部の構
成要素画を組合わせて、第2の画を形成するというパズ
ルが達成される。
【0035】請求項11に記載した立体パズルによる
と、収容容器の一面とそれと第1の辺部を介して隣合う
他面との全体に第1の画を形成した後、前記一面とそれ
と第1の辺部とは異なる第2の辺部を介して隣合う他面
との全体に、第1の画の一部の構成要素画を組合わせ
て、第2の画を形成するというパズルが達成される。
【0036】請求項12に記載した立体パズルによる
と、収容容器の角部を共通とする互いに隣合う三面全体
に連続して第1の画を形成した後、その三面全体におい
て、第1の画の一部の構成要素画を組合わせて、第2の
画を形成するというパズルが達成される。
【0037】請求項13に記載した立体パズルによる
と、収容容器の一面とそれと辺部を介して隣合う他面と
にそれぞれ第1の画を形成した後、それら一面と他面と
を連続する、第1の画の一部の構成要素画を組合わせ
て、第2の画を形成するというパズルが達成される。
【0038】請求項14に記載した立体パズルによる
と、収容容器の辺部を介して隣合う二面の前記辺部の周
りに第1の画を形成した後、同隣合う一方の一面の全体
に、第1の画の一部の構成要素画を組合わせて、第2の
画を形成するというパズルが達成される。
【0039】
【実施例】以下、本発明を図1ないし図22に示す第1
の実施例にもとづいて説明する。図1は本発明を適用し
た立体パズルの外観、図2〜図4は同立体パズルの各部
の構造、図5〜図22は同立体パズルで組上がる各種イ
ラスト並びに同パズルの遊び方をそれぞれ示している。
【0040】立体パズルの構造について説明すれば、図
1および図2中、1は透明な箱形のケ−ス(本体部,収
容容器に相当)である。ケ−ス1は、例えば無色の透明
な合成樹脂部材から立方体形に構成してある。
【0041】具体的には、ケ−ス1は、図2に示される
ように例えば一つの角部1aを中心とした隣合う三つの
矩形壁1bを一体に成形してなる一対のケ−ス片2a,
2bを立体形となるように組合わせ取着してなる。
【0042】これにて、ケ−ス1内に立方体形の収容空
間3を形成し、またケ−ス1の各側面に同六面をそのま
ま利用した窓部4を形成している。こうしたケ−ス1内
には、複数、例えば7個の合成樹脂製の駒5a〜5g
(単位立方体に相当)が収容されている。
【0043】駒5a〜5gは、収容空間の幅方向、高さ
方向、奥行き方向を均等に分割したような立方体形(単
位立方形)に形成してある。なお、各駒5a〜5gは、
内部が中空で、角部には円弧部5iが施してある(図4
に図示)。
【0044】これら駒5a〜5gが、駒一つ分の隙間6
を空けて、ケ−ス1内を埋めるように摺動自在に収容し
てある。具体的には、本実施例ではケ−ス1の左側を正
面とすると、同正面に臨む窓部4と対向する最前列とな
る最前部の位置には、図4に示されるように4個の駒5
a〜5dが幅方向、高さ方向に配列され、奥行き側には
これら駒5a〜5dの後側に隠れて、隙間6を含む3個
の駒5e〜5gが配列してある。
【0045】収容された駒5a〜5gとケ−ス内面との
間には、駒5a〜5bの摺動に必要なクリアランスが形
成されていて、ケ−ス1を幅方向、高さ方向、奥行き方
向などへ傾けると、隙間6に隣接して一つだけとなって
いる駒を幅方向、高さ方向、奥行き方向へ駒一つ分(隙
間分)ずらせる(摺動)ようにしてある。
【0046】またケ−ス1内の稜線となる幅方向、高さ
方向、奥行き方向に延びる内側の各角部には、図4に示
されるように稜線方向に沿って延びるガイド7がそれぞ
れ形成されている。
【0047】ガイド7は、ケ−ス1内の稜線部分全体に
内方へ向かって突き出る台部7aを形成し、この台部7
aの突出面に駒5a〜5gの角部(稜線部)を摺動自在
に嵌挿する凹状溝7bを稜線方向に形成して構成されて
いて、各駒5a〜5gを移動の途中で傾いたりしないよ
うにする。
【0048】そして、隙間6を利用した駒の移動にて、
特定の駒をケ−ス1の特定の窓部4を占める4か所のう
ちの1つに導けるようにしてある。むろん、駒の移動は
遊戯者が片手でケ−ス1を把持して行う(ケ−ス姿勢変
化)ため、ケ−ス1の大きさは遊戯者の片手で扱い易い
大きさに定めてある。
【0049】各駒5a〜5gの各側面には、イラスト画
の一部分を構成するためのイラスト片が付けてある。そ
の付け方としては、例えば図3に示されるように駒の各
側面に、周縁部を除く平面部分を凹陥させた平面部8を
形成し、この凹陥した平面部8に、イラスト片となるイ
ラスト画の一部が描かれたシ−ル9を取着してある。む
ろん、シ−ル9でなく、印刷など、他の手段でイラスト
画の一部を駒の各側面に設けてもよい。
【0050】そして、これら各駒5a〜5gに付けた部
分イラスト画によって、各窓部4において、一部を共通
とした、異なる二つイラスト画が組上がるパズル(6通
り)を成立させている。
【0051】このパズルとしては、図1中に示されるよ
うに各窓部4の方向をA〜Fとしたとき、E方向の窓部
全体において、図5(c)の左側に在る、4つの部分イ
ラスト画a1 〜a4 (第1の構成要素画に相当)で形成
される「しゃがんだ猫」のイラスト画a(第1の画に相
当)と、図5(c)の右側に在る、イラスト画aの「ね
この腰部分」を表す部分イラスト画a3 と他の異なる3
つの部分イラスト画b1 、b2 、b4 (第2の構成要素
画に相当)との組合わせで形成される「お握りを抱えた
ねずみ」のイラスト画b(第2の構成要素画)との二つ
のイラストが組上がり、C方向の窓部全体において、図
5(a)の左側に在る、4つの部分イラスト画c1 〜c
4 (第1の構成要素画に相当)で形成される「首の長い
恐竜」のイラスト画c(第1の画に相当)と、図5
(a)の右側に在る、イラスト画cの「前足の腰部分」
を表す部分イラスト画c2 と他の異なる3つの部分イラ
スト画d1 、d3 、d4 (第2の構成要素画に相当)と
の組合わせで形成される「角のある恐竜」のイラスト画
d(第2の構成要素画)との二つのイラストが組上が
り、B方向の窓部全体において、図5(b)の左側に在
る、4つの部分イラスト画e1 〜e4 (第1の構成要素
画に相当)で形成される「イルカ」のイラスト画e(第
1の画に相当)と、図5(b)の右側に在る、イラスト
画eの「腰部分」を表す部分イラスト画e3 と他の異な
る3つの部分イラスト画f1 、f2 、f4 (第2の構成
要素画に相当)との組合わせで形成される「ペンギン」
のイラスト画f(第2の構成要素画)との二つのイラス
トが組上がり、D方向の窓部全体において、図6(a)
の左側に在る、4つの部分イラスト画g1 〜g4 (第1
の構成要素画に相当)で形成される「ゾウ」のイラスト
