JPH07294316A - 液面計 - Google Patents

液面計

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JPH07294316A
JPH07294316A JP8295594A JP8295594A JPH07294316A JP H07294316 A JPH07294316 A JP H07294316A JP 8295594 A JP8295594 A JP 8295594A JP 8295594 A JP8295594 A JP 8295594A JP H07294316 A JPH07294316 A JP H07294316A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の液面計は、被測定液体の液位が特定の
位置に来たことを検出していた。この発明に係るディス
プレーサ式液面計は、被測定液体の変化の範囲内で、現
在の液位がどの区間にあるかを連続的に監視できること
を目的とする。 【構成】 液面計が、上端を係止したバネ(24)と、
バネの下端より吊るされ、その一部または全部が被測定
液体の中にあるディスプレーサ(26)と、ディスプレ
ーサの移動に連動する磁石(20)と、磁石の移動方向
に隣接して並置された複数個の磁気検出器(30,3
0′)と、磁気検出器の各々に接続された検出回路(3
4,34′)と、各々の検出回路の出力信号を受けて、
被測定液体の液位が変化範囲のいずれの区間に位置する
かを表す区間表示信号を連続的に出力するゲート回路
(36)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水、油その他の液体の
液位(レベル)を検出する液面計に関する。
【0002】
【従来の技術】液面計として従来から広く利用されてい
る技術は、第1図に示すような、リードスイッチ2を利
用した液面計4である。液面形本体として非磁性の管状
パイプ6を用い、液面計4をこのパイプ6に接続したフ
ランジ8によって液体容器等に固定する。パイプ6に摺
動自在に係合する円筒形状のフロート10を設け、この
フロートにリング状磁石12を内蔵する。一方、パイプ
6の特定の位置にリードスイッチ2を設け、フロート1
0がリードスイッチ2に接近したとき、リング状磁石1
2の磁界をリードスイッチ2が検出し、リードスイッチ
に接続した適当な回路を用いてON/OFFの電気信号
を生じさせ、液面がリードスイッチ2に接近したことを
検出する。
【0003】別の従来技術は、レベル計にコンパレータ
を組み合わせることにより連続的に液面レベルを検出す
る方式である。この従来技術は、検出可能範囲の任意の
レベルでスイッチ信号が得られる点で上述の従来技術よ
り有利であるが、この形式のレベル計は被測定液体の液
位の上限と下限に対応してスイッチを設けなければなら
ず、液面計全体の寸法が大きい。
【0004】更に、ディスプレーサ式液面計と称される
液面計がある。ディスプレーサ式液面計は、1985年
9月29日社団法人日本計量機器工業連合会発行「レベ
ル計」第69〜71頁を参考にすると、次のようなもの
である。
【0005】ディスプレーサ式液面計は、液面の移動を
ディスプレーサの浮力変化で検出し測定するレベル計で
ある。ここで、「ディスプレーサ」とは、ディスプレー
ス(Displace)〔排水量がいくらある〕という
語を語源として、「液体を排除するもの」の意味で使用
される。ディスプレーサは、その一部または全部が液体
に沈むように設計されており、液面に浮くフロートと区
別してディスプレーサと呼んでいる。
【0006】図2に示すように断面積が一様な長いディ
スプレーサ14を液中に吊るしたとき、ディスプレーサ
14の受ける浮力Fは次式で表わされる。
【0007】F=γAl…………………………(1) ここで、γ:液体の比重 A:ディスプレーサの断面積 l:液中にあるディスプレーサの長さ
【0008】ここで、ディスプレーサ14の浮力をバネ
(スプリング)16により釣り合わせておけば液位が上
昇したとき、浮力が増加するのでディスプレーサ14は
バネ16の力と釣り合うまで変位する。このとき液位の
変化量ΔHとディスプレーサの変位ΔLとの関係は次式
で表される。
【0009】 ΔH=(1+k/γA)ΔL…………………………(2) ここで、k:スプリングのバネ定数(単位変位当たりの
荷重)
【0010】従って、ディスプレーサ14の変位量ΔL
と液位の変化量ΔHは比例することより、これを指針1
8に伝えて液位の変位を知ることができる。ここで式
(2)から、(1+k/γA)は定数であり、また常に
(1+k/γA)〉1が成り立つことから、液位の変化
量ΔHに比例してディスプレーサはΔLだけ変位し、且
つΔHよりΔLが小さいことが分かる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】リードスイッチを利用
した液面計(図1)は、パイプ6内にリードスイッチ2
