JPH07290624A - 発泡壁紙 - Google Patents
発泡壁紙Info
- Publication number
- JPH07290624A JPH07290624A JP8961094A JP8961094A JPH07290624A JP H07290624 A JPH07290624 A JP H07290624A JP 8961094 A JP8961094 A JP 8961094A JP 8961094 A JP8961094 A JP 8961094A JP H07290624 A JPH07290624 A JP H07290624A
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- JP
- Japan
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- weight
- alkyl
- monomer
- agent
- multifunctional
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- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】焼却時の問題もなく、充分なゴム弾性、ボリュ
ーム感及び表面強度を持ち、意匠性、施工性に優れた発
泡壁紙を提供すること。 【構成】アルキル基の炭素数が１〜８のアルキルアクリ
レートよりなる単量体５０〜９９重量％、これと共重合
可能なモノエチレン性単量体１〜４９重量％、多官能グ
ラフト剤及び／又は多官能架橋剤１〜２０重量％からな
る樹脂を内層とし、アルキル基の炭素数が１〜４のアル
キルメタクリレートよりなる単量体１０〜９９重量％、
これと共重合可能なモノエチレン性単量体１〜９０重量
％、多官能グラフト剤及び／又は多官能架橋剤３重量％
以下の組成を有する樹脂を外層とする多層構造複合体樹
脂の水性エマルジョンを用いることを特徴とする。
ーム感及び表面強度を持ち、意匠性、施工性に優れた発
泡壁紙を提供すること。 【構成】アルキル基の炭素数が１〜８のアルキルアクリ
レートよりなる単量体５０〜９９重量％、これと共重合
可能なモノエチレン性単量体１〜４９重量％、多官能グ
ラフト剤及び／又は多官能架橋剤１〜２０重量％からな
る樹脂を内層とし、アルキル基の炭素数が１〜４のアル
キルメタクリレートよりなる単量体１０〜９９重量％、
これと共重合可能なモノエチレン性単量体１〜９０重量
％、多官能グラフト剤及び／又は多官能架橋剤３重量％
以下の組成を有する樹脂を外層とする多層構造複合体樹
脂の水性エマルジョンを用いることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は建装材、特に内装材とし
て使用する発泡壁紙に関するもので、防火壁装材料とし
て準不燃（２級）、不燃（１級）に合格するものであ
る。
て使用する発泡壁紙に関するもので、防火壁装材料とし
て準不燃（２級）、不燃（１級）に合格するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】内装材として使用する壁紙として軟質ポ
リ塩化ビニルが主に用いられているが燃焼時に発生する
塩化水素ガスが安全性や焼却時の焼却炉の耐用年数の低
下を招くなど最近の環境問題として重視されるようにな
ってきた。
リ塩化ビニルが主に用いられているが燃焼時に発生する
塩化水素ガスが安全性や焼却時の焼却炉の耐用年数の低
下を招くなど最近の環境問題として重視されるようにな
ってきた。
【０００３】これらの欠点を改良するため、アクリル
系、エチレンビニルアルコール系の水性エマルジョンの
使用が考えられるが、意匠性、施工性において軟質ポリ
塩化ビニルに比べて著しく劣っているため、発泡壁紙と
しては望ましくない。
系、エチレンビニルアルコール系の水性エマルジョンの
使用が考えられるが、意匠性、施工性において軟質ポリ
塩化ビニルに比べて著しく劣っているため、発泡壁紙と
しては望ましくない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解決するためになされたものであり、その課題と
するところは、ゴム弾性、ボリューム感及び表面強度を
持たせることにより意匠性、施工性に優れた発泡壁紙を
提供することにある。
題点を解決するためになされたものであり、その課題と
するところは、ゴム弾性、ボリューム感及び表面強度を
持たせることにより意匠性、施工性に優れた発泡壁紙を
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明はこの課題を解決
するため、基材に水性エマルジョン樹脂と発泡剤とその
他添加剤とからなるコーティング層を設けて発泡させ任
意にエンボスや印刷等を施してなる発泡壁紙において、
アルキル基の炭素数が１〜８のアルキルアクリレートよ
りなる群から選ばれた少なくとも一種の単量体単位５０
〜９９重量％、これと共重合可能なモノエチレン性単量
体単位１〜４９重量％、多官能グラフト剤及び／又は多
官能架橋剤単位１〜２０重量％からなる樹脂を内層と
し、アルキル基の炭素数が１〜４のアルキルメタクリレ
ートよりなる群から選ばれた少なくとも一種の単量体単
位１０〜９９重量％、これと共重合可能なモノエチレン
性単量体単位１〜９０重量％、多官能グラフト剤及び／
又は多官能架橋剤単位３重量％以下からなる樹脂を外層
