JPH07289400A - 商品展示用ハンガー - Google Patents
商品展示用ハンガーInfo
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- JPH07289400A JPH07289400A JP10916494A JP10916494A JPH07289400A JP H07289400 A JPH07289400 A JP H07289400A JP 10916494 A JP10916494 A JP 10916494A JP 10916494 A JP10916494 A JP 10916494A JP H07289400 A JPH07289400 A JP H07289400A
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- Japan
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- main body
- hook
- human body
- hanger
- upper wall
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- Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 衣服などの商品を展示するのに適した商品展
示用ハンガーであって、狭い店舗などでも多数の商品を
立体的に表現して展示することができ、保管の際のスペ
ースが小さくてよく、運搬の際の利便性を向上させて、
従来のマネキン人形に代るものを提供する。 【構成】 人体の頸部と胸部、腹部、股部の僅か下部ま
での部分を含む前半部の外側面に沿った形状に合成樹脂
などの薄板材によって形成した主体部1の上下端縁部
に、それぞれ上壁部3と下壁部4とを形成して、上壁部
3に鉤部2を取り付ける。主体部1は前面を人体を模倣
した形状に形成し、背面を開口5して容器状にするとと
もに、該開口5の周縁部を僅かに拡開して一の主体部1
の背面から該一の主体部1の内部に他の主体部1を収容
できるようにしてある。大腿上部1dの間部分をリブ部6
で接続して当該部分を補強してある。
示用ハンガーであって、狭い店舗などでも多数の商品を
立体的に表現して展示することができ、保管の際のスペ
ースが小さくてよく、運搬の際の利便性を向上させて、
従来のマネキン人形に代るものを提供する。 【構成】 人体の頸部と胸部、腹部、股部の僅か下部ま
での部分を含む前半部の外側面に沿った形状に合成樹脂
などの薄板材によって形成した主体部1の上下端縁部
に、それぞれ上壁部3と下壁部4とを形成して、上壁部
3に鉤部2を取り付ける。主体部1は前面を人体を模倣
した形状に形成し、背面を開口5して容器状にするとと
もに、該開口5の周縁部を僅かに拡開して一の主体部1
の背面から該一の主体部1の内部に他の主体部1を収容
できるようにしてある。大腿上部1dの間部分をリブ部6
で接続して当該部分を補強してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、洋服などの衣服を掛
けるためのハンガーに関し、特に売場面積の小さいブテ
ィックやバーゲンセールような短期間の催し事などにお
ける商品のディスプレイに適した商品展示用ハンガーに
関するものである。
けるためのハンガーに関し、特に売場面積の小さいブテ
ィックやバーゲンセールような短期間の催し事などにお
ける商品のディスプレイに適した商品展示用ハンガーに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】洋服などを販売する際に、購買者に対し
て洋服を着た状態がどのようになるかを示す目安とする
ために、商品をマネキン人形に保持させて展示すること
が行なわれる。従来のこの種の一般的なマネキン人形
は、人体の全身を型取った模型を台座に固定して構成し
たものや、あるいは、半身からなるマネキン人形では、
脚部や台座に支柱を起立させ該支柱に人体の上半身など
一部を型取った模型を保持させてあり、床面に設置する
ようにしてある。この人体の模型部に任意の商品を保持
させ、必要に応じてネックレスなどのアクセサリーなど
を飾るなどして、購買意欲を喚起し、販売の促進を図ろ
うとするものである。
て洋服を着た状態がどのようになるかを示す目安とする
ために、商品をマネキン人形に保持させて展示すること
