JPH07293878A - 安全装置付ガスライター - Google Patents

安全装置付ガスライター

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JPH07293878A
JPH07293878A JP6149613A JP14961394A JPH07293878A JP H07293878 A JPH07293878 A JP H07293878A JP 6149613 A JP6149613 A JP 6149613A JP 14961394 A JP14961394 A JP 14961394A JP H07293878 A JPH07293878 A JP H07293878A
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正樹 斉藤
Toshihiro Ichikawa
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23QIGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
    • F23Q2/00Lighters containing fuel, e.g. for cigarettes
    • F23Q2/16Lighters with gaseous fuel, e.g. the gas being stored in liquid phase
    • F23Q2/164Arrangements for preventing undesired ignition

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押下手段の操作によって点火を行うガスライ
ターで、弾性片の無変形状態で押下手段と係止して点火
不能とする安全機構を付設し、弾性片を変形状態で放置
した際の塑性変形による作動不良の発生を防止して信頼
性を高める。 【構成】 点火操作を行う押下手段2の押下げを阻止す
るロック状態と押下手段2の作動を許容するロック解除
状態とに変形可能な弾性片9と、弾性片9に取り付けら
れ該弾性片9がロック状態で点火操作不能な第1位置か
ら点火操作可能な第2位置に移動可能で、点火操作に応
じて第2位置から第1位置に移動する途中の第3位置で
弾性片9をロック解除状態に変形させるスライド部材10
と、スライド部材10が第2位置にあるときの該スライド
部材10による弾性片9の変形量を、第3位置にあるとき
のロック解除状態の弾性片9の変形量より低減する変形
抑制手段11とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押下手段の押下げ操作
によって点火を行うガスライターにおいて、ライター本
体または押下手段に設けた弾性片を通常は押下手段また
はライター本体に係止させて点火不能とした点火ロック
を行う一方、使用に際して弾性片を変形させてこの点火
ロックを解除し点火可能とするようにした安全装置付ガ
スライターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガスライターは作動レバー等の押下手段
を押し下げることにより、簡単に点火できる便利なもの
であるが、子供のように適切な使い方を知らない者が、
不用意に点火できて安全上好ましいものではなく、ま
た、偶発的に物体が接触して押下手段が移動して点火さ
れる可能性もある。
【0003】そこで、適切な使い方を知らない者が不用
意に点火することができないように、もしくは、偶発的
な点火が生起しないように、安全性を向上させたガスラ
イターが要求され、これまで各種の安全装置を備えたガ
スライターが提案されている。
【0004】例えば、実公昭56−13488 号公報や米国特
許4,758,152 号明細書に開示されている安全装置付ガス
ライターは、燃料ガスが貯蔵されたライター本体の上部
に燃料ガスを噴出するノズルを備えた燃料供給手段と、
前記ノズルを上下動させて燃料ガスの送給を開閉する作
動レバーと、燃料ガスを点火させる発火装置とからな
り、さらに、ライター本体の上部と作動レバー下面との
間に、作動レバーの押下げを阻止するストッパーを配設
して構成されている。
【0005】前記ストッパーは手動で点火操作不能なロ
ック位置と点火操作可能な解除位置の間を移動できるよ
うになっており、ロック位置から解除位置へ移動させて
点火した後、ロック位置に手動で復帰させる構造に設け
られている。
【0006】しかし、上記のガスライターでは、ストッ
パーを解除位置に移動して点火を行った後、ストッパー
を解除位置からロック位置に戻すのを忘れたまま放置さ
れると、ストッパーが安全装置としてのロック機能を果
たさず、前述のような不用意な点火が可能となる問題が
ある。
【0007】そこで、この問題を解決するため、次のよ
うな手段が設置された安全装置付ガスライターが提案さ
れている。すなわち、特開平5−256448号公報に開示さ
れているように、ライター本体上部に弾性片を形成し、
この弾性片の先端が押下手段の一部に係止してその押下
げを不能として点火ロックを行う一方、弾性片に沿って
上下動自在なスライド部材を設け、このスライド部材を
上動させて弾性片を変形させて押下手段との係止を外し
てロック解除を行って、押下手段の押下げすなわち点火
を許容するとともに、押下手段に連動してスライド部材
が下動してロック位置に移動し、点火後に押下手段が上
動した際に点火ロック位置に自動復帰するように構成し
た安全装置が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかして、前記自動復
帰構造を有する安全装置では、スライド部材を移動して
点火操作可能な解除位置に操作した際には、弾性片は変
形された状態にあり、使用者がスライド部材をこのロッ
ク解除状態に操作したまま長時間放置してしまうと点火
ロック機能が損なわれる恐れがある。
【0009】具体的には、前記弾性片は合成樹脂で成形
されており、この弾性片が変形状態で長時間保持される
ことで、次第に弾性が失われ変形が完全には元の形状に
戻らずに、ある程度の塑性変形状態となり、点火操作が
行われてスライド部材が点火操作不能な位置に移動して
弾性片の変形を解放しても、弾性片が前記塑性変形によ
って押下手段から外れたロック解除形状に変形したまま
となって、押下手段との係止が不能でスライド部材がロ
ック位置にあっても点火が行えることになり、安全装置
本来の点火ロック機能が損なわれる問題を有する。
【0010】本発明はこの点に鑑み、押下手段の押下げ
操作によって点火を行うようにしたガスライターで、非
使用状態では点火操作不能とする点火ロックを行って不
用意な点火を防止し、スライド部材の操作によって点火
ロックを解除し点火操作可能とする構造において、スラ
イド部材が点火操作可能な位置に長時間放置されても弾
性片の塑性変形による点火ロック機能の喪失を防止する
ようにした安全装置付ガスライターを提供することを目
的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の安全装置付ガスライターは、燃料ガスが貯蔵
されたライター本体と、該ライター本体の燃料ガスをノ
ズルに供給する燃料供給手段と、前記ノズルから噴出す
