JPH07288789A - 知的符号化装置及び画像通信装置 - Google Patents

知的符号化装置及び画像通信装置

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JPH07288789A
JPH07288789A JP7686394A JP7686394A JPH07288789A JP H07288789 A JPH07288789 A JP H07288789A JP 7686394 A JP7686394 A JP 7686394A JP 7686394 A JP7686394 A JP 7686394A JP H07288789 A JPH07288789 A JP H07288789A
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JP7686394A
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Kenji Ichige
健志 市毛
Takuya Imaide
宅哉 今出
Ryushi Nishimura
龍志 西村
Norio Yatsuda
則夫 谷津田
Hiroyuki Kuriyama
裕之 栗山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】低レートの伝送路で画像データを伝送する際
に、伝送する特定被写体の画像の高画質化を図る。 【構成】入力した画像データより一つ以上の特定部分の
画像データを抽出する抽出処理回路24と、該抽出した
画像データとそれ以外の画像データを個別に符号化する
符号化回路27と、該符号化した画像データを多重化す
る多重化回路28を設け、特定被写体を特定部分毎に抽
出し、抽出した部分画像に符号量の分配を行なう。 【効果】限られた伝送帯域を有効に利用して、低レート
の伝送路においても特定被写体の画像の高画質化を図る
ことができる。また、低速な伝送路を用いた高画質の画
像通信装置を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、会社の受付などの接客
装置、テレビ電話などの通信装置、画像記録装置などに
用いる、画像符号化装置及び画像通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像を伴った通信を行なう通
信装置としてテレビ電話装置が用いられている。これ
は、送信側の装置として撮像装置と音声入力装置とそれ
らの符号化回路、受信側の装置として画像および音声の
復号化装置とスピーカーとブラウン管などの表示装置、
および画像および音声を通信網を通じて送受信するため
の伝送制御回路よりなるものである。このような、多く
の従来の装置は、カメラで撮影した内容すべてを符号化
して伝送していた。そのため、多くのデータ量を伝送す
ることが必要になり、伝送速度の遅いアナログ回線を用
いるタイプの安価なテレビ電話では画質が大きく劣化し
たり、あるいは動きがギクシャクして不自然であるなど
の問題があった。
【0003】このような問題に対応するため、特開昭5
7−129076号公報に開示されているテレビ電話装
置のように、事前に撮影した背景と現在の映像を比較し
て背景を消去する手法により、機密保持を行なうと同時
に伝送する画像情報の削減することなどが試みられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際にお互い
の画像を見ながら通信を行なう場合、最も重要なものは
通常、人物の画像であり、背景の画像は余り重要でない
場合が多い。撮影したフレーム内の画像を一様に符号化
し、通信者にとって重要度の異なる物に同等の符号量を
割り当てることは、限られた情報量の効率的分配を考え
ると非効率的であると言える。
【0005】また、特開昭57−129076号公報の
テレビ電話装置は、事前に背景を撮影する手順が必要と
なり、利用者の使い勝手に考慮がされていなかった。
【0006】本発明は以上の問題点に鑑み、伝送量を抑
えて低速の伝送路も用いることができ、かつ十分な画質
を保持したテレビ電話などの画像通信装置を提供し、ま
た、簡便に必要な画像のみを伝送する画像通信号値を提
供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明は、被写体の特定部分の画像を抽出する画
像抽出手段と、該抽出した画像部分を符号化する符号化
手段を設けたものである。
【0008】
【作用】画像抽出手段は、特定被写体の特定部分の画像
を抽出する。抽出した画像は抽出画像部分毎に符号化方
