JPH07291090A - 車両運動センサ組立体 - Google Patents

車両運動センサ組立体

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JPH07291090A
JPH07291090A JP6091760A JP9176094A JPH07291090A JP H07291090 A JPH07291090 A JP H07291090A JP 6091760 A JP6091760 A JP 6091760A JP 9176094 A JP9176094 A JP 9176094A JP H07291090 A JPH07291090 A JP H07291090A
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JP
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vehicle
motion sensor
inertial body
inertial
sensor
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JP6091760A
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Satoru Nomoto
覚 野本
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セーフィングセンサ1で発生する衝撃を、減
速度センサ20に伝達しにくくすることにより、減速度
センサ20の検出精度の低下を抑制する。 【構成】 センシングマス4を内部に嵌合するスライド
マス3は、ハウジング2の小内径孔2a内に配置された
コイルバネ5によって図中右方に力を付勢され、キャッ
プ11の突部13に固定されたゴム14に当接してい
る。車両の減速度に基づいてスライドマス3がゴム14
から離れた後に、スライドマス3がゴム14に衝突する
場合、スライドマス3及びセンシングマス4の運動エネ
ルギーはゴム14に吸収される。従って、セーフィング
センサ1で発生する衝撃は低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の速度変化に起因
する慣性力による慣性体の移動に基づき速度変化を検出
する車両運動センサと、車両の運動に起因する力に基づ
いて車両の運動を検出する車両運動センサとを一体に組
立てた車両運動センサ組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の速度変化に起因する慣性力による
慣性体の移動に基づき速度変化を検出する車両運動セン
サと、車両の運動に起因する力に基づいて車両の運動を
検出する車両運動センサとを一体に組立てた車両運動セ
ンサ組立体の1つとして、例えばエアバッグ装置の衝突
検出装置が挙げられる。この衝突検出装置について説明
すると、図12の如く、同じ組立体60に、車両の減速
度に起因して発生する慣性力に基づいて車両の減速度を
検出する減速度センサ20と併せて、慣性体の移動によ
り接点を開閉するセーフィングセンサ1と称されるセン
サが取付けられている。尚、図12の矢印方向が車両の
進行方向である。
【0003】図12に示すように、セーフィングセンサ
1と減速度センサ20は、同じ組立体60の基板52に
一体的に取付けられており、ブラケット61によって図
示しない車両に固定されている。この組立体60が車両
に固定された状態で、車両に減速度が働いた場合、セー
フィングセンサ1と減速度センサ20には、それぞれに
同じ減速度が働くものとされている。
【0004】これらのセンサのエアバッグ装置の作動回
路での役割を、図4の簡略回路図に基づいて説明する。
セーフィングセンサ1は、減速度を検出する減速度セン
サ20の誤検出によるエアバッグの膨張を防止するため
のセンサであり、衝突に先立つ車両減速時にオン状態と
なり、接点9、10を閉じる。そして、後に減速度セン
サ20の検出値に基づいてマイクロコンピュータ27が
衝突と判定した場合、トランジスタ21はオン状態にな
り、電源24からスクイブ22、23に電流が流れるよ
うなっている。このように、セーフィングセンサ1は、
減速度センサ20の検出値によりマイクロコンピュータ
27が単独で衝突と判定しても、スクイブ22、23に
電流が流れないようにするためのものである。このセー
フィングセンサ1の1例として、実開平5−45568
号公報に記載のものが知られている。
【0005】このようなセーフィングセンサ1の作用に
ついて図13に基づいて説明する。図13はセーフィン
グセンサ1の車両車幅方向からみた断面図であり、図1
3の図中左方が車両の進行方向である。車両が急減速し
ていない場合、セーフィングセンサ1は図13に示すよ
うな状態になっており、コイルバネ5の図中右方への所
定のセット荷重によって、固定接点9a、10aと可動
接点9b、10bとの間は開放状態とされているととも