及びこれに接続する導線等を配置し、リードスイッチ2
はパイプ6の中の特定の位置に固定されているので、液
面計4を一旦製作した後は、リードスイッチ2の位置を
変えて液面計4の動作位置を変更することが非常に困難
である。
【0012】またリードスイッチ2を設けた特定の位
置、即ち液面の上限、下限またはその他の予め定められ
た特定の液面だけを検出して電気信号を出力するが、こ
れ以外の範囲においては液面状態の検出は不可能であ
る。従って、複数の液位を検出するためには、これに対
応する個数の液面計を必要とする。更にリードスイッチ
自体が機械的な接点であるために、長期間の使用に対し
て信頼性が低いという欠点もある。
【0013】一般的に、少数の検出スイッチで任意の液
位(レベル)を明確に特定することはできないが、例え
ば液位が変化する全範囲を上部、中間、下部のように複
数の区間に分けて、現在の液位がいずれの区間にあるか
を表示する信号が検出されるようにすることが望まれ
る。
【0014】コンパレータを利用した液面計は、検出可
能範囲が広くて機能的には予め定められた範囲で必要な
電気信号が得られる。しかし、液面計として寸法が大き
くなり且つその構造が複雑で、結果的に高価となる点で
問題がある。
【0015】そこで、構造が簡単で小型化され、機械的
接点を用いないで、液位の変化範囲を区間表示できる液
面計を検討した。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る液面計
は、例えば図3に示すように、上端を液体容器等に係止
したバネ(24)と、バネの下端より吊るされ、その一
部または全部が被測定液体の中にあるディスプレーサ
(26)と、ディスプレーサの移動に連動する発磁手段
(20)と、発磁手段の移動方向に隣接して並置された
複数個の磁気検出器(30,30′)と、磁気検出器の
各々に接続された検出回路(34,34′)と、各々の
検出回路の出力信号を受けて、被測定液体の液位が変化
範囲のいずれの区間に位置するかを表す区間表示信号を
出力するゲート回路(36)とを備える。
【0017】更に、この発明に係る液面計は、例えば図
3に示すように、バネとディスプレーサとが軸部材(2
8)を介して接続され、発磁手段が軸部材に固定されて
いる。
【0018】更に、この発明に係る液面計は、例えば図
3に示すように、軸部材とディスプレーサとが長さ調節
部材(38)を介して接続され、液面計の全長が調節可
能となっている。
【0019】更に、この発明に係る液面計は、例えば図
10に示すように、バネ24とディスプレーサ(26)
とが、一端が回転軸(56)により回転自在に固定され
た横方向に延在する発磁手段支持アーム(54)を介し
て接続され、発磁手段支持アームに対するバネの係止位
置(76)とディスプレーサの係止位置(72)の双方
または一方を変更することにより、発磁手段(20′)
の変位範囲を調整し得る。
【0020】更に、この発明に係る液面計は、例えば図
11に示すように、ディスプレーサ(26)の周囲に保
護用パイプ(64)を備え、被測定液体の移動に対して
ディスプレーサが影響されないようにする。
【0021】
【作用】この発明に係る液面計は、発磁手段の移動方向
に複数個の磁気検出器を並置してあるので、被測定液体
の液位の変化に対し、現在の液位に対応する発磁手段の
位置に近い磁気検出器が液位を検知する。
【0022】磁気検出器(I,II)(30,30′)が
2個設けられた場合、被測定液体の液位が上部にあると
き、上側の磁気検出器(I)(30)のみが磁気検出し
て検出回路(34)が出力信号Aを出力し、ゲート回路
(36)は出力信号A・(*B)を出力する。液位が中
間部にあるとき、上側と下側の両方の磁気検出器(I,
II)(30,30′)が磁気検出して対応する検出回路
(34,34′)が出力信号Aと出力信号Bを夫々出力
し、ゲート回路(36)は出力信号A・Bを出力する。
液位が下部にあるとき、下側の磁気検出器(II)(3
0′)のみが磁気検出して検出回路(34′)が出力信
号Bを出力し、ゲート回路(36)は出力信号(*A)
・Bを出力する。
【0023】更に磁気検出器を3個設けた場合、被測定
液体の液位が最上部、上部、中間部、下部、最下部にあ
るとき、それぞれ1番上側の検出器のみ、1番目と2番
目の検出器のみ、1番目と2番目と3番の検出器全部、
2番目と3番目の検出器のみ、3番の検出器のみ、磁気
検出して、これに対応してゲート回路は出力信号A・
(*B)・(*C),A・B・(*C),A・B・C,
(*A)・B・C及び(*A)・(*B)・Cを夫々出
力する(図9)。
【0024】こうして、被測定液体の変化の範囲内で、
現在の液位がどの区間にあるかを連続的に監視できる。
【0025】
【実施例】図3に、発磁手段としての磁石20が垂直方
向に変位するタイプの本発明の実施例の液面計22を示
す。この液面計22は、液体容器等に一端を固定された
バネ24と、バネの下端に吊り下げられた軸部材28
