JPH0729061B2 - 精米機の米粒漏洩検出装置 - Google Patents

精米機の米粒漏洩検出装置

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JPH0729061B2
JPH0729061B2 JP1285667A JP28566789A JPH0729061B2 JP H0729061 B2 JPH0729061 B2 JP H0729061B2 JP 1285667 A JP1285667 A JP 1285667A JP 28566789 A JP28566789 A JP 28566789A JP H0729061 B2 JPH0729061 B2 JP H0729061B2
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伸夫 佐々木
信男 雑賀
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株式会社東洋精米機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は精米機に於いて、その搗精部の金網の穴開き
破損などによって、作業中に米粒が洩れ出ている場合
に、これを直ちに発見するのに用いる漏洩検出装置に関
する。
〈従来の技術〉 精米機に搗精金網に穴開きが生ずると、ここから搗精中
の米粒が洩れ出て、その分だけ精米歩留まりが低下する
ことになる。そこで、この漏洩を検出する為に、従来、
次のような装置が提案されている。搗精金網から洩れ出
た米粒は糠排出ダクトに入って、糠と共に空気輸送によ
って排出させられるが、この排出の際、米粒がダクト壁
面と衝突し、音や振動が発生する。実公昭60-28484号に
はこの際の衝突音をセンサーで感知して漏洩検出を行う
技術が提案されている。また、特開平1-155951号にはこ
の際のダクトの衝突振動を振動スイッチによって感知し
て、漏洩を検出する技術が提案されている。更に、籾摺
機については、特開昭61-101252号公報で、塵埃排出口
に振動センサーを設け、その感知針を排出口内に突出さ
せ、混入穀粒が感知針に衝突した振動によって、排出塵
埃に含まれる穀粒の量を検出する技術が提案されてい
る。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、従来の漏洩検出装置には次のような欠点があ
る。実公昭60-28484号のような衝突音による場合には、
センサーが工場騒音などの他の音によっても作動してし
まう為、検出ミスが多くて、検出精度が悪い。また、特
開平1-155951号のようなダクト自体の衝突振動によるも
のでは、検知感度が低くて、大量漏洩の時の検出は可能
であるが、小さな穴から少量の米粒が漏洩しているよう
な場合には検出できない。しかし、実際の現場で、知り
たいのはむしろこのような少量漏洩である。大量漏洩の
場合には精米後の歩留まりが大幅に低下するので、作業
者がすぐに漏洩に気付くのであるが、少量漏洩の場合に
は、歩留まりの低下が極く僅かである為、作業者が気付
かず、長期に亙ってそのままの作業を続け、その結果、
少量漏洩の累積により、大きな経済的損失を招くことに
なる。
また、排出ダクト内に感知針を突出させた振動センサー
を用いた漏洩検出装置は、籾摺機用としては、前記の特
開昭61-101252号の如く提案されているが、精米機用と
しては提案がない。もっとも精米機用としても考えられ
たかも知れないが、実用化は全くされていない。その理
由は、精米機の糠排出ダクトに感知針を突出させると、
その排出糠がかなりの粘着性を有する為に、感知針やそ
の付近に付着し、長期の使用には耐えられないからであ
る。
本発明は以上の点を解決し、少量漏洩時の検出が可能
で、かつ、検出ミスを起こさず、その上、長期に亙って
高精度を保持できる漏洩検出装置を提供せんとするもの
である。
〈課題を解決するための手段〉 本発明の米粒漏洩検出装置の技術的手段は、振動を電気
信号に変える検出装置本体と、検出装置本体から延び出
した感知針と、検出装置本体と信号連結された制御装置
とからなり、精米機の糠受ホッパの底から下方に延び出
す糠排出ダクトが、排出端までの間に、少なくとも1回
以上湾曲させられ、この湾曲箇所より以降の位置に検出
装置本体が設けられ、また、感知針は糠排出ダクト壁と
直接接触することなく糠排出ダクト内に突出させた状態
で取付けられており、排出糠の中に米粒が混入している
時には、米粒が糠排出ダクト内を流れる際に感知針と衝
突し、この際の感知針に生じた衝撃振動を検出装置本体
が検知するようになっていることにある。
また、感知針を通すための、ダクト壁面の孔をやや大き
