JPH07299047A - Mri装置における勾配磁場印加方法およびmri装置 - Google Patents
Mri装置における勾配磁場印加方法およびmri装置Info
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- JPH07299047A JPH07299047A JP6096000A JP9600094A JPH07299047A JP H07299047 A JPH07299047 A JP H07299047A JP 6096000 A JP6096000 A JP 6096000A JP 9600094 A JP9600094 A JP 9600094A JP H07299047 A JPH07299047 A JP H07299047A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 勾配磁場波形の立ち上りや立ち下りの乱れに
起因する画質の劣化やエラーを防止する。 【構成】 スライス軸の勾配磁場GS1,GS2および読み
出し軸の勾配磁場Grの波形として、1/4サイン波形
の立ち上りAとフラット部分と1/4サイン波形の立ち
下りBとを持つ波形を用いる。 【効果】 勾配磁場の立ち上りや立ち下りの変化が滑ら
かになり、勾配磁場駆動回路の電源に高負荷を与えず、
波形の乱れがなくなる。従って、勾配磁場波形の立ち上
りや立ち下りの乱れに起因する画質の劣化やエラーを防
止できる。
起因する画質の劣化やエラーを防止する。 【構成】 スライス軸の勾配磁場GS1,GS2および読み
出し軸の勾配磁場Grの波形として、1/4サイン波形
の立ち上りAとフラット部分と1/4サイン波形の立ち
下りBとを持つ波形を用いる。 【効果】 勾配磁場の立ち上りや立ち下りの変化が滑ら
かになり、勾配磁場駆動回路の電源に高負荷を与えず、
波形の乱れがなくなる。従って、勾配磁場波形の立ち上
りや立ち下りの乱れに起因する画質の劣化やエラーを防
止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、MRI(Magnetic R
esonance Imaging)装置における勾配磁場印加方法およ
びMRI装置に関する。さらに詳しくは、勾配磁場波形
の立ち上り又は立ち下りの乱れに起因する画質の劣化や
エラーを防止することが出来る勾配磁場印加方法および
MRI装置に関する。
esonance Imaging)装置における勾配磁場印加方法およ
びMRI装置に関する。さらに詳しくは、勾配磁場波形
の立ち上り又は立ち下りの乱れに起因する画質の劣化や
エラーを防止することが出来る勾配磁場印加方法および
MRI装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に、従来のSE(Spin Echo)法の
パルスシーケンスを例示する。励起領域選択のために、
90゜パルスR90に対応してスライス軸に勾配磁場G
S1を印加すると共に、180゜パルスR180に対応し
てスライス軸に勾配磁場GS2を印加する。また、周波数
エンコードのために、エコーEに対応して読み出し軸に
勾配磁場Grを印加している。これらの勾配磁場GS1,
GS2,Grには、一般に台形波が用いられている。台形
波の場合、立ち上りaおよび立ち下りbは傾斜した直線
状で,フラット部分が間にある波形となる。
パルスシーケンスを例示する。励起領域選択のために、
90゜パルスR90に対応してスライス軸に勾配磁場G
S1を印加すると共に、180゜パルスR180に対応し
てスライス軸に勾配磁場GS2を印加する。また、周波数
エンコードのために、エコーEに対応して読み出し軸に
勾配磁場Grを印加している。これらの勾配磁場GS1,
GS2,Grには、一般に台形波が用いられている。台形
波の場合、立ち上りaおよび立ち下りbは傾斜した直線
状で,フラット部分が間にある波形となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】勾配磁場に台形波を用
いた場合、勾配磁場駆動回路の電源に加わる高負荷に起
因して、勾配磁場波形の立ち上り又は立ち下りにオーバ
シュートやなまりが発生する。しかし、勾配磁場波形の
立ち上り又は立ち下りにオーバシュートやなまりが発生
すると、画質の劣化やスライス厚のエラーなどを起こす
問題点がある。
いた場合、勾配磁場駆動回路の電源に加わる高負荷に起
因して、勾配磁場波形の立ち上り又は立ち下りにオーバ
シュートやなまりが発生する。しかし、勾配磁場波形の
