JPH07288068A - 電力用開閉装置の動作監視装置 - Google Patents

電力用開閉装置の動作監視装置

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JPH07288068A
JPH07288068A JP6077526A JP7752694A JPH07288068A JP H07288068 A JPH07288068 A JP H07288068A JP 6077526 A JP6077526 A JP 6077526A JP 7752694 A JP7752694 A JP 7752694A JP H07288068 A JPH07288068 A JP H07288068A
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Migaku Saito
琢 斉藤
Takaaki Sakakibara
高明 榊原
Seiji Wakabayashi
誠二 若林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位置検出機能を有するセンサの自己監視が可
能な、信頼性の高い電力用開閉装置の動作監視装置を提
供する。 【構成】 操作ロッド7の一部に位置検出体16が固定
的に取り付けられる。位置検出体16を含む操作ロッド
7の一部を包囲する監視ケース15の壁面には、操作ロ
ッド7の動作方向と直交する方向において位置検出体1
6と対向する位置に、位置検出機能を有するセンサ21
が配置される。センサ21は、監視ケース15の外面に
固定されたセンサ取付板18に取り付けられる。センサ
21の検出信号は、ケーブル19を介して伝送される。
センサ21は、位置検出体16の移動距離に応じた出力
を送信するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス絶縁開閉装置など
の電力用開閉装置の開閉動作状態を検出し、監視するこ
とを目的とした位置検出機能を有するセンサを備えた電
力用開閉装置の動作監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電力用開閉器として用いられて
いる遮断器においては、その遮断部の開閉動作状態を表
示したり、開閉動作時間を測定するために、その操作機
構部に補助開閉器が設けられている。この補助開閉器
は、遮断器の操作機構の開閉動作に連動して開閉するa
接点およびb設定を備えたものである。
【0003】しかし、この補助開閉器は、機械的接点の
a接点およびb接点が動作源であるため、遮断器の累積
開閉動作回数の増大に伴う接点の摩耗、異物の付着など
によって動作が不安定になる問題があった。
【0004】そこで、最近においては、遮断器の異常を
予知することを目的とした監視システムの開発に伴い、
その遮断器の開閉動作状態を検出するための手段とし
て、従来の補助開閉器に代って無接点近接タイプのセン
サが用いられるようになっている。このタイプのセンサ
としては、例えば、高周波発振を利用したセンサがあ
る。
【0005】図5は、このような高周波発振を利用した
センサを備えた従来の電力用開閉装置の動作監視装置の
一例を示す。ここでは、電力用開閉装置として垂直配置
のパッファ形ガス遮断器を示している。まず、このパッ
ファ形ガス遮断器1は、SF6 ガスを封入した密閉ケー
ス2内に、固定電極3および可動電極4を相対的に動作
可能に配置し、可動電極4側にパッファ機構5を付属的
に形成した開閉装置である。そして、両電極3、4の開
閉動作時に、両電極3,4の間に発生するアークに対し
て、パッファ機構5で圧縮された絶縁ガスを吹き付け、
消弧するように構成されている。
【0006】このパッファ形ガス遮断器1の可動電極4
の開閉動作は、絶縁ロッド6および操作ロッド7を介し
て連結された操作機構8の操作ピストン9の上下動作に
よって行われる。すなわち、この操作機構8の操作ピス
トン9は、アキュムレータ10および油ポンプ11を有
する油圧系の引外用弁12の開放によって下方へ移動し
て可動電極4を固定電極3から引外し、また、投入用弁
13の開放によって上方へ移動して可動電極4を固定電
極3に投入するように構成されている。
【0007】そして、このパッファ形ガス遮断器1にお
いて、開閉動作状態を検出するための動作監視装置14
は、操作機構8に設けられている。この動作監視装置1
4は、操作ロッド7の一部を包囲する監視ケース15
と、操作ロッド7の監視ケース15内で移動する部分に
固定的に設けられた位置検出体16と、監視ケース15
の壁面を貫通する形で位置検出体16に対向して設けら
れた2個のセンサ17a、17bと、監視ケース15の
外面に固定されてこれらのセンサ17a,17bを取り
付けたセンサ取付板18とを有する。この場合、位置検
