JPH07289814A - 濾過機 - Google Patents

濾過機

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JPH07289814A
JPH07289814A JP6091803A JP9180394A JPH07289814A JP H07289814 A JPH07289814 A JP H07289814A JP 6091803 A JP6091803 A JP 6091803A JP 9180394 A JP9180394 A JP 9180394A JP H07289814 A JPH07289814 A JP H07289814A
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cake
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filtration
frame
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Muneyuki Miyano
棟之 宮野
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Kurita Machinery Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全体構造がコンパクトな濾過機であり、かつ
濾過からケーク排出までの全濾過作業時間中において、
濾過時間の割合をできるだけ長くしかつ脱水を充分に行
い得る濾過機を提供する。 【構成】 中心軸8を中心に回転し、濾過位置とケーク
排出位置とに選択的に位置可能な少なくとも2つの室部
11等を有する回転枠1と、濾布7を介して回転枠1を
左右から挟む閉そく体2及び可動体3とを備え、濾過位
置に位置する上記室部に原液を供給し濾過を行った後、
回転枠を回転させて上記室部を上記ケーク排出位置に位
置させケークの排出を行うとともに濾過位置に位置する
他の室部へ原液を供給し濾過を行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルタプレス方式の
濾過機に関し、詳しくは濾過動作とケーク排出動作とが
平行して行える濾過機に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、複式フィルタプレスを
設けた濾過機にあっては、濾過動作とケーク排出動作と
を別々に行っていた。又、濾過動作とケーク排出動作と
が同時に行える濾過機にあっては、濾過室を形成する濾
板本体と該濾板本体に締め付けられる締付板と該締付板
を駆動する駆動装置とからなる1セットを複数セット分
設置する必要があり、濾過機の全体構造が大きくなると
いう問題点があった。さらに、濾過動作とケーク排出動
作とが同時に行える濾過機にあっても、例えば濾過動作
を行い、次に濾過動作を行ったものについて圧搾動作を
行い、その次に圧搾動作を行ったもののケーク排出動作
を行うというように、濾過動作、ケーク排出動作以外の
動作をも含み同時に平行して各動作を連続的に実行する
ことは行っていない。したがって従来の濾過機にあって
は、濾過からケーク排出までの全濾過作業時間を長くす
ることなく上記全濾過作業時間中において、濾過時間の
割合をできるだけ長くしかつ脱水を充分に行うことはで
きなかった。本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、全体構造がコンパクトな濾過機であ
り、かつ濾過からケーク排出までの全濾過作業時間中に
おいて、濾過時間の割合をできるだけ長くし得る濾過機
を提供することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転中心軸を
中心に回転する枠体であり、回転することで濾過位置と
ケーク排出位置とに選択的に位置可能な少なくとも2つ
に仕切られた室部と当該枠体の枠部に形成され上記室部
に開口する原液供給用通路とを有する枠体と、上記枠体
に対向しかつ上記枠体に対して回転せず上記濾過位置に
位置する室部に対応して第1濾過床部を有し上記濾過位
置に位置する室部を閉そくする閉そく体と、上記枠体を
上記閉そく体との間に挟みかつ上記枠体に対して回転せ
ずかつ上記枠体を上記閉そく体へ締め付ける締付位置と
上記締め付けを解除する締付解除位置との間を上記回転
中心軸の軸方向に移動可能であり、上記濾過位置に位置
する室部に対応して形成される第2濾過床部を有する可
動体と、上記第1濾過床部と上記濾過位置に位置する室
部との間及び上記第2濾過床部と上記濾過位置に位置す
る室部との間に配置され上記閉そく体と上記枠体とに挟
まれ上記枠体と上記可動体とに挟まれ上記第1濾過床部
及び上記第2濾過床部とともに上記濾過位置に位置する
室部を閉そくして濾過室を形成する濾布と、を備え、上
記ケーク排出位置において上記閉そく体及び上記可動体
のいずれか一方はケーク排出用空間を有し、上記第1濾
過床部及び上記第2濾過床部の少なくとも一方に開口す
る濾過液排出用通路を形成したことを特徴とする。
【0004】
【作用】枠体は、閉そく体と可動体との間に挟まれ、回
転しない閉そく体及び可動体に対して回転中心軸を中心
に回転し、この回転により枠体の室部が濾過位置とケー
ク排出位置とに選択的に位置される。よって、濾過位置
に位置された枠体の室部に原液を供給することで、濾布
