JPH0729473A - 微小型マトリクススイッチ - Google Patents

微小型マトリクススイッチ

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JPH0729473A
JPH0729473A JP17128693A JP17128693A JPH0729473A JP H0729473 A JPH0729473 A JP H0729473A JP 17128693 A JP17128693 A JP 17128693A JP 17128693 A JP17128693 A JP 17128693A JP H0729473 A JPH0729473 A JP H0729473A
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conductive
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Hiroshi Hosaka
寛 保坂
Hiroki Kuwano
博喜 桑野
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/54Contact arrangements
    • H01H50/60Contact arrangements moving contact being rigidly combined with movable part of magnetic circuit

Landscapes

  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】構造部品数を削減し微小化・低価格化ができる
微小型マトリクススイッチを提供する。 【構成】固定接点コアにソレノイドを捲装した所要数の
電磁石からなる電磁石列と、座板25を逸れて電磁石列
の隙間および中に挟んだ両最外側に基板25に相対峙植
貫した各一端に外部からの対応する入力線、出力線、ア
ース線、制御線をそれぞれ電気的に接続する所要数の導
電性ピン21a〜24dと、当該導電性ピン21a〜2
4dの絶縁層を冠した他端間に亙り渡架しかつ各固定接
点コア端にそれぞれ対応臨む可動ばね接点30が貫支形
成される帯板28と、当該可動ばね接点30上に搭載さ
れる永久磁石29とによって構成されるとともに、所要
数の前記ソレノイド両端と、前記座板25と前記帯板2
8とはそれぞれ対応する前記導電性ピン21a〜24d
とそれぞれ電気的に接続することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MDF等の加入者系交
換設備において、加入者ケーブルと交換機接続を任意に
組み合わせ選択するのに供せられる微小型マトリクスス
イッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、MDF等の通信設備においては、
多数の加入者ケーブル(入力線)と多数の交換機接続ケ
ーブル(出力線)間で任意の対を作るマトリクススイッ
チが多用されており、このマトリクススイッチでは、消
費電力を削減するため自己保持性が必要とされる。
【0003】図10は入力線数が2本,出力線数が2本
の場合について、従来のマトリクススイッチαを示した
ものであるが、プリント基板1上に4個の単体リレー2
がマトリクス状に配置され、各単体リレー2の制御端子
2cは制御ピン3a〜3dに、アース端子2dはアース
ピン4にそれぞれつながり、さらに外部の制御線N1〜
N4、アース線Rにつながっている。
【0004】また、入力線L1は入力ピン5aを介して
図10中、上列2個の単体リレー2の被制御端子2a
に、入力線L2は入力ピン5bを介して図10中、下列
2個の単体リレー2の被制御端子2aにそれぞれ接続さ
れ、出力線M1は出力ピン6aを介して図10中、左列
2個の単体リレー2の被制御端子2bに、出力線M2は
出力ピン6bを介して図10中、右列2個の単体リレー
2の被制御端子2bにそれぞれ接続されている。
【0005】入力線L1,L2と出力線M1,M2とを