出体16は、例えば、操作ロッド7と操作ピストン9の
ピストンロッドとを連結する金属フランジによって構成
される。
【0008】また、2個のセンサ17a,17bは、高
周波発振を利用して位置検出体16の位置を検出する位
置検出機能を有する。すなわち、この2個の高周波発振
利用のセンサ17a、17bは、接近に感応する発振コ
イルに、検出物である金属が接近すると、センサ回路の
自己インダクタンスの変化および損失の変化で発振が停
止することを利用したものであり、位置検出体16の接
近に感応して、その位置を検出するように構成されてい
る。これらのセンサ17a,17bは、パッファ形ガス
遮断器1の可動電極4とこれに連結された操作ロッド7
が開状態および閉状態にある場合に、操作ロッド7に設
けられた位置検出体16の開位置および閉位置を検出し
てそれぞれ開位置信号および閉位置信号を発するように
なっている。なお、これらのセンサ17a,17bの出
力は、通常、ツイストペア線などのケーブル19a,1
9bを介して、図示していない中継盤に収納されたセン
サ受信器や計測部などに伝送されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な従来の電力用開閉装置の動作監視装置のセンサ17
a,17bからの出力信号は、開位置信号および閉位置
信号のみであるため、センサ自身の故障を判定すること
は不可能である。そのため、センサ自身が故障した場合
に、電力用開閉装置の故障であると検出してしまう可能
性があり、この点で監視装置としての信頼性に限界があ
る。
【0010】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
位置検出機能を有するセンサの自己監視が可能な、信頼
性の高い電力用開閉装置の動作監視装置を提供すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の電力用開閉装置
の動作監視装置は、開閉動作を行う開閉部を備えた装置
本体部と、開閉部と機械的に連結され、その動作によっ
て開閉部を開閉操作する開閉操作部を備えた操作機構と
を有する電力用開閉装置の動作を監視するための電力用
開閉装置の動作監視装置において、次のような特徴を有
するものである。
【0012】請求項1記載の動作監視装置は、操作機構
の開閉操作部の一部に固定的に設けられた位置検出体
と、この位置検出体を含む開閉操作部の一部を包囲する
ケースと、このケースの壁面に設けられて位置検出体の
位置検出機能を有するセンサを備え、このセンサが位置
検出体の移動距離に応じた出力を送信するように構成さ
れたことを特徴としている。
【0013】請求項2および3記載の動作監視装置は、
請求項1記載の構成に加えて、センサの配置に次のよう
な特徴を有する。すなわち、請求項2記載の動作監視装
置は、センサが、開閉操作部の動作方向と直交する方向
において位置検出体と対向する位置に配置されたことを
特徴としている。また、請求項3記載の動作監視装置
は、センサが、開閉操作部の動作方向と平行な方向にお
いて位置検出体と対向する位置に配置されたことを特徴
としている。
【0014】請求項4、5、および6記載の動作監視装
置は、請求項1記載の構成に加えて、センサの位置検出
方式に次のような特徴を有する。すなわち、請求項4記
載の動作監視装置は、センサが超音波方式のセンサであ
ることを特徴としている。また、請求項5記載の動作監
視装置は、位置検出体が導電体であり、かつ、センサが
渦電流方式のセンサであることを特徴としている。さら
に、請求項6記載の動作監視装置は、センサが光方式の
センサであることを特徴としている。
【0015】請求項7記載の動作監視装置は、請求項1
記載の構成に加えて、センサが、位置検出に用いる信号
の発信部と受信部、および位置検出体の移動距離に応じ
た出力を送信する送信部を一体化したセンサであること
を特徴としている。
【0016】
【作用】以上のような構成を有する本発明においては、
次のような作用が得られる。すなわち、請求項1記載の
動作監視装置においては、電力用開閉装置の開閉部の開
閉動作の際に、この開閉部を開閉操作する開閉操作部に
固定的に設けられた位置検出体の位置をセンサによって
検出し、位置検出体の移動距離に応じた出力を送信する
ことができる。そして、このように、センサによって、
位置検出体の移動距離に応じた出力を送信することによ
り、この出力から、電力用開閉装置の動作状態だけでな
く、センサ自体の動作状態を把握することができる。す
なわち、センサ自体が正常動作状態にある場合と異常動
作状態にある場合の出力レベルに違いが生じるため、こ
のような出力レベルの違いからセンサの正常・異常を容
易かつ確実に判定することができる。
【0017】請求項2記載の動作監視装置においては、
