JPH07285952A - 新規複素環誘導体 - Google Patents

新規複素環誘導体

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Publication number
JPH07285952A
JPH07285952A JP7067197A JP6719795A JPH07285952A JP H07285952 A JPH07285952 A JP H07285952A JP 7067197 A JP7067197 A JP 7067197A JP 6719795 A JP6719795 A JP 6719795A JP H07285952 A JPH07285952 A JP H07285952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nmr
dmso
nujol
phenyl
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7067197A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Kato
眞行 加藤
Kiyotaka Ito
清隆 伊藤
Toshio Yamanaka
敏夫 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Priority claimed from GB9407018A external-priority patent/GB9407018D0/en
Priority claimed from GB9417443A external-priority patent/GB9417443D0/en
Application filed by Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式: 【化1】 [式中、R1 は、低級アルキル、アル(低級)アルキ
ル、シクロ(低級)アルキル等を、Yは、式 R2−W=C (式中、R2 はアシルを、WはNまたはCHを表す)の
基等を、Zは式 C=CH−R5 (式中、R5 はカルボキシ、保護されたカルボキシ等を
表す。)の基等を、 【化2】 は単結合または二重結合を、nは0または1を、それぞ
れ表す。]で表される新規複素環誘導体およびその医薬
として許容される塩。 【効果】 この化合物は強いトロンビンレセプターアン
タゴニスト作用を有するのでトロンビンレセプター介在
性疾患の予防薬ならびに治療薬として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は強力なトロンビンレセ
プターアンタゴニスト作用を有する新規複素環誘導体に
関するものであり、医療の分野で利用される。
【0002】
【従来の技術】複素環誘導体は数多く知られているが、
この発明の下記一般式(I)で示される複素環誘導体は
知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】トロンビンレセプター
アンタゴニスト作用を有し、医薬として有用な化合物は
知られているが、この発明はさらに優れた医薬品の開発
を意図してなされたものである。
【0004】
【発明の構成】本発明が目的とする複素環誘導体は、新
規であって、次の一般式(I)によって表すことができ
る。
【化5】 [式中、R1 は、低級アルキル、アル(低級)アルキ
ル、シクロ(低級)アルキル、複素環基、アシル複素環
基、または適当な置換基を有していてもよいアリール
を、Yは、式 R2−W=C (式中、R2 はアシルを、WはNまたはCHを表す)の
基、式
【化6】 (式中、R3 はアシルを、R4 はアリールを表す)の基
または、 O=C の基を、Zは式 C=CH−R5 (式中、R5 はカルボキシ、保護されたカルボキシ、ア
ミノ(低級)アルコキシカルボニル、保護されたアミノ
(低級)アルコキシカルボニル、アシル、適当な置換基
を有していてもよいアリールまたは複素環基を表す。)
の基または式
【化7】 (式中、R6 は水素を、R7 は水素、カルボキシ(低
級)アルキル、または保護されたカルボキシ(低級)ア
ルキルを表す)の基を、
【化8】 は単結合または二重結合を、nは0または1を、それぞ
れ表す]
【0005】本発明の目的化合物(I)は、次の各方法
により製造できる。 方法(1)
【化9】
【0006】方法(2)
【化10】
【0007】方法(3)
【化11】 上記の式において、R1 、R2 、R3 、R4 、Y、Z、
nおよび
【化12】 は各々上に定義した通りであり、X1 は脱離基を表す。
出発化合物は次の諸方法により製造できる。
【0008】方法(A)
【化13】
【0009】方法(B)
【化14】
【0010】方法(C)
【化15】
【0011】方法(D)
【化16】
【0012】方法(E)
【化17】 上記式中、R1 、R2 、R4 、R5 、R6 、R7 、W、
ZおよびX1 は各々上に定義した通りであり、Mはアル
カリ金属を、X2 およびX3 は各々脱離基を表す。目的
