JPH07291968A - トリアジノン誘導体またはその塩類 - Google Patents
トリアジノン誘導体またはその塩類Info
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- JPH07291968A JPH07291968A JP8851294A JP8851294A JPH07291968A JP H07291968 A JPH07291968 A JP H07291968A JP 8851294 A JP8851294 A JP 8851294A JP 8851294 A JP8851294 A JP 8851294A JP H07291968 A JPH07291968 A JP H07291968A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 下記一般式(I)で表されるトリアジノン誘
導体または薬理学的に許容されるその塩。 【化1】 R1 :H,C1 〜C5 アルキル R2 :置換基を有してもよい複素環基 【効果】 本発明のトリアジノン誘導体は、優れた強心
作用を有しており、強心剤として有用である。
導体または薬理学的に許容されるその塩。 【化1】 R1 :H,C1 〜C5 アルキル R2 :置換基を有してもよい複素環基 【効果】 本発明のトリアジノン誘導体は、優れた強心
作用を有しており、強心剤として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強心剤として有用な新規
なトリアジノン誘導体またはその塩類に関する。
なトリアジノン誘導体またはその塩類に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】強心
剤は、心臓に直接作用してその収縮力を強める作用を有
し、従来種々の薬剤が心不全の治療に用いられている。
例えばピリダジノン誘導体(特開昭58−8015号、
同58−8016号、同58−140076号、同58
−148865号、同58−183618号、同58−
203978号、同59−84883号、同60−87
283号、同60−126282号、同60−1976
72号、同61−183282号、同63−15467
0号各公報等)、ピリダジン−3−チオン誘導体(特開
昭58−188815号、同58−203977号各公
報等)、ピリジン誘導体(特開昭60−197681号
公報等)、ピリドン誘導体(特開平2−59571号公
報等)、2(1H)−ピリミジノン誘導体(特開平2−
59573号公報等)、ピラジノン誘導体(特開平2−
59574号公報等)、チアゾロン誘導体(特開平2−
59577号公報等)等が強心作用を有することが知ら
れている。しかしながら、従来から使用されている強心
剤は安全域が極度に狭く、不整脈の原因となったり、あ
るいはその強心作用が一過性で、かつ、経口投与に適さ
ないなどの不都合を有したりする場合があり、必ずしも
十分満足すべき状態ではない。
剤は、心臓に直接作用してその収縮力を強める作用を有
し、従来種々の薬剤が心不全の治療に用いられている。
例えばピリダジノン誘導体(特開昭58−8015号、
同58−8016号、同58−140076号、同58
−148865号、同58−183618号、同58−
203978号、同59−84883号、同60−87
283号、同60−126282号、同60−1976
72号、同61−183282号、同63−15467
0号各公報等)、ピリダジン−3−チオン誘導体(特開
昭58−188815号、同58−203977号各公
報等)、ピリジン誘導体(特開昭60−197681号
公報等)、ピリドン誘導体(特開平2−59571号公
報等)、2(1H)−ピリミジノン誘導体(特開平2−
59573号公報等)、ピラジノン誘導体(特開平2−
59574号公報等)、チアゾロン誘導体(特開平2−
59577号公報等)等が強心作用を有することが知ら
れている。しかしながら、従来から使用されている強心
剤は安全域が極度に狭く、不整脈の原因となったり、あ
るいはその強心作用が一過性で、かつ、経口投与に適さ
ないなどの不都合を有したりする場合があり、必ずしも
十分満足すべき状態ではない。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
満足し得る強心剤を提供することを目的として検討を重
ねてきた結果、特定のトリアジノン誘導体またはその塩
類が所望の効果を有することを見い出し、本発明を完成
するに至った。すなわち本発明の要旨は、下記一般式
(I)
満足し得る強心剤を提供することを目的として検討を重
ねてきた結果、特定のトリアジノン誘導体またはその塩
類が所望の効果を有することを見い出し、本発明を完成
するに至った。すなわち本発明の要旨は、下記一般式
(I)
【0004】
【化2】
【0005】(上記一般式(I)中で、R1 は水素原子
