JP3806375B2 - 鉢植え植物の育成台 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、移動可能な鉢植え植物の育成台に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、植物を植木鉢に植えて栽培しているが、背が高く横に拡がる植物等の場合には植木鉢に支柱を立て、紐で植物の胴部をくくっている。
このような状態のものを部屋の中に入れて飾るのには不適当である。
【０００３】
観葉植物等の鉢植を展示、鑑賞用に支持する台としては実開昭６２−９４７４９に開示された鉢植支持台がある。
この支持台は図４に示すとおりのもので、この台は、基板１に４個の穴を設け、その孔のそれぞれに支柱２の下端を差し込んで接着剤で接着固定し、支柱２間に植鉢３を入れて基板１に載置し、植鉢３を支柱２で挟持する。
次いで、円形の板よりなり、前記支柱２の先端間隔に等しい間隔で孔を設けた棚板４を、その孔に支柱２の先端を通して接着剤で接着固定し、棚板４に植鉢５を載置し、棚板４より上方に突き出ている支柱２の先端で植鉢５を挟持し、その台を所望の場所へ置いている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の台は、支柱２を基板１に、棚板４を支柱２に、接着剤で固定しているので、下の植鉢３は支柱２の外側へ取り出すことができないので、異なる植物の植鉢と取り替えることができない。
また、長い葉で拡がるような植物や蔓性の植物の場合には紐で４本の支柱２の周囲をくくらなければならない。
更に棚板４があるので、植鉢３の植物の高さが限定され、あまり背が伸びる植物の鉢を基板１上に載置することができない。
【０００５】
この発明は、載置する植え鉢の取替えが容易で、背の高い植物の鉢も載置でき、横に拡がる葉の植物や蔓性の植物でも別の支柱を立てたり、紐でくくる必要がなく、移動可能な鉢植植物の育成台を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
基台に、複数の支柱を立設し、前記支柱間に、両端に、弾性プラスチック製またはゴム製の蟹の鋏のような２本の突部で、該突部の間隔が狭まるように付勢された爪を設けた横桟を、前記爪で前記支柱を挟んで１または複数段に着脱自在で高さ変更可能に横架し、移動可能で、前記基台に植木鉢を載置して植物を育成可能とする。
支柱は、継ぎ足し可能なものとするのが好ましい。
【０００７】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図面により説明する。
基台６の縁部に複数の孔を設け、それらの孔に支柱７の下端を差し込んで支柱７を立設する。
【０００８】
基台６は、木製、金属製、プラスチック製の何れでもよい。
また基台６は円板、楕円板、角板等いずれの形状のものでもよい。
【０００９】
支柱７は、木製、金属製、プラスチック製の何れでもよい。
【００１０】
基台６の孔をネジ孔とし、支柱７の下端をネジ式にして、支柱７の下端を基台６の孔に螺入して支柱７を基台６に固定してもよく、また、基台６の孔のネジ孔に支柱７の下端を螺入し、ネジとナットで固定してもよい。
【００１１】
支柱７は、一端をネジ切りし、他端にネジ孔を設け、他の支柱７のネジ切り部を螺入して支柱７を継ぎ足し出来るようにするのが好ましい。
なお、支柱７の継ぎ足しは、上記方法に限定せず、他の公知の方法で継ぎ足すことができる。
【００１２】
基台６には孔８を設け、基台６上に載置した植木鉢１３に灌水して流下した水が基台６の下方へ流下できるようにするのが好ましい。
また基台６の裏面に足部９を設け、排水が流下し易く、空気の流通をよくするのが好ましい。
【００１３】
基台６に立設した支柱７間に着脱自在、かつ、高さ位置変更可能な複数の横桟１０を設ける。
【００１４】
支柱７と横桟１０との係止手段は限定せず、種々の係止手段を利用することができる。
例えば、支柱７に間隔をあけて複数の孔を設け、横桟１０の両端部に孔を設けて、支柱７の孔と横桟１０の孔に小さなボルトを挿入し、ネジで固定する。
横桟１０の高さは支柱の複数の孔から所望の高さの孔を選ぶことにより調整する。
【００１５】
図３に示す横桟１０は、係止手段として、両端に蟹の鋏のような爪１１を設けたものである。爪１１は弾性プラスチックまたはゴム製で、通常は爪先の間隔が狭まるように付勢されているが、爪先を支柱７に押し当てて強く押すと、爪先間に支柱７が入り、爪先間隔が狭まり、横桟１０が支柱７に固定される。
横桟１０の支柱７への固定がより強固になるように、支柱７の複数の高さの位置に凹部を設け、爪１１が嵌合できるようにするのが好ましい。
また、爪１１の２つの先の内、一方の先をバネで他方の先の方向へ付勢してもよい。
【００１６】
この育成台を使用する場合には、基台６に複数の支柱７を立設し、植物１２を植えた植木鉢１３を基台６の上に載置し、支柱２間に横桟１０を取り付ける。
横桟１０は一段階の高さに設け、植物１２の育成に応じて横桟１０の高さを調整するか、または、横桟１０を追加し、横桟１０を複数段に設ける。