立ち上り又は立ち下りにオーバシュートやなまりが発生
すると、画質の劣化やスライス厚のエラーなどを起こす
問題点がある。
【0004】例えば、図8に示すように、スライス軸の
勾配磁場GS1の立ち上りaにオーバシュートを生じる
と、90゜パルスR90の前提となる勾配磁場GS1の規
定値から実際値が外れてしまうため、スライスプロファ
イルが劣化し、スライス厚のエラーを起こす。また、図
9に示すように、読み出し軸の勾配磁場Grの立ち上り
aにオーバシュートを生じると、所定の読出間隔での時
間・勾配磁場積(=ハッチング部分の面積)の実際値が
読み出し開始直後は規定値から外れるため、得られるデ
ータが非等ステップとなり、画質が劣化する。さらに、
図10に示すように、スライス軸の勾配磁場GS1や読み
出し軸の勾配磁場Grの立ち上りaになまり(破線は計
画した台形波)を生じると、スライス厚のエラーやFO
V(Field Of View)のサイズエラーを起こしてしま
う。
勾配磁場GS1の立ち上りaにオーバシュートを生じる
と、90゜パルスR90の前提となる勾配磁場GS1の規
定値から実際値が外れてしまうため、スライスプロファ
イルが劣化し、スライス厚のエラーを起こす。また、図
9に示すように、読み出し軸の勾配磁場Grの立ち上り
aにオーバシュートを生じると、所定の読出間隔での時
間・勾配磁場積(=ハッチング部分の面積)の実際値が
読み出し開始直後は規定値から外れるため、得られるデ
ータが非等ステップとなり、画質が劣化する。さらに、
図10に示すように、スライス軸の勾配磁場GS1や読み
出し軸の勾配磁場Grの立ち上りaになまり(破線は計
画した台形波)を生じると、スライス厚のエラーやFO
V(Field Of View)のサイズエラーを起こしてしま
う。
【0005】そこで、この発明の目的は、勾配磁場波形
の立ち上り又は立ち下りの乱れに起因する画質の劣化や
エラーを防止することが出来る勾配磁場印加方法および
MRI装置を提供することにある。
の立ち上り又は立ち下りの乱れに起因する画質の劣化や
エラーを防止することが出来る勾配磁場印加方法および
MRI装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、この発
明は、励起領域選択または周波数エンコードのために勾
配磁場を印加するMRI装置において、前記勾配磁場と
して、立ち上り又は立ち下りの少なくとも一方が1/4
サイン波形で,フラット部分が間にある波形を用いるこ
とを特徴とするMRI装置における勾配磁場印加方法を
提供する。
明は、励起領域選択または周波数エンコードのために勾
配磁場を印加するMRI装置において、前記勾配磁場と
して、立ち上り又は立ち下りの少なくとも一方が1/4
サイン波形で,フラット部分が間にある波形を用いるこ
とを特徴とするMRI装置における勾配磁場印加方法を
提供する。
【0007】第2の観点では、この発明は、励起領域選
択または周波数エンコードのために勾配磁場を印加する
MRI装置において、前記勾配磁場として、立ち上り又
は立ち下りの一方が1/4サイン波形である波形を用い
ることを特徴とするMRI装置における勾配磁場印加方
法を提供する。
択または周波数エンコードのために勾配磁場を印加する
MRI装置において、前記勾配磁場として、立ち上り又
は立ち下りの一方が1/4サイン波形である波形を用い
ることを特徴とするMRI装置における勾配磁場印加方
法を提供する。
【0008】第3の観点では、この発明は、励起領域選
択または周波数エンコードのために勾配磁場を印加する
MRI装置において、立ち上り又は立ち下りの少なくと
も一方が1/4サイン波形で,フラット部分が間にある
勾配磁場波形により前記勾配磁場を印加する勾配磁場印
加手段を具備したことを特徴とするMRI装置を提供す
る。
択または周波数エンコードのために勾配磁場を印加する
MRI装置において、立ち上り又は立ち下りの少なくと
も一方が1/4サイン波形で,フラット部分が間にある
勾配磁場波形により前記勾配磁場を印加する勾配磁場印
加手段を具備したことを特徴とするMRI装置を提供す
る。
【0009】第4の観点では、この発明は、励起領域選
択または周波数エンコードのために勾配磁場を印加する
MRI装置において、立ち上り又は立ち下りのいずれか
一方が1/4サイン波形である勾配磁場波形により前記
勾配磁場を印加する勾配磁場印加手段を具備したことを
特徴とするMRI装置を提供する。
択または周波数エンコードのために勾配磁場を印加する
MRI装置において、立ち上り又は立ち下りのいずれか
一方が1/4サイン波形である勾配磁場波形により前記