法あるいは符号化パラメータの切り換えを行なって符号
化を行ない、特定部分毎重要度に応じた符号量を発生さ
れる。これにより画面内で最適な符号量の分配が行なわ
れる。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の一実施例を説明
する。
【0010】図2はテレビ電話などの画像通信装置の構
成を示したものである。1は本通信装置を用いて通信を
行なう利用者、2は撮像装置、3は音声入力装置(マイ
ク)、4は表示装置、5は符号化装置、6は通信網であ
る。
【0011】利用者1は本通信装置を用いて、遠隔地に
いる同様の通信装置を用いている通信相手と通信網を経
由して通信を行なう。撮像装置2は利用者1の画像を撮
影し、映像信号を符号化装置5に入力する。マイク3は
利用者の音声を音声信号に変換し、符号化装置5に入力
する。符号化装置5は映像信号および音声信号を符号化
し、通信網6を用いられる形態の信号(通信信号)に変
換して通信網6に入力する。符号化装置5は利用者1か
らの通信信号を送信すると同時に、通信網6を通じて送
られてくる利用者1の通信相手の通信信号を受信し、こ
れを復号化して、通信相手の映像信号および音声信号を
復元するものである。このようにして得られた通信相手
の映像信号および音声信号は表示装置4に入力して利用
者1に対して表示する。
【0012】図1は図2の符号化装置5の構成例を示し
たものである。20は入力端子、21、22は出力端
子、23は入出力端子、24は画像抽出処理回路、25
aは抽出処理を行なっていない入力信号、25bは抽出
処理を行なった信号、27aおよびbは符号化回路、2
8は多重化回路、29は送受信部、30は分離回路、3
1aおよびbは復号化回路、32は合成処理回路であ
る。本発明においては、画像情報が音声情報に比べてよ
り重要であり、音声に関しては通常これまで行なわれて
きた処理を施すことにして、音声に関する説明は省略し
ている。撮像装置およびマイクで入力した利用者1の映
像信号は入力端子20より入力する。入力した映像信号
は、抽出処理回路24、符号化回路27aおよびb、多
重化回路28より構成する符号化手段により送信側の符
号化を行ない、送受信部29により通信用の信号に変換
して、入出力端子15より通信網に出力する。送受信部
14は、上記送信と同時に受信を行ない、通信相手から
送信される画像および音声を含んだ通信信号を入出力端
子23より受信し、分離回路30、復号化回路31aお
よびb、合成処理回路32から構成する復号化手段で復
号化を行ない、通信相手の画像信号を再生して、出力端
子22より出力する。ここで出力した画像信号は表示装
置4に送り、相手通信者の画像の表示を行なう。図に明
示していないが、確認のため自分の画像を表示したい場
合は、送受信部において送信信号を受信信号に連結する
よう切り換えを行なうか、あるいは入力映像信号を合成
処理回路32に入力し、ここで受信画像と合成処理を行
なえばよい。このようにして、表示画像の全体あるいは
部分に自分側の画像を表示するして、確認を行なうこと
ができる。
【0013】制御回路26は抽出処理回路24の信号を
受けて、入力画像が最適となるよう撮像装置に対して制
御信号を送るものである。入力映像信号は、まず、抽出
処理回路21に送られ、ここで特定被写体の部分画像の
抽出を行なう。ここで特定被写体は本実施例では利用者
本人である。そして、抽出を行なう部分画像は一例とし
て、目と口の画像であるとする。抽出する目および口の
部分の画像は、その他の非抽出部分より頻繁に変化する
部分であり多くの情報量を割り当てる必要のある重要な
部分であると考える。抽出した部分画像(抽出信号25
b)とそれ以外の部分(非抽出信号25a)の映像信号
はそれぞれ符号化回路27およびaに入力し、そこでそ
れぞれ符号化を行なう。ここで符号化の方法は限定しな
いが、抽出した画像についてはより高品質の画像が再現
できるよう符号化回路27bではより多くの符号を発生
する。多重化回路28は前段の二つの符号化回路で発生
した符号を多重化して、送受信部29に送る。抽出処理
回路24は、部分画像を抽出するだけではなく、各抽出
部分の大きさおよび基準点の位置を計算して制御回路2
6に出力する。制御回路26はそれらのデータより撮像
装置2の方向および拡大率の調整を行なうよう、出力端
子27より制御信号を出力する。このようにすることに
より撮像装置は自動的に利用者1の的確な方向に向き、
かつ的確な大きさの画像を捕えることができる。この処
理過程は随時おこない、通信者が撮像装置の前で多少動
いても自動的にこれを追尾するものである。撮像装置の