化合物(I)の医薬として許容しうる好適な塩は慣用の
無毒性塩であって、それらとしては、無機塩基との塩、
たとえばアルカリ金属塩(たとえばナトリウム塩、カリ
ウム塩など)、アルカリ土類金属塩(たとえばカルシウ
ム塩、マグネシウム塩など)、アンモニウム塩;有機塩
基との塩、たとえば有機アミン塩(たとえばトリエチル
アミン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、エタノールアミン
塩、トリエタノールアミン塩、ジシクロヘキシルアミン
塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩など);
無機酸付加塩(たとえば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸
塩、燐酸塩など);有機カルボン酸またはスルホン酸付
加塩(たとえば蟻酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、
マレイン酸塩、酒石酸塩、フマル酸塩、メタンスルホン
酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩な
ど);塩基性または酸性アミノ酸(たとえばアルギニ
ン、アスパラギン酸、グルタミン酸など)との塩など
の、塩基との塩または酸付加塩が挙げられる。
【0013】本明細書の上記および以下の説明におい
て、本発明がその範囲内に包含せんとする種々の定義の
好適な例、具体例を以下に詳細に説明する。「低級」な
る語は、とくに断わらない限り、1〜6個、好ましくは
1〜4個の炭素原子を有する基を意味するために使用す
る。「高級」なる語は、とくに断わらない限り、7〜2
0個の炭素原子を有する基を意味するために使用する。
好適な「低級アルキル」ならびに「アル(低級)アルキ
ル」、「カルボキシ(低級)アルキル」、および「保護
されたカルボキシ(低級)アルキル」なる表現における
好適な「低級アルキル」部分としては、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第
二級ブチル、第三級ブチル、ペンチル、第三級ペンチ
ル、ヘキシルなどの、1〜6個の炭素原子を有する直鎖
状または分枝鎖状のものが挙げられる。好適な「低級ア
ルケニル」としては、ビニル、1−(または2−)プロ
ペニル、1−(または2−または3−)ブテニル、1−
(または2−または3−または4−)ペンテニル、1−
(または2−または3−または4−または5−)ヘキセ
ニル、メチルビニル、エチルビニル、1−(または2−
または3−)メチル−1−(または2−)プロペニル、
1−(または2−または3−)エチル−1−(または2
−)プロペニル、1−(または2−または3−または4
−)メチル−1−(または2−または3−)ブテニルな
どが挙げられ、より好ましい例はC2〜C4アルケニルで
ある。好適な「低級アルキニル」としては、エチニル、
1−プロピニル、プロパルギル、1−メチルプロパルギ
ル、1または2または3−ブチニル、1または2または
3または4−ペンチニル、1または2または3または4
または5−ヘキシニルなどが挙げられる。
【0014】好適な「低級アルコキシ」ならびに「アミ
ノ(低級)アルコキシカルボニル」および「保護された
アミノ(低級)アルコキシカルボニル」なる表現におけ
る好適な「低級アルコキシ」部分としては、メトキシ、
エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イ
ソブトキシ、t−ブトキシ、ペンチルオキシ、t−ペン
チルオキシ、ヘキシルオキシなどが挙げられる。好適な
「シクロ(低級)アルキル」としては、シクロプロピ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどが挙げられ
る。好適な「シクロ(低級)アルケニル」としては、シ
クロヘキセニル、シクロヘキサジエニルなどが挙げられ
る。好適な「アリール」および「アル(低級)アルキ
ル」なる表現における好適な「アリール部分」として
は、フェニル、ナフチルなどが挙げられる。好適な「ハ
ロゲン」としては、弗素、臭素、塩素および沃素が挙げ
られる。好適な「脱離基」としては、酸残基、上に例示
した低級アルコキシなどが挙げられる。好適な酸残基と
しては、上に例示したハロゲン、アシルオキシなどが挙
げられる。
【0015】好適な「保護されたカルボキシ」および
「保護されたカルボキシ(低級)アルキル」なる表現に
おける好適な「保護されたカルボキシ部分」としては、
エステル化されたカルボキシなどが挙げられる。該エス
テルの好適な例としては、低級アルキルエステル(たと
えばメチルエステル、エチルエステル、プロピルエステ
ル、イソプロピルエステル、ブチルエステル、イソブチ
ルエステル、t−ブチルエステル、ペンチルエステル、
t−ペンチルエステル、ヘキシルエステルなど);低級
アルケニルエステル(たとえばビニルエステル、アリル
エステルなど);低級アルキニルエステル(たとえばエ