を介して濾過が行われ、濾過終了後、枠体を回転させケ
ークが存在する室部をケーク排出位置へ位置し、ケーク
が存在する室部内からケークを外部へ排出することがで
きる。一方、ケーク排出時には、枠体における他の室部
は濾過位置に位置し濾過を実行することができる。この
ように上述した構成は、濾過工程以外の工程の実行に左
右されずに濾過工程の実行を可能とし、濾過からケーク
排出までの全濾過作業時間中において、濾過時間の割合
をできるだけ長くすることができるように作用し、かつ
一つの枠体を回転させることで上記作用をなすことから
全体構造をコンパクトにするように作用する。尚、上記
「枠体」は、実施例にて説明する「回転枠」に相当す
る。
【0005】
【実施例】本発明の濾過機の第1実施例について図を参
照し以下に説明する。第1実施例における濾過機は概略
以下のように構成される。図1に示すように、駆動軸8
の同芯上に回転枠1を間に挟むようにして回転枠1の両
側に閉そく体2と可動体3とが配置される。駆動軸8の
一端は、駆動軸8を周方向に回転させる回転装置9に接
続される。又、可動体3において駆動軸8の他端側への
延在方向には、例えば油圧シリンダを備えた締付装置1
0が配置させる。締付装置10は、ロッド10aの先端
が可動体3の側面に装着されロッド10aの軸方向への
移動にて、回転枠1を閉そく体2へ締め付ける締付位置
と上記締め付けを解除する締付解除位置との間に可動体
3を駆動する。又、閉そく体2と回転枠1及び回転枠1
と可動体3とに挟まれて濾布7が存在する。又、本実施
例の濾過機は、駆動軸8にて回転枠1を回転させること
で、回転枠1に設けた後述する室部を濾過位置、圧搾位
置及びケーク排出位置に選択的に位置するもので、濾過
動作、圧搾動作及びケーク排出動作を同時に平行して行
うことができるものである。以下に、回転枠1、閉そく
体2、可動体3について説明する。
【0006】回転枠1は、図3に示すように、円板形状
の枠体であり、中空部が中心角にて120度間隔にて設
けた3つの仕切枠4にて互いに隔てられた、回転枠1の
板厚方向に貫通した第1室部11、第2室部12及び第
3室部13を有する。又、回転枠1の中心部には、駆動
軸8に嵌合し駆動軸8の回転とともに回転枠1を回転さ
せる貫通穴1aが貫通している。よって回転枠1に嵌合
された駆動軸8にて回転枠1が回転されることで、第1
から第3室部11ないし13は、濾過工程を行う濾過位
置、圧搾工程を行う圧搾位置及びケーク排出工程を行う
ケーク排出位置のそれぞれの位置に順次位置されること
になる。よって、第1から第3室部のそれぞれは、それ
ぞれ濾過用、圧搾用、ケーク排出用の3つの機能をそれ
ぞれ実行するものである。さらに、回転枠1の枠部1b
には、第1室部11、第2室部12及び第3室部13の
各室部に開口する開口部23に通じる原液供給用通路2
2が形成されている。尚、図1に示す回転枠1は、板厚
寸法を誇張して図示したものであり、実際には回転枠1
は図示の約1/3程度の厚さ寸法のものである。
【0007】閉そく体2は、図2に示すように、上記回
転枠1と同様の円板形状部を有する長方形状の板体であ
り、上記回転枠1に対向する側面には上記仕切枠4に対
応する3つの仕切枠5にて仕切られ、上記第1から第3
室部と同様の平面形状をなす3つの凹部、第1濾過床部
14、第1圧搾濾過床用凹部15、圧搾膜用凹部16が
形成されている。尚、第1濾過床部14は、濾過工程を
行う濾過位置に位置され、第1圧搾濾過床用凹部15
は、圧搾工程を行う圧搾位置に位置され、圧搾膜用凹部
16は、ケーク排出工程を行うケーク排出位置に位置さ
れる。又、閉そく体2の中心部には、閉そく体2に対し
て駆動軸8が自由に回転可能な程度の大きさにて貫通穴
2aがあけられており、駆動軸8は閉そく体2に対して
自由に回転可能である。又、閉そく体2は、例えば脚部
106にて例えば架台や設置床部に固定され、駆動軸8
とともに回転することはなく、閉そく体2は回転する回
転枠1に対して静止した状態にある。又、閉そく体2の
上部には、濾布掛け棒27にてつり下げられた濾布7を
支持するため濾布掛け棒27の両端を支持する支持アー
ム29が設けられる。尚、濾布7は上記第1濾過床部1
4及び第1圧搾濾過床用凹部15部分を覆うような、図
5に示す平面形状をなすものである。尚、濾布7におい
て駆動軸8の貫通部には、切り込み7aを形成し濾布7
の駆動軸8部分への着脱を容易にしている。又、濾布7
には、図示するように、後述する原液通路21に対応す
る部分に、原液を濾過せず通過させるための穴7bがあ
けられている。
【0008】上記第1濾過床部14の濾過面14aに
は、濾過工程において濾布7が濾過面14aに密着し濾
過効率の低下を来すのを防止するため、濾布7と濾過面
14aとの間にすき間を形成するための複数の突起10
1が突設されている。又、閉そく体2の外周部であって
上記第1濾過床部14に近接する部分には、図2を示す
紙面を貫通する方向に、上記原液供給用通路22に液体
が漏れないように接続される原液通路21が設けられ
る。又、第1濾過床部14において鉛直方向の下端部に
は、濾布7を介して原液が濾過された濾過液を第1濾過
床部14から外部へ排出するための濾過液排出用通路2
4が閉そく体2を貫通して形成される。
【0009】上記圧搾膜用凹部16のケーク排出面16
aには、例えば空気、水、若しくはN2ガス等の圧縮流
体の供給にて膨張し、ケーク排出位置に位置する回転枠