画g(第1の画に相当)と、図6(a)の右側に在る、
イラスト画gの「腰部分」を表す部分イラスト画g3
他の異なる3つの部分イラスト画h1 、h2 、h4 (第
2の構成要素画に相当)との組合わせで形成される「サ
ル」のイラスト画h(第2の構成要素画)との二つのイ
ラストが組上がり、A方向の窓部全体において、図6
(b)の左側に在る、4つの部分イラスト画i1 〜i4
(第1の構成要素画に相当)で形成される「ライオン」
のイラスト画i(第1の画に相当)と、図6(b)の右
側に在る、イラスト画iの「腰部分」を表す部分イラス
ト画i3 と他の異なる3つの部分イラスト画j1 、j
2 、j4(第2の構成要素画に相当)との組合わせで形
成される「クマ」のイラスト画i(第2の構成要素画)
との二つのイラストが組上がり、F方向の窓部全体にお
いて、図6(c)の左側に在る、4つの部分イラスト画
1 〜k4 (第1の構成要素画に相当)で形成される
「キツネ」のイラスト画k(第1の画に相当)と、図6
(c)の右側に在る、イラスト画kの「腰部分」を表す
部分イラスト画k3 と他の異なる3つの部分イラスト画
1 、m2 、m4 (第2の構成要素画に相当)との組合
わせで形成される「タヌキ」のイラスト画m(第2の構
成要素画)との二つのイラストが組上がるようにしてい
る。
【0052】このパズルの原理を説明すると、同一面、
例えばE方向の窓部4に対して重なるように配置されて
いる駒配列を例に挙げれば、最前列に並んでいる4つの
駒5a〜5dと、それら駒に隠れている3つの駒5e〜
5gとの窓部側に向く各側面(7つ)のうちの1つに
は、共通の部分イラスト画a3 が設けられる。残る側面
のうちの3つの側面には、この共通の部分イラスト画a
3 と組合って、イラスト画aを形成する部分イラスト画
1 ,a2 ,a4 が設けられ、残る3つの側面には同じ
く共通の部分イラスト画a3 と組合って、イラスト画b
を形成する部分イラスト画b1 ,b2 ,b4 が設けられ
る。
【0053】これにより、駒組によって、部分イラスト
画a1 ,a2 ,a34 を最前列の所定位置に配置する
と、図7に示されるようにイラスト画aが組上がり、そ
の後、後列の駒5e〜5gを最前列に駒組みし直して、
部分イラスト画b1 ,b2 ,a3 ,b4 を最前列の所定
位置に配置すると、図8に示されるようにイラスト画b
が組上がるものである。
【0054】つぎに、立体パズルの作用について説明す
る。遊戯者が指先(片手)でケ−ス1を把持し、例えば
駒5a〜5gの配列がバラバラとなっている状態から、
図1に示されるように「しゃがんだ猫」のイラスト画a
を組上げるとする。
【0055】このときには、必要となる4つの部分イラ
スト画a1 ,a2 ,a34 を選び、これらを隙間6を
利用して、まず、前面となるE方向の窓部4から見える
位置に導くことから始める。
【0056】すなわち、移動したい駒(部分イラスト画
1 ,a2 ,a3 ,a4 が付いた駒)を後列から選んだ
ならば、ケ−ス全体を前後左右方向、上下方向などへ傾
けて、動かそうとする駒の前側に相当する最前列の部位
に隙間6を形成する。
【0057】隙間6が形成されたならば、ケ−ス1を手
前側へ傾斜させて、選んだ駒をスライドさせて、隙間6
へ移動させる。すると、後列に在った駒は最前列に移
る。また最前列に在る不要な駒(部分イラスト画a1
2 ,a3 ,a4 が無い駒)は、同後側に隙間6を形成
し、ケ−ス1を奥行き側へ傾斜させて、同駒をスライド
させて、隙間6へ移動させる。すると、最前列に在った
不要な駒は最後列に移る。
【0058】こうした基本操作により、最前列と後列と
の間で、駒の入れ替えが行われ、部分イラスト画a1
2 ,a3 ,a4 は窓部4から見える状態に配置され
る。つぎの段階として、例えば最前列に在る駒5a〜5
dのうち、二つの部分イラスト画を揃える。
【0059】このとき、図9中の「S−1」の如く、イ
ラスト画aの下段の二面が揃い、上段の二面が揃ってい
ない状態になったとする。すると、つぎの段階として上
段の二面を揃える工程に入る。
【0060】これには、まず、上段に形成されている隙
間6を用いて、上段の二つ駒5a,5cのいずれか一
方、例えば駒5aを対角となる位置へ移動させる(下段
の駒5b,5dは動かさない)。
【0061】すると、駒5cは、一旦、正規な位置であ
る最前列の右側に配置される。ついで、ケ−ス1を手前
側に回動操作し、同図「S−2」に示されるように隙間
6を用いて、後列下段の駒を隙間6を介して上段側に移
し、続けてケ−ス1を右側へ傾斜させて、同図「S−
3」に示されるように空いた空間(隙間6)に後列下段
の左側に残っている駒をスライドにより移す。
【0062】このスライドにより、後列下段の左側には
隙間6が形成される。ついで、ケ−ス1の姿勢を戻し
て、同図「S−4」に示されるように対角位置へ移して
おいた駒5aを同隙間6に落とし込む。
【0063】この後、ケ−ス1を前後左右方向へ傾斜さ
せて、同図「S−5」に示されるように後列上段で空い
ている空間(隙間6)を用いて、先程、正規位置に移し
た駒5dを当初の位置(右側)に戻し、先の「S−4」
のときと同じ位置に隙間6を空ける。
【0064】ここまでの、操作を終えたならば、同図
「S−6」に示されるようにケ−ス1を手前側へ回動操
作して、後列下段に在る駒5aを上段に移す。すると、
最前列に在る駒5cの後側に駒5aが配置される。
【0065】続けて、ケ−ス1を左側へ傾斜させて、同
図「S−7」に示されるように後列下段に残っている駒
を空いた空間(隙間6)にスライドにより移す。その
後、ケ−ス1の姿勢を戻して、同図「S−8」に示され
るように駒5aに隣合う後列右側の駒を空いた空間に落
とし込み、駒5aの側方に駒の移動に必要な隙間6を形
成する。
【0066】つぎに、同図「S−9」に示されるように
同隙間6を用いて、上段に在る3個の駒をスライドさせ
て、駒5cが最前列の右側、駒5aが最前列の左側に移
せば、同図「S−10」に示されるように窓部4の一面
全体に、部分イラスト画a1,a2 ,a3 ,a4 で形成
される「しゃがんだ猫」のイラスト画aが組上がる。
【0067】この組上がった立体パズルの全体が図1に
示されている。そのときの各面(A〜F方向)における
絵柄が図11が示され、駒に隠れた図柄が図7に示して
ある。
【0068】このパズルが完成したら、つぎに同じ面
で、もう一つのイラスト画bを組上げる。ここで、この
組上がった立体パズルを見ると、図7に示されるように
イラスト画bの一部となる部分イラスト画a3 を残し
て、イラスト画bを組上げるのに必要な全ての部分イラ