勾配磁場を印加する勾配磁場印加手段を具備したことを
特徴とするMRI装置を提供する。
【0010】
【作用】上記第1の観点による勾配磁場印加方法および
上記第3の観点によるMRI装置では、励起領域選択ま
たは周波数エンコードのための勾配磁場波形の立ち上り
又は立ち下りの少なくとも一方に1/4サイン波形を用
いることとした。このため、立ち上り又は立ち下りの少
なくとも一方の変化が滑らかになり、勾配磁場駆動回路
の電源に与える負荷が軽くなり、波形の乱れが生じなく
なる。従って、スライス厚のエラーなどを防止すること
が出来る。なお、ガウス波形やエクスポネンシャル波形
を用いることも考えられるが、1/4サイン波形を用い
た方が面積を計算しやすく波形を設計しやすい。
上記第3の観点によるMRI装置では、励起領域選択ま
たは周波数エンコードのための勾配磁場波形の立ち上り
又は立ち下りの少なくとも一方に1/4サイン波形を用
いることとした。このため、立ち上り又は立ち下りの少
なくとも一方の変化が滑らかになり、勾配磁場駆動回路
の電源に与える負荷が軽くなり、波形の乱れが生じなく
なる。従って、スライス厚のエラーなどを防止すること
が出来る。なお、ガウス波形やエクスポネンシャル波形
を用いることも考えられるが、1/4サイン波形を用い
た方が面積を計算しやすく波形を設計しやすい。
【0011】上記第2の観点による勾配磁場印加方法お
よび上記第4の観点によるMRI装置では、励起領域選
択または周波数エンコードのための勾配磁場波形の立ち
上り又は立ち下りのいずれか一方に1/4サイン波形を
用いることとした。このため、立ち上り又は立ち下りの
一方の変化が滑らかになり、勾配磁場駆動回路の電源に
与える負荷が軽くなり、波形の乱れが生じなくなる。従
って、画質の劣化やFOVのサイズエラーなどを防止す
ることが出来る。
よび上記第4の観点によるMRI装置では、励起領域選
択または周波数エンコードのための勾配磁場波形の立ち
上り又は立ち下りのいずれか一方に1/4サイン波形を
用いることとした。このため、立ち上り又は立ち下りの
一方の変化が滑らかになり、勾配磁場駆動回路の電源に
与える負荷が軽くなり、波形の乱れが生じなくなる。従
って、画質の劣化やFOVのサイズエラーなどを防止す
ることが出来る。
【0012】
【実施例】以下、図に示す実施例によりこの発明をさら
に詳しく説明する。なお、これによりこの発明が限定さ
れるものではない。図1は、この発明のMRI装置の一
実施例のブロック図である。このMRI装置100にお
いて、マグネットアセンブリ1は、内部に被検体を挿入
するための空間部分(孔)を有し、この空間部分を取り
まくようにして、被検体に一定の静磁場を印加する静磁
場コイルと、勾配磁場を発生するための勾配磁場コイル
(勾配コイルは、読み出し軸,位相軸,スライス軸のコ
イルを備えている)と、被検体内の原子核のスピンを励
起するためのRFパルスを与える送信コイルと、被検体
からのNMR信号を検出する受信コイル等が配置されて
いる。静磁場コイル,勾配磁場コイル,送信コイルおよ
び受信コイルは、それぞれ主磁場電源2,勾配磁場駆動
回路3,RF電力増幅器4および前置増幅器5に接続さ
れている。
に詳しく説明する。なお、これによりこの発明が限定さ
れるものではない。図1は、この発明のMRI装置の一
実施例のブロック図である。このMRI装置100にお
いて、マグネットアセンブリ1は、内部に被検体を挿入
するための空間部分(孔)を有し、この空間部分を取り
まくようにして、被検体に一定の静磁場を印加する静磁
場コイルと、勾配磁場を発生するための勾配磁場コイル
(勾配コイルは、読み出し軸,位相軸,スライス軸のコ
イルを備えている)と、被検体内の原子核のスピンを励
起するためのRFパルスを与える送信コイルと、被検体
からのNMR信号を検出する受信コイル等が配置されて
いる。静磁場コイル,勾配磁場コイル,送信コイルおよ
び受信コイルは、それぞれ主磁場電源2,勾配磁場駆動
回路3,RF電力増幅器4および前置増幅器5に接続さ
れている。
【0013】シーケンス記憶回路8は、計算機7からの
指令に従い、記憶されているデータ収集パルスシーケン
スに基づいて勾配磁場駆動回路3を操作し、前記マグネ
ットアセンブリ1の勾配磁場コイルから勾配磁場を発生
させると共に、ゲート変調回路9を操作し、RF発振回
路10の高周波出力信号を所定タイミング・所定包絡線
のパルス状信号に変調し、それをRFパルスとしてRF
電力増幅器4に加え、RF電力増幅器4でパワー増幅し
た後、前記マグネットアセンブリ1の送信コイルに印加