1の室部へ膨出する排出用膜102を設けている。尚、
排出用膜102はその周囲を圧搾膜用凹部16に固定し
ている。又、排出用膜102の周囲には、排出用膜10
2が膨張した際に圧搾膜表面と例えば圧搾膜用凹部16
の内面とが密着せずに適宜なすき間を形成するようにひ
だを形成している。排出用膜102の材質としては、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、若しくはポリアミド樹脂
等が使用でき、また、その他補強材等を配合した合成樹
脂材も使用できる。又、排出用膜102は、回転枠1の
板厚方向の寸法、すなわち回転枠1の室部の深さに合わ
せて、またケークの固さ、粘着性などを考慮して取り付
けられる。又、排出用膜102は、上記圧縮流体の供給
が無い状態においては、図示するように折り畳み部10
2aが折り畳まれた状態にて圧搾膜用凹部16内に収納
されており、圧縮流体の供給により上記折り畳み部10
2aが膨出し、圧縮流体の供給通路を解放することで排
出用膜102の弾性的復元力にて再び元の状態に復帰す
る。尚、閉そく体2には、閉そく体2を板厚方向に貫通
し排出用膜102を膨張、収縮させるため上記ケーク排
出面16aと排出用膜102との間に圧縮流体の供給、
排出を行うための通路33が形成される。
【0010】上記第1圧搾濾過床用凹部15には、上記
圧縮流体の供給にて、閉そく体2に隣接する回転枠1に
おいて圧搾位置に位置する室部へ膨出する圧搾膜103
を収納している。圧搾膜103は、上述した排出用膜1
02と同様の形状及び動作を行うものである。但し、上
記膨張により濾布7に接触する圧搾膜103の表面に
は、突起101と同じ機能を果たす複数の突起104が
形成されている点が圧搾膜103は排出用膜102と相
違する。尚、突起は、図示するような円柱形状のものに
限らず例えば図10に示すような鉛直方向に延在する長
方形状であってもよい。又、閉そく体2には、閉そく体
2を板厚方向に貫通し圧搾膜103を膨張、収縮させる
ため上記第1圧搾濾過床用凹部15と圧搾膜103との
間に圧縮流体の供給、排出を行うための通路105が形
成される。さらに、第1圧搾濾過床用凹部15において
鉛直方向の下端部には、濾過液を第1圧搾濾過床用凹部
15から外部へ排出するための圧搾濾過液排出用通路3
2が閉そく体2を貫通して形成される。又、回転枠1の
例えば第1室部11が圧搾位置に位置するとき、閉そく
体2の外周部であって上記第1圧搾濾過床用凹部15に
近接する部分であって回転枠1に形成されている原液通
路21に対応する部分には、原液供給用通路22を閉止
するための閉止パッキン107が取り付けられる。
【0011】可動体3は、図4に示すように、回転枠
1、閉そく体2と同様の円板形状部を有する長方形形状
の板体であり、上記回転枠1に対向する側面には上記仕
切枠4に対応した3つの仕切枠6にて仕切られ、回転枠
1の第1から第3室部11ないし13と同様の平面形状
をなす第2濾過床部17、第2圧搾濾過床用凹部18、
ケーク排出口19が形成されている。尚、第2濾過床部
17は濾過工程を行う濾過位置に位置され、第2圧搾濾
過床用凹部18は、圧搾工程を行う圧搾位置に位置さ
れ、ケーク排出口19はケーク排出工程を行うケーク排
出位置に位置される。尚、ケーク排出口19は、可動体
3の板厚方向に可動体3を貫通している。又、可動体3
の上部にも、閉そく体2と同様に、濾布掛け棒27にて
つり下げられた濾布7を支持するため濾布掛け棒27の
両端を支持する支持アーム29が設けられる。尚、濾布
7は上記第2濾過床部17及び第2圧搾濾過床用凹部1
8部分を覆うような、図5に示す平面形状をなすもので
ある。又、可動体3の中心部には可動体3が駆動軸8の
軸方向に若干移動可能にして駆動軸8が嵌合され、駆動
軸8は可動体3に対して自由に回転可能である。よって
可動体3は、駆動軸8とともに回転することはなく、よ
って可動体3は、回転する回転枠1に対して静止した状
態にある。
【0012】上記第2濾過床部17の濾過面17aに
は、上述した閉そく体2の第1濾過床部14の濾過面1
4aと同様に、突起101が突設されている。又、回転
枠1の例えば第1室部11が濾過位置に位置するとき、
可動体3の外周部であって上記第2濾過床部17に近接
する部分であって回転枠1に形成されている原液通路2
1に対応する部分には、原液供給用通路22に供給され
てくる原液を閉止するための閉止パッキン107が取り
付けられる。又、第2濾過床部17において鉛直方向の
下端部には、濾過液を第2濾過床部17から外部へ排出
するための濾過液排出用通路25が可動体3を貫通して
形成される。
【0013】上記第2圧搾濾過床用凹部18には、その
表面に突起101と同じ機能を果たす複数の突起104
が突設されている。又、第2圧搾濾過床用凹部18にお
いて鉛直方向の下端部には、濾過液を第2圧搾濾過床用
凹部18から外部へ排出するための圧搾濾過液排出用通
路26が可動体3を貫通して形成される。又、回転枠1
の例えば第1室部11が圧搾位置に位置するとき、可動
体3の外周部であって上記第2圧搾濾過床用凹部18に
近接する部分であって回転枠1に形成されている原液通
路21に対応する部分には、原液供給用通路22を閉止
するための閉止パッキン107が取り付けられる。尚、
第2圧搾濾過床用凹部18にも、第1圧搾濾過床用凹部
17に設けた圧搾膜を設けるようにしてもよい。
【0014】以上のように構成される第1実施例におけ