スト画b1 ,b2 ,b4 は、最前列の駒5a〜5dの後
側に隠れていることがわかる。
【0069】そこで、イラスト画bを組上げるには、見
えている部分イラスト画3 を手掛かりとしてイラスト画
bの構成を思慮しながら、先に述べた要領で、図10
「T−1」〜「T−3」に示す如く、一部を揃えた部分
イラスト画b1 ,b2 ,a3 ,b4 を窓部4から見える
ように配置する工程、残る部分イラスト画を揃える工程
を行えば、ケ−ス1の一面全体に「お握りを抱えたねず
み」のイラスト画bが組上がる。
【0070】このとき立体パズルの各面(A〜F方向)
における絵柄が図12が示され、駒に隠れた図柄が図8
に示してある。このパズルは、第1の画となる「しゃが
んだ猫」を組上げるということに加え、隠れた部分イラ
スト画b1 ,b2 ,b4 (構成要素画)を最前側に移し
ながら、「しゃがんだ猫」の画の一部となる部分イラス
ト画a3 を組合わせて、第2の画となる「お握りを抱え
たねずみ」を形成するといった、かなり考えを巡らせる
ことが要求される。
【0071】それ故、高い興趣性をもたらす。しかも、
透明な立方体形のケ−ス1であると、部分イラスト画は
見やすい上、左右方向に傾けたり、前後左右方向に回動
操作するといった操作がしやすく、片手でパズルが容易
に進めやすい。
【0072】そのうえ、各駒5a〜5gは、常にガイド
7にて案内されながら、途中で傾いたりせずにケ−ス1
内を円滑に移動するから、上記パズルの面白味を損なう
ことはない。
【0073】また上記した要領で、ケ−ス1のC方向の
窓部4において「首の長い恐竜」のイラスト画cと「角
のある恐竜」のイラスト画dとの二つのイラストを組上
げたり、ケ−ス1のB方向の窓部4において「イルカ」
のイラスト画eと「ペンギン」のイラスト画fとの二つ
のイラストを組上げたり、ケ−ス1のD方向の窓部4に
おいて「ゾウ」のイラスト画gと「サル」のイラスト画
hとの二つのイラストを組上げたり、ケ−ス1のA方向
の窓部4において「ライオン」のイラスト画iと「ク
マ」のイラスト画jとの二つのイラストを組上げたり、
ケ−ス1のF方向の窓部4において「キツネ」のイラス
ト画kと「タヌキ」のイラスト画mとの二つのイラスト
を組上げれば、ケ−ス1の各六面を用いた多彩なパズル
が行える。
【0074】なお、図13には、「首の長い恐竜」のイ
ラスト画cが組上がったときの立体パズルの各面(A〜
F方向)における絵柄が示してあり、図14には、「角
のある恐竜」のイラスト画dが組上がったときの立体パ
ズルの各面(A〜F方向)における絵柄が示してあり、
図15には、「イルカ」のイラスト画eが組上がったと
きの立体パズルの各面(A〜F方向)における絵柄が示
してあり、図16には、「ペンギン」のイラスト画fが
組上がったときの立体パズルの各面(A〜F方向)にお
ける絵柄が示してあり、図17には、「ゾウ」のイラス
ト画gが組上がったときの立体パズルの各面(A〜F方
向)における絵柄が示してあり、図18には、「サル」
のイラスト画hが組上がったときの立体パズルの各面
(A〜F方向)における絵柄が示してあり、図19に
は、「ライオン」のイラスト画iが組上がったときの立
体パズルの各面(A〜F方向)における絵柄が示してあ
り、図20には、「クマ」のイラスト画jが組上がった
ときの立体パズルの各面(A〜F方向)における絵柄が
示してあり、図21には、「キツネ」のイラスト画kが
組上がったときの立体パズルの各面(A〜F方向)にお
ける絵柄が示してあり、図22には、「タヌキ」のイラ
スト画mが組上がったときの立体パズルの各面(A〜F
方向)における絵柄が示してある。
【0075】なお、第1の実施例では、駒を収容する収
容容器として透明なケ−スを用いたが、これに限らず、
図23および図24に示す第2の実施例、図25および
図26に示す第3の実施例、図27〜図29に示す第4
の実施例のように枠部材を組み合せて構成される枠体を
用いてもよい。
【0076】すなわち、第2の実施例は、矩形断面をも
つ枠部材11aを組合わせて、透明なケ−スに代わる立
方体形の枠体11を構成し、この枠体11の内部空間
に、第1の実施例で説明したのと同じ配列で5a〜5g
を収容したものである。
【0077】これによって、六面に開口する開口部11
cを窓部として、第1の実施例と同じく、一面に対し
て、二つのイラスト画を組上げるようにしている。な
お、イラスト画については、第1の実施例と同一なの
で、省略してある。
【0078】この枠体11でも、駒5a〜5bを移動さ
せるための操作、立体パズル全体を前後方向、左右方向
に傾けたり、前後左右方向に回動操作するといった操作
がしやすい。
【0079】また本実施例は、配列された各駒5a〜5
gの稜線部全体には、枠部材11aの角部11b(突条
部に相当)を摺動自在に嵌挿する凹条部12(凹状部に
相当)が形成されていて、第1の実施例で述べたガイド
機能と同じく、枠体11内を駒5a〜5gが途中で傾い
たりせずに円滑に移動させるようにしてある。
【0080】第3の実施例は、第2の実施例の変形例
で、これは、外側が円弧面で、内側に角部21bを形成
してある枠部材21を組合わせて、透明なケ−スに代わ
る立方体形の枠体11を構成した点が、第2の実施例と
異なるだけである。
【0081】なお、第2の実施例と同一な部分について
は、同じ符号を付して、その説明を省略した。第4の実
施例も、第2の実施例の変形例である。これは、枠部材
に、配列された駒5a〜5gの角部に向かって斜め方向
に延びる細長断面を有する帯板状部31bを採用して、
透明なケ−スに代わる立方体形の枠体31を構成したも
のである。
【0082】この枠体31は、外力を受ける方向の断面
長さが長く、また各開口も周囲にいくにしたがって拡が
る構造であるから、高い剛性が得られると同時に、大き
な目視範囲が得られる。
【0083】また本実施例についても、配列された各駒
5a〜5gの稜線部全体には、図29に示すように枠部
材31aの先端に形成してある三角形状の角部32b
(突条部に相当)を摺動自在に嵌挿する凹条部33(凹
状部に相当)が形成されていて、第1の実施例で述べた
ガイド機能と同じく、枠体31内を駒5a〜5gが途中
で傾いたりせずに円滑に移動させるようにしてある。
【0084】なお、第4の実施例についても、第2の実
施例と同一部分については、同じ符号を付して、その説
明を省略した。図30〜図35は、本発明の第5の実施
例を示す。
【0085】本実施例は、第1の実施例の変形で、イラ
スト画の代わりに文字、例えばアルファベットを用いた
ものである。具体的には、例えば同一面に、共通文字片
を使用して、異なる二種類以上のアルファベットの文字
を組上げるようにしたものである。
