JPH07288175A - 赤外線ヒーター - Google Patents

赤外線ヒーター

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JPH07288175A
JPH07288175A JP10440894A JP10440894A JPH07288175A JP H07288175 A JPH07288175 A JP H07288175A JP 10440894 A JP10440894 A JP 10440894A JP 10440894 A JP10440894 A JP 10440894A JP H07288175 A JPH07288175 A JP H07288175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infrared
tubular envelope
envelope
filament
lamp
Prior art date
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Pending
Application number
JP10440894A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroto Sato
弘人 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Original Assignee
Ushio Denki KK
Ushio Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の赤外線ヒーターのように反射板を必要
とせず、したがって従来と比較して装置への組み付けが
容易でかつ組み付けのための部材を減らすことができる
ような赤外線ヒーターを提供する。 【構成】 ハロゲンランプなどの棒状赤外線ランプと、
石英ガラスなどの管状外囲器と、前記赤外線ランプを前
記管状外囲器の内部空間に支持、固定するための支持部
材から構成され、前記管状外囲器は、その内表面あるい
は外表面にその円周方向の一部分を除いてアルミニウム
蒸着膜などの赤外線反射層を設けることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にハードコピープリ
ンタ、特にインクジェットプリンタのインク乾燥用に用
いられる加熱用ヒーターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、プリント画
像が形成される記録紙にインク液滴を着弾させることに
よりハードコピー画像を形成する装置である。通常、イ
ンクには水分が含まれており、着弾したインク液滴がこ
の水分のために記録紙の繊維質に浸透・拡散して記録紙
のしわやプリント画像品質の低下を招くことがある。こ
れらの問題点を軽減するために、プリント位置の近傍に
おいて記録紙を適当な温度まで加熱することにより、イ
ンクの水分蒸発を促進することが有効である。これらの
ことは、例えば、特開平2−215535や特開平4−
263949などにも解説されている。この加熱におい
ては従来より、白熱ランプあるいはニクロムヒーターな
どの赤外線ヒーターを熱源としたものが採用されてい
る。この方法は、赤外線ヒーターをインクを射出するイ
ンクヘッドの下に配し、インクヘッドと該赤外線ヒータ
ーとの間に記録紙を通過させ、赤外線および雰囲気加熱
の効果によって記録紙を適当な温度まで昇温させるもの
である。この方法においては次のような問題点がある。
すなわち、赤外線ヒーターのほかに、赤外線を反射、集
光させるための反射板が必要で、これは記録紙の加熱効
果を高めるためとともに、プリンタ装置の他の構成部品
を必要以上に昇温させないために不可欠のものである。
したがって、赤外線ヒーターと反射板とをそれぞれ装置
に組み付ける作業が必要であるとともに、そのための部
材を必要とし、これらは装置のコストアップの要因とな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上に述べたよ
うな問題を解決するためになされたものでその目的は、
従来の赤外線ヒーターのように反射板を必要とせず、し
たがって従来と比較して装置への組み付けが容易でかつ
組み付けのための部材を減らすことができるような赤外
線ヒーターを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、ヒータ
ーを、ハロゲンランプなどの棒状赤外線ランプと、石英
ガラスなどの管状外囲器と、前記赤外線ランプを前記管