る濾過機の動作を以下に説明する。濾布掛け棒27を閉
そく体2及び可動体3のそれぞれの支持アーム29に支
持させて、濾布掛け棒27につり下げられているそれぞ
れの濾布7を閉そく体2と回転枠1との間、及び回転枠
1と可動体3との間にそれぞれ設ける。このように濾布
7を設置することで、濾布7は、閉そく体2の第1濾過
床部14及び第1圧搾濾過床用凹部15並びに可動体3
の第2濾過床部17及び第2圧搾濾過床用凹部18部分
を覆う。又、濾布7の下端左右に設けられている各ひも
129を、閉そく体2に固定されている各濾布止ピン3
0並びに可動体3に固定されている各濾布止ピン31に
それぞれ結ぶことで濾布7の不要な移動が防止される。
【0015】濾布7を装着した後、回転枠1の例えば第
1室部11を濾過位置に位置し、締付装置10を駆動さ
せて可動体3を閉そく体2側へ押出し閉そく体2と回転
枠1との間、及び回転枠1と可動体3との間にそれぞれ
濾布7を挟み、閉そく体2と回転枠1、及び回転枠1と
可動体3とを閉じる。よってこの状態で、回転枠1の第
1室部11と閉そく体2の第1濾過床部14と可動体3
の第2濾過床部17と濾布7とにて濾過室を形成し、回
転枠1の第2室部12と閉そく体2の第1圧搾濾過床用
凹部15と可動体3の第2圧搾濾過床用凹部18と濾布
7とにて圧搾室を形成し、回転枠1の第3室部13と閉
そく体2の第1圧搾膜用凹部16と可動体3のケーク排
出口19とにてケーク排出部を形成する。
【0016】この状態において、閉そく体2に設けられ
た原液通路21と回転枠1に設けられた原液供給用通路
22とはパッキンを挟み液体が漏れないように接続され
ている。よって、閉そく体2の原液通路21へ原液を供
給することで、回転枠1の原液供給用通路22を介して
開口部23から第1室部11内へ原液が供給される。第
1室内11へ供給された原液は、原液供給圧力に応じて
濾布7にて濾過され濾過液は濾過液排出用通路24を通
り外部へ排出される。
【0017】濾過が終了した時点で、回転枠1を図3に
おいて反時計回りに1/3回転させるため、締付装置1
0によって可動体3を絞付けの状態によっては例えば1
mm程度、反締付方向へ移動させる。そして、回転装置
9を駆動して駆動軸8を回転させ、回転枠1を上記1/
3回転させる。1/3回転すると、閉そく体2、回転枠
1、可動体3の各仕切枠4、5、6は再び重合する。よ
ってこの状態では、回転枠1の第1室部11が、閉そく
体2の第1圧搾濾過床用凹部15と可動体3の第2圧搾
濾過床用凹部18と濾布7とに挟まれ、回転枠1の第2
室部12が、閉そく体2の圧搾膜用凹部16と可動体3
のケーク排出口19に位置し、回転枠1の第3室部13
が、閉そく体2の第1濾過床部14と可動体3の第1濾
過床部17と濾布7とに挟まれ、する。そして、直ちに
締付装置10にて可動体3を締付方向に移動させて同様
に締め付けを行う。
【0018】そして再び同様に閉そく体2の原液通路2
1へ原液を供給し、第2室部12内へ原液を供給し濾過
を行う。一方、この濾過動作とともに、閉そく体2の第
1圧搾濾過床用凹部15における圧縮流体供給排出用の
通路105へ圧縮流体、例えば圧縮空気を供給し、第1
圧搾濾過床用凹部15に設けられている圧搾膜103を
回転枠1の第1室部へ膨張させ濾布7を介して第1室部
内の濾過ケークの圧搾を行う。圧搾濾過液は圧搾濾過液
排出用通路25,32を通じて外部へ排出される。
【0019】圧搾動作及び濾過動作が終わると、上述の
場合と同様に一たん可動体3の締め付けを緩め回転枠1
をさらに反時計回りに1/3回転し、再び可動体3を締
め付ける。こうすることで、濾過、圧搾動作を経た回転
枠1の第1室部11はケーク排出位置に、第2室部12
は濾過位置に、濾過動作を行った第3室部13は圧搾位
置にそれぞれ位置される。閉そく体2における圧縮流体
供給用の通路33に例えば圧縮空気を供給することで、
圧搾膜用凹部16に設けられている排出用膜102が回
転枠1の第1室部11側へ膨張する。よって、第1室部
11内の圧搾されたケークは、排出用膜102の膨張に
より可動体3のケーク排出口19を通して外部へ排出さ
れる。
【0020】ケークの排出、圧搾、濾過動作が終了した
時点で、上述の場合と同様に一たん可動体3の締め付け
を緩め回転枠1をさらに反時計回りに1/3回転し、再
び可動体3を締め付ける。こうすることで、濾過、圧
搾、ケーク排出の動作を経た回転枠1の第1室部11は
再び濾過位置に、濾過動作を行った第2室部12は圧搾
位置に、濾過及び圧搾動作を行った第3室部13はケー
ク排出位置にそれぞれ位置され、再び第1室部11にて
濾過工程が行われる。その他の第2、第3室部12,1
3では、それぞれ圧搾、ケーク排出の各動作が行われ
る。
【0021】このように本実施例の濾過機では、一つの
回転枠1、一つの回転装置9、及び一つの締付装置10
を備える構成にて、濾過、圧搾、ケーク排出の各動作を
平行して行うことができ、かつ上述した構成から明らか
なように、同一構成からなる濾過機を複数セット設ける
ことで複数動作を平行して行う従来の濾過機に対して装
置全体の構成をコンパクトにすることができる。
【0022】又、圧搾動作及びケーク排出動作は、濾過
動作に比べ実行時間が短いので、濾過工程中の一部の時
間にてケーク排出動作や圧搾動作を行うことができ、濾
過からケーク排出までの全工程に占める濾過動作実行時
間を十分に長くとることができ、かつ脱水時間をも十分
に取ることができる。尚、もちろん、濾過工程時間と同