【0086】すなわち、アルファベットには、角部、円
弧部など一部を共通にして、形が出来上がる文字があ
る。アルファベットの文字を体系別に分けると、
「O」、「G」、「C」などは、円弧部に共通な部分が
見られ、「U」、「D」、「J」などは円弧部に共通な
部分が見られ、「B」、「R」、「P」などは上段側の
円弧部に共通な部分が見られ、「N」(向きが代わると
「Z」)、「I」、「M」などは上下に延びる直線部に
共通な部分が見られ、「E」、「L」、「F」などは曲
り部に共通な部分が見られ、「A」、「W」、「V」な
どは鋭角部に共通な部分が見られる。
【0087】そこで、本実施例は、こうした形状の特徴
を利用して、ケ−ス1の一面から見える駒5a〜駒5d
とそれら駒5a〜5dの後側に隠れている駒5e〜5g
との各側面に、上記グル−プ分けした文字にそれぞれに
共通な文字片と、この共通文字片と組合うことでグル−
プ分けした文字を形造る固有文字片とを設けて、ケ−ス
1の各六面において上記六つにグル−プ分けした文字を
グル−プ毎に組上がるようにした。
【0088】具体的には、「O」、「G」、「C」のグ
ル−プを組上げるパズルは、図30に示されるように駒
5a〜5gの各側面(いずれも窓部側)に、「O」とい
う文字を構成する文字片O1 〜O4 、「G」という文字
を構成する文字片G1 ,G2、「C」という文字を構成
するC1 を設けることで成立させている。
【0089】すなわち、図30の上段に在る図のよう
に、「O」(第1の画)の文字を組上げるときは、第1
の実施例で説明した駒5a〜5gの動し方の要領で、ケ
−ス1の窓部4(一面)に対して文字片O1 〜O4 を所
定の位置に配置すればよい。
【0090】また同状態から図30の中段に在る図のよ
うに、窓部4に対して文字片O1 ,O2 ,G1 ,G2
所定の位置に配置すれば、「O」の文字の一部を共通に
用いた「G」(第2の画、あるいは第1の画に相当)な
る文字が組上がる。
【0091】さらにこの状態から図30の下段に在る図
のように、窓部4に対して文字片O1 ,O2 ,C1 ,G
2 を所定の位置に配置すれば、「G」の文字の一部を共
通に用いた「C」(第2の画に相当)なる文字が組上が
る。
【0092】「U」、「D」、「J」のグル−プを組上
げるパズルは、図31に示されるように駒5a〜5gの
各側面(いずれも窓部側)に、「U」という文字を構成
する文字片U1 〜U4 、「D」という文字を構成する文
字片D1 ,D2 、「J」という文字を構成するJ1 を設
けることで成立させている。
【0093】すなわち、図30の上段に在る図のよう
に、「U」(第1の画)の文字を組上げるときは、第1
の実施例で説明した駒5a〜5gの動し方の要領で、ケ
−ス1の窓部4(上記とは違う一面)に対して文字片U
1 〜U4 を所定の位置に配置すればよい。
【0094】また同状態から図31の中段に在る図のよ
うに、窓部4に対して文字片D1 ,D2 ,U2 ,U4
所定の位置に配置すれば、「U」の文字の一部を共通に
用いた「D」(第2の画、あるいは第1の画に相当)な
る文字が組上がる。
【0095】さらにこの状態から図31の下段に在る図
のように、窓部4に対して文字片J1 ,U3 ,U4 を所
定の位置に配置すれば、「D」の文字の一部を共通に用
いた「J」(第2の画に相当)なる文字が組上がる。
【0096】「B」、「R」、「P」のグル−プを組上
げるパズルは、図32に示されるように駒5a〜5gの
各側面(いずれも窓部側)に、「B」という文字を構成
する文字片B1 〜B4 、「R」という文字を構成する文
字片R1 ,R2 、「P」という文字を構成するP1 を設
けることで成立させている。
【0097】すなわち、図32の上段に在る図のよう
に、「B」(第1の画)の文字を組上げるときは、第1
の実施例で説明した駒5a〜5gの動し方の要領で、ケ
−ス1の窓部4(上記とは違う一面)に対して文字片B
1 〜B4 を所定の位置に配置すればよい。
【0098】また同状態から図32の中段に在る図のよ
うに、窓部4に対して文字片B1 ,B3 ,R1 ,R2
所定の位置に配置すれば、「B」の文字の一部を共通に
用いた「R」(第2の画、あるいは第1の画に相当)な
る文字が組上がる。
【0099】さらにこの状態から図32の下段に在る図
のように、窓部4に対して文字片B1 ,B3 ,R1 ,P
1 を所定の位置に配置すれば、「R」の文字の一部を共
通に用いた「P」(第2の画に相当)なる文字が組上が
る。
【0100】「N」(「Z」)、「I」、「M」のグル
−プを組上げるパズルは、図33に示されるように駒5
a〜5gの各側面(いずれも窓部側)に、「N」という
文字を構成する文字片N1 〜N4 、「I」という文字を
構成する文字片I1 、「M」という文字を構成するM1
を設けることで成立させている。
【0101】すなわち、図33の上段に在る図のよう
に、「N」あるいは「Z」(第1の画)の文字を組上げ
るときは、第1の実施例で説明した駒5a〜5gの動し
方の要領で、ケ−ス1の窓部4(上記とは違う一面)に
対して文字片N1 〜N4 を所定の位置に配置すればよ
い。
【0102】また同状態から図33の中段に在る図のよ
うに、窓部4に対して文字片N3 ,I1 を所定の位置に
配置すれば、「N」あるいは「Z」の文字の一部を共通
に用いた「I」(第2の画、あるいは第1の画に相当)
なる文字が組上がる。
【0103】さらにこの状態から図33の下段に在る図
のように、窓部4に対して文字片N1 ,N2 ,I1 ,M
1 を所定の位置に配置すれば、「I」の文字の一部を共
通に用いた「M」(第2の画に相当)なる文字が組上が
る。
【0104】「E」、「L」、「F」のグル−プを組上
げるパズルは、図34に示されるように駒5a〜5gの
各側面(いずれも窓部側)に、「E」という文字を構成
する文字片E1 〜E4 、「L」という文字を構成する文
字L1 、「F」という文字を構成するF1 ,F2 を設け
ることで成立させている。
【0105】すなわち、図34の上段に在る図のよう
に、「E」(第1の画)の文字を組上げるときは、第1
の実施例で説明した駒5a〜5gの動し方の要領で、ケ
−ス1の窓部4(上記とは違う一面)に対して文字片E
1 〜E4 を所定の位置に配置すればよい。
【0106】また同状態から図34の中段に在る図のよ
うに、窓部4に対して文字片E1 ,E3 ,L1 を所定の
位置に配置すれば、「E」の文字の一部を共通に用いた
「L」(第2の画、あるいは第1の画に相当)なる文字
が組上がる。
【0107】さらにこの状態から図34の下段に在る図
のように、窓部4に対して文字片E1 ,E3 ,F1 ,F
