JPH0728833Y2 - 植木鉢載置装置 - Google Patents

植木鉢載置装置

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JPH0728833Y2
JPH0728833Y2 JP7907192U JP7907192U JPH0728833Y2 JP H0728833 Y2 JPH0728833 Y2 JP H0728833Y2 JP 7907192 U JP7907192 U JP 7907192U JP 7907192 U JP7907192 U JP 7907192U JP H0728833 Y2 JPH0728833 Y2 JP H0728833Y2
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豊 河江
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豊 河江
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、支柱、フェンス等の支
持体に取着され植木鉢を並べ得るようにした植木鉢載置
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、OA機器の普及に伴ってOA機器
を利用する人が多く、精神的な疲労が多くなっている。
また、自動車の普及により、車両を運転する機会が多く
なり、特に、運転者の精神的な疲労が多い。花や樹木の
緑は、精神的な疲労を癒すことは古くから知られてお
り、種々の方策が実施されている。例えば、公園に花木
を植えたり、道路に沿って並木を作ったり、分離帯に花
を植えたり、樹木を植えている。また、道路上に、花が
咲いた植木鉢を置き、開花期に合わせて植木鉢を取り替
えて、人々の疲労を癒すことも行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、次の諸
問題がある。 (1)道路に沿った並木或いは植えた樹木は、枝、葉が
繁茂し過ぎると車両の運転者の視界を遮り、事故の原因
となる虞がある。 (2)分離帯に花を植えた場合、開花期間が限られるの
で、一年中、花を楽しむことができない。 (3)道路上に、花が咲いた植木鉢を置き、開花期に合
わせて植木鉢を取り替えれば、一年中、花を楽しむこと
ができるが、反面、道路を狭めることになり、交通の障
害になる。 出願人は、先に実願平3−106175号において、ガ
ードレールに沿って植木鉢を並べ、運転者が運転中花を
楽しみ疲労を癒すことができる植木鉢載置装置を出願し
ているが、ガードレールに限らず、道路沿いの支柱、公
園等のフェンス等の支持体に簡単に取着できる植木鉢載
置装置が要望されている。本考案は上記の事情に鑑みて
なされたもので、その目的は、道路沿いの支柱、公園等
のフェンス等の支持体に簡単に取着でき、一般の人、通
行する人が観賞でき、しかも、車両の運転者の視界を遮
ぎることがなく、道路を狭めることもない植木鉢載置装
置を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の植木鉢載置装
置は、支柱、フェンス等の支持体に取着される植木鉢載
置装置であって、前記支持体に宛がわれ水平方向の挿通
部を有する保持部材と、この保持部材の挿通部を挿通し
て前記支持体を包囲するように装着され該保持部材を支
持体に固定する長さ調節可能な固定具と、筒状部を有し
前記保持部材に取着され挿入された植木鉢の上端縁部を
受ける載置部と備えたところに特徴を有する。請求項2
の植木鉢載置装置の保持部材は、弾性を有し、幅寸法を
調節する切断可能な調節片が設けられているところに特
徴を有する。
【0005】
【作用】本考案の植木鉢載置装置によれば、載置部を保
持部材に取着し、この保持部材の挿通部を挿通した固定
具を支持体を包囲するように水平に装着して、保持部材
を支持体に固定すると、載置部の筒状部が水平に保持さ
れる。そこで、この筒状部に上方から植木鉢を挿入すれ
ば、植木鉢の上端縁部が筒状部により保持される。支持
体の側面が円弧状で曲率半径が異なる場合は、保持部材
の支持体に接する円弧面が弾性変形して支持体に密着
し、確実に固定される。保持部材は弾性を有するので、
支持体の表面に傷をつけることがない。支持体の幅が小
の場合は、調節片を切断して保持部材の幅寸法を調節す
る。支持体の周囲に複数個の保持部材を取着すれば、水
平面上に複数個の植木鉢が並べられる。支持体の高さの
異なる位置に複数個の保持部材を取着すれば、複数段に
植木鉢を並べるられる。支持体が網状であっても、水平
方向の2箇所に固定具を挿通すれば、フエンスにも取付
けられる。さらに、開花期に合わせて植木鉢を取り替え
れば、一年中、花を飾ることができる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面を参照
して説明する。先ず、図1及び図2において、支持体と
しての円形の支柱1は下端部が地面2に埋設されてい
る。保持部材3は、弾性を有するプラスチックから形成
され、支柱1に接する内側面部3aは円弧状に形成さ