が行なわれる。従来のこの種の一般的なマネキン人形
は、人体の全身を型取った模型を台座に固定して構成し
たものや、あるいは、半身からなるマネキン人形では、
脚部や台座に支柱を起立させ該支柱に人体の上半身など
一部を型取った模型を保持させてあり、床面に設置する
ようにしてある。この人体の模型部に任意の商品を保持
させ、必要に応じてネックレスなどのアクセサリーなど
を飾るなどして、購買意欲を喚起し、販売の促進を図ろ
うとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のマネキン人形を使用したディスプレイ方式では
次のような問題が生じている。
た従来のマネキン人形を使用したディスプレイ方式では
次のような問題が生じている。
【0004】従来のマネキン人形は床面に設置して使用
するため、自重と保持させた衣服などの重量を支えなけ
ればならないとともに、容易に転倒するものであっては
ならないから、台座や脚部が大きくなってしまう。ま
た、支柱も模型部や保持させた衣服を十分に支えて座屈
しないようにしなければならない。このため、この種の
マネキン人形は比較的重量があり、女性にとって扱い難
いものとなっている。さらに、比較的重量があるもので
あるため、商品の展示形態を変更したりするためのマネ
キン人形の移動も容易ではない。
するため、自重と保持させた衣服などの重量を支えなけ
ればならないとともに、容易に転倒するものであっては
ならないから、台座や脚部が大きくなってしまう。ま
た、支柱も模型部や保持させた衣服を十分に支えて座屈
しないようにしなければならない。このため、この種の
マネキン人形は比較的重量があり、女性にとって扱い難
いものとなっている。さらに、比較的重量があるもので
あるため、商品の展示形態を変更したりするためのマネ
キン人形の移動も容易ではない。
【0005】また、立体的な人体の模型部を有している
ため、いずれの方向からも商品を確認できる利点がある
が、そのために設置スペースを広く必要とし、売場面積
の小さな店舗で多くの商品を展示しようとする場合には
不向きである。なお、売場面積の狭い店舗などではマネ
キン人形を壁面に沿って配置してあり、商品を 360°全
ての方向から確認することができにくい状態となってい
る。そのため、狭い店舗などでは商品をハンガーに吊る
した状態で展示してある。しかし、商品をハンガーに吊
るしただけでは、その商品の立体的イメージを捉らえ難
くい。また、ツーピースドレスやスーツなどのように上
下に分割されている衣服をハンガーで展示する場合に
は、ハンガーに掛止用の紐を止着して、該紐でスカート
やスラックスを吊り下げ、ハンガーに上衣を保持させる
とともに該紐が外側から容易に認められないようにしな
ければならないから、展示作業が煩雑となってしまう。
ため、いずれの方向からも商品を確認できる利点がある
が、そのために設置スペースを広く必要とし、売場面積
の小さな店舗で多くの商品を展示しようとする場合には
不向きである。なお、売場面積の狭い店舗などではマネ
キン人形を壁面に沿って配置してあり、商品を 360°全
ての方向から確認することができにくい状態となってい
る。そのため、狭い店舗などでは商品をハンガーに吊る
した状態で展示してある。しかし、商品をハンガーに吊
るしただけでは、その商品の立体的イメージを捉らえ難
くい。また、ツーピースドレスやスーツなどのように上
下に分割されている衣服をハンガーで展示する場合に
は、ハンガーに掛止用の紐を止着して、該紐でスカート
やスラックスを吊り下げ、ハンガーに上衣を保持させる
とともに該紐が外側から容易に認められないようにしな
ければならないから、展示作業が煩雑となってしまう。
【0006】さらに、不使用時の保管の際にも設置スペ
ースを広く必要とするから、保管のための無駄なスペー
スを必要とする。
ースを広く必要とするから、保管のための無駄なスペー
スを必要とする。
【0007】また、広い会場で一定期間行なわれるよう
なバーゲンセールなどの催し事の際には、多くのマネキ
ン人形を会場に搬入しなければならない場合があり、そ
のときの運搬作業が煩雑となっている。すなわち、トラ
ックなどでマネキン人形を運搬する場合、マネキン人形
を起立させて搬送するから、一度に数体しか運搬でき
ず、運搬回数が多くなったり、あるいは運搬するトラッ
クを大型のものにしなけらばならず、輸送コストが大き
くなってしまう。
なバーゲンセールなどの催し事の際には、多くのマネキ