接続するには、交点の単体リレー2を動作させる。例え
ば入力線L1と出力線M1を接続する場合は、制御ピン
3bに制御電流を加えて図10中、左上の単体リレー2
を動作させ、被制御端子2a,2b間を短絡するように
なっている。
【0006】この単体リレー2は図11又は図12に示
すようにそれぞれ構成されており、図11に示す梃動型
単体リレー2は1個の中間永久磁石7aと2個の両側電
磁石7bを1個の継鉄7cに連立した固定磁石7により
軟磁性材料の可動梃片8を梃動させ、弾性体の可動接点
11を固定接点12に押し付ける構造となっている。可
動梃片8は梃軸10と軸受杆9により梃動自在にケース
13に支持されている。
【0007】また、図12に示す直動型単体リレー2は
電磁石14aとコ字型継鉄14bからなるE字型固定磁
石14により、永久磁石15a両端に2個の可動ヨーク
15bを並行固着したコ字型可動磁石15を平行移動さ
せ、弾性体の可動接点17を固定接点18に押し付ける
構造となっている。コ字型可動磁石15は平行板ばね1
6で移動自在にケース19支持されている。
【0008】これらの単体リレー2はいずれも制御端子
2cから電磁石7b,14aに電流を流すことによって
可動接点11,17を移動させ被制御端子2a,2b間
を短絡し、一旦移動した後は制御電流を遮断しても永久
磁石7a,15aの吸引力によってその状態を安定的に
保持する構成となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単体リ
レー2がこのような構成のためマトリクススイッチαの
小型化には限界があった。即ち、従来のマトリクススイ
ッチαは単体リレー2を単に組み合わせた構造のため、
部品数は単体リレー2の部品数×単体リレー2数だけ必
要であり、また単体リレー2自体の構造も複雑なため、
マトリクススイッチαのコストが高くなるという問題点
があった。
【0010】また使用される部品には、その数が入力線
×出力線に比例するもの、入力線又は出力線に比例する
もの、入力線及び出力線によらないものがあるが、入出
力線数が大きくなると、入力線×出力線のものが総数の
支配項となる。例えば、図11に示す単体リレー2を用
いた場合、電磁石7b,被制御端子2a,2bは2×2
×2個、永久磁石7a,継鉄7c,可動梃片8,軸受杆
9,梃軸10,可動接点11,固定接点12,入出力ピ
ン5a、5b,6a,6b,制御端子2c,アース端子
2d,ケース13は2×2個必要であり、これらが総部
品数の支配要因となる。
【0011】また、図12に示す平行板ばね16により
接点を可動させる直動型単体リレー2では、寸法が小さ
くなると相対的な剛性が増加して、接点の駆動に大きな
制御電力が必要になるという問題があり、さらに寸法の
微小化は、加工組立誤差を相対的に大きくするため、平
行板ばね16のそりや剛性変動が大きくなり、接点隙間
が変動するという問題点も有していた。ここにおいて、
本発明は前記従来技術の課題に鑑み微小化に適し、加工
組立誤差の影響も受けにくい構造の単体リレーを用い、
小型化、低価格化が可能な微小型マトリクススイッチを
提供せんとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決は、本発
明が次に列挙する新規な特徴的構成手段を採用すること
により達成される。即ち、本発明の第1の特徴は、1本
以上の入力線と1本以上の出力線とを任意に接続するマ
トリクススイッチにおいて、非導電性の基板上に導電性
の座板を介して植突する固定接点コアにソレノイドを捲
装した所要数の電磁石からなる電磁石列と、前記座板を
逸れて当該電磁石列の隙間又は中に挟んで前記基板に相
対峙植貫した各一端に外部からの各対応するアース線と
制御線をそれぞれ電気的に接続する所要数の導電性ピン
と、当該導電性ピンの絶縁層を冠した他端間に亙り渡架
しかつ前記各固定接点コア端にそれぞれ対応臨む可動ば
ね接点が貫支形成される帯板と、当該可動ばね接点上に
載設される永久磁石とによって組成されるとともに、所
要数の前記ソレノイドの各一端が対応する前記導電性ピ