れ、外側面部中央に水平方向に凹状の挿通部4が形成さ
れている。また、保持部材3には、幅方向に切断溝5a
を介して複数個の調節片5が設けられている。
【0007】載置部6は、プラスチックから形成され、
上下を貫通する筒状部6aが形成されている。この載置
部6は、挿通部4を覆うように保持部材3にあてがわ
れ、ボルト7及びナット8を介して保持部材3に取着さ
れるもので、これにより挿通部4は水平方向に貫通する
孔状を呈する。尚、載置部6の図1に示す右端部の高さ
は高く、筒状部6aの周囲の高さは低く形成されてお
り、固定用のナット8は、保持部材3に形成された凹部
に嵌装されている。
【0008】固定具9は、弾性を有するスチールバンド
10と、スチールバンド10に取付けられた長さ調節用
の調節ねじ11と、スチールバンド10に形成され調節
ねじ11に螺合する多数のねじ孔部12とから構成され
ている。この固定具9は、その端部が調節ねじ11に挿
脱可能に構成されている。そして、端部を調節ねじ11
に挿入すれば全体がリング状に構成され、調節ねじ11
を回すことによりスチールバンド10両端部の重なり代
を変化させてリングの直径を可変になし得る。
【0009】つぎに上記構成の作用について説明する。
先ず、載置部6を保持部材3にボルト7及びナット8に
より取着する。つぎに固定具9のスチールバンド10の
端部を調節ねじ11から外し、スチールバンド10を挿
通部4に挿通する。図1は、支柱1の両側に2個の植木
鉢13を並べる実施例を示すもので、この場合は、2個
の保持部材3の挿通部4にスチールバンド10を挿通す
る。そして、保持部材3の内側面部3aを支柱1の側面
にあてがい、スチールバンド10の端部を支柱1を包囲
するように巻回して調節ねじ11に挿入する。
【0010】そこで、調節ねじ11を回せば、固定具9
のリング直径が短縮され、スチールバンド10が保持部
材3の調節片5を支柱1に圧接して、保持部材3が支柱
1に固定される。これにより、載置部6の筒状部6aが
水平に保持される(図1参照)。そこで、この筒状部6
aに上方から花13aを植えた植木鉢13を挿入すれ
ば、植木鉢13の上端縁部が筒状部6aにより保持され
る(図3参照)。上述の行程において、支柱1の直径が
大きい場合は調節ねじ11を回す回数が少なく、支柱1
の直径が小さい場合は調節ねじ11を多数回、回さねば
ならないが、何れの場合でも、保持部材3は弾性を有し
スチールバンド10が保持部材3を支柱1に圧接し密着
するので、固定が確実に行われる。尚、支柱1の片側に
植木鉢13を並べる場合は、1個の保持部材3を使用す
ればよい。
【0011】図4は、支柱1に複数段に植木鉢13を並
べる実施例をしめすもので、支柱1の高さの異なる位置
に複数個の保持部材3をそれぞれ取着している。図5
は、フェンス14或はガードレールに沿って植木鉢13
を並べる実施例をしめすもので、フェンス14或はガー
ドレールの支柱1の両側に保持部材3をあてがい、これ
らを1本の固定具9で固定している。
【0012】図6及び図7は、歩道橋等の角形の支柱1
5に植木鉢13を並べる実施例をしめすもので、支柱1
5の幅が小の場合は、図8に示すようにカツターC等で
切断溝5aに沿って調節片5を適宜切断して、保持部材
3の幅を支柱15に適当な寸法に調節した後、固定具9
で固定している。図9は、フェンス14の網部14aに
植木鉢13を並べる実施例をしめすもので、網部14a
の水平方向の2箇所に固定具9を挿通して、保持部材3
を網部14aに取付けている。尚、図示はしないが、長
尺の固定具9を使用して、樹木の幹の周囲に多数の植木
鉢載置装置を取付ければ、これらの載置部6に植木鉢1
3を挿入して、樹木の周囲を花13aで飾ることができ
る。
【0013】上記実施例によれば、つぎの効果を奏す
る。即ち、 (1)載置部6を保持部材3に取付け、この保持部材3
を固定具9により支持体に取り付けるようにしたので、
保持部材3及び載置部6を簡単に各種形状の支柱1、支
柱15或はフェンス14の網部14aに取付けることが
でき、あらゆる場所を花13aで飾ることができる。 (2)植木鉢13を載置部6の上方から挿入するように
したので、植木鉢13を簡単に取り替えることができ、
季節に合わせて、植木鉢13に取り替えれば、花13a
を絶やすことなく、1年中、花13aを飾ることができ
る。 (3)フェンス14、ガードレール或は歩道橋に取付け
た場合でも、2個の載置部6がガードレール等に平行に
位置するので、花13aもガードレールに沿って配置さ
れて歩行者或は車両の運転者の視野に入るので、運転者
は、頭を左右に振らなくても花13aを見て楽しむこと
ができる。 (4)植木鉢13は取外し可能であるが、植木鉢13の
上端縁部が載置部6に載置され、重心が載置部6の下方
にあって安定しているので、風が吹いたり多少の振動が
あっても、落下する虞はない。
【0014】(5)花13aは、さほど高く成長しない
ので、運転者の視界を妨げず、交通の障害になる虞はな
い。 (6)支柱1の上端部に取付けられ、空間を利用してい
るので、道路を狭めることはなく、交通の障害にならな
い。 (7)保持部材3が弾性を有するので、支柱1に密着し
