JPH07288815A - 動画像符号化装置及び動画像復号化装置 - Google Patents

動画像符号化装置及び動画像復号化装置

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JPH07288815A
JPH07288815A JP8130694A JP8130694A JPH07288815A JP H07288815 A JPH07288815 A JP H07288815A JP 8130694 A JP8130694 A JP 8130694A JP 8130694 A JP8130694 A JP 8130694A JP H07288815 A JPH07288815 A JP H07288815A
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image
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edge
motion
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JP8130694A
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Yukio Go
志雄 呉
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Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
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  • Image Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動画像符号化、及び復号化装置をより簡単に
し、復号化装置においては高速にかつ正確に動画像の再
生をする。 【構成】 n段のスムージングフィルタ20−iによ
り、画像の低域通過処理を行い、エッジ検出手段21−
iにより入力画像またはスムージングフィルタ20−i
の出力画像から画像のエッジを検出する。選択手段22
により、画像のエッジのいずれかひとつを選択する。動
き補償予測手段24,26により動画の動きを予測し、
差分を求める。符号化手段29,32、ヘッタ情報符号
化手段28により、符号化処理を行う。復号手段30,
33により、復号し、加算器31,34により最新の過
去のエッジ、低周波画像を算出し、メモリ25,27に
記憶する。サンプリング手段23により、ダウンサンプ
リングする。多重化手段35により、多重化を行い、外
部に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画像の低ビットレー
ト・高能率符号化・復号化装置、動画像伝送装置、画像
処理装置などに用いられ、画像の高能率符号化/復号化
を行う動画像符号化装置及び動画像復号化装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、次のような文献に記載されるものがあった。 文献;アイシーエーエスエスピー プロシーディング
(ICASSP Proceeding)(1991)
IEEE(米)、Stephane Mallat and Sifen Zhong)"C
ompact Image Coding From Edges with Wavelet"P.2
745−2748 前記文献には、低域通過フィルタを通した画像をウェー
ブレット変換し、該ウェーブレット変換された画像の局
所ピークの位置、及び大きさを算出することにより画像
の低ビットレート・高能率符号化を実現する方法が記載
されている。図2は、前記文献に記載されたウェーブレ
ット変換による画像の符号化を行う従来の動画像符号化
装置の機能ブロック図である。この従来の動画像符号化
装置では、n(n≧1)段に縦続されているウェーブレ
ット変換手段1−i(i=1〜n)により、画像に対し
てウェーブレット変換を行いn段の高周波成分と1段の
低周波数成分に分割する。各ピーク検出手段2−iによ
り、高周波成分から、画像の局所ピーク値の位置、及び
大きさを検出する。選択手段3により、ピーク情報の中
から、1段のピーク情報S3を選出する。符号化手段5
により、ピーク情報に対して、例えばチェン符号化等の
符号化S5を行う。また、低周波数成分に対しては、サ
ンプリング手段4によりダウンサンプリングし、符号化
手段6により符号化(例えば予測誤差符号化(DPCM)あ
るいは離散コサイン変換(DCT)符号化等)する。多重化
手段6を用いて符号化された高周波成分と低周波成分を
多重化し、多重化信号を送出する。
【0003】図3は、図2の動画像符号化装置により符
号化された画像を復号する動画像復号化装置の機能ブロ
ック図である。図3の動画像復号化装置では、入力され
る符号化、及び多重化された画像信号S7を分離手段1
0により、高周波成分S10aと低周波成分S10bと
に分離する。低周波成分10bについては、図2中の符
号化手段6と対をなす復号手段12により復号(例えば
符号化手段6がDCT に対して逆DCT 等)し、補間手段1
5により図2中のサンプリング手段4と同等サイズにア
ップサンプリングをし入力画像サイズと同サイズにす
る。高周波成分S10aに対して、分配手段13により
図2中のピーク検出手段2−iと同じ段のウェーブレッ
ト写像手段14−iに分配する。各段に対して、それぞ
れウェーブレット写像手段14−i(i=1〜n)によ
り、ウェーブレット変換領域に写像する。ウェーブレッ
ト変換領域に写像されたピーク情報に対して、ウェーブ
レット逆変換手段16−iにより、ウェーブレット逆変
換をし画像を生成するとともに、各段のウェーブレット
逆変換手段16−iにより生成された画像をさらに上位
段のウェーブレット変換手段17−(i−1)により、
ウェーブレット変換し画像の高周波成分を生成する。該
変換された高周波成分に対してピーク写像手段18−i
によりピーク情報領域に写像し、再びウェーブレット写
像手段14−iに入力する。これらの処理を再生画像が
収束と判断されるまで繰り返す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
動画像符号化装置及び動画像復号化装置には、次のよう
な課題があった。 (a)動画像符号化装置では、ウェーブレット変換関数
が、低域通過フィルタのスムージング関数の1次微分あ
るいは2次微分関数となるときのみ、ウェーブレット変
換後の高周波成分の最大値、及び最小値(1次微分の場
合)、あるいはゼロ点(2次微分の場合)が、画像のエ
ッジ点に相当し、ピーク検出手段2−i(i=1〜n)
によりそれらを検出することができる。すなわち、ウェ
ーブレット変換関数が制限を受けるという問題点があ
る。 (b)動画像復号化装置では、ピーク情報のウェーブレ
ット変換領域への写像とウェーブレット変換領域への写
像とウェーブレット変換係数のピーク情報領域への写像
等の複雑な処理が必要な上に再生画像が収束と判断され
るまで上記処理を繰り返す必要があり、画像の復号化処
理に時間を要し、そのうえ収束条件の判断も困難であ
り、装置に大きな負担がかかるという問題点があった。 (c)動画像における時間的冗長を取り除くことができ
ないという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明の動画像符号
化装置は、前記課題を解決するために、画像の低周波数
成分を取り出すフィルタを有するn(n≧1の任意の正
整数)段の縦続するスムージングフィルタと、前記各段
のスムージングフィルタと同一の入力を有し、画像のエ
ッジ情報を検出するn段のエッジ検出手段と、前記各段
のエッジ検出手段の出力を選択する選択手段と、過去に
入力された画像のエッジ情報を記憶する第1の記憶手段
と、前記選択手段によって選択された画像のエッジ情報
と前記第1の記憶手段に記憶された最新の過去に入力さ
れた画像のエッジ情報とに基づき、画像のエッジ情報の
動き情報、及び画像のエッジ情報の差分情報を求める第
1の動き補償予測手段と、前記第1の動き予測手段によ
り予測された画像のエッジ情報の差分情報を符号化する
第1の符号化手段と、前記画像のエッジ情報の差分情報
に基づく情報と前記第1の記憶手段に記憶された過去に
入力された画像のエッジ情報との和をとり、前記第1の
記憶手段に最新の過去の画像のエッジ情報として出力す
る第1の加算器とを、備えている。さらに、前記最終段
のスムージングフィルタにより出力された低周波成分の
画像をダウンサンプリングするサンプリング手段と、過
去に入力された低周波成分の画像を記憶する第2の記憶
手段と、前記ダウンサンプリングされた低周波成分の画
像と前記第2の記憶手段に記憶された最新の過去に入力
された低周波成分の画像とに基づき、低周波成分の画像
の動き情報、及び低周波成分の画像の差分情報を求める
第2の動き補償予測手段と、前記第2の動き予測手段に
より予測された低周波成分の画像の差分情報を符号化す
る第2の符号化手段と、前記低周波成分の画像の差分情
報に基づく情報と前記第2の記憶手段に記憶された過去
に入力された低周波成分の画像との和をとり、前記第2
の記憶手段に最新の過去の低周波成分の画像として出力
する第2の加算器と、前記第1の動き補償予測手段によ