ン人形を会場に搬入しなければならない場合があり、そ
のときの運搬作業が煩雑となっている。すなわち、トラ
ックなどでマネキン人形を運搬する場合、マネキン人形
を起立させて搬送するから、一度に数体しか運搬でき
ず、運搬回数が多くなったり、あるいは運搬するトラッ
クを大型のものにしなけらばならず、輸送コストが大き
くなってしまう。
【0008】加えて、台座と支柱、模型部とからなる構
造であるため、製造コストの削減に限界があり、現状以
上に安価に提供し難くなっている。しかも、スラックス
を保持させる場合には、該スラックスの一方の脚部を上
記支柱に挿通させる必要があるから、該支柱が上記模型
部または台座に対して着脱自在とされていなけらばなら
ない。このような構造とするためにさらに製造コストが
増加してしまう。
造であるため、製造コストの削減に限界があり、現状以
上に安価に提供し難くなっている。しかも、スラックス
を保持させる場合には、該スラックスの一方の脚部を上
記支柱に挿通させる必要があるから、該支柱が上記模型
部または台座に対して着脱自在とされていなけらばなら
ない。このような構造とするためにさらに製造コストが
増加してしまう。
【0009】そこで、この発明は、従来のマネキン人形
に代るものとして、簡単な構造で安価に提供でき、運搬
や保管の利便性がよく、商品を立体的に展示することが
できるとともに、ワンピースはもちろんツーピースなど
広範囲の衣服を容易にかつ確実に保持できる商品展示用
ハンガーを提供することを目的としている。
に代るものとして、簡単な構造で安価に提供でき、運搬
や保管の利便性がよく、商品を立体的に展示することが
できるとともに、ワンピースはもちろんツーピースなど
広範囲の衣服を容易にかつ確実に保持できる商品展示用
ハンガーを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの技術的手段として、この発明に係る商品展示用ハン
ガーは、人体の腕部を除く少なくとも頸部から股部の僅
か下部までの部分を含む前半部の外側面に沿って薄肉材
によって形成し、上下端縁部にそれぞれ上壁部と下壁部
とを形成した主体部と、上記主体部の上壁部に設けた吊
り下げ用の鉤部とを有し、上記主体部の前面は人体の前
面を模倣して形成し、背面を開口してあることを特徴と
している。
めの技術的手段として、この発明に係る商品展示用ハン
ガーは、人体の腕部を除く少なくとも頸部から股部の僅
か下部までの部分を含む前半部の外側面に沿って薄肉材
によって形成し、上下端縁部にそれぞれ上壁部と下壁部
とを形成した主体部と、上記主体部の上壁部に設けた吊
り下げ用の鉤部とを有し、上記主体部の前面は人体の前
面を模倣して形成し、背面を開口してあることを特徴と
している。
【0011】また、保管の際のスペースをより小さく
し、運搬時にもより多くの商品展示用ハンガーを運搬で
きるように、前記背面の開口の縁部が外側に向って適宜
に拡開されて、一の主体部の背面から該一の主体部の内
側に他の主体部を収容することにより、順次主体部を重
畳できることを特徴とし、さらに、主体部の重畳が隙間
なく行なえるように、前記鉤部が前記主体部に着脱自在
であることを特徴としている。なお、開口が最大の幅員
部となる場合には、開口に沿って拡開することなく主体
部を重畳させることができる。
し、運搬時にもより多くの商品展示用ハンガーを運搬で
きるように、前記背面の開口の縁部が外側に向って適宜
に拡開されて、一の主体部の背面から該一の主体部の内
側に他の主体部を収容することにより、順次主体部を重
畳できることを特徴とし、さらに、主体部の重畳が隙間
なく行なえるように、前記鉤部が前記主体部に着脱自在
であることを特徴としている。なお、開口が最大の幅員
部となる場合には、開口に沿って拡開することなく主体
部を重畳させることができる。
【0012】
【作用】店舗の壁面などに設けられた吊り下げ用のフッ
クに上記鉤部を掛止させると、該壁面から上記主体部に
よって形成された人体の半身前半部が立体的に飛出した
状態となる。この主体部に商品である衣服を保持させる
ことによりその商品を立体的に表現することができ、購
買者に確実に商品イメージを提供できる。
クに上記鉤部を掛止させると、該壁面から上記主体部に
よって形成された人体の半身前半部が立体的に飛出した
状態となる。この主体部に商品である衣服を保持させる
ことによりその商品を立体的に表現することができ、購
買者に確実に商品イメージを提供できる。