チニルエステル、プロピニルエステルなど);低級アル
コキシ低級アルキルエステル(たとえばメトキシメチル
エステル、エトキシメチルエステル、イソプロポキシメ
チルエステル、1−メトキシエチルエステル、1−エト
キシエチルエステルなど);低級アルキルチオ低級アル
キルエステル(たとえばメチルチオメチルエステル、エ
チルチオメチルエステル、エチルチオエチルエステル、
イソプロピルチオメチルエステルなど);モノ(または
ジまたはトリ)ハロ(低級)アルキルエステル(たとえ
ば2−ヨードエチルエステル、2,2,2−トリクロロ
エチルエステルなど);低級アルカノイルオキシ低級ア
ルキルエステル(たとえばアセトキシメチルエステル、
プロピオニルオキシメチルエステル、ブチリルオキシメ
チルエステル、バレリルオキシメチルエステル、ピバロ
イルオキシメチルエステル、ヘキサノイルオキシメチル
エステル、1−アセトキシエチルエステル、2−アセト
キシエチルエステル、2−プロピオニルオキシエチルエ
ステルなど);低級アルコキシカルボニルオキシ低級ア
ルキルエステル(たとえばメトキシカルボニルオキシメ
チルエステル、エトキシカルボニルオキシメチルエステ
ル、プロポキシカルボニルオキシメチルエステル、1−
(または2−)[メトキシカルボニルオキシ]エチルエ
ステル、1−(または2−)[エトキシカルボニルオキ
シ]エチルエステル、1−(または2−)[プロポキシ
カルボニルオキシ]エチルエステル、1−(または2
−)[イソプロポキシカルボニルオキシ]エチルエステ
ルなど);低級アルカンスルホニル(低級)アルキルエ
ステル(たとえばメシルメチルエステル、2−メシルエ
チルエステルなど);低級アルコキシカルボニルオキシ
低級アルキルエステル(たとえばメトキシカルボニルオ
キシメチルエステル、エトキシカルボニルオキシメチル
エステル、プロポキシカルボニルオキシメチルエステ
ル、t−ブトキシカルボニルオキシメチルエステル、1
−(または2−)メトキシカルボニルオキシエチルエス
テル、1−(または2−)エトキシカルボニルオキシエ
チルエステル、1−(または2−)イソプロポキシカル
ボニルオキシエチルエステルなど);フタリジリデン
(低級)アルキルエステル;(5−低級アルキル−2−
オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)低級アルキ
ルエステル[たとえば(5−メチル−2−オキソ−1,
3−ジオキソール−4−イル)メチルエステル、(5−
エチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イ
ル)メチルエステル、(5−イソプロピル−2−オキソ
−1,3−ジオキソール−4−イル)エチルエステルな
ど];アル(低級)アルキルエステル、たとえば、1個
以上の適当な置換基を有していてもよいフェニル(低
級)アルキルエステル、(たとえばベンジルエステル、
4−メトキシベンジルエステル、4−ニトロベンジルエ
ステル、フェネチルエステル、トリチルエステル、ベン
ズヒドリルエステル、ビス(メトキシフェニル)メチル
エステル、3,4−ジメトキシベンジルエステル、4−
ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルベンジルエステル
など);1個以上の適当な置換基を有していてもよいア
リールエステル、たとえば置換または無置換フェニルエ
ステル(たとえばフェニルエステル、トリルエステル、
t−ブチルフェニルエステル、キシリルエステル、メシ
チルエステル、クメニルエステル、4−クロロフェニル
エステル、4−メトキシフェニルエステルなど);トリ
低級アルキルシリルエステル;低級アルキルチオエステ
ル(たとえばメチルチオエステル、エチルチオエステル
など)などのものが挙げられる。
【0016】「保護されたヒドロキシ」なる表現におけ
る好適な「ヒドロキシ保護基」としては、アシル、1個
以上の適当な置換基を有していてもよいフェニル低級ア
ルキル(たとえばベンジル、4−メトキシベンジル、ト
リチルなど)、三置換シリル[たとえばトリ低級アルキ
ルシリル(たとえばトリメチルシリル、t−ブチルジメ
チルシリルなど)など]、テトラヒドロピラニルなどが
挙げられる。好適な「保護されたアミノ」および「保護
されたアミノ(低級)アルコキシカルボニル」なる表現
における好適な「保護されたアミノ部分」としては、ア
シルアミノまたは慣用の、1個以上の置換基を有してい
てもよいアル(低級)アルキル(たとえばベンジル、ト
リチルなど)などの保護基で置換されたアミノが挙げら
れる。好適な「アシル」ならびに「アシルアミノ」およ
び「アシルオキシ」なる表現における好適な「アシル部
分」としては、カルバモイル、脂肪族アシル、芳香環含
有アシル基(芳香族アシルと呼ぶ)および複素環含有ア
シル基(複素環アシルと呼ぶ)が挙げられる。
【0017】該アシルの好適な例を以下に示す:カルバ
モイル;チオカルバモイル;脂肪族アシル、たとえば低
級または高級アルカノイル(たとえばホルミル、アセチ
ル、プロパノイル、ブタノイル、2−メチルプロパノイ