またはC1 〜C5 のアルキル基を表し、R2 は窒素原子
1〜3個および/または酸素原子もしくは硫黄原子1個
を含有する5員環または6員環の複素環基を表し、R2
の複素環基は、C1 〜C5 のアルキル基、シアノ基、水
酸基、C1 〜C5 のアルコキシ基、アミノ基、C1 〜C
5 のアルキルアミノ基、C2 〜C6 のジアルキルアミノ
基、C2 〜C5 のアシルアミノ基、カルボキシル基、C
2 〜C5 のアルコキシカルボニル基およびカルバモイル
基よりなる群から選ばれる1以上の置換基を有していて
もよい。)で表されるトリアジノン誘導体または薬理学
的に許容されるその塩に存する。
またはC1 〜C5 のアルキル基を表し、R2 は窒素原子
1〜3個および/または酸素原子もしくは硫黄原子1個
を含有する5員環または6員環の複素環基を表し、R2
の複素環基は、C1 〜C5 のアルキル基、シアノ基、水
酸基、C1 〜C5 のアルコキシ基、アミノ基、C1 〜C
5 のアルキルアミノ基、C2 〜C6 のジアルキルアミノ
基、C2 〜C5 のアシルアミノ基、カルボキシル基、C
2 〜C5 のアルコキシカルボニル基およびカルバモイル
基よりなる群から選ばれる1以上の置換基を有していて
もよい。)で表されるトリアジノン誘導体または薬理学
的に許容されるその塩に存する。
【0006】以下本発明を詳細に説明する。前記一般式
(I)において、R2 の定義で表される「窒素原子1〜
3個を含有する5員環または6員環の複素環基」として
は、ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、ピ
ラジニル基、s−トリアジニル基、as−トリアジニル
基、ピロリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピロ
リジニル基、ピロリニル基、イミダゾリジニル基、イミ
ダゾリニル基、ピラゾリジニル基、ピラゾリニル基、ピ
ペリジル基、ピペラジニル基等が挙げられ、「酸素原子
もしくは硫黄原子1個を含有する5員環または6員環の
複素環基」としては、チエニル基、フリル基、ピラニル
基、テトラヒドロフリル基、テトラヒドロピラニル基等
が挙げられ、「窒素原子1〜3個および酸素原子もしく
は硫黄原子1個を含有する5員環または6員環の複素環
基」としては、チアゾリル基、イソチアゾリル基、オキ
サゾリル基、イソオキサゾリル基、フラザニル基、モル
ホリニル基等が挙げられる。かかる複素環基の環上に
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、n−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基等
のC1 〜C5 のアルキル基;シアノ基;水酸基;メトキ
シ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ
基、n−ブチルオキシ基、t−ブチルオキシ基、n−ペ
ンチルオキシ基等のC 1 〜C5 のアルコキシ基;アミノ
基;メチルアミノ基、エチルアミノ基、n−プロピルア
ミノ基、i−プロピルアミノ基、n−ブチルアミノ基、
n−ペンチルアミノ基等のC1 〜C5 のアルキルアミノ
基;ジメチルアミノ基、メチルエチルアミノ基、ジエチ
ルアミノ基等のC2 〜C6 のジアルキルアミノ基;アセ
チルアミノ基、プロピオニルアミノ基、ブチリルアミノ
基等のC2 〜C5 のアシルアミノ基;カルボキシル基;
メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プ
ロポキシカルボニル基、i−プロポキシカルボニル基、
n−ブトキシカルボニル基等のC2 〜C5 のアルコキシ
カルボニル基;およびカルバモイル基から選ばれる1以
上の置換基を有していてもよい。またR1 で定義される
C1 〜C5 のアルキル基としては、前記と同様のものが
挙げられる。
(I)において、R2 の定義で表される「窒素原子1〜
3個を含有する5員環または6員環の複素環基」として
は、ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、ピ
ラジニル基、s−トリアジニル基、as−トリアジニル
基、ピロリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピロ
リジニル基、ピロリニル基、イミダゾリジニル基、イミ
ダゾリニル基、ピラゾリジニル基、ピラゾリニル基、ピ
ペリジル基、ピペラジニル基等が挙げられ、「酸素原子
もしくは硫黄原子1個を含有する5員環または6員環の
複素環基」としては、チエニル基、フリル基、ピラニル
基、テトラヒドロフリル基、テトラヒドロピラニル基等
が挙げられ、「窒素原子1〜3個および酸素原子もしく
は硫黄原子1個を含有する5員環または6員環の複素環