ンと、他端が対応する前記導電性ピンと、前記座板は対
応する出力線と、前記帯板は対応する入力線とそれぞれ
電気的に接続してなる微小型マトリクススイッチであ
る。
【0013】本発明の第2の特徴は、1本以上の入力線
と1本以上の出力線とを任意に接続するマトリクススイ
ッチにおいて、非導電性の基板上に導電性の座板を介し
て植突する固定接点コアにソレノイドを捲装した所要数
の電磁石からなる電磁石列と、前記座板を逸れて当該電
磁石列の隙間および中に挟んだ両最外側の前記基板に相
対峙植貫した各一端に外部からの対応する各入力線、出
力線、アース線、制御線をそれぞれ電気的に接続する所
要数の導電性ピンと、当該導電線ピンの絶縁層を冠した
他端間に亙り渡架しかつ前記各固定接点コア端にそれぞ
れ対応臨む可動ばね接点が貫支形成される帯板と、当該
可動ばね接点上に搭載される永久磁石によって組成され
るとともに、所要数の前記ソレノイドの両端と前記座板
と前記帯板とはそれぞれ対応する前記導電性ピンとそれ
ぞれ電気的に接続してなる微小型マトリクススイッチで
ある。
【0014】本発明の第3の特徴は、前記第1又は第2
の特徴における固定接点コアが、円柱状の導電強磁性体
からなる微小型マトリクススイッチである。
【0015】本発明の第4の特徴は、前記第1,第2又
は第3の特徴における可動ばね接点が、中央接点板部と
当該中央接点板部の外周等間隔から外方に延びる3本以
上の渦巻状のばね脚とで形成されてなる微小型マトリク
ススイッチである。
【0016】本発明の第5の特徴は、前記第1,第2,
第3又は第4の特徴における座板が、複数等間隔並列実
装されてなる微小型マトリクススイッチである。
【0017】本発明の第6の特徴は、前記第1,第2,
第3,第4又は第5の特徴における固定接点コアが、一
つの座板に複数所要間隔を開けて植設してなる微小型マ
トリクススイッチである。
【0018】本発明の第7の特徴は、前記第1,第2,
第3,第4,第5又は第6の特徴における帯板が、電磁
石列と直交方向に相対峙する導電性ピン他端間に亙り渡
架してなる微小型マトリクススイッチである。
【0019】
【作用】本発明は、前記のような手段を講じるに当り、
マトリクススイッチでは、単体リレーが縦横に規則的に
並んでいることに着目して、一つの部品を多数のリレー
で共通的に使用している。
【0020】即ち、可動ばね接点については、複数を1
枚の帯板上に作製するとともに、帯板を導電性とするこ
とにより、可動ばね接点と電気配線を兼用している。複
数の電磁石を導電性座板に植設することにより電磁石部
と配線を兼用している。帯板を絶縁層を介して導電性の
ピンで支持し、導電性ピンを電磁石の一端子と接続する
ことにより構造部材と制御端子を兼用している。
【0021】さらに、リレー単体の構造も単純化し、永
久磁石は中央接点板部上に搭載され、固定接点は棒状電
磁石とし継鉄がなくとも吸引・反発が可能な構造となっ
ている。しかも、剛性を下げ、加工組立誤差の影響を受
けにくくするため、可動ばね接点は3本以上のばね脚か
らなる渦巻ばねで支持されている。
【0022】従って本発明は、入出力線数に応じて使用
される部品は電磁石、永久磁石、導電性ピンのみであ
り、部品数が従来のマトリクススイッチに比べ少なくな
る。特に入出力線数が多くなればなるほどその差は大き
くなる。さらに渦巻ばねを使用しているので、従来の片
持ばねに比べ剛性が低く、また、ばね脚が3本以上のた
め加工歪があってもそりがなく、かつ、永久磁石や電磁
石の取付け位置がずれても接点の姿勢や移動方向が変動
しない。
【0023】
【実施例】本発明の実施例を図面につき詳説する。図1
は本実施例の微小型マトリクススイッチを示す側面図、
図2は同・平面図、図3は同・正面図、図4は同・底面
図、図5は本実施例の微小型マトリクススイッチの帯板
を外した状態を示す平面図、図6は図5中VI−VI線視断
面図、図7は図5中VII −VII 線視断面図、図8は本実
施例の微小型マトリクススイッチの帯板を示す要部拡大
平面図、図9は図8中IX−IX線視断面図である。
【0024】図中、βは本実施例の微小型マトリクスス
