JPH07298226A - 映像通信装置 - Google Patents

映像通信装置

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JPH07298226A
JPH07298226A JP6089884A JP8988494A JPH07298226A JP H07298226 A JPH07298226 A JP H07298226A JP 6089884 A JP6089884 A JP 6089884A JP 8988494 A JP8988494 A JP 8988494A JP H07298226 A JPH07298226 A JP H07298226A
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JP6089884A
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Inventor
Masatoshi Otani
正寿 大谷
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 文書原稿をセットする操作を簡素化するとと
もに、上記文書原稿を撮像する操作を簡素化し、かつ高
解像度の映像を、通常のテレビ信号方式に基づいて取り
込まれた映像信号から得られるようにする。 【構成】 書画カメラ7と、カメラ方向切替え手段
と、原稿ガイド202と、ガイド映像検出手段と、全
体映像撮像指示手段と、原稿情報検出手段と、画像
処理手段10と、システム制御部13とを設け、文書原
稿を文書原稿台203上に設定する操作および上記設定
した文書原稿のサイズ・方向を検出する操作等を表示モ
ニタを見ながら行わなくてもすむようにするとともに、
上記文書原稿台203上に設定された文書原稿を、原稿
サイズ・方向に応じて撮像するための各種カメラ動作お
よび画像合成処理等を、上記文書原稿のサイズ・方向等
の情報に基づいて自動的に行うことができるようにし、
廉価なNTSC/PAL用のカメラを用いても高解像度
の文書原稿の全体映像が簡単に得られるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像通信装置に係わり、
例えば、音声情報・映像情報・データ等のマルチメディ
ア情報を多重化してリアルタイムに相互通信することが
可能な、テレビ電話装置/会議システム等のAV(Au
dio Visual)通信において、カメラにより文
書原稿を撮像して送信することにより、上記文書原稿を
映像として通信の相手方に表示できるようにした装置に
用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ISDN(サービス総合デジタル
通信網)回線等のデジタル回線による通信サービスの実
用化促進が進み、このようなデジタル回線を用いた映像
情報・音声情報・データ等のマルチメディア情報通信が
実現されてきた。ITU−TS(国際電気通信連合 電
気標準化部門)においてもITU−T Hシリーズ勧告
として、サービス規定・映像符号化方式・マルチメディ
ア多重化構造規定・プロトコル規定等が勧告化されてい
る。
【0003】また、映像処理がリアルタイムに十分処理
可能な高速の処理プロセッサ、圧縮符号化/復号化チッ
プ等も安価に供給されるようになり一段と映像通信が活
性化されようとしている。
【0004】このような通信装置の代表的な装置とし
て、従来よりテレビ会議システムがあるが、上記標準化
の促進、処理プロセッサの高速化、各種画像処理チップ
の廉価化、またパソコン・ワーク ステーションの高機
能化・廉価化とあいまって、パソコンPC・ワークステ
ーションWS上でのテレビ会議・電話機能の実現が促進
されてきている。
【0005】最近のテレビ会議システムにおいては、音
声情報通信に加え、相手の人物画映像をITU−T勧告
H.261等の符号化アルゴリズムに従って圧縮符号化
して相互通信するようにして、お互いに相手の人物動画
映像を見ながら会議を進めることができるようにしてい
る。
【0006】すなわち、一般的に書画カメラといわれる
カメラでもって文書原稿を撮像し、上記文書原稿を映像
として相互通信することにより、共通の文書原稿を画面
上で表示しながら会議を進めるのが一般的な通信形態と
なっている。
【0007】したがって、実際の会議では人の映像だけ
を見ながら進行するのではなく、共通の文書原稿を見な
がら進行することが多くなってきているので、鮮明な文
書原稿の相互通信を会議中に簡単に行える方式の改善が
望まれている。
【0008】文書原稿の相互通信・表示方式として現在
用いられているパソコンPC/ワークステーションWS
をベースとしたテレビ会議システムにおいては、パソコ
ンPC/ワークステーションWS上で作成したドキュメ
ントをそのまま送受信および表示する方式、スキャナー
で読み込んだドキュメントを送受信および表示する方
式、事前にスチルビデオカメラ等で取り込んだ静止画映
像を送受信および表示する方式も試みられている。
【0009】しかし、パソコンPC/ワークステーショ
ンWSの違い等の問題や、操作の煩雑性、実際に表示さ
れたドキュメントへのポインティングやドキュメント差
し替えの煩雑さ等の種々の問題があった。更には、専用
のカメラ・スキャン等を別途用意すると高価になってし
まい、かつ操作が益々複雑になってしまう等の問題もあ
り一般的には普及していない。
【0010】そこで、誰でも簡単に文書原稿の送受信を
行え、かつ立体的なものも送受信可能な方式として、書
画カメラによる送受信がもっともよく用いられている。
上記書画カメラとしては、書画カメラ専用のものや、人
物カメラ/書画カメラ兼用のものがある。
【0011】従来は、書画カメラまたは兼用のカメラの
書画カメラモードにて文書原稿を送信する場合、先ず、
書画カメラ台/書画カメラの下に文書原稿をセットし、
画面を見ながらカメラの焦点・ズーム度・文書原稿設定
位置合わせを行う。