目とし、感知針と孔との間隙を柔軟材製の薄板で塞ぐよ
うにしてもよい。
更に、糠排出ダクトを鉛直上向きに湾曲させ、この湾曲
箇所の少し後方の位置に検出装置本体を設け、かつ湾曲
外方の壁面から内方に向かって感知針をダクト内に突出
させるようにすることもできる。
また、検出装置本体を、防振部材を介して糠排出ダクト
に設置し、糠排出ダクトからの振動が検出装置本体に伝
わらないようにするのがよい。
〈作用〉 本発明の米粒漏洩検出装置では、検出装置の感知針が糠
排出ダクト内に突出している。また、このダクトを通し
て精米機から排出された糠が空気輸送されるので、もし
排出糠の中に米粒が混入していると、その米粒が感知針
に衝突する。全ての米粒が感知針に衝突する訳ではない
が、一定確率で感知針と衝突することになる。この衝突
によって感知針には衝撃振動が発生し、これを検出装置
本体が検知する。検出装置本体ではこれを電気信号に変
えて、制御装置に送る。
また、検出装置は、糠排出ダクトの湾曲箇所より以降の
位置に取付けられている。糠は最初の湾曲箇所までの位
置にはよく付着するが、湾曲箇所から以降の位置にはほ
とんど付着しない。従って、本発明では、検出装置の感
知針への糠の付着によって、感度が低下することがな
く、長期に亙って高精度で漏洩米粒の検出ができる。
更に、感知針は糠排出ダクトと接触しないので、米粒の
衝突を正確に捕えることができる。感知針は糠や小米な
どの衝突による影響を受けるが、小さな振動は検出装置
本体で消去され、正常米粒の衝突による振動だけを選別
して検出する。
更に、糠排出ダクトの孔と感知針との間隙を柔軟材の薄
板で塞いだものでは、感知針に糠排出ダクトからの振動
が伝わるのを防止でき、かつ、間隙を通って、ダクト内
の糠などが洩れ出るのを阻止できる。
また、糠排出ダクトを鉛直上向きに湾曲させて、この湾
曲箇所の少し後方の位置に、検出装置本体を設けたもの
では、より効率よく米粒検出が可能である。即ち、米粒
はダクトの湾曲箇所を通過する際に遠心力によって湾曲
外方へと集まるので、湾曲箇所のやや後方、かつ、鉛直
になった位置の外方部に感知針を位置させておけば、最
大の確率で米粒との衝突を起こさせることができ、効率
よく米粒の漏洩を検出でき、その上、糠などの堆積によ
る検出妨害をさけることができるのである。
また、検出装置本体を、防振部材を介して、糠排出ダク
トに設置したものでは、糠排出ダクトの振動による妨害
を受けることがなく、正確な漏洩検出ができる。
〈実施例〉 本発明の米粒漏洩検出装置の一実施例を図面について説
明する。1は精米機の搗精部である。2はその搗精筒
で、通常は金網製や多孔板製である。3は糠受ホッパ
で、搗精作業によって排出された糠がここに落下して集
められる。この糠受ホッパ3の下端には糠排出ダクト4
が連結されている。また、このダクト4には吸風機やサ
イクロン(いずれも図示せず)が取付けられていて、糠
を空気輸送した上で、回収するようになっている。この
ダクト4は通常、その内径は60〜300mm程度であり、輸
送速度は約10〜20m/secである。また、この糠排出ダク
ト4は、糠受ホッパの底から先ず下方に伸び出し、その
後に少なくとも1回以上湾曲させられて排出端に至って
いる。そして、検出装置5はこの湾曲箇所より以降の位
置に取付けられている。
検出装置5の詳細構造は第2図に示されている。糠排出
ダクト4の壁面6に検出装置5のケーシング7が固着さ
れている。検出装置本体8はゴムなどの弾性材製の防振
部材9を介してケーシング7に取付けられている。10は
検出装置の感知針であり、ダクト4の中に突き出た状態
で設けられている。この為、ダクト壁面6には孔11が形
成されている。この孔11は感知針10が振れても決して孔
縁と接触することのないように孔径を大きくしてある。
12はゴムなどの柔軟材製の薄板で、孔11を塞ぐことによ
り、糠などがケーシング7内に侵入するのを防止してい
る。感知針10は薄板12を貫通した状態であるが、薄板12
は柔軟であるので、感知針10の振動を妨害することがな
く、かつ、ダクトの振動を感知針10に伝えることもな
い。
この感知針10に米粒などが衝突すると、その大きさに応
じて針が振動する。そして、この時の感知針10の衝撃振
動の強さや回数などが検出装置本体8で検出され、電気
信号に変えられたうえで、制御装置13に送られる。な
お、検出装置本体8では感知針10の微小な振動は消去
し、一定以上の衝撃振動のみを検出する。通常、検出装
置は感知部と増幅部とからなり、増幅部で感度調節がで
きるようになっていて、検出される振動の強さの最低値
を自由に調節できるようになっている。制御装置13には
カウンタが組み込まれていて、一定時間内に一定回数以