イッチ、W1a〜W4bは配線、20は非導電性の基
板、21a,21bは導電性入力ピン、22a,22b
は導電性出力ピン、23は導電性アースピン、24a〜
24dは導電性制御ピン、25は電導性の座板、26は
電磁石、26aは固定接点コア、26bはコイル巻ソレ
ノイド、27は絶縁層、28は帯板、29は永久磁石、
30は帯板28を打抜き形成した可動ばね接点、30a
は中央接点板部、30bは渦巻き状ばね脚であって中央
接点板部30aの外周等間隔からインボリュート曲線や
アルキメデス渦巻線に沿って外方に延びている。
【0025】本実施例の微小型マトリクススイッチβ
は、図1乃至図9に示すよう可動ばね接点30を導電性
の帯板28に、例えばプレス加工により打抜き形成し、
中央接点板部30a上には永久磁石29が搭載されてい
る。渦巻状ばね脚30bは適度な剛性をもち、永久磁石
29は一体的に上下に移動自在となっている。なお、永
久磁石29は全てN極を上にしているが、上下逆でも、
両極が混在していても構わない。
【0026】中央接点板部30aの直下に頂端を臨ませ
た円柱状の固定接点コア26aの外周にソレノイド26
bを捲装する電磁石26が可動ばね接点30の下に対応
配置されており、固定接点コア26aは帯板28と直交
方向に基板20上に実装された座板25上に植立されて
いる。座板25は電導性を有し、固定接点コア26aと
電気的につながっており、座板25,25間は絶縁され
ている。
【0027】座板25,25間及び左右最外側には図4
に示すように入力ピン21a,21b、出力ピン22
a,22b、アースピン23、制御ピン24a〜24d
が縦横並列するよう基板20に貫植されており、入力ピ
ン21a,21bの貫通端は入力線L1,L2に、出力
ピン22a,22bの貫通端は出力線M1,M2に、ア
ースピン23の貫通端はアース線Rに、制御ピン24a
〜24dの貫通端は制御線N1〜N4にそれぞれ接続さ
れている。
【0028】入力ピン21a,21b、出力ピン22
a,22b、アースピン23、制御ピン24a〜24d
の上端相互に亙り絶縁層27を介して帯板28を渡架固
定している。また、4つのソレノイド26bの一端は制
御ピン24a〜24dに配線W1a〜W1dを介してそ
れぞれ1対1に接続され、他端はアースピン23に配線
W2a〜W2dを介して集中接続されており、帯板28
は配線W3a,W3bと入力ピン21a,21bを、座
板25は配線W4a,W4bと出力ピン22a,22b
をそれぞれ介して1対1に入力線L1,L2、出力線M
1,M2と接続されている。
【0029】本実施例の仕様は、このような具体的実施
態様を呈するので、次にその仕様動作につき図面を参照
しながら説明する。入力線L1と出力線M2を接続する
場合、まず制御ピン24a〜24dに電流を加えない初
期状態において図3に示すように永久磁石29と電磁石
26の固定接点コア26aは離れている。永久磁石29
と電磁石26間には吸引力が働くが、この吸引力よりも
弾性力が強くなるように渦巻状ばね脚30bの大きさ等
が設定されており、接点の開離状態が安定的に保たれ
る。
【0030】次に制御ピン24bに電流パルスを加える
と、ソレノイド26bにより磁界が発生し、永久磁石2
9は電磁石26に強く吸引され、渦巻状ばね脚30bの
弾性力より強い電磁石26の吸引力によって固定接点コ
ア26a頂端に中央接点板部30aが接触し接点を閉じ
る。
【0031】ここで、制御ピン24bの電流を遮断す
る。一度接点が閉じると永久磁石29は距離に反比例す
る吸引力を発生するので、永久磁石29と固定接点コア
26aは初期状態よりも強い力で引き合う。この吸引力
は渦巻状ばね脚30bの弾性力より強くなるように設定
されており、接点は閉じた状態を安定的に自己保持す
る。
【0032】このとき、入力線L1と出力線M2間は、
入力線L1、入力ピン21a、配線W3a,上列帯板2
8、上列右渦巻状ばね脚30b、中央接点板部30a、
右列上電磁石26の固定接点コア26a、右列座板2
5、配線W4b、出力ピン22b、出力線M2の経路で
電気的に接続される。即ち、渦巻状ばね脚30bや電磁