じ時間にてケーク排出動作や圧搾動作を行うことはでき
る。
【0023】第2実施例;第1実施例における濾過機
は、濾過、圧搾、ケーク排出の3工程を行うタイプであ
るが、第2実施例における濾過機は濾過及びケーク排出
の2工程を行うタイプであり、図9から図13に第2実
施例の濾過機の構成を示す。尚、図9から図13におい
て、図1から図5に示す第1実施例の濾過機における構
成部分と同じ機能、動作を行う構成部分については形状
は多少相違する部分もあるが、同じ符号を付し特に説明
を要する場合を除きその説明を省略する。
【0024】図9から明らかなように、第2実施例の濾
過機の全体構造は上述した第1実施例の濾過機と変わる
ものではない。第2実施例の濾過機は、濾過及びケーク
排出の2工程を行うタイプであることから、回転枠1、
閉そく体2、可動体3は、それぞれ中心角にて180度
の方向に仕切枠4,5,6が設けられる。又、濾布7
は、閉そく体2の第1濾過床部14、可動体3の第2濾
過床部17を覆うように図13に示すような長方形状の
平面形状にてなるものである。尚、第2実施例では、第
1濾過床部14及び第2濾過床部17には、鉛直方向に
延在する長方形状の平面形状にてなる複数の突起110
が突設されている。
【0025】このように構成される第2実施例の濾過機
における動作は、上述した第1実施例の場合に比べ、回
転枠1の回転が1/2回転となる他は第1実施例におけ
る動作と同様であるので、説明は省略する。
【0026】さらに他の変形例としては、回転枠のみを
示す図であるが図15や図17に示すように、濾過、圧
搾、ケーク排出の工程の他にさらに別の工程をも行える
ようにしたタイプの濾過機も考えられる。尚、装置全体
の構成は、第1実施例と同じ構成を採ることができる。
図15に示す回転枠を備える濾過機では、濾過、圧搾、
ケーク洗浄、ケーク排出の4工程を行うタイプのもので
あり、それに応じて回転枠1は中心角で90度づつ4つ
の仕切枠にて4つの室部に隔てられている。尚、ケーク
洗浄とは、濾過、圧搾して必要な濾過液を十分に濾過し
た後、ケークに含まれる原液濃度を減少させるためケー
クを洗浄する工程である。尚、閉そく体2及び可動体3
には、濾過、圧搾、ケーク洗浄、ケーク排出のそれぞれ
の位置に対応して、閉そく体2には、第1実施例にて説
明した閉そく体にさらに、回転枠1のケーク洗浄室部に
対応して上記ケーク洗浄室部を閉そくする第1ケーク洗
浄濾過床部が形成される。可動体3には、第1実施例に
て説明した可動体にさらに、ケーク洗浄位置にて上記ケ
ーク洗浄室部に対応して形成され上記第1ケーク洗浄濾
過床部とともに上記ケーク洗浄室部を閉そくする第2ケ
ーク洗浄濾過床部が形成される。又、上記第1ケーク洗
浄濾過床部と上記ケーク洗浄室部との間及び上記第2ケ
ーク洗浄濾過床部と上記ケーク洗浄室部との間に配置さ
れ、上記閉そく体と上記枠体とに挟まれ上記枠体と上記
可動体とに挟まれ上記第1ケーク洗浄濾過床部及び上記
第2ケーク洗浄濾過床部とともに上記ケーク洗浄室部を
閉そくしてケーク洗浄室を形成するケーク洗浄用濾布が
設けられる。又、上記第1ケーク洗浄濾過床部及び上記
第2ケーク洗浄濾過床部の少なくとも一方に開口する廃
液排出用通路が設けられる。尚、ケーク洗浄室部への洗
浄液の供給は、上述した原液供給の場合と同様に、ケー
ク洗浄室部へ開口するケーク洗浄液供給通路を形成し、
該ケーク洗浄液供給通路へ洗浄液を供給することで行
う。
【0027】又、図17に示す回転枠を備える濾過機で
は、濾過、圧搾、ケーク洗浄、ブロー、逆ブロー、ケー
ク排出の6工程を行うタイプのものであり、それに応じ
て回転枠は中心角で60度づつ6つの仕切枠にて6つの
室部に隔てられている。尚、ブローとは、ケーク洗浄を
した後、後述のブロー室部へ開口するブロー用圧縮流体
供給用通路から例えば圧縮空気を供給し、洗浄されたケ
ークの乾燥を行う工程であり、逆ブローとはブローを行
った後、後述の逆ブロー室部に開口する圧縮流体供給用
通路から例えば圧縮空気を供給しケークの乾燥を行う工
程をいう。回転枠1には、さらにブロー及び逆ブロー位
置とに選択的に位置可能な、上記4つの室部とは仕切ら
れたブロー及び逆ブローを行うブロー室部及び逆ブロー
室部が形成される。閉そく体2には、さらに、回転枠1
の上記ブロー室部及び逆ブロー室部に対応して上記ブロ
ー室部及び逆ブロー室部を閉そくする第1及び第2凹部
が形成される。可動体3には、さらに、上記ブロー及び
逆ブロー位置にて上記ブロー室部及び逆ブロー室部に対
応して形成され上記第1及び第2凹部とともに上記ブロ
ー室部及び逆ブロー室部を閉そくする第3及び第4凹部
が形成される。又、上記第1及び第2凹部と上記ブロー
室部及び逆ブロー室部との間及び上記第3及び第4凹部
と上記ブロー室部及び逆ブロー室部との間に配置され上
記閉そく体と上記枠体とに挟まれ上記枠体と上記可動体
とに挟まれ上記第1及び第2凹部並びに上記第3及び第
4凹部とともに上記ブロー室部及び逆ブロー室部を閉そ
くしてブロー室部及び逆ブロー室を形成するブロー用濾
布が設けられる。又、上記第1及び第3凹部の少なくと
も一方並びに上記第2及び第4凹部の少なくとも一方に
開口する圧縮流体供給排出用通路が設けられる。
【0028】以上の変形例のように、回転枠、閉そく
体、可動体に、濾過、ケーク排出の他に必要に応じて室
部を設けることで、種々の工程を平行して行うことがで
きる。又、例えば上述した6工程を行うタイプの濾過機