【0012】この場合、通常のNTSC/PAL映像信
号出力のカメラでは、文字中心のA4相当の文書原稿全
体を表示しても文字が解読できないため、セットした文
書原稿の一部を必要に応じて解読可能な表示にするよう
にズーム制御を行っている。このようにして撮像するこ
とにより得られた映像はNTSC/PALといった通常
の映像信号にて取り込まれる。
【0013】そして、人物映像と同様な動画映像として
符号化として送信するか、あるいは取り込みは同様に行
い、ユーザ操作により静止画映像として符号化および送
信する方式が用いられている。受信側では、復号化後通
常の人物画映像と同様に表示している。
【0014】ところで、現在市販されているCCDカメ
ラで一般的な38万画素相当のカメラは、読み取り表示
有効画素数は一般的に、水平解像度450本、垂直解像
度350本程度である。そこで、分かりやすくするため
に、FAXでいう解像度に換算して比較してみると、A
4文書原稿を撮像した場合、約2pel/mm(約50
dpi)に相当する。
【0015】また、最近のパソコンPC/ワークステー
ションWS等のOAモニタの解像度は、高解像度表示可
能なものが廉価に提供されるようになり、1280×1
024/1024×768といった表示が可能となって
いる。A4原稿をFAXにて200dpiで読み込む時
は、1728×2339のドット数であり、約この半分
100dpi相当約800×1000程度の解像度があ
れば高解像度表示対応のOAモニタ上でほぼA4文書原
稿1枚の表示は可能である。
【0016】また、実際スキャナで読み込んだ文書原稿
を表示した時、解読可能な表示ができることが知られて
いる。そして、NTSC/PAL等の映像入力信号は横
縦比4:3であり、A4文書原稿は210mm×297
mmである。このため、横向きの文書原稿は約4:3で
問題ないが、縦向きの文書原稿の場合逆に3:4となる
ので、方向が合わないことになる。
【0017】上記解像度から算出して、A4文書原稿の
場合は4分割して入力すれば、ほぼ満足な映像が得られ
ることを利用して、実際に4分割入力を試みたものもあ
る。しかし、この場合はカメラをメカ的に可動させて入
力するため、メカ的な動き誤差があるために最終的に合
成された全体映像は境界部分が歪なものとなってしまっ
ている。
【0018】また、同じA4文書原稿でも横方向・縦方
向の違いにより映像の読み取り方式も変える必要があ
る。ましてや、B4・A5ドキュメント等のようにサイ
ズの異なるドキュメントの場合は、カメラ制御を異なら
せなければならない。また、文書原稿を原稿台のどの位
置にセットするかによってもカメラの可動の位置も異な
ってしまう。このような問題があるのに、従来の装置は
セットするユーザの操作に任せてしまっていて、この点
を十分考慮していなかった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記従来の
装置では、文書原稿を送信する場合、先ず、書画カメラ
台/書画カメラの下に文書原稿セットし、表示画面を見
ながら文書原稿設定位置が正しく映像の真ん中にセット
されるように人手により調整していた。また、カメラの
焦点・ズーム範囲設定を、表示画面を見ながら設定を行
わなければならず非常に煩雑な操作が必要であった。
【0020】また、文書原稿を撮像した映像は、NTS
C/PALといった通常の映像信号にて取り込まれるよ
うになっていた。したがって、オフィスで通常取り扱う
マニュアルやワープロ等で作成されたA4サイズ相当の
文書原稿全体を表示するには解像度が低すぎ、相当大き
な文字による文書以外は撮像は不可能であった。すなわ
ち、解読可能な文書原稿を撮像して表示することは困難
であった。
【0021】なお、文書原稿の4分割入力を試みたもの
はあったが、この場合は、カメラ全体を可動させるよう
な大掛かりな機構が必要なため高価になってしまう。ま
た、実際にセットされる原稿にはB4・A5・B5サイ
ズ等様々なサイズの文書原稿、およびそれぞれが横方向
文書/縦方向文書といった方向性の違いがあるので、ユ
ーザの操作に頼っていると、非常に煩雑な操作をユーザ
に強いることになってしまうとともに、サイズごとに適
正な解像度を得ることができていない問題があった。
【0022】本発明は上述の問題点にかんがみ、文書原
稿をセットする操作を簡素化するとともに、上記文書原
稿を撮像する操作を簡素化し、しかも、上記セットされ
た文書原稿のサイズごとに適正な解像度を、通常のテレ
ビ信号方式に基づいて取り込まれた映像信号から得られ
るようにすることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の映像通信装置
は、映像情報を入力するための映像情報入力手段と、上
記映像情報入力手段を介して入力された入力映像情報を
指定された符号化方式に従って符号化する符号化手段
と、上記符号化された映像情報を通信回線を介して相手
の通信装置に送信する映像情報送信手段と、相手の通信
装置の映像情報送信手段から送信されてくる符号化映像
情報を受信して復号化する復号手段と、上記入力映像情
報および上記受信映像情報を表示する表示手段とを有す
る映像通信装置において、上記映像情報入力手段として
設けられたカメラと、上記カメラにより文書原稿を撮像
して入力する時は、上記カメラを文書原稿台方向に向け
るように方向を切り替えるカメラ方向切替え手段と、上
記文書原稿台上の所定位置に上記文書原稿を設定するガ
イド手段と、上記カメラにより上記文書原稿台の全体映
像を撮像するように指示する全体映像撮像指示手段と、
上記カメラから出力されるガイド手段の全体映像を検出
するガイド映像検出手段と、上記ガイド映像検出手段に
より検出されたガイド手段の全体映像に基づいて上記文
書原稿台の所定位置に設定された文書原稿のサイズ・方
向を検出する原稿情報検出手段と、上記検出された原稿
情報に基づいて上記文書原稿を撮像するために行う上記
カメラの各種の動作制御、および実際に撮像された文書
