JPH07290256A - 溶接機の冷却方式 - Google Patents

溶接機の冷却方式

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JPH07290256A
JPH07290256A JP11413894A JP11413894A JPH07290256A JP H07290256 A JPH07290256 A JP H07290256A JP 11413894 A JP11413894 A JP 11413894A JP 11413894 A JP11413894 A JP 11413894A JP H07290256 A JPH07290256 A JP H07290256A
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JP
Japan
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water
welding electrode
welding machine
tube
welding
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JP11413894A
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English (en)
Inventor
Shigeru Neo
滋 根尾
Junkichi Shimada
純吉 島田
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Origin Electric Co Ltd
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Origin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】溶接機において,溶接電極の冷却方式を改善し
て,水資源を浪費せず,かつ作業空間を占有しない方式
を得る。 【構成】スポット溶接機1の構成は,外側のフレームの
うち一つは鉄製のパイプ3を配設する。このパイプ3は
正面パネル19と側面板17とを機械的に接続させると共
に,水冷用のタンクとして利用する。このパイプ3の下
端は閉じて,上端には注水口3cを設ける。そして上部溶
接電極13と下部溶接電極15にはそれぞれ還流する注水孔
13h,15h とそれらの入口13a,15a と出口13b,15b とを設
け。パイプ3と,注水孔13h,15h とポンプ5とをホース
により接続する。この中に水41を満たして通流させる。
上部溶接電極13と下部溶接電極15とで発生した熱は水41
にまず伝達し,ついでパイプ3に伝わり,側面板17等の
表面から放熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶接機の冷却方式に関す
る。
【0002】
【従来技術】コンデンサ蓄勢式スポット溶接機は大電流
を極めて短時間に消費して,被溶接物を溶接するので,
特にアルミニウムのような熱伝導率の良好な金属の溶接
には適している。そして近年パワーエレクトロニクスの
進歩により,このコンデンサ蓄勢式スポット溶接機にお
けるコンデンサを充電駆動する電力供給装置として,高
周波によるAC/DCコンバータを使用して電力効率の
向上,容積率の向上が計られてきている。
【0003】しかるに,コンデンサ蓄勢式スポット溶接
機の最終電力放出部である溶接電極は瞬間大電力を扱う
ため,発熱量が大きい。大容量のコンデンサ蓄勢式スポ
ット溶接機において,例えば受電容量13kvAの中の
概ね約10%の1.3kwが溶接電極において熱損失と
なる。この熱損失については,放熱をしないと電極を過
熱して障害が生ずるため,放熱を必要とする。その方法
としては従来は,水道水を発熱部に通流させて,熱交換
して温められた水を放流する,いわゆる垂れ流しの放流
水冷方式が多くとられている。この方式は設備として簡
易でありながら,放熱量は比較的大きくとれるので,有
用ではあるが,水資源を浪費するので好ましくはない。
【0004】また他の方式として,この冷却水について
ラジエーター式冷却水循環装置を用いれば,水の浪費が
防げるが,装置の容積と設備費用が大きくなる。そして
いずれの方式においても,冷却水のホースが作業空間を
占有して作業性を悪化する問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,溶接機にお
ける冷却方式を改善して,水資源を浪費しない構造で,
かつ経済的で,作業空間を占有しない方式を提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこの課題を解決
するために,一対の溶接電極を有し,金属ケースに収容
される溶接機において,この金属ケースに接触するパイ
プ体と,このパイプ体と一対の溶接電極のそれぞれに穿
った冷媒貫通孔とに冷媒を通流させることを特徴とする
溶接機の冷却方式を提案するものである。
【0007】また上記のパイプ体が金属ケースのフレー
ムの一部を構成することもあわせて提案するものであ
る。
【0008】
【作用】この溶接機は一対の溶接電極のみに熱損失が集
中するので,この集中した熱損失を,溶接電極に穿った
冷媒貫通孔に冷媒を通流させることによりパイプ体を経
て放熱ができる。またこのパイプ体が金属フレームの一
であれば,溶接機を構成する枠体と兼用できる。
【0009】
【実施例】図1により,本発明にかかる溶接機の冷却方
式の一実施例を説明する。図1においてこの溶接機1
は,コンデンサ型スポット溶接機であって,コンデンサ
容量202,500 μF,蓄勢エネルギー22,800ジュール,電
極加圧力200kg 〜2,000kg ,溶接能力としては厚さ3.6m
m までのアルミ合金を溶接することができる。必要な電
源容量は13kVA である。なお図1において,操作スイッ
チ類,変圧器,コンデンサ,コンデンサ充電用の電力供
給装置,加圧機構の部品の細部等については図示を省い
ている。
【0010】この溶接機1の構造については,まず断面
が正方形で鉄製のパイプ3を右側にほぼ垂直に配設す
る。このパイプ3の最下端は閉じており,その付近には
端子3aを設け,ほぼ上側には端子3bを設け,最上部には