【0013】また、人体を型取った形状であるため、ス
カートやスラックスなどを保持させることができるた
め、ツーピースやスーツのディスプレイを容易に行なう
ことができる。
カートやスラックスなどを保持させることができるた
め、ツーピースやスーツのディスプレイを容易に行なう
ことができる。
【0014】しかも、主体部が人体の前半分で形成さ
れ、背面を開口し、さらにこの開口の縁部を外側に向っ
て適宜に拡開した形状とすることにより、主体部を重畳
させることができる。なお、主体部を人体の最大の幅員
となる部分から前部に亙る形状に形成すれば、上記開口
が最大幅員の部分となるから、開口に沿って拡開しなく
ても主体部を重畳することができる。
れ、背面を開口し、さらにこの開口の縁部を外側に向っ
て適宜に拡開した形状とすることにより、主体部を重畳
させることができる。なお、主体部を人体の最大の幅員
となる部分から前部に亙る形状に形成すれば、上記開口
が最大幅員の部分となるから、開口に沿って拡開しなく
ても主体部を重畳することができる。
【0015】
【実施例】以下、図示した実施例に基づいて、この発明
に係る商品展示用ハンガーを具体的に説明する。
に係る商品展示用ハンガーを具体的に説明する。
【0016】図1はこの発明に係る商品展示用ハンガー
の正面図であり、前面に頸部1aと胸部1b、腹部1c、大腿
上部1d、即ち人体の腕部を除く少なくとも頸部から股部
の僅か下部までの部分を含む前半部を模倣した形状が形
成された主体部1と、この主体部1の上部に取り付けら
れた鉤部2とが示されている。主体部1は図2および図
5に示すように、薄肉の板材を人体の上半身の前半部の
外側面に沿った形状に形成されており、上下の端縁部に
はそれぞれ上壁部3と下壁部4が形成されている。すな
わち、図1と図3、図4に示すように、この主体部1の
前面は人体の前面を模倣した形状に形成されている。ま
た、背面は開口5とされて容器の状態に形成され、主体
部1の内側から該開口5にかけて徐々に適宜に拡開され
ている。さらに、左右の大腿上部1dの間部分にはリブ部
6が形成され、左右の大腿上部1dが接続されている。こ
のリブ部6の背面側は開口5よりも適宜に内側部分に位
置しており、該リブ部6が形成された位置で左右の上記
大腿上部1dの下側を閉じる上記下壁部4が連続してい
る。
の正面図であり、前面に頸部1aと胸部1b、腹部1c、大腿
上部1d、即ち人体の腕部を除く少なくとも頸部から股部
の僅か下部までの部分を含む前半部を模倣した形状が形
成された主体部1と、この主体部1の上部に取り付けら
れた鉤部2とが示されている。主体部1は図2および図
5に示すように、薄肉の板材を人体の上半身の前半部の
外側面に沿った形状に形成されており、上下の端縁部に
はそれぞれ上壁部3と下壁部4が形成されている。すな
わち、図1と図3、図4に示すように、この主体部1の
前面は人体の前面を模倣した形状に形成されている。ま
た、背面は開口5とされて容器の状態に形成され、主体
部1の内側から該開口5にかけて徐々に適宜に拡開され
ている。さらに、左右の大腿上部1dの間部分にはリブ部
6が形成され、左右の大腿上部1dが接続されている。こ
のリブ部6の背面側は開口5よりも適宜に内側部分に位
置しており、該リブ部6が形成された位置で左右の上記
大腿上部1dの下側を閉じる上記下壁部4が連続してい
る。
【0017】なお、本実施例で説明する主体部1は合成
樹脂を素材として肉厚約 0.8mm、鉤部2を含まない全長
が約 715mm、最大幅員が約 340mmで形成されたもので、
重量約 200gである。
樹脂を素材として肉厚約 0.8mm、鉤部2を含まない全長
が約 715mm、最大幅員が約 340mmで形成されたもので、
重量約 200gである。
【0018】上記主体部1は合成樹脂を成形加工して形
成すれば軽量なものとすることができるが、素材は適宜
な肉厚を有する紙や金属板、グラスファイバ、FRPな
どを加工したものであっても構わず、軽量で十分な強度
が得られるとともに安価な素材であることが望ましい。
成すれば軽量なものとすることができるが、素材は適宜
な肉厚を有する紙や金属板、グラスファイバ、FRPな
どを加工したものであっても構わず、軽量で十分な強度
が得られるとともに安価な素材であることが望ましい。
【0019】そして、前記鉤部2は主体部1の前記上壁
部3に着脱自在に取り付けられており、この鉤部2によ
って所望の部位に掛止できるようにしてある。この鉤部