に、スライドマス3はキャップ11に設けられた突部1
3に当接することにより図中右方への移動を制限されて
いる。
【0006】そして車両が衝突した場合あるいは衝突を
避けるために大きく減速した場合、減速度に起因してス
ライドマス3及びセンシングマス4に作用する慣性力が
コイルバネ5のセット荷重よりも大きくなるので、スラ
イドマス3及びセンシングマス4はコイルバネ5を圧縮
しつつ図中左方に移動する。これらが移動することによ
り、可動接点9b、10bは自らの弾性力によって図中
左方に移動し、固定接点9a、10aと可動接点9b、
10bがそれぞれ接触することで、接点9、10は接触
する。この状態がセーフィングセンサ1のオン状態を表
している。その後、図4の減速度センサ20の検出値に
よりマイクロコンピュータ27が衝突と判定した場合、
図4のスクイブ22、23に電流が流れ、スクイブ2
2、23が点火し、図示しないエアバッグ装置が作動す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術においては以下に説明する問題点がある。例え
ば、図13において、車両衝突中に、車両に働く減速度
が、衝突初期に車両に働いていた減速度よりも小さくな
って、センシングマス4及びスライドマス3が、図中左
方に移動した後にコイルバネ5の付勢力によって図中右
方に移動し、キャップ11に設けられた突部13に衝突
することが起こりうることが判明した(即ち、セーフィ
ングセンサ1がオフ状態になる)。このように、スライ
ドマス3が突部13に衝突すると、この衝突に起因して
セーフィングセンサ1で衝撃が発生することになり、図
12の如く、この衝撃が基板52を伝わって、同じ組立
体60に取付けられている減速度センサ20に衝撃が伝
達されることになる。従って、減速度センサ20には、
車両の減速度に基づく慣性力に加えて、前述の衝撃に起
因する力が加えられることになる。その結果、この減速
度センサ20の検出値には、実際に車両に働く減速度に
加えてセーフィングセンサ1で発生した衝撃に起因する
減速度が含まれることになり、減速度センサの衝突検出
の精度が低下してしまう恐れがあるという問題がある。
【0008】そこで請求項1に係る発明は、慣性体の運
動エネルギーを減衰させることにより、減速度センサの
検出精度の低下を抑制することを目的とする。
【0009】また、請求項2に係る発明は、当接部材と
ハウジングとの間に配置された弾性体にシール機能をも
たせることにより、減速度センサの検出精度の低下を抑
制するとともに、ハウジング内をシールすることを目的
とする。
【0010】また、請求項3に係る発明は、第1の車両
運動センサで発生する衝撃を、第1の車両運動センサ外
部に設けた衝撃緩衝部材で吸収させることにより、減速
度センサの検出精度の低下を抑制することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に係る車両運動センサ組立体は、車両の速度
変化に起因する慣性力で移動する慣性体と、該慣性体の
移動方向を案内するガイドと、前記慣性力の作用方向と
反対方向の付勢力を前記慣性体に付勢する付勢手段と、
前記慣性体が当接することで前記慣性体の前記付勢力の
付勢方向への最大移動位置を定める係止手段とを有し、
前記慣性体の移動に基づいて前記速度変化を検出する第
1の車両運動センサと、前記車両の運動に起因する力に
基づいて前記車両の運動を検出する第2の車両運動セン
サとを一体に組立てた車両運動センサ組立体において、
前記第1の車両運動センサに前記慣性体が前記付勢方向
に移動する際の前記慣性体の運動エネルギーを減衰させ
る減衰手段を設けたことを特徴とする。
【0012】また、請求項2に係る車両運動センサ組立
体は、車両の速度変化に起因する慣性力で移動する慣性
体と、該慣性体の移動方向を案内する孔を有するととも
に、前記慣性力の作用方向に閉口し、前記作用方向と反
対方向にのみ開口するハウジングと、前記慣性力の作用
方向と反対方向の付勢力を前記慣性体に付勢する付勢手
段と、前記ハウジング内に配置され、前記慣性体よりも
前記開口側で前記慣性体に当接する当接部材とを有し、
前記慣性体の移動に基づいて前記速度変化を検出する第
1の車両運動センサと、前記車両の運動に起因する力に
基づいて前記車両の運動を検出する第2の車両運動セン
サとを一体に組立てた車両運動センサ組立体において、
前記ハウジングと前記当接部材との間に弾性をもつシー
ル材を充填するとともに、前記弾性をもつシール材を介
して前記当接部材を前記ハウジングに固定したことを特
徴とする。
【0013】また、請求項3に係る車両運動センサ組立
体は、車両の速度変化に起因する慣性力で移動する慣性
体と、該慣性体の移動方向を案内するガイドと、前記慣
性力の作用方向と反対方向の付勢力を前記慣性体に付勢
する付勢手段と、前記慣性体が当接することで前記慣性
体の前記付勢力の付勢方向への最大移動位置を定める係
止手段とを有し、前記慣性体の移動に基づいて前記速度