支柱７も、植物１２の生長に応じて継ぎ足す。
横桟１０は、植物１２の拡がりをおさえて全体の体裁をよくする。植物１２が蔓製の場合には、支柱７および横桟１０が蔓を支える。
【００１７】
【発明の効果】
この発明は、支柱を基台に立設し、横桟を支柱に着脱自在で高さ変更可能に取り付ける ことができ、背の高い植物の鉢も載置でき、横に拡がる葉の植物や蔓性の植物でも特別に支柱を立てたり、紐でくくる必要がなく、植物の育成が容易で、載置する植木鉢の取替えが容易で、体裁もよく、移動可能で、室内の装飾にも適している。
【図面の簡単な説明】
【図１】 鉢植え植物の育成台の斜視図である。
【図２】 植物を育成状態の鉢植え植物の育成台の斜視図である。
【図３】 横桟の平面図である。
【図４】 植物を育成状態の従来の鉢植え植物の育成台の斜視図である。
【符号の説明】
１ 基板
２ 支柱
３ 植鉢
４ 棚板
５ 植鉢
６ 基台
７ 支柱
８ 孔
９ 足部
１０ 横桟
１１ 爪
１２ 植物
１３ 植木鉢
【発明の属する技術分野】
この発明は、移動可能な鉢植え植物の育成台に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、植物を植木鉢に植えて栽培しているが、背が高く横に拡がる植物等の場合には植木鉢に支柱を立て、紐で植物の胴部をくくっている。
このような状態のものを部屋の中に入れて飾るのには不適当である。
【０００３】
観葉植物等の鉢植を展示、鑑賞用に支持する台としては実開昭６２−９４７４９に開示された鉢植支持台がある。
この支持台は図４に示すとおりのもので、この台は、基板１に４個の穴を設け、その孔のそれぞれに支柱２の下端を差し込んで接着剤で接着固定し、支柱２間に植鉢３を入れて基板１に載置し、植鉢３を支柱２で挟持する。
次いで、円形の板よりなり、前記支柱２の先端間隔に等しい間隔で孔を設けた棚板４を、その孔に支柱２の先端を通して接着剤で接着固定し、棚板４に植鉢５を載置し、棚板４より上方に突き出ている支柱２の先端で植鉢５を挟持し、その台を所望の場所へ置いている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の台は、支柱２を基板１に、棚板４を支柱２に、接着剤で固定しているので、下の植鉢３は支柱２の外側へ取り出すことができないので、異なる植物の植鉢と取り替えることができない。
また、長い葉で拡がるような植物や蔓性の植物の場合には紐で４本の支柱２の周囲をくくらなければならない。
更に棚板４があるので、植鉢３の植物の高さが限定され、あまり背が伸びる植物の鉢を基板１上に載置することができない。
【０００５】
この発明は、載置する植え鉢の取替えが容易で、背の高い植物の鉢も載置でき、横に拡がる葉の植物や蔓性の植物でも別の支柱を立てたり、紐でくくる必要がなく、移動可能な鉢植植物の育成台を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
基台に、複数の支柱を立設し、前記支柱間に、両端に、弾性プラスチック製またはゴム製の蟹の鋏のような２本の突部で、該突部の間隔が狭まるように付勢された爪を設けた横桟を、前記爪で前記支柱を挟んで１または複数段に着脱自在で高さ変更可能に横架し、移動可能で、前記基台に植木鉢を載置して植物を育成可能とする。
支柱は、継ぎ足し可能なものとするのが好ましい。
【０００７】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図面により説明する。
基台６の縁部に複数の孔を設け、それらの孔に支柱７の下端を差し込んで支柱７を立設する。
【０００８】
基台６は、木製、金属製、プラスチック製の何れでもよい。
また基台６は円板、楕円板、角板等いずれの形状のものでもよい。
【０００９】
支柱７は、木製、金属製、プラスチック製の何れでもよい。
【００１０】
基台６の孔をネジ孔とし、支柱７の下端をネジ式にして、支柱７の下端を基台６の孔に螺入して支柱７を基台６に固定してもよく、また、基台６の孔のネジ孔に支柱７の下端を螺入し、ネジとナットで固定してもよい。
【００１１】
支柱７は、一端をネジ切りし、他端にネジ孔を設け、他の支柱７のネジ切り部を螺入して支柱７を継ぎ足し出来るようにするのが好ましい。
なお、支柱７の継ぎ足しは、上記方法に限定せず、他の公知の方法で継ぎ足すことができる。
【００１２】
基台６には孔８を設け、基台６上に載置した植木鉢１３に灌水して流下した水が基台６の下方へ流下できるようにするのが好ましい。
また基台６の裏面に足部９を設け、排水が流下し易く、空気の流通をよくするのが好ましい。
【００１３】
基台６に立設した支柱７間に着脱自在、かつ、高さ位置変更可能な複数の横桟１０を設ける。
【００１４】
支柱７と横桟１０との係止手段は限定せず、種々の係止手段を利用することができる。
例えば、支柱７に間隔をあけて複数の孔を設け、横桟１０の両端部に孔を設けて、支柱７の孔と横桟１０の孔に小さなボルトを挿入し、ネジで固定する。
横桟１０の高さは支柱の複数の孔から所望の高さの孔を選ぶことにより調整する。
【００１５】