原稿映像の処理を自動的に制御する制御手段とを具備し
ている。
【0024】また、本発明の他の特徴とするところは、
映像情報を入力するための映像情報入力手段と、上記映
像情報入力手段を介して入力された入力映像情報を指定
された符号化方式に従って符号化する符号化手段と、上
記符号化された映像情報を通信回線を介して相手の通信
装置に送信する映像情報送信手段と、相手の通信装置の
映像情報送信手段から送信されてくる符号化映像情報を
受信して復号化する復号手段と、上記入力映像情報およ
び上記受信映像情報を表示する表示手段とを有する映像
通信装置において、上記文書原稿を文書原稿台上におい
た時に、上記映像情報入力手段として設けられたカメラ
により上記文書原稿台全体を撮像するよう指示する手段
と、上記文書原稿台の全体映像中より文書原稿映像領域
を検出する原稿領域検出手段と、上記原稿領域検出手段
によって検出された文書原稿映像領域の縦横方向のサイ
ズを計算して上記文書原稿台上におかれた文書原稿のサ
イズ・方向を検出する原稿情報検出手段と、上記検出さ
れた文書原稿サイズ・方向の情報に基づいて上記文書原
稿を撮像するために行う上記カメラの各種動作制御、お
よび実際に撮像された文書原稿映像の処理を自動的に制
御する手段とを有している。
【0025】
【作用】本発明は上記技術手段を有するので、文書原稿
を撮像するときに、カメラを上記文書原稿台方向に自動
的に向けることができるようになるとともに、上記文書
原稿を文書原稿台に設定する操作、および上記設定した
文書原稿のサイズ・方向を自動的に検出することができ
るようになる。これにより、カメラを手動で文書原稿に
向ける操作を省略したり、上記文書原稿台上の所定位置
に設定された文書原稿を原稿サイズ・方向に応じて撮像
するための各種カメラ動作制御、および読み込まれた文
書原稿映像を合成するための画像処理を自動的に行うこ
とができるようになるとともに、高解像度の文書原稿の
全体映像を、廉価な通常のNTSC/PAL用のカメラ
を用いて得ることができるようになる。さらに、文書原
稿のサイズの変化に関係なく高解像度な文書映像が得ら
れるようになる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の映像通信装置の一実施例を図
面を参照して説明する。図1は、本発明の映像通信装置
の主要部の概略構成を示す機能構成図である。図1に示
したように、本実施例の映像通信装置は、書画カメラ7
と、カメラ方向切替え手段と、文書原稿台203と、
原稿ガイド202と、ガイド映像検出手段と、全体映
像撮像指示手段と、原稿情報検出手段と、画像処理
手段10と、表示部8と、システム制御部13と、操作
部12とを具備している。
【0027】上記カメラ方向切替え手段は、書画カメ
ラ7により文書原稿を撮像して映像入力する時に、上記
書画カメラ7を文書原稿台203の方向に自動的に向く
ようにするためにその向きを切替えるためのものであ
る。また、全体映像撮像指示手段は、書画カメラ7が
文書原稿台203の全体映像を撮像するように指示する
ために設けられているものである。
【0028】また、原稿ガイド202は文書原稿台20
3上の所定位置に上記文書原稿を設定するためのもので
あり、本実施例においては可動原稿ガイドを用いてい
る。次いで、ガイド映像検出手段は、上記書画カメラ
7から出力されるガイド手段の全体映像を検出するため
のものである。
【0029】さらに、原稿情報検出手段は、上記ガイ
ド映像検出手段により検出された原稿ガイド202の全
体映像に基づいて上記文書原稿台203の所定位置に設
定された文書原稿のサイズ・方向を自動的に検出するた
めに設けられているものであり、検出した原稿情報をシ
ステム制御部13に通知する。
【0030】画像処理手段10は、書画カメラ7から入
力される文書原稿映像を合成して出力するために設けら
れているものである。また、システム制御部13は、原
稿情報検出手段から通知される原稿サイズ・方向等の
原稿情報に基いて上記書画カメラ7の撮像動作を制御す
るとともに、上記画像処理手段10の処理内容を制御す
るためのものである。
【0031】このような各機能を有する本実施例の映像
通信装置の動作を、以下に詳細に説明する。図2は、本
発明の一実施例のテレビ会議装置の概略構成を示すブロ
ック図である。図2において、1は本装置の音声入出力
手段の一つであるハンドセット、2は本装置の音声入力
手段の一つであるマイク、3は本装置の音声出力手段の
一つであるスピーカ、4は音声インタフェース部であ
る。
【0032】音声インタフェース部4は、音声入出力手
段としてハンドセット1、マイク2、スピーカ3を切り
換える切換え処理、ハンドセット1がオンフック状態ま
たはオフフック状態のいずれにあるかを検出するオン/
オフフック検出処理、音声入出力手段としてマイク2と
スピーカ3を使用したときにエコーを消去するためのエ
コーキャンセル処理、ダイヤルトーン、呼出音、ビジー
トーン、着信音等のトーンの生成処理等を後述するシス
テム制御部13の指示により行う。
【0033】5は音声符号化復号化部であり、システム
制御部13の指示により、64kbpsPCMA−la
w/μ−law、64kbps/56kbps/48k
bps SB−ADPCM、16kbps LD−CE
LP等の音声信号符号化、復号化アルゴリズムに従って
送信音声信号を符号化するとともに、受信音声信号を復
号化する。
【0034】6は本実施例の映像通信装置の画像入力手
段の一つであり、自画像等を入力するためのカメラであ
る。また、7は書画カメラであり、本実施例の画像入力
手段の一つであり文書原稿等を入力するためのものであ
る。8は表示であり、カメラ6または書画カメラ7から
入力される映像信号、および通信の相手装置からの受信
画像、操作画面、共用画面等を表示するためのものであ
る。
【0035】9はビデオインタフェース部であり、シス
テム制御部13の指示により、画像入力手段の切換え処
理、および入力画像と受信画像と操作画面と共有画面の
表示切換え処理等を行う。