変化を検出する第1の車両運動センサと、前記車両の運
動に起因する力に基づいて前記車両の運動を検出する第
2の車両運動センサとを一体に組立てた車両運動センサ
組立体において、前記第1の車両運動センサと前記第2
の車両運動センサは衝撃緩衝部材を介して一体に組立て
られたことを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1に係る車両運動センサ組立体は、車両
の速度変化に起因する慣性力が付勢手段の付勢力よりも
大きくなると、慣性体はガイドに沿って付勢手段の付勢
方向と反対方向に移動する。その後、車両の速度変化に
起因する慣性力が減少した場合、慣性体は付勢手段の付
勢力により付勢方向に移動する。第1の車両運動センサ
には、慣性体が付勢方向に移動する際の慣性体の運動エ
ネルギーを減衰させる減衰手段が設けられているので、
慣性体が付勢方向に移動する際の慣性体の運動エネルギ
ーは減衰され、第1の車両運動センサで発生する衝撃は
低減される。
【0015】請求項2に係る車両運動センサ組立体は、
車両の速度変化に起因する慣性力が付勢手段の付勢力よ
りも大きくなると、慣性体はハウジング内の孔に沿って
付勢手段の付勢方向と反対方向に移動する。その後、車
両の速度変化に起因する慣性力が減少した場合、慣性体
は付勢手段の付勢力により付勢方向に移動し、当接部材
に衝突する。当接部材は弾性をもつシール材を介してハ
ウジングに固定されているので、慣性体が当接部材に衝
突した時の衝撃は、ハウジングに伝達されにくくなる。
また、ハウジングと当接部材との間は弾性をもつシール
材に充填されているので、ハウジングの孔は外部からは
シールされている。
【0016】請求項3に係る車両運動センサ組立体は、
車両の速度変化に起因する慣性力が付勢手段の付勢力よ
りも大きくなると、慣性体はガイドに沿って付勢手段の
付勢方向と反対方向に移動する。その後、車両の速度変
化に起因する慣性力が減少した場合、慣性体は付勢手段
の付勢力により付勢方向に移動し、係止部材に衝突す
る。その結果、第1の車両運動センサは衝撃を発生する
ことになるが、第1の車両運動センサと第2の車両運動
センサは衝撃緩衝部材を介して一体に組立てられている
ので、第1の車両運動センサで発生した衝撃は衝撃緩衝
部材によって吸収される。
【0017】
【実施例】続いて、請求項1に係る第1実施例につい
て、図1乃至図5に基づいて以下に説明する。図1は、
第1実施例のセーフィングセンサ1を車両車幅方向から
みた断面図を示している。図2は図1中のA−A線に沿
ってみた断面図を示しており、図3は図1中のB−B線
に沿ってみた断面図を示している。図4はエアバッグ装
置の作動回路の概略図である。図5は車両に減速度が加
わった場合のセーフィングセンサ1の作用を説明するた
めの断面図である。尚、図1、図2及び図5の図中左方
が車両進行方向である。
【0018】図1乃至図3において、ハウジング2の小
内径孔2aには、特許請求の範囲中の慣性体であるスラ
イドマス3及びセンシングマス4が図1及び図2中左右
に移動できるように収容されている。この小内径孔2a
内のハウジング底部2bとスライドマス3との間には、
図1及び図2中右方にスライドマス3に力を付勢する特
許請求の範囲中の付勢手段であるコイルバネ5が配置さ
れている。
【0019】スライドマス3は合成樹脂等の非導電性材
料によって矩形断面に形成されたものであり、その中央
部には鋼球からなるセンシングマス4を嵌合させる貫き
孔6が形成されており、貫き孔6にセンシングマス4は
嵌合されて配置される。また、スライドマス3の図2中
上下両側部にはガイド用突状部7が突設されており、ハ
ウジング2の小内径孔2aの内側面にその軸線方向と平
行に形成されたガイド溝8に、そのガイド用突状部7を
摺動自在に係合させることにより、センシングマス4と
共にスライドマス3が、小内径孔2aをその軸線方向、
つまり図1及び図2中左右に移動できるように構成され
ている。尚、特許請求の範囲中のガイドは、小内径孔2
a、ガイド用突状部7及びガイド溝8が相当する。
【0020】ハウジング2のうち小内径孔2aの図1及
び図2中右端には、小内径孔2aより大径の大内径孔2
cが一体に形成されており、この大内径孔2cには一対
の接点9、10が配置されている。また、大内径孔2c
の図1及び図2中右端には、ハウジング2の開口端を密
閉するようにキャップ11が取付けられており、このキ
ャップ11はハウジング2の係止部2dによって図1及
び図2中左右の移動を係止されている。図1において、
キャップ11の内面の内、図中上部からは、図中下向き
に屈曲したL字状の一対の固定接点9a、10aが突設
されている。また、これらの固定接点9a、10aに対
応して一対の可動接点9b、10bが、キャップ11の
内面の内、図中下部から突出されて設けられている。こ
れらの可動接点9b、10bは薄い金属板からなるカン
チレバー状のものであって、自らの弾性力によって固定
接点9a、10aの先端部に、図中右側から、即ちキャ