基」としては、チアゾリル基、イソチアゾリル基、オキ
サゾリル基、イソオキサゾリル基、フラザニル基、モル
ホリニル基等が挙げられる。かかる複素環基の環上に
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、n−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基等
のC1 〜C5 のアルキル基;シアノ基;水酸基;メトキ
シ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ
基、n−ブチルオキシ基、t−ブチルオキシ基、n−ペ
ンチルオキシ基等のC 1 〜C5 のアルコキシ基;アミノ
基;メチルアミノ基、エチルアミノ基、n−プロピルア
ミノ基、i−プロピルアミノ基、n−ブチルアミノ基、
n−ペンチルアミノ基等のC1 〜C5 のアルキルアミノ
基;ジメチルアミノ基、メチルエチルアミノ基、ジエチ
ルアミノ基等のC2 〜C6 のジアルキルアミノ基;アセ
チルアミノ基、プロピオニルアミノ基、ブチリルアミノ
基等のC2 〜C5 のアシルアミノ基;カルボキシル基;
メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プ
ロポキシカルボニル基、i−プロポキシカルボニル基、
n−ブトキシカルボニル基等のC2 〜C5 のアルコキシ
カルボニル基;およびカルバモイル基から選ばれる1以
上の置換基を有していてもよい。またR1 で定義される
C1 〜C5 のアルキル基としては、前記と同様のものが
挙げられる。
【0007】本発明においては、R2 が前記置換基を有
していてもよい、窒素原子1〜3個を含有する5員環ま
たは6員環の複素環基を表す化合物が好ましく、その中
でも無置換のもの、窒素原子1個を含有するもの、
6員環のもの等が特に好ましい化合物である。
していてもよい、窒素原子1〜3個を含有する5員環ま
たは6員環の複素環基を表す化合物が好ましく、その中
でも無置換のもの、窒素原子1個を含有するもの、
6員環のもの等が特に好ましい化合物である。
【0008】前記一般式(I)で表される本発明のトリ
アジノン誘導体は、薬理学的に許容される塩を形成する
ことができる。かかる塩の具体例としては、酸性基が存
在する場合には、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム
塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等の金属塩、または
アンモニウム塩、メチルアンモニウム塩、ジメチルアン
モニウム塩、トリメチルアンモニウム塩、ジシクロヘキ
シルアンモニウム塩等のアンモニウム塩を形成すること
ができ、塩基性基が存在する場合には塩酸塩、臭酸塩、
硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩等の鉱酸塩、あるいはメタン
スルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、パラトルエンス
ルホン酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、酒石酸塩、フマ
ール酸塩、マレイン酸塩、リンゴ酸塩、シュウ酸塩、コ
ハク酸塩、クエン酸塩、安息香酸塩、マンデル酸塩、ケ
イ皮酸塩、乳酸塩等の有機酸塩を形成することができ
る。
アジノン誘導体は、薬理学的に許容される塩を形成する
ことができる。かかる塩の具体例としては、酸性基が存
在する場合には、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム
塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等の金属塩、または
アンモニウム塩、メチルアンモニウム塩、ジメチルアン
モニウム塩、トリメチルアンモニウム塩、ジシクロヘキ
シルアンモニウム塩等のアンモニウム塩を形成すること
ができ、塩基性基が存在する場合には塩酸塩、臭酸塩、
硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩等の鉱酸塩、あるいはメタン
スルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、パラトルエンス
ルホン酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、酒石酸塩、フマ
ール酸塩、マレイン酸塩、リンゴ酸塩、シュウ酸塩、コ
ハク酸塩、クエン酸塩、安息香酸塩、マンデル酸塩、ケ
イ皮酸塩、乳酸塩等の有機酸塩を形成することができ
る。
【0009】また上記一般式(I)においてR1 がC1
〜C5 のアルキル基を表す場合不斉炭素が存在すること
になるが、本発明の化合物はそれらの(R)体、(S)