石26の固定接点コア26a等の構造部品及び制御部品
を経由して入力線L1と出力線M2間が接続される。
【0033】制御ピン24bに入力線L1と出力線M2
の接続時と逆符号のパルス電流を加えると、右列電磁石
26には接続時と逆方向の磁界が発生し、対応する永久
磁石29は電磁石26の固定接点コア26aから反発引
き離される。一度永久磁石29と電磁石26間が離れる
と、永久磁石29の吸引力は急激に減少し渦巻状ばね脚
30bの反力が永久磁石29の吸引力に優るようにな
り、初期状態に戻り開離状態が安定的に自己保持され
る。
【0034】本実施例において、可動ばね接点30とし
て3本脚の渦巻状ばね脚30bを用いて中央接点板部3
0aを支持しているが、これは、図8,9に示すように
渦巻状とすることでばねの長さが長くなり、従来の片持
ち梁や平行板ばね16に比べ、同一の設置面積での剛性
を低くできるためである。
【0035】渦巻状ばね脚30bの剛性を下げるために
は、脚の数は少ない程良いが、脚を1本とした場合は、
渦巻状ばね脚30bにそりが生じ接点間隔が変動する。
これは板材を打抜き加工すると加工歪みが必然的に伴う
が、寸法が小さくなると歪みの影響が大きくなり、そり
が大きくなるからである。
【0036】これを回避するためには、渦巻状ばね脚3
0bを点対象又は線対象構造とすればそりと逆方向の曲
げモーメントが部材間に働き、そりが自動的に矯正され
るが、ばね脚が2本とした場合対象構造は実現できるも
のの、脚と直角方向のねじりに対する剛性が殆ど無いの
で、脚と直角方向の力が加わると、中央接点板部30a
と電磁石26の固定接点コア26a頂端の接点が大きく
傾いてしまうこととなる。
【0037】本実施例の微小型マトリクススイッチβが
正しく組立られていれば本来渦巻状ばね脚30bの脚を
2本としても脚と直角方向の力は加わらないが、微小型
マトリクススイッチβを微小化すると、永久磁石29や
電磁石26の取付け誤差が相対的に大きくなり、脚と直
角方向のねじり力が発生する。
【0038】渦巻状ばね脚30bの脚を3本とすること
によって、いかなる方向の傾きに対しても剛性をもつの
で、部品の取付け誤差があっても接点は傾かないことと
なる。即ち加工歪みがあってもそりが生じず、永久磁石
29や電磁石26の取付け誤差があっても傾かない最も
剛性の低い渦巻状ばね脚30bの構造となる。
【0039】なお、本実施例において入力線L1,L
2、出力線M1,M2と帯板28及び座板25とは入力
ピン21a,21b、出力ピン22a,22bを介して
接続されているが、帯板28は制御ピン24a〜24d
によって基板20に固定されているので、入力ピン21
a,21b、出力ピン22a,22bを用いず半田づけ
等により直接配線接続してもよい。
【0040】
【発明の効果】かくして本発明によれば、接点部に加工
組立誤差があっても、そりや傾きを生じることがなくか
つ剛性を低くでき、微小化に適した接点機構が得られる
とともに、部品点数を大幅に削減できるので構造が簡単
になり装置が小型化でき、しかも低価格化も可能となる
等優れた効用性、有用性を具有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の微小型マトリクススイッチを
示す側面図である。
【図2】同上、平面図である。
【図3】同上、正面図である。
【図4】同上、底面図である。
【図5】本発明の実施例の微小型マトリクススイッチの
帯板を外した状態を示す平面図である。
【図6】図5中VI−VI線視断面図である。
【図7】同上、VII −VII 線視断面図である。
【図8】本発明の実施例の微小型マトリクススイッチの
帯板を示す要部拡大平面図である。
【図9】図8中IX−IX線視断面図である。
【図10】従来例のマトリクススイッチを示す構成図で
ある。
【図11】従来例のマトリクススイッチに使用した単体
リレーを示す内部構造図である。
【図12】同上、他の単体リレーを示す内部構造図であ
る。
【符号の説明】