ップ11の内面側から接触するように構成されている。
【0021】そしてこれらの可動接点9b、10bは、
前記小内径孔2aの中心軸線即ちセンシングマス4の移
動方向に対して垂直な面内に互いに平行に配列されてい
る。これら可動接点9b、10bに接触するスライドマ
ス3の先端部には、可動接点9b、10bの配列方向と
平行な先端面を有する押圧部12が突設され、この押圧
部12で一対の可動接点9b、10bを同時に図中右方
に押圧するようになっている。また、図2の如く、キャ
ップ11の内面のうち接点9b、10bの上下両側に
は、スライドマス3の図中上下の幅よりも狭い間隔に設
定した一対の突部13が形成されており、この突部13
はスライドマス3の押圧部12に干渉しない位置に設け
られいる。尚、特許請求の範囲中の係止手段は、係止部
2d、キャップ11及び突部13に相当する。更に、こ
の突部13のスライドマス3側先端部には、特許請求の
範囲中の減衰手段である弾性体よりなるゴム14が固定
されており、このゴム14は、スライドマス3と当接す
ることにより、スライドマス3の後進端を決めるストッ
パとしての役割を果たすものである。尚、各固定接点9
a、10a及び可動接点9b、10bは、キャップ11
を貫通して外部のターミナル15a、16a及び15
b、16bに接続されている。
【0022】図1に示すように、セーフィングセンサ1
はハウジング2を貫くネジ51によって基板52に取付
けられている。尚、後述する第2実施例及び第3実施例
も同様に上記の如く基板52に組立てられているものと
する。また、図示はしないが、減速度センサ20もセー
フィングセンサ1と同様にネジ51によって基板52に
取付けられており、図12の如く、組立体60の基板5
2にセーフィングセンサ1と一体に組立てられている。
また、減速度センサ20は、車両の減速度に起因して発
生する慣性力により半導体からなる圧電素子が変形し、
これによって車両の減速度に応じた連続的な出力を発生
する。つまり、車両の減速度をリニアに検出する周知の
半導体式減速度センサである。
【0023】尚、特許請求の範囲中の第1の車両運動セ
ンサは、セーフィングセンサ1に相当し、特許請求の範
囲中の第2の車両運動センサは、減速度センサ20に相
当する。
【0024】ここで、セーフィングセンサ1及び減速度
センサ20のエアバッグ装置の作動回路での役割を説明
するために図4に基づいて以下に説明する。まず、減速
度センサ20は車両に働く減速度を検出し、フィルタ2
5及びA/D変換器26を通してマイクロコンピュータ
27に入力する。マイクロコンピュータ27は、入力さ
れた検出値を積分するとともに、積分処理された値が所
定値以上になると衝突と判定する。衝突と判定した場
合、マイクロコンピュータ27はトランジスタ21に信
号を出力し、トランジスタ21をオン状態にする。
【0025】セーフィングセンサ1の各接点9、10に
は、直列にトランジスタ21が接続されており、そし
て、接点9、10とトランジスタ21の間にはそれぞ
れ、スクイブ22、23が配置されている。スクイブ2
2、23の高電位側には、電源24が直列接続となるよ
うに配置されている。この回路は、接点9、10が閉じ
て導通された状態で、マイクロコンピュータ27により
衝突と判定され、トランジスタ21がオン状態となって
導通されると、各スクイブ22、23に電源24から電
流が流れ、各スクイブ22、23が点火することによ
り、図示しないエアバッグ装置が作動する構成である。
従って、セーフィングセンサ1及び減速度センサ20の
検出値により衝突が検出された時のみ、図示しないエア
バッグ装置は作動する。尚、スクイブ22は、運転席側
のエアバッグ装置の構成の一部であり、スクイブ23
は、助手席側のエアバッグ装置の構成の一部である。
【0026】次に、第1実施例の作用、効果について以
下に説明する。図1及び図2の如く、このセーフィング
センサ1は、ハウジング2の小内径孔2aが車両の前方
を向くように、即ち減速度がコイルバネ5の弾性力と平
行な方向に作用するように車両に搭載される。減速度が
生じていない状態あるいは減速度に起因する慣性力がコ
イルバネ5のセット荷重よりも小さい状態では、スライ
ドマス3及びセンシングマス4は図1及び図2に示すよ
うに、コイルバネ5のセット荷重によってストッパであ
る突部13のゴム14に押しつけられている。この状態
では、スライドマス3の押圧部12が可動接点9b、1
0bを図1及び図2中右方に押圧しており、従って、各
可動接点9b、10bは押圧部12によって一体的に撓
まされて固定接点9a、10aから隔離している。即ち
各接点9、10は開いている。このような状態では、セ
ーフィングセンサ1はオフ状態であると言える。
【0027】そして車両が衝突した場合あるいは衝突を
避けるために大きく減速した場合、減速度に起因してス
ライドマス3及びセンシングマス4に作用する慣性力が
コイルバネ5のセット荷重よりも大きくなるので、スラ
イドマス3及びセンシングマス4はコイルバネ5を圧縮