り予測された動き情報、及び前記第2の動き補償予測手
段により予測された動き情報を符号化するヘッタ情報符
号化手段と、前記第1の符号化手段によって符号化され
た画像のエッジ情報と前記第2の符号化手段によって符
号化された低周波成分の画像とヘッタ情報符号化手段に
より符号化された動き情報を多重化する多重化手段と
が、設けられている。
【0006】第7の発明の動画像復号化装置は、符号
化、及び多重化された画像信号をエッジの差分情報、低
周波成分の差分情報、及び動き情報とに分離する分離手
段と、前記分離手段により分離された符号化されたエッ
ジの差分情報を復号する第1の復号手段と、前記分離手
段により分離された符号化された低周波成分の差分情報
を復号する第2の復号手段と、前記分離手段により分離
された符号化されたヘッタ情報を復号するヘッタ情報復
号手段と、過去に入力された画像のエッジ情報を記憶す
る第1の記憶手段と、前記第1の復号手段によって復号
されたエッジの差分情報と前記ヘッタ情報復号手段によ
り復号された動き情報と第1の記憶手段に記憶された過
去の画像のエッジ情報とに基づき、現画像のエッジ情報
を出力する第1の動き補償補間手段とを、備えている。
さらに、過去に入力された画像の低周波成分を記憶する
第2の記憶手段と、前記第2の復号手段によって復号さ
れた低周波成分の差分情報と前記ヘッタ情報復号手段に
より復号された動き情報と第2の記憶手段に記憶された
過去の画像の低周波成分とに基づき、現画像の低周波成
分を出力する第2の動き補償補間手段と、前記第1の動
き補償補間手段により出力された画像のエッジ情報をn
(n≧1の任意の正整数)段に分配出力する分配手段
と、分配されたn段の画像のエッジ情報をそれぞれ高周
波成分に合成するn段の奇数タップのフィルタ係数を有
する波形合成手段と、前記第2の動き補償補間手段によ
り出力された画像の低周波成分を所定サイズにアップサ
ンプリングする補間手段と、前記各段の高周波成分、及
び低周波成分に対して順次ウェーブレット逆変換するn
段の奇数タップのフィルタ係数を有するウェーブレット
逆変換手段とが、設けられている。
【0007】第10の発明の動画像復号化装置は、符号
化、及び多重化された画像信号をエッジの差分情報、低
周波成分の差分情報、及び動き情報とに分離する分離手
段と、前記分離手段により分離された符号化されたエッ
ジの差分情報を復号する第1の復号手段と、前記分離手
段により分離された符号化された低周波成分の差分情報
を復号する第2の復号手段と、前記分離手段により分離
された符号化されたヘッタ情報を復号するヘッタ情報復
号手段と、過去に入力された画像のエッジ情報を記憶す
る第1の記憶手段と、前記第1の復号手段によって復号
されたエッジの差分情報と前記ヘッタ情報復号手段によ
り復号された動き情報と第1の記憶手段に記憶された過
去の画像のエッジ情報とに基づき、現画像のエッジ情報
を出力する第1の動き補償補間手段とを、備えている。
さらに、過去に入力された画像の低周波成分を記憶する
第2の記憶手段と、前記第2の復号手段によって復号さ
れた低周波成分の差分情報と前記ヘッタ情報復号手段に
より復号された動き情報と第2の記憶手段に記憶された
過去の画像の低周波成分とに基づき、現画像の低周波成
分を出力する第2の動き補償補間手段と、前記第1の動
き補償補間手段により出力された画像のエッジ情報をn
(n≧1の任意の正整数)段に分配出力する分配手段
と、分配されたn段の画像のエッジ情報をそれぞれウェ
ーブレット逆変換手段によって元の画像が得られる高周
波成分の差分に合成するn段の偶数タップのフィルタ係
数を有する波形合成手段と、前記波形合成手段により合
成された画像の高周波成分の差分から累積加算によって
高周波成分を復元する差分復元手段と、前記第2の動き
補償補間手段により出力された画像の低周波成分を所定
サイズにアップサンプリングする補間手段と、前記各段
の高周波成分、及び低周波成分に対して順次ウェーブレ
ット逆変換するn段の偶数タップのフィルタ係数を有す
るウェーブレット逆変換手段とが、設けられている。
【0008】
【作用】第1の発明によれば、以上のように動画像符号
化装置を構成したので、スムージングフィルタにより画
像の低周波数成分を取り出される。この低周波成分の画
像が下段のスムージングフィルタ、及びエッジ検出手段
に入力される。エッジ検出手段により画像のエッジ情報
が検出される。選択手段により、多段のエッジ検出手段
により検出された画像のエッジ情報のうち予め決められ
た1段のエッジ検出手段により検出された画像のエッジ
情報が選択出力される。第1の動き補償予測手段によ
り、まず選択手段によって選択された画像のエッジ情報
と第1の記憶手段に記憶された最新の過去に入力された
画像のエッジ情報とに基づき、画像のエッジ情報の最新
の過去から現在に至るまでの動き情報を求められ、最新
の過去のエッジ情報を動き情報だけずらしたエッジ情報
と現在の画像のエッジ情報との差分情報が求められる。
第1の加算器により、画像のエッジ情報の差分情報に基
づく情報と第1の記憶手段に記憶された過去に入力され
た画像のエッジ情報との和がとられ、前記第1の記憶手
段に最新の過去の画像のエッジ情報として出力される。
第1の符号化手段により、第1の動き補償予測手段によ
り出力された画像のエッジの差分情報が符号化される。
【0009】第2の動き補償予測手段により、サンプリ
ング手段により出力された低周波成分の画像と、第2の
記憶手段に記憶された最新の過去に入力された画像の低
周波成分とに基づき、画像の低周波成分の動き情報、及
び低周波成分の差分画像が求められる。第2の加算器に
より、低周波成分の差分情報に基づく情報と第1の記憶
手段に記憶された過去に入力された画像の低周波成分の
エッジ情報との和が求められ、前記第1の記憶手段に最
新の過去の画像の低周波成分として出力される。第2の
符号化手段により、第2の動き補償予測手段により出力
された低周波成分の差分情報が符号化される。ヘッタ情
報符号化手段により、第1、第2の動き補償予測手段に
より予測された動き情報が符号化される。多重化手段に
より、符号化されたエッジの差分画像、低周波成分の差
分情報、ヘッタ情報が多重化される。
【0010】第7の発明によれば、分離手段により符号
化、及び多重化された画像信号をエッジ情報と低周波成
分とヘッタ情報とに分離される。第1の復号手段によ
り、分離手段により分離された画像のエッジ情報が復号
される。第2の復号手段により、分離手段により分離さ
れた画像の符号化された低周波成分が復号される。ヘッ
タ情報復号手段により動き情報が復号される。第1、第
2の動き補償補間手段により現画像のエッジ差分情報、
低周波成分の差分情報、動き情報、及び第1、第2の記
憶手段に記憶された過去の画像のエッジ情報、低周波成
分とから現画像のエッジ情報、低周波成分が求められ
る。分配手段により、画像のエッジ情報がn(n≧1の
任意の正整数)段に分配出力される。波形合成手段によ
り、画像のエッジ情報が奇数タップのフィルタ係数を有
する高域通過フィルタにより高周波成分に合成される。
補間手段により、画像の低周波成分が所定サイズにアッ
プサンプリングされる。ウェーブレット逆変換手段によ
り、各段の高周波成分、及び低周波成分に対して順次ウ
ェーブレット逆変換され、最上段のウェーブレット逆変
換手段より復元された画像が出力される。第10の発明
によれば、波形合成手段により、画像のエッジ情報が偶
数タップのフィルタ係数を有する高域通過フィルタによ
り高周波成分の差分に合成される。差分復元手段によ
り、高周波成分の差分から累積加算によって高周波成分
が復元される。ウェーブレット逆変換手段により、復元
された高周波成分、及び低周波成分に対して順次ウェー
ブレット逆変換され、最上段のウェーブレット逆変換手
段より復元された画像が出力される。従って、前記課題
を解決できるのである。
【0011】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例の動画像符号化装置の機
能ブロック図である。この動画像符号化装置では、画像
が入力される入力端子INに接続された、奇数タップの
低域通過フィルタとしてのスムージングフィルタ20−
1、及び画像のエッジを検出するエッジ検出手段21−
1を有している。スムージングフィルタ20−1の出力
側には、エッジ検出手段21−2、及びスムージングフ
ィルタ20−2が接続され、さらにスムージングフィル
タ20−2の出力側には、エッジ検出手段21−3、及
びスムージングフィルタ20−3が接続されるという具
合に、n段のスムージングフィルタ20−iが縦続さ
れ、エッジ検出手段21−i(i=1〜n)が、スムー
ジングフィルタ20−iと同一の入力S20−(i−
1)を有する構成になっている。エッジ検出手段21−
iの出力側には、n個のエッジ検出手段21−iの出力
S21−iを選択する選択手段22が接続されている。
最終段のスムージングフィルタ20−nの出力側には、
低周波成分の出力画像S20−nをダウンサンプリング
するサンプリング手段23が接続されている。選択手段
22の出力側には、画像の動き情報S24a、及び差分
S24bを求め時間的冗長を取り除く第1の動き補償予
測手段24が接続され、さらにその出力側には画像のエ
ッジ情報の差分を符号化する第1の符号化手段29が接
続されている。