体、(RS)体のすべてを包含する。以下に、本発明化
合物の具体例を示す。
〜C5 のアルキル基を表す場合不斉炭素が存在すること
になるが、本発明の化合物はそれらの(R)体、(S)
体、(RS)体のすべてを包含する。以下に、本発明化
合物の具体例を示す。
【0010】
【化3】
【0011】
【化4】
【0012】
【化5】
【0013】
【化6】
【0014】
【化7】
【0015】
【化8】
【0016】
【化9】
【0017】次に本発明化合物の製造法について説明す
る。本発明におけるトリアジノン誘導体は、たとえば次
のような経路で製造される。
る。本発明におけるトリアジノン誘導体は、たとえば次
のような経路で製造される。
【0018】
【化10】
【0019】(上記式中で、R1 およびR2 は既に定義
したとおりである。) すなわち、化合物(II)を過剰の包水ヒドラジンの存在
下、エタノール、THF、N,N−ジメチルホルムアミ
ド等の不活性溶媒中で室温〜200℃において、0.5
〜10時間加熱することにより目的とするトリアジノン
誘導体(I)を合成できる。なお、出発原料として用い
る化合物(II)は以下に示すような経路で合成できる。
したとおりである。) すなわち、化合物(II)を過剰の包水ヒドラジンの存在
下、エタノール、THF、N,N−ジメチルホルムアミ
ド等の不活性溶媒中で室温〜200℃において、0.5
〜10時間加熱することにより目的とするトリアジノン
誘導体(I)を合成できる。なお、出発原料として用い
る化合物(II)は以下に示すような経路で合成できる。
【0020】
【化11】
【0021】(上記式中で、R1 およびR2 は既に定義
したとおりであり、Xは塩素原子、臭素原子等のハロゲ
ン原子を表す。) さらに、トリアジノン誘導体(I)は以下に示す経路で
も製造できる。
したとおりであり、Xは塩素原子、臭素原子等のハロゲ
ン原子を表す。) さらに、トリアジノン誘導体(I)は以下に示す経路で
も製造できる。
【0022】
【化12】
【0023】(上記式中で、R1 、R2 およびXは既に
定義したとおりである。) すなわち、化合物(V)と(VI)とをN,N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メ
チル−2−ピロリドン等の不活性溶媒中で50〜200
℃において、0.5〜10時間加熱することにより目的
物であるトリアジノン誘導体(I)を合成できる。な
お、塩基としてトリエチルアミン、DBU等の有機塩基
あるいは炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩基を
添加してもよい。また、触媒として、銅化合物を用いて
もよい。また、出発原料(V)は以下に示す経路で合成
される。
定義したとおりである。) すなわち、化合物(V)と(VI)とをN,N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メ
チル−2−ピロリドン等の不活性溶媒中で50〜200
℃において、0.5〜10時間加熱することにより目的
物であるトリアジノン誘導体(I)を合成できる。な
お、塩基としてトリエチルアミン、DBU等の有機塩基
あるいは炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩基を
添加してもよい。また、触媒として、銅化合物を用いて
もよい。また、出発原料(V)は以下に示す経路で合成
される。
【0024】
【化13】
【0025】(上記式中で、R1 およびXは既に定義し
たとおりである。) 本発明に係わる化合物を医薬品として用いる場合、経
口、非経口の適当な投与方法により投与することができ
る。この場合、提供される形態としては経口投与用に
は、たとえば散剤、顆粒、錠剤、糖衣錠、ピル、カプセ
ル、液剤、などが挙げられ、非経口投与用には、たとえ
ば座剤、懸濁液、液剤、乳剤、アンプルおよび注射液な
どが挙げられる。もちろんこれらを組み合わせた形態で
も提供しうる。製剤化に際しては、この分野における常
法によることができる。また、投与量は、年令、性別、
体重、感受性差、投与方法、投与の時期と間隔、病状の
程度、体調、医薬製剤の性質、調剤、種類および有効成
分の種類などを考慮して、医師により決定される。たと
えば、経口投与の場合、体重1kg、1日当り、0.1
〜10mg程度の投与量が選ばれるが、もちろんこれに
制限されない。
たとおりである。) 本発明に係わる化合物を医薬品として用いる場合、経
口、非経口の適当な投与方法により投与することができ
る。この場合、提供される形態としては経口投与用に
は、たとえば散剤、顆粒、錠剤、糖衣錠、ピル、カプセ
ル、液剤、などが挙げられ、非経口投与用には、たとえ
ば座剤、懸濁液、液剤、乳剤、アンプルおよび注射液な
どが挙げられる。もちろんこれらを組み合わせた形態で
も提供しうる。製剤化に際しては、この分野における常