2 を所定の位置に配置すれば、「L」の文字の一部を共
通に用いた「F」(第2の画に相当)なる文字が組上が
る。
【0108】「A」、「W」、「V」のグル−プを組上
げるパスルは、図35に示されるように駒5a〜5gの
各側面(いずれも窓部側)に、「A」という文字を構成
する文字片A1 〜A4 、「W」という文字を構成する文
字W1 〜W3 を設けることで成立させている。
【0109】すなわち、図35の上段に在る図のよう
に、「A」(第1の画)の文字を組上げるときは、第1
の実施例で説明した駒5a〜5gの動し方の要領で、ケ
−ス1の窓部4(上記とは違う一面)に対して文字片A
1 〜A4 を所定の位置に配置すればよい。
【0110】また同状態から図35の中段に在る図のよ
うに、窓部4に対して文字片W1 ,W2 ,W3 ,A3
所定の位置に配置すれば、「A」の文字の一部を共通に
用いた「W」(第2の画、あるいは第1の画に相当)な
る文字が組上がる。
【0111】さらにこの状態から図35の下段に在る図
のように、窓部4に対して文字片A1 ,A2 ,A3 ,W
3 を所定の位置に配置すれば、「W」の文字の一部を共
通に用いた「V」(第2の画に相当)なる文字が組上が
る。
【0112】図36および図37は、本発明の第6の実
施例を示す。本実施例は、第1の実施例の変形例で、一
面で二画を組上げるのではなく、隣合う二面全体に、同
二面を連続する二画を組上げるようにしたものである。
【0113】具体的には、図36および図37に示され
るようにE方向とB方向の窓部4全体(隣合う二面全
体)から見える駒5a,5b,5c,5d,5f,5g
の各側面に、8つの部分イラスト画a1 〜a8 (第1の
構成要素画に相当)で形成される「飛行機」のイラスト
画a(第1の画に相当)を設け、また同窓部4と対向す
る駒に対して隠れる各駒の同窓部に向く各側面に、イラ
スト画aの腹部分を共通にした「鯨」のイラスト画b
(第2の画に相当)を形成する6つの部分イラスト画b
1 ,b2 ,b3 ,b5 ,b7 ,b8 を設けて、二面全体
において「飛行機」のイラスト画aと同イラスト画aの
一部を組合わせた「鯨」のイラスト画bとが組上がるパ
ズルを成立させるようにしてある。
【0114】これにより、二面全体に連続して「飛行
機」のイラスト画aを形成した後、その二面全体におい
て、部分イラスト画a4 ,a6 を構成要素画として共用
した、「鯨」のイラスト画bを形成するというパズルを
行うことができる。
【0115】図38および図39は、本発明の第7の実
施例を示す。本実施例は、第6の実施例の変形例で、パ
ズルが組上げる面を二面同一ではなく、一つは違う面に
したものである。
【0116】具体的には、図38の左側に在る図に示さ
れるように辺αを介して連続するE方向とB方向の窓部
4全体(隣合う二面)から見える駒5a,5b,5c,
5d,5f,5gの各側面に、8つの部分イラスト画a
1 〜a8 (第1の構成要素画に相当)で形成される「ロ
ケットの発射前の状態」のイラスト画a(第1の画に相
当)が設けられ、また辺βを介して連続するE方向とC
方向の窓部4に対向する駒の後側に隠れる各駒の当該窓
部側に向く各側面に、イラスト画aの支持塔下部を共通
にした「ロケットの発射後の状態」のイラスト画b(第
2の画に相当)を形成する7つの部分イラスト画b1
2 ,b3 ,b4 ,b5 ,b6 ,b7 が設けられてい
る。
【0117】つまり、交差する二面、すなわち辺αを介
して上下方向につらなる二面全体において「ロケットの
発射前の状態」が組上がるパズルを成立させ、辺βを介
して左右方向につらなる二面全体において、イラスト画
aの一部を組合わせた「ロケットの発射後の状態」のイ
ラスト画bが組上がるパズルを成立させる構成にしてあ
る。
【0118】これにより、辺αを介して隣合う二面全体
に「ロケットの発射前の状態」のイラスト画aを形成し
た後、辺βを介して隣合う上記二面とは交差する方向に
配置される二面全体に、部分イラスト画a2 を構成要素
画として共用した、「ロケットの発射後の状態」のイラ
スト画bを形成するというパズルを行うことができる。
【0119】図40〜図42は、本発明の第8の実施例
を示す。本実施例は、第1の実施例の変形例で、一面で
二画を組上げるのではなく、ケ−ス1の一つの角部イを
共通とする互いに隣合う三面全体に、同三面を連続する
二画を組上げるようにしたものである。
【0120】具体的には、図40〜図42に示されるよ
うに角部イが共通のE方向、B方向、C方向の窓部4全
体(隣合う三面全体)から見える駒5a,5b,5c,
5d,5f,5gの各側面に、12個の部分イラスト画
1 〜a12(第1の構成要素画に相当)で形成される
「バス」のイラスト画a(第1の画に相当)を設け、ま
た各窓部4と対向する駒に対して隠れる各駒の同窓部に
向く各側面に、イラスト画aの運転席部分を共通にした
「電車」のイラスト画b(第2の画に相当)を形成する
9個の部分イラスト画b1 ,b2 ,b4 ,b6 ,b7
8 ,b9 ,b11,b12を設けて、三面全体において
「バス」のイラスト画aと同イラスト画bの一部を共用
した「電車」のイラスト画bとが組上がるパズルを成立
させるようにしている。
【0121】これにより、角部を共通とする互いに隣合
う三面全体に「バス」のイラスト画aを形成した後、そ
の三面全体において、部分イラスト画a3 ,a5 ,a10
を構成要素画とした、「電車」のイラスト画bを形成す
るというパズルを行うことができる。
【0122】図43および図44は、本発明の第9の実
施例を示す。本実施例は、第6の実施例の変形例で、隣
合う二面を用いて、異なる2画と1画との間でパズルを
組上げるようにしたものである。
【0123】具体的には、図43および図44に示され
るようにE方向の窓部4から見える駒5a,5b,5
c,5dの各側面に、4つの部分イラスト画a1 〜a4
(第1の構成要素画に相当)で形成される「うま」のイ
ラスト画a1 ′(第1の画に相当)を設け、同窓部4と
隣接するB方向の窓部4から見える駒5c,5d,5
f,5gの各側面に、4つの部分イラスト画a5 〜a8
(第1の構成要素画に相当)で形成される「横断歩道」
のイラスト画a2 ′(第1の画に相当)を設け、これら
各窓部4と対向する駒に対して隠れる各駒の同窓部に向
く各側面に、イラスト画a1 の後ろ足の部分を共通にし
て、二面の窓部全体に渡り「しまうま」のイラスト画b
(第2の画に相当)を形成する6つの部分イラスト画b
1 ,b2 ,b3 ,b5 ,b7 ,b8 を設けて、二面全体
において、「イラスト画a1 ′とイラスト画a2 ′」
と、同イラスト画a1 ′の一部を組合わせてなる「しま