上の衝撃振動のあった場合に、米粒漏洩と判断し、警報
装置14に信号を送って音や光での警報を発したり、ある
いは精米機の制御部に信号を送って機械を停止させたり
する。
検出装置5の設置箇所は、糠排出ダクト4の最初の湾曲
箇所より以降の位置であれば、どこに設定してもよい
が、第3図のようにダクト4を鉛直上向きに湾曲させ、
この湾曲箇所のやや後方位置に設けるのが、検出確率
上、最も好ましい。ダクトの湾曲箇所では遠心力の為、
米粒が外方に集まるので、湾曲箇所の少し後方で、且つ
鉛直になった位置で、更にダクトの外方の壁面から感知
針が突き出たように設けるのが、最も米粒との衝撃確率
が高くなる。また、湾曲箇所の選定に際しては、湾曲半
径Rがダクト径Dの3倍以上の比較的ゆるやかに湾曲し
ている所が検出上より有利である。
なお、本発明に於いて、検出装置本体8の種類や構造に
ついては自由である。
〈発明の効果〉 本発明の米粒漏洩検出装置は、他からの妨害を受けるこ
となく、米粒の衝突による振動のみを捕えることによ
り、米粒の漏洩を高精度で検出することが可能である。
従って、従来装置では検出が困難であった少量漏洩も確
実に検出でき、漏洩に伴う精米作業の歩留まり低下を防
止することができる。その上、本発明では、糠排出ダク
トを少なくとも1回以上湾曲させ、この湾曲箇所より以
降の位置に検出装置を設けたので、感知針に糠が付着し
て、感度を低下させることがなく、長期に亙って高い検
出精度を保つことができる。
また、請求項第2項のものでは、感知針の振動に支障を
与えることなく、針挿通用の孔から糠などが洩れ出るの
を阻止できる。
更に、請求項第3項のように検出装置本体を湾曲箇所の
後方の、ダクトが鉛直になった位置に設けたものでは、
より一層効率よく漏洩米粒を発見することができる。
また、請求項第4項のように防振部材を介して検出装置
本体を設置したものでは、ダクトの振動による妨害を受
けないので、一層正確な漏洩検出ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の米粒漏洩検出装置の実施例を示し、第1
図は精米機に取付けた状態を示す一部断面の概略図、第
2図は漏洩検出装置の取付状態の断面図、第3図は取付
状態の他の実施例を示す断面図である。 1……精米機の搗精部、2……搗精筒、3……糠受ホッ
パ、4……糠排出ダクト、5……検出装置、6……ダク
ト壁面、7……ケーシング、8……検出装置本体、9…
…防振部材、10……感知針、12……薄板、13……制御装
置、14……警報装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動を電気信号に変える検出装置本体と、
    検出装置本体から延び出した感知針と、検出装置本体と
    信号連結された制御装置とからなり、精米機の糠受ホッ
    パの底から下方に延び出す糠排出ダクトが、排出端まで
    の間に、少なくとも1回以上湾曲させられ、この湾曲箇
    所より以降の位置に検出装置本体が設けられ、また、感
    知針は糠排出ダクト壁と直接接触することなく糠排出ダ
    クト内に突出させた状態で取付けられており、排出糠の
    中に米粒が混入している時には、米粒が糠排出ダクト内
    を流れる際に感知針と衝突し、この際の感知針に生じた
    衝撃振動を検出装置本体が検知するようになっている精
    米機の米粒漏洩検出装置。
  2. 【請求項2】糠排出ダクトの壁面にやや大きい孔が形成
    され、ここを通して感知針がダクト内に突出させられ、
    感知針と孔との間隙は柔軟材製の薄板で塞がれている請
    求項1記載の精米機の米粒漏洩検出装置。
  3. 【請求項3】糠排出ダクトが鉛直上向きに湾曲させら
    れ、この湾曲箇所の少し後方の位置に検出装置本体が設
    けられ、感知針はダクトの湾曲外方の壁面から内方へ向
    かって突出させられている請求項1記載の精米機の米粒
    漏洩検出装置。
  4. 【請求項4】検出装置本体は防振部材を介して糠排出ダ
    クトに設置されていて、糠排出ダクトからの振動が検出
    装置本体に伝わらないようになっている請求項1記載の
    精米機の米粒漏洩検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61101252A (ja) * 1984-10-23 1986-05-20 井関農機株式会社 籾摺機等の飛散粒検出装置
JPH0239561Y2 (ja) * 1984-11-20 1990-10-23

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