【0012】サンプリング手段23の出力側には、ダウ
ンサンプリングされた画像の動き情報S26a、差分S
26bを求め時間的冗長を取り除く第2の動き補償予測
手段26が接続され、さらにその出力側には画像の差分
S26bを符号化する第2の符号化手段32が接続され
ている。第1、及び第2の動き補償予測手段24,26
には、それぞれ過去に入力された画像のエッジ情報S2
5、及び低周波成分S27をそれぞれ記憶する第1、及
び第2の記憶手段としてのメモリ25,27が接続され
ている。また、動き補償予測手段24,26の出力側に
は、画像の動き情報S24a,S24bを符号化するヘ
ッタ情報符号化手段28が接続されている。第1、及び
第2の符号化手段25,29の出力側には、第1、第2
の復号手段30,32がそれぞれ接続されている。第1
の復号手段30、及び第1の動き補償予測手段24の出
力側には、最新の過去のエッジ情報S30を求め、メモ
リ25に出力する第1の加算器30が接続されている。
第2の復号手段32、及び第2の動き補償予測手段26
の出力側には、最新の過去の画像情報S32を求め、メ
モリ27に出力する第2の加算器32が接続されてい
る。第1、第2の加算器30,32の出力側には、メモ
リ25,27がそれぞれ接続されている。符号化手段2
9,32、及びヘッタ情報符号化手段28の出力側に
は、多重化手段35が接続されている。多重化手段35
には、出力端子が接続され、該出力端子より符号化デー
タS35が出力される。
【0013】図5は、図1の動画像符号化装置によって
符号化された符号化データを復号する第1の実施例の動
画像復号化装置の機能ブロック図である。この動画像復
号化装置では、入力端子INに接続され、符号化、及び
多重化された画像信号S35をエッジ差分情報S40
a、低周波成分の差分情報S40c、及び動き情報S4
0bとに分離する分離手段40を有している。分離手段
40の出力側には、エッジ差分情報S40aを復号する
第1の復号手段41,低周波成分の差分情報S40を復
号する第2の復号手段43、及び動き情報S40bを復
号するヘッタ情報復号手段42が接続されている。復号
手段41,43の出力側には、第1の復号手段41によ
り復号されたエッジ差分情報S41、ヘッタ情報復号手
段42により復号されたヘッタ情報S42a、最新の過
去のエッジ情報S45とから現画像のエッジ情報S44
を出力する第1の動き補償補間手段44が接続されてい
る。第2の復号手段43の出力側には、第2の復号手段
43により復号された低周波成分S43、ヘッタ情報復
号手段42により復号されたヘッタ情報S42b、最新
の過去の低周波成分S47とから現画像のエッジ情報S
44を出力する第2の動き補償補間手段46接続されて
いる。第1の動き補償補間手段44には、過去のエッジ
情報を記憶する第1の記憶手段としてのメモリ45がそ
れぞれ接続されている。第2の動き補償補間手段46に
は、過去の低周波成分を記憶する第2の記憶手段として
のメモリ47が接続されている。動き補償補間手段44
の出力側には、分配手段48が接続され、さらに分配手
段48の出力側には、n個の波形合成手段49−i(i
=1〜n)が接続されている。動き補償補間手段46の
出力側には、補間手段50が接続されている。波形合成
手段49−iの出力側には、ウェーブレット逆変換手段
51−iが接続されている。補間手段50の出力側に
は、最終段のウェーブレット逆変換手段51−nが接続
されている。各ウェーブレット逆変換手段51−i(i
=n−1〜1)は、ウェーブレット逆変換手段51−
(i+1)の出力側に接続されている。ウェーブレット
逆変換手段51−1の出力側には、再生画像が出力され
る。
【0014】次に、図1の動画像符号化装置の動作を説
明する。入力端子INより入力された2次元のディジタ
ル画像が、スムージングフィルタ20−1、及びエッジ
検出手段21−1に入力される。スムージングフィルタ
20−1では、入力された2次元のディジタル画像に対
して、低域通過フィルタをかけ、その結果をスムージン
グフィルタ20−2、あるいは1段のみのスムージング
フィルタの構成の場合は、サンプリング手段23に出力
する。該低域通過フィルタとしては、次式(1)、及び
(2)を満たす奇数タップの偶関数フィルタを用いる。 |H0 (0)| =1 |H0 (ω)2 |+|H0 (ω+π)2 |=1 ・・・(1) ここで、ωは、周波数を表し、H0 (ω)は、低域通過
フィルタの周波数特性を表す。 h0 (−k)=h0 (k) (k=1,2,…,N) ・・・(2) ここで、Nはフィルタのタップ数(2N+1)を表す任
意の正整数であり、h0 (k)は、低域通過フィルタの
フィルタ係数を表す。式(1)、及び(2)で表される
低域通過フィルタを用いると、スムージングフィルタ2
0−1の出力S20−iは、次式(3)で表される。
【0015】
【数1】 ここで、x(i+k)は入力端子INより入力されたデ
ィジタル画像の画素であり、簡単のために1次元で表し
ている。また、該スムージグフィルタと対をなす後述す
るウェーブレット逆変換用高域通過フィルタは次式
(4)のように、該スムージングフィルタ係数h
0 (k)を用いて求められる。 g0 (k)=(−1)k 0 (−k) ・・・(4) すると、式(4)で表されるウェーブレット逆変換用高
域通過フィルタは、次式(5)で表され、奇数タップ係
数の偶対称となる。
【数2】 ここで、x´(i+k)は画像の画素であり、簡単のた
めに1次元で表している。エッジ検出手段21−1で
は、画像の横方向、及び縦方向のエッジを例えば次のよ
うな方法で検出し、該エッジの位置、及び大きさS21
−1を選択手段22に出力する。
【0016】図4は画像エッジの構造を示す説明図であ
る。図4に示すように、画像エッジが2直線L1 、及び
L2 の交わりの頂点Pにできると仮定できるので、この
場合、直線L1 と水平線L3 との角度をθ1 、直線L2
と水平線L3 との角度をθ2とすると、該エッジの大き
さが(tanθ1 +tanθ2 )で表すことができ、こ
のエッジの横方向、及び縦方向の大きさは頂点Pの近傍
画素を用いてそれぞれ以下のようにして求められる。エ
ッジの横方向のエッジを検出する場合に、まず入力画像
の注目画素x(i,j)の横方向の隣り合う画素間で次
式(6)の演算をし、差分値sh (i,j)を求め、該
差分値sh (i,j)の絶対値を閾値Tと比較し、閾値
Tより大きいものをエッジとする。 sh (i,j)=x(i+1,j)−2x(i,j)+x(i−1,j) ・・・(6) ここで、x(i−1,j)−x(i,j)がtanθ1
に対応し、x(i+1,j)−x(i,j)がtanθ
2 に対応する。縦方向のエッジを求める場合も横方向と
同様であるが、式(6)の代わりに次式(7)を用い
る。 sv (i,j)=x(i,j+1)−2x(i,j)+x(i,j−1) ・・・(7) エッジ検出手段21−1では、検出したエッジの大き
さ、及び位置S21−1を選択手段22に出力する。こ
の時、次式(8)、及び(9)により、エッジの大きさ
と方向に変換して、該エッジの大きさと方向を選択手段
22に出力してもよい。 s(i,j)=(sh (i,j)2 +sv (i,j)2 1/2 ・・・(8) θ(i,j)=arctan(sv (i,j)/sh (i,j)) ・・・(9) エッジ検出手段21−i(i≧2)では、式(6)〜
(9)と同様してスムージングフィルタ20−iの出力
画像S20−iよりエッジを求める。この時、式
(6)、及び(7)においてディジタル入力画像x
(*,*)の代わりに、各画素に対応するスムージング
フィルタ20−iの出力画像S20−iの画素を代入す
る。
【0017】また、各段のスムージングフィルタ20−
i(i≧2)では、スムージングフィルタ20−1と同
様に動作するが、スムージングフィルタ20−iの低域
通過フィルタのカットオフ周波数特性は、それぞれ前段
のスムージングフィルタ20−(i−1)の低域通過フ
ィルタのカットオフ周波数特性の半分である。このよう
な低域通過フィルタは、例えば前段の低域通過フィルタ
のフィルタ係数を1個おきにゼロを1個挿入することに
より構成することができる。選択手段22では、n段の
エッジ検出手段21−i(i=1〜n)から入力される
n個のエッジ情報S21−iから最も適切にエッジ情報
を表している1段あるいは予め決められた1段のエッジ
情報S22を選択し、動き補償予測手段24に出力す
る。第1の動き予測手段24では、選択手段22から入
力される現画像のエッジの情報S22とメモリ25より
入力される時間的に前に入力され符号化手段29,復号
手段30により符号化、復号化された画像(以下、前画
像と呼ぶ)のエッジ情報S25から現画像の動きを、例
えばブロックマッチングの手法で検出し、現画像のエッ
ジ情報ブロックと該エッジ情報ブロックの位置から検出
された動きS24aだけ動かした前画像のエッジ情報ブ
ロックとの差分S24bをとり、該差分値S24bを第
1の符号化手段29に出力すると共に、検出された動き
S24aをヘッタ情報符号化手段28に出力する。な
お、ブロックマッチング法による動き検出とは、現画像
ブロックxt (i,j)と前画像ブロックxt-1 (i,
j)との間で次式(10)で示される演算をし、(k,
l)が予め決められている範囲内でd(k,l)が最小
となる点d(k0 ,lo )を見つけ、その移動量