であっても、装置全体の構成は図1に示すものが採用で
き工程数が増えてもそれに比例して装置全体の構成が過
大になることはない。
【0029】第3実施例;第3実施例について図6から
図8を参照し説明する。第3実施例は、第1実施例等に
比べ、駆動軸を駆動する回転装置を閉そく体に設置し、
かつ閉そく体の左右に回転枠、可動体をそれぞれ設けた
構成を採る。尚、回転枠等に設ける室部等の数、換言す
ると工程数は、上述した各実施例のように、種々の数を
採用することができるが、この第3実施例では第1実施
例と同様に3つの室部等を設けたタイプである。又、図
6から図8において、第1実施例等に示す構成部分と同
じ動作、機能を行う部分については同じ符号を付しその
説明を省略する。以下に第3実施例の濾過機について詳
しく説明する。
【0030】図6に示すように、閉そく体200は、第
1実施例等における閉そく体2に対応するものであり、
閉そく体200の両側面部には、閉そく体2にて形成さ
れている第1濾過床部14、第1圧搾濾過床用凹部1
5、圧搾膜用凹部16が閉そく体2と同様に形成されて
いる。又、このような閉そく体200は、図示するよう
に脚部203にて架台等に設置される。又、閉そく体2
00の上部には、図7に示すように、濾布7の濾布掛け
棒27を支持する支持アーム29が設けられるととも
に、駆動軸8を回転させるための減速機付きモータ39
及び伝達機構部207が取り付けられる。伝達機構部2
07は、減速機付きモータ39からの駆動力を駆動軸8
に伝達するため、回転軸206が貫通され回転軸206
とともに回転するプーリ204,205を有する。又、
閉そく体200における厚さ方向の中央部内部には、閉
そく体200の上部に開口201を有する空間202が
形成される。減速機付きモータ39とプーリ204との
間にはベルト208がかけられ、プーリ205と駆動軸
8との間には上記開口201を通り延在するベルト20
9がかけられる。よって、減速機付きモータ39の出力
軸が回転することでベルト208、プーリ204、回転
軸206、プーリ205、ベルト209を介して駆動軸
8が回転する。
【0031】このような閉そく体200の左右両側に
は、第1実施例の構成と同様に、それぞれ駆動軸8とと
もに回転する回転枠1が可動体3と閉そく体200との
間に配置される。又、左右の可動体3には可動体3を駆
動軸8の軸方向に移動させる締付装置10がそれぞれ設
けられる。又、回転枠1を支持するため及び回転枠1の
回転を円滑に行うため、架台等に設置された両側の締付
装置10に固定された支持部210にて両端が支持され
た支持棒37に回転可能に取り付けられたローラ38の
周面が回転枠1の周面に当接している。尚、図7に示す
ように支持棒37及びローラ38は、回転枠1の下方の
両側に設けられ回転枠1を支持する。
【0032】このように構成される第3実施例の濾過機
における動作は、閉そく体200に取り付けられた減速
機付きモータ39にて駆動軸8が回転され同時に2つの
回転枠1が回転される点を除き、上述した第1実施例の
濾過機と変わるものではない。よって、動作説明は省略
する。
【0033】このような第3実施例の濾過機によれば、
第1実施例の濾過機に比べ回転枠1を2つ備えることか
ら、濾過処理量を多くすることができ、かつ単に第1実
施例の濾過機を2セット備える場合に比べ装置設置床面
積を小さくすることができる。
【0034】第4実施例;第4実施例について図14及
び図15を参照し説明する。第4実施例は、回転枠1を
回転させるための装置の他の例を示したものである。
尚、回転枠1等に設ける室部等の数、換言すると工程数
は、上述した各実施例のように、種々の数を採用するこ
とができるが、第4実施例では4つの室部等を設けたタ
イプである。又、図14及び図15において、第1実施
例等に示す構成部分と同じ動作、機能を行う部分につい
ては同じ符号を付しその説明を省略する。以下に第4実
施例の濾過機について説明する。
【0035】第4実施例の濾過機では、回転枠1の周面
には全周にわたり歯車における歯形状の刻み目304が
形成される。一方、架台等に設置される閉そく体2及び
同じく架台等に設置される締付装置10に取り付けられ
た支持部301にて両端が支持される駆動軸302に
は、上記刻み目304に係合する歯車303が嵌合され
る。回転枠1は、駆動軸302に接続される回転装置
(不図示)にて駆動軸302が回転されることで歯車3
03、刻み目304を介して回転される。尚、回転枠1
の下方両側には、第3実施例と同様に、支持棒37及び
ローラ38が設けられ、支持棒37及びローラ38にて
回転枠1を支持する。
【0036】このように構成される第4実施例の濾過機
の動作については、回転枠1の回転方法が他の実施例と
異なる以外、上述した各実施例における動作と変わるも
のではないので、説明は省略する。このような第4実施
例の濾過機によれば、第1実施例等に比べより濾過機の
設置面積がより少なくてすむ。
【0037】さらに、回転枠1の回転方法としては、図
16及び図17に示すように、回転枠1の周面に適宜な
間隔にてハンドル差込用凹部42を設け、該凹部42に
ハンドル43の先端部を嵌合させ、該ハンドル43にて
回転枠1を手動にて回転させるようにすることもでき
る。尚、上述した各実施例において手動にて回転枠1を
回転させる方法をも併有する場合には、駆動軸8と回転
装置9等との機械的接続を絶つ等の手当が必要となる。
【0038】以上説明した各実施例において、回転枠の