ル、ペンタノイル、2,2−ジメチルプロパノイル、ヘ
キサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、ノナノイ
ル、デカノイル、ウンデカノイル、ドデカノイル、トリ
デカノイル、テトラデカノイル、ペンタデカノイル、ヘ
キサデカノイル、ヘプタデカノイル、オクタデカノイ
ル、ノナデカノイル、イコサノイルなど);低級または
高級アルコキシカルボニル(たとえばメトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブト
キシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、t−ペンチ
ルカルボニル、ヘプチルオキシカルボニルなど);低級
または高級アルキルスルホニル(たとえばメチルスルホ
ニル、エチルスルホニルなど);低級または高級アルコ
キシスルホニル(たとえばメトキシスルホニル、エトキ
シスルホニルなど);シクロ(低級)アルキルカルボニ
ル(たとえばシクロプロピルカルボニル、シクロペンチ
ルカルボニル、シクロヘキシルカルボニルなど);な
ど;芳香族アシル、たとえばアロイル(たとえばベンゾ
イル、トルオイル、ナフトイル、テトラヒドロナフトイ
ルなど);アル(低級)アルカノイル[たとえばフェニ
ル(低級)アルカノイル(たとえばフェニルアセチル、
フェニルプロパノイル、フェニルブタノイル、フェニル
イソブタノイル、フェニルペンタノイル、フェニルヘキ
サノイルなど)、ナフチル(低級)アルカノイル(たと
えばナフチルアセチル、ナフチルプロパノイル、ナフチ
ルブタノイルなど)など];アル(低級)アルケノイル
[たとえばフェニル(低級)アルケノイル(たとえばフ
ェニルプロペノイル、フェニルブテノイル、フェニルメ
タクリロイル、フェニルペンテノイル、フェニルヘキセ
ノイルなど)、ナフチル(低級)アルケノイル(たとえ
ばナフチルプロペノイル、ナフチルブテノイルなど)な
ど];アル(低級)アルキノイル[たとえばフェニル
(低級)アルキノイル(たとえばフェニルプロピノイ
ル、フェニル−1−(または2−)ブチノイルなど)、
ナフチル(低級)アルキノイル(たとえば、ナフチルプ
ロピノイル、フェニル−1−(または2−)ブチノイ
ル、など];アル(低級)アルコキシカルボニル[たと
えばフェニル(低級)アルコキシカルボニル(たとえば
ベンジルオキシカルボニルなど)など];アリールオキ
シカルボニル(たとえばフェノキシカルボニル、ナフチ
ルオキシカルボニルなど);アリールオキシ(低級)ア
ルカノイル(たとえばフェノキシアセチル、フェノキシ
プロピオニルなど);アリールグリオキシロイル(たと
えばフェニルグリオキシロイル、ナフチルグリオキシロ
イルなど);アリールスルホニル(たとえばフェニルス
ルホニル、p−トリルスルホニルなど);など;複素環
アシル、たとえば複素環カルボニル;複素環(低級)ア
ルカノイル(たとえば複素環アセチル、複素環プロパノ
イル、複素環ブタノイル、複素環ペンタノイル、複素環
ヘキサノイルなど);複素環(低級)アルケノイル(た
とえば複素環プロペノイル、複素環ブテノイル、複素環
ペンテノイル、複素環ヘキセノイルなど);複素環グリ
オキシロイル;など。
【0018】上記の「複素環カルボニル」、「複素環低
級アルカノイル」、「複素環低級アルケノイル」および
「複素環グリオキシロイル」なる表現における好適な
「複素環部分」は、より詳細には、酸素原子、硫黄原
子、窒素原子などのヘテロ原子を少なくとも1個含有す
る飽和または不飽和、単環式または多環式複素環基を意
味する。とくに好ましい複素環基は、1〜4個の窒素原
子を含有する不飽和3〜8員(より好ましくは5または
6員)複素単環基、たとえばピロリル、ピロリニル、イ
ミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ジヒドロピリジ
ル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアゾ
リル(たとえば4H−1,2,4−トリアゾリル、1H
−1,2,3−トリアゾリル、2H−1,2,3−トリ
アゾリルなど)、テトラゾリル(たとえば1H−テトラ
ゾリル、2H−テトラゾリルなど)など;1〜4個の窒
素原子を含有する飽和3〜8員(より好ましくは5また
は6員)複素単環基、たとえばピロリジニル、イミダゾ
リジニル、ピペリジル、ピペラジニル、ジアザシクロヘ
プチル(たとえば1,4−ジアザシクロヘプチルなど)
など;1〜4個の窒素原子を含有する不飽和縮合複素環
基、たとえばインドリル、イソインドリル、インドリニ
ル、インドリジニル、ベンゾイミダゾリル、キノリル、
テトラヒドロキノリル、イソキノリル、インダゾリル、
ベンゾトリアゾリルなど;1〜4個の窒素原子を含有す
る複素架橋環基、たとえば、ジアザビシクロアルキル
(たとえば2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプ
チル、キヌクリジニルなど)など;1〜2個の酸素原子
と1〜3個の窒素原子とを含有する不飽和3〜8員(よ