(ko ,l0 )を動き情報S24aとしてて出力する手
法である。
【0018】
【数3】 第1の符号化手段29では、入力されるエッジ画像の差
分情報S24bを圧縮符号化し、その符号S29を復号
手段30、及び多重化手段35に出力する。圧縮符号化
手法としては、例えば、差分情報S24bの位置を1次
元あるいは2次元ラングレス符号化あるいはチェン符号
化し、該差分情報S24bの大きさを順次差分符号化す
る方法がある。また、式(8)、及び(9)のような2
次元のエッジの大きさ、及び方向が入力された場合に、
エッジの大きさの差分のみを前記符号化方法で符号化し
出力することもできる。復号手段30では、入力される
エッジ画像の符号化された差分情報S29に対して、符
号化手段29と対をなす復号方法で復号し、エッジ画像
の差分情報S30を算出し、加算器31に出力する。例
えば、符号化手段29では、差分の位置をランレングス
符号化あるいはチェン符号化し、差分の大きさを順次差
分符号化した場合に、該復号手段30では、該ランレン
グス符号あるいはチェン符号から差分の位置を算出し、
そして該差分の大きさを順次予測復号し該当する位置に
出力する。加算器31では、復号手段30により出力さ
れた現エッジ画像の差分情報S30とメモリ25から出
力される前画像の動き補償されたエッジ情報S25とを
加算し、最新の過去のエッジ情報としてメモリ25に出
力する。メモリ25は、入力される画像のエッジ情報を
1画面あるいは数画面分格納し、指定されたアドレスの
ブロックを動き補償予測手段24、及び加算器31に出
力する。サンプリング手段23では、最終段のスムージ
ングフィルタ20−nの出力S20−nをサンプリング
し、該サンプリング結果S23を動き補償予測手段26
に出力する。サンプリングの手法としては、例えば1/
2 にダウンスケールする場合には、m×mの2次元の
入力データに対して1個の代表値(中間値あるいは平均
値)を出力する方法がある。
【0019】第2の動き補償予測手段26では、第1の
動き補償予測手段24と同様の動作をする。すなわち、
サンプリング手段23より入力される現画像の低周波成
分S23とメモリ27から入力される前画像の低周波成
分S27とを用いて現画像の動きS26aを検出し、該
検出された動きS26aをヘッタ符号化手段28に出力
する一方、現画像の低周波成分S23と動き補償された
前画像の低周波成分S27との差分データS26bを第
2の符号化手段32に出力する。第2の符号化手段32
では、入力される差分データS26bを例えば2次元離
散コサイン変換し、その変換係数を量子化し、可変長符
号化して復号手段33、及び多重化手段35に出力す
る。あるいは、入力される差分データS26bを予測符
号化(DPCM等)して、該符号化データS32を多重化手
段35、及び第2の復号手段33に出力する。第2の復
号手段33では、入力される符号化された差分データS
32に対して、符号化手段32とは逆の手法で、例えば
符号化手段32では、2次元離散コサイン変換と量子化
と可変長符号化を用いた場合に、復号手段33では、差
分データS32に対して可変長復号をし、復号された信
号を逆量子化し、逆量子化された信号を逆離散コサイン
変換して差分データを復元し、加算器34に出力する。
加算器34では、復号手段33により出力された現エッ
ジ画像の差分データS33とメモリ27から出力される
前画像の動き補償された低周波成分S27とを加算し、
最新の過去の画像の低周波成分としてメモリ27に出力
する。メモリ27は、入力される画像の低周波成分を1
画面あるいは数画面分格納し、指定されたアドレスのブ
ロックを動き補償予測手段26、及び加算器34に出力
する。ヘッタ情報符号化手段28では、入力されるサン
プリングされた画像の低周波成分の動き情報S26aと
エッジの動き情報S24aとを例えば可変長符号化など
の符号化方式で符号化S28し、多重化手段35に出力
する。多重化手段35では、ヘッタ符号化手段28、符
号化手段29,32より出力される画像の動き情報S2
8、エッジの差分情報S29、低周波成分の差分情報S
32を多重化し出力する。
【0020】次に、図5の動画像復号化装置の動作を説
明する。入力端子INより符号化、及び多重化された画
像信号S35が分離手段40に入力される。分離手段4
0では、図1中の多重化手段35と逆の手法により、エ
ッジの差分情報S40a、ヘッタ情報S40b、及び低
周波成分S40cとに分離し、それぞれ第1の復号手段
41、ヘッタ情報復号手段42、及び第2の復号手段4
3に出力する。第1の復号手段41では、入力されたエ
ッジの差分情報S40aに対して、図1中の第1の復号
手段30と同じ手法で復元し、第1の動き補償補間手段
44に出力する。ヘッタ情報復号手段42では、入力さ
れる符号化された画像のエッジの動き情報、及び低周波
成分の動き情報を図1中のヘッタ情報符号化手段28と
対をなす復号手法(例えば、可変長符号化に対しては可
変長復号)で復号し、画像のエッジの動き情報S42a
を第1の動き補償補間手段44に出力し、低周波成分の
動き情報S42bを第2の動き補償補間手段46に出力
する。
【0021】第1の動き補償補間手段44では、ブロッ
ク単位で入力される現画像のエッジの差分値S41と、
メモリ45から入力される現エッジの位置から該エッジ
の動き情報S45だけずれた前画像のエッジ情報との和
S44をとり、メモリ45、及び分配手段48に出力す
る。メモリ45は、1画面あるいは数画面分のエッジ情
報を格納し、指定されたアドレスのブロックを第1の動
き補償補間手段44に出力する。第2の動き補償補間手
段46は、第1の動き補償補間手段44と同様に、入力
される現画像の低周波成分S43の位置と、メモリ47
から入力される現画像の低周波成分の位置から動き情報
S47だけずれた前画像のエッジ情報との和S46をと
り、メモリ47、及び補間手段48に出力する。メモリ
47は、1画面あるいは数画面分の低周波成分を格納
し、指定されたアドレスのブロックを第2の動き補償補
間手段46に出力する。補間手段50では、低周波成分
S46に対して、図1中のサンプリング手段23と逆の
処理で画像を元のサイズにアップサンプリングシ、最終
段のウェーブレット逆変換手段51−nに出力する。例
えば、サンプリング手段23において、m×mの2次元
データを1個の代表値で出力した場合に、該補間手段5
0では、該代表値をm×m個コピーし、m×m次元デー
タとして出力する。分配手段48では、入力される画像
のエッジ情報S44を所定の段数の波形合成手段49−
i(i=1〜n)に分配する。波形合成手段49−iで
は、入力される画像のエッジ情報S48−iに対して、
それぞれ横方向、及び縦方向の高周波成分を合成し、ウ
ェーブレット逆変換手段51−iに出力する。波形合成
手段49−1で用いる波形合成方法としては、例えば式
(6)、及び(7)のsh (i,j)、及びsv (i,
j)が入力されると、式(5)において入力画素x´
(i)に図4の(i,j)をエッジ点Pとするエッジ構
造(θ1とθ2 の角度を持ち、(i,j)を始点とする
2直線)を代入すると、該エッジの横方向または縦方向
の高周波成分は(i,j)を中心に、横方向または縦方
向に±Nの幅の広がりを持ち、その他の点はゼロとな
る。
【0022】たとえば、該エッジの横方向の急峻さをs
h (i,j)=(tanθ1 +tanθ2 )とすると、
該高域通過フィルタは偶対称のフィルタであるので、エ
ッジの横方向の高周波成分は、次式(11a)のように
求められる。
【数4】 ここで−0≦t≦Nである。また、同様に縦方向の高周
波成分は、(11b)のように求められる。
【数5】 エッジ点は複数個存在するので、エッジ点を中心とした
高周波成分の横方向または縦方向に広がりは、互いに重
なり合う。そこで、波形合成手段49−1では、全ての
エッジ点の式(11a)、(11b)で示される横方
向、及び縦方向の高周波成分が重なり合う点における成
分を足し合わせて全体の横方向、及び縦方向の高周波成
分S49−1をウェーブレット逆変換手段51−1に出
力する。
【0023】他の各段の波形合成手段49−i(i≧
2)では、波形合成手段49−1と同様に動作する。た
だし、各段の波形合成手段49−iの高域通過フィルタ
係数は、それぞれ自分自身と同一段の図1中のスムージ
ングフィルタ20−i低域通過フィルタの係数を用いて
式(5)のように求め、ウェーブレット逆変換手段51
−iに出力する。各段のウェーブレット逆変換手段51
−iでは、次段のウェーブレット逆変換手段51−(i
+1)より入力される画素S51−(i+1)(最終段
のウェーブレット逆変換手段51−nにおいては、補間
手段50により入力される画像の低周波成分S50)、
及び波形合成手段49−iから入力される高周波成分S
49−iを用いて、次式(12)のように画像をウェー
ブレット逆変換し、その結果を前段のウェーブレット逆
変換手段51−(i−1)もしくは初段のウェーブレッ
ト逆変換手段51−1においては、復元画像として外部
へ出力する。
【数6】 ここで、f0 (*)は(13)式のF0 (ω)を逆フー
リエ変換して求められる。また、x(*,*)は、下段
のウェーブレット逆変換手段51−(i+1)(最終段
のウェーブレット逆変換手段51−nにおいては、補間
手段50より入力されたて低周波成分S50)より入力
された画像S51−(i+1)であり、yh (*,