る燃料ガスに点火する点火手段と、押下げ操作により前
記燃料供給手段におけるノズルへの燃料通路を開く押下
手段とを備えるとともに、前記押下手段の押下げを阻止
するロック状態と押下手段の作動を許容するロック解除
状態とに変形可能な弾性片と、前記弾性片がロック状態
で点火操作不能な第1位置から点火操作可能な第2位置
に移動可能で、点火操作に応じて第2位置から第1位置
に移動する途中の第3位置で、前記弾性片をロック解除
状態に変形させるスライド部材と、前記スライド部材が
第2位置にあるときの該スライド部材による弾性片の変
形量を、第3位置にあるときのロック解除状態の弾性片
の変形量より低減する変形抑制手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0012】また、本発明の他の安全装置付ガスライタ
ーは、燃料ガスが貯蔵されたライター本体と、該ライタ
ー本体の燃料ガスをノズルに供給する燃料供給手段と、
前記ノズルから噴出する燃料ガスに点火する点火手段
と、押下げ操作により前記燃料供給手段におけるノズル
への燃料通路を開く押下手段とを備えるとともに、前記
ライター本体または押下手段の一部に弾性変形可能に形
成され、その無変形状態で前記押下手段またはライター
本体の一部に当接し押下手段の押下げを阻止するロック
状態となる一方、ロック解除状態に変形されたときに押
下手段の作動を許容する弾性片と、前記弾性片がロック
状態で点火操作不能な第1位置から点火操作可能な第2
位置に移動可能であるとともに、前記押下手段の押下げ
に応じて第2位置から第1位置に移動する途中の第3位
置で、前記弾性片をロック解除状態に変形させるスライ
ド部材と、前記スライド部材による弾性片の変形を規制
し、スライド部材が第2位置にあるときの弾性片の変形
量を、第3位置にあるときのロック解除状態の弾性片の
変形量より低減する変形抑制手段とを備え、前記スライ
ド部材は弾性片が押下手段に当接する前に、押下手段の
移動に応じてロック解除状態に変形させることを特徴と
するものである。
【0013】前記変形抑制手段は、第2位置にあるスラ
イド部材を弾性片の変形方向と反対側に移動させる凹状
の挿入部で形成するのが好適であり、この挿入部を例え
ばライター本体または押下手段に形成するか、前記変形
抑制手段をスライド部材と弾性片との当接部分に形成す
るようにしてもよい。
【0014】一方、前記スライド部材は押下手段の移動
にともなってカム面によって移動して弾性片を押圧変形
させるのが好適であり、また、このスライド部材は、使
用者の操作によって第1位置から第2位置に移動される
途中で弾性片またはライター本体の一部に係止し、その
係止はスライド部材を内側に押圧操作することにより生
ずる変位で外れるように構成してもよい。さらに、前記
押下手段が押し下げられた点火位置において、前記弾性
片の変形量を軽減する凹部を設けてもよい。
【0015】さらに、本発明の安全装置付ガスライター
は、燃料ガスが貯蔵されたライター本体と、該ライター
本体の燃料ガスをノズルに供給する燃料供給手段と、前
記ノズルから噴出する燃料ガスに点火する点火手段と、
押下げ操作により前記燃料供給手段におけるノズルへの
燃料通路を開く押下手段とを備えるとともに、前記押下
手段の押下げを阻止するロック状態と、押下手段の作動
を許容するロック解除状態とに変形可能な弾性片と、前
記弾性片をロック状態からロック解除状態に変形させる
スライド部材と、前記スライド部材が弾性片をロック解
除状態に変形可能な点火操作可能位置にあるときの該ス
ライド部材による弾性片の変形量を、前記ロック解除状
態にある弾性片の変形量より低減する変形抑制手段とを
備えて構成されるものである。
【0016】
【作用】本発明の安全装置付ガスライターによれば、ス
ライド部材が点火操作不能な第1位置にある際には、弾
性片は先端が押下手段またはライター本体と干渉可能な
ロック状態にあり、押下手段の押下げ移動を阻止して点
火ロックを行う。そして、スライド部材を点火操作可能
な第2位置に移動すると、弾性片は上記ロック状態と同
様に変形していない状態または変形の少ない変形抑制状
態にあり、この状態で放置されても塑性変形によって点
火ロックが不能となることはない。
【0017】そして、点火を行うべく前記押下手段を押
下げ操作すると、この点火操作に応じてスライド部材が
前記第2位置から前記第1位置の方向に移動し始め、そ
の途中の第3位置で該スライド部材が弾性片をロック解
除方向に変形させるものであり、これにより押下手段は
点火位置までの押下げ移動が可能になり、押下手段の押
下げ操作で噴出した燃料ガスに点火手段によって点火が
行われる。この押下手段の押下げ動作に連係してスライ
ド部材は第1位置に移動し、押下手段を解放し初期の位
置に戻ることにより、該スライド部材による弾性片の変
形が解放されて復帰した押下手段の押下げ動作を不能と
する点火ロック状態となり、不用意な点火を防止するこ
とで極めて安全性が高いガスライターを実現することが
できる。
【0018】また、前記弾性片またはライター本体にス
ライド部材を第1位置と第2位置との中間位置で係止し
て第2位置への移動を阻止する構造を設け、スライド部
材を内側に押圧した変位で係止を外すようにすると、ス
ライド部材の操作が2段階となって適切な使い方を知ら
ない者による点火操作を困難として、さらに不用意な点
火を阻止するとともに、スライド部材の点火操作可能な
第2位置への確実な操作感が得られる。
【0019】さらに、押下手段が押し下げられた点火位
置において、弾性片の変形量を軽減する凹部を設ける
と、該弾性片の変形負担がさらに軽減される。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0021】<実施例1>図1ないし図8に、本例の放
電点火式の安全装置付ガスライター1を示している。
【0022】安全装置付ガスライター1は、燃料ガスが
貯蔵されたライター本体2と、燃料ガスを噴出するノズ
ル3を有する燃料供給手段4と、圧電ユニット18を有す
る点火手段5および前記燃料供給手段4を作動して着火
を行う押下手段6を構成する操作キャップ7と、ライタ
ー本体2の上部に配設され押下手段6の動作をロックま
たは解除する安全機構8とからなる。
【0023】上記安全機構8は、前記操作キャップ7に
係止可能な弾性片9と、該弾性片9に取り付けられて下
端の第1位置と上端の第2位置とに摺動自在で、中間の
第3位置で弾性片9を非係止位置に変形させるスライド
部材10と、第2位置にあるスライド部材10による弾性片
9の変形を低減する変形抑制手段11とを備えている。
【0024】ライター本体2は、合成樹脂で成形された
タンク本体2aが直方体形状を呈し、該タンク本体2aの上
面に上蓋2bが気密に固定されて、その内部にブタンガス
等の燃料ガスが貯蔵されるタンク部分が構成されるとと
もに、このタンク部分とは別体にその上部に中間ケース
2cが嵌着されてなる。
【0025】上記ライター本体2の上蓋2bには、貯蔵さ
れた燃料ガスの噴出量を制御する公知のバルブ機構によ
る燃料供給手段4が配設され、該燃料供給手段4に設け
られたノズル3が上部に突出している。このノズル3に
は、L字状の作動レバー15の一端部に画成された溝が係
合されている。該作動レバー15は、屈曲部の支点によっ
て揺動自在にライター本体2の上部で枢支され、他端部