α…従来のマトリクススイッチ β…微小型マトリクススイッチ L1,L2…入力線 M1,M2…出力線 N1〜N4…制御線 R…アース線 W1a〜W4b…配線 1,20…基板 2…単体リレー 2a,2b…被制御端子 2c…制御端子 2d…アース端子 3a〜3d,24a〜24d…制御ピン 4,23…アースピン 5a,5b,21a,21b…入力ピン 6a,6b,22a,22b…出力ピン 7…固定磁石 7a,15a,29…永久磁石 7b,14a,26…電磁石 7c…継鉄 8…可動梃片 9…軸受杆 10…梃軸 11,17…可動接点 12,18…固定接点 13,19…ケース 14…E字型固定磁石 14b…コ字型継鉄 15…コ字型可動磁石 15b…可動ヨーク 16…平行板ばね 25…座板 26a…固定接点コア 26b…ソレノイド 27…絶縁層 28…帯板 30…可動ばね接点 30a…中央接点板部 30b…渦巻状ばね脚

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1本以上の入力線と1本以上の出力線とを
    任意に接続するマトリクススイッチにおいて、非導電性
    の基板上に導電性の座板を介して植突する固定接点コア
    にソレノイドを捲装した所要数の電磁石からなる電磁石
    列と、前記座板を逸れて当該電磁石列の隙間又は中に挟
    んで前記基板に相対峙植貫した各一端に外部からの各対
    応するアース線と制御線をそれぞれ電気的に接続する所
    要数の導電性ピンと、当該導電性ピンの絶縁層を冠した
    他端間に亙り渡架しかつ前記各固定接点コア端にそれぞ
    れ対応臨む可動ばね接点が貫支形成される帯板と、当該
    可動ばね接点上に搭載される永久磁石とによって組成さ
    れるとともに、所要数の前記ソレノイドの各一端が対応
    する前記導電性ピンと、他端が対応する前記導電性ピン
    と、前記座板は対応する出力線と、前記帯板は対応する
    入力線とそれぞれ電気的に接続することを特徴とする微
    小型マトリクススイッチ。
  2. 【請求項2】1本以上の入力線と1本以上の出力線とを
    任意に接続するマトリクススイッチにおいて、非導電性
    の基板上に導電性の座板を介して植突する固定接点コア
    にソレノイドを捲装した所要数の電磁石からなる電磁石
    列と、前記座板を逸れて当該電磁石列の隙間および中に
    挟んだ両最外側の前記基板に相対峙植貫した各一端に外
    部からの対応する各入力線、出力線、アース線、制御線
    をそれぞれ電気的に接続する所要数の導電性ピンと、当
    該導電線ピンの絶縁層を冠した他端間に亙り渡架しかつ
    前記各固定接点コア端にそれぞれ対応臨む可動ばね接点
    が貫支形成される帯板と、当該可動ばね接点上に搭載さ
    れる永久磁石とによって組成されるとともに、所要数の
    前記ソレノイドの両端と前記座板と前記帯板とはそれぞ
    れ対応する前記導電性ピンとそれぞれ電気的に接続する
    ことを特徴とする微小型マトリクススイッチ。
  3. 【請求項3】固定接点コアは、円柱状の導電強磁性体か
    らなることを特徴とする請求項1又は2記載の微小型マ
    トリクススイッチ。
  4. 【請求項4】可動ばね接点は、中央接点板部と当該中央
    接点板部の外周等間隔から外方に延びる3本以上の渦巻
    状のばね脚とで形成されることを特徴とする請求項1,
    2又は3記載の微小型マトリクススイッチ。
  5. 【請求項5】座板は、複数等間隔並列実装されることを
    特徴とする請求項1,2,3又は4記載の微小型マトリ
    クススイッチ。
  6. 【請求項6】固定接点コアは、一つの座板に複数所要間
    隔を開けて植設したことを特徴とする請求項1,2,
    3,4又は5記載の微小型マトリクススイッチ。
  7. 【請求項7】帯板は、電磁石列と直交方向に相対峙する
    導電性ピン他端間に亙り渡架することを特徴とする請求
    項1,2,3,4,5又は6記載の微小型マトリクスス
    イッチ。
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