*)、及びyv (*,*)は波形合成手段49−iより
入力された全体の横方向、及び縦方向の高周波成分S4
9−iである。
【0024】以上説明したように、従来の動画像符号化
装置では、ウェーブレット変換手段が必要であったが、
本第1の実施例の動画像符号化装置では、低域通過フィ
ルタのみとなるので画像符号化装置を簡略化することが
できるという利点がある。また、従来のウェーブレット
変換手段では、後続のピーク検出手段のピークを検出す
るためにウェーブレット関数が1次微分あるいは2次微
分関数とする必要があったが、本第1の実施例では、そ
のような必要がなくウェーブレット関数を幅広く選択す
ることができる。また、従来の動画像復号化装置では、
ピーク情報をウェーブレット変換領域へ写像するための
ウェーブレット写像手段、及びウェーブレット変換係数
をピーク情報領域へ写像するためのピーク写像手段がn
段必要で、再生画像が収束と判断されるまで処理を繰り
返す必要があり、負担が大きいが、本第1の実施例の動
画像復号化装置では、複数の加算器により簡単に構成で
きる波形合成手段がn段あれば良く、装置が簡単な上に
繰り返し処理も必要なく、高速にかつ正確に画像を復元
できるという利点がある。さらに、動画像の時間的な冗
長を動き補償予測手法を用いて取り除いているので画像
の符号化効率を向上させることができるという利点があ
る。そのうえ、図1中の第1、第2の復号化手段30、
33により、第1、第2の符号化手段29,32の符号
化データを復号しているので、第1、第2の符号化手段
29,32において差分画像S29、S32に雑音が含
まれていても、図5中の第1、第2の復号手段41、4
3によって正確に復号できるという利点がある。
【0025】第2の実施例 図6は、本発明の第2の実施例の動画像符号化装置の機
能ブロック図であり、第1の実施例の図1の動画像符号
化装置と同様の要素には同一の符号を付している。本第
2の実施例の動画像符号化装置が、第1の実施例の動画
像符号化装置と異なる点は、選択手段60をエッジ検出
手段61の入力側に置き、選択手段60がスムージング
フィルタ20−i(i=1〜n)の出力を入力し、エッ
ジ検出手段61を1段に省略し、エッジ検出手段61が
選択手段60の出力を入力し、その出力を動き補償予測
手段24に入力する構成となっている。また、本第2の
実施例の動画像復号化装置は、第1の実施例の図5の動
画像復号化装置と同じ構成である。この動画像符号化装
置では、スムージングフィルタ20−i(i=1〜n−
1)の出力側に、次段のスムージングフィルタ20−
(i+1)、及び選択手段60が接続されている。最終
段のスムージングフィルタ20−nの出力側には、サン
プリング手段23が接続されている。選択手段60の出
力側には、エッジ検出手段23が接続され、さらにエッ
ジ検出手段61の出力側には、第1の動き補償予測手段
24が接続されている。サンプリング手段23の出力側
には、第2の動き補償予測手段26が接続されている。
他の要素の構成は、図5の動画像復号化装置と同様であ
る。
【0026】以下、図6の動作を説明する。スムージン
グフィルタ20−i(i=1〜n)では、第1の実施例
と同様に低域通過フィルタ処理をして次段のスムージン
グフィルタ20−(i+1)(最終段のスムージングフ
ィルタ20−nにおいてはサンプリング手段23)、及
び選択手段60に出力する。選択手段60では、入力端
子INより入力される符号化データ、及びn−1段のス
ムージングフィルタ20−i(i=1〜n−1)より入
力されるn−1段の画像信号S20−iに対して、予め
きめられた1段の画像信号S60を選択して、エッジ検
出手段61に出力する。エッジ検出手段61では、第1
の実施例の図1中のエッジ検出手段21−1と同じ動作
をし、選択手段60から入力される画像信号のエッジ情
報を検出し、検出されたエッジ情報S61を第1の動き
補償予測手段24に出力する。その他の各要素は、図5
の第1の実施例の各要素と同様に動作し、多重化手段3
5より符号化された動き情報、エッジの差分情報、低周
波成分の差分情報が多重化されて出力される。多重化さ
れた符号化データは、図5の第1の実施例の動画像復号
化装置の同様の動画像復号化装置によって復号される。
以上説明したように、本第2の実施例では、第1の実施
例と同様の利点があるうえに、選択手段60をエッジ検
出手段61の入力側に置き、エッジ検出手段61を1段
の構成にしたので、画像符号化装置の規模をさらに小さ
くすることができる。
【0027】第3の実施例 図7は、本発明の第3の実施例の動画像符号化装置の機
能ブロック図であり、第2の実施例の図6の動画像符号
化装置と同様の要素には同一の符号を付している。本第
3の実施例の動画像符号化装置が、第2の実施例の動画
像符号化装置と異なる点は、第1の動き補償予測手段6
2と第2の動き補償予測手段63とが双方向に接続され
ていることである。以下、図7の動作を説明する。第2
の動き補償予測手段63は、ある現画像の低周波成分の
ブロックの動き情報S63を検出し、該動き情報S63
を動き補償予測手段62に出力する。第1の動き補償予
測手段62では、該動き情報S63をエッジ検出手段6
1の出力画像と同等の倍率でスケールアップし、そして
現画像の低周波成分のブロックの位置に該当する画像の
エッジ情報のブロックの位置に該当する画像のエッジ情
報のブロックに対して、該スケールアップされた動き情
報の近傍の範囲で動き情報を検出する。あるいは、逆
に、第1の動き補償予測手段62は、ある現画像のエッ
ジ情報の動き情報S62を検出し、該動き情報S62を
第2の動き補償予測手段63に出力する。第2の動き補
償予測手段63では、動き情報S62をサンプリング手
段23と同等の倍率にスケールダウンし、そして現画像
のエッジ情報のブロックの位置に該当する画像の低周波
成分のブロックに対して、該スケールダウンされた動き
情報の近傍の範囲で動き検出をする。以上説明したよう
に、本第3の実施例では、第1の動き補償予測手段62
と第2の動き補償予測手段63とを双方向に接続したの
で、第1の動き補償予測手段62、または第2の動き補
償予測手段63のいずれか一方の動き補償予測手段にお
いて、他方の動き補償予測手段において検出した動き情
報を基づいて探索範囲を小さくできるので、効率良く動
きを検出することができ、動画像符号化装置のより簡略
化、及び高速化が図れるという利点がある。
【0028】第4の実施例 図8は、本発明の第4の実施例の動画像符号化装置の機
能ブロック図であり、第1の実施例の図1の動画像符号
化装置と同様の要素には同一の符号を付している。本第
4の実施例の動画像符号化装置が、第1の実施例の動画
像符号化装置と異なる点は、低域通過フィルタとしての
スムージングフィルタ70−i(i=1〜n)が、図1
中の第1の実施例の動画像符号化装置のスムージングフ
ィルタ20−i(i=1〜n)の構成が異なることであ
る。図9は、図8の動画像符号化装置を用いて符号化し
た符号化データを復号する動画像復号化装置の機能ブロ
ック図であり、第1の実施例の図5の動画像符号化装置
と同様の要素には同一の符号を付している。本第4の実
施例の動画像復号化装置が、第1の実施例の動画像復号
化装置と異なる点は、波形合成手段80−iが、図5中
の波形合成手段49−iと構成が異なり、さらに波形合
成手段80−iにより合成された高周波成分の差分から
累積加算によって高周波成分を復元する差分復元手段と
しての加算器81−iを設けたことである。
【0029】次に、図8の動画像符号化装置の動作を説
明する。2次元のディジタル画像が入力端子INよりス
ムージングフィルタ20−1、及びエッジ検出手段21
−1に入力される。スムージングフィルタ20−1で
は、入力された2次元のディジタル画像に対して、低域
通過フィルタをかけ、その結果をスムージングフィルタ
20−2(1段のみのスムージングフィルタの構成の場
合は、サンプリング手段23)に出力する。スムージン
グフィルタ20−1に用いる低域通過フィルタとして
は、次式(14)、及び(15)を満たす偶数タップの
k=1/2に関して偶関数フィルタを用いる。 |H1 (0)| =1 |H1 (ω)2 |+|H1 (ω+π)2 |=1 ・・・(14) ここで、ωは、周波数を表し、H1 (ω)は、低域通過
フィルタの周波数特性を表す。 h1 (−k+1)=h1 (k),k=1,2,…,N ・・・(15) ここで、Nはフィルタのタップ数(2N)を表す任意の
正整数であり、h1 (k)は、低域通過フィルタのフィ
ルタ係数を表す。
【0030】式(14)、及び(15)で表される低域
通過フィルタを用いると、スムージングフィルタ70−
1の出力は、次式(16)で表される。
【数7】 ここで、x(i+k)は入力端子INより入力されたデ
ィジタル画像であり、簡単のために1次元で表してい
る。また、該スムージングフィルタと対をなし後述する
動画像の復号化において用いられるウェーブレット逆変
換用高域通過フィルタは次式(17)のように、該スム
ージングフィルタ係数h0 (k)を用いて求められ、該
ウェーブレット逆変換用高域通過フィルタは、偶数タッ
プのk=−1/2に関して奇対称フィルタとなる。 g1 (k)=(−1)k 1 (−k) (k=−N〜N−1) ・・・(17) すると、式(17)で表されるウェーブレット逆変換用