が斜め下方に延びた状態に配設され、この作動レバー15
の回動に伴って上記ノズル3が上方に移動した際に、燃
料ガスを噴出するように構成されている。また、上記ノ
ズル3の上方周囲には風防キャップ16が装着され、さら
に、ノズル3からのガス噴出量を調整する炎長調整リン
グ17が設置されている。
【0026】一方、前記ノズル3と反対側のライター本
体2(中間ケース2c)の上方には、前記風防キャップ16
と並んで前記押下手段6に該当する操作キャップ7が配
設されている。この操作キャップ7は上面が押下操作面
7aとなり、下部の外周に下方に延びる側壁7bを有し、そ
の筒状の底部が点火手段5の圧電ユニット18の上端に嵌
着され、押下げ作動可能である。また、上記操作キャッ
プ7の側壁7bにおける風防キャップ16と反対側の背部下
端には、係止凹部7cが形成され、該係止凹部7cは外側よ
り内部の方が深く形成され、後述の弾性片9の先端9cと
の係止状態が外れ難くなる構造に設けられている。
【0027】点火手段5は、上記圧電ユニット18に結線
された放電電極19が操作キャップ7の上部に配設されて
なり、圧電ユニット18の作動に伴って発生される高電圧
が放電電極19とノズル3との間に印加されて点火用の放
電が行われる。
【0028】また、上記押下手段6の操作キャップ7の
押下げ操作に伴って前記圧電ユニット18の上半部が下降
移動するが、この圧電ユニット18の移動部分に、前記燃
料供給手段4の作動レバー15の他端部に当接可能なレバ
ー押し20が設置されている。これにより、操作キャップ
7の押下げ操作に伴ってレバー押し20が作動レバー15を
回動させて、ノズル3から燃料ガスを噴出させるもので
あり、さらに押下げ操作を進めることで前記点火手段5
を作動して放電点火を行うものである。
【0029】次に、前記安全機構8の構造を説明する。
前記ライター本体2の中間ケース2cは、下部のタンク本
体2aの周壁に連続して上方に延在する周壁を形成するも
のであり、この周壁部分における風防キャップ16とは反
対側(背部)の湾曲部分に、上下方向に延びる弾性片9
が一体的に形成されている。この弾性片9は両側に摺動
溝21が形成されることで画成され、その下端部が中間ケ
ース2cに連結され、上端部がフリー状態で変形可能に設
けられている。該弾性片9は中間ケース2cと一体に合成
樹脂によって成形されてなり、その素材の特性としての
弾性変形が可能である。
【0030】上記弾性片9は図4にも示すように、中間
ケース2cに連接された基部9aは直立状態で上方に延び、
中間部分から上方は内面が先端になるのに応じて内側に
傾斜する当接面9bが形成され、外面も先端になるに従っ
て内側に傾斜し、先端9cが薄く形成されている。この先
端9cが、弾性片9が無変形状態にあるロック状態で、前
記操作キャップ7の係止凹部7cと係止可能に設けられて
いる。そして、その係止によって操作キャップ7の下方
向への押下げ動作を阻止する。
【0031】また、上記弾性片9の基部9a内面側には、
当接面9bの下端から弾性片9の下端まで延びる案内部23
が両側に形成され、中央部分に突条24が形成され、この
案内部23の上端に後述のスライド部材10の係止部34の上
端と係合するくさび状の係合部25が設けられている。上
記弾性片9が連接されている部分の中間ケース2cには、
基部9aの下端部内側に挿通孔22が開口されている(図4
参照)。
【0032】一方、上記弾性片9の両側の摺動溝21は中
間ケース2cの湾曲部分に形成され、その下部21a は溝幅
が狭く、後述のスライド部材10の連結部32に相当する幅
であり、上方の挿入部21c は溝幅が広く、後述のスライ
ド部材10の爪部36が挿通可能な幅であり、両者の間の中
間部分は下部21a から挿入部21c に斜めに切除されて、
上方に向けて徐々に幅が広くなっている斜面に形成さ
れ、この斜面がスライド部材10の押圧を行うための傾斜
部21b (カム面)の役割を果たす。
【0033】前記弾性片9に摺動可能に取り付けられる
スライド部材10は、図4にも示すように、外側に湾曲し
た操作つまみ部31と、該操作つまみ部31の両側から内方
に延びる連結部32と、内側の平板状の受け部33とを有
し、操作つまみ部31の内側に弾性片9が挿通される開口
10a が設けられている。さらに、該開口10a の受け部33
側の内面には、両側に前記弾性片9の案内部23を摺動す
る係止部34が、その間に弾性片9の突条24と摺動する縦
溝35が形成されている。
【0034】上記受け部33の両側部は、前記中間ケース
2cの湾曲部分の内面の形状に沿う曲面に形成されてい
る。また、前記スライド部材10の操作つまみ部31の両側
には、摺動溝21より外側の中間ケース2cの外面に先端が
当接する爪部36が連接されている。この爪部36はスリッ
ト37によって柔軟性が付与され、操作つまみ部31が外側
から内方に押圧された際に、外側に広がるように変形し
て、受け部33が内方へ移動するのを許容する構造に設け
られている。
【0035】また、上記受け部33の下面には下方に延在
する脚部38が連接され、この脚部38には上記縦溝35が連
続して形成されている。上記係止部34の上端は上方に傾
斜突出して形成され、同様に弾性片9の案内部23上端の
係合部25も上方に鋭角に形成され、両者の係合が確実と
なるように構成されている。
【0036】上記のようなスライド部材10を弾性片9に
取り付けた場合には、両側の連結部32が摺動溝21を貫通
して上下動するものであり、脚部38が前記中間ケース2c
の挿通孔22に挿入される。そして、上記受け部33の上面
は、前記操作キャップ7の下端と当接可能であり、さら
に、スライド部材10の開口10a の大きさは、その係止部
34が案内部23に摺接している状態で、弾性片9の外側に
円弧状の隙間(図1参照)が形成されるように設けられ
ている。また、上記スライド部材10が上下動に伴って摺
動溝21の傾斜部21b および挿入部21c に位置する場合に
は、操作つまみ部31の両側の爪部36は摺動溝21の内方に
挿入移動可能であり、内部に移動した状態では上記爪部
36の底部が、前記摺動溝21の傾斜部21b の傾斜面に摺接
可能である。
【0037】上記構造において、変形抑制手段11は、第
2位置(上端)にあるスライド部材10によっては弾性片
9が変形していないようにされたものであり、該スライ
ド部材10を弾性片9の変形方向と反対側(内側)に移動
させる摺動溝21の挿入部21cで構成されている。また、
第2位置から第1位置(下端)に移動する途中の第3位
置にある場合のスライド部材10の爪部36が摺動溝21の傾
斜部21b (カム面)と摺接して外側に移動し、その係止
部34が摺接面9bを押圧して弾性片9をロック解除状態に
変形させる。一方、第1位置にある場合のスライド部材
10は係止部34が案内部23に摺接して弾性片9を押圧変形
しないように設けられている。
【0038】本例の作用を説明すれば、図1および図2
に示すように、スライド部材10が摺動溝21の下部21a
(第1位置)の点火操作不能位置にある時は、弾性片9
は無変形状態(ロック状態)にあり、操作キャップ7を
押し下げるとその係止凹部7cに弾性片9の先端9cが係止
干渉し、それ以上の操作キャップ7の押下げが不能で燃
料ガスの噴出および点火操作ができず点火ロック状態に
ある。また、このロック状態においては、スライド部材