状外囲器の内部空間に支持、固定するための支持部材か
ら構成し、前記管状外囲器には、その内表面あるいは外
表面にその円周方向の一部分を除いてアルミニウム蒸着
膜などの赤外線反射層を設けることによって達成でき
る。特に、支持部材が、管状外囲器の両端に設けられ、
赤外線ランプから伸びる電極棒を固着していること、更
に、位置決め機構を具えてなることによってより一層達
成できる。
【0005】
【作用】赤外線ランプのフィラメントに通電してフィラ
メントから赤外線を放射させる。放射された赤外線のう
ち管状外囲器に設けられた赤外線反射層に到達したもの
はそこで反射され、その反射光の大部分は赤外線ランプ
に戻るが赤外線反射層のない部分(以下スリット部と記
す)に到達したものは管状外囲器を通過する。この際、
スリット部が記録紙に対面するように本赤外線ヒーター
を配置しておくことにより、スリット部を通過した赤外
線が記録紙に到達し放射加熱の効果によって記録紙は加
熱される。そして、支持部材が、管状外囲器の両端に設
けられ、赤外線ランプから伸びる電極棒を固着している
こと、更には位置決め機構を具えていると、ヒーターが
取り扱い易く、使い勝手も良い。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づき
説明する。図1は本発明に係わる赤外線ヒーターの一部
を切り欠いた正面図、図2は図1のA−A間矢示止断面
図、図3は図1のB部拡大断面である。同図において、
1は管状外囲器、2は赤外線ランプ、3a,3bは赤外
線ランプ2を管状外囲器1に支持、固定するための支持
部材、4a,4bは赤外線ランプ2から伸びる電極棒、
5はランプのバルブ、6は同じくフィラメント、7は同
じくサポータ、9a,9bは同じく封止部14に埋設さ
れたモリブデン箔、8は管状外囲器の内表面に設けられ
た赤外線反射層、10a,10bは支持部材3a,3b
と電極棒4a,4bとをそれぞれ接合するためのハンダ
である。赤外線ランプ2は管状外囲器1の内部空間に配
設される。赤外線ランプ2を構成する電極棒4a,4b
はそれぞれ支持部材3a,3bとハンダ10a,10b
によって接合されており、支持部材3a,3bは管状外
囲器1の両端部にエポキシ接着剤などの耐熱性接着剤1
1によって接着固定されている。管状外囲器1は外径1
6mm、肉厚1mmの石英ガラスで、その内表面には長
手方向については少なくとも赤外線ランプ2のフィラメ
ント6の長さにわたって、円周方向については一部分を
除いて蒸着などの手段によってアルミニウムよりなる赤
外線反射層8が形成されている。管状外囲器1の円周方
向について赤外線反射層8が設けられていない部分、す
なわちスリット部12の幅は管状外囲器1の前周長の4
分の1程度が望ましい。
【0007】赤外線ランプ2を構成するバルブ5は外径
6mm、肉厚1mmの石英ガラス、フィラメント6はら
せん状に加工したタングステン線、サポータ7はリング
状に加工してフィラメント6と接続されたタングステン
線であり、モリブデン箔9a,9bは厚さ約25μmで
フィラメント6の両端部と溶接継電されている。また、
電極棒4a,4bは直径0.8mmのモリブデン棒でモ
リブデン箔9a,9bとそれぞれ溶接継電されている。
支持部材3a,3bはキャップ形状に加工されたアルミ
ニウムもしくはステンレスで、その底面部には直径約
0.8mmの貫通孔13があけられておりこの貫通孔に
電極棒4a,4bを挿入した後にハンダ10a,10b
によって電極棒4a,4bと支持部材3a,3bとがそ
れぞれ接合継電されている。本実施例においては、支持
部材3a,3bがフィラメント6に通電するための電極
を兼ねており使用時には支持部材3aと3b間に電圧を
印加することによってフィラメント6に通電し、フィラ
メント6を赤熱させ赤外線を放射させる。
【0008】フィランメント6から放射された赤外線の
うち、管状外囲器1のスリット部に入射したものはその
大部分が管状外囲器1を透過し、一方赤外線反射層8に
入射したものはその大部分が反射され再び管状外囲器1
の内部に戻る。この反射赤外線は大部分がフィラメント
6に入射しそこで吸収されてフィラメント6を赤熱させ
るために消費されるが、それ以外の反射赤外線は赤外反
射層8の他の部分に入射してそこで反射するか、あるい
は管状外囲器1のスリット部を透過して外に放射される
かのいずれかである。前記の結果、最初にフィラメント
6から放射された赤外線の大部分は管状外囲器1のスリ
ット部から外へ放射されるか、フィラメント6を赤熱さ
せるために再利用されるかのいずれかである。すなわ