高域通過フィルタは、次式(18)で表される。
【数8】 ここで、x´(i+k)は、画像の画素であり、簡単の
ために1次元で表している。また、各段のスムージング
フィルタ70−i(i≧2)では、スムージングフィル
タ70−1と同様に動作するが、スムージングフィルタ
70−iの低域通過フィルタのカットオフ周波数特性
は、それぞれ前段のスムージングフィルタ70−(i−
1)の低域通過フィルタのカットオフ周波数特性の半分
である。このような低域通過フィルタは、例えば前段の
低域通過フィルタのフィルタ係数を1個おきにゼロを1
個挿入することにより構成することができる。他の要素
は、図1中の第1の実施例の動画像符号化装置の要素と
同様に動作し、多重化手段35より多重化データが出力
される。
【0031】次に、図9の動画像復号化装置の動作を説
明する。入力端子INより符号化、及び多重化された画
像信号が、分離手段40、復号手段41、ヘッタ情報復
号手段42、動き補償補間手段44、及び分配手段48
により第1の実施例と同様に処理され、画像のエッジ情
報が波形合成手段80−i(i=1〜n)に入力され
る。波形合成手段80−1では、入力される画像のエッ
ジS48に対して、それぞれ横方向、及び縦方向の高周
波成分の差分S80−1を合成し、加算器81−1に出
力する。波形合成手段80−1で用いる波形合成方法と
しては、例えば式(6)、及び(7)のsh (i,
j)、及びsv (i,j)が入力されると、式(18)
において画像の画素x´(i)に図4の(i,j)をエ
ッジ点Pとするエッジ構造(θ1 とθ2 の角度を持ち、
(i,j)を始点とする2直線)を代入すると、該エッ
ジの横方向または縦方向の高周波成分の隣接する画素は
(i,j)を中心に、横方向または縦方向に±Nの幅の
広がりを持ち、その他の点はゼロとなる。たとえば、該
エッジの横方向の急峻さをsh (i,j)=(tanθ
1 +tanθ2 )とすると、式(17)の高域通過フィ
ルタは、k=−1/2に関して奇対称のフィルタである
ので、エッジの横方向の高周波成分の隣接する画素の差
分は、次式(19)のように求められる。
【0032】
【数9】 ここで0≦t≦N−1である。また、同様に縦方向の高
周波成分の隣接する画素の差分は、次式(20)のよう
に求められる。
【数10】 エッジ点は複数個存在するので、エッジ点を中心とした
高周波成分の隣接する画素の差分の横方向または縦方向
に広がりは、互いに重なり合う。そこで、波形合成手段
80−1では、全てのエッジ点の式(19)、(20)
で示される横方向、及び縦方向の高周波成分の差分が重
なり合う点における成分を足し合わせて全体の横方向、
及び縦方向の高周波成分の差分S80−1を加算器81
−1に出力する。
【0033】他の各段の波形合成手段80−i(i≧
2)では、波形合成手段80−1と同様に動作する。た
だし、各段の波形合成手段80−iの高域通過フィルタ
係数は、それぞれ自分自身と同一段の図1中のスムージ
ングフィルタ70−i低域通過フィルタの係数を用いて
式(17)のように求め、加算器81−iに出力する。
加算器81−iでは、入力される画像の横方向、及び縦
方向の高周波成分の横方向、及び縦方向の差分S80−
iに対して、次式(21a)、及び(21b)に示すよ
うにそれぞれ横方向あるいは縦方向の一つ前の出力デー
タS81−iとを加算し、その和S81−iをウェーブ
レット逆変換手段82−iに出力する。ただし、先頭の
差分についてはそのまま出力する。 yh (i,j)=ysh (i,j)+yh (i−1,j) ・・・(21a) yv (i,j)=ysv (i,j)+yv (i,j−1) ・・・(21b) ここで、ysh (*,*),ysv (*,*)は、全体
の横方向,縦方向の高周波成分の差分S80−1であ
る。各段のウェーブレット逆変換手段82−iでは、次
段のウェーブレット逆変換手段82−(i+1)から入
力される画素S82−(i+1)(最終段のウェーブレ
ット逆変換手段82−nにおいては、補間手段50によ
り入力される画像の低周波成分S50)、及び波形合成
手段80−iから入力される高周波成分S80−iを用
いて、次式(22)のように画像をウェーブレット逆変
換し、その結果S82−iを前段のウェーブレット逆変
換手段82−(i−1)もしくは初段のウェーブレット
逆変換手段82−1においては、復元画像として外部へ
出力する。
【0034】
【数11】 ここで、f1 (k)は(23)式のF1 (ω)を逆フー
リエ変換して求められる。またx(*,*)は、下段の
ウェーブレット逆変換手段82−(i+1)より入力さ
れた画像であり、yh (*,*)、及びyv (*,*)
は加算器80−iかより入力された、横方向、及び縦方
向の高周波成分であり、h1 * (k)、g1 * (k)、
及びf1 * (k)は次式(24),(25)、及び(2
6)により求められるh1 (k),g1 (k)及びf1
(k)の共役関数である。 h1 * (−k)=h1 (k) ・・・(24) g1 * (−k)=g1 (k) ・・・(25) f1 * (−k)=f1 (k) ・・・(26) 以上説明したように、本第4の実施例の動画像符号化装
置及び動画像復号化装置では、第1の実施例の動画像符
号化装置及び動画像復号化装置と同様の利点がある。
【0035】第5の実施例 図10は、本発明の第5の実施例の動画像符号化装置の
機能ブロック図であり、第4の実施例の図8の動画像符
号化装置と同様の要素には同一の符号を付している。本
第5の実施例の動画像符号化装置が、第4の実施例の動
画像符号化装置と異なる点は、選択手段90をエッジ検
出手段91の入力側に置き、選択手段90がスムージン
グフィルタ70−i(i=1〜n)の出力を入力し、エ
ッジ検出手段91を1段に省略し、エッジ検出手段91
が選択手段90の出力を入力し、その出力を第1の動き
補償予測手段24に入力する構成としたことである。ま
た、本第5の実施例の動画像復号化装置は、第4の実施
例の図9の動画像復号化装置と同じ構成である。この動
画像符号化装置では、スムージングフィルタ70−i
(i=1〜n−1)の出力側に、次段のスムージングフ
ィルタ70−(i+1)、及び選択手段90が接続され
ている。最終段のスムージングフィルタ70−nの出力
側には、サンプリング手段23が接続されている。選択
手段90の出力側には、エッジ検出手段23が接続さ
れ、さらにエッジ検出手段91の出力側には、第1の動
き補償予測手段24が接続されている。サンプリング手
段23の出力側には、第2の動き補償予測手段26が接
続されている。他の要素の構成は、図5の動画像復号化
装置と同様である。
【0036】以下、図10の動作を説明する。スムージ
ングフィルタ70−i(i=1〜n)では、第4の実施
例と同様に低域通過フィルタ処理をして次段のスムージ
ングフィルタ70−(i+1)(最終段のスムージング
フィルタ70−nにおいてはサンプリング手段23)、
及び選択手段90に出力する。選択手段90では、入力
端子INより入力される符号化データ、及びn−1段の
スムージングフィルタ70−i(i=1〜n−1)より
入力されるn−1段の動画像信号S70−iに対して、
予めきめられた1段の動画像信号S60を選択して、エ
ッジ検出手段91に出力する。エッジ検出手段91で
は、第4の実施例の図8中のエッジ検出手段91−1と
同じ動作をし、選択手段90から入力される動画像信号
S90のエッジ情報を検出し、検出されたエッジ情報S
91を第1の動き補償予測手段24に出力する。その他
の各要素は、図8の第4の実施例の各要素と同様に動作
し、多重化手段35より動き情報、エッジの差分情報、
低周波成分の差分情報が多重化されて出力される。多重
化された符号化データは、図9の第4の実施例の動画像
復号化装置の同様の動画像復号化装置によって復号され
る。以上説明したように、本第5の実施例では、選択手
段90をエッジ検出手段91の前に置き、エッジ検出手
段91を1段の構成にしたので、第2の実施例と同様の
利点がある。
【0037】第6の実施例 図11は、本発明の第6の実施例の動画像符号化装置の
機能ブロック図であり、第5の実施例の図10の動画像
符号化装置と同様の要素には同一の符号を付している。
本第6の実施例の動画像符号化装置が、第5の実施例の
動画像符号化装置と異なる点は、図7の第3の実施例と
同様に第1の動き補償予測手段62と第2の動き補償予
測手段63とが双方向に接続されていることである。第
1の動き補償予測手段62、及び第2の動き補償予測手
段63の動作は、図7中の第1の動き補償予測手段6
2、及び第2の動き補償予測手段63と同様に動作し、
その他の要素は、図10中の要素と同様に動作する。以
上説明したように、本第6の実施例では、第1の動き補
償予測手段62、及び第2の動き補償予測手段63予測
手段63とを双方向に接続したので、第3の実施例と同
様の利点がある。なお、本発明は、上記実施例に限定さ
れず種々の変形が可能である。その変形例としては、次
のようなものがある。第1の符号化手段29、及び第2
の符号化手段32でノイズが発生しない場合には、第
1、第2の復号手段30,33を取り除いて、その代わ
りに図1,6,7,8,10,11中の第1の動き補償
予測手段14,44,62、及び第2のの動き補償予測
手段26,36,63の出力を直接、第1,第2の加算