しつつ図1及び図2中左方に移動し、ゴム14から離れ
る。図5はスライドマス3の押圧部12が可動接点9
b、10bから離れる位置まで移動した状態を示してお
り、この状態では可動接点9b、10bが自らの弾性力
で図中左方に移動し、その結果、その先端部が固定接点
9a、10aにそれぞれ接触する。即ち各接点9、10
が閉じる。このような接点9、10の閉動作時には、固
定接点9a、10aと可動接点9b、10bは導通状態
となり、セーフィングセンサ1はオン状態である。ま
た、車両に加わる減速度が減少して、減速度に起因して
スライドマス3及びセンシングマス4に作用する慣性力
がコイルバネ5の図中右方への付勢力よりも小さくなっ
た場合でも、スライドマス3及びセンシングマス4が図
5の如くの位置にある時は、セーフィングセンサ1はオ
ン状態であるといえる。
【0028】その後、図5において、上述の状態から車
両衝突中であるにもかかわらず、車両に加わる減速度が
減少して、減速度に起因してスライドマス3及びセンシ
ングマス4に作用する慣性力がコイルバネ5の図中右方
への付勢力よりも小さくなり、スライドマス3及びセン
シングマス4は図中右方に移動して、スライドマス3の
右側面3aが突部13に固定されたゴム14に衝突した
場合、ゴム14は弾性体よりなるので、衝突前にスライ
ドマス3及びセンシングマス4が持っていた運動エネル
ギーは、このゴム14に衝突することで減衰され、ハウ
ジング2に伝達される衝撃は低減される。従って、セー
フィングセンサ1と同じ組立体60に組立てられている
減速度センサ20に伝えられる衝撃は低減されることに
なるので、減速度センサ20の衝突検出の精度の低下が
抑制できる。
【0029】次に、請求項1に係る第2実施例につい
て、図6及び図7に基づいて、前述した実施例と異なる
部分について説明するが、前述した実施例と同一の部分
については図に同一の符号を付してその説明を省略す
る。図6は本実施例のセーフィングセンサ1を車両車幅
方向からみた断面図であり、図7は図6のC−C線に沿
ってみた断面図である。尚、図6及び図7において、図
中左方が車両進行方向である。
【0030】図7において、スライドマス3のキャップ
11側の側面30に、一対の凹部31が設けられてい
る。この凹部31は、側面30から図中左に進むにつれ
て内径が小さくなるような形状とされている。キャップ
11の凸部32は、先端部が球状とされており、図のよ
うに、スライドマス3とキャップ11が係合した状態
で、凹部31に凸部32の球状部分が丁度挿入されるよ
う構成されている。更に、スライドマス3の図中上下の
側面のキャップ11に近い部分には、テーパー部33が
設けられている。このテーパー部33は、キャップ11
に近づくにつれて径が小さくなるように形成されている
ものである。尚、特許請求の範囲中の係止手段は係止部
2d及びキャップ11に相当し、特許請求の範囲中の減
衰手段は、凹部31及び凸部32に相当する。
【0031】続いて、第2実施例の作用、効果について
説明するが、第1実施例と同様の説明は省略し、異なる
部分について説明する。図6及び図7において、車両に
働く減速度が、衝突初期に車両に働いていた減速度より
も小さくなると、スライドマス3はキャップ11に衝突
するが、スライドマス3の凹部31とキャップ11の凸
部32が係合して衝突する。この場合、凹部31は図中
左に進につれて内径が小さくなるような形状になってお
り、且つスライドマス3は合成樹脂からなっているの
で、多少変形することができる。また、スライドマス3
には、テーパー部33が設けられており、凹部31とテ
ーパー部33に挟まれた部分は肉薄になっているので、
凹部31は図7中上下に変形することができる。従っ
て、凸部32が凹部31を図7中上下に変形させること
及び凸部32と凹部31との間に摩擦熱が発生すること
により、スライドマス3及びセンシングマス4が衝突前
に持っていた運動エネルギーはこの部分で消費されるこ
とになる。その結果、スライドマス3及びセンシングマ
ス4がキャップ11に衝突することによりセーフィング
センサ1で発生する衝撃は、低減されることになる。従
って、セーフィングセンサ1と同じ組立体60に組立て
られている減速度センサ20に伝えられる衝撃は低減さ
れることになるので、減速度センサ20の衝突検出の精
度の低下が抑制できる。
【0032】次に、請求項2に係る第3実施例につい
て、図8乃至図9に基づいて、前述した実施例と異なる
部分について説明するが、前述した実施例と同一の部分
については図に同一の符号を付してその説明を省略す
る。図8は本実施例のセーフィングセンサ1を車両車幅
方向からみた断面図を示しており、図9は図8のD−D
線に沿ってみた断面図を示している。尚、図8及び図9
において、図中左方が車両進行方向である。
【0033】図8において、スライドマス3の図中右側
面には、突部40が設けられており、この突部40の後
述するキャップ41に当接する面は平面とされている。
突部40の図中右には、特許請求の範囲中の当接部材で