2は適宜な径の線材からなる鉤部材を主体として構成さ
れ、該鉤部材の先端が適宜に曲げ形成されて掛止部2aと
され、基端部にネジ部2bが形成されている。他方、上記
上壁部3の中央部には図示しない透孔が形成されてお
り、鉤部2のネジ部2bがこの透孔を貫通するようにして
ある。また、ネジ部2bには一対のナット2c、2dが螺合す
るとともに、上壁部3の外側には外側ワッシャ2eが組み
込まれ、また内側には上壁部3の形状に沿ってほぼ半円
形に形成された内側ワッシャ2fが組み込まれている。な
お、鉤部2は着脱自在でなくてもよく、例えば主体部1
を金属の薄板などで形成するように強度上の保証がある
場合には主体部1と一体成形することもできる。さら
に、鉤部2を着脱自在とする構造はこの実施例に示す構
造に限らず、他の構造であっても構わない。たとえば、
上壁部3に背面側から鉤部材を挿通できる適宜な幅員の
切込みを形成するとともに、内側ワッシャ2fにもほぼ等
しい幅員の切込みを形成し、鉤部材の基端部の一部をこ
の幅員よりも大きな径に拡径して係止部を形成した構造
などであっても構わない。この構造では、上記内側ワッ
シャ2fの切込みを上壁部3の切込みに合致させた状態
で、背面側から鉤部材の基端部を上記係止部が内側ワッ
シャ2fの内側となる状態で切込みの奥部まで差込み、内
側ワッシャ2fを鉤部材を中心に回転させて該内側ワッシ
ャ2fに形成した切込みを上壁部3の上記切込みから外れ
た状態にするようにして主体部1に鉤部2を取り付け
る。
部3に着脱自在に取り付けられており、この鉤部2によ
って所望の部位に掛止できるようにしてある。この鉤部
2は適宜な径の線材からなる鉤部材を主体として構成さ
れ、該鉤部材の先端が適宜に曲げ形成されて掛止部2aと
され、基端部にネジ部2bが形成されている。他方、上記
上壁部3の中央部には図示しない透孔が形成されてお
り、鉤部2のネジ部2bがこの透孔を貫通するようにして
ある。また、ネジ部2bには一対のナット2c、2dが螺合す
るとともに、上壁部3の外側には外側ワッシャ2eが組み
込まれ、また内側には上壁部3の形状に沿ってほぼ半円
形に形成された内側ワッシャ2fが組み込まれている。な
お、鉤部2は着脱自在でなくてもよく、例えば主体部1
を金属の薄板などで形成するように強度上の保証がある
場合には主体部1と一体成形することもできる。さら
に、鉤部2を着脱自在とする構造はこの実施例に示す構
造に限らず、他の構造であっても構わない。たとえば、
上壁部3に背面側から鉤部材を挿通できる適宜な幅員の
切込みを形成するとともに、内側ワッシャ2fにもほぼ等
しい幅員の切込みを形成し、鉤部材の基端部の一部をこ
の幅員よりも大きな径に拡径して係止部を形成した構造
などであっても構わない。この構造では、上記内側ワッ
シャ2fの切込みを上壁部3の切込みに合致させた状態
で、背面側から鉤部材の基端部を上記係止部が内側ワッ
シャ2fの内側となる状態で切込みの奥部まで差込み、内
側ワッシャ2fを鉤部材を中心に回転させて該内側ワッシ
ャ2fに形成した切込みを上壁部3の上記切込みから外れ
た状態にするようにして主体部1に鉤部2を取り付け
る。
【0020】また、鉤部2は円弧状に湾曲させて形状の
ものを示してあるが、このような形状に限らず、店舗の
壁面などに設けられた所望の吊り下げ用のフックに掛止
することができるものであればよい。
ものを示してあるが、このような形状に限らず、店舗の
壁面などに設けられた所望の吊り下げ用のフックに掛止
することができるものであればよい。
【0021】以上により構成したこの発明に係る商品展
示用ハンガーの実施例について、その作用を以下に説明
する。
示用ハンガーの実施例について、その作用を以下に説明
する。
【0022】この商品展示用ハンガーを使用する場合に
は、主体部1の上壁部3に鉤部2を取り付ける。すなわ
ち、鉤部材の前記ネジ部2bに前記上側のナット2cを螺合
させて適宜な位置まで前進させ外側ワッシャ2eをネジ部
2bに嵌装し、該ネジ部2bを上壁部3の図示しない透孔に
外側から挿入してナット2cと外側ワッシャ2eを主体部1
の外側に位置させ、上壁部3の下側に突出した部分に内
側ワッシャ2fを嵌装して下側のナット2dをネジ部2bに螺
合させて締め付ければ、鉤部2が主体部1に取り付けら
れる。
は、主体部1の上壁部3に鉤部2を取り付ける。すなわ
ち、鉤部材の前記ネジ部2bに前記上側のナット2cを螺合
させて適宜な位置まで前進させ外側ワッシャ2eをネジ部