とするガラス転移温度が２０℃以下の水性エマルジョン
を用いることを特徴とする発泡壁紙を提供する。
するため、基材に水性エマルジョン樹脂と発泡剤とその
他添加剤とからなるコーティング層を設けて発泡させ任
意にエンボスや印刷等を施してなる発泡壁紙において、
アルキル基の炭素数が１〜８のアルキルアクリレートよ
りなる群から選ばれた少なくとも一種の単量体単位５０
〜９９重量％、これと共重合可能なモノエチレン性単量
体単位１〜４９重量％、多官能グラフト剤及び／又は多
官能架橋剤単位１〜２０重量％からなる樹脂を内層と
し、アルキル基の炭素数が１〜４のアルキルメタクリレ
ートよりなる群から選ばれた少なくとも一種の単量体単
位１０〜９９重量％、これと共重合可能なモノエチレン
性単量体単位１〜９０重量％、多官能グラフト剤及び／
又は多官能架橋剤単位３重量％以下からなる樹脂を外層
とするガラス転移温度が２０℃以下の水性エマルジョン
を用いることを特徴とする発泡壁紙を提供する。
【０００６】本発明に係る水性エマルジョンの内層はア
ルキルアクリレートを主成分とする軟質樹脂層であり、
アルキルアクリレートとしてはアルキル基の炭素数は１
〜８のもので特に好ましくはｎ−ブチルアクリレートで
ある。
ルキルアクリレートを主成分とする軟質樹脂層であり、
アルキルアクリレートとしてはアルキル基の炭素数は１
〜８のもので特に好ましくはｎ−ブチルアクリレートで
ある。
【０００７】共重合可能なモノエチレン性単量体として
は炭素数１〜４のアルキルメタクリレートが好ましく、
メチルメタクリレートが特に好ましい。
は炭素数１〜４のアルキルメタクリレートが好ましく、
メチルメタクリレートが特に好ましい。
【０００８】多官能グラフト剤及び／又は多官能架橋剤
としてはアリルメタクリレート、アリルアクリレート、
１，４−ブチレングリコールジメタクリレート、エチレ
ングリコールジアクリレート、１，３−ブチレングリコ
ールジアクリレート、ジビニルベンゼン等が挙げられ、
特に１，３−ブチレングリコールジアクリレートが好ま
しく、１〜２０重量％用いられる。
としてはアリルメタクリレート、アリルアクリレート、
１，４−ブチレングリコールジメタクリレート、エチレ
ングリコールジアクリレート、１，３−ブチレングリコ
ールジアクリレート、ジビニルベンゼン等が挙げられ、
特に１，３−ブチレングリコールジアクリレートが好ま
しく、１〜２０重量％用いられる。
【０００９】本発明に係る水性エマルジョンの外層はア
ルキルメタクリレートを主成分とする硬質樹脂層であ
り、アルキルメタクリレートとしてはアルキル炭素数は
１〜４のもので、特に好ましくはメチルメタクリレート
である。
ルキルメタクリレートを主成分とする硬質樹脂層であ
り、アルキルメタクリレートとしてはアルキル炭素数は
１〜４のもので、特に好ましくはメチルメタクリレート
である。
【００１０】共重合可能なモノエチレン性単量体として
は、外観、手触り感、ガラス転移温度等を考慮して選定
すればよく、好ましくは炭素数１〜８のアルキル基を有
するアルキルアクリレートである。
は、外観、手触り感、ガラス転移温度等を考慮して選定
すればよく、好ましくは炭素数１〜８のアルキル基を有
するアルキルアクリレートである。
【００１１】また多官能グラフト剤及び／又は多官能架
橋剤としては、内層と同様のものが使用可能であり、そ
の量は３重量％以下である。
橋剤としては、内層と同様のものが使用可能であり、そ
の量は３重量％以下である。
【００１２】水性エマルジョン全体としては、内層が５
０％以上、ガラス転移温度が２０℃以下であることが好
ましい。
０％以上、ガラス転移温度が２０℃以下であることが好
ましい。
【００１３】
【作用】本発明では、内層の主成分であるアルキルアク
リレートによりゴム弾性を持たせ、カプセル発泡剤との
併用でメカニカルエンボス適性、ボリューム感に優れた
物性を表現し、外層の主成分であるアルキルメタクリレ
ートによりガラス転移温度をコントロールし、ベタツキ
感のない、表面強度に優れた物性を示す。これにより従
来の軟質塩化ビニルと同等以上の発泡壁紙を得ることを
可能にした。
リレートによりゴム弾性を持たせ、カプセル発泡剤との
併用でメカニカルエンボス適性、ボリューム感に優れた
物性を表現し、外層の主成分であるアルキルメタクリレ
ートによりガラス転移温度をコントロールし、ベタツキ
感のない、表面強度に優れた物性を示す。これにより従
来の軟質塩化ビニルと同等以上の発泡壁紙を得ることを
可能にした。
【００１４】
【実施例】壁紙の基材として裏打ち紙（特種製紙（株）
製：「ＴＴ−１２０ｃｗ」）を用い、これに以下の表１
に示す組成の水性エマルジョンからなる樹脂を、コンマ
コーターにより膜厚８０μｍ、炉内温度９０〜１３０℃
でコーティングし、この上にグラビヤ印刷を施した後１
５０〜１７０℃で発泡及びメカニカルエンボスを行っ
た。
製：「ＴＴ−１２０ｃｗ」）を用い、これに以下の表１
に示す組成の水性エマルジョンからなる樹脂を、コンマ
コーターにより膜厚８０μｍ、炉内温度９０〜１３０℃
でコーティングし、この上にグラビヤ印刷を施した後１
５０〜１７０℃で発泡及びメカニカルエンボスを行っ
た。
【００１５】
【表１】
【００１６】このようにして得られた発泡壁紙を不燃石
膏ボード基材に設け、表面燃焼試験（ＪＩＳ−Ａ１３２
１）を行なった結果、ｔｄθ＝０、ＣＡ＝８となった。
膏ボード基材に設け、表面燃焼試験（ＪＩＳ−Ａ１３２