法によることができる。また、投与量は、年令、性別、
体重、感受性差、投与方法、投与の時期と間隔、病状の
程度、体調、医薬製剤の性質、調剤、種類および有効成
分の種類などを考慮して、医師により決定される。たと
えば、経口投与の場合、体重1kg、1日当り、0.1
〜10mg程度の投与量が選ばれるが、もちろんこれに
制限されない。
【0026】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明の要旨を越えないかぎり、以下の実
施例に限定されるものではない。 参考例1 5−ベンジリデン−3−〔1−オキソ−1
−〔4−(4−ピリジルアミノ)フェニル〕プロパン−
2−イル〕チアゾリジン−2,4−ジオンの合成(A)
1−〔4−(4−ピリジルアミノ)フェニル〕−2−ク
ロロプロパノンの合成
説明するが、本発明の要旨を越えないかぎり、以下の実
施例に限定されるものではない。 参考例1 5−ベンジリデン−3−〔1−オキソ−1
−〔4−(4−ピリジルアミノ)フェニル〕プロパン−
2−イル〕チアゾリジン−2,4−ジオンの合成(A)
1−〔4−(4−ピリジルアミノ)フェニル〕−2−ク
ロロプロパノンの合成
【0027】
【化14】
【0028】4−ピリジルアミノベンゼン9.00gと
塩化アルミニウム21gとを1,2,4−トリクロロベ
ンゼン45ml中に懸濁させておき、70℃加熱撹拌下
2−クロロプロピオン酸クロリド5.7mlをおよそ1
分で滴下した。滴下終了後、80℃まで昇温し、同温度
で1時間反応させた。反応終了後、反応混合物をジクロ
ロメタン500mlで希釈した。ついで、氷水約20m
lを注意深く添加し十分撹拌し、その後、無水炭酸カリ
ウムを粘性がなくなるまで加え溶液を乾燥させた。乾燥
剤を濾去後、減圧濃縮し粗生成物を得た後、シリカゲル
カラムクロマト精製し(溶媒:クロロホルム→5%メタ
ノール/クロロホルム)標記化合物12.34g(収
率:89.5%)を得た。
塩化アルミニウム21gとを1,2,4−トリクロロベ
ンゼン45ml中に懸濁させておき、70℃加熱撹拌下
2−クロロプロピオン酸クロリド5.7mlをおよそ1
分で滴下した。滴下終了後、80℃まで昇温し、同温度
で1時間反応させた。反応終了後、反応混合物をジクロ
ロメタン500mlで希釈した。ついで、氷水約20m
lを注意深く添加し十分撹拌し、その後、無水炭酸カリ
ウムを粘性がなくなるまで加え溶液を乾燥させた。乾燥
剤を濾去後、減圧濃縮し粗生成物を得た後、シリカゲル
カラムクロマト精製し(溶媒:クロロホルム→5%メタ
ノール/クロロホルム)標記化合物12.34g(収
率:89.5%)を得た。
【0029】1NMR(250MHz,DMSO−
d6 ) δ:9.41(1H,s) 8.33(2H,d)
8.00(2H,d)7.30(2H,d) 7.10
(2H,d) 5.71(1H,q) 1.61(3
H,d) (B)5−ベンジリデン−3−〔1−オキソ−1−〔4
−(4−ピリジルアミノ)フェニル〕プロパン−2−イ
ル〕チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
d6 ) δ:9.41(1H,s) 8.33(2H,d)
8.00(2H,d)7.30(2H,d) 7.10
(2H,d) 5.71(1H,q) 1.61(3
H,d) (B)5−ベンジリデン−3−〔1−オキソ−1−〔4
−(4−ピリジルアミノ)フェニル〕プロパン−2−イ
ル〕チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
【0030】
【化15】
【0031】5−ベンジリデンチアゾリジン−2,4−
ジオン2.05gをDMF30mlに溶解しm、氷冷下
に60%水素化ナトリウム420mgを添加した。同温
度で5分撹拌後、1−〔4−(4−ピリジルアミノ)フ
ェニル〕−2−クロロプロパノン260gを加え、60
℃で4時間撹拌した。反応終了後反応液を水で希釈し、
析出した固体を濾取した。粗生成物をシリカゲルカラム
クロマト精製し(溶媒:クロロホルム→10%メタノー
ル/クロロホルム)標記化合物1.33g(収率:3
3.5%)を得た。
ジオン2.05gをDMF30mlに溶解しm、氷冷下
に60%水素化ナトリウム420mgを添加した。同温
度で5分撹拌後、1−〔4−(4−ピリジルアミノ)フ
ェニル〕−2−クロロプロパノン260gを加え、60
℃で4時間撹拌した。反応終了後反応液を水で希釈し、
析出した固体を濾取した。粗生成物をシリカゲルカラム
クロマト精製し(溶媒:クロロホルム→10%メタノー
ル/クロロホルム)標記化合物1.33g(収率:3
3.5%)を得た。
【0032】1NMR(250MHz,CDCl3 ) δ:8.38(2H,d) 7.87(1H,s)
7.78(2H,d)7.38−7.53(5H,m)
7.17(2H,d) 6.95(2H,d) 6.