と、被測定液体の液位の変位量を指示する手段として軸
部材に固定された磁石20と、軸の左右の横振れを防止
して磁石の上下変位を後述の磁気検出器30,30′に
対し検出可能範囲内で生じるようにする軸振れ止め手段
32と、軸部材28の下端近くに設けられたストッパ3
4と、この軸部材に接続され、必要に応じて液面計22
の全体長を調節する長さ調節部材38と、この長さ調節
部材38の端に接続されたディスプレーサ26とを備え
ている。
【0026】このバネ24としては、一定のバネ定数を
もつ各種のバネを使用することができ、例えばコイルバ
ネ、竹の子バネ、渦巻きバネ等を使用できる。
【0027】この軸部材28としては、磁石20を任意
の位置に固定配置でき且つ非磁性体で磁石20の発する
磁界に影響を与えないことが必要である。ここでは、加
工の容易性から直径φ=5mmの軟鋼管を使用してい
る。
【0028】この磁石20は軸部材28に固定され、一
定方向の磁界を発生している。ここでは、軸部材28の
円柱形状に合わせて円筒形永久磁石とし、軸部材28の
周囲に嵌合し固定されている。円筒形永久磁石20は、
長さ約15mmで、外周面にN極、内周面にS極が着磁
され、磁気検出器30,30′に対して一定磁界を発生
している。
【0029】この軸振れ防止手段32は、磁石20の上
下変位を後述の磁気検出器30,30′の検出出可能範
囲で生じるように変位位置決め機能を果たせれば十分で
あり、第1の実施例では図3に示すような軸うけとして
設けられている。
【0030】この長さ調節部材38としては、部材自体
の交換または部材自体を変形をすることにより、バネ2
4からディスプレーサ26までの液面形全体の長さを所
望の長さに調節できれば十分であり、ここでは高強度、
軽重量、変形の容易さ、価格等の観点よりステンレス製
撚り線を使用している。
【0031】このディスプレーサ26は非測定液体より
比重の大きい材料からなり、一様な断面積を有し、非測
定液体との関連で必要な耐薬品性、耐熱性を有すれば十
分であり、MCナイロン、ポリエチレン、塩化ビニー
ル、テフロンまたは密閉した金属管を使用できる。ここ
では、MCナイロンを使用している。ここで、「MCナ
イロン」は通称または商品名であり、樹脂名は「ナイロ
ン樹脂Mono Cast」と言い、例えば東京都千代
田区丸ノ内所在の株式会社日本ポリペンコから商業的に
入手し得る。
【0032】実施例で使用したMCナイロンは、比重ρ
=1.17、直径φ=20mm、長さ300mmであ
り、重量はW=110gとなり、被測定液体が水のとき
水中に沈めると約94gの浮力を受ける。この代わり
に、比重ρ=1.17、直径φ=14mm、長さ600
mmのMCナイロンを使用でき、重量はW=110gと
なり、この場合ディスプレーサ26を交換しても磁石2
0,磁気検出器30等の交換は不要である。なお、ディ
スプレーサ26の比重が軽すぎるときは、下端に金属の
錘40を付加して調節することもできる。
【0033】磁石20の上下の変位を検出する手段とし
て、磁石20の近傍でこの上下動に沿って配置された複
数個の磁気検出器(I,II)30,30′と、この磁気
検出器30,30′の検出信号を後段のゲート回路36
に合わせ信号調整する複数個の検出回路34,34′
と、各検出回路34,34′の出力信号A,Bを受けて
液位の区間表示信号を出力するゲート回路36とを有す
る。
【0034】この磁気検出器30,30′としては磁石
20の一定方向の磁界を検出できれば十分であり、ホー
ル素子、磁気抵抗(MR)素子、リードスイッチ等が使
用可能である。ここでは感度及び温度特性で優れる可飽
和コイル形の磁気スイッチ(I,II)を使用している。
【0035】ここで、磁気検出器30,30′に関して
更に詳しく説明する。円筒形永久磁石20に接近してこ
の上下動に沿って配列した複数個の磁気検出スイッチ
(I,II)が設けてある。磁気検出器(磁気検出スイッ
チ)30,30′の個数は、液面計22の分解能をどの
程度にするかという設計上の要請によって任意に決定さ
れる。即ち、液面の上限と下限の間を幾つの区間に分け
て検出する必要があるかによって定まる。
【0036】以下、磁気検出スイッチが2個の場合(こ
の場合、液面が3区間のいずれにあるかを検出でき
る。)と、3個の場合(この場合、液面が5区間のいず
れにあるかを検出できる。)を説明するが、それ以上の
個数の場合も同様の考え方により液面計を製造し得る。
【0037】図3の実施例において各磁気検出スイッチ
(I,II)30,30′に使用する可飽和コイル形磁気
スイッチの詳細を図4に示す。この可飽和コイル30,
30′は、「I」形のパーマロイの薄板のコア42に巻
き線44を施したもので、円筒形磁石20からの磁界の
方向がパーマロイの薄板のコア42の軸方向に実質的に
整合するように、円筒形磁石(20,図3)の半径方向
に対して整合して配置されている。可飽和コイル形の磁
気スイッチは周知であり、ここでは可飽和コア42は厚
さW=0.05mmのパーマロイ薄板で、直径φ=0.