【0036】10は書画カメラ7からの入力映像の鏡像
処理、書画カメラからの分割入力映像の各種合成処理、
入力映像中の特定映像の検出処理、受信映像と入力映像
との合成処理、システム制御部より指示される操作画面
・ポインティング情報等のグラフィックデータと映像と
のオーバーレイ処理等を行うビデオ編集および処理部で
ある。
【0037】11はITU−T勧告H.261等の符号
化アルゴリズムに従って送信画像の符号化および受信画
像信号の復号化を行うビデオ符号化復号化部、12は本
実施例の映像通信装置の制御全般を行うための制御情報
および各種データを作成する際に入力に使用するキーボ
ード、ポインティングを制御するマウスやタッチパネル
およびデジタイザ、トラックボール等から構成される操
作部、13はCPU、ROM、RAM等を備え、各部の
状態を監視し装置全体の制御、状態に応じた操作/表示
画面の作成およびアプリケーションプログラムの実行等
を行うシステム制御部、
【0038】14はシステム制御部13からの制御コマ
ンドをITU−T準拠時はBAS符号に変換し、ITU
−T勧告H.221等に従って、上記BAS符号と音声
符号化復号化部5からの音声信号とビデオ符号復号化部
11からの映像信号とシステム制御部13からのデータ
信号とを送信フレーム単位に多重化するとともに、受信
フレームを上記構成要素に分離し、それぞれを音声符号
化復号化部5とをビデオ符号化復号化部11とシステム
制御部13に送出する多重分離化部、
【0039】15はシステム制御部13との間でコマン
ドの授受により、ISDNユーザ・網インタフェース/
PSTN各種モデムインタフェース等に従って回線を制
御する回線インタフェース部、16は本実施例の映像通
信装置全体の各種制御情報や受信/送信音声情報・映像
情報/事前入力ドキュメント等を記憶しておくHD等の
記憶部、17は本実施例の映像通信装置が実際に接続さ
れるISDN/PSTN/LAN等の回線である。
【0040】図3は、本実施例の映像通信装置における
書画カメラ7からのビデオ入力・ビデオ編集部分を示す
機能ブロック図である。図中、101は書画カメラ7を
文書原稿撮像に適した方向に可動させる書画カメラ回転
機構、102はシステム制御部13からの指示により書
画カメラ部7のパンおよびチルト・ズーム等の動作、お
よび書画カメラ回転台101の動作を制御するカメラ可
動制御部である。
【0041】103は人物カメラ6と書画カメラ7との
入力切り換えを行うビデオスイッチ、104はカメラ
6、7からのアナログNTSC映像信号を処理可能にサ
ンプリングしてデジタル化するNTSCデコーダであ
る。
【0042】また、105は画像合成処理部であり、こ
れはNTSCデコーダ104にてデジタイズされた映像
信号をメモリアクセス制御部108を経由してメモリ1
07に記憶したあと、原稿ガイド映像検出部108から
分割入力映像のオーバーレイ合成、分割入力映像中への
原稿ガイド位置通知に基づく、分割映像境界ガイド映像
オーバーレイ書込み等各種画像合成を行うためのもので
ある。
【0043】106は原稿ガイド映像検出部である。こ
の原稿ガイド映像検出部106は、図1におけるガイド
映像検出手段に相当するものであり、メモリ110に
記憶された書画カメラ台全体映像中より原稿ガイド映像
を検出し、システム制御部13の制御の下に原稿ガイド
の原稿台中での位置座標、およびそこから算出される原
稿サイズ、および原稿方向を検出したり、分割入力映像
中より再度原稿ガイド映像を検出したり、境界ガイド映
像を検出したりするためのものである。
【0044】107はデジタル化された映像を記憶する
メモリである。また、108はメモリアクセス制御部で
あり、メモリ107への書込み・読込み等のアクセスを
制御を行うためのものである。さらに、109は表示部
8に表示するための表示VRAMである。なお、説明を
簡単にするために、図3においては人物カメラ6と書画
カメラ7とを別々に記述しているが、同じカメラを用い
てモードを切り換えてもよい。この時、ビデオスイッチ
103は入力モード切換えスイッチとして動作する。ま
た、画像合成処理部105、原稿ガイド映像検出部10
6等は高速のビデオプロセッサ等により実質は共通に構
成されてもよい。
【0045】図4は、本発明の一実施例を示す書画カメ
ラの概念図である。図中201は書画カメラ部、202
は実際に文書原稿位置を固定する原稿ガイド、203は
文書原稿を置く原稿台、204は文書原稿を照らすため
の照明、205・206・207は各々書画カメラ20
1本体の方向を左右/正面および下方/原稿台上の中心
位置方向等によって移動させるための回転台機構であ
る。
【0046】図5〜図10は、原稿台203上の概略図
である。図中208−1/208−2/208−3/2
08−4/208−5/208−6は、原稿ガイド20
2を移動させるためのスライドである。また、301は
原稿台203の中心点である。301〜310は各々原
稿をセットした時の、各原稿の中心点である。
【0047】図11および図12は、実際にA4文書原
稿を4分割させて撮像する時の分割映像撮像図であり、
図13および図14はA4横方向文書原稿の撮像および
メモリ書込み時の概念図である。図15および図16
は、本実施例の映像通信装置の処理手順を説明するため
のフローチャートである。
【0048】以下、図15および図16のフローチャー
トに従って詳述する。 先ず、ステップP1にて送信す
る文書原稿を原稿台203にセットする。次にステップ
P2にて原稿ガイド203を移動させ文書原稿に合わせ
る。ステップP3にて、映像入力を書画カメラ/書画カ
メラモードに切り換える。
【0049】この切り換えは書画カメラおよび人物カメ
ラ兼用時は図4に示したような書画カメラ7の書画カメ
ラ部201部を206の書画カメラ向き正面/下方回転
台を可動させることにより自動検知も可能であり、また
逆にシステム制御部からの指示により206を可動させ
ることも可能である。
【0050】次に、ステップP4にて書画カメラ焦点を
