JPH0729424B2 - インクジェット記録装置の気泡除去方法 - Google Patents

インクジェット記録装置の気泡除去方法

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JPH0729424B2
JPH0729424B2 JP62237837A JP23783787A JPH0729424B2 JP H0729424 B2 JPH0729424 B2 JP H0729424B2 JP 62237837 A JP62237837 A JP 62237837A JP 23783787 A JP23783787 A JP 23783787A JP H0729424 B2 JPH0729424 B2 JP H0729424B2
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Japan
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ink
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bubbles
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JP62237837A
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清司 山森
勇治 茂木
禎志 樋口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/19Ink jet characterised by ink handling for removing air bubbles

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はカラープリンタに利用され、特に、2室構造型
オン・デマンドのインクジェット記録装置の気泡除去方
法に関するものである。
従来の技術 第6図は空気流をインク粒に作用させる2室構造型オン
・デマンドインクジェットヘッドの断面図である。この
インクジェットヘッドを使用するにあたっては圧力上昇
手段1に隣接する圧力室2と不図示のインク供給源に連
絡されインクを供給するインク室3の両方の室にインク
を完全に満たさねばならない。もし、気泡がどちらか一
方の室に少しでも残留していると、入力信号に対する吐
出の応答性に支障をきたし、本来の性能を発揮できな
い。この場合、インク室3に残留した気泡4はインク室
3の最下部に設けられたインク供給ポート5に対向した
位置に第1の気泡除去用ポート6を設け、前記気泡除去
用ポート6にはフレキシブルチューブ7を介してコック
8を設け、インク室3に残留した気泡4を図示していな
いインク溜のインクを加圧することによって前記コック
8よりインクと一緒に流出させ除去することができる。
発明が解決しようとする問題点 しかし上記構成では、圧力室2とインク室3とは中央部
が直径100μm以下の結合通路9で連通しているだけな
ので、一旦、気泡4が吸入された場合には、気泡除去の
ための保守作業が非常にめんどうであった。次に第7図
は第6図に示したヘッドの水平方向の断面図である。圧
力室2に吸入された気泡はその圧力室2の隅に設けた第
2の気泡除去用ポート10が設けてあるが、圧力室2の圧
力上昇効果を低下させないようにするため、ポート100
はO−リング11を介してビス12で蓋がしてある。なお、
ポート10にインク室3と同様なコックを設けたとして
も、ヘッドの取付け姿勢が第7図のようになっている場
合にはポート10は横向きとなり、上昇する気泡の性質か
らして、ポート10から除去されにくい。このため、一
旦、圧力室2に気泡が吸入された場合には、ヘッドを装
置より取外してから気泡を除去するか、又は、ヘッドを
取外さないまでも、ヘッドの圧力室2、インク室3と空
気室13を気密処理した後、真空ポンプでヘッド内を減圧
して各室に水を充填する。その後、ヘッドを動作させる
ことにより水をインクに置換していく方法が採られてき
た。これらの保守方法のうち、前者はヘッドを装置から
取外して行うため、かラープリンタのように各ヘッドの
位置決めに高い精度が要求されるものでは後の調整に非
常に時間を要し、また、取付け、取外しに際してインク
で手が汚れる等の問題点があった。また、後者の減圧充
填方法は真空ポンプ等の保守用具がかさばるうえに、か
なりの重量のため携帯に不便であるという問題点があっ
た。さらに、両方法とも保守サービスに熟練を要するた
めユーザーが手軽に保守を行えずトラブル発生から回復
までのロスタイムが大きいという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑み、インクジェットヘッドを装
置より取外したり、保守用具も使用せずに簡単にできる
インクジェット記録装置の気泡除去方法を提供するもの
である。
問題点を解決するための手段 本発明は、インク供給源に連絡しインクが保持されるイ
ンク保持室と、前記インク保持室の少なくとも一部に隣
接して設けられ所定の信号に応じて前記インク保持室内
部に保持されたインクに圧力を印加する圧力印加手段
と、前記インク保持室に連絡し前記圧力印加手段により
印加された圧力に対応してインクを吐出するノズルとを
有するインクジェット記録装置における前記インク保持
室内に混入した気泡を除去する気泡除去方法であって、
前記インク保持室内に気泡の混入が発生したことを検出
する検出工程と、前記検出工程での気泡の混入の発生の
検出に対応して、前記圧力印加手段への所定の基本波形
を有する単位駆動信号を、連続して印加するものから間
欠して印加するものへと、印加している回数が連続的に
減少するように変化する規則性でもって印加する工程と
を有するインクジェット記録装置の気泡除去方法を提供
することによって上記目的を達成するものである。
作 用 本発明は上記信号のように印加周波数が規則的に順次変
化する動作信号により、圧力室内のインクを激しく振動
させ、この作用により圧力室内の気泡は微細な気泡に分
割され、インクと撹拌されてインクと一緒に外部に吐出
される。そして、新しいインクが供給されるにつれて圧