１）を行なった結果、ｔｄθ＝０、ＣＡ＝８となった。
【００１７】
【発明の効果】以上に示したように本発明により、ゴム
弾性、ボリューム感及び表面強度を持たせることにより
意匠性、施工性に優れた発泡壁紙を提供することが可能
となった。
弾性、ボリューム感及び表面強度を持たせることにより
意匠性、施工性に優れた発泡壁紙を提供することが可能
となった。
Claims (1)
- 【請求項１】基材に水性エマルジョン樹脂と発泡剤とそ
の他添加剤とからなるコーティング層を設けて発泡させ
任意にエンボスや印刷等を施してなる発泡壁紙におい
て、アルキル基の炭素数が１〜８のアルキルアクリレー
トよりなる群から選ばれた少なくとも一種の単量体単位
５０〜９９重量％、これと共重合可能なモノエチレン性
単量体単位１〜４９重量％、多官能グラフト剤及び／又
は多官能架橋剤単位１〜２０重量％からなる樹脂を内層
とし、アルキル基の炭素数が１〜４のアルキルメタクリ
レートよりなる群から選ばれた少なくとも一種の単量体
単位１０〜９９重量％、これと共重合可能なモノエチレ
ン性単量体単位１〜９０重量％、多官能グラフト剤及び
／又は多官能架橋剤単位３重量％以下からなる樹脂を外
層とするガラス転移温度が２０℃以下の水性エマルジョ
ンを用いることを特徴とする発泡壁紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06089610A JP3077507B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 発泡壁紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06089610A JP3077507B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 発泡壁紙 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07290624A true JPH07290624A (ja) | 1995-11-07 |
| JP3077507B2 JP3077507B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=13975525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06089610A Expired - Lifetime JP3077507B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 発泡壁紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3077507B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010016618A (ko) * | 2000-12-29 | 2001-03-05 | 김죽영 | 발포 벽지의 제조 방법 |
| US20150010746A1 (en) * | 2012-03-30 | 2015-01-08 | Toppan Printing Co., Ltd. | Resin foam composition and foam, and wallpaper |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP06089610A patent/JP3077507B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010016618A (ko) * | 2000-12-29 | 2001-03-05 | 김죽영 | 발포 벽지의 제조 방법 |
| US20150010746A1 (en) * | 2012-03-30 | 2015-01-08 | Toppan Printing Co., Ltd. | Resin foam composition and foam, and wallpaper |
| US9951193B2 (en) * | 2012-03-30 | 2018-04-24 | Toppan Printing Co., Ltd. | Resin foam composition and foam, and wallpaper |
| US20180208732A1 (en) * | 2012-03-30 | 2018-07-26 | Toppan Printing Co., Ltd. | Resin foam composition and foam, and wallpaper |
| US11161953B2 (en) | 2012-03-30 | 2021-11-02 | Toppan Printing Co., Ltd. | Resin foam composition and foam, and wallpaper |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3077507B2 (ja) | 2000-08-14 |
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Legal Events
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