図5〜図10に示す原稿台203の中心点301に合わ
せ、原稿台203全体を撮像する範囲にズームを自動調
整するようシステム制御部13より、カメラ可動制御部
102に指示を出し、書画カメラ7の焦点およびズーム
領域を合わせる。
【0051】次に、ステップP5にて上記原稿台203
の全体撮像映像を入力し、メモリ107に書き込む。次
に、ステップP6にて上記取込映像中を原稿ガイド映像
検出部より検索スタートする。ステップP7では、引き
続き原稿台203全体映像を監視し、原稿ガイド位置が
固定されたかどうかを監視する。
【0052】原稿ガイド202が固定されたことを検出
したらステップP8に進み、上記ステップP6にて検出
した原稿ガイド位置の原稿ガイド位置座標を検出する。
次に、ステップP8にて確定された原稿ガイド位置座標
により、ステップP9では原稿ガイドおよび原稿方向の
算出を行う。
【0053】例えば、図5では、原稿ガイド202をス
ライド208−1に添って移動させて原稿をセットする
ことにより、各々A3サイズ原稿の横方向および縦方向
文書原稿はA3L、A3Pの領域になるようされること
になる。
【0054】また、A4サイズ原稿の横方向および縦方
向文書原稿はA4L,A4P領域にセットされることに
なる。この時、原稿ガイド位置を中心点301からの相
対位置、もしくは原稿台203の左上角からの座標によ
り検出することにより、原稿サイズおよび方向を検出す
る。
【0055】また、図6はどんな文書原稿でも中心点は
常に301にくるようにスライドさせる原稿ガイドおよ
びスライド例である。また、図7は原稿ガイドが左右・
上下特に制限なくスライド可能なため、同一文書原稿で
もセットの仕方で中心位置は異なるような原稿ガイドお
よびスライド例である。この場合は、原稿ガイド位置だ
けでなく、文書原稿全体のエッジを検出して原稿サイズ
および方向を検出する必要がある。
【0056】図8は、原稿ガイド202を可動される部
分202−1と、例えば、図のように右下部分に固定さ
れる部分202−2との別れ、右下部分の原稿ガイド2
02−2に常に文書原稿の右下部分を合わせて、左上の
原稿ガイド202−1部分を移動させる原稿ガイドおよ
びスライド例である。
【0057】図9は、原稿ガイドは特に原稿台203に
固定されている必要はなく、原稿ガイド202−1、2
02−2、202−3、202−4の4つの原稿ガイド
により原稿の4角を固定する原稿ガイド例である。この
時は、原稿ガイド間の距離を算出することにより、原稿
サイズおよび方向を自動検出する。
【0058】次に、ステップP10では、ステップP8
にて検出された文書原稿サイズおよび方向に基づき、分
割撮像映像領域およびカメラ制御方式をシステム制御部
13により決定する。次のステップP11にて実際のカ
メラ移動位置座標や各領域の座標を原稿ガイド位置座標
より算出する。次のステップP12では、文書原稿がA
4横方向の文書かどうかを判断する。
【0059】ステップP12の判定の結果、A4文書原
稿と判断したならステップP13に進み、カメラ方向を
A4横方向文書分割撮像に適した方向に切り換え、次
に、ステップP14に進む。ステップP14では、A4
横方向文書の分割撮像であることより図11(a)、図
12(a)のように、第1の領域a1、第2の領域b
1、第3の領域c1、第4の領域d1を順次撮像するた
めの算出されたカメラ焦点およびズーム撮像領域を、シ
ステム制御部13の指示により合わせる。
【0060】そして、次のステップP15にて、先ず、
第1の読込みフレームの領域a1を撮像するため、カメ
ラ焦点を算出された焦点位置401−1に合わせるべく
書画カメラ7をパンおよびチルトし、かつ、撮像全体領
域が第1の領域a1に合致するようズームを合わせる。
【0061】次に、ステップP16にて領域a1の映像
をメモリ107に取り込むとともに、取込分割映像中か
ら再度原稿ガイド202−1の映像を原稿ガイド映像検
出部106にて検出する。そして、原稿ガイド202−
1の位置座標(XL1−1,YL1−1)より算出し
て、(XL1−1−ΔXl、YL1−1−ΔYl)に境
界ガイド403−1の映像を作成する。
【0062】また、(XL1−1+ΔX2、YL1−
1)に境界ガイド403−5の映像を作成するととも
に、(XL1−1、YL1−1+ΔY2)に境界ガイド
403−8の映像を作成し、オーバーラトする。また
は、図5、図6、図8のように原稿台上の境界ガイドが
表示されているときは、図13(a)中の分割映像境界
領域ガイド403−1、403−5、403−8の映像
を、原稿ガイド映像検出部106より検出する。
【0063】この検出した位置を画像合成処理部105
に通知し、システム制御部13からの原稿サイズおよび
方向、および第1フレームおよびメモリ書込みアドレス
等の指示を受けて、画像合成処理部105はステップP
17にて各境界ガイドが固定メモリアドレスに設定され
るようメモリ上に再書込みする。
【0064】例えば、境界ガイド403−1の中心がア
ドレス(Xl1、Yl1)となり、境界ガイド403−
5の中心がアドレス(Xl2、Yl1)となり、境界ガ
イド403−8の中心がアドレス(Xl1、Yl2)と
なるようにするために、必要に応じて回転処理も行った
上で、メモリアクセス制御部108を経由してメモリ1
07上に再書込みを行う。
【0065】次に、ステップP18に進み、第2読込み
フレームの領域b1撮像のため、カメラ焦点を算出され
た焦点位置401−2に合わせるべく書画カメラ7をパ
ンおよびチルトしかつ、撮像全体領域が第2の領域b1
に合致するようズームを合わせる。
【0066】次に、ステップP19にて第2の領域b1
の映像をメモリ107に取り込むとともに、取込分割映
像中から再度原稿ガイド202−2の映像を原稿ガイド
映像検出部106にて検出し、原稿ガイド202−2の
位置座標(XL3−2,YL1−2)より算出して、
(XL3−2+ΔXl、YL1−2−ΔYl)に境界ガ
イド403−2を、(XL3−2−ΔXl、YL1−