あるプレート形状のキャップ41がハウジング2に設け
られた係止部2eにより図中左方への移動を係止されて
いる。キャップ41とハウジング2及び後述のキャップ
固定部材43の間には特許請求の範囲中の弾性をもつシ
ール材であるゴム42が隙間がないように充填されてい
る。キャップ固定部材43は前述の係止部2eにより図
中右方への移動を係止されている。このように、特許請
求の範囲中の当接部材であるキャップ41は、特許請求
の範囲中の弾性をもつシール材であるゴム42を介して
ハウジング2に固定されている。尚、各固定接点9a、
10a及び可動接点9b、10bは、キャップ41、ゴ
ム42及びキャップ固定部材43を貫通して外部のター
ミナル15a、16a及び15b、16bに接続されて
いる。
【0034】続いて、第3実施例の作用、効果について
説明するが、前述の実施例と同様の説明は省略し、異な
る部分について説明する。車両に働く減速度が、衝突初
期に車両に働いていた減速度よりも小さくなると、スラ
イドマス3の突部40はキャップ41に衝突し、この衝
突に起因して衝撃が発生する。本実施例ではキャップ4
1とキャップ固定部材43の間にゴム42が充填されて
いるので、前記衝撃はハウジング2には伝達されにくく
なる。その結果、スライドマス3及びセンシングマス4
がキャップ41に衝突することによりセーフィングセン
サ1で発生する衝撃は、低減されたことになる。従っ
て、セーフィングセンサ1と同じ組立体60に組立てら
れている減速度センサ20に伝えられる衝撃は低減され
ることになるので、減速度センサ20の衝突検出の精度
の低下が抑制できる。
【0035】また、第3実施例においては、ゴム42が
キャップ41とハウジング2及びキャップ固定部材43
の間に隙間がないように充填されているので、セーフィ
ングセンサ1内部を外部からシールすることができる。
その結果、ポッティング等の工程を排除することがで
き、ひいては生産性が向上し、コストを減らすことがで
きるという特有の効果がある。
【0036】次に、請求項3の発明に係る第4実施例に
ついて、図10及び図11に基づいて、前述した実施例
と異なる部分について説明するが、前述した実施例と同
一の部分については図に同一の符号を付してその説明を
省略する。図10は本実施例のセーフィングセンサ1を
車幅方向からみた断面図を示しており、図11は図10
のE−E線に沿ってみた断面図を示している。尚、図1
0及び図11において、図中左方が車両進行方向であ
る。
【0037】図10において、ハウジング2、カラー5
0及び基板52に囲まれた部分には特許請求の範囲中の
衝撃緩衝部材である弾性体からなるゴム53が介されて
おり、セーフィングセンサ1は、ハウジング2に嵌通さ
れたネジ51によって、組立体である基板52に取付け
られている。尚、ハウジング2内部には、第1実施例の
ゴム14及び第3実施例のゴム42は配置されておら
ず、スライドマス3とキャップ11の突部13とは平面
で当接している。
【0038】続いて、第4実施例の作用、効果について
説明するが、前述の実施例と同様の説明は省略し、異な
る部分について説明する。車両に働く減速度が、衝突初
期に車両に働いていた減速度よりも小さくなると、スラ
イドマス3はキャップ11の突部13に衝突し、この衝
突がセーフィングセンサ1全体に伝達され、その結果、
セーフィングセンサ1で衝撃が発生したことになる。本
実施例においては、図10の如く、セーフィングセンサ
1と基板52との間にゴム53が介されているので、セ
ーフィングセンサ1の衝撃がゴム53で吸収される。従
って、セーフィングセンサ1と同じ組立体60に組立て
られている減速度センサ20に伝えられる衝撃は低減さ
れることになるので、減速度センサ20の衝突検出の精
度の低下が抑制できる。
【0039】尚、前述の各実施例においては、スライド
マス3の車両進行方向の先端部3bが、球形となってお
り、同時にハウジング2の先端部3bと対向する部分に
テーパー部2fが設けられている。この先端部3bは、
車両急減速時にスライドマス3が車両進行方向に移動し
てハウジング2に衝突する場合、テーパー部2fに衝突
するものとされている。その結果、これら両者が衝突す
る時には、テーパー部2fを車両進行方向に垂直な方向
に変形させること及び先端部3bとテーパー部2fとの
間に摩擦熱が発生することにより、スライドマス3及び
センシングマス4が衝突前に持っていた運動エネルギー
を消費させることができる。従って、セーフィングセン
サ1で発生する衝撃を低減することができるという特有
の効果がある。
【0040】また、スライドマス3が車両進行方向に移
動してハウジング2に衝突する場合、この衝突部分に弾
性体あるいは液封ダンパー等を設けて、スライドマス3
及びセンシングマス4が衝突前に持っていた運動エネル
ギーを、弾性体あるいは液封ダンパー等で吸収させるこ
とにより、セーフィングセンサ1で発生する衝撃を低減
させても良い。
【0041】また、以上説明したように、各発明に係る
実施例は以上に限られたものではなく、各請求項の範囲