2bに嵌装し、該ネジ部2bを上壁部3の図示しない透孔に
外側から挿入してナット2cと外側ワッシャ2eを主体部1
の外側に位置させ、上壁部3の下側に突出した部分に内
側ワッシャ2fを嵌装して下側のナット2dをネジ部2bに螺
合させて締め付ければ、鉤部2が主体部1に取り付けら
れる。
【0023】そして、主体部1に所望の商品である衣服
を保持させて、鉤部2を店舗の壁面などに掛止させれ
ば、該衣服が展示された状態となる。しかも、主体部1
は人体を模倣して形成されているから、該衣服が立体的
に表現されて展示される。なお、本実施例における商品
展示用ハンガーでは、約33m2 の店舗の3面に約30体を
展示することができる。
を保持させて、鉤部2を店舗の壁面などに掛止させれ
ば、該衣服が展示された状態となる。しかも、主体部1
は人体を模倣して形成されているから、該衣服が立体的
に表現されて展示される。なお、本実施例における商品
展示用ハンガーでは、約33m2 の店舗の3面に約30体を
展示することができる。
【0024】また、保持させることができる衣服として
は、ワンピースやブラウス、セーターなど種々のものを
保持させることができる。さらに、ツーピースやスーツ
などのように上下に分割されている衣服を展示する場合
には、主体部1の腹部1cの腰の部分にスカートやスラッ
クスを保持させれば、主体部1は人体を模倣した形状に
形成されているから、スカートなどが脱落してしまうこ
とがない。次いで、胸部1aに上衣を保持させればよい。
は、ワンピースやブラウス、セーターなど種々のものを
保持させることができる。さらに、ツーピースやスーツ
などのように上下に分割されている衣服を展示する場合
には、主体部1の腹部1cの腰の部分にスカートやスラッ
クスを保持させれば、主体部1は人体を模倣した形状に
形成されているから、スカートなどが脱落してしまうこ
とがない。次いで、胸部1aに上衣を保持させればよい。
【0025】しかも、主体部1は人体を模倣した形状に
形成されて適宜な凹凸が形成されており、また大腿上部
1dには左右の大腿上部1dを接続したリブ部6が形成され
ているので、主体部1の幅方向に関して十分な強度が得
られ、保持させた衣服の重量によって該主体部1が変形
したりすることがない。したがって、衣服が脱落してし
まうことがなく確実に保持することができる。
形成されて適宜な凹凸が形成されており、また大腿上部
1dには左右の大腿上部1dを接続したリブ部6が形成され
ているので、主体部1の幅方向に関して十分な強度が得
られ、保持させた衣服の重量によって該主体部1が変形
したりすることがない。したがって、衣服が脱落してし
まうことがなく確実に保持することができる。
【0026】また、主体部1の背面の開口5が外側に拡
開されているものでは、多数の主体部を重畳させること
ができるので、大きなスペースを必要とせずに多数の商
品展示用ハンガーを保管することができ、運搬する場合
には一度に多数の商品展示用ハンガーを運搬することが
できる。なお、主体部1を人体の最大の幅員となる部分
から前部に亙る形状に形成すれば、上記開口5が最大幅
員の部分となるから、該開口5の部分を拡開しなくても
主体部1を重畳することができる。なお、本実施例で説
明した主体部1は、長さ800mm、幅員400mm、深さ 300mm
の箱に約40体収容することができる。
開されているものでは、多数の主体部を重畳させること
ができるので、大きなスペースを必要とせずに多数の商
品展示用ハンガーを保管することができ、運搬する場合
には一度に多数の商品展示用ハンガーを運搬することが
できる。なお、主体部1を人体の最大の幅員となる部分
から前部に亙る形状に形成すれば、上記開口5が最大幅
員の部分となるから、該開口5の部分を拡開しなくても
主体部1を重畳することができる。なお、本実施例で説
明した主体部1は、長さ800mm、幅員400mm、深さ 300mm
の箱に約40体収容することができる。
【0027】上述した実施例では、主体部1の背面には
全体に亙って開口5が形成されているものについて説明
したが、主体部1に保持させる衣服によっては主体部1
に大きな強度が要求される場合がある。たとえば、オー
バーコートのような比較的重量の大きな衣服を展示する
場合に用いられる商品展示用ハンガーでは、主体部1に
十分な強度を備えさせるために、背面の開口5に水平方
向に帯板などを掛け渡した形状のリブを形成したもので
も構わない。このリブを主体部1に対して着脱自在とし