2)に境界ガイド403−5を、(XL3−2+ΔX
l、YL1−2+ΔY2)に境界ガイド403−6の映
像を作成しオーバーラトする。
【0067】また、オーバーラトする代わりに、図5、
図6、図8のように、原稿台上に境界ガイドが表示され
ているときは、分割映像境界領域ガイド403−2、4
03−5、403−6の映像を原稿ガイド映像検出部1
06により検出する。そして、この位置を画像合成処理
部105に通知し、第2フレームのメモリ書込みアドレ
ス情報に基づき、画像合成処理部105はステップP2
0にて各境界ガイドが固定メモリアドレスに設定される
ようメモリ上に再書込みする。
【0068】境界ガイド403−2の中心をアドレス
(Xl3、Yl1)、境界ガイド403−5の中心をア
ドレス(Xl2、Yl1)となるように、境界ガイド4
03−6の中心をアドレス(Xl3、Yl2)となるよ
うに、必要に応じて回転処理も行った上でメモリアクセ
ス制御部108を経由してメモリ107上に再書込みを
行う。
【0069】さらに、次のステップP21にて、図14
(b)に示された境界ガイド403−5を挟んだ矩形領
域(Xl2−2,Xl2−1)(Yl1−1/Yl1−
2,Yl2−2/Yl2−1)は第1の領域a1にて取
り込んだ映像領域とメモリ107上にて重複するため、
画像合成処理部105にて第2の領域b1をメモリ10
7に書き込む時、上記矩形領域に関しては画像オーバー
レイ処理をして書き込む。
【0070】次に、ステップP22に進み、第3読込み
フレームの領域c1撮像のため、カメラ焦点を算出され
た焦点位置401−3に合わせるべく、書画カメラ7を
パンおよびチルトし、かつ撮像全体領域がc1に合致す
るようズームを合わせる。
【0071】次に、ステップP23にて、領域C1の映
像をメモリ107に取り込むとともに、取込分割映像中
から再度原稿ガイド202−3の映像を原稿ガイド映像
検出部106にて検出し202−3の位置座標(XL3
−3,YL3−3)より算出して、(XL3−3+ΔX
l、YL3−3+ΔYl)に境界ガイド403−3を、
(XL3−3+ΔXl、YL3−3−でY2)に境界ガ
イド403−6を、(XL3−3−ΔX2、YL3−3
+ΔYl)に境界ガイド403−7の映像を作成しオー
バーライトする。
【0072】または、図5、図6、図8のように、原稿
台上に境界ガイドが表示されているときは、分割映像境
界領域ガイド403−3、403−6、403−7の映
像を原稿ガイド映像検出部106により検出する。
【0073】次に、ステップP24にて、この位置を画
像合成処理部105に通知し、第3フレームのメモリ書
込みアドレス情報に基づき画像合成処理部105が、各
境界ガイドが固定メモリアドレスに設定されるようメモ
リ上に再書込みする。
【0074】境界ガイド403−3の中心をアドレス
(Xl3、Yl3)、境界ガイド403−6の中心をア
ドレス(Xl3、Yl2)、境界ガイド403−7の中
心をアドレス(Xl2、Yl3)となるよう必要に応じ
て回転処理も行った上でメモリアクセス制御部108を
経由してメモリ107上に再書込みを行う。
【0075】さらに、この時、図14(b)に示される
ように、境界ガイド403−6を挟んだ矩形領域(Xl
2−2/Xl2−3,Xl3−2/Xl3−3)(Yl
2−3,Yl2−2)は領域b1にて取り込んだ映像領
域と、矩形領域(Xl2−3,Xl2−1)(Yl2−
3,Yl2−1)の部分の映像は領域a1にて取り込ん
だ映像領域とメモリ107上にて重複して取り込まれて
いるため、画像合成処理部105にて領域c1をメモリ
107に書き込む時、上記矩形領域に関しては画像オー
バーレイ処理をして書き込む(ステップP25)。
【0076】次に、ステップP26に進み、A4横方向
文書読込みの最後のフレームである第4読込みフレーム
の領域d1撮像のため、カメラ焦点を算出された401
−4に合わせるべく書画カメラ7をパンおよびチルト
し、かつ撮像全体領域が第4の領域d1に合致するよう
ズームを合わせる。
【0077】次に、ステップP27にて第4の領域d1
の映像をメモリ107に取り込むとともに、取込分割映
像中から原稿ガイド202−4の映像を再度原稿ガイド
映像検出部106にて検出し、原稿ガイド202−4の
位置座標(XL1−4,YL3−4)より算出して、
(XL1−4−ΔXl、YL3−4+ΔYl)に境界ガ
イド403−4を作成し、(XL1−4+ΔX2、YL
3−4+ΔYl)に境界ガイド403−7を作成し、
(XL3−4−ΔXl、YL3−4−ΔY2)に境界ガ
イド403−8の映像を作成しオーバーライトする。
【0078】また、オーバーライトする代わりに、図
5、図6、図8のように、原稿台上に境界ガイドが表示
されているときは、分割映像境界領域ガイド403−
4、403−7、403−8の映像を原稿ガイド映像検
出部106により検出する。そして、この位置を画像合
成処理部105に通知し、第4フレームのメモリ書込み
アドレス情報に基づき画像合成処理部105はステップ
P28にて各境界ガイドが固定メモリアドレスに設定さ
れるようメモリ107上に再書込みする。
【0079】境界ガイド403−4の中心がアドレス
(Xl1、Yl3)となり、境界ガイド403−7の中
心がアドレス(Xl2、Yl3)となり、境界ガイド4
03−8の中心がアドレス(Xl1、Yl2)となるよ
うに、必要に応じて回転処理も行った上でメモリアクセ
ス制御部108を経由してメモリ107上に再書込みを
行う。
【0080】さらに、ステップP29にて、図14
(b)に示されるように、境界ガイド403−8を挟ん
だ矩形領域(Xl1−4/Xl1−1,Xl2−1/X
l2−4)(Yl2−4,Yl2−1)は、第1の領域
a1にて取り込んだ映像領域と、ガイド403−7を挟
んだ矩形領域(Xl2−3,Xl2−4)(Yl3−4
/Yl3−3,Yl2−3/Yl2−4)は第3の領域
c1にて取り込んだ映像領域と、矩形領域(Xl2−
2,Xl2−4)(Yl2−2,Yl2−4)の部分の