開閉操作部に設けられた位置検出体の移動を、その直交
方向に配置されたセンサにより、このセンサとの間の距
離の変化として監視することができる。
【0018】請求項3記載の動作監視装置においては、
開閉操作部に設けられた位置検出体の移動を、その平行
方向に配置されたセンサにより、このセンサとの間の動
作方向の距離の変化として監視することができる。
【0019】請求項4記載の動作監視装置においては、
位置検出体に超音波を放射し、その反射波をセンサに入
射することにより、その伝播時間の変化に基づいて位置
検出体の位置を検出することができる。
【0020】請求項5記載の動作監視装置においては、
センサに高周波電流を流すことにより、このセンサの近
傍に位置する導電体である位置検出体に発生する渦電流
の変化に基づいて、位置検出体の位置を検出することが
できる。
【0021】請求項6記載の動作監視装置においては、
位置検出体に光を照射し、その反射光をセンサで受光す
ることにより、この反射光の変化に基づいて位置検出体
の位置を検出することができる。
【0022】請求項7記載の動作監視装置においては、
位置検出に用いる信号の発信部と受信部、および位置検
出体の移動距離に応じた出力を送信する送信部を一体化
することにより、センサをユニット化し、構成を簡略化
することができる。
【0023】
【実施例】以下には、本発明による電力用開閉装置の動
作監視装置を、図5に示したようなパッファ形ガス遮断
器1に適用した実施例について、図1〜図4を参照して
説明する。
【0024】[1]実施例の構成 まず、図1は、請求項1および請求項2の発明を適用し
た第1実施例を示している。この第1実施例の動作監視
装置20においては、本発明の開閉操作部に相当する操
作ロッド7の一部に位置検出体16が固定的に取り付け
られている。この位置検出体16を含む操作ロッド7の
一部を包囲する監視ケース15の壁面には、操作ロッド
7の動作方向と直交する方向において位置検出体16と
対向する位置に、位置検出機能を有するセンサ21が配
置されており、監視ケース15の外面に固定されたセン
サ取付板18に取り付けられている。このセンサ21
は、本発明によるセンサであり、位置検出体16の移動
距離に応じた出力を送信するように構成されている。そ
して、このセンサ21の検出信号は、ケーブル19を介
して、図示していない中継盤に収納されたセンサ受信器
や計測部などへ入力されるようになっている。なお、こ
のような動作監視装置20以外のパッファ形ガス遮断器
1の構成については、前述した従来例と同様とされてい
る。
【0025】また、図2は、請求項1および請求項3の
発明を適用した第2実施例を示している。この第2実施
例の動作監視装置20において、本発明の位置検出機能
を有するセンサ21は、監視ケース15の底板15a
の、操作ロッド7の動作方向と平行な方向において位置
検出体16と対向する位置に取り付けられている。この
第2実施例においても、センサ21の検出信号は、ケー
ブル19を介して、図示していない中継盤に収納された
センサ受信器や計測部などへ伝送されるようになってい
る。なお、その他の構成は、前述した第1実施例と同様
とされている。
【0026】さらに、以上のような図1および図2のセ
ンサ21は、請求項7の発明を適用したセンサであり、
図3に示すように構成されている。すなわち、この図3
に示すように、センサ21は、位置検出体16と対向す
る位置に、位置検出に用いる信号S1 の発信部22と受
信部23を備え、反対側に、位置検出体16の移動距離
に応じた出力S2 を送信する送信部24を備えている。
そして、これらの発信部22、受信部23、および送信
部24が、一体化され、センサ21を構成している。
【0027】また、図1および図2のセンサ21の位置
検出方式は、請求項4〜6の発明に従い、超音波方式、
渦電流方式、あるいは光方式の中から選択される。すな
わち、超音波方式を採用した場合には、発信部22を超
音波発信部とし、受信部23を超音波受信部とする。ま
た、渦電流方式を採用した場合には、発信部22を高周
波電流を流すコイルとし、受信部23を渦電流の変化量
を検出するプローブとするとともに、位置検出体16を
導電体とする。この場合、例えば、位置検出体16を、
前記従来例と同様に金属フランジとして構成する。さら
に、光方式を採用した場合には、発信部22を発光部と
し、受信部23を受光部とする。
【0028】[2]実施例の作用 以上のような構成を有する第1、第2実施例の動作監視
装置20の作用は、次の通りである。
【0029】すなわち、パッファ形ガス遮断器1の可動
電極4の開閉動作の際には、この可動電極4を開閉操作
する操作ロッド7に固定的に設けられた位置検出体16
の位置をセンサ21によって検出し、位置検出体16の
移動距離に応じた出力を送信することができる。