し、目的の領域(スライス)を選択励起する。
指令に従い、記憶されているデータ収集パルスシーケン
スに基づいて勾配磁場駆動回路3を操作し、前記マグネ
ットアセンブリ1の勾配磁場コイルから勾配磁場を発生
させると共に、ゲート変調回路9を操作し、RF発振回
路10の高周波出力信号を所定タイミング・所定包絡線
のパルス状信号に変調し、それをRFパルスとしてRF
電力増幅器4に加え、RF電力増幅器4でパワー増幅し
た後、前記マグネットアセンブリ1の送信コイルに印加
し、目的の領域(スライス)を選択励起する。
【0014】前置増幅器5は、マグネットアセンブリ1
の受信コイルで検出された被検体からのNMR信号を増
幅し、位相検波器12に入力する。位相検波器12は、
RF発振回路10の出力を参照信号とし、前置増幅器5
からのNMR信号を位相検波して、A/D変換器11に
与える。A/D変換器11は、位相検波後のアナログ信
号をディジタル信号に変換して、計算機7に入力する。
計算機7は、A/D変換器11からのデジタル信号に対
する画像再構成演算を行い、目的の領域のイメージ(プ
ロトン密度像)を生成する。このイメージは、表示装置
6にて表示される。また、計算機7は、操作卓13から
入力された情報を受け取るなどの全体的な制御を受け持
つ。
の受信コイルで検出された被検体からのNMR信号を増
幅し、位相検波器12に入力する。位相検波器12は、
RF発振回路10の出力を参照信号とし、前置増幅器5
からのNMR信号を位相検波して、A/D変換器11に
与える。A/D変換器11は、位相検波後のアナログ信
号をディジタル信号に変換して、計算機7に入力する。
計算機7は、A/D変換器11からのデジタル信号に対
する画像再構成演算を行い、目的の領域のイメージ(プ
ロトン密度像)を生成する。このイメージは、表示装置
6にて表示される。また、計算機7は、操作卓13から
入力された情報を受け取るなどの全体的な制御を受け持
つ。
【0015】図2は、上記MRI装置100の動作の要
部フローチャートである。ステップB1では、操作者
が、データ収集用パルスシーケンスを選択する。例え
ば、SE法のパルスシーケンスを選択する。ステップB
2では、操作者が、スライス厚,FOV,撮像マトリッ
クスサイズ,繰り返し時間などのパラメータを設定す
る。ステップB3では、上記パラメータに基づいて、立
ち上り及び立ち下りに1/4サイン波形を用いたスライ
ス軸の勾配磁場波形および読み出し軸の勾配磁場波形を
求める(算出するか又は予め算出し記憶しておいたテー
ブルから読み出す)。ステップB4では、図3に示すご
ときSE法のパルスシーケンスによりデータを収集す
る。この図3のパルスシーケンスでは、励起領域選択の
ために、90゜パルスR90に対応してスライス軸に勾
配磁場GS1を印加すると共に、180゜パルスR180
に対応してスライス軸に勾配磁場GS2を印加する。ま
た、周波数エンコードのために、エコーEに対応して読
み出し軸に勾配磁場Grを印加している。これらの勾配
磁場GS1,GS2,Grは、1/4サイン波形の立ち上り
Aとフラット部分と1/4サイン波形の立ち下りBとを
持つ波形である。ステップB6では、収集したデータを
用いて画像を再構成する。
部フローチャートである。ステップB1では、操作者
が、データ収集用パルスシーケンスを選択する。例え
ば、SE法のパルスシーケンスを選択する。ステップB
2では、操作者が、スライス厚,FOV,撮像マトリッ
クスサイズ,繰り返し時間などのパラメータを設定す
る。ステップB3では、上記パラメータに基づいて、立
ち上り及び立ち下りに1/4サイン波形を用いたスライ
ス軸の勾配磁場波形および読み出し軸の勾配磁場波形を
求める(算出するか又は予め算出し記憶しておいたテー
ブルから読み出す)。ステップB4では、図3に示すご
ときSE法のパルスシーケンスによりデータを収集す
る。この図3のパルスシーケンスでは、励起領域選択の
ために、90゜パルスR90に対応してスライス軸に勾
配磁場GS1を印加すると共に、180゜パルスR180
に対応してスライス軸に勾配磁場GS2を印加する。ま
た、周波数エンコードのために、エコーEに対応して読
み出し軸に勾配磁場Grを印加している。これらの勾配
磁場GS1,GS2,Grは、1/4サイン波形の立ち上り
Aとフラット部分と1/4サイン波形の立ち下りBとを
持つ波形である。ステップB6では、収集したデータを
用いて画像を再構成する。
【0016】以上のMRI装置100によれば、勾配磁
場の立ち上り及び立ち下りの変化が滑らかになり、勾配