うま」のイラスト画bとが組上がるパズルを成立させる
ようにしている。
【0124】これにより、辺部αを介して隣合う二面に
それぞれ「ウマ」と「横断歩道」の「イラスト画a
1 ′,a2 ′を形成した後、それら二面とを連続する、
部分イラスト画a4 ,a6 を構成要素画とした「しまう
ま」のイラスト画bを形成するというパズルを行うこと
ができる。図45〜図47は、本発明の第10の実施例
を示す。
【0125】本実施例は、第1の実施例の変形例で、辺
部両側に部分的に形成される1画と一面全体に形成され
る1画との間でパズルを組上げるようにしたものであ
る。具体的には、図45,図46に示されるようにE方
向の窓部4とB方向の窓部4との間の辺αに配置される
駒5c,5dの上記各窓部4から見える側面に、4つの
部分イラスト画a1 〜a4 (第1の構成要素画に相当)
で形成される「男の子の顔」のイラスト画a(第1の画
に相当)を設け、またE方向の窓部4と対向する駒に隠
れる駒の当該窓部側の各側面に、イラスト画aの顔半分
を共通(部分イラスト画a1 ,a2 )にして、E方向の
窓部4に「異なる表情の人の顔」のイラスト画b(第2
の画に相当)を形成する2つの部分イラスト画a2 ,b
2 を設けて、辺部αを介して隣合う二面の辺部αの周り
にイラスト画aを形成し、そのうちの一方の面全体を用
いてイラスト画bを形成するようにしてある。
【0126】つまり、辺部αを介して隣合う二面の辺部
α周りにイラストが画aを形成した後、隣合う一方の一
面の全体に、部分イラスト画a1 ,a2 を構成要素画と
して用いたイラスト画bを形成するというパズルを行う
ことができる。
【0127】また本実施例は、これに加え、もう1種類
として、図45,図47に示されるようにE方向の窓部
4とC方向の窓部4との間の辺βに配置される駒5d,
5gの上記各窓部4から見える側面に、4つの部分イラ
スト画a2 ,b2 ,C1 ,C2 (イラスト画bの構成要
素画を含む:第1の構成要素画に相当)で形成される異
なる「男の子の顔」のイラスト画c(第1の画に相当)
を設け、またC方向の窓部4と対向する駒に隠れる駒の
当該窓部側の各側面に、イラスト画cの顔半分を共通
(部分イラスト画c1 ,c2 )にして、C方向の窓部4
に「女の子の顔」のイラスト画d(第2の画に相当)を
形成する2つの部分イラスト画d1 ,d2を設けて、辺
部βを介して隣合う二面の辺部の周りにイラスト画cを
形成し、そのうちの一方の面全体を用いてイラスト画d
を形成するようにしてある。
【0128】これにより、イラスト画aからイラスト画
bへ続けて、イラスト画c、イラスト画dを組上げると
いう、イラスト画の一部分を共通にしながら、異なるパ
ズルを組上げるという考えを巡らせるようなパズルを連
続しながら行うことができる。
【0129】なお、上述した実施例は、いずれも立方体
のケ−ス内に、7個の単位立方体を摺動自在に収容して
なる立体パズルを挙げたが、このケ−スの大きさ、単位
立方体の個数などに限定されるものではない。
【0130】この異なる一例が、図48において第11
の実施例として示され、図49において第12の実施例
として示され、図50に第13の実施例として示してあ
る。例えば第11の実施例は、直方体形の透明なケ−ス
1内に、単位立方形の駒5a〜5kを摺動自在に収容
し、E方向の矩形の窓部4から見える全て(4つ)の駒
5a〜5dの各側面に、4つの部分イラスト画a1 〜a
4 (第1の構成要素画に相当)で形成される「子供の
顔」のイラスト画aを設け、また同駒に隠れる後列の各
駒5e〜5hの窓部側に向く各側面に、4つの部分イラ
スト画b1 〜b4(第1の構成要素画に相当)で形成さ
れる「女性の顔」のイラスト画bを設け、さらにこの駒
に隠れる後列の各駒5i〜5kの窓部側に向く各側面
に、イラスト画bの文字ある部分を共通にして「男の
顔」のイラスト画cを形成する3つの部分イラスト画c
1 〜c3 を設けている。
【0131】これにより、E方向に臨むケ−ス1の矩形
の一面全体を利用して、「子供の顔」のイラスト画a、
「女性の顔」のイラスト画b、さらに同イラスト画bの
一部を共通にしたイラスト画cといった3種類のパズル
を組上げることができる。
【0132】第12の実施例は、直方体形の透明なケ−
ス1内に、単位立方形の駒5a〜5kを摺動自在に収容
し、B方向の長方形の窓部4から見える全て(6つ)の
駒5a〜5fの各側面に、6つの部分イラスト画a1
6 (第1の構成要素画に相当)で形成される「ブルド
−ザ」のイラスト画a(第1の画に相当)を設け、また
同駒に隠れる後列の各駒5g〜5kの窓部側に向く各側
面に、3つの部分イラスト画a4 〜a6 (第1の構成要
素画に相当)を用いて、「ショベルカ−」のイラスト画
b(第2の画に相当)を形成するための部分イラストb
1 〜b3 を設けるとともに、4つの部分イラスト画a4
〜a6 ,b3 (第1の構成要素画に相当)を用いて、
「タンク」のイラスト画cを形成するための部分イラス
ト画c1 ,c2 を設けている。
【0133】これにより、B方向に臨むケ−ス1の長方
形の一面全体を利用して、「ブルド−ザ」のイラスト画
a、同イラスト画aの一部を共通にした「ショベルカ
−」のイラスト画b、さらにはイラスト画a,bの一部
を共通にした「タンク」のイラスト画cといった3種類
のパズルを組上げることができる。
【0134】第13の実施例は、立方体形の透明なケ−
ス1内に、単位立方形の駒5a〜5i,6a〜6i,7
a〜7hを摺動自在に収容し、E方向の矩形の窓部4か
ら見える全て(9つ)の駒5a〜5iの各側面に、9つ
の部分イラスト画a1 〜a9で形成される「うさぎ」の
イラスト画aを設け、また同駒の後側に隠れる後列の各
駒6a〜6iの同窓部側に向く各側面(9つ)に、「く
ま」のイラスト画b(第1の画に相当)を形成するため
の部分イラストb1 〜b9 を設け、さらの同駒の後側に
隠れる後列の各7a〜7hの同窓部側に向く各側面(8
つ)に、同「くま」のイラスト画bの部分イラスト画b
5 (第1の構成要素画に相当)を用いて、「ねこ」のイ
ラスト画cを形成するための部分イラスト画c1 ,c
2 ,c3 ,c4 ,c6 ,c7 ,c8 ,c9 を設けてい
る。
【0135】これにより、E方向に臨むケ−ス1の矩形
の一面全体を利用して、「うさぎ」のイラスト画a、
「くま」のイラスト画b、同イラスト画bの一部を共通
にした「ねこ」のイラスト画cといった3種類のパズル
を組上げることができる。
【0136】なお、上述した実施例では、本発明を、イ
ラスト、アルファベットの文字を用いて、パズルを完成
させる立体パズルに適用したが、これに限らず、記号な