08mmの導線が200回巻回されている。
【0038】磁気検出器30,30′に接続された検出
回路(検波回路)34,34′の一例を図5に示す。磁
気検出器30,30′の可飽和コイル(I,II)が接続
され、出力A,Bには後段のゲート回路36に適合する
ON/OFFの出力信号を生ずる。実施例では、OSC
は約450kHz,10Vpー pのパルス状電圧発振
器、Rs1,Rs2は2kΩの直列抵抗、Q1,Qはト
ランジスタでコレクタは1 0kΩの抵抗Rv1,Rv
2を介して正電圧+Vに接続されている。C1,C2
は0.022μFのチャタリング防止用コンデサであ
る。
【0039】このパーマロイコアはOSCからの高周波
励磁により励磁された状態にあり、コア42内部の磁束
密度の変化は円筒形磁石20からの外部磁界に直線的に
比例して変化する。コア42に巻かれたコイル(I,I
I)30,30′は励磁に用いられると同時にそのイン
ダクタンスの変化が外部磁界の検出に使われている。コ
イル(I,II)のインダクタンスは単位時間当たりの磁
束の変化に比例する(即ち、一定断面積のコアの磁束密
度に比例する。)。外部磁界によってコアが磁気的に飽
和すると励磁によるコア内部の磁束密度変化が小さくな
り、これに伴ってコイルのインダクタンスが小さくなっ
て外部磁界を検出することができる。コイル30,3
0′のインダクタンスが外部磁界に比例して変化するこ
とが分かる。しかも、コア42の励磁方向とが外部磁界
の方向が一致すればコイルのインダクタンスは大きくな
り、逆であれば小さくなる。この実施例の場合、励磁方
向と外部磁界の方向は一致している。
【0040】ここで、可飽和コイル(I)の近傍に円筒
形磁石20からの外部磁界がない場合、コイル(I)の
インダクタンスは大きくQ1は導通状態にあり、出力A
は論理ローレベル(ON)となる。これとは反対に、外
部磁界が近傍に存在する場合、出力Aは論理ハイレベル
(OFF)になる。なお、可飽和コイル(II)に関して
も同様に動作する。このように、可飽和コイル(I,I
I)は、円筒形磁石20の接近に対して、出力端子にO
N/OFFのスイッチ信号A,Bを生ずる。
【0041】図4に、磁気検出スイッチが2個(I,I
I)30,30′の場合のゲート回路36の詳細を示
す。このゲート回路36は、4個のインバータと3個の
NAND回路の組み合わせからからなり、集積回路(I
C)化されている。入力端子に検出回路34,34′か
ら信号A,Bが供給され、出力端子にはA・(*B),
A・B及び(*A)・Bの論理式で表される信号が夫々
出力される。
【0042】ここで、「(*A)」は信号Aの反転信号
を表し、通常の技術文献等においては「上付きバーの
A」の形で表現されるものに相当する(図面もそのよう
に表す。)。この表記は、電子出願を利用した特許出願
における制約のための代用表記である。他の信号に関し
ても同様とする。
【0043】ゲート回路36は、入力信号Aからインバ
ータを1段通して反転信号(*A)、2段通して信号A
を生成する(信号Aは、入力信号をそのまま使用しても
よい)。入力信号Bも同様とする。出力信号A・(*
B)をNAND回路により生成するには、信号(*A)
と信号Bを用いる。同様に、出力信号A・Bを生成する
には、信号(*A)と信号(*B)を用いる。出力信号
A・(*B)を生成するには、信号(*A)と信号Bを
用いる。これら3種類の出力信号は、択一的に論理ハイ
となる。
【0044】従って、出力信号A・(*B)は円筒形磁
石20の位置が下部の区間にあるとき、出力信号A・B
は中間部の区間にあるとき、出力信号(*A)・Bは上
部の区間にあるとき、夫々ONとなる。
【0045】この結果、従来技術で説明した、例えばリ
ードスイッチを設けて特定の位置、即ち液面の上限また
は下限等の特定位置を検出点とするのではなく、液面の
変化し得る範囲即ち上限と下限の間を、下部、中部、上
部の区間に分けて、現在の液面がいずれの区間にあるか
を表示する区間表示信号が連続的に得られる。
【0046】更に、磁気検出スイッチを3個とした場合
のゲート回路36を図8に示す。このゲート回路36
は、6個のインバータと5個のNAND回路の組み合わ
せからからなる。磁気検出回路(I,II,III )30,
30′,30″から信号A,B,Cが夫々入力され、ゲ
ート回路36により、出力信号A・(*B)・(*
C),A・B・(*C),A・B・C,(*A)・B・
C及び(*A)・(*B)・Cの5種の信号が出力され
る。
【0047】このゲート回路36は、図6のゲート回路
と基本的に同様な考え方により構成される。入力信号A
から、インバータを1段通して反転信号(*A)、2段
通して信号Aを生成する。入力信号B及びCも同様とす