10はその係止部34が弾性片9の案内部23内を上下に摺動
自在な遊びを有し、スライド部材10のロック範囲が確保
され、この状態では、スライド部材10をそのまま上方に
上げても係止部34が係合部25に係合し、弾性片9を変形
させることがない。
【0039】次に、ガスライター30を使用するときは、
スライド部材10の操作つまみ部31を外側から内方に押圧
しつつ上方の第2位置に押し上げるものである。すなわ
ち、スライド部材10を内方に押圧すると、図5(A) およ
び図7(A) に示すように、両側の爪部36の先端が中間ケ
ース2cの外面に当接して広がるように変形し、これによ
り該スライド部材10は内方に移動し、その受け部33の係
止部34の上端が弾性片9の案内部23の上端の係合部25よ
り内側に外れて、両者は係合することなくスライド部材
10が、摺動溝21の傾斜部21b から上端の挿入部21c に移
動可能となる。
【0040】そして、スライド部材10が摺動溝21の挿入
部21c (第2位置)に移動すると、図5(B) および図7
(B) に示すように、摺動溝21の挿入部21c の溝幅が爪部
36より広く形成されているため、該スライド部材10は中
間ケース2cに係止されることなく内部に挿入移動され
る。
【0041】この上端の第2位置にあるスライド部材10
は、その爪部36の底部先端が摺動溝21の傾斜部21b の斜
面に接触し、さらに、受け部33の上面が操作キャップ7
の下端部に接近している。この点火操作可能状態では、
上記のように弾性片9が変形を受けていないことから、
長時間放置されていても弾性片9の先端が操作キャップ
7の係止凹部7cと係止不能な形状に塑性変形することが
なく、ロック機能が維持される。
【0042】上記のようにスライド部材10が上端の第2
位置に操作された状態から、第1位置に向けて操作キャ
ップ7が押し下げられると、操作キャップ7の係止凹部
7cが弾性片9の先端9cと係止する前の初期段階の第3位
置で、図6(A) および図8(A) に示すように、操作キャ
ップ7の底部が受け部33が圧接してスライド部材10を押
し下げるのに伴って、該スライド部材10は受け部33の下
面が摺動溝21の傾斜部21b の斜面(カム面)と当接する
ことによって外側に突出移動する力を受ける。この押圧
力によってスライド部材10の係止部34が弾性片9の当接
面9bを外側に押圧付勢するように作用する。
【0043】そして、上記弾性片9はスライド部材10に
よって外側のロック解除状態に変形され、操作キャップ
7の係止凹部7cの下方位置から外れて係止干渉が不能と
なり、操作キャップ7の押下げが可能となる。
【0044】操作キャップ7をさらに押し下げると、レ
バー押し20が作動レバー15を回動させて燃料供給手段4
のノズル3を操作して燃料ガスを噴出させるとともに圧
電ユニット18を圧縮して点火操作が行われる。また、前
記スライド部材10もさらに下降移動され、該スライド部
材10が傾斜部21b によって突出作動されている間は弾性
片9を変形させているが、図6(B) および図8(B) に示
すように、爪部36の底部が傾斜部21b から外れて、この
爪部36が中間ケース2cの外面に沿って下端の第1位置ま
で下降する。その下降途中で、スライド部材10の係止部
34が当接面9bから下部の案内部23に係合するようにな
り、弾性片9の押圧変形を解放するが、この弾性片9の
先端9cは下降した操作キャップ7の背面に当接して変形
が維持されている。
【0045】そして、消火のために前記操作キャップ7
から手を離すと、操作キャップ7は圧電ユニット18に内
蔵されたスプリング等の復元力によって初期の上昇位置
に復帰し、弾性片9がその弾性により内方に復帰傾斜
し、前記図1および図2に示すような弾性片9の先端9c
が再び操作キャップ7の下端の係止凹部7cと係止可能と
なって、操作キャップ7の押下げを阻止するロック状態
に自動復帰する。
【0046】<実施例2>図9に本例の安全装置付ガス
ライター40を示し、実施例1の操作キャップ形状の変形
例である。
【0047】本例の押下手段6における操作キャップ7
には、その係止凹部7cの上部背面に弾性片9の幅より若
干大きい溝状の凹部7dが設けられており、該凹部7dには
弾性片9の先端部が挿入される。その他は、前例と同様
に設けられ、同一構造には同一符号を付して説明を省略
する。
【0048】本例によれば、前例と同様に、スライド部
材10が下端の点火操作不能な第1位置にある場合には、
操作キャップ7を押し下げようとしても、その係止凹部
7cにロック状態の弾性片9の先端9cが係止して点火ロッ
クを行うものであり、上記スライド部材10を前例と同様
の操作によって上昇作動して上端の点火操作可能な第2
位置に移動した後に操作キャップ7を第1位置の方向に
押し下げた際に、途中の第3位置で前例同様に設けられ
た摺動溝21の傾斜部21b の傾斜カム面を介して操作キャ
ップ7と一体に下降するスライド部材10が弾性片9をロ
ック解除状態に押圧変形させて、点火操作が可能となる
ものである。
【0049】操作キャップ7が第3位置より下降するの
に伴って、スライド部材10による弾性片9の押圧変形が
解除されると、該弾性片9はその弾性により復元する
が、前例では操作キャップ7の側面7bに当接して弾性片
9の変形が維持されていたのを、その弾性片9を前記凹
部7dに挿入することで、該弾性片9の変形量を低減する
ようにしたものであり、弾性片9の変形負担を軽減して
より一層の塑性変形の抑制を行うようにしている。
【0050】<実施例3>図10に本例の安全装置付ガ
スライター50を示し、前記実施例1とは異なる点火方式
を備えたもので、その他の実施例1と同一の構成には同
一の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0051】本例の点火方式は、いわゆるフリント式ガ
スライターと称されるもので、発火石51とやすり車52を
備えた点火手段5(発火手段)を有しており、ライター
本体2の上部に押下手段6としてガスの噴出を開閉する
作動レバー53が支点を介して揺動自在に載置されてい
る。該作動レバー53の先端は前例の図2と同様の燃料供
給手段4におけるノズル3に嵌合されている。
【0052】また、本例の安全機構8は、上記作動レバ
ー53の後端側の押下部53a の下端に係止凹部53c が形成
され、該係止凹部53c と前例同様に形成された弾性片9
の先端9cとが係止するように構成されている。この弾性
片9の構造、および、この弾性片9に装着されるスライ
ド部材10、該スライド部材10が挿入される摺動溝21等
は、実施例1と同様の構造に設けられ、第2位置にある
スライド部材10を挿入部21c 内に移動させて弾性片9の
変形を低減する変形抑制手段11が構成されている。
【0053】本例においては、スライド部材10が下端の
点火操作不能な第1位置にある場合には、点火手段5の
やすり車52を操作すれば火花が生じるが、押下手段6の
作動レバー53は係止凹部53c がロック状態の弾性片9の
先端9cに係止して押下げが不能で、ノズル3から燃料ガ
スが噴出されずに点火ロックが行われる。
【0054】一方、ガスライター50を使用するときは、
実施例1と同様にスライド部材10を内方に押圧して、爪
部36を湾曲変形させつつ、該スライド部材10の係止部34