り好ましくは5または6員)複素単環基、たとえばオキ
サゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル(たと
えば1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキ
サジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリルなど)な
ど;1〜2個の酸素原子と1〜3個の窒素原子とを含有
する飽和3〜8員(より好ましくは5または6員)複素
単環基、たとえばモルホリニル、シドノニルなど;1〜
2個の酸素原子と1〜3個の窒素原子とを含有する不飽
和縮合複素環基、たとえばベンゾオキサゾリル、ベンゾ
オキサジアゾリルなど;1〜2個の硫黄原子と1〜3個
の窒素原子とを含有する不飽和3〜8員(より好ましく
は5または6員)複素単環基、たとえばチアゾリル、イ
ソチアゾリル、チアジアゾリル(たとえば1,2,3−
チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,
3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル
など)、ジヒドロチアジニルなど;1〜2個の硫黄原子
と1〜3個の窒素原子とを含有する飽和3〜8員(より
好ましくは5または6員)複素単環基、たとえばチアゾ
リジニルなど;1〜2個の硫黄原子を含有する不飽和3
〜8員(より好ましくは5または6員)複素単環基、た
とえばチエニル、ジヒドロチイニル、ジヒドロジチオニ
ルなど;1〜2個の硫黄原子と1〜3個の窒素原子とを
含有する不飽和縮合複素環基、たとえばベンゾチアゾリ
ル、ベンゾチアジアゾリルなど;1個の酸素原子を含有
する不飽和3〜8員(より好ましくは5または6員)複
素単環基、たとえばフリルなど;1個の酸素原子と1〜
2個の硫黄原子とを含有する不飽和3〜8員(より好ま
しくは5または6員)複素単環基、たとえばジヒドロオ
キサチイニルなど;1〜2個の硫黄原子を含有する不飽
和縮合複素環基、たとえばベンゾチエニルなど;1個の
酸素原子と1〜2個の硫黄原子とを含有する不飽和縮合
複素環基、たとえばベンゾオキサチイニルなど;などの
ごとき複素環基が挙げられる。
【0019】上記したアシル部分は、1〜10個の同一
または異なる適当な置換基を有していてもよく、該置換
基としては、上に例示した低級アルキル、上に例示した
低級アルコキシ、上に例示した低級アルケニル、上に例
示した低級アルキニル、アリール部分および低級アルキ
ル部分が各々上に例示した通りのアル(低級)アルキ
ル、低級アルキル部分が上に例示した通りの低級アルキ
ルチオ、低級アルキル部分が上に例示した通りの低級ア
ルキルアミノ、上に例示したシクロ(低級)アルキル、
上に例示したシクロ(低級)アルケニル、上に例示した
ハロゲン、上に例示したアリール、アミノ、上に例示し
た保護されたアミノ、ヒドロキシ、上に例示した保護さ
れたヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシ、上に例
示した保護されたカルボキシ、スルホ、スルファモイ
ル、イミノ、オキソ、低級アルキル部分が上に例示した
通りのアミノ(低級)アルキル、保護されたアミノ部分
および低級アルキル部分が各々上に例示した通りの保護
されたアミノ(低級)アルキル、カルバモイルオキシ、
ハロゲン部分および低級アルキル部分が各々上に例示し
た通りのモノ(またはジまたはトリ)ハロ(低級)アル
キル、複素環部分および低級アルキル部分が各々上に例
示した通りの複素環式(低級)アルキル、アシル部分、
複素環部分および低級アルキル部分が各々上に例示した
通りのアシル複素環式(低級)アルキル、アリール部
分、複素環部分および低級アルキル部分が各々上に例示
した通りのモノ(またはジ)アル(低級)アルキル複素
環式(低級)アルキル、ハロゲン部分、アリール部分、
複素環部分および低級アルキル部分が各々上に例示した
通りのハロ(低級)アルキル複素環式(低級)アルキ
ル、上に例示したアシル、上に例示した複素環基、アシ
ル部分および複素環部分が各々上に例示した通りのアシ
ル複素環基、低級アルキル部分が上に例示した通りのヒ
ドロキシ(低級)アルキル、保護されたヒドロキシ部分
および低級アルキル部分が各々上に例示した通りの保護
されたヒドロキシ(低級)アルキルなどが挙げられる。
好適な「アルカリ金属」としては、カリウム、ナトリウ
ムなどが挙げられる。「適当な置換基を有していてもよ
いアリール」なる表現における好適な「置換基」として
は、上に例示した低級アルキル、上に例示した低級アル
コキシ、上に例示した低級アルケニル、上に例示した低
級アルキニル、ハロゲン部分および低級アルキル部分が
各々上に例示した通りのモノ(またはジまたはトリ)ハ
ロ低級アルキル、上に例示したシクロ(低級)アルキ
ル、上に例示したシクロ(低級)アルケニル、上に例示
したハロゲン、カルボキシ、上に例示した保護されたカ
ルボキシ、ヒドロキシ、上に例示した保護されたヒドロ