向きおよび拡大率の調整は、撮像装置をメカニカルに操
作してもよいし、あるいは電子的に操作してもよい。電
子的な向きの調整は、CCDなどの撮像素子を用いた撮
像装置では、余裕画素(撮像装置の出力となる画素以外
の余分な画素)を持ったCCDを用いることで実現可能
である。また、電子的な拡大率の調整は、一般に電子ズ
ームと呼ばれる手法により可能である。符号化回路27
bでは、復号時のために抽出画像に伴って、上記抽出画
像の大きさおよび位置も符号化する。
【0014】受信側における処理は、まず分離回路30
において、受信信号より上記二種類の符号すなわち抽出
部分と非抽出部分に対応する符号を分離する。分離した
符号を上記符号化回路27aおよびbにそれぞれ対応し
た復号回路31aおよびbにおいて復号化する。この復
号化により抽出部分画像および非抽出の画像が得られ
る。そして、これらの画像を合成処理回路32に入力し
て、そこで画像の合成を行なう。この合成に際して、上
記抽出画像の大きさおよび位置に関する情報を用いる。
【0015】図3は図1の抽出処理回路24の構成の一
例を示したものである。基本的な抽出方法は、特開平4
−205070号公報に記載されたものと同様である。
40および43は入力端子、41および45はメモリ手
段、42は判定回路、44はアドレス生成回路、46お
よび47は出力端子である。入力端子40より画像信号
を判別回路42に入力する。入力端子43は各抽出部分
の抽出条件を入力するものである。ここで抽出条件とし
て輝度信号および色信号のレベルを指定することがで
き、抽出部分毎に複数設定される。即ち、口の部分の場
合、唇の赤みの部分と歯の白の部分という具合に複数の
輝度信号レベルと色信号レベルを設定する。唇などの色
には個人差があるので、輝度信号および色信号の設定レ
ベルには許容範囲を設ける。判別回路42は入力端子4
0から入力する画像に対して、上記抽出条件に叶った画
像領域を判定するものである。メモリ手段41は判定回
路42の処理結果すなわち抽出画像領域をフレーム毎に
記憶するものである。また、メモリ手段41は抽出画像
領域を抽出部分毎に記憶する。具体的にはメモリ手段4
1は入力画素毎に1ビットのデータを持ち、抽出領域の
判別結果を保持するものである。この判別結果は再び判
別回路42に入力され、次フレームの抽出領域の候補領
域として利用する。すなわち、判別回路42はメモリ手
段41に保持された各抽出部分の直前の時点の抽出領域
より一周り拡大した画像領域を生成し、この領域内で各
抽出部分の判別を行なう。判別回路42は各抽出部分に
ついて、画像サイズおよび位置を算出し、出力端子46
より出力する。このサイズおよび位置データは撮像装置
の制御のために用いる。この制御により利用者の顔画像
を一定の大きさに撮影することができる。各抽出部分の
位置データはアドレス生成回路44に入力し、メモリ手
段41内のアドレスを発生し、抽出部分それぞれを分離
して記憶する。図4は上記アドレス生成結果の一例を示
したものであり、抽出部分の画像データを組み合わせて
CIFなどの伝送の一フレームを構成するようにしたも
のである。メモリ手段45に記憶した画像データは読み
出して、出力端子47より出力する。
【0016】図7は抽出部分(符号A)と非抽出部分
(符号B)の二種類の画像データの多重化の方法を示し
たものである。抽出した部分の符号Aは各フレーム毎に
最新のデータを送るが、非抽出部分は所定のフレーム毎
に一つの画像が伝送されるように分割して伝送する。ま
た、抽出した画像は部分的な画像であり、復号器で再現
するときに再現位置が必要となるので、符号Aには各抽
出画像の位置情報も含ませる。
【0017】本実施例によれば、より多くの情報量を持
つ口や目の回りの画像に対してより多くの符号量を割り
当てることができる。この結果、全体の伝送データ量を
低減することができる、あるいは同じ伝送データ量で高
画質の画像を得ることができる。
【0018】図6に本発明のもう一つの実施例を示す。
本実施例は先の実施例の表示装置として人間の頭部の立
体ディスプレイを用いるものである。先の実施例と同じ
ものには同じ符号を付けた。90はその立体ディスプレ
イ、91は符号化装置である。
【0019】図7は本実施例における符号化回路12の
構成を示したものである。120は入力端子、121、
122は出力端子、123は入力端子、124は入出力
端子、125は抽出処理回路、126は制御回路、12
7は符号化回路、128は多重化回路、129は送受信
部、130は分離回路、131は復号化回路、132は
合成処理回路である。各回路ブロックの目的は先の実施
例の対応するものと同じである。抽出処理回路125は