る。出力信号A・(*B)・(*C)をNAND回路に
より生成するには、信号(*A)と信号Bと信号Cとを
用いる。同様に出力信号(*A)・B・Cを生成するに
は、信号Aと信号(*B)と信号(*C)とを用いる。
出力信号A・B・Cを生成するには、信号(*A)と信
号(*B)と信号(*C)とを用いる。出力信号A・B
・(*C)を生成するには、信号(*A)と信号(*
B)と信号Cとを用いる。出力信号A・(*B)・(*
C)を生成するには、信号(*A)と信号Bと信号Cと
を用いる。これら5種類の信号は、択一的に論理ハイに
なる。
【0048】従って、液面の上限と下限の間を最下部,
下部,中間部,上部,最上部の5つの区間に分けて、現
在の液面がいずれの区間にあるかを表示する区間表示信
号が連続的に得られる。
【0049】区間の個数は、液面計の分解能をどの程度
にするかという設計上の要請によって任意に決定され、
これに対応した個数の磁気スイッチが設けられる。磁気
検出スイッチ30,30′,30″……を増加すること
により表現できる区間の数Pは、磁気検出スイッチの数
をNとしたとき、次式に従って増加する。 P=2N−1…………………………(3)
【0050】次に、図3の実施例の作用について説明す
る。バネ24の上端を固定して、液面計22を垂直に保
持しながらディスプレーサ26を液体容器の中の被測定
液体に沈める。被測定液体の液位の下限をH0 とし、上
限をHmaxとする。液位測定中はディスプレーサ26
が被測定液体から浮力 Fを受けていることを必要とす
る。従って下限H0 おいては、ディスプレーサ26の一
部が既に被測定液体に沈んでいるかまたは接触する直前
であることが必要で ある。この接触直前の状態では、
ディスプレーサ26の重量は空中における重さ と同じ
である。
【0051】いずれにしても、被測定液体が増量すると
ディスプレーサ26の排除した液体重量に相当する浮力
Fを受けて軽くなる。円筒形磁石24の力とディスプレ
ーサ26の重さとが平衡した(即ち、釣り合った)状態
で液面計22の測定が可能となる。ここでバネ24の力
と釣り合う「ディスプレーサの重さ」とは、厳密には、
ディスプレーサ26自体の重さに加えてバネ24、軸振
れ止め手段32、軸部材28、円筒形磁石20、長さ調
節部材38等を含めた総重量からディスプレーサ26が
受ける浮力Fを引いた値であるが、説明を簡単にするた
めに、以下この値を「ディスプレーサの重さ」として説
明する。
【0052】被測定液体が増量するに従って、バネ24
の力とディスプレーサ26の重さが平衡する位置までデ
ィスプレーサ26が上方に変位する。式(2)で説明し
たように、ディスプレーサ26の変位量ΔLは被測定液
体の変位量ΔHに比例するがこれより少ない。ディスプ
レーサ26の変位量ΔLは円筒形磁石20の変位量であ
るので、円筒形磁石20が上下にΔLだけ変位する。被
測定液体の液位変位量ΔHに対するディスプレーサ26
の変位量ΔLの比は、式(2)の(1+k/γA)、即
ちバネ定数k、ディスプレーサ26の断面積A、被測定
液体の比重γによって決定される。
【0053】この実施例おいては、磁気検出の設計上の
要請から円筒形磁石20の変位量の範囲(=ディスプレ
ーサ26の変位量)ΔLmaxを約15mmに設定して
いる。そこで、被測定液体の液位の変化の範囲(上限H
maxと下限H0 の範囲)ΔHmaxを設定し、ΔHm
ax/(1+k/γA)=ΔLmax=15mmを満足
するように、所定のバネ定数kを有するバネ及び所定
の断面積Aを有するディス プレーサ26が選択され
る。
【0054】即ち、バネ24とディスプレーサ26の組
み合わせは、液位の変化の範囲ΔHmaxに対して円筒
形磁石を15mm(=ΔLmax)だけ変位させる変換
装置として機能している。
【0055】円筒形磁石20の変位量ΔLmax(=約
15mm)に対して2個の可飽和コイル(I,II)3
0,30′を用いる場合、可飽和コイルは5mmの間隔
で配置され、円筒磁石磁石20の長さを変位量ΔLma
xに略等しくすると、検出回路34,34′からゲート
回路36に対して、図7に示すような信号A,Bが入力
される。ゲート回路36からは、A・(*B),A・B
及び(*A)・B信号が夫々出力される。これら出力信
号を、図7に示す。A・(*B)は被測定液体の液位が
上部の区間にあるとき、A・Bは中間部の区間にあると
き、(*A)・Bは下部の区間区間にあるとき、夫々O
Nになり、当該区間の区間表示信号となる。
【0056】次に、円筒形磁石20の変位量ΔLmax
に対して可飽和コイルを3個用いる場合、可飽和コイル
(I,II,III )30,30′,30″は約4mmの間
隔で配置され、円筒形磁石20の長さを変位量ΔLma