蓋3cを設ける。このパイプ3の上部にはフレーム25,27,
29,31 が互いに直交して溶接され,これらで囲まれる平
面には上面板18が取り付けられる。またパイプ3の下部
にはフレーム23とフレーム37と図の陰になる2本のフレ
ームが互いに直交して溶接され,これらで囲まれる平面
に底板39が取り付けられる。この底板39は前側に一部突
出して後述の溶接電極とのモーメントバランスを保って
いる。垂直構成要素としては上記のパイプ3の他にフレ
ーム21,33,35を設けて上面板18を含む上部と底板39を含
む下部とを接続する。またフレーム31,35,37とパイプ3
とで囲まれる平面には側面板17が取り付けられる。図面
の陰になる残る2面についても同様に構成される。
【0011】正面板19には上部溶接電極13と下部溶接電
極15とが取り付けられる。上部溶接電極13については下
方に摺動加圧する機構が含まれている。また上部溶接電
極13には内部に冷却媒体の通流路となる注水孔13h (図
示せず)を穿ってあり,入口13a と出口13b とを設け
る。同様に下部溶接電極15には内部に注水孔15h (図示
せず)を穿ち,入口15a と出口15b とを設ける。
【0012】つぎにパイプ3の下部端子3aと下部溶接電
極15の入口15a との間にはポンプ5を配設してこれらの
間をゴム製のホース6とホース7で接続する。また下部
溶接電極15の出口15b と上部溶接電極13の入口13a との
間はホース9で接続する。さらに上部溶接電極13の出口
13b とパイプ3の端子3bとの間はホース11で接続する。
このように形成される閉じてつながった空間に水41を注
入して満たす。ポンプ5が作動して図の矢印の方向に水
41が通流する。
【0013】上部溶接電極13と下部溶接電極15とで発生
した熱は,それぞれ注水孔13h,15hを通流する水41によ
り熱交換される。そしてこの温められた水41はパイプ3
において熱伝達されて,この熱はさらに側面板17等に伝
達して放熱される。
【0014】このように構成された冷却方式の放熱量に
ついて概算する。大容量のコンデンサ蓄勢式スポット溶
接機で受電容量13kvAの中の概ね約10%の1.3
kwが溶接電極において熱損失となる。上部溶接電極13
と下部溶接電極15とで発生した熱が1300W として,この
熱が側面板17と他の5面に伝達したとする。側面板17の
寸法が縦2m,横1mとし,他の5面での放熱を勘案し
て,その熱抵抗が1/100 (°C/W)であるとすれば,
パイプ3の温度上昇は,1300W ×1/100 =13°Cとな
る。室温を最高30°Cとしてパイプ3が最高43°Cとな
り,上部溶接電極13と下部溶接電極15とは若干このパイ
プ3の温度より高くなるが,溶接の機能と安全性からは
好ましい温度に抑えることができる。
【0015】なお,パイプ3については,その断面形状
や寸法あるいは設置数については必要に応じて自由に選
定することができる。図1に示す実施例ではパイプ3は
構造体として強度をもたせているが,パイプ3を単に熱
交換用の要素とすることもできる。冷却用の水41につい
ては,水に限らず油や他の流体にも置き換えることも可
能である。また溶接機1の消費電力が小さい場合につい
ては,ポンプ5を省いて自然対流のみを利用して冷却す
ることもできる。この場合,上部溶接電極13の上下動に
より水41の移動が促進される効果がある。
【0016】また,ホース6,7,9,11についてはゴ
ム製には限らないが,上部溶接電極13と下部溶接電極15
との間を絶縁するため絶縁材料である必要がある。また
これらのホースの接続経路については,図1に示す直列
接続経路に限定されるものでなく,並列接続経路にする
こともできる。
【0017】以上は,実施例としてコンデンサ蓄勢式ス
ポット溶接機について本発明を適用したものであるが,
本発明は他の形式の溶接機にも適用することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上述べたような特徴を有して
おり,溶接機の冷却方式において,水資源を浪費せず,
溶接電極付近の作業空間を冷却機構が占有せず,かつ構
成が簡単で経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる溶接機の冷却方式の一実施例を
示す。
【符号の説明】
1…溶接機 3…パイプ 3a…端子 3b…
端子 3c…蓋 5…ポンプ 7,9,11…ホース 13…上部溶接電極 13a …入口 13b…出口 15…下部溶接電極 15a …入口 15b…出口 17…側面板 18…上面板 19…正面板 21,23,25,27,29,31,33,35,37…フレーム 39…底板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の溶接電極を有し,金属ケースに収容
    される溶接機において,この金属ケースに接触するパイ
    プ体と,このパイプ体と前記一対の溶接電極のそれぞれ
    に穿った冷媒貫通孔とに冷媒を通流させることを特徴と
    する溶接機の冷却方式。
  2. 【請求項2】前記パイプ体が前記金属ケースのフレーム
    の一部を構成することを特徴とする請求項1記載の溶接
    機の冷却方式。
JP11413894A 1994-04-28 1994-04-28 溶接機の冷却方式 Withdrawn JPH07290256A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109894729A (zh) * 2019-04-04 2019-06-18 成都理工大学 免外接电源的点焊机电极握杆自动温控装置
CN111451619A (zh) * 2020-04-03 2020-07-28 上海妙城智能科技有限公司 一种防飞溅的mig/mag焊机

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109894729A (zh) * 2019-04-04 2019-06-18 成都理工大学 免外接电源的点焊机电极握杆自动温控装置
CN109894729B (zh) * 2019-04-04 2020-11-06 成都理工大学 免外接电源的点焊机电极握杆自动温控装置
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