映像は第2の領域b1にて取り込んだ映像領域とメモリ
107上にて重複して取り込まれている。
【0081】このため、画像合成処理部105にて書き
込む時、上記矩形領域に関しては画像オーバーレイ処理
をして書き込む。最後にステップP30に進み、上記4
分割して撮像されかつ画像合成処理されてメモリ107
上にて書き込まれた図14(b)中の各分割映像境界ガ
イドによって取り囲まれた映像領域(Xl1、Xl3)
(Yl1、Yl3)矩形領域中の、あらかじめ記憶部1
6に保持されシステム制御部13より、画像合成処理部
105に指示された映像領域(Xls、Xle)(Yl
s、Yle)部分が、実際のA4横方向文書原稿全体と
一致するA4横方向文書原稿映像として表示VRAM1
09へ転送される。また、表示部8への表示、ビデオ符
号化部11への入力映像として取り扱うことが可能とな
る。
【0082】また、ステップP12にてA4横方向以外
の文書原稿だと判断したときは、ステップP31に進
み、それぞれに適した分割映像入力の方式を記憶部16
に保持された情報を下に、システム制御部13が書画カ
メラ7、画像合成処理部105に指示することにより、
先ず、撮像に適した方向にカメラ向きを可動させる。次
に、ステップP32により分割映像取込み、および画像
合成処理を行い文書原稿映像全体の映像作成および通信
が可能となる。
【0083】また、原稿ガイド映像検出部106によ
り、原稿ガイドを用いずに文書原稿映像自体を検出して
原稿サイズおよび方向を自動検出する手段を用いること
ができる。この場合は、図10に示すように、中心点3
01を中心とする原稿台全体映像中より置かれた文書原
稿のエッジを検出する。
【0084】例えば、図10のA4サイズ縦方向文書で
ある原稿A6の四隅のA6−1、A6−2、A6−3、
A6−4の位置座標を検出する。そして、A6−1とA
6−2との間、またはA6−3とA6−4との間の距離
X−A6、およびA6−1とA6−3との間、またはA
6−2とA6−4との間の距離Y−A6を原稿台全体の
横方向長X−Tとする。
【0085】そして、縦方向長Y−Tとの比率により算
出して、原稿サイズおよび原稿方向を検出し、文書原稿
がA4縦方向文書であると判断する。同様に、図10の
A4サイズ横方向文書原稿である原稿A7もエッジ検出
により四隅のA7−1、A7−2、A7−3、A7−4
の位置座標を検出し、A7−1とA7−2との間、また
はA7−3とA7−4との間の距離X−A7、およびA
7−1とA7−3との間、またはA7−2とA7−4と
の間の距離Y−A7を、原稿台全体の横方向長X−T、
縦方向長Y−Tとの比率により算出して原稿サイズおよ
び原稿方向を検出し、A4横方向文書であると判断す
る。
【0086】なお、上記説明では映像入力のカメラとし
て、現行では文書原稿撮像にとっては低解像度カメラで
あるが、廉価に取得可能なNTSC/PAL等の通常の
テレビ映像信号を出力するカメラをた高解像度映像取得
手段として記述した。しかし、現在はまだ高価ではある
が、160万画素といった解像度をもつデジタルカメラ
等のように、解像度がさらに高いカメラに本発明を適用
することも可能である。
【0087】例えば、カメラ自体が現行の4倍の解像度
を持つカメラに適用すれば、A4文書原稿読取りの解像
度が、FAXに置き換えれば200dpi相当まで可能
となる。また、操作が簡単でかつ読取り解像度もスキャ
ナに近い、文書原稿読取りおよびリアルタイム通信可能
な映像通信装置を簡単に実現することが可能となる。
【0088】
【発明の効果】本発明は上述したように、映像情報入力
手段としてカメラを用い、上記カメラにより文書原稿を
撮像して入力する時に、上記カメラを文書原稿台方向に
自動的に向けるように方向を切り替えるようにするとと
もに、上記文書原稿台上の所定位置に上記文書原稿を設
定するガイド手段と、上記カメラにより上記文書原稿台
の全体映像を撮像するように指示する全体映像撮像指示
手段と、上記カメラから出力されるガイド手段の全体映
像を検出するガイド映像検出手段と、上記ガイド映像検
出手段により検出されたガイド手段の全体映像に基づい
て上記文書原稿台の所定位置に設定された文書原稿のサ
イズ・方向を検出する原稿情報検出手段と、上記検出さ
れた原稿情報に基づいて上記文書原稿を撮像するために
行う上記カメラの各種の動作制御、および実際に撮像さ
れた文書原稿映像の処理を自動的に制御する制御手段と
を設けた。これにより、一々人手により原稿の位置セッ
トやカメラの焦点・ズーム合わせを表示モニタを見なが
ら行うといった不正確な手作業を省略することができ
る。また、廉価な通常なNTSC/PAL用のカメラを
用いて高解像度の文書原稿全体映像を即座に得ることが
できる。これにより、会議中お互いに文書原稿全体を判
読可能な状態で見ながら会議できる機能を実現した映像
通信装置を廉価に提供することが可能となる。
【0089】また、請求項2の発明によれば、文書原稿
台上に文書原稿をおいた時、カメラにより文書原稿台全
体映像を撮像し、次に、上記文書原稿台全体映像中より
文書原稿映像領域を検出し、さらに、上記検出した文書
原稿映像領域の縦横方向のサイズを計算することにより
上記文書原稿のサイズおよび置かれた方向を自動検出
し、上記検出した原稿サイズおよび方向情報に基づい
て、上記文書原稿を撮像するためのカメラ動作を種々制
御するとともに、実際に撮像された文書原稿映像の合成
処理を自動的に制御するようにした。このため、上記原
稿台上の任意の場所に原稿をセットすれば、高解像度の
文書原稿映像を自動的に得ることが可能となり、高解像
度文書原稿を相互通信することが可能な映像通信装置を
廉価に提供可能とすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す映像通信装置の要部を
示す機能構成図である。
【図2】本発明の映像通信装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】映像通信装置の映像入力のおよび処理部の機能