xと略等しくすると、検出回路36,36′,36″に
図9に示すような信号A,B,Cが生ずる。この出力信
号A,B,Cがゲート回路36(図8)に入力され、ゲ
ート回路36からは、5種類の信号A・(*B)・(*
C),A・B・(*C),A・B・C,(*A)・B・
C及び(*A)・(*B)・Cが夫々出力される。これ
ら信号は、択一的に論理ハイになる。
【0057】出力信号を、図7に示す。A・(*B)・
(*C)は被測定液体の液位が最上部の区間にあると
き、A・B・(*C)は上部の区間にあるとき、A・B
・Cは中間部の区間にあるとき、(*A)・B・Cは下
部の区間にあるとき、(*A)・(*B)・Cは最下部
の区間にあるとき、夫々ONとなり、当該区間の区間表
示信号となるる。
【0058】上述の第1の実施例により、以下のような
有利な点が挙げられる。 (1)従来の液面計4(図1)は、上限、下限等の特定
点を検出するものであるが、本発明に係る液面計22
(図3)は、複数個の磁気検出器を用いることにより、
液位の変化範囲を複数の区間に分け、現在の液位がいず
れの区間にあるかを連続的に出力することができる。即
ち、液面監視装置としての信頼性が向上する。
【0059】(2)これら複数個の磁気検出器の位置は
一定にできる。即ち、先ず液位の変化範囲の中間が磁石
の変化範囲の中間になるよう長さ調節部材を調整し、次
に液位の変化範囲に対して、ディスプレーサの断面積
A、バネ定数kを調整して予め設定された磁石の変化範
囲とし得る。
【0060】(3)ディスプレーサ26の材料を、例え
ばMCナイロンと一定にした場合、ディスプレーサ26
の重量(または容積)を一定とすると、その後にディス
プレーサの長さを変更しても、バネ、磁石、磁気検出ス
イッチ等は同じものが使用できる。即ち、最初使用され
たMCナイロンは、比重p=1.2、直径φ=20m
m、長さH=300mmであり、重量はW=113gで
ある。次に、比重p=1.2、直径φ=14mm、長さ
H=600mmのディスプレーサに交換しても、重量は
W=110gと同じであり、この場合に磁気検出に関連
する部分は元のままである。
【0061】(4)軸部材28とディスプレーサ26の
間は、長さ調節部材であるステンレス製撚り線38で接
続してある。従って、撚り線の交換または変形により液
面計全長を調節することができ、スイッチ本体から被測
定液体迄の距離に合わせることができる。
【0062】上述の(2),(3),(4)の特徴によ
り、磁気検出に関連する部分を変更せずに、広い範囲の
液位測定の用途に仕様を変更できる。
【0063】(5)従来技術であるリードスイッチを利
用した多重レベル液面計では、位置出力毎にフロートを
必要とし高価であるが、本発明に係るディスプレーサは
1本でよい。
【0064】(6)従来技術である磁石を含む円筒形の
フロートを使う技術では、この磁石に鉄屑等のゴミが付
着し、更に水垢等の汚れによって円滑なフロートの摺動
動作が妨げられ動作不良の原因となる。しかし、本発明
に係るディスプレーサ26は、形状が単純で、磁性を帯
びてなく、単に浮力を受けているにすぎなく、ゴミや汚
れによるトラブルが少ない。
【0065】(7)液面計22の分解能を上げるために
磁気検出スイッチ30の個数を増やす場合、同様な検出
回路34を増加し、ゲート回路36を変更するだけで対
応し得る。バネ24、ディスプレーサ26その他の変更
を必要としない。
【0066】上述の図3に示す実施例は、バネ24、軸
部材28、長さ調節部材38、ディスプレーサ26が一
連に垂直になる構造であり、液面計全長が縦に長い形に
なる。しかし、液面計の実際の使用に於いては、液面ま
での距離が短い場合も多く、液面計の全長を一層短くす
る必要がある。
【0067】この観点より、図10に示す別の実施例の
液面計50は、図3の実施例の軸部材28を水平方向に
配置した磁石(発磁手段)支持アーム52とし、液面計
50の全長を短いものとしている。更にこの磁石支持ア
ーム52は、後述のように液位の変位量ΔHとディスプ
レーサの変位量ΔLの比である(1+k/γA)を更に
微調整する手段として機能する。
【0068】この図10の実施例は、一端を非磁性体の
支持板52に係止部材54を用いて固定されたバネ24
と、このバネの他端に接続された磁石支持アーム54
と、この磁石支持アームに接続された長さ調節部材38
と、この長さ調節部材に吊り下げられたディスプレーサ
26とを備える。この図10の実施例に関し、上述の図
3の実施例と相違する点のみを以下に説明する。説明さ
れた事項以外は、図3の実施例に同じである。
【0069】ディスプレーサ26の変位量ΔLを指示す
る手段として、この磁石支持アーム54に固定された発