立体ディスプレイに人間の顔を写しだすために、顔の構
成要素と顔全体を抽出するものである。ここでは抽出を
行なう構成要素は顔全体、目、口、鼻、眉などであると
する。抽出を行なう構成要素は優先順位を付けて符号化
を行なう。たとえば、顔全体は口などに比べて変化が少
ないので、優先順位を低く設定する。目は口と同等に重
要なので、口と同等の優先順位を与え、多くの符号量を
割り当てる。等など。
【0020】立体ディスプレイ90は、形状が変形でき
ない場合、平均的な顔をモデルとして、顔の各構成要素
の位置を固定することになる。平面ディスプレイの場合
は、撮像する際およその大きさが合っていれば十分であ
ったが、三次元ディスプレイの場合は各構成要素の位置
を正確に合わせる必要がある。各構成要素の大きさは目
および口の位置合わせを行ない、その結果で自然と決定
するものとする。この位置合わせは、抽出処理回路12
5が抽出処理と同時に位置関係の算出を行ない、左右の
目および口の位置を求めるので、この結果で制御回路1
05を動作させ、撮像装置側で撮像位置および拡大率の
調整を行なうことで行なう。この位置合わせの処理にお
いては、いわゆる電子ズームの機能により縱横のズーム
比率を変化させて実現することが適切である。このよう
に送信側で顔画像を立体ディスプレイに合うように画像
調整を行ない、その後に各構成要素の抽出を行なう。
【0021】抽出処理回路125は、前述の実施例の構
成である図3と同等の構成である。ただし、抽出の顔の
構成要素が多数であったり、あるいは可変である場合に
は、前述のように伝送フレームのフォーマットに合うよ
う抽出した構成要素を組み合わせることは困難になるの
で、メモリ手段45のもうひとつのフォーマットを図8
に示す。これは単純に各構成要素を所定サイズのメモリ
ブロックに納めたものである。抽出処理回路125の出
力は、メモリ手段45を読み出すことで得られる。従っ
て、この出力は抽出部分毎の画像になる。
【0022】符号化回路127は抽出処理回路125の
出力を符号化する。この符号化の方法あるいは符号化の
各種パラメータは前述の実施例同様、優先順位に応じて
各抽出画像毎に替えて行なう。符号化した画像は多重化
回路128で、優先順位に応じて、各抽出画像に対して
多重化処理を行なう。
【0023】図9は上記多重化処理の例を示すためのも
のである。各フレームはフレームの内部フォーマットを
示す情報やフレームを識別するためのフレームIDなど
の情報を含むヘッダー符号、および各抽出部分の画像デ
ータより構成する。各構成要素の画像データは優先順位
に応じて、所定数のフレームをあわせて一フレーム分の
情報を伝送するようにする分配する。図では分かりやす
さのため、優先順位の低い顔全体の部分のみ所定数のフ
レームに分割して送る方法を示した。このような複数フ
レームにわたる符号の分配は、多重化回路128の中で
データのバッファリングを必要とする。
【0024】多重化した符号は送受信部129を経て、
通信網に送信する。受信側の処理は分離回路130、復
号化回路131、合成処理回路132により行なう。分
離回路121は送信側から送られてくる多重化した符号
から優先順位毎の符号を分離する。ここで分離した符号
は復号化回路131でそれぞれ復号化し、各構成要素毎
の画像を再生する。優先順位毎に受信される画像データ
のフレーム頻度が異なるので、復号化回路131はメモ
リ手段を内蔵し、メモリ上で構成部分毎に画像データを
更新する。この内部メモリ手段のメモリフォーマットは
図8の抽出処理回路のものと同じでよい。このメモリ手
段からの読み出し信号を復号化回路131の出力とす
る。
【0025】合成処理回路132は上記復号化回路13
1の画像出力を受けて、各構成要素の画像を合成する。
各構成要素の位置は、立体ディスプレイからの情報に従
うため、画像データの中に含めて送信側より伝送する必
要はない。ただし、あらかじめ立体ディスプレイのフォ
ーマットを一つに統一するなら、立体ディスプレイから
の情報さえも必要ではない。
【0026】図10は立体ディスプレイの構成を示すも
のである。140は立体ディスプレイの表示部、141
は表示部に映像を投射するための投射部、142はメモ
リ手段、143は入出力端子である。メモリ手段142
は表示部のフォーマットに関するデータを記憶するもの
である。このデータは、顔の構成要素の三次元的位置、
大きさに関するデータなどである。これは変化するもの
ではないので、ディスプレイ毎の固定の読み出し専用メ
モリでよい。このフォーマット情報を入出力端子143
を通して、符号化装置に送り、符号化装置はディスプレ