どでもよいことはいうまでもない。むろん、上述した実
施例において、ケ−ス内に駒を収容する構造に代えて、
枠体内に駒を収容するようにしても、同様の効果を奏す
る。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように請求項1、請求項2
に記載の発明によれば、第1の画を形成するということ
に加え、隠れた構成要素画を最前側に移しながら、第1
の画の一部を組合わせて、第2の画を形成するという、
かなり考えを巡らせることが要求されるパズルとなる。
【0138】したがって、興趣性に富む立体パズルを提
供することができる。請求項3に記載の発明によれば、
上記効果に加え、透明な立方体形のケ−スなので、目視
性に優れる上、単位立方体を移動させるための操作、す
なわちケ−スを前後方向、左右方向に傾けたり、前後左
右方向に回動操作する操作が行いやすくなる。
【0139】それ故、片手でパズルを容易に進めること
ができる。請求項4に記載の発明によれば、上記効果に
加え、単位立方体を途中で傾いたりせずにケ−ス内を移
動させることができ、収容容器内における単位立方体の
円滑な移動を約束することができる。
【0140】請求項5に記載の発明によれば、上記効果
に加え、立方体形の枠体なので、単位立方体を移動させ
るための操作、すなわちケ−スを前後方向、左右方向に
傾けたり、前後左右方向に回動操作する操作が行いやす
く、片手でパズルを容易に進めやすくなる。
【0141】請求項6に記載の発明によれば、上記効果
に加え、枠体の収容容器でありながら、高い剛性と大き
な目視範囲とを確保することができる。請求項7に記載
の発明によれば、上記効果に加え、収容容器内における
円滑な単位立方体の円滑な移動を確保することができ
る。
【0142】請求項8に記載の発明によれば、上記効果
に加え、収容容器の一面全体を用いたパズルを実現する
ことができる。請求項9に記載の発明によれば、上記効
果に加え、収容容器の各六面を用いたパズルを実現する
ことができる。
【0143】請求項10に記載の発明によれば、上記効
果に加え、収容容器の二面全体を用いたパズルを実現す
ることができる。請求項11に記載の発明によれば、上
記効果に加え、収容容器の交差する二面全体を用いたパ
ズルを実現することができる。
【0144】請求項12に記載の発明によれば、上記効
果に加え、収容容器の三面全体を用いたパズルを実現す
ることができる。請求項13に記載の発明によれば、上
記効果に加え、収容容器において、異なる2画と1画と
の間でのパズルを実現することができる。
【0145】請求項14に記載の発明によれば、上記効
果に加え、辺部の両側部分に形成される1画と一面全体
に形成される1画との間でのパズルを実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の立体パズルの外形を示
す斜視図。
【図2】同立体パズルの構造を説明するための斜視図。
【図3】同立体パズルに内蔵される駒の構造を説明する
ための斜視図。
【図4】(a)は、図1中のX−X線に沿う立体パズル
の内部を示すための断面図。(b)は、同図4中のY部
を拡大して示す断面図。
【図5】ケ−スの一面において組み上がる、一部が共通
となった二種類のイラスト画を示す図。
【図6】同異なる一部が共通となった二種類のイラスト
画を示す図。
【図7】「ねこ」のイラスト画を組上げたときの駒の配
置を、隠れた「ねずみ」の部分イラスト画と共に示す
図。
【図8】「ねずみ」のイラスト画を組上げたときの駒の
配置を、隠れた「ねこ」の部分イラスト画と共に示す
図。
【図9】「ねこ」のパズルを組上げるときの作用を説明
する図。
【図10】「ねずみ」のパズルを組上げるときの作用を
説明する図。
【図11】「ねこ」のパズルを組上げたときのケ−スの
各方向から見える部分イラスト画を示すための図。
【図12】「ねずみ」のパズルを組上げたときのケ−ス
の各方向から見える部分イラスト画を示すための図。
【図13】「首長の恐竜」のパズルを組上げたときのケ
−スの各方向から見える部分イラスト画を示すための
図。
【図14】「角あり恐竜」のパズルを組上げたときのケ
−スの各方向から見える部分イラスト画を示すための
図。
【図15】「イルカ」のパズルを組上げたときのケ−ス
の各方向から見える部分イラスト画を示すための図。
【図16】「ペンギン」のパズルを組上げたときのケ−
スの各方向から見える部分イラスト画を示すための図。
【図17】「ゾウ」のパズルを組上げたときのケ−スの
各方向から見える部分イラスト画を示すための図。
【図18】「サル」のパズルを組上げたときのケ−スの
各方向から見える部分イラスト画を示すための図。
【図19】「ライオン」のパズルを組上げたときのケ−
スの各方向から見える部分イラスト画を示すための図。
【図20】「クマ」のパズルを組上げたときのケ−スの
各方向から見える部分イラスト画を示すための図。
【図21】「キツネ」のパズルを組上げたときのケ−ス
の各方向から見える部分イラスト画を示すための図。
【図22】「タヌキ」のパズルを組上げたときのケ−ス
の各方向から見える部分イラスト画を示すための図。
【図23】本発明の第2の実施例の要部を説明するため
の斜視図。
【図24】同図23中のZ1 −Z1 に沿う平断面図。
【図25】本発明の第3の実施例の要部を説明するため
の斜視図。
【図26】同図25中のZ2 −Z2 に沿う平断面図。
【図27】本発明の第4の実施例の要部を説明するため
の斜視図。
【図28】同図27中のZ3 −Z3 に沿う平断面図。
【図29】同実施例のガイド構造を説明するための一部
断面した斜視図。
【図30】本発明の第4の実施例の要部となるアルファ
ベットの変化を説明するための図。
【図31】同異なるアルファベットの変化を説明するた
めの図。
【図32】同異なるアルファベットの変化を説明するた
めの図。
【図33】同異なるアルファベットの変化を説明するた
めの図。
【図34】同異なるアルファベットの変化を説明するた
めの図。
【図35】同異なるアルファベットの変化を説明するた
めの図。
【図36】本発明の第6の実施例の要部となるパズルを
説明するための図。
【図37】同パズルを組上げたときの駒の部分イラスト
画の位置を示すための図。
【図38】本発明の第7の実施例の要部となるパズルを
説明するための図。
【図39】同パズルを組上げたときの駒の部分イラスト
画の位置を示すための図。
【図40】本発明の第8の実施例の要部となるパズルを
説明するための図。
【図41】同パズルを組上げたときの駒の部分イラスト
画の位置を示すための図。
【図42】同じく駒の部分イラスト画の位置を示すため
の図。