キシ、上に例示したアリール、アリール部分および低級
アルキル部分が各々上に例示した通りのアル(低級)ア
ルキル、低級アルキル部分が上に例示した通りのカルボ
キシ(低級)アルキル、保護されたカルボキシ部分およ
び低級アルキル部分が各々上に例示した通りの保護され
たカルボキシ(低級)アルキル、ニトロ、アミノ、上に
例示した保護されたアミノ、低級アルキル部分が上に例
示した通りのジ(低級)アルキルアミノ、低級アルキル
部分が上に例示した通りのアミノ(低級)アルキル、保
護されたアミノ部分および低級アルキル部分が各々上に
例示した通りの保護されたアミノ(低級)アルキル、低
級アルキル部分が上に例示した通りのヒドロキシ(低
級)アルキル、保護されたヒドロキシ部分および低級ア
ルキル部分が各々上に例示した通りの保護されたヒドロ
キシ(低級)アルキル、上に例示したアシル、シアノ、
スルホ、スルファモイル、カルバモイルオキシ、メルカ
プト、低級アルキル部分が上に例示した通りの低級アル
キルチオ、イミノなどが挙げられる。
【0020】目的化合物および出発化合物の製造法を以
下に詳細に説明する。 方法(1) 化合物(I)またはその塩は、化合物(II)またはそ
の塩を環化反応に付すことにより製造できる。反応は、
通常、反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶媒、たとえば
水、アルコール(たとえばメタノール、エタノール、プ
ロパノールなど)、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
N,N−ジメチルホルムアミドまたはこれらの混合物中
で実施する。出発化合物が液状である場合には、それを
溶媒としても利用することができる。反応温度はとくに
限定されないが、通常は、加温ないし加熱下に反応を実
施する。
【0021】方法(2) 化合物(Ia)またはその塩は、化合物(III)また
はそのイミノ基における反応性誘導体もしくはそれらの
塩をアシル化反応に付すことにより製造できる。本アシ
ル化反応に使用すべき好適なアシル化剤としては、式 R3−OH (XII) (式中、R3 はアシルを表す)の化合物またはその反応
性誘導体もしくはそれらの塩が挙げられる。化合物(I
II)のイミノ基における好適な反応性誘導体として
は、化合物(III)とN,O−ビス(トリメチルシリ
ル)アセトアミド、N−トリメチルシリルアセトアミド
などのシリル化合物との反応により形成されるシリル誘
導体;化合物(III)と三塩化燐またはホスゲンとの
反応により形成される誘導体などが挙げられる。化合物
(XII)の好適な反応性誘導体としては、酸ハロゲン
化物、酸無水物、活性エステルなどが挙げられる。好適
な例としては、酸塩化物;酸アジド;置換燐酸(たとえ
ばジアルキル燐酸、フェニル燐酸、ジフェニル燐酸、ジ
ベンジル燐酸、ハロゲン化燐酸など)、ジアルキル亜燐
酸、亜硫酸、チオ硫酸、アルカンスルホン酸(たとえば
メタンスルホン酸、エタンスルホン酸など)、硫酸、ア
ルキル炭酸、脂肪族カルボン酸(たとえばピバル酸、ペ
ンタン酸、イソペンタン酸、2−エチル酪酸、トリクロ
ロ酢酸など)、芳香族カルボン酸(たとえば安息香酸な
ど)などの酸との混合酸無水物;対称酸無水物;イミダ
ゾール、4−置換イミダゾール、ジメチルピラゾール、
トリアゾールまたはテトラゾールとの活性アミド;活性
エステル(たとえばシアノメチルエステル、メトキシメ
チルエステル、ジメチルイミノメチル[(CH32+
=CH−]エステル、ビニルエステル、プロパルギルエ
ステル、p−ニトロフェニルエステル、2,4−ジニト
ロフェニルエステル、トリクロロフェニルエステル、ペ
ンタクロロフェニルエステル、メシルフェニルエステ
ル、フェニルアゾフェニルエステル、フェニルチオエス
テル、p−ニトロフェニルチオエステル、p−クレジル
チオエステル、カルボキシメチルエステル、ピラニルエ
ステル、ピリジルエステル、ピペリジルエステル、8−
キノリルチオエステルなど);N−ヒドロキシ化合物
(たとえばN,N−ジメチルヒドロキシルアミン、1−
ヒドロキシ−2−(1H)−ピリドン、N−ヒドロキシ
スクシンイミド、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール、
N−ヒドロキシフタルイミド、1−ヒドロキシ−6−ク
ロロ−1H−ベンゾトリアゾールなど)とのエステル;
などが挙げられる。これらの反応性誘導体は、使用する
化合物(XII)の種類に応じて、それらのなかから適
宜選択できる。反応は、通常、慣用の溶媒、たとえば
水、アセトン、ジオキサン、アセトニトリル、クロロホ
ルム、塩化メチレン、塩化エチレン、テトラヒドロフラ
ン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミド、ピリ
ジン、その他反応に悪影響を及ぼさない任意の溶媒、ま
たはこれらの混合物中で実施する。化合物(XII)を
遊離酸またはその塩の形で使用する場合には、N,N’
−ジシクロヘキシルカルボジイミド;N−シクロヘキシ