ち、管状外囲器1のスリット部からのみ効率的に赤外線
が放射され、スリット部以外からは赤外線がほとんど放
射されない。
【0009】図4に本発明の実施例の赤外線ヒーター、
従来の赤外線ヒーター単体、および従来の赤外線ヒータ
ーと反射板を組み合わせたものについてヒーターの長手
方向と平行な平面における長手方向と垂直な方向の配熱
分布を示す。配熱分布の測定条件は図5の表に示すとお
りである。なお、実施例の赤外線ヒーターの測定におい
ては、測定センサーの位置は管状外囲器1のスリット部
側になるようにした。図4より、赤外線ヒーターから放
射される赤外線による配熱強度の最大値は、従来の赤外
線ヒーター単体の場合が最も小さく、本発明の赤外線ヒ
ーターは赤外線ヒーターと反射板を組み合わせた従来法
の場合と同等以上であることがわかる。すなわち本発明
の赤外線ヒーターは、従来の赤外線ヒーターと反射板を
組み合わせて使用した場合と同等以上の加熱性能を有し
ていることがわかる。
【0010】本発明の赤外線ヒーターをプリンタなどの
装置へ組み付ける際に、管状外囲器1のスリット部と記
録紙とが対面するように支持部材、もしくは位置決め機
構付支持部材を利用して、配置することにより記録紙を
効率良く加熱することができ、従来の赤外線ヒーターを
熱源として用いる場合に必要であった赤外線反射板が不
要となる。上記実施例においては、支持部材3a,3b
が電力供給機構を兼ねているが、電極棒4a,4bに被
覆リード線を接続し、貫通孔13から導出して電力供給
手段を構成しても良い。その場合、支持部材は、セラミ
ックス製でも良く、保持、位置決め機能さえあれば良
い。また、その被覆リード線は、貫通孔13の位置で接
着固定しておくと更に良い。被覆リード線を利用した場
合、赤外線ランプ2と管状外囲器1との間にアンカーな
ど利用すると良いし、支持部材3a,3bを、ランプの
封止部14に固定しても良い。
【0011】
【発明の効果】以上詳細に述べたように、本発明の効果
は次の如くである。すなわち、本発明の赤外線ヒーター
を用いることにより反射板が不要で、したがって従来と
比較してプリンタ装置への組み付けが容易で、組み付け
のための部材を減らすことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る赤外線ヒーターの一部を切り欠
いた正面図。
【図2】図1のA−A間矢示止断面図。
【図3】図1のB部拡大断面図。
【図4】本発明の実施例の赤外線ヒーター、従来の赤外
線ヒーター、および従来の赤外線ヒーターと反射板を組
み合わせた場合の配熱分布を示した図。
【図5】配熱分布の測定条件を示した表。
【符号の説明】
1 管状外囲器 2 赤外線ランプ 3a,3b 支持部材 4a,4b 電極棒 5 バルブ 6 フィラメント 7 サポータ 8 赤外線反射層 9a,9b モリブデン箔 10a,10b ハンダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲンランプなどの棒状赤外線ランプ
    と、石英ガラスなどの管状外囲器と、前記赤外線ランプ
    を前記管状外囲器の内部空間に支持、固定するための支
    持部材から構成され、 前記管状外囲器は、その内表面あるいは外表面にその円
    周方向の一部分を除いてアルミニウム蒸着膜などの赤外
    線反射層を有することを特徴とする赤外線ヒーター。
  2. 【請求項2】 支持部材が、管状外囲器の両端に設けら
    れ、赤外線ランプから伸びる電極棒を固着してなること
    を特徴とする請求項1に記載の赤外線ヒーター。
  3. 【請求項3】 支持部材が、位置決め機構を具えてなる
    ことを特徴とする請求項2に記載の赤外線ヒーター。
JP10440894A 1994-04-20 1994-04-20 赤外線ヒーター Pending JPH07288175A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6654549B1 (en) 1999-11-30 2003-11-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Infrared light bulb, heating device, production method for infrared light bulb
JP2008098135A (ja) * 2006-09-11 2008-04-24 Metro Denki Kogyo Kk 赤外線ヒータ

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