と弾性片9の係合部25との係合を外した状態で、スライ
ド部材10を摺動溝21に沿って上方の点火操作可能な第2
位置に移動させる。そして、この第2位置で長時間放置
されても、弾性片9は変形していないことで、前記点火
ロック機能が損なわれることはない。
【0055】上記点火操作可能状態からの点火操作によ
り、やすり車52を回転させつつ作動レバー53を第2位置
から第1位置の方向に押し下げると、途中の第3位置で
傾斜部21b の傾斜カム面によってスライド部材10が弾性
片9をロック解除状態に変形させて、燃料ガスを噴出さ
せて着火を行うものである。この作動レバー53の押下げ
動作に伴ってスライド部材10は下端の第1位置に移動
し、ロック状態に自動復帰するものである。
【0056】<実施例4>本例は図11に示し、本例の
放電点火式の安全装置付ガスライター60は、スライド部
材10によって弾性片9を押圧付勢するためのカム面を押
下手段6の作動によって移動する部材に形成した例であ
る。
【0057】ガスライター60の基本構造としてのライタ
ー本体2、燃料供給手段4、圧電ユニット18を有する点
火手段5、押下手段6、操作キャップ7は実施例1と同
様に構成され、同一構造には同一符号を付している。
【0058】そして、前記押下手段6の動作をロックま
たは解除する安全機構8は、弾性片9とスライド部材10
および操作部材61からなり、操作部材61は押下手段6の
操作キャップ7の押下げによって移動する圧電ユニット
18の移動部分に固着されたカム面となるテーパ面61a に
よって構成されている。
【0059】一方、前記弾性片9に沿って上下移動可能
なスライド部材10には、受け部33の内側にに上記操作部
材61のテーパ面61a に当接可能な傾斜受け面33a が形成
されている。このスライド部材10のその他の構造、およ
び弾性片9の構造は、前記実施例1と同様であるが、該
弾性片9の当接面9bにはスライド部材10を係合保持する
ための突起9dが水平方向に形成されている。
【0060】また、本例においては、図示していない
が、前記実施例1における摺動溝21に相当する溝が前記
弾性片9の両側に形成されている。本例の摺動溝は、図
1で説明すれば、中間の傾斜部21b は有さず、溝幅の狭
い下部21a の上方に溝幅の広い挿入部21c が連接されて
変形抑制手段11が構成され、該挿入部21c の位置(第2
位置)にスライド部材10が移動すると、両側の爪部36が
挿入部21c 摺動溝内に挿入されて内方に移動して弾性片
9の変形を低減するように設けられている。
【0061】本例の作用を説明すれば、図11(A) は前
記図7(B) の作動状態に対応し、図11(B) は図8(A)
の作動状態に対応している。まず、スライド部材10が下
端の第1位置にある場合には、操作キャップ7を押し下
げてもその係止凹部7cに弾性片9の先端9cが係止する点
火ロック状態にある。
【0062】次に、ガスライター30を使用するときは、
スライド部材10の操作つまみ部31を外側から内方に押圧
しつつ上方に押し上げるものであり、実施例1と同様
に、内方に押圧されたスライド部材10は両側の爪部36の
先端が広がるように変形することで移動し、係止部34が
係合部25より内側に外れて、図11(A) に示すように上
端の第2位置に上昇移動する。このとき、スライド部材
10は係止部34の下端に係止した弾性片9に設けた突起9d
と操作部材61のテーパ面61a とによって挾持され、第2
位置に保持される。
【0063】そして、第2位置に移動したスライド部材
10は内方に挿入移動して、受け部33に設けた傾斜受け面
33a が操作部材61のテーパ面61a に接触するとともに、
係止部34の内面が弾性片9の当接面9bに当接して挾持さ
れている。この点火操作可能な第2位置では、弾性片9
が変形を受けていないことから、長時間放置されていて
もロック機能が損なわれない。
【0064】そして、着火のために操作キャップ7が第
1位置に向けて押し下げられると、初期段階の第3位置
で操作部材61のテーパ面61a が下降してスライド部材10
の傾斜受け面33a を外側に突出移動するように押圧し、
図11(B) に示すように、この押圧力によってスライド
部材10の係止部34が弾性片9の当接面9bを外側に押圧し
て、該弾性片9をロック解除状態に変形させて操作キャ
ップ7の押下げが可能となる。
【0065】これに続いて、操作キャップ7の底部が受
け部33を圧接し、スライド部材10が当接面9bに沿ってそ
の突起9dを乗り越えるように下端の第1位置にまで押し
下げられるとともに、燃料供給手段4および点火手段5
を作動して点火が行われる。操作キャップ7から手を離
すと、初期の点火ロック状態に自動復帰する。
【0066】なお、上記実施例では、操作部材61および
受け部33の両方にカム面となる斜面を形成しているが、
このカム面形状はいずれか一方に形成するようにしても
よい。
【0067】<実施例5>本例は図12に示し、本例の
放電点火式の安全装置付ガスライター70は、スライド部
材10によって弾性片9を押圧付勢するためのカム面およ
び変形抑制手段11をスライド部材10と弾性片9の当接部
に形成した例である。
【0068】ガスライター70の基本構造は前例と同様に
構成され、同一構造には同一符号を付している。そし
て、押下手段6の動作をロックまたは解除する安全機構
8は、スライド部材10の係止部34の内面に形成された湾
曲押圧面71と、弾性片9の先端9cと係合部25との間に形
成された湾曲摺接面72によって構成されている。
【0069】すなわち、前記弾性片9の湾曲摺接面72
は、上半分が変形抑制手段11を構成する凹状面72a に、
下半分がカム面を構成する凸状面72b に形成され、スラ
イド部材10の湾曲押圧面71は上記湾曲摺接面72の凹状面
72a と嵌り合う凸面に形成されている。なお、上記スラ
イド部材10は、その湾曲押圧面71が湾曲摺接面72の凹状
面72a と嵌合した状態では、受け部33の端面が圧電ユニ
ット18の側面に当接可能な寸法に設けられている。
【0070】また、本例においては、図示していない
が、前記実施例1における摺動溝21に相当する摺動溝が
前記弾性片9の両側に形成されている。本例の摺動溝
は、図1で説明すれば、中間の傾斜部21b および挿入部
21c は有さず、溝幅の狭い下部21a が上端まで延長形成
されている。
【0071】本例の作用を説明すれば、図12(A) は前
記図7(B) の作動状態に対応し、図12(B) は図8(A)
の作動状態に対応している。まず、スライド部材10が下
端の第1位置にある場合には、操作キャップ7を押し下
げてもその係止凹部7cに弾性片9の先端9cが係止する点
火ロック状態にある。
【0072】次に、ガスライター70を使用するときは、
スライド部材10の操作つまみ部31を外側から内方に押圧
しつつ上方に押し上げるものであり、内方に押圧された
スライド部材10は両側の爪部36の先端が広がるように変
形することで移動し、係止部34が係合部25より内側に外
れて、図12(A) に示すように上端の第2位置に上昇移
動する。その際、係止部34が係合部25より外れてから上
方に移動するときに、その湾曲押圧面71が湾曲摺接面72
の凸状面72b を越えるものであるが、該スライド部材10
の受け部33の端面が圧電ユニット18の側面に当接しそれ
以上内方には移動しないので、弾性片9を外側に一時的