45(1H,s) 5.66(1H,q) 1.71
(3H,d) 実施例1 4,5−ジヒドロ−5−メチル−6−〔4
−(4−ピリジルアミノ)フェニル〕−1,2,4−3
(2H)トリアジノンの合成
7.78(2H,d)7.38−7.53(5H,m)
7.17(2H,d) 6.95(2H,d) 6.
45(1H,s) 5.66(1H,q) 1.71
(3H,d) 実施例1 4,5−ジヒドロ−5−メチル−6−〔4
−(4−ピリジルアミノ)フェニル〕−1,2,4−3
(2H)トリアジノンの合成
【0033】
【化16】
【0034】5−ベンジリデン−3−〔1−オキソ−1
−〔4−(4−ピリジルアミノ)フェニル〕プロパン−
2−イル〕チアゾリジン−2,4−ジオン1.25gに
100%抱水ヒドラジン5mlと水2mlを加えリフラ
クッス下で10時間撹拌し反応させた。ついで、反応混
合物に氷水120mlを添加し析出した粘性結晶を傾斜
法により取得した。この粗生成物をシリカゲルカラムク
ロマト精製し(溶媒:クロロホルム→20%メタノール
/クロロホルム)標記化合物0.45g(収率:50.
8%)を得た。
−〔4−(4−ピリジルアミノ)フェニル〕プロパン−
2−イル〕チアゾリジン−2,4−ジオン1.25gに
100%抱水ヒドラジン5mlと水2mlを加えリフラ
クッス下で10時間撹拌し反応させた。ついで、反応混
合物に氷水120mlを添加し析出した粘性結晶を傾斜
法により取得した。この粗生成物をシリカゲルカラムク
ロマト精製し(溶媒:クロロホルム→20%メタノール
/クロロホルム)標記化合物0.45g(収率:50.
8%)を得た。
【0035】融点:153〜158℃(分解)1 NMR(250MHz,DMSO−d6 ) δ:9.93(1H,s) 9.01(1H,s)
8.22(2H,d)7.68(2H,d) 7.41
(1H,s) 7.20(2H,d) 6.96(2
H,d) 4.59(1H,m) 1.19(3H,
d) 参考例2 4,5−ジヒドロ−6−(4−アミノフェ
ニル)−1,2,4−3(2H)トリアジノンの合成 (A)5−ベンジリデン−3−(4−アミノフェナシ
ル)チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
8.22(2H,d)7.68(2H,d) 7.41
(1H,s) 7.20(2H,d) 6.96(2
H,d) 4.59(1H,m) 1.19(3H,
d) 参考例2 4,5−ジヒドロ−6−(4−アミノフェ
ニル)−1,2,4−3(2H)トリアジノンの合成 (A)5−ベンジリデン−3−(4−アミノフェナシ
ル)チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
【0036】
【化17】
【0037】参考例1(B)と同様の方法により4−ア
ミノフェナシルクロライド1.70gと5−ベンジリデ
ンチアゾリジン−2,4−ジオン2.04gから、標記
化合物2.03g(収率:60.0%)を得た。1 NMR(250MHz,DMSO−d6 ) δ:8.00(1H,s) 7.77(2H,d)
7.68(2H,d)7.50−7.60(3H,m)
6.61(2H,d) 6.31(2H,s) 5.
09(2H,s) (B)4,5−ジヒドロ−6−(4−アミノフェニル)
−1,2,4−3(2H)トリアジノンの合成
ミノフェナシルクロライド1.70gと5−ベンジリデ
ンチアゾリジン−2,4−ジオン2.04gから、標記
化合物2.03g(収率:60.0%)を得た。1 NMR(250MHz,DMSO−d6 ) δ:8.00(1H,s) 7.77(2H,d)
7.68(2H,d)7.50−7.60(3H,m)
6.61(2H,d) 6.31(2H,s) 5.