て確実に固定され、且つ支柱1の表面に傷をつけること
がない。 (8)支柱1の支持体の幅が小の場合は、調節片5を切
断して保持部材3の幅寸法を調節することができる。
【0015】尚、本考案は、上記し且つ図面に示す実施
例にのみ限定されるものでなく、例えば、固定具は、長
さ調節可能なベルトを使用してもよく、また、植木鉢1
3は、円筒状のものに限らず、矩形状或いはプランタン
のようなものでもよく、また、載置部6は、複数個連続
して設けても良い等、要旨を逸脱しない範囲で種々の変
形が可能である。
【0016】
【考案の効果】本考案の植木鉢載置装置は、支持体に宛
がわれ水平方向の挿通部を有する保持部材と、この保持
部材の挿通部を挿通して前記支持体を包囲するように装
着され該保持部材を支持体に固定する長さ調節可能な固
定具と、筒状部を有し前記保持部材に取着され挿入され
た植木鉢の上端縁部を受ける載置部とから構成したの
で、道路沿いの支柱、公園等のフェンス等の支持体に簡
単に取着でき、一般の人、通行する人が観賞でき、しか
も、車両の運転者の視界を遮ぎることがなく、道路を狭
めることもないという実用的な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】植木鉢載置装置を支持体に取り付けた状態を示
す斜視図である。
【図2】植木鉢載置装置の斜視図である。
【図3】支持体に取り付けた2個の植木鉢載置装置に植
木鉢を載置した状態を示す斜視図である。
【図4】支持体に3段に植木鉢載置装置を取付けた状態
を示す斜視図である。
【図5】フェンスの支柱に植木鉢載置装置を取付けた状
態を示す斜視図である。
【図6】歩道橋の支柱に植木鉢載置装置を取付けた状態
を示す斜視図である。
【図7】角形の支柱に植木鉢載置装置を取付けた状態を
示す平面図である。
【図8】保持部材の幅寸法を調節する場合の斜視図であ
る。
【図9】フェンスの網部に植木鉢載置装置を取付けた状
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 支柱(支持体) 3 保持部材 4 挿通部 5 調節片 5a切断溝 6 載置部 6a筒状部 9 固定具 10 スチールバンド 13 植木鉢 13a花 14 フェンス(支持体) 15 支柱(支持体)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱、フェンス等の支持体に取着される
    植木鉢載置装置であって、 前記支持体に宛がわれ水平方向の挿通部を有する保持部
    材と、 この保持部材の挿通部を挿通して前記支持体を包囲する
    ように装着され該保持部材を支持体に固定する長さ調節
    可能な固定具と、 筒状部を有し前記保持部材に取着され該筒状部に挿入さ
    れた植木鉢の上端縁部を受ける載置部とを具備してなる
    植木鉢載置装置。
  2. 【請求項2】 保持部材は、弾性を有し、幅寸法を調節
    する切断可能な調節片が設けられていることを特徴とす
    る請求1に記載の植木鉢載置装置。
JP7907192U 1992-11-17 1992-11-17 植木鉢載置装置 Expired - Lifetime JPH0728833Y2 (ja)

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JP7907192U JPH0728833Y2 (ja) 1992-11-17 1992-11-17 植木鉢載置装置

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JP7907192U JPH0728833Y2 (ja) 1992-11-17 1992-11-17 植木鉢載置装置

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JPH0641444U JPH0641444U (ja) 1994-06-03
JPH0728833Y2 true JPH0728833Y2 (ja) 1995-07-05

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JP7907192U Expired - Lifetime JPH0728833Y2 (ja) 1992-11-17 1992-11-17 植木鉢載置装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9517600B2 (en) 2007-12-28 2016-12-13 Graphic Packaging International, Inc. Method for forming a container having an injection-molded feature

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JPH0641444U (ja) 1994-06-03

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