に変形させて上方に移動するものである。
【0073】そして、第2位置に移動したスライド部材
10はその湾曲押圧面71が湾曲摺接面72の凹状面72a に挿
入嵌合して、弾性片9の変形を少なくするとともに、該
スライド部材10が落下しないように挾持されている。こ
の点火操作可能な第2位置では、弾性片9の変形を軽減
していることから、長時間放置されていても変形が生じ
ることなくロック機能が損なわれない。
【0074】そして、着火のために操作キャップ7が第
1位置に向けて押し下げられると、初期段階の第3位置
で下降する操作キャップ7の下端部がスライド部材10に
当接してこれを押し下げる。これにより、湾曲押圧面71
が湾曲摺接面72の凹状面72aから下方の凸状面72b と摺
接するように移動し、弾性片9を外側に突出移動するよ
うに押圧し、図12(B) に示すように、この押圧力によ
って該弾性片9をロック解除状態に変形させて操作キャ
ップ7の押下げが可能となる。
【0075】さらに操作キャップ7を押し下げると、ス
ライド部材10の湾曲押圧面71が凸状面72b を乗り越えて
下端の第1位置にまで押し下げられるとともに、燃料供
給手段4および点火手段5を作動して点火が行われる。
操作キャップ7から手を離すと、初期の点火ロック状態
に自動復帰する。
【0076】<実施例6>本例は図13に示し、本例の
放電点火式の安全装置付ガスライター80は、前記実施例
1のガスライター1が断面長円形状であったのに対し、
同様の安全機構8を断面角型のライター形状に適用した
変形例を示し、多少形状は異なっても同一機構部材には
同一符号を付している。
【0077】ガスライター80のライター本体2は角筒状
であり、操作キャップ7もそれに対応した矩形状であ
り、安全機構8はその平坦な端面に形成される。その他
の基本構造としての燃料供給手段4、点火手段5、押下
手段6は実施例1と同様に構成されている。
【0078】上記操作キャップ7の側壁7bにおける風防
キャップ16と反対側の背部下端には、係止凹部7cが形成
されている。また、前記ライター本体2の中間ケース2c
の端面部分には、上下方向に延びる弾性片9が一体的に
形成されている。この弾性片9の両側の摺動溝21は、そ
の溝幅がスライド部材10の連結部32に相当する幅であ
り、上部と下部とで同一の溝幅に形成されている。ま
た、この摺動溝21の上半分の両側には、凹状に変形抑制
手段11を構成する挿入部81と、カム面を構成する傾斜面
82とが形成されている。
【0079】一方、スライド部材10は、横方向に延びる
操作つまみ部31の両端に屈曲してさらに延びる柔軟性を
有する爪部36が連接されている。この爪部36は、前記摺
動溝21の下部側方の中間ケース2cの外面に当接可能であ
るとともに、摺動溝21の上半分側方の前記挿入部81と傾
斜面82に当接可能である。前記スライド部材10の連結部
32が、実施例1と同様に前記摺動溝21を摺動し、内側の
受け部33の上面に前記操作キャップ7の下端部が当接す
るものである。
【0080】また、前記操作キャップ7の係止凹部7cの
両側には、上下方向に延びる突起7eが形成され、この突
起7eが操作キャップ7の上下動に応じて前記摺動溝21内
を移動するように構成されている。
【0081】そして、前記挿入部81は弾性片9の変形方
向と反対側に凹んで形成され、スライド部材10が上端の
点火操作可能な第2位置にある際に、両側の爪部36が挿
入部81内に挿入されて内方に移動し、弾性片9を無変形
状態とするものである。また、スライド部材10が上端の
第2位置から下端の第1位置に移動する途中の第3位置
で、爪部36が前記傾斜面82に当接し、該スライド部材10
を外側に移動させて弾性片9をロック解除状態に変形さ
せるものである。
【0082】本例の作用は実質的に実施例1と同様であ
り、図13(A) はスライド部材10が第1位置にある前記
図1の状態に対応し、図13(B) はスライド部材10が第
2位置にある図5(B) の作動状態に対応している。そし
て、点火操作可能な第2位置に操作されたスライド部材
10は前述のように内方に挿入移動し、弾性片9を変形し
ていないことから、長時間放置されていてもロック機能
が損なわれない。
【0083】<実施例7>本例は図14ないし図16に
示し、本例の放電点火式の安全装置付ガスライター90
は、前記各実施例ではライター本体2側に弾性片9を設
けて、押下手段6の操作キャップ7の係止凹部7cに係止
するように構成しているが、これと逆に、押下手段6の
操作キャップ7に弾性片9を設けてその先端がライター
本体2の中間ケース2cの一部に係止するように配設した
例である。本例のガスライター90は実施例6と同様の断
面角型の形状であり、各部材の形状および設置位置が異
なっても同一機構部材には同一符号を付している。
【0084】ガスライター90における安全機構8は弾性
片9とスライド部材10とからなり、弾性片9は前例同様
の平坦な端面に形成され、操作キャップ7の側壁7bにお
ける風防キャップ16と反対側の背部には、上端が操作面
7aの底面に固着されて上下方向に延びる前例と同様の形
状をなして、両側の摺動溝21の画成によって形成されて
いる。一方、前記ライター本体2の中間ケース2cの端面
部分には、上記弾性片9の先端9cと係止する係止凹部91
が形成されている。
【0085】また、前記弾性片9の両側の摺動溝21に挿
入され、弾性片9に沿って上下移動可能なスライド部材
10は、脚部38を除去した以外は操作つまみ部31、受け部
33、爪部36などは前例と同様の構造であり、上下を逆に
して装着されている。
【0086】さらに、摺動溝21の下半分の両側には、凹
状に変形抑制手段11を構成する挿入部92と、該挿入部92
の上方にカム面を構成する傾斜面93とが形成されてい
る。
【0087】そして、前記スライド部材10の爪部36が、
前記摺動溝21の上部側方の操作キャップ7の外面に当接
可能であるとともに、摺動溝21の下半分側方の前記挿入
部92と傾斜面93に当接可能である。前記スライド部材10
の連結部32が、前記摺動溝21を摺動し、内側の受け部33
の下面に前記中間ケース2cの上端部が当接するものであ
る。
【0088】前記挿入部92は弾性片9の変形方向と反対
側に凹んで形成され、ライター点火操作の際にスライド
部材10が下端の点火操作可能な第2位置にある際に、両
側の爪部36が挿入部92内に挿入されて内方に移動し、弾
性片9を無変形状態に保つものである(図16(A) 参
照)。また、スライド部材10が下端の第2位置から上端
の第1位置に移動する途中の第3位置(図16(B) 参
照)で、爪部36が前記傾斜面93に当接し、該スライド部
材10を外側に移動させて弾性片9を外側にロック解除状
態に変形させるものである。
【0089】本例の作用は実質的に実施例6と同様であ
り、図14および図15はスライド部材10が第1位置に
ある前記図13(A) の状態に対応し、図16(A) はスラ
イド部材10が第2位置にある図13(B) の作動状態に対
応している。そして、点火操作可能な第2位置に操作さ
れたスライド部材10は前述のように挿入部92によって内
方に挿入移動し、弾性片9を変形していないことから、
長時間放置されていてもロック機能が損なわれない。
【0090】<実施例8>本例は図17ないし図20に