磁場駆動回路3の電源に与える負荷が軽くなり、勾配磁
場波形の乱れが生じなくなる。従って、画質の劣化やエ
ラーを防止することが出来る。
場の立ち上り及び立ち下りの変化が滑らかになり、勾配
磁場駆動回路3の電源に与える負荷が軽くなり、勾配磁
場波形の乱れが生じなくなる。従って、画質の劣化やエ
ラーを防止することが出来る。
【0017】なお、図4に示すように、スライス軸の勾
配磁場GS1,GS2だけに1/4サイン波形の立ち上りA
とフラット部分と1/4サイン波形の立ち下りBとを持
つ波形を用い、読み出し軸の勾配磁場Grは台形波とし
てもよい。また、逆に、スライス軸の勾配磁場は台形波
とし、読み出し軸の勾配磁場に1/4サイン波形の立ち
上りとフラット部分と1/4サイン波形の立ち下りとを
持つ波形を用いてもよい。さらに、立ち上り又は立ち下
りの一方が1/4サイン波形で,他方が傾斜した直線状
で,フラット部分が間にある勾配磁場波形を用いてもよ
い。
配磁場GS1,GS2だけに1/4サイン波形の立ち上りA
とフラット部分と1/4サイン波形の立ち下りBとを持
つ波形を用い、読み出し軸の勾配磁場Grは台形波とし
てもよい。また、逆に、スライス軸の勾配磁場は台形波
とし、読み出し軸の勾配磁場に1/4サイン波形の立ち
上りとフラット部分と1/4サイン波形の立ち下りとを
持つ波形を用いてもよい。さらに、立ち上り又は立ち下
りの一方が1/4サイン波形で,他方が傾斜した直線状
で,フラット部分が間にある勾配磁場波形を用いてもよ
い。
【0018】また、SE法以外のパルスシーケンスに、
立ち上り又は立ち下りの少なくとも一方が1/4サイン
波形で,フラット部分が間にある勾配磁場波形を用いて
もよい。図5に、FE(Field Echo)法のパルスシーケ
ンスに上記勾配磁場波形を用いた例を示す。この例で
は、スライス軸の勾配磁場Gsは台形波とし、読み出し
軸の勾配磁場Grに1/4サイン波形の立ち上りAとフ
ラット部分と1/4サイン波形の立ち下りBとを持つ波
形を用いている。
立ち上り又は立ち下りの少なくとも一方が1/4サイン
波形で,フラット部分が間にある勾配磁場波形を用いて
もよい。図5に、FE(Field Echo)法のパルスシーケ
ンスに上記勾配磁場波形を用いた例を示す。この例で
は、スライス軸の勾配磁場Gsは台形波とし、読み出し
軸の勾配磁場Grに1/4サイン波形の立ち上りAとフ
ラット部分と1/4サイン波形の立ち下りBとを持つ波
形を用いている。
【0019】また、図6に示すように、1/4サイン波
形の立ち上りAと直線状の立ち下りbからなる勾配磁場
波形を用いてもよい。逆に、直線状の立ち上りと1/4
サイン波形の立ち下りからなる勾配磁場波形を用いても
よい。
形の立ち上りAと直線状の立ち下りbからなる勾配磁場
波形を用いてもよい。逆に、直線状の立ち上りと1/4
サイン波形の立ち下りからなる勾配磁場波形を用いても
よい。
【0020】
【発明の効果】この発明のMRI装置における勾配磁場
印加方法およびMRI装置によれば、勾配磁場の立ち上
りや立ち下りの変化が滑らかになり、勾配磁場駆動回路
の電源に高負荷を与えることがなくなり、波形の乱れを
生じることがなくなる。従って、勾配磁場波形の立ち上
りや立ち下りの乱れに起因する画質の劣化やエラーを防
止することが出来る。
印加方法およびMRI装置によれば、勾配磁場の立ち上
りや立ち下りの変化が滑らかになり、勾配磁場駆動回路
の電源に高負荷を与えることがなくなり、波形の乱れを
生じることがなくなる。従って、勾配磁場波形の立ち上
りや立ち下りの乱れに起因する画質の劣化やエラーを防
止することが出来る。
【図1】この発明のMRI装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】図1のMRI装置の動作を説明するフローチャ
ートである。
ートである。
【図3】スライス軸および読み出し軸の勾配磁場の立ち
上り,立ち下りに1/4サイン波形を用いたSE法のパ
ルスシーケンス図である。
上り,立ち下りに1/4サイン波形を用いたSE法のパ
ルスシーケンス図である。
【図4】スライス軸の勾配磁場の立ち上り,立ち下りに
1/4サイン波形を用いたSE法のパルスシーケンス図
である。
1/4サイン波形を用いたSE法のパルスシーケンス図
である。
【図5】読み出し軸の勾配磁場の立ち上り,立ち下りに
1/4サイン波形を用いたFE法のパルスシーケンス図
である。
1/4サイン波形を用いたFE法のパルスシーケンス図
である。
【図6】1/4サイン波形の立ち上りと直線状の立ち下
りからなる勾配磁場波形の概念図である。
りからなる勾配磁場波形の概念図である。