器31,34に入力してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1〜第6
の発明の動画像符号化装置によれば、縦続するn(n≧
1の任意の正整数)段のスムージングフィルタと、エッ
ジ検出手段と、選択手段と、第1,第2の動き予測手
段、第1,第2の記憶手段、第1,第2の符号化手段
と、サンプリング手段と、多重化手段とを備えているの
で、スムージング関数の制約を取り除き、エッジ情報の
検出が簡単にできるので、幅広く画像符号化が実現でき
るとともに、装置の構成を簡略にできる。第7〜第9の
発明の動画像復号化装置によれば、分離手段と、第1、
第2の復号手段と、分配手段と、奇数タップ係数のフィ
ルタを有する波形合成手段と、補間手段と、ウェーブレ
ット逆変換手段とを備えているので、高周波成分を容易
に復元することができ、装置の構成を簡略にすることが
できる。さらに、ウェーブレット逆変換手段により高周
波成分、及び低周波成分に対して順次ウェーブレット逆
変換することにより画像を復元するので、再生画像の収
束を判定する必要がなく高速にかつ正確に画像を復元す
ることができる。第10〜第12の発明の動画像復号化
装置によれば、分離手段と、第1、第2の復号手段と、
分配手段と、偶数タップ係数のフィルタを有する波形合
成手段と、差分復元手段と、補間手段と、ウェーブレッ
ト逆変換手段とを備えているので、高周波成分を容易に
復元することができ、装置の構成を簡略にすることがで
きる。さらに、ウェーブレット逆変換手段により高周波
成分、及び低周波成分に対して順次ウェーブレット逆変
換することにより画像を復元するので、再生画像の収束
を判定する必要がなく高速にかつ正確に画像を復元する
ことができる。第13の発明の画像符号化復号化装置に
よれば、第1、または第2の発明の動画像符号化装置
と、第7の発明の動画像復号化装置を備えているので、
第1、または第2の発明、及び第7の発明と同様の効果
がある。第14の発明の動画像符号化復号化装置によれ
ば、第1、または第2の発明の画像符号化装置と、第1
0の発明の動画像復号化装置を備えているので、第1、
または第2の発明、及び第10の発明と同様の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の動画像符号化装置の機
能ブロック図である。
【図2】従来の動画像符号化装置の機能ブロック図であ
る。
【図3】従来の動画像復号化装置の機能ブロック図であ
る。
【図4】エッジ構造の説明図である。
【図5】本発明の第1の実施例の動画像復号化装置の機
能ブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施例の動画像符号化装置の機
能ブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施例の動画像符号化装置の機
能ブロック図である。
【図8】本発明の第4の実施例の動画像符号化装置の機
能ブロック図である。
【図9】本発明の第4の実施例の動画像復号化装置の機
能ブロック図である。
【図10】本発明の第5の実施例の動画像符号化装置の
機能ブロック図である。
【図11】本発明の第6の実施例の動画像符号化装置の
機能ブロック図である。
【符号の説明】
20−i,70−i(i=1〜n) スムージ
ングフィルタ 21−i(i=1〜n),61,91 エッジ検
出手段 22,60,90 選択手段 23 サンプリ
ング手段 24,26,44,46,62,63 動き補償
予測手段 25,27,45,47 メモリ 28 ヘッタ情
報符号化手段 29,32 符号化手
段 30,33 復号手段 31,34,81−i(i=1〜N) 加算器 35 多重化手
段 40 分離手段 41,43 復号手段 42 ヘッタ情
報復号手段 48 分配手段 49−i,60−i (i=1〜n) 波形合成
手段 50 補間手段 51−i(i=1〜n) ウェーブ
レット逆変換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03M 7/30 A 8842−5J 7/36 8842−5J H04N 11/04 B 9185−5C 9061−5L G06F 15/70 410

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の低周波数成分を取り出すフィルタ
    を有するn(n≧1の任意の正整数)段の縦続するスム
    ージングフィルタと、 前記各段のスムージングフィルタと同一の入力を有し、
    画像のエッジ情報を検出するn段のエッジ検出手段と、 前記各段のエッジ検出手段の出力を選択する選択手段
    と、 過去に入力された画像のエッジ情報を記憶する第1の記
    憶手段と、 前記選択手段によって選択された画像のエッジ情報と前
    記第1の記憶手段に記憶された最新の過去に入力された
    画像のエッジ情報とに基づき、画像のエッジ情報の動き
    情報、及び画像のエッジ情報の差分情報を求める第1の
    動き補償予測手段と、 前記第1の動き予測手段により予測された画像のエッジ
    情報の差分情報を符号化する第1の符号化手段と、 前記画像のエッジ情報の差分情報に基づく情報と前記第
    1の記憶手段に記憶された過去に入力された画像のエッ
    ジ情報との和をとり、前記第1の記憶手段に最新の過去
    の画像のエッジ情報として出力する第1の加算器と、 前記最終段のスムージングフィルタにより出力された低
    周波成分の画像をダウンサンプリングするサンプリング
    手段と、 過去に入力された低周波成分の画像を記憶する第2の記
    憶手段と、 前記ダウンサンプリングされた低周波成分の画像と前記
    第2の記憶手段に記憶された最新の過去に入力された低
    周波成分の画像とに基づき、低周波成分の画像の動き情
    報、及び低周波成分の画像の差分情報を求める第2の動
    き補償予測手段と、 前記第2の動き予測手段により予測された低周波成分の
    画像の差分情報を符号化する第2の符号化手段と、 前記低周波成分の画像の差分情報に基づく情報と前記第
    2の記憶手段に記憶された過去に入力された低周波成分
    の画像との和をとり、前記第2の記憶手段に最新の過去
    の低周波成分の画像として出力する第2の加算器と、 前記第1の動き補償予測手段により予測された動き情
    報、及び前記第2の動き補償予測手段により予測された
    動き情報を符号化するヘッタ情報符号化手段と、 前記第1の符号化手段によって符号化された画像のエッ
    ジ情報と前記第2の符号化手段によって符号化された低
    周波成分の画像とヘッタ情報符号化手段により符号化さ
    れた動き情報とを多重化する多重化手段とを、 備えたことを特徴とする動画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 画像の低周波数成分を取り出すフィルタ
    を有するn(n≧1の任意の正整数)段の縦続するスム
    ージングフィルタと、 前記各段のスムージングフィルタの出力を選択する選択
    手段と、 前記選択手段によって選択された画像のエッジ情報を検
    出するエッジ検出手段と、 過去に入力された画像のエッジ情報を記憶する第1の記
    憶手段と、 前記エッジ検出手段によって選択された画像のエッジ情
    報と前記第1の記憶手段に記憶された最新の過去に入力
    された画像のエッジ情報とに基づき、画像のエッジ情報
    の動き情報、及び画像のエッジ情報の差分情報を求める
    第1の動き補償予測手段と、 前記第1の動き予測手段により予測された画像のエッジ
    情報の差分情報を符号化する第1の符号化手段と、 前記画像のエッジ情報の差分情報に基づく情報と前記第
    1の記憶手段に記憶された過去に入力された画像のエッ
    ジ情報との和をとり、前記第1の記憶手段に最新の過去
    の画像のエッジ情報として出力する第1の加算器と、 前記最終段のスムージングフィルタにより出力された低
    周波成分の画像をダウンサンプリングするサンプリング
    手段と、 過去に入力された低周波成分の画像を記憶する第2の記
    憶手段と、 前記ダウンサンプリングされた低周波成分の画像と前記
    第2の記憶手段に記憶された最新の過去に入力された低
    周波成分の画像とに基づき、低周波成分の画像の動き情
    報、及び低周波成分の画像の差分情報を求める第2の動
    き補償予測手段と、 前記第2の動き予測手段により予測された低周波成分の
    画像の差分情報を符号化する第2の符号化手段と、 前記低周波成分の画像の差分情報に基づく情報と前記第
    2の記憶手段に記憶された過去に入力された低周波成分
    の画像との和をとり、前記第2の記憶手段に最新の過去
    の低周波成分の画像として出力する第2の加算器と、 前記第1の動き補償予測手段により予測された動き情
    報、及び前記第2の動き補償予測手段により予測された
    動き情報を符号化するヘッタ情報符号化手段と、 前記第1の符号化手段によって符号化された画像のエッ
    ジ情報と前記第2の符号化手段によって符号化された低
    周波成分の画像とヘッタ情報符号化手段により符号化さ