示し、本例の安全装置付ガスライター100 は、実施例7
と同様に押下手段6に弾性片9を設けてその先端がライ
ター本体2の一部に係止するように配設した例である
が、前例では弾性片9にスライド部材10を取り付けてい
るのに対して、本例ではライター本体2側にスライド部
材10が配設されたものであり、形状および設置位置が異
なっても同一機構部材には同一符号を付している。
【0091】ガスライター100 における安全機構8は弾
性片9とスライド部材10からなり、操作キャップ7の側
壁7bに上下方向に延びて配設された弾性片9は、両側の
縦溝101 によって画成されている。この弾性片9は、上
部の厚さの薄い基部9aより下方に延びて、下部は外側
(後方)に膨出形成され、その下端外面側に傾斜した当
接面9fが設けられている。そして、この当接面9fのほぼ
中央部分に係止凹部9gが設けられ、その両側に前記当接
面9fがスロープ状に形成されている(図19参照)。
【0092】一方、前記ライター本体2の中間ケース2c
の壁部の内面には、上記弾性片9の係止凹部9gに係止す
る係止突部102 が形成されている。この係止突部102 の
両側には、前記弾性片9の当接面9fに相当するスロープ
状の傾斜面103 が内面に向って形成されている。さら
に、この傾斜面103 の両側には摺動溝21が上下方向に形
成されている。
【0093】また、前記中間ケース2cに形成された摺動
溝21に上下移動可能にスライド部材10が挿入される。こ
のスライド部材10は、外側の操作つまみ部31の両端に、
摺動溝21より外側の中間ケース2cの外面に先端が当接す
る爪部36が連接され、その内側に矩形を呈した枠が形成
され、この枠の両側に摺動溝21に挿通されるとともに操
作キャップ7の下端面が当接する受け部33が連接されて
いる。
【0094】操作つまみ部31の内側の開口10a は前記摺
動溝21の間の部分の中間ケース2cが挿通するものであ
り、さらに、この開口10a 内に受け部33に形成した押圧
部39が設けられている。この押圧部39の下部には下方に
延びる脚部38が一体に形成され、押圧部39の上面は前記
弾性片9の当接面9fに相当する上傾斜案内面39a が形成
され、該上傾斜案内面39a の操作つまみ部31に面する中
央部分には前記中間ケース2cの係止突部102 が挿通可能
な縦溝35が脚部38にまで形成されている。さらに、押圧
部39の縦溝35の両側の操作つまみ部31に面する部分に
は、前記中間ケース2cの傾斜面103 に相当する下傾斜案
内面39b が形成されている。前記押圧部39を挟んで前記
開口部10a と反対側部分にも、前記弾性片9の下端部が
挿入可能な開口10b が形成されている。
【0095】そして、前記中間ケース2cにおいては、係
止突部102 およびその両側の傾斜面103 の部分のみが内
方に突出して形成され、それより上方部分の側壁は薄く
形成されていることで、前記スライド部材10の押圧部39
を介した前記弾性片9の変形を緩和する変形抑制手段11
が構成されるものである。
【0096】本例の作用を説明すれば、図17および図
18に示すように、スライド部材10が摺動溝21の下端の
第1位置すなわち点火操作不能位置にある時は、弾性片
9は無変形状態(ロック状態)にあり、操作キャップ7
を押し下げるとその弾性片9の係止凹部9gに中間ケース
2cの係止突部102 が係止干渉し、それ以上の操作キャッ
プ7の押下げが不可能で点火ロック状態にある。
【0097】次に、ガスライター100 を使用するとき
は、スライド部材10の操作つまみ部31を外側から内方に
押圧しつつ上方の第2位置に押し上げるものである。す
なわち、スライド部材10を内方に押圧すると、両側の爪
部36の先端が中間ケース2cの外面に当接して広がるよう
に変形し、これにより該スライド部材10は内方に移動
し、その押圧部39の頂部が中間ケース2cの傾斜面103 下
端と係合が解除されて傾斜面103 より内側に外れて、ス
ライド部材10が摺動溝21の上端に移動可能となる。
【0098】そして、スライド部材10が第2位置に移動
すると、図20(A) に示すように、上記押圧部39の下傾
斜案内面39b が傾斜面103 に当接するため、該スライド
部材10は外側に移動して弾性片9を変形させていないこ
とから、長時間放置されていても弾性片9の係止凹部9g
が中間ケース2cの係止突部102 と係止不能な形状に塑性
変形することがなく、ロック機能が維持される。なお、
スライド部材10を押圧したまま上方に移動させると、そ
の上傾斜案内面39a が弾性片9の当接面9fに接触して、
弾性片9を一時的に変形させることになる。
【0099】点火のために操作キャップ7が押し下げら
れると、該操作キャップ7の下端面と受け部33が当接す
ることによってスライド部材10は一体的に下降し、初期
段階の第3位置で、図20(B) に示すように、スライド
部材10はその下傾斜案内面39b が中間ケース2cの傾斜面
103 (カム面)に沿って下降するので内側に移動する力
を受ける。この押圧力によってスライド部材10の上傾斜
案内面39a が弾性片9の当接面9fを押圧付勢するように
作用する。そして、上記弾性片9はロック解除状態に変
形され、その係止凹部9gが中間ケース2cの係止突部102
と係止干渉が不能となり、操作キャップ7の押下げが可
能で、点火操作が行われる。前記スライド部材10もさら
に下降移動され、中間ケース2cの係止突部102 を越えて
図20(C) に示すように、下端の第1位置まで下降す
る。
【0100】図21は、上記実施例8の変形例を示すも
のであり、中間ケース2cの摺動溝21を1本に形成した構
造であり、これに応じて、詳細な構造は示していない
が、該摺動溝21の両側もしくは片側に前記係止突部102
および傾斜面103 が形成され、その位置に対応して弾性
片9の当接面9fおよび係止凹部9g、スライド部材10の押
圧部39の形状が変更されるものであり、同様の作用を有
する。
【0101】なお、前記各実施例ではライター本体2の
後面に弾性片9、スライド部材10を配設しているが、こ
れに限定されずに、ライター本体2の側面に弾性片、ス
ライド部材を設けるようにしてもよい。
【0102】また、前記変形抑制手段11は、第2位置に
あるスライド部材10による弾性片9の変形量を殆ど変形
していない状態にまで低減しているが、その変形量は第
3位置にあるスライド部材10による弾性片9の変形量よ
り低減していればよいものであり、好ましくは先端9cま
たは係止凹部9gが操作キャップ7の係止凹部7cまたは中
間ケース2cの係止突部102 と係止可能な範囲内に低減
し、さらに好ましくは無変形状態に低減するものであ
る。
【0103】一方、前記のような各実施例での安全装置
付ガスライターの基本的思想は、無変形状態で点火ロッ
ク状態を得る弾性片9を、スライド部材10によってロッ
ク解除状態に変形させる安全機構を構成するについて、
スライド部材10を点火操作可能位置に操作したときの弾
性片9の変形量を低減させるようにしたことにある。
【0104】
【発明の効果】以上のような本発明によれば、無変形状
態で押下手段の押下げを阻止する弾性片に対し、スライ
ド部材は点火操作不能な第1位置から点火操作可能な第
2位置に移動可能で、点火操作に応じて第2位置から第
1位置に移動する途中の第3位置で弾性片をロック解除
状態に変形させるについて、第2位置にあるスライド部