磁手段としての磁石20′とを有する。
【0070】磁石20′の上下の変位を検出する手段と
して、図10Bに詳細を示すように磁石20′の近傍で
円弧上に沿って上下に配置された複数個の磁気検出器
(I,II)30,30′と、複数個の検出回路34,3
4′(図示せず。)と、ゲート回路36(図示せず。)
とを有する。
【0071】この実施例では、液位の変化に応じて、磁
石支持アーム54が回転軸56の周りを回転運動する。
ここで磁石支持アーム54は、回転角度はθ=約±9°
で、この結果磁石はΔL=±8mm上下に変位する。回
転角θの変位量は、支持板52に係止されたストッパ5
8により最大量が制限されている。このストッパ58
は、所望に応じてその位置を変更し得る。
【0072】この磁石20′は、幅W=8mm、長さL
=16mm、厚さt=2mmの形状の矩形フェライト板
ならなる永久磁石である。図10Bに示すようにこの永
久磁石20′は、磁石支持アーム54に固定され、磁石
支持アーム固定面にS極、反対面にN極が着磁され、支
持板52を介して、磁気検出器(I,II)の軸方向に一
定磁界を発生している。磁石20′と支持板52の間
は、1mm以上の隙間が空いている。可飽和コイル形の
磁気検出スイッチ30,30′は高感度で、磁石20′
との間に大きい隙間を設けることができる。
【0073】磁気検出スイッチ30,30′の後段の検
出回路34,34′及びゲート回路36は、モジュール
化されて容器60の中に組み込んである。外側ケース
(ハウジング)62の外形寸法は、幅W=60mm,高
さH=60mm、奥行D=45mmであり、かなり小型
化されている。
【0074】更に図10の実施例では、以下の追加的な
構成を備えることができる。ディスプレーサ式液面計で
は、被測定液体に流れ、揺れ等の移動がある場合に、デ
ィスプレーサ26が揺動して静止せず、磁石支持アーム
54が完全に釣合静止しないことがある。この場合、磁
石20′が動き、磁気検出器30,30′が正しい動作
をしない。そこで所望により、図11に示すように、デ
ィスプレーサの一部又は全部を、外側ケース62等に固
定した保護用パイプ64の中に配置することができる。
保護用パイプ64には、被測定液体が流入し得る開口6
6が適宜設けてある。なお、この保護用パイプ64は第
1の実施例(図3)にも適用し得る。
【0075】密封容器内の液面を測るには、液面計、レ
ベルスイッチともに密封構造とする。更に、図10及び
11に示すように、外側ケース62と液面計の底板68
の間に例えばパッキン等の適当な封じ手段70を介在さ
せて密封構造とする。パッキンを介在させて底板と液体
容器をネジ74等で締め付ければ、耐圧構造になる。
【0076】次に図10の実施例の作用について説明す
る。図10に示すように回転軸56で支えられた磁石支
持アーム54が、被測定液体の液位の変化に応じて回転
軸56を中心にして円弧状に回転変位し、バネ20′の
作用する回転モーメントとディスプレーサの作用する回
転モーメントが平衡している。
【0077】図3の実施例に関連して、被測定液体の液
位変位量ΔHに対するディスプレーサの変位量(=磁石
の変位量)ΔLの比は、式(2)の(1+k/γA)に
よって決定されることを説明した。即ち、バネ定数k及
びディスプレーサの断面積Aを適当に選択することによ
り、任意の液位変位の範囲ΔHmaxに対して、ディス
プレーサの変位の範囲ΔLmaxを適当に設定し得る。
【0078】図10の実施例では、ディスプレーサ26
の変位の範囲ΔLmaxと磁石20′の変位の範囲Δ
L′maxは同じでなく、ディスプレーサ26の変位の
範囲ΔLmaxと磁石20′の変位の範囲ΔL′max
の間に変換装置が設けられている。即ち、磁石支持アー
ム54に関し、被測定液体中でのディスプレーサ26の
変位量ΔLと永久磁石20′の変位量ΔL′との間に、
次の関係が成立する。
【0079】 ΔL′max/ΔLmax=r′/r………(4) ここで、r′:回転軸中心から磁石固定箇所係止位置ま
での距離 r :回転軸中心から長さ調節手段係止位置までの距離
【0080】図3の実施例では、ディスプレーサ26の
変位量ΔLと永久磁石20の変位量ΔL′は一致してい
た。しかし図10の実施例では、r′/rの値を変える
ことにより、磁石20′の変位量ΔL′を磁気検出器
(図示せず。)にとって最適な範囲に微調整することが
できる。具体的には、バネ係止手段54の位置と長さ調
節部材38の釣り下げ位置72の一方または両方を平行
移動し、r′/rの値を変更することにより行う。
【0081】次に図10の実施例の効果について説明す
る。図10の実施例は、図3の実施例が有する効果を全
て有し、更に、以下の効果を有する。 (1)図3の実施例の垂直方向に配置された軸部材28