板厚が厚い場合には、閉そく体には圧搾膜を設けるより
も短筒式のピストンを設け、該ピストンにて回転枠1の
室部内のケークを押し出すようにした方が好ましい。
又、ケークがくずれ落ちる程度に排出が容易である場
合、又、ケーク排出に比較的長い時間をかけることがで
きる場合には、ケークを手でかき出したりヘラで落とし
たりしてもよい。又、ケーク排出用の圧搾膜は、閉そく
体ではなく可動体に設けてもよい。この場合には、閉そ
く体のケーク排出位置にはケーク排出口が設けられる。
【0039】又、ケーク洗浄工程や、ブロー、逆ブロー
工程を有するタイプの濾過機にあって、濾布7は最低、
濾過位置及び圧搾位置に存在すればよく、ケーク洗浄位
置や、ブロー、逆ブロー位置にまで存在しなくてもよ
い。
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば以下
の効果を奏する。即ち、枠体は閉そく体と可動体との間
に挟まれ、回転しない閉そく体及び可動体に対して回転
中心軸を中心に室部が濾過位置とケーク排出位置とに選
択的に位置される。よって、濾過位置に位置された枠体
の室部に原液が供給され、濾布を介して濾過が行われ、
濾過終了後、枠体を回転させケークが存在する室部をケ
ーク排出位置へ位置することで室部内からケークを外部
へ排出することができる。一方、ケーク排出時には、枠
体における他の室部は濾過位置に位置することから濾過
を実行することができる。このように、濾過工程以外の
工程の実行に左右されずに濾過工程を実行することがで
きることから、濾過からケーク排出までの全濾過作業時
間中において、濾過時間の割合をできるだけ長くするこ
とができ、かつ一つの枠体を回転させることで上述の動
作をなすことから全体構造をコンパクトにすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の濾過機の第1実施例における構造を
示す断面図である。
【図2】 図1に示すA−A部における断面図である。
【図3】 図1に示す回転枠の平面図である。
【図4】 図1に示すB−B部における断面図である。
【図5】 図1に示す濾布の平面図である。
【図6】 本発明の濾過機の第3実施例における構造を
示す断面図である。
【図7】 図6に示す矢視部における断面図である。
【図8】 図6に示す閉そく体、回転枠、可動体部分の
平面図である。
【図9】 本発明の濾過機の第2実施例における構造を
示す断面図である。
【図10】 図9に示すA−A部における断面図であ
る。
【図11】 図9に示す回転枠の平面図である。
【図12】 図9に示すB−B部における断面図であ
る。
【図13】 図9に示す濾布の平面図である。
【図14】 本発明の濾過機の第4実施例における構造
を示す図である。
【図15】 図14に示す回転枠部分の平面図である。
【図16】 他の変形例における回転枠の側面図であ
る。
【図17】 図16に示す回転枠の平面図である。
【符号の説明】
1…回転枠、 2…閉そく体、3…可動体、4…回転枠
の仕切枠、5…閉そく体の仕切枠、6…可動体の仕切
枠、7…濾布、8…駆動軸、9…回転装置、10…締付
装置、11…第1室部、12…第2室部、13…第3室
部、14…第1濾過床部、15…第1圧搾濾過床用凹
部、16…圧搾膜用凹部、17…第2濾過床部、18…
第2圧搾濾過床用凹部、19…ケーク排出口、21…原
液通路、22…原液供給用通路、23…開口部、24…
濾過液排出用通路、25…濾過液排出用通路、26…圧
搾濾過液排出用通路、27…濾布掛け棒、29…支持ア
ーム、30…濾布止ピン、31…濾布止ピン、37…支
持棒、38…ローラ、39…減速機付モータ、42…ハ
ンドル差込用凹部、43…ハンドル、102…排出用
膜、207…伝達機構部、303…歯車、304…刻み
目。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転中心軸を中心に回転する枠体であ
    り、回転することで濾過位置とケーク排出位置とに選択
    的に位置可能な少なくとも2つに仕切られた室部と当該
    枠体の枠部に形成され上記室部に開口する原液供給用通
    路とを有する枠体と、 上記枠体に対向しかつ上記枠体に対して回転せず上記濾
    過位置に位置する室部に対応して第1濾過床部を有し上
    記濾過位置に位置する室部を閉そくする閉そく体と、 上記枠体を上記閉そく体との間に挟みかつ上記枠体に対
    して回転せずかつ上記枠体を上記閉そく体へ締め付ける
    締付位置と上記締め付けを解除する締付解除位置との間
    を上記回転中心軸の軸方向に移動可能であり、上記濾過
    位置に位置する室部に対応して形成される第2濾過床部
    を有する可動体と、 上記第1濾過床部と上記濾過位置に位置する室部との間
    及び上記第2濾過床部と上記濾過位置に位置する室部と
    の間に配置され上記閉そく体と上記枠体とに挟まれ上記
    枠体と上記可動体とに挟まれ上記第1濾過床部及び上記
    第2濾過床部とともに上記濾過位置に位置する室部を閉
    そくして濾過室を形成する濾布と、を備え、上記ケーク
    排出位置において上記閉そく体及び上記可動体のいずれ
    か一方はケーク排出用空間を有し、上記第1濾過床部及
    び上記第2濾過床部の少なくとも一方に開口する濾過液
    排出用通路を形成したことを特徴とする濾過機。