イに応じた画像をディスプレイに入力する。このように
ディスプレイと符号化装置の間で情報の入出力を行なえ
ば、異なったディスプレイを用いることも可能である。
【0027】以上のようにして立体ディスプレイを用い
て画像通信システムを構成すれば、前述の実施例の効果
に加えて、通信相手が立体的に至近距離に再生されるの
で臨場感あふれる通信を行なうことができる。また、本
実施例では背景は伝送せず、人の顔部分の画像のみを伝
送し、かつ部分毎に優先順位、言い換えると重要度毎に
符号量を割り当てているので、低レートの伝送路でも画
質の良い画像を伝送することができる。
【0028】もうひとつの実施例を図12に示す。これ
は符号化装置の構成を示したものであり、前述の実施例
と同様のブロックには同一の符合を付加した。180a
およびbはメモリ手段、181は変位算出回路、182
は符号化回路、183は復号化回路である。
【0029】本実施例は顔の部分画像を抽出するのみな
らず、部分毎の構造まで踏み込んで符号化を行なうもの
である。前述のように人間の顔はいくつかの部分より構
成されている。そして、その各部分も構造を持ってる。
口を例にとって説明したものが図11である。
【0030】口部分の画像は図11(a)のように上
唇、下唇、前歯、下歯、口の奥から構成されていると考
えられる。各個人において、これらの画像は基本的に通
信の途中で大きく変化することはない。従って、基本的
な画像の情報(基本情報)とその変形の情報(変形情
報)に分けることができる。口の場合、基本情報は
(b)のような唇の画像データである。変形情報は
(c)のように口の奥の開き具合により特定することが
可能である。そして、基本情報を変形情報に基づいて、
一定の規則にしたがって変形すれば、変形時の画像デー
タを再構成することが可能である。その他の抽出部分い
ついても同様の処理が可能である。
【0031】入力端子120より入力する画像は抽出処
理回路125により抽出処理を行なう。抽出の結果、基
本情報はメモリ手段180aに記憶し、刻々変化する抽
出画像は変位算出回路181に入力する。基本情報の決
定の方法は二通り考えられる。一つは通信者が基本情報
を撮像する瞬間を入力する方法であり、もうひとつは抽
出画像の統計的処理により基本情報を算出する方法であ
る。これらどちらかの方法により得られた基本情報と瞬
時の抽出画像を変位算出回路181において比較し、変
位情報を算出する。符号化回路182は基本情報および
変形情報を二つの入力として符号化する。そして、各抽
出画像の基本情報、変形情報の符号を多重化回路128
にて多重化し、送受信部129を経て送信する。
【0032】図13はメモリ手段180aのメモリフォ
ーマットである。抽出処理回路125内のメモリ手段と
同一にすることができる。
【0033】図14は多重化回路128の行なう多重化
のフォーマットを示すものである。基本情報は所定数の
フレーム毎に伝送し、基本情報が送られないフレーム
は、変形情報を伝送する。基本情報および変形情報はど
ちらも各抽出部分毎のデータより構成する。
【0034】受信時には、分離回路130により、受信
した符号を各抽出ブロック毎の符号に分解し、さらに基
本情報の符号と変位情報の符号に分解する。分解した情
報単位は復号化回路183により、基本情報あるいは変
位情報そのもののデータに復号する。基本情報はメモリ
手段180bに送り、変位情報は合成処理回路132に
送る。合成処理回路132は基本情報を180bより読
み出し、変位情報に応じて、基本情報を変形する演算を
行なって各抽出部分を再生し、その後各抽出部分をそれ
ぞれの位置に展開して合成処理を行なう。ここで合成し
た画像を出力画像として、出力端子122より出力す
る。
【0035】以上のようにして本実施例では、各抽出部
分を基本的な画像データである基本情報とそれからの変
位である変位情報に分解して伝送する。符号量の多い基
本情報は毎フレーム送るのではなく、間隔をもって伝送
し、符号量の少ない変位情報を毎フレーム送ることによ
り、伝送する符号量を大幅に削減することが可能であ
る。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、特定被写体を特定部分
毎に抽出し、抽出した部分画像毎に符号量の分配を行な
うので、限られた伝送帯域を有効に利用して、低レート
の伝送路においても特定被写体の画像の高画質化を図る
ことができる。また、低速な伝送路を用いた高画質の通
信装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す図である。
【図2】本発明の画像通信装置の全体構成図である。