ル−N’−モルホリノエチルカルボジイミド;N−シク
ロヘキシル−N’−(4−ジエチルアミノシクロヘキシ
ル)カルボジイミド;N,N’−ジイソプロピルカルボ
ジイミド;N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)カルボジイミド;N,N’−カルボニルビス
(2−メチルイミダゾール);ペンタメチレンケテン−
N−シクロヘキシルイミン;ジフェニルケテン−N−シ
クロヘキシルイミン;エトキシアセチレン;1−アルコ
キシ−1−クロロエチレン;亜燐酸トリアルキル;ポリ
燐酸イソプロピル;オキシ塩化燐(塩化ホスホリル);
塩化チオニル;塩化オキサリル;亜燐酸トリフェニル;
2−エチル−7−ヒドロキシベンゾイソオキサゾリウム
塩;水酸化2−エチル−5−(m−スルホフェニル)イ
ソオキサゾリウム分子内塩;1−(p−クロロベンゼン
スルホニルオキシ)−6−クロロ−1H−ベンゾトリア
ゾール;N,N−ジメチルホルムアミドと塩化チオニ
ル、ホスゲン、オキシ塩化燐などとの反応により調製さ
れるいわゆるビルスマイヤー試薬;などの慣用の縮合剤
の存在下で反応を実施することが好ましい。反応は、ア
ルカリ金属重炭酸塩、トリ(低級)アルキルアミン、ピ
リジン、N−低級アルキルモルホリン、N,N−ジ(低
級アルキル)ベンジルアミンなどの有機塩基または無機
塩基の存在下で実施することもできる。反応温度はとく
に限定されず、通常、冷却下ないし加熱下に反応を実施
する。
【0022】方法(3) 化合物(Ic)またはその塩は、化合物(Ib)または
その塩を加水分解反応に付すことにより製造できる。反
応は、実施例32に開示した方法により、またそれらと
類似の方法により、実施できる。
【0023】方法(A)− 化合物(VI)またはその塩は、化合物(IV)または
その塩を化合物(V)と反応させることにより製造でき
る。反応は、製造例1、2および3に開示した方法によ
り、またはそれらと類似の方法により、実施できる。 方法(A)− 化合物(VIII)またはその塩は、化合物(VI)ま
たはその塩を化合物(VII)またはその塩と反応させ
ることにより製造できる。反応は、製造例1、2および
3に開示した方法により、またはそれらと類似の方法に
より、実施できる。
【0024】方法(B) 化合物(IIa)またはその塩は、化合物(VIII)
またはその塩を化合物(IX)またはその塩と反応させ
ることにより製造できる。この反応は、通常、水、アル
コール(たとえばメタノール、エタノールなど)、ベン
ゼン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフ
ラン、トルエン、塩化メチレン、二塩化エチレン、クロ
ロホルム、ジオキサン、ジエチルエーテルなどの溶媒ま
たは反応に悪影響を及ぼさない他の任意の溶媒、または
これらの混合物中で実施する。反応温度はとくに限定さ
れないが、通常は、加温ないし加熱下に反応を実施す
る。出発化合物が液状であるときは、それを溶媒として
も使用できる。
【0025】方法(C) 化合物(IIb)またはその塩は、化合物(VIII)
またはその塩を化合物(X)またはその塩と反応させる
ことにより製造できる。この反応は、通常、水、アルコ
ール(たとえばメタノール、エタノールなど)、ベンゼ
ン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラ
ン、トルエン、塩化メチレン、二塩化エチレン、クロロ
ホルム、ジオキサン、ジエチルエーテルなどの溶媒また
は反応に悪影響を及ぼさない他の任意の溶媒、もしくは
それらの混合物中で実施する。反応温度はとくに限定さ
れないが、通常は、加温下ないし加熱下に反応を実施す
る。反応は、通常、アルカリ金属(たとえばナトリウ
ム、カリウムなど)、アルカリ金属水酸化物(たとえば
水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど)、アルカリ金
属炭酸水素塩(たとえば炭酸水素ナトリウム、炭酸水素
カリウムなど)、アルカリ金属炭酸塩(たとえば炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウムなど)、トリ低級アルキルアミ
ン(たとえばトリメチルアミン、トリエチルアミン、ジ
イソプロピルエチルアミンなど)、アルカリ金属水素化
物(たとえば水素化ナトリウムなど)、アルカリ金属低
級アルコキシド(たとえばナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシドなど)、ピリジン、ルチジン、ピコリ
ン、ジメチルアミノピリジン、N−低級アルキルモルホ
リン、N,N−ジ(低級アルキル)ベンジルアミン、
N,N−ジ(低級アルキル)アニリンなどの無機塩基ま
たは有機塩基の存在下に実施する。塩基および/または
出発化合物が液状の場合には、それらを溶媒としても使
用できる。
【0026】方法(D) 化合物(XIa)またはその塩は、化合物(VIII
a)またはその塩を化合物(IX)またはその塩と反応
させることにより製造できる。この反応は、通常、水、