09(2H,s) (B)4,5−ジヒドロ−6−(4−アミノフェニル)
−1,2,4−3(2H)トリアジノンの合成
【0038】
【化18】
【0039】5−ベンジリデン−3−(4−アミノフェ
ナシル)チアゾリジン−2,4−ジオン1.90gと抱
水ヒドラジン8mlと水3mlの混合物を撹拌下加熱還
流した。ついで、氷水50mlで希釈し、析出した結晶
を濾取した。乾燥後、標記化合物0.73g(収率:6
8.4%)を得た。1 NMR(250MHz,DMSO−d6 ) δ:9.60(1H,s) 7.34(2H,d)
7.09(1H,s)6.55(2H,d) 5.49
(2H,s) 4.14(2H,s) 実施例2 4,5−ジヒドロ−6−〔4−(4−ピリジ
ルアミノ)フェニル〕−1,2,4−3(2H)トリア
ジノンの合成
ナシル)チアゾリジン−2,4−ジオン1.90gと抱
水ヒドラジン8mlと水3mlの混合物を撹拌下加熱還
流した。ついで、氷水50mlで希釈し、析出した結晶
を濾取した。乾燥後、標記化合物0.73g(収率:6
8.4%)を得た。1 NMR(250MHz,DMSO−d6 ) δ:9.60(1H,s) 7.34(2H,d)
7.09(1H,s)6.55(2H,d) 5.49
(2H,s) 4.14(2H,s) 実施例2 4,5−ジヒドロ−6−〔4−(4−ピリジ
ルアミノ)フェニル〕−1,2,4−3(2H)トリア
ジノンの合成
【0040】
【化19】
【0041】4,5−ジヒドロ−6−(4−アミノフェ
ニル)−1,2,4−3(2H)トリアジノン0.67
gをN−メチル−2−ピロリドン7mlに溶解し、10
0℃加熱撹拌下、トリエチルアミン0.25mlと4−
クロロピリジン塩酸塩0.53gを順次加えた。同温度
で4時間加熱撹拌した後、冷却しアセトン10mlとエ
ーテル15mlを加え、析出した結晶を濾取した。この
粗塩酸塩を温水150mlに溶解し、飽和炭酸カリウム
でpH=8とした後、析出した結晶を濾取した。つい
で、エタノール/水=2/1 90mlで再結晶を行
い、標記化合物0.62g(収率:65.8%)を得
た。
ニル)−1,2,4−3(2H)トリアジノン0.67
gをN−メチル−2−ピロリドン7mlに溶解し、10
0℃加熱撹拌下、トリエチルアミン0.25mlと4−
クロロピリジン塩酸塩0.53gを順次加えた。同温度
で4時間加熱撹拌した後、冷却しアセトン10mlとエ
ーテル15mlを加え、析出した結晶を濾取した。この
粗塩酸塩を温水150mlに溶解し、飽和炭酸カリウム
でpH=8とした後、析出した結晶を濾取した。つい
で、エタノール/水=2/1 90mlで再結晶を行
い、標記化合物0.62g(収率:65.8%)を得
た。
【0042】融点:278〜283℃(分解)1 NMR(250MHz,DMSO−d6 ) δ:9.86(1H,s) 9.01(1H,s)
8.23(2H,d)7.63(2H,d) 7.23
(1H,s) 7.20(2H,d) 6.96(2
H,d) 4.26(1H,s)
8.23(2H,d)7.63(2H,d) 7.23
(1H,s) 7.20(2H,d) 6.96(2
H,d) 4.26(1H,s)
【0043】試験例 本発明におけるトリアジノン誘導体の強心作用としての
有用性を示す薬理試験をモルモット摘出乳頭筋標本を用
いる方法に従って行なった。体重400〜600gの雄
性モルモットの後頭部を殴打し、ただちに右心室乳頭筋
を摘出し、32℃に保温したクレブスーヘンスライト液
30mlを満たした臓器浴の底部に固定した。臓器浴中
のクレブスーヘンスライト液には95%のO 2 と5%の
CO2 とからなる混合ガスを通気した。乳頭筋に糸を取
付け、その糸の他端をトランデューサーにつなぎ等尺性
張力を測定した。標本には0.5gの静止張力をかけ
た。標本を2本の白金電極を介して接続1ミリ秒、閾値
の1.2倍の電圧の矩形波により2秒間に1回の割合で
電気的に駆動した。標本作成後30分間安定させた後、
溶媒に溶解した化合物を臓器浴中に加え、反応を記録し
た。乳頭筋収縮力の増加率を下記表1に示す。
有用性を示す薬理試験をモルモット摘出乳頭筋標本を用
いる方法に従って行なった。体重400〜600gの雄
性モルモットの後頭部を殴打し、ただちに右心室乳頭筋
を摘出し、32℃に保温したクレブスーヘンスライト液
30mlを満たした臓器浴の底部に固定した。臓器浴中
のクレブスーヘンスライト液には95%のO 2 と5%の
CO2 とからなる混合ガスを通気した。乳頭筋に糸を取
付け、その糸の他端をトランデューサーにつなぎ等尺性
張力を測定した。標本には0.5gの静止張力をかけ
た。標本を2本の白金電極を介して接続1ミリ秒、閾値
の1.2倍の電圧の矩形波により2秒間に1回の割合で
電気的に駆動した。標本作成後30分間安定させた後、
溶媒に溶解した化合物を臓器浴中に加え、反応を記録し
た。乳頭筋収縮力の増加率を下記表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】本願発明化合物は、優れた強心作用を有
しており、強心剤として有用である。
しており、強心剤として有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 413/12 253 417/12 253 //(C07D 401/12 213:74 253:06) (C07D 401/12 213:78 253:06) (C07D 403/12 239:42 253:06) (C07D 403/12 251:42 253:06) (C07D 403/12 237:20 253:06) (C07D 403/12 241:20 253:06) (C07D 403/12 207:34 253:06) (C07D 403/12 231:38 253:06) (C07D 403/12 233:88 253:06) (C07D 405/12 253:06 307:66) (C07D 409/12 253:06 333:36) (C07D 413/12 253:06 263:48) (C07D 417/12 253:06 277:42)