【図43】本発明の第9の実施例の要部となるパズルを
説明するための図。
【図44】同パズルを組上げたときの駒の部分イラスト
画の位置を示すための図。
【図45】本発明の第10の実施例の要部となるパズル
を説明するための図。
【図46】同パズルを組上げたときの駒の部分イラスト
画の位置を示すための図。
【図47】同じく駒の部分イラスト画の位置を示すため
の図。
【図48】本発明の第11の実施例の要部となるパズル
を説明するための図。
【図49】本発明の第12の実施例の要部となるパズル
を説明するための図。
【図50】本発明の第13の実施例の要部となるパズル
を説明するための図。
【符号の説明】
1…ケ−ス(本体,収容容器) 3…収容空間 4…窓部 5a〜5g…駒(単位立
方体) 7…ガイド 7a…凹状溝 11,31…枠体 11b,21b、32…角
部,角部(突条部) 12,33…凹条部(凹状部) 31b…帯状部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓部を有した本体を有し、この本体内に
    は前記窓部の最前部に位置して、駒が幅方向、高さ方向
    に配列されてなる第1の駒列と、この第1の駒列の後側
    に隠れて駒が幅方向、高さ方向に配列されてなる第2の
    駒列とが収容され、かつ各駒は隙間を介して第1および
    第2の駒列内ならびに同第1と第2の駒列との間に移動
    自在である立体パズルにおいて、 前記第1の駒列に在る駒の前記窓部と対向する各側面
    に、前記窓部で第1の画を形成させる第1の構成要素画
    をそれぞれ設け、 前記第2の駒列に在る駒の前記窓部側の各側面に、当該
    駒を第1の駒列に駒組みし直すことによって、前記第1
    の画の一部を共用した第2の画を形成させる第2の構成
    要素画をそれぞれ設けたことを特徴とする立体パズル。
  2. 【請求項2】 目視可能な箱形の収容容器と、 この収容容器に、移動に必要な隙間を空けて、同収容容
    器内を埋めるように幅方向、高さ方向、奥行き方向に収
    容された複数の移動可能な単位立方体と、 この収容された単位立方体のうち、前記収容容器の側面
    部と対向する最前列の単位立方体の各側面にそれぞれ設
    けられ、第1の画を形成する第1の構成要素画と、 この最前列の単位立方体の後側に隠れて配列されている
    単位立方体の前記最前列の単位立方体側に向く各側面に
    それぞれ設けられ、当該単位立法体を最前列に駒組みし
    直すことによって、前記第1の画の一部を共用した第2
    の画を形成させる第2の構成要素画と、 を具備したことを特徴とする立体パズル。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の立体パズルにおい
    て、前記収容容器は、透明な立方体形のケ−スで構成さ
    れることを特徴とする立体パズル。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載の立体パズルにおい
    て、前記ケ−ス内の稜線を構成する部分は、前記単位立
    方体の稜線部が摺動自在に嵌挿される凹状溝を有してい
    ることを特徴とする立体パズル。
  5. 【請求項5】 前記請求項2に記載の立体パズルにおい
    て、前記収容容器は、枠部材を組合わせてなる立法体形
    の枠体で構成されてなることを特徴とする立体パズル。
  6. 【請求項6】 前記請求項5に記載の立体パズルにおい
    て、前記枠部材は、配列された単位立方体の稜線部に向
    かって斜め方向に延びる細長断面を有する帯板状部で構
    成されてなることを特徴とする立体パズル。
  7. 【請求項7】 前記請求項5または請求項6に記載の立
    体パズルにおいて、前記枠部材の単位立方体の稜線部に
    向き合う部分は、前記単位立方体の稜線方向に沿って延
    びる突条部を有し、前記単位立方体の稜線部は前記突条
    部を摺動自在に嵌挿する凹状部を有していることを特徴
    とする立体パズル。
  8. 【請求項8】 前記請求項2に記載の立体パズルにおい
    て、前記第1の画と第2の画とは、前記箱形の収容容器
    の一面全体に形成される画であることを特徴とする立体
    パズル。
  9. 【請求項9】 前記請求項2に記載の立体パズルにおい
    て、第1の画と第2の画とは、前記箱形の収容容器のそ
    れぞれの面に形成される、それぞれ異なる画であること
    を特徴とする立体パズル。
  10. 【請求項10】 前記請求項2に記載の立体パズルにお
    いて、前記第1の画と第2の画とは、前記箱形の収容容
    器の隣合う二面全体に連続して形成される画であること
    を特徴とする立体パズル。
  11. 【請求項11】 前記請求項2に記載の立体パズルにお
    いて、前記第1の画は、前記箱形の収容容器の一面とそ
    れと第1の辺部を介して隣合う他面との全体に形成され
    る画であり、前記第2の画は、前記一面とそれと前記第
    1の辺部とは異なる第2の辺部を介して隣合う他面との
    全体に形成される画であることを特徴とする立体パズ
    ル。
  12. 【請求項12】 前記請求項2に記載の立体パズルにお
    いて、前記第1の画と前記第2の画とは、前記箱形の収
    容容器の角部を共通とする互いに隣合う三面全体に連続
    して形成される画であることを特徴とする立体パズル。
  13. 【請求項13】 前記請求項2に記載の立体パズルにお
    いて、前記第1の画は、前記箱形の収容容器の一面とそ
    れと辺部を介して隣合う他面とにそれぞれ形成される異
    なる画であり、前記第2の画は、前記一面と他面とに渡
    り連続して形成される画であることを特徴とする立体パ
    ズル。
  14. 【請求項14】 前記請求項2に記載の立体パズルにお
    いて、前記第1の画は、前記箱形の収容容器の辺部を介
    して隣合う二面の前記辺部の周りに形成される画であ
    り、第2の画は同隣合う一方の一面の全体に形成される
    画であることを特徴とする立体パズル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019170991A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 美恵 大西 組み立て式パズル

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