【図3】第一の実施例の画像抽出回路の構成を示す図で
ある。
【図4】第一の実施例の符号化方法を説明する図であ
る。
【図5】第一の実施例の符号化方法を説明する図であ
る。
【図6】本発明の第二の実施例を示す図である。
【図7】第二の実施例の符号化手段の構成を示す図であ
る。
【図8】メモリ内の画像データのメモリマップを示す図
である。
【図9】第二の実施例の符号化方法を示す図である。
【図10】第二の実施例の表示装置の構成を示す図であ
る。
【図11】人間の口部分の画像モデルを示す図である。
【図12】本発明の第三の実施例を説明する図である。
【図13】メモリ内の画像データのメモリマップを示す
図である。
【図14】第三の実施例の符号化方法を示す図である。
【符号の説明】
20…入力端子、21、22…出力端子、23…入出力
端子、24…抽出処理回路、26…制御回路、27a、
27b…符号化回路、28…多重化回路、29…送受信
部、30…分離回路、31a、31b…復号化回路、3
2…合成処理回路、23、27…出力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/24 (72)発明者 谷津田 則夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 栗山 裕之 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データを入力する入力手段と、 該入力手段により該入力された画像データから特定被写
    体の一つ以上の特定部分の画像データを抽出する抽出手
    段と、 該抽出手段により抽出された該特定部分の画像データと
    該入力された画像データを個別に符号化する符号化手段
    と、 該符号化手段により符号化された画像データを多重化す
    る多重化手段と、を設けたことを特徴とする画像符号化
    装置。
  2. 【請求項2】前記符号化手段は、前記抽出された画像デ
    ータに対して該入力された画像データより多くの符号量
    を割り当てることを特徴とする請求項1記載の画像符号
    化装置。
  3. 【請求項3】前記入力手段は、人間の顔の画像データを
    入力し、前記抽出手段は、目および口の画像データを前
    記特定部分の画像データとして抽出することを特徴とす
    る請求項1記載の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】前記特定部分の画像データより、該特定部
    分の基本となる画像データを算出する算出手段と、該基
    本となる画像データからの変位を表す変位量を算出する
    手段と、該基本となる画像データと前記変位量を符号化
    する第2の符号化手段と、該基本となる画像データと該
    変位量より画像を復元する復元手段をさらに設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  5. 【請求項5】前記特定部分は、目あるいは口の画像デー
    タであり、前記変位量は目あるいは口の開きの度合いで
    あることを特徴とする請求項4記載の画像符号化装置。
  6. 【請求項6】撮像手段と、 音声入力手段と、 該撮像手段により撮影した画像より特定被写体の一つ以
    上の特定部分の画像を抽出する抽出手段と、 該抽出手段により抽出した該特定部分の画像および音声
    入力手段により入力した音声をそれぞれ符号化する符号
    化手段と、 該符号化手段により符号化したデータを通信網により送
    受信する伝送手段と、該伝送手段により受信したデータ
    より、前記特定部分の画像および音声を復元する復号化
    手段と、 該復号化手段により復号した該特定部分の画像を合成す
    る合成手段と手段と、 該合成手段により合成した画像を表示する凹凸のある表
    面をもつ表示装置とを設け、 該合成手段は、該表示装置の凹凸に応じて復元した画像
    を合成することを特徴とする画像通信装置。
  7. 【請求項7】前記表示装置は、その凹凸に関する情報を
    記憶するメモリを内蔵し、該合成手段は、該情報により
    画像を合成することを特徴とする請求項6記載の画像通
    信装置。
  8. 【請求項8】前記特定部分の画像は、人間の顔であり、
    前記表示装置の表面の凹凸は、人間の顔を人間の顔を模
    した形であることを特徴とする請求項6記載の画像通信
    装置。
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