図３に示す横桟１０は、係止手段として、両端に蟹の鋏のような爪１１を設けたものである。爪１１は弾性プラスチックまたはゴム製で、通常は爪先の間隔が狭まるように付勢されているが、爪先を支柱７に押し当てて強く押すと、爪先間に支柱７が入り、爪先間隔が狭まり、横桟１０が支柱７に固定される。
横桟１０の支柱７への固定がより強固になるように、支柱７の複数の高さの位置に凹部を設け、爪１１が嵌合できるようにするのが好ましい。
また、爪１１の２つの先の内、一方の先をバネで他方の先の方向へ付勢してもよい。
【００１６】
この育成台を使用する場合には、基台６に複数の支柱７を立設し、植物１２を植えた植木鉢１３を基台６の上に載置し、支柱２間に横桟１０を取り付ける。
横桟１０は一段階の高さに設け、植物１２の育成に応じて横桟１０の高さを調整するか、または、横桟１０を追加し、横桟１０を複数段に設ける。
支柱７も、植物１２の生長に応じて継ぎ足す。
横桟１０は、植物１２の拡がりをおさえて全体の体裁をよくする。植物１２が蔓製の場合には、支柱７および横桟１０が蔓を支える。
【００１７】
【発明の効果】
この発明は、支柱を基台に立設し、横桟を支柱に着脱自在で高さ変更可能に取り付ける ことができ、背の高い植物の鉢も載置でき、横に拡がる葉の植物や蔓性の植物でも特別に支柱を立てたり、紐でくくる必要がなく、植物の育成が容易で、載置する植木鉢の取替えが容易で、体裁もよく、移動可能で、室内の装飾にも適している。
【図面の簡単な説明】
【図１】 鉢植え植物の育成台の斜視図である。
【図２】 植物を育成状態の鉢植え植物の育成台の斜視図である。
【図３】 横桟の平面図である。
【図４】 植物を育成状態の従来の鉢植え植物の育成台の斜視図である。
【符号の説明】
１ 基板
２ 支柱
３ 植鉢
４ 棚板
５ 植鉢
６ 基台
７ 支柱
８ 孔
９ 足部
１０ 横桟
１１ 爪
１２ 植物
１３ 植木鉢
Claims (2)
- 基台に、複数の支柱を立設し、前記支柱間に、両端に、弾性プラスチック製またはゴム製の蟹の鋏のような２本の突部で、該突部の間隔が狭まるように付勢された爪を設けた横桟を、前記爪で前記支柱を挟んで１または複数段に着脱自在で高さ変更可能に横架してなり、前記基台に植木鉢を載置して植物を育成可能とする移動可能な鉢植え植物の育成台。
- 支柱は、継ぎ足し可能な支柱とすることを特徴とする請求項１に記載の鉢植え植物の育成台。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002208362A JP3806375B2 (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 鉢植え植物の育成台 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002208362A JP3806375B2 (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 鉢植え植物の育成台 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004049045A JP2004049045A (ja) | 2004-02-19 |
| JP3806375B2 true JP3806375B2 (ja) | 2006-08-09 |
Family
ID=31932531
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002208362A Expired - Fee Related JP3806375B2 (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 鉢植え植物の育成台 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3806375B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101140981B1 (ko) | 2009-09-24 | 2012-05-03 | 정화석 | 화분 고정용 받침대 |
| CN107232896A (zh) * | 2017-07-10 | 2017-10-10 | 合肥徽慕农业科技有限公司 | 室内盆栽移动架 |
| JP2021087413A (ja) * | 2019-12-03 | 2021-06-10 | 一 小野瀬 | 果実防保護器 |
-
2002
- 2002-07-17 JP JP2002208362A patent/JP3806375B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2004049045A (ja) | 2004-02-19 |
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Legal Events
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