    れた動き情報とを多重化する多重化手段とを、 備えたことを特徴とする動画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の符号化手段によって符号化さ
    れた画像のエッジ情報を復号し、前記第1の加算器に出
    力する第1の復号手段と、 前記第2の符号化手段によって符号化された低周波成分
    の画像を復号し、前記第2の加算器に出力する第2の復
    号手段とを、 設けたことを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に
    記載の動画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記エッジ検出手段は、入力された画像
    の注目画素の横方向または縦方向の隣接2画素の和と該
    注目画素の2倍との差の絶対値が閾値よりも大きいもの
    を該注目画素の横方向または縦方向のエッジとするよう
    にしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の動画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記スムージングフィルタは、偶対称の
    低域通過フィルタであることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の動画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の動き予測手段と第2の動き予
    測手段との間に、他方の動き予測手段により予測された
    動き情報が参照可能なパスを設け、 前記第1の動き予測手段または第2の動き予測手段は、
    他方の動き予測手段により予測された動き情報に基づい
    て、動き情報を予測することを特徴とする請求項1〜5
    のいずれか1項に記載の動画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 符号化、及び多重化された画像信号をエ
    ッジの差分情報、低周波成分の差分情報、及び動き情報
    とに分離する分離手段と、 前記分離手段により分離された符号化されたエッジの差
    分情報を復号する第1の復号手段と、 前記分離手段により分離された符号化された低周波成分
    の差分情報を復号する第2の復号手段と、 前記分離手段により分離された符号化されたヘッタ情報
    を復号するヘッタ情報復号手段と、 過去に入力された画像のエッジ情報を記憶する第1の記
    憶手段と、 前記第1の復号手段によって復号されたエッジの差分情
    報と前記ヘッタ情報復号手段により復号された動き情報
    と第1の記憶手段に記憶された過去の画像のエッジ情報
    とに基づき、現画像のエッジ情報を出力する第1の動き
    補償補間手段と、 過去に入力された画像の低周波成分を記憶する第2の記
    憶手段と、 前記第2の復号手段によって復号された低周波成分の差
    分情報と前記ヘッタ情報復号手段により復号された動き
    情報と第2の記憶手段に記憶された過去の画像の低周波
    成分とに基づき、現画像の低周波成分を出力する第2の
    動き補償補間手段と、 前記第1の動き補償補間手段により出力された画像のエ
    ッジ情報をn(n≧1の任意の正整数)段に分配出力す
    る分配手段と、 分配されたn段の画像のエッジ情報をそれぞれ高周波成
    分に合成するn段の奇数タップのフィルタ係数を有する
    波形合成手段と、 前記第2の動き補償補間手段により出力された画像の低
    周波成分を所定サイズにアップサンプリングする補間手
    段と、 前記各段の高周波成分、及び低周波成分に対して順次ウ
    ェーブレット逆変換するn段の奇数タップのフィルタ係
    数を有するウェーブレット逆変換手段とを、 備えたことを特徴とする動画像復号化装置。
  8. 【請求項8】 前記波形合成手段は、画像の各エッジ点
    に対して、該各エッジ点の近傍において独立にウェーブ
    レット逆変換手段によって元の画像が得られる高周波成
    分を横方向または縦方向に合成し、前記近傍の重なりに
    おいて前記合成された横方向または縦方向の高周波成分
    を足し合わせて全体の横方向または縦方向の高周波成分
    に合成することを特徴とする請求項7に記載の動画像復
    号化装置。
  9. 【請求項9】 前記波形合成手段は、偶対称の高域通過
    フィルタを用い、 前記ウェーブレット逆変換手段は、偶対称の高域通過フ
    ィルタ、及び偶対称の低域通過フィルタを用いることを
    特徴とする請求項8に記載の動画像復号化装置。
  10. 【請求項10】 符号化、及び多重化された画像信号を
    エッジの差分情報、低周波成分の差分情報、及び動き情
    報とに分離する分離手段と、 前記分離手段により分離された符号化されたエッジの差
    分情報を復号する第1の復号手段と、 前記分離手段により分離された符号化された低周波成分
    の差分情報を復号する第2の復号手段と、 前記分離手段により分離された符号化されたヘッタ情報
    を復号するヘッタ情報復号手段と、 過去に入力された画像のエッジ情報を記憶する第1の記
    憶手段と、 前記第1の復号手段によって復号されたエッジの差分情
    報と前記ヘッタ情報復号手段により復号された動き情報
    と第1の記憶手段に記憶された過去の画像のエッジ情報
    とに基づき、現画像のエッジ情報を出力する第1の動き
    補償補間手段と、 過去に入力された画像の低周波成分を記憶する第2の記
    憶手段と、 前記第2の復号手段によって復号された低周波成分の差
    分情報と前記ヘッタ情報復号手段により復号された動き
    情報と第2の記憶手段に記憶された過去の画像の低周波
    成分とに基づき、現画像の低周波成分を出力する第2の
    動き補償補間手段と、 前記第1の動き補償補間手段により出力された画像のエ
    ッジ情報をn(n≧1の任意の正整数)段に分配出力す
    る分配手段と、 分配されたn段の画像のエッジ情報をそれぞれウェーブ
    レット逆変換手段によって元の画像が得られる高周波成
    分の差分に合成するn段の偶数タップのフィルタ係数を
    有する波形合成手段と、 前記波形合成手段により合成された画像の高周波成分の
    差分から累積加算によって高周波成分を復元する差分復
    元手段と、 前記第2の動き補償補間手段により出力された画像の低
    周波成分を所定サイズにアップサンプリングする補間手
    段と、 前記差分復元手段により出力される各段の高周波成分、
    及び低周波成分に対して順次ウェーブレット逆変換する
    n段の偶数タップのフィルタ係数を有するウェーブレッ
    ト逆変換手段とを、 備えたことを特徴とする動画像復号化装置。
  11. 【請求項11】 前記波形合成手段は、画像の各エッジ
    点に対して、該各エッジ点の近傍において独立に高周波
    成分の差分を横方向または縦方向に合成し、前記近傍の
    重なりにおいて前記合成された横方向または縦方向の高
    周波成分の差分を足し合わせて全体の横方向または縦方
    向の高周波成分の差分に合成することを特徴とする請求
    項10に記載の動画像復号化装置。
  12. 【請求項12】 前記波形合成手段は、奇対称の高域通
    過フィルタを用い、 前記ウェーブレット逆変換手段は、奇対称の高域通過フ
    ィルタ、及び偶対称の低域通過フィルタを用いることを
    特徴とする請求項11記載の動画像復号装置。
  13. 【請求項13】 請求項1または2記載の動画像符号化
    装置と、 請求項7記載の動画像復号化装置とを、 備えたことを特徴とする動画像符号化復号化装置。
  14. 【請求項14】 請求項1または2記載の動画像符号化
    装置と、 請求項10記載の動画像復号化装置とを、 備えたことを特徴とする動画像符号化復号化装置。
JP8130694A 1994-04-20 1994-04-20 動画像符号化装置及び動画像復号化装置 Pending JPH07288815A (ja)

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JP8130694A Pending JPH07288815A (ja) 1994-04-20 1994-04-20 動画像符号化装置及び動画像復号化装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100754388B1 (ko) * 2003-12-27 2007-08-31 삼성전자주식회사 레지듀 영상 다운/업 샘플링 방법 및 장치와 그를 이용한영상 부호화/복호화 방법 및 장치
WO2009006056A3 (en) * 2007-06-28 2009-03-05 Microsoft Corp Efficient image representation by edges and low-resolution signal

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