力室に残留する気泡は急速に減少し、ついにはインク内
に溶存している空気濃度のレベルにまで低下する。この
方法によって、ヘッドの圧力室に気泡を吸入した場合の
保守作業は著しく単純化され、このヘッドの最大の欠点
である気泡吸入による画質低下のトラブルが容易に回復
できることにより、インクジェット記録装置としての信
頼性を大幅に向上させるものである。
実施例 第1図は本発明の第1の実施例におけるインクジェット
記録装置の気泡除去方法のための入力(動作)信号波形
図、第2図は前記第1図の説明図、第3図は本発明の第
2の実施例における同気泡除去方法のための入力(動
作)信号波形図、第4図は前記第3図の説明図である。
以下、図にしたがってその動作について説明する。
第1図と第2図において、インクジェットヘッドに印加
する入力(動作)信号、即ち単位駆動信号の基本波形は
50μsの波長を有する正弦波であり、位相πより始まり
(−)πで終る波形である。そして、1波長分動作後、
N波長分休止(Nは整数で、0,1,2……6,7)する信号を
6msの間隔を順次印加することにより圧力室内のインク
に20,10,6.67,5,4.3.333,2.86kHzの振動を与えることに
なる。すなわち、第1図(a)の信号発生の後、第1図
(b)の信号を発生し、再度第1図(a)の波形信号に
もどる、これが継続的に行なわれる。なお、第2図が第
1図の各詳細波形図である。一般に、気泡を含む液体は
圧縮性となり、その共振周波数も低下することが知られ
ている。そのため、圧力室内のインクはその気泡量に依
存した共振周波数となる。そこで、共振周波数に近い信
号が入力されると圧力室内のインク及び気泡は激しく振
動し、気泡は分割されインク中に懸濁され、その一部が
吐出される。このように、気泡が吐出される毎に共振周
波数は変化してゆき、次第に気泡は除去され、ついには
完全に元の状態に復帰する。なお、入力(動作)信号の
電圧は通常の使用電圧範囲(100〜250Vpp)内で十分で
あり、通常では180〜200VppでA4版画面にして1〜3
枚、描画時間にして2〜6分程度で除去できる。
次に、第3図及び第4図は本発明の第2の実施例であ
り、第3図は第1図に、第4図は第2図に対応する。第
3図、第4図に示すように、2波長分動作後、N波長分
休止(Nは整数で0,1,2……6)する信号を6msの間隔で
順次印加して圧力室内のインクに20,6.67,5,4,3.33,2.8
5kHzの振動を与えることにより、前記1on,Noffパターン
と同様の効果を得ることができる。
さらに、第1図、第3図に示した2種類の気泡除去パタ
ーン(1on,Noff,2on,Noff)を交互に印加することもで
きる。
次に、第5図は特開昭58−220759号報に開示されてい
る、ヘッドのインク室及び圧力室の気泡の有無を診断す
る描画パターンで、2kHzから32kHzまでの正弦波を125kH
z間隔に分割し、その振幅をOVppより最高220Vppまで連
続的に変化させ、各周波数における低下吐出電圧を結ぶ
ラインの形状を見ることによって、インク室及び気泡の
有無を判定できるものである。このヘッド診断信号と前
記気泡除去パターン信号により誰にでも容易にヘッドの
保守が可能となり、画質の安定したインクジェットプリ
ンタが提供できる。
なお、信号発生手段については、周波数発振器等の公知
の技術手段により簡単に構成できるので説明は省略す
る。
発明の効果 以上のように本発明は、インクジェットヘッドに規則的
に周波数が連続的に変化する動作信号を印加することに
より、圧力室に吸入した気泡を効果的に吐出除去させる
ことができ、わずらわしい保守作業から解放し、かつ短
時間で性能を回復できる等、その効果は著しい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例におけるインクジェット
記録装置の気泡除去方法のための動作信号波形図、第2
図は第1図の詳細波形図、第3図は本発明の第2の実施
例におけるインクジェット記録装置の気泡除去方法のた
めの動作信号波形図、第4図は第3図の詳細波形図、第
5図はヘッド内気泡の診断パターン図、第6図は従来の
インクジェット記録装置のインクジェットヘッドの断面
図、第7図は第6図における同ヘッドの水平断面図であ
る。 1……圧力上昇手段、2……圧力室、3……インク室、
6……第1の気泡除去用ポート、8……コック、9……
結合通路、10……第2の気泡除去ポート、13……空気
室。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インク供給源に連絡しインクが保持される
    インク保持室と、前記インク保持室の少なくとも一部に
    隣接して設けられ所定の信号に応じて前記インク保持室
    内部に保持されたインクに圧力を印加する圧力印加手段
    と、前記インク保持室に連絡し前記圧力印加手段により
    印加された圧力に対応してインクを吐出するノズルとを
    有するインクジェット記録装置における前記インク保持
    室内に混入した気泡を除去する気泡除去方法であって、
    前記インク保持室内に気泡の混入が発生したことを検出
    する検出工程と、前記検出工程での気泡の混入の発生の
    検出に対応して、前記圧力印加手段への所定の基本波形
    を有する単位駆動信号を、連続して印加するものから間
    欠して印加するものへと、印加している回数が連続的に
    減少するように変化する規則性でもって印加する工程と
    を有するインクジェット記録装置の気泡除去方法。
  2. 【請求項2】単位駆動信号の印加の規則性は、1回印加
    後N回(Nは0以上の整数)印加を停止するものをNが
    連続的に増加するように変化させるものである特許請求
    の範囲第1項記載のインクジェット記録装置の気泡除去
    方法。
  3. 【請求項3】単位駆動信号の印加の規則性は、2回連続
    印加後N回(Nは0以上の整数)印加を停止するものを
    Nが連続的に増加するように変化させるものである特許
    請求の範囲第1項記載のインクジェット記録装置の気泡
    除去方法。
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