ておけば、運搬時などに主体部1を重畳させることもで
きる。
全体に亙って開口5が形成されているものについて説明
したが、主体部1に保持させる衣服によっては主体部1
に大きな強度が要求される場合がある。たとえば、オー
バーコートのような比較的重量の大きな衣服を展示する
場合に用いられる商品展示用ハンガーでは、主体部1に
十分な強度を備えさせるために、背面の開口5に水平方
向に帯板などを掛け渡した形状のリブを形成したもので
も構わない。このリブを主体部1に対して着脱自在とし
ておけば、運搬時などに主体部1を重畳させることもで
きる。
【0028】本実施例では、比較的忠実に人体の外形を
模倣した形態を示してあるが、さらに変形させてもよ
い。すなわち、保持させた衣服のシルエットが美しく表
現される形態であれば、例えば各別に膨出させてある胸
部1bの左右の乳房を、連続させた形状で膨出させてあっ
ても構わない。また、本実施例では、頸部1aと胸部1b、
腹部1c、大腿上部1dとを有した主体部1について説明し
たが、展示する衣服の種類によって主体部1の構成を変
更することもできる。たとえば、セーターなどを展示す
る場合には大腿上部1dがセーターの裾から突出している
と不都合であるから、セーターなどの展示専用のもので
は大腿徐部1dや腹部1cの全部あるいは下部は不要で、こ
れらの部分を含まない主体部1とすることもできる。
模倣した形態を示してあるが、さらに変形させてもよ
い。すなわち、保持させた衣服のシルエットが美しく表
現される形態であれば、例えば各別に膨出させてある胸
部1bの左右の乳房を、連続させた形状で膨出させてあっ
ても構わない。また、本実施例では、頸部1aと胸部1b、
腹部1c、大腿上部1dとを有した主体部1について説明し
たが、展示する衣服の種類によって主体部1の構成を変
更することもできる。たとえば、セーターなどを展示す
る場合には大腿上部1dがセーターの裾から突出している
と不都合であるから、セーターなどの展示専用のもので
は大腿徐部1dや腹部1cの全部あるいは下部は不要で、こ
れらの部分を含まない主体部1とすることもできる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る商
品展示用ハンガーによれば、前面を人体の前半部を模倣
した形状に形成した主体部に商品である衣服を保持させ
て展示できるから、商品を立体的に表現することがで
き、購買者が商品のイメージを容易に立体的に捉らえる
ことができる。したがって、購買者が容易に商品を把握
することができ、購買者の購入の判断が容易に行なわ
れ、購買意欲の高揚を期待できる。
品展示用ハンガーによれば、前面を人体の前半部を模倣
した形状に形成した主体部に商品である衣服を保持させ
て展示できるから、商品を立体的に表現することがで
き、購買者が商品のイメージを容易に立体的に捉らえる
ことができる。したがって、購買者が容易に商品を把握
することができ、購買者の購入の判断が容易に行なわ
れ、購買意欲の高揚を期待できる。
【0030】しかも、壁面に掛止することによって商品
を立体的に表現できるから、狭い店舗であっても展示さ
れた商品を確実に表現することができるとともに、多数
の商品を展示することができる。また、商品を壁面に吊
り下げることになるから、壁面の高所に展示することが
でき、購買者の注意を効率よく引き付けることができ
る。
を立体的に表現できるから、狭い店舗であっても展示さ
れた商品を確実に表現することができるとともに、多数
の商品を展示することができる。また、商品を壁面に吊
り下げることになるから、壁面の高所に展示することが
でき、購買者の注意を効率よく引き付けることができ
る。
【0031】さらに、従来のマネキン人形に較べて軽量
であるから、取扱いが簡単であり、商品の展示作業を迅
速に行なうことができ、催し事などにとって最適のもの
となる。また、従来のマネキン人形と較べて保管スペー
スが小さくてよいとともに、多数のものを簡単に運搬す
ることができる。
であるから、取扱いが簡単であり、商品の展示作業を迅
速に行なうことができ、催し事などにとって最適のもの
となる。また、従来のマネキン人形と較べて保管スペー
スが小さくてよいとともに、多数のものを簡単に運搬す
ることができる。
【0032】加えて、薄肉材を用いて形成することがで
きるとともに、簡単な構造であるから、安価に提供でき
る。
きるとともに、簡単な構造であるから、安価に提供でき
る。