  2. 【請求項2】 上記枠体は、上記枠部に装着可能なハン
    ドルにて上記回転中心軸を中心に手動にて回転可能であ
    る、請求項1記載の濾過機。
  3. 【請求項3】 上記枠体は、上記回転中心軸を含む駆動
    シャフトに固定され、上記駆動シャフトを回転駆動可能
    な駆動源にて上記駆動シャフトとともに回転される、請
    求項1記載の濾過機。
  4. 【請求項4】 上記駆動源は上記閉そく体に設けられ、
    上記枠体及び上記可動体が上記回転中心軸方向に上記閉
    そく体を中心として両側に設けられる、請求項3記載の
    濾過機。
  5. 【請求項5】 上記枠体は、回転することで濾過位置と
    ケーク排出位置とさらに圧搾位置とに選択的に位置可能
    な、上記2つの室部とは仕切られた圧搾を行う圧搾室部
    を有し、 上記閉そく体には、さらに、上記圧搾室部に対応して上
    記圧搾室部を閉そくする、圧力流体にて膨張可能な圧搾
    膜である第1圧搾濾過床部を有し、 上記可動体には、さらに、圧搾位置にて上記圧搾室部に
    対応して形成され上記第1圧搾濾過床部とともに上記圧
    搾室部を閉そくする第2圧搾濾過床部を有し、 上記第1圧搾濾過床部と上記圧搾室部との間及び上記第
    2圧搾濾過床部と上記圧搾室部との間に配置され上記閉
    そく体と上記枠体とに挟まれ上記枠体と上記可動体とに
    挟まれ上記第1圧搾濾過床部及び上記第2圧搾濾過床部
    とともに上記圧搾室部を閉そくして圧搾室を形成する圧
    搾用濾布と、 上記第1圧搾濾過床部及び上記第2圧搾濾過床部の少な
    くとも一方に開口する圧搾濾過液排出用通路とを有す
    る、請求項1ないし4のいずれかに記載の濾過機。
  6. 【請求項6】 上記枠体は、回転することで濾過位置と
    ケーク排出位置と圧搾位置とさらにケーク洗浄位置とに
    選択的に位置可能な、上記3つの室部とは仕切られたケ
    ーク洗浄を行うケーク洗浄室部を有し、 上記閉そく体には、さらに、上記ケーク洗浄室部に対応
    して上記ケーク洗浄室部を閉そくする第1ケーク洗浄濾
    過床部を有し、 上記可動体には、さらに、ケーク洗浄位置にて上記ケー
    ク洗浄室部に対応して形成され上記第1ケーク洗浄濾過
    床部とともに上記ケーク洗浄室部を閉そくする第2ケー
    ク洗浄濾過床部を有し、 上記第1ケーク洗浄濾過床部と上記ケーク洗浄室部との
    間及び上記第2ケーク洗浄濾過床部と上記ケーク洗浄室
    部との間に配置され上記閉そく体と上記枠体とに挟まれ
    上記枠体と上記可動体とに挟まれ上記第1ケーク洗浄濾
    過床部及び上記第2ケーク洗浄濾過床部とともに上記ケ
    ーク洗浄室部を閉そくしてケーク洗浄室を形成するケー
    ク洗浄用濾布と、 上記第1ケーク洗浄濾過床部及び上記第2ケーク洗浄濾
    過床部の少なくとも一方に開口する廃液排出用通路とを
    有する、請求項5記載の濾過機。
  7. 【請求項7】 上記枠体は、回転することで濾過位置と
    ケーク排出位置と圧搾位置とケーク洗浄位置とさらにブ
    ロー及び逆ブロー位置とに選択的に位置可能な、上記4
    つの室部とは仕切られたブロー及び逆ブローを行うブロ
    ー室部及び逆ブロー室部を有し、 上記閉そく体には、さらに、上記ブロー室部及び逆ブロ
    ー室部に対応して上記ブロー室部及び逆ブロー室部を閉
    そくする第1及び第2凹部を有し、 上記可動体には、さらに、上記ブロー及び逆ブロー位置
    にて上記ブロー室部及び逆ブロー室部に対応して形成さ
    れ上記第1及び第2凹部とともに上記ブロー室部及び逆
    ブロー室部を閉そくする第3及び第4凹部を有し、 上記第1及び第2凹部と上記ブロー室部及び逆ブロー室
    部との間及び上記第3及び第4凹部と上記ブロー室部及
    び逆ブロー室部との間に配置され上記閉そく体と上記枠
    体とに挟まれ上記枠体と上記可動体とに挟まれ上記第1
    及び第2凹部並びに上記第3及び第4凹部とともに上記
    ブロー室部及び逆ブロー室部を閉そくしてブロー室部及
    び逆ブロー室を形成するブロー用濾布と、 上記第1及び第3凹部の少なくとも一方並びに上記第2
    及び第4凹部の少なくとも一方に開口する圧縮流体供給
    排出用通路とを有する、請求項6記載の濾過機。
  8. 【請求項8】 上記枠体が円板形状である場合、上記枠
    体は、枠体の周面全周に形成された歯車状の歯に係合す
    る歯車を駆動することで回転される、請求項1ないし7
    のいずれかに記載の濾過機。
  9. 【請求項9】 上記締付位置と上記締付解除位置との間
    を上記可動体を移動させる締付装置を備えた、請求項1
    ないし8のいずれかに記載の濾過機。
  10. 【請求項10】 上記閉そく体には、上記ケーク排出位
    置にて上記閉そく体から可動体のケーク排出穴側へ膨出
    可能なケーク排出用膜を備えた、請求項1ないし9のい
    ずれかに記載の濾過機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100376307C (zh) * 2006-03-10 2008-03-26 蒋卓冰 一种压滤机

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