材による弾性片の変形量を第3位置にあるときの変形量
より低減する変形抑制手段を備えたことにより、点火操
作を可能とするべくスライド部材を第2位置に移動して
も弾性片は変形の少ない状態にあり、この状態で長時間
放置されても弾性片が塑性変形して押下手段の押下げが
阻止不能となることがなく、点火ロック機能を維持して
信頼性を高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る安全装置付ガスラ
イターの要部斜視図
【図2】図1の縦断面図
【図3】図1の要部断面平面図
【図4】図1の要部分解斜視図
【図5および図6】図1の作動状態を示す要部斜視図
【図7および図8】図1の作動状態を示す要部縦断面図
【図9】第2の実施例に係る安全装置付ガスライターの
要部縦断面図
【図10】第3の実施例に係る安全装置付ガスライター
の要部縦断面図
【図11】第4の実施例に係る安全装置付ガスライター
の要部縦断面図
【図12】第5の実施例に係る安全装置付ガスライター
の要部縦断面図
【図13】第6の実施例に係る安全装置付ガスライター
の要部斜視図
【図14】第7の実施例に係る安全装置付ガスライター
の要部縦断面図
【図15】図14の要部側面図
【図16】図14の作動状態を示す要部縦断面図
【図17】第8の実施例に係る安全装置付ガスライター
の要部縦断面図
【図18】図17の要部側面図
【図19】図17の要部分解斜視図
【図20】図17の作動状態を示す要部縦断面図
【図21】第8の実施例の変形例を示す安全装置付ガス
ライターの要部側面図
【符号の説明】
1,40,50,60,70,80,90,100 ガスライター 2 ライター本体 2c 中間ケース 3 ノズル 4 燃料供給手段 5 点火手段 6 押下手段 7 操作キャップ 7c,91,9g 係止凹部 7d 凹部 8 安全機構 9 弾性片 10 スライド部材 11 変形抑制手段 15,53 作動レバー 18 圧電ユニット 21 摺動溝 21a 下部 21b 傾斜部(カム面) 21c,72a,82,92 挿入部 25 係合部 31 操作つまみ部 33 受け部 34 係止部 36 爪部 102 係止突部 103 傾斜面(カム面)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガスが貯蔵されたライター本体と、
    該ライター本体の燃料ガスをノズルに供給する燃料供給
    手段と、前記ノズルから噴出する燃料ガスに点火する点
    火手段と、押下げ操作により前記燃料供給手段における
    ノズルへの燃料通路を開く押下手段とを備えたガスライ
    ターにおいて、 前記押下手段の押下げを阻止するロック状態と、押下手
    段の作動を許容するロック解除状態とに変形可能な弾性
    片と、 前記ロック状態において点火操作不能な第1位置から点
    火操作可能な第2位置に移動可能で、点火操作に応じて
    第2位置から第1位置に移動する途中の第3位置で前記
    弾性片をロック解除状態に変形させるスライド部材と、 前記スライド部材が第2位置にあるときの該スライド部
    材による弾性片の変形量を、第3位置にあるときのロッ
    ク解除状態の弾性片の変形量より低減する変形抑制手段
    とを備えたことを特徴とする安全装置付ガスライター。
  2. 【請求項2】 燃料ガスが貯蔵されたライター本体と、
    該ライター本体の燃料ガスをノズルに供給する燃料供給
    手段と、前記ノズルから噴出する燃料ガスに点火する点
    火手段と、押下げ操作により前記燃料供給手段における
    ノズルへの燃料通路を開く押下手段とを備えたガスライ
    ターにおいて、 前記ライター本体または押下手段の一部に弾性変形可能
    に形成され、その無変形状態で前記押下手段またはライ
    ター本体の一部に当接し押下手段の押下げを阻止するロ
    ック状態となる一方、ロック解除状態に変形されたとき
    に押下手段の作動を許容する弾性片と、 前記ロック状態において点火操作不能な第1位置から点
    火操作可能な第2位置に移動可能であるとともに、前記
    押下手段の押下げに応じて第2位置から第1位置に移動
    する途中の第3位置で前記弾性片をロック解除状態に変
    形させるスライド部材と、 前記スライド部材による弾性片の変形を規制し、スライ
    ド部材が第2位置にあるときの弾性片の変形量を、第3
    位置にあるときのロック解除状態の弾性片の変形量より
    低減する変形抑制手段とを備え、 前記スライド部材は弾性片が押下手段に当接する前に、
    該弾性片を押下手段の移動に応じてロック解除状態に変
    形させることを特徴とする安全装置付ガスライター。
  3. 【請求項3】 前記変形抑制手段は、第2位置にあるス
    ライド部材を弾性片の変形方向と反対側に移動させる凹
    状の挿入部で形成されていることを特徴とする請求項1
    または2記載の安全装置付ガスライター。
  4. 【請求項4】 前記挿入部が、ライター本体または押下
    手段に形成されていることを特徴とする請求項3記載の
    安全装置付ガスライター。
  5. 【請求項5】 前記変形抑制手段が、スライド部材と弾
    性片との当接部分に形成されていることを特徴とする請
    求項1または2記載の安全装置付ガスライター。
  6. 【請求項6】 前記スライド部材は、押下手段の移動に
    ともなってカム面によって移動して弾性片を押圧変形さ
    せることを特徴とする請求項1または2記載の安全装置
    付ガスライター。
  7. 【請求項7】 前記スライド部材は、使用者の操作によ
    って第1位置から第2位置に移動される途中で弾性片ま
    たはライター本体の一部に係止し、その係止はスライド
    部材を内側に押圧操作することにより生ずる変位で外れ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の安全装置付
    ガスライター。
  8. 【請求項8】 前記押下手段が押し下げられた点火位置
    において、前記弾性片の変形量を軽減する凹部が設けら
    れていることを特徴とする請求項1または2記載の安全
    装置付ガスライター。
  9. 【請求項9】 燃料ガスが貯蔵されたライター本体と、
    該ライター本体の燃料ガスをノズルに供給する燃料供給
    手段と、前記ノズルから噴出する燃料ガスに点火する点
    火手段と、押下げ操作により前記燃料供給手段における
    ノズルへの燃料通路を開く押下手段とを備えたガスライ
    ターにおいて、 前記押下手段の押下げを阻止するロック状態と、押下手
    段の作動を許容するロック解除状態とに変形可能な弾性
    片と、 前記弾性片をロック状態からロック解除状態に変形させ
    るスライド部材と、 前記スライド部材が弾性片をロック解除状態に変形可能
    な点火操作可能位置にあるときの該スライド部材による
    弾性片の変形量を、前記ロック解除状態にある弾性片の
    変形量より低減する変形抑制手段とを備えたことを特徴
    とする安全装置付ガスライター。
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