の代わりに、図10の実施例では水平方向に配置された
磁石支持アーム54を用いているので、液面計の全体長
を短くできる。長さ調節部材38との組み合わせで、全
体長を所望の長さに調節できる。
【0082】(2)図3の実施例では、磁石20の変位
範囲はバネ定数k及びディスプレーサの断面積Aを適当
に選択することにより行っている。これに対し図10の
実施例では、更に磁石支持アーム54に対する磁石の係
止位置54,74及びディスプレーサの係止位置72を
変えることにより磁石の変位範囲を微調整できる。
【0083】(3)図3の実施例と比較すると、軸振れ
止め手段32が無く、磁石20′と支持板52の間は非
接触で摩擦がなく、回転軸56自体の摩擦は少なく、従
って測定動作におけるエネルギ損失が僅かである。この
結果、バネ24の定数を弱くし、ディスプレーサ26を
細く(即ち、受ける浮力を少なく)することができる。
【0084】
【発明の効果】従来の液面計では、被測定液体の液位が
特定の位置にあるか否かの検出のみであったが、本発明
に係る液面計では、液位が下限H0 から上限Hmaxの
範囲で、どの区間にあるかを連続的に検出し区間表示信
号を出力する。
【0085】更に、本発明に係る液面計では、長さ調節
部材、バネまたはディスプレーサの変更だけで任意の被
測定液体の液位の変化範囲に適応できる。即ち、被測定
液体が変わり、液位の変化範囲が異なっても、検出部分
は変更を要しない。更に、本発明に係る液面計では、磁
気検出器の変位範囲を微調整し得る手段も設けることが
できる。更に、液面計の分解能である区間の数は、その
ニーズに対応して容易に変更し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のリードスイッチを利用した液面計の
構成を示す図である。
【図2】ディスプレーサ式液面計の原理を説明する図で
ある。
【図3】この発明に係る液面計の実施例の構成図であ
る。
【図4】図3の実施例の磁気検出器として使用される可
飽和コイルの詳細を示す図である。
【図5】図3の実施例の検出回路の詳細を示す図であ
る。
【図6】図3の実施例のゲート回路の詳細を示す図であ
り、ここでは磁気検出器が2個の場合である。
【図7】図6のゲート回路の入力信号及び出力信号を示
す波形図である。
【図8】図3の実施例のゲート回路の別の実施例を示す
図であり、ここでは磁気検出器が2個の場合である。
【図9】図8のゲート回路の入力信号及び出力信号を示
す波形図である。
【図10】この発明に係るディスプレーサ式液面計の別
の実施例を構成を示す図である。
【図11】図10の別の実施例に、保護用パイプを追加
した構成を示す図である。
【符号の説明】
20 磁石 24 バネ 26 ディスプレーサ 28 軸部材 34,34′ 検出回路 36 ゲート回路 38 長さ調節部材 54 磁石支持アーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端を係止したバネと、 該バネの下端より吊るされ、その一部または全部が被測
    定液体の中にあるディスプレーサと、 上記ディスプレーサの移動に連動する発磁手段と、 該発磁手段の移動方向に隣接して並置された複数個の磁
    気検出器と、 該磁気検出器の各々に接続された検出回路と、 各々の該検出回路の出力信号を受けて、上記被測定液体
    の液位が変化範囲のいずれの区間に位置するかを表す区
    間表示信号を出力するゲート回路とを備える液面計。
  2. 【請求項2】 上記バネと上記ディスプレーサとが軸部
    材を介して接続され、上記発磁手段が該軸部材に固定さ
    れている請求項1に記載の液面計。
  3. 【請求項3】 上記軸部材と上記ディスプレーサとが長
    さ調節部材を介して接続され、上記液面計の全長が調節
    可能な請求項1または2に記載の液面計。
  4. 【請求項4】 上記バネと上記ディスプレーサとが、一
    端が回転軸により回転自在に固定された横方向に延在す
    る発磁手段支持アームを介して接続され、該ディスプレ
    ーサに対する該バネの係止位置と上記ディスプレーサの
    係止位置の双方または一方を変更することにより、発磁
    手段の変位範囲を調整し得る請求項1または3に記載の
    液面計。
  5. 【請求項5】 更に上記ディスプレーサの周囲に保護用
    パイプを備え、被測定液体の移動に対して該ディスプレ
    ーサが影響されないようにした請求項1乃至4のいずれ
    か一項に記載の液面計。
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