内で以下に述べるような変形を施しても良い。
【0042】請求項1に係る第1実施例においては、特
許請求の範囲中の減衰手段として、弾性体からなるゴム
14を用いたが、減衰手段はこれに限られたものではな
く、例えばオリフィス効果を用いた液封ダンパー、磁力
によって慣性体の移動を抑制する手段等が挙げられる。
また、弾性体についてもゴム以外にも、スプリング、板
バネ等も適用できる。更に、第1実施例では、キャップ
11の突部13にゴム14を固定したが、スライドマス
3の右側面3aにゴム14を固定しても良い。
【0043】請求項1に係る第2実施例においては、特
許請求の範囲中の減衰手段として、スライドマス3に凹
部31を、キャップ11に凸部32を設けたが、これ以
外にも、例えばスライドマス3に凸部を、キャップ11
に凹部を設けても良い。
【0044】また、請求項1に係る第1実施例及び第2
実施例においては、慣性体と係止手段との当接部に、特
許請求の範囲中の減衰手段であるゴム14、凹部31及
び凸部32設けたが、減衰手段は慣性体と係止手段との
当接部、あるいは係止手段の内、少なくとも一方に設け
られていれば良く、例えば図1において、ハウジング右
側面2gとキャップ11との間、あるいはハウジング右
側面2gをなくして係止部2dにゴム等を介してキャッ
プ11を弾性的にハウジング2に固定しても良い。ま
た、前述したように、減衰手段として液封ダンパー、磁
力等を用いる場合は、減衰手段は慣性体と係止手段との
当接部、あるいは係止手段に設けられる必要はない。
【0045】請求項3に係る第4実施例においては、特
許請求の範囲中の衝撃緩衝部材として、ゴム53を用い
たが、これに限られたものではなく、例えばスプリン
グ、板バネ、液封ダンパー、磁力等も適用できる。ま
た、基板52自体を弾性体で構成しても良い。また、減
速度センサ20を図10のように、衝撃緩衝部材を介し
て基板52に取付けても良い。また、セーフィングセン
サ1で発生した衝撃が、減速度センサ20に伝達される
伝達経路に衝撃緩衝部材を設けても良い。
【0046】また、前述の各実施例では、特許請求の範
囲中の付勢手段としてのコイルバネ5は、ハウジング底
部2bとスライドマス3の間に配置されていたが、これ
に限らず、例えば、スライドマス3とキャップ11との
間に電磁石を配置して、電磁力によりスライドマス3を
キャップ11に当接させても良い。
【0047】前述の実施例では、慣性体を用いた第1の
車両運動センサと、車両の運動に起因する力に基づいて
車両の運動を検出する第2の車両運動センサが一体に組
立てられた組立体を、エアバッグ装置の衝突検出装置に
適用した例について説明したが、慣性体を用いた第1の
車両運動センサと車両の運動に起因する力に基づいて車
両の運動を検出する第2の車両運動センサが一体に組立
てられていればこれに限らず例えば、慣性体を用いた第
1の車両運動センサとしては加速度センサでも良いし、
第2の車両運動センサとしては車両の旋回に起因して振
動体に加わるコリオリの力に基づいて車両のヨーレート
を検出する周知の振動型ヨーレートセンサであっても良
い。
【0048】
【発明の効果】請求項1に係る車両運動センサ組立体
は、第1の車両運動センサに慣性体の運動エネルギーを
減衰させる減衰手段が設けられているので、第1の車両
運動センサで発生する衝撃は低減される。従って、第1
の車両運動センサと一体に組立てられた第2の車両運動
センサに伝達される衝撃も低減されることになるので、
第2の車両運動センサの検出精度の低下が抑制できる。
【0049】請求項2に係る車両運動センサ組立体は、
弾性をもつシール材を介して当接部材がハウジングに固
定されているので、慣性体が当接部材に衝突した時の衝
撃は、ハウジングに伝達されにくくなる。従って、第1
の車両運動センサと一体に組立てられた第2の車両運動
センサに伝達される衝撃も低減されることになるので、
第2の車両運動センサの検出精度の低下が抑制できる。
【0050】更に、請求項2に係る車両運動センサ組立
体においては、当接部材とハウジングの間が弾性をもつ
シール材で充填されているので、ハウジングの孔の外部
からのシールを同時に行うことができ、生産性が向上す
るという特有の効果がある。
【0051】請求項3に係る車両運動センサ組立体は、
第1の車両運動センサと第2の車両運動センサは衝撃緩
衝部材を介して一体に組立てられているので、第1の車
両運動センサで発生した衝撃は衝撃緩衝手段によって緩
和される。従って、第1の車両運動センサと一体に組立
てられた第2の車両運動センサに伝達される衝撃は低減
されることになるので、第2の車両運動センサの検出精
度の低下が抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のセーフィングセンサ1の断面図で
ある。
【図2】図1のA−A線に沿ってみた第1実施例のセー
フィングセンサ1の断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿ってみた第1実施例のセー
