JPH0728772U - 鉄道用動力車 - Google Patents
鉄道用動力車Info
- Publication number
- JPH0728772U JPH0728772U JP6390893U JP6390893U JPH0728772U JP H0728772 U JPH0728772 U JP H0728772U JP 6390893 U JP6390893 U JP 6390893U JP 6390893 U JP6390893 U JP 6390893U JP H0728772 U JPH0728772 U JP H0728772U
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- rail
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- Pending
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- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 動輪の進行方向側のレール上に摩擦係数を高
める砂を散布する散砂装置を有する鉄道用動力車(機関
車)において、散布した砂が後続の貨車や客車の抵抗と
ならないようにする。 【構成】 動輪のうちの進行方向と反対側の最終の動輪
側に、レールに散布された砂を除去するブラシ又は圧縮
空気からなる除砂装置を設ける。
める砂を散布する散砂装置を有する鉄道用動力車(機関
車)において、散布した砂が後続の貨車や客車の抵抗と
ならないようにする。 【構成】 動輪のうちの進行方向と反対側の最終の動輪
側に、レールに散布された砂を除去するブラシ又は圧縮
空気からなる除砂装置を設ける。
Description
【0001】
本考案は、電気機関車、ジーゼル機関車あるいは蒸気機関車の鉄道用動力車に 係り、特に、散砂装置を有するものに関する。
【0002】
従来、鉄道用動力車(以下、動力車という)は、起動時又は登坂時等の大きな 牽引力を必要とするとき、動輪の進行方向側のレール上に砂を散布する散砂装置 が設けられている。
【0003】
しかしながら、上記従来の動力車においては、散砂装置を用いて牽引力を高め るようにしたとき、その動力車に牽引される貨車や客車にとっては、レール上に 散布された砂が抵抗となって動力車の牽引力が相殺されたり、また、客車の乗り 心地を劣化させるおそれがあった。
【0004】 そこで、本考案は、上記欠点を解決するためになされたものであって、その目 的は、貨車や客車に不都合を与えない動力車を提供することにある。
【0005】
本考案に係る動力車は、上記目的を達成するために、動輪の進行方向側のレー ル上に摩擦係数を高める砂を散布する散砂装置を有する動力車において、前記動 輪のうちの進行方向と反対側の最終の動輪側に、前記レールに散布された砂を除 去するブラシ又は圧縮空気からなる除砂装置を設けたことを特徴としている。
【0006】
上記構成において、ブラシ又は圧縮空気からなる除砂装置は、レール上の砂を 除去する。したがって、散布された砂は、動力車の後に続く貨車や客車の抵抗と なることがない。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、一実施例に係る動 力車としての電気機関車イの側面図であって、複数(図示の例では6個)の動輪 W1 〜W6 を有していて、レールR上に載置されている。
【0008】 電気機関車イの先頭部(図1の進行方向を示す矢印側)下部及び後部(先頭部 と反対側)下部には、周知の電気機関車と同様に、散砂装置1a,1bが設けら れている。
【0009】 この散砂装置1a,1bは、同一構成であるので、図2には先頭部の散砂装置 1aのみを拡大して示してある。この散砂装置1aは、砂タンク2と、その下部 に開溝をレールR上に位置した自動弁Vを有するノズル3とから構成されている 。
【0010】 除去装置10a,10bは、電気機関車イの先頭部及び後部で上記散砂装置1 a,1bの外方にそれぞれ設けられている。
【0011】 両除去装置10a,10bは、同一構成であるので、図2には先頭部の除去装 置10aのみを拡大して示してある。
【0012】 除去装置10aは、シリンダ11と、そのシリンダ11のピストン12の下端 部に設けられたモータMと、そのモータMの回転軸に植設されたブラシBとから 構成されている。
【0013】 シリンダ11が駆動してピストン12が所定位置まで降下すると、ブラシBが レールRに接し、また、モータMが回転すると、レールR上の砂を除去するよう に作用する(図1の後部の除去装置10b参照)。そして、ピストン12が上昇 したときは、ブラシBはレールRの上方に位置する(図1の先頭部の除去装置1 0a及び図2参照)。
【0014】 次に、除去装置10a,10bの動作について説明する。今、電気機関車イが 矢印方向へ進行し、かつ摩擦抵抗を高めるために、散砂装置1aからレールR上 に砂が散布されたとする。
【0015】 このとき、先頭部の除去装置10aのピストン12は上昇し、かつモータMが 停止状態に保たれている。他方、後部の除去装置10bのピストン12は降下し 、かつモータMが回転する。したがって、レールR上の砂はブラシBによって除 去され、電気機関車イに後続する貨車や客車にレールR上の砂が抵抗となること がない。