ブロック図である。
【図4】書画カメラの概念図である。
【図5】書画カメラの原稿をセットする原稿台図であ
る。
【図6】書画カメラの原稿をセットする原稿台図であ
る。
【図7】書画カメラの原稿をセットする原稿台図であ
る。
【図8】書画カメラの原稿をセットする原稿台図であ
る。
【図9】書画カメラの原稿をセットする原稿台図であ
る。
【図10】書画カメラの原稿をセットする原稿台図であ
る。
【図11】A4文書原稿を分割撮像する時のカメラ動作
・方向、分割入力映像の概念図である。
【図12】A4文書原稿を分割撮像する時のカメラ動作
・方向、分割入力映像の概念図である。
【図13】A4横方向文書原稿を4分割して撮像し、メ
モリ上で合成する時の概念図である。
【図14】A4横方向文書原稿を4分割して撮像し、メ
モリ上で合成する時の概念図である。
【図15】映像通信装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図16】映像通信装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 ハンドセット 2 マイクロフォン 3 スピーカ 4 音声インタフェース部 5 音声符号化復号化部 6 カメラ 7 書画カメラ 8 表示部 9 ビデオインタフェース部 10 ビデオ編集および処理部 11 ビデオ符号化復号化部 12 操作部 13 システム制御部 14 多重分離化部 15 回線インタフェース部 16 記憶部 101 書画カメラ回転台 102 カメラ可動制御部 103 ビデオスイッチ 104 NTSCデコーダ 105 画像合成処理部 106 原稿ガイド映像検出部 107 メモリ 108 メモリアクセス制御部 109 表示VRAM 201 書画カメラ部 202 原稿ガイド 203 原稿台 204 書画カメラ照明 205〜207 書画カメラ部回転部 208−1〜208−6 スライド 301 原稿台中心点 302〜312 各原稿台セット原稿の中心点 401−1〜401−4 A4横方向時のカメラ焦点位
置 402−1〜402−4 A4縦方向時のカメラ焦点位
置 403−1〜403−8 A4横方向時の分割映像領域
境界ガイド カメラ方向切替え手段 ガイド映像検出手段 全体映像撮像指示手段 原稿情報検出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像情報を入力するための映像情報入力
    手段と、上記映像情報入力手段を介して入力された入力
    映像情報を指定された符号化方式に従って符号化する符
    号化手段と、上記符号化された映像情報を通信回線を介
    して相手の通信装置に送信する映像情報送信手段と、相
    手の通信装置の映像情報送信手段から送信されてくる符
    号化映像情報を受信して復号化する復号手段と、上記入
    力映像情報および上記受信映像情報を表示する表示手段
    とを有する映像通信装置において、 上記映像情報入力手段として設けられたカメラと、 上記カメラにより文書原稿を撮像して入力する時は、上
    記カメラを文書原稿台方向に向けるように方向を切り替
    えるカメラ方向切替え手段と、 上記文書原稿台上の所定位置に上記文書原稿を設定する
    ガイド手段と、 上記カメラにより上記文書原稿台の全体映像を撮像する
    ように指示する全体映像撮像指示手段と、 上記カメラから出力されるガイド手段の全体映像を検出
    するガイド映像検出手段と、 上記ガイド映像検出手段により検出されたガイド手段の
    全体映像に基づいて上記文書原稿台の所定位置に設定さ
    れた文書原稿のサイズ・方向を検出する原稿情報検出手
    段と、 上記検出された原稿情報に基づいて上記文書原稿を撮像
    するために行う上記カメラの各種の動作制御、および実
    際に撮像された文書原稿映像の処理を自動的に制御する
    制御手段とを有することを特徴とする映像通信装置。
  2. 【請求項2】 映像情報を入力するための映像情報入力
    手段と、上記映像情報入力手段を介して入力された入力
    映像情報を指定された符号化方式に従って符号化する符
    号化手段と、上記符号化された映像情報を通信回線を介
    して相手の通信装置に送信する映像情報送信手段と、相
    手の通信装置の映像情報送信手段から送信されてくる符
    号化映像情報を受信して復号化する復号手段と、上記入
    力映像情報および上記受信映像情報を表示する表示手段
    とを有する映像通信装置において、 上記文書原稿を文書原稿台上においた時に、上記映像情
    報入力手段として設けられたカメラにより上記文書原稿
    台全体を撮像するよう指示する手段と、 上記文書原稿台の全体映像中より文書原稿映像領域を検
    出する原稿領域検出手段と、 上記原稿領域検出手段によって検出された文書原稿映像
    領域の縦横方向のサイズを計算して上記文書原稿台上に
    おかれた文書原稿のサイズ・方向を検出する原稿情報検
    出手段と、 上記検出された文書原稿サイズ・方向の情報に基づいて
    上記文書原稿を撮像するために行う上記カメラの各種動
    作制御、および実際に撮像された文書原稿映像の処理を
    自動的に制御する手段とを有することを特徴とする映像
    通信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09200712A (ja) * 1996-01-12 1997-07-31 Sharp Corp 音声・画像伝送装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09200712A (ja) * 1996-01-12 1997-07-31 Sharp Corp 音声・画像伝送装置

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