【0030】この場合、具体的な位置検出機能は、セン
サ21の位置検出方式に応じて異なる。まず、センサ2
1の位置検出方式として超音波方式を採用した場合に
は、センサ21の超音波発信部22から位置検出体16
に超音波を放射し、その反射波を超音波受信部23に入
射して、この反射波が超音波受信部23に到達するまで
の伝播時間を計測することにより、位置検出体16の位
置を検出することができる。
【0031】また、センサ21の位置検出方式として渦
電流方式を採用した場合には、センサ21のコイル(セ
ンサヘッド)22に高周波電流を流し、このコイル(セ
ンサヘッド)22の近傍に位置する導電体である位置検
出体16に発生する渦電流の変化量をプローブ23によ
って検出することにより、位置検出体16の位置を検出
することができる。すなわち、コイル(センサヘッド)
22に高周波電流を流した状態で、このコイル(センサ
ヘッド)22に導電体である位置検出体16を近づける
と、この位置検出体16の表面には、コイル(センサヘ
ッド)22から発生する磁束を打ち消すように渦電流が
発生する。この渦電流の強さは、コイル(センサヘッ
ド)22と位置検出体16との距離の他に、位置検出体
16の固有抵抗、厚さ、形状などで変化するが、これら
の変化量をプローブ23で検出することにより、演算回
路などを使用して位置検出体16の位置を検出すること
ができる。
【0032】さらに、センサ21の位置検出方式として
光方式を採用した場合には、センサ21の発光部22に
よって位置検出体16に光を照射し、その反射光を受光
部23で受光することにより、この反射光に基づいてセ
ンサ21と位置検出体16間の距離を測定し、位置検出
体16の位置を検出することができる。
【0033】以上のように、いずれの位置検出方式を採
用した場合でも、センサ21の発信部22および受信部
23により、位置検出体16の位置を容易かつ確実に検
出することができる。そして、このように検出した位置
検出体16の位置に基づき、センサ21の送信部24に
よって、位置検出体16の移動距離に応じた出力を送信
することができる。
【0034】したがって、このように、センサ21によ
って位置検出体16の移動距離に応じた出力を送信する
ことにより、この出力から、パッファ形ガス遮断器1の
動作状態だけでなく、センサ21自体の動作状態を把握
することができる。すなわち、センサ21自体が正常動
作状態にある場合と異常動作状態にある場合の出力レベ
ルに違いが生じるため、このような出力レベルの違いか
らセンサの正常・異常を容易かつ確実に判定することが
できる。
【0035】図4は、以上のような第1、第2実施例の
センサ21の出力波形例を示す図である。このうち、図
4(A)は、図1の第1実施例のセンサ21、すなわ
ち、操作ロッド7の動作方向(開閉操作方向)と直交方
向に配置したセンサ21の出力波形例を示している。こ
の図4(A)において、センサ21の出力は、4つのレ
ベルa〜dに大別される。すなわち、aレベルは、セン
サ21の最大出力値レベルであり、bレベルはパッファ
形ガス遮断器1の“入”状態の出力レベルであり、cレ
ベルはパッファ形ガス遮断器1の“切”状態の出力レベ
ルである。この場合、この2つのレベルb,c間が、位
置検出体16の移動距離に応じた出力を示す範囲であ
り、センサ21が正常動作状態にある場合に、出力値は
この範囲にある。また、dレベルはセンサ21からの出
力がない場合を示すレベルである。
【0036】したがって、この第1実施例の動作監視装
置20において、例えば、センサ21の断線などにより
出力が0となるような場合や、センサ21自体の故障が
生じた場合など、センサ21自体に何らかの異常を生じ
た場合には、以上のようなパッファ形ガス遮断器1の動
作状態およびセンサ21の動作状態とセンサ出力レベル
a〜dとの関係に基づいて、センサ21自体の異常を容
易かつ確実に検出することができる。
【0037】一方、図4(B)は、図2の第2実施例の
センサ21、すなわち、操作ロッド7の動作方向(開閉
操作方向)と平行方向に配置したセンサ21の出力波形
例を示している。この図4(B)において、センサ21
の出力は、前述した図4(A)と同様に4つのレベルa
〜dに大別される。したがって、この第2実施例の動作
監視装置20においても、センサ21自体に何らかの異
常を生じた場合には、前記第1実施例と同様に、パッフ
ァ形ガス遮断器1の動作状態およびセンサ21の動作状
態とセンサ出力レベルa〜dとの関係に基づいて、セン
サ21自体の異常を容易かつ確実に検出することができ
る。
【0038】[3]実施例の効果 以上説明したように、図1および図2に示す第1、第2
実施例の動作監視装置20においては、センサ21か
ら、位置検出体16の移動距離に応じた出力を送信する
ことにより、この出力に基づいて、パッファ形ガス遮断
器1の動作状態を常時監視するとともに、センサ21自