【図7】従来のSE法のパルスシーケンス図である。
【図8】スライス軸の勾配磁場の立ち上りのオーバシュ
ートの説明図である。
ートの説明図である。
【図9】読み出し軸の勾配磁場の立ち上りのオーバシュ
ートの説明図である。
ートの説明図である。
【図10】勾配磁場の立ち上りのなまりの説明図であ
る。
る。
100 MRI装置 1 マグネットアセンブリ 3 勾配磁場駆動回路 7 計算機 8 シーケンス記憶回路 R90,R180,Rα RFパルス GS1,GS2,Gr,Gs 勾配磁場 A 1/4サイン波形の立ち
上り B 1/4サイン波形の立ち
下り E エコー
上り B 1/4サイン波形の立ち
下り E エコー
Claims (4)
- 【請求項1】 励起領域選択または周波数エンコードの
ために勾配磁場を印加するMRI装置において、 前記勾配磁場として、立ち上り又は立ち下りの少なくと
も一方が1/4サイン波形で,フラット部分が間にある
波形を用いることを特徴とするMRI装置における勾配
磁場印加方法。 - 【請求項2】 励起領域選択または周波数エンコードの
ために勾配磁場を印加するMRI装置において、 前記勾配磁場として、立ち上り又は立ち下りの一方が1
/4サイン波形である波形を用いることを特徴とするM
RI装置における勾配磁場印加方法。 - 【請求項3】 励起領域選択または周波数エンコードの
ために勾配磁場を印加するMRI装置において、 立ち上り又は立ち下りの少なくとも一方が1/4サイン
波形で,フラット部分が間にある勾配磁場波形により前
記勾配磁場を印加する勾配磁場印加手段を具備したこと
を特徴とするMRI装置。 - 【請求項4】 励起領域選択または周波数エンコードの
ために勾配磁場を印加するMRI装置において、 立ち上り又は立ち下りのいずれか一方が1/4サイン波
形である勾配磁場波形により前記勾配磁場を印加する勾
配磁場印加手段を具備したことを特徴とするMRI装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6096000A JPH07299047A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | Mri装置における勾配磁場印加方法およびmri装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6096000A JPH07299047A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | Mri装置における勾配磁場印加方法およびmri装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07299047A true JPH07299047A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=14152843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6096000A Pending JPH07299047A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | Mri装置における勾配磁場印加方法およびmri装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07299047A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015198818A (ja) * | 2014-04-09 | 2015-11-12 | 株式会社日立メディコ | 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング装置に搭載されるパルスシーケンスの算出方法 |
-
1994
- 1994-05-10 JP JP6096000A patent/JPH07299047A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015198818A (ja) * | 2014-04-09 | 2015-11-12 | 株式会社日立メディコ | 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング装置に搭載されるパルスシーケンスの算出方法 |
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