【0016】 電気機関車イが図1の矢印と反対方向へ進行するときに、後部の散砂装置1b が散砂したときは、後部の除去装置10bのピストン12は上昇し、かつモータ Mが停止状態に保たれ、他方、先頭部の除去装置10aのピストン12が降下し 、かつモータMが回転する。
【0017】 図3は、ブラシBの代わりに、圧縮空気によりレールR上の砂を除去する除去 装置10a′,10b′の例が示されている。
【0018】 すなわち、この実施例に係る除去装置10a′,10b′においては、先頭部 及び後部のブラシB,Bの位置に、図示しない圧縮タンクに接続された自動弁V ′を有し、かつ噴射口がレールR上に開口した噴射ノズル13,13(図3にお いては先頭部のみ開示してある。)がそれぞれ設けられている。
【0019】 したがって、自動弁V′が開かれると、上述のブラシBと同様に、レールR上 の砂を除去することができる。
【0020】 なお、上述の実施例では、電気機関車イを動力車としたが、これをジーゼル機 関車又は蒸気機関車としてもよい。
【0021】
本考案に係る動力車は、動輪のうちの進行方向と反対側の最終の動輪側に、レ ールに散布された砂を除去するブラシ又は圧縮空気からなる除砂装置を設けたの で、散砂装置が散布した砂を除去でき、動力車に続く貨車や客車の抵抗を小さく することができる。
【図1】本考案の動力車を電気機関車としたときの側面
図である。
図である。
【図2】散砂装置及び除去装置の拡大図である。
【図3】除去装置の他の例を示す拡大図である。
イ 動力車(電気機関車) 1a,1b 散砂装置 2 砂タンク 3 ノズル 10a,10b,10a′,10b′ 除去装置 13 噴射ノズル V,V′ 自動弁 W1 〜W6 動輪 B ブラシ M モータ R レール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (1)
- 【請求項1】 動輪の進行方向側のレール上に摩擦係数
を高める砂を散布する散砂装置を有する鉄道用動力車に
おいて、 前記動輪のうちの進行方向と反対側の最終の動輪側に、
前記レールに散布された砂を除去するブラシ又は圧縮空
気からなる除砂装置を設けたことを特徴とする鉄道用動
力車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6390893U JPH0728772U (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | 鉄道用動力車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6390893U JPH0728772U (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | 鉄道用動力車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0728772U true JPH0728772U (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=13242908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6390893U Pending JPH0728772U (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | 鉄道用動力車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728772U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015212114A (ja) * | 2014-05-02 | 2015-11-26 | 北海道旅客鉄道株式会社 | 砂散布用車両および砂散布方法 |
JP2018529574A (ja) * | 2015-09-30 | 2018-10-11 | シーメンス インダストリー インコーポレイテッドSiemens Industry, Inc. | 砂まきシステムを収容するための袖仕切り、砂まきシステムを備える鉄道車両および鉄道車両に砂まきシステムを取り付ける方法 |
-
1993
- 1993-11-02 JP JP6390893U patent/JPH0728772U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015212114A (ja) * | 2014-05-02 | 2015-11-26 | 北海道旅客鉄道株式会社 | 砂散布用車両および砂散布方法 |
JP2018529574A (ja) * | 2015-09-30 | 2018-10-11 | シーメンス インダストリー インコーポレイテッドSiemens Industry, Inc. | 砂まきシステムを収容するための袖仕切り、砂まきシステムを備える鉄道車両および鉄道車両に砂まきシステムを取り付ける方法 |
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