Claims (8)
- 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 (上記一般式(I)中で、R1 は水素原子またはC1 〜
C5 のアルキル基を表し、R2 は窒素原子1〜3個およ
び/または酸素原子もしくは硫黄原子1個を含有する5
員環または6員環の複素環基を表し、R2 の複素環基
は、C1 〜C5 のアルキル基、シアノ基、水酸基、C1
〜C5 のアルコキシ基、アミノ基、C1 〜C 5 のアルキ
ルアミノ基、C2 〜C6 のジアルキルアミノ基、C2 〜
C5 のアシルアミノ基、カルボキシル基、C2 〜C5 の
アルコキシカルボニル基およびカルバモイル基よりなる
群から選ばれる1以上の置換基を有していてもよい。)
で表されるトリアジノン誘導体または薬理学的に許容さ
れるその塩。 - 【請求項2】 複素環基が窒素原子1〜3個を含有する
請求項1記載の化合物。 - 【請求項3】 複素環基が置換基を有しない請求項2記
載の化合物。 - 【請求項4】 複素環基が窒素原子1個を含有する請求
項3記載の化合物。 - 【請求項5】 複素環基がピリジル基である請求項4記
載の化合物。 - 【請求項6】 R1 が水素原子またはメチル基である請
求項1〜5のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の化合物
ならびに薬理学的に許容される担体よりなる医薬組成
物。 - 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載の化合物
を有効成分とする強心剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8851294A JPH07291968A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | トリアジノン誘導体またはその塩類 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8851294A JPH07291968A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | トリアジノン誘導体またはその塩類 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07291968A true JPH07291968A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=13944884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8851294A Pending JPH07291968A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | トリアジノン誘導体またはその塩類 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07291968A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020157194A1 (en) | 2019-02-01 | 2020-08-06 | Bayer Aktiengesellschaft | 1,2,4-triazin-3(2h)-one compounds for the treatment of hyperproliferative diseases |
US11427553B2 (en) | 2017-08-04 | 2022-08-30 | Bayer Aktiengesellschaft | Dihydrooxadiazinones |
US11897867B2 (en) | 2017-08-04 | 2024-02-13 | Bayer Aktiengesellschaft | 6-phenyl-4,5-dihydropyridazin-3(2H)-one derivatives as PDE3A and PDE3B inhibitors for treating cancer |
-
1994
- 1994-04-26 JP JP8851294A patent/JPH07291968A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11427553B2 (en) | 2017-08-04 | 2022-08-30 | Bayer Aktiengesellschaft | Dihydrooxadiazinones |
US11773070B2 (en) | 2017-08-04 | 2023-10-03 | Bayer Aktiengesellschaft | Dihydrooxadiazinones |
US11897867B2 (en) | 2017-08-04 | 2024-02-13 | Bayer Aktiengesellschaft | 6-phenyl-4,5-dihydropyridazin-3(2H)-one derivatives as PDE3A and PDE3B inhibitors for treating cancer |
WO2020157194A1 (en) | 2019-02-01 | 2020-08-06 | Bayer Aktiengesellschaft | 1,2,4-triazin-3(2h)-one compounds for the treatment of hyperproliferative diseases |
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