フィングセンサ1の断面図である。
【図4】エアバッグ装置でのセーフィングセンサ1の役
割を説明するための概略回路図である。
【図5】第1実施例のセーフィングセンサ1の作用を説
明するための断面図である。
【図6】第2実施例のセーフィングセンサ1の断面図で
ある。
【図7】図6のC−C線に沿ってみた第2実施例のセー
フィングセンサ1の断面図である。
【図8】第3実施例のセーフィングセンサ1の断面図で
ある。
【図9】図1のD−D線に沿ってみた第3実施例のセー
フィングセンサ1の断面図である。
【図10】第4実施例のセーフィングセンサ1の断面図
である。
【図11】図1のE−E線に沿ってみた第4実施例のセ
ーフィングセンサ1の断面図である。
【図12】セーフィングセンサ1と減速度センサ20が
組立体60に組立てられている様子を説明するための図
である。
【図13】従来技術のセーフィングセンサ1の概略断面
図である。
【符号の説明】
1・・・セーフィングセンサ 2・・・ハウジング 3・・・スライドマス 4・・・センシングマス 5・・・コイルバネ 11・・・キャップ 13・・・突部 14・・・ゴム 20・・・減速度センサ 52・・・基板 60・・・組立体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の速度変化に起因する慣性力で移動
    する慣性体と、該慣性体の移動方向を案内するガイド
    と、前記慣性力の作用方向と反対方向の付勢力を前記慣
    性体に付勢する付勢手段と、前記慣性体が当接すること
    で前記慣性体の前記付勢力の付勢方向への最大移動位置
    を定める係止手段とを有し、前記慣性体の移動に基づい
    て前記速度変化を検出する第1の車両運動センサと、前
    記車両の運動に起因する力に基づいて前記車両の運動を
    検出する第2の車両運動センサとを一体に組立てた車両
    運動センサ組立体において、前記第1の車両運動センサ
    に前記慣性体が前記付勢方向に移動する際の前記慣性体
    の運動エネルギーを減衰させる減衰手段を設けたことを
    特徴とする車両運動センサ組立体。
  2. 【請求項2】 車両の速度変化に起因する慣性力で移動
    する慣性体と、該慣性体の移動方向を案内する孔を有す
    るとともに、前記慣性力の作用方向に閉口し、前記作用
    方向と反対方向にのみ開口するハウジングと、前記慣性
    力の作用方向と反対方向の付勢力を前記慣性体に付勢す
    る付勢手段と、前記ハウジング内に配置され、前記慣性
    体よりも前記開口側で前記慣性体に当接する当接部材と
    を有し、前記慣性体の移動に基づいて前記速度変化を検
    出する第1の車両運動センサと、前記車両の運動に起因
    する力に基づいて前記車両の運動を検出する第2の車両
    運動センサとを一体に組立てた車両運動センサ組立体に
    おいて、前記ハウジングと前記当接部材との間に弾性を
    もつシール材を充填するとともに、前記弾性をもつシー
    ル材を介して前記当接部材を前記ハウジングに固定した
    ことを特徴とする車両運動センサ組立体。
  3. 【請求項3】 車両の速度変化に起因する慣性力で移動
    する慣性体と、該慣性体の移動方向を案内するガイド
    と、前記慣性力の作用方向と反対方向の付勢力を前記慣
    性体に付勢する付勢手段と、前記慣性体が当接すること
    で前記慣性体の前記付勢力の付勢方向への最大移動位置
    を定める係止手段とを有し、前記慣性体の移動に基づい
    て前記速度変化を検出する第1の車両運動センサと、前
    記車両の運動に起因する力に基づいて前記車両の運動を
    検出する第2の車両運動センサとを一体に組立てた車両
    運動センサ組立体において、前記第1の車両運動センサ
    と前記第2の車両運動センサは衝撃緩衝部材を介して一
    体に組立てられたことを特徴とする車両運動センサ組立
    体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007315887A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Mitsubishi Electric Corp 超音波センサ並びに設備機器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007315887A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Mitsubishi Electric Corp 超音波センサ並びに設備機器
JP4553867B2 (ja) * 2006-05-25 2010-09-29 三菱電機株式会社 超音波センサ並びに設備機器

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