体の動作状態を常時監視することができる。したがっ
て、センサ21自体の自己監視機能を有する、信頼性の
高い動作監視装置20を実現することができる。
【0039】[4]他の実施例 なお、前記第1、第2実施例においては、1個のセンサ
を使用した場合について説明したが、センサを複数使用
することも勿論可能である。また、センサの具体的な構
成は、その位置検出方式に応じて適宜選択可能であり、
位置検出体に対する位置も自由に設定可能である。一
方、位置検出体を、必ずしも操作ロッドに設ける必要は
なく、電力用開閉装置の開閉部を操作する動作部分の任
意の位置に配置することができる。さらに、位置検出体
の具体的な構成は適宜変更可能である。そしてまた、前
記第1、第2実施例においては、パッファ形ガス遮断器
に適用した場合について説明したが、本発明は、開閉部
を有する電力用開閉装置一般に同様に適用可能であり、
同様に優れた作用効果が得られるものである。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、セン
サから、位置検出体の移動距離に応じた出力を送信する
ように構成したことにより、この出力から電力用開閉装
置の動作状態とセンサ自体の動作状態を容易かつ確実に
把握することができるため、センサの自己監視機能を有
する、より信頼性の高い電力用開閉装置の動作監視装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電力用開閉装置の動作監視装置の
第1実施例を示す断面図。
【図2】本発明による電力用開閉装置の動作監視装置の
第2実施例を示す断面図。
【図3】図1および図2の動作監視装置のセンサを示す
ブロック図。
【図4】図1および図2の動作監視装置のセンサの出力
波形例を示す図であり、(A)は図1のセンサの出力波
形図、(B)は図2のセンサの出力波形図。
【図5】従来の電力用開閉装置の動作監視装置の一例を
示す断面図。
【符号の説明】
1…電力用開閉装置 2…密閉ケース 3…固定電極 4…可動電極 5…パッファ機構 6…絶縁ロッド 7…操作ロッド 8…操作機構 9…操作ピストン 10…アキュムレータ 11…油ポンプ 12…引外用弁 13…投入用弁 14…動作監視装置 15…監視ケース 16…位置検出体 17a,17b…センサ 18…センサ取付板 19,19a,19b…ケーブル 20…動作監視装置 21…センサ 22…発信部 23…受信部 24…送信部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉動作を行う開閉部を備えた装置本体
    部と、前記開閉部と機械的に連結され、その動作によっ
    て前記開閉部を開閉操作する開閉操作部を備えた操作機
    構とを有する電力用開閉装置の動作を監視するための電
    力用開閉装置の動作監視装置において、 前記操作機構の前記開閉操作部の一部に固定的に設けら
    れた位置検出体と、この位置検出体を含む開閉操作部の
    一部を包囲するケースと、このケースの壁面に設けられ
    て前記位置検出体の位置検出機能を有するセンサを備
    え、このセンサが前記位置検出体の移動距離に応じた出
    力を送信するように構成されたことを特徴とする電力用
    開閉装置の動作監視装置。
  2. 【請求項2】 前記センサが、前記開閉操作部の動作方
    向と直交する方向において前記位置検出体と対向する位
    置に配置されたことを特徴とする請求項1記載の電力用
    開閉装置の動作監視装置。
  3. 【請求項3】 前記センサが、前記開閉操作部の動作方
    向と平行な方向において前記位置検出体と対向する位置
    に配置されたことを特徴とする請求項1記載の電力用開
    閉装置の動作監視装置。
  4. 【請求項4】 前記センサが超音波方式のセンサである
    ことを特徴とする請求項1記載の電力用開閉装置の動作
    監視装置。
  5. 【請求項5】 前記位置検出体が導電体であり、かつ、
    前記センサが渦電流方式のセンサであることを特徴とす
    る請求項1記載の電力用開閉装置の動作監視装置。
  6. 【請求項6】 前記センサが光方式のセンサであること
    を特徴とする請求項1記載の電力用開閉装置の動作監視
    装置。
  7. 【請求項7】 前記センサが、位置検出に用いる信号の
    発信部と受信部、および前記位置検出体の移動距離に応
    じた出力を送信する送信部を一体化したセンサであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電力用開閉装置の動作監
    視装置。
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