【図1】この発明に係る商品展示用ハンガーの正面図で
ある。
ある。
【図2】この発明に係る商品展示用ハンガーの背面図で
ある。
ある。
【図3】図1における右側面図である。
【図4】図1における底面図である。
【図5】この発明に係る商品展示用ハンガーの斜視図
で、複数のものを重畳する状態を説明する図である。
で、複数のものを重畳する状態を説明する図である。
【符号の説明】 1 主体部 1a 頸部 1b 胸部 1c 腹部 1d 大腿上部 2 鉤部 2a 掛止部 2b ネジ部 2c、2d ナット 2e 外側ワッシャ 2f 内側ワッシャ 3 上壁部 4 下壁部 5 開口 6 リブ部
Claims (3)
- 【請求項1】 人体の腕部を除く少なくとも頸部から股
部の僅か下部までの部分を含む前半部の外側面に沿って
薄肉材によって形成し、上下端縁部にそれぞれ上壁部と
下壁部とを形成した主体部と、 上記主体部の上壁部に設けた吊り下げ用の鉤部とを有
し、 上記主体部の前面は人体の前面を模倣して形成し、背面
を開口してあることを特徴とする商品展示用ハンガー。 - 【請求項2】 前記背面の開口の縁部が外側に向って適
宜に拡開されて、一の主体部の背面から該一の主体部の
内側に他の主体部を収容することにより、順次主体部を
重畳できることを特徴とする請求項1に記載の商品展示
用ハンガー。 - 【請求項3】 前記鉤部が前記主体部に着脱自在である
ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載さ
れた商品展示用ハンガー
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10916494A JPH07289400A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 商品展示用ハンガー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10916494A JPH07289400A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 商品展示用ハンガー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07289400A true JPH07289400A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14503279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10916494A Pending JPH07289400A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 商品展示用ハンガー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07289400A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4810230U (ja) * | 1971-06-04 | 1973-02-05 | ||
JPS4810392B1 (ja) * | 1968-08-28 | 1973-04-03 | ||
JPS6419905U (ja) * | 1987-07-25 | 1989-01-31 | ||
JP4091177B2 (ja) * | 1998-09-07 | 2008-05-28 | 株式会社東芝 | 誘導加熱調理器 |
-
1994
- 1994-04-26 JP JP10916494A patent/JPH07289400A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4810392B1 (ja) * | 1968-08-28 | 1973-04-03 | ||
JPS4810230U (ja) * | 1971-06-04 | 1973-02-05 | ||
JPS6419905U (ja) * | 1987-07-25 | 1989-01-31 | ||
JP4091177B2 (ja) * | 1998-09-07 | 2008-05-28 | 株式会社東芝 | 誘導加熱調理器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980331 |