アルコール(たとえばメタノール、エタノールなど)、
ベンゼン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒド
ロフラン、トルエン、塩化メチレン、二塩化メチレン、
クロロホルム、ジオキサン、ジエチルエーテルなどの溶
媒または反応に悪影響を及ぼさない他の任意の溶媒もし
くはそれらの混合物中で実施する。反応温度はとくに限
定されないが、通常は、加温下ないし加熱下に反応を実
施する。反応はまた、アルカリ金属(たとえばナトリウ
ム、カリウムなど)、アルカリ金属水酸化物(たとえば
水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど)、アルカリ金
属炭酸水素塩(たとえば炭酸水素ナトリウム、炭酸水素
カリウムなど)、アルカリ金属炭酸塩(たとえば炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウムなど)、トリ低級アルキルアミ
ン(たとえばトリメチルアミン、トリエチルアミン、ジ
イソプロピルエチルアミンなど)、アルカリ金属水素化
物(水素化ナトリウムなど)、アルカリ金属低級アルコ
キシド(たとえばナトリウムメトキシド、ナトリウムエ
トキシドなど)、ピリジン、ルチジン、ピコリン、ジメ
チルアミノピリジン、N−低級アルキルモルホリン、
N,N−ジ低級アルキルベンジルアミン、N,N−ジ
(低級アルキル)アニリンなどの無機塩基または有機塩
基の存在下に実施することもできる。塩基および/また
は出発化合物が液状である場合には、それらを溶媒とし
ても使用できる。
【0027】方法(E) 化合物(III)またはその塩は、化合物(XI)また
はその塩を環化反応に付すことにより製造できる。反応
は、通常、反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶媒、たと
えば水、アルコール(たとえばメタノール、エタノー
ル、プロパノールなど)、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、N,N−ジメチルホルムアミドまたはこれらの混
合物中で実施する。出発化合物が液状である場合には、
それを溶媒としても利用できる。反応温度はとくに限定
されないが、通常は、冷却下ないし加温下に反応を実施
する。方法(1)、(2)、(3)および(A)〜
(E)における目的化合物および出発化合物の好適な塩
としては、上に例示したものを挙げることができる。
【0028】目的化合物(I)のより好ましい具体化例
は、次の通りである。R1 は、低級アルキル;フェニル
(低級)アルキル;シクロ(低級)アルキル;インドリ
ル;ピペリジル;アシルピペリジル(より好ましくは低
級アルコキシカルボニルピペリジル);ピリジル;また
は1〜3個(より好ましくは1あるいは2個)の適当な
置換基「より好ましくは、ハロゲン、シアノ、低級アル
キル、低級アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、ヒドロキ
シ(低級)アルキル、保護されたヒドロキシ(低級)ア
ルキル(より好ましくはアシルオキシ(低級)アルキ
ル;更に好ましくは低級アルカノイルオキシ(低級)ア
ルキル)、アミノ(低級)アルキル、保護されたアミノ
(低級)アルキル(更に好ましくはアシルアミノ(低
級)アルキル;更に好ましくは低級アルコキシカルボニ
ルアミノ(低級)アルキル)、アシル{より好ましくは
低級アルコキシカルボニル;低級アルキル、ヒドロキシ
(低級)アルキル、アシルオキシ(低級)アルキル、ア
ル(低級)アルキル(より好ましくは、フェニル(低
級)アルキル)、アシル(より好ましくは低級アルコキ
シカルボニル)、アミノおよび保護されたアミノ(より
好ましくはアシルアミノ;更に好ましくは低級アルコキ
シカルボニルアミノ)からなる群から選ばれた置換基を
1〜3個(より好ましくは1あるいは2個;更に好まし
くは1個)有していてもよい複素環式カルボニル(より
好ましくはモルホリニルカルボニル、ピペラジニルカル
ボニル、ピペリジルカルボニル、ジアザヘプチルカルボ
ニルまたはジアザビシクロヘプチルカルボニル);また
は低級アルキル、低級アルキニル、シクロ(低級)アル
キル、アリール(より好ましくはフェニル)、アル(低
級)アルキル(より好ましくはフェニル(低級)アルキ
ル)、アミノ(低級)アルキル、保護されたアミノ(低
級)アルキル、(より好ましくはアシルアミノ(低級)
アルキル;更に好ましくは低級アルコキシカルボニルア
ミノ(低級)アルキル)、ピペリジル(低級)アルキ
ル、アシルピペリジル(低級)アルキル(より好ましく
は低級アルコキシカルボニルピペリジル(低級)アルキ
ル)、モノ(またはジ)アル(低級)アルキルピペリジ
ル(低級)アルキル(より好ましくはモノ(またはジ)
フェニル(低級)アルキルピペリジル(低級)アルキ
ル)、ハロアル(低級)アルキルピペリジル(低級)ア
ルキル(より好ましくはハロフェニル(低級)アルキル
ピペリジル(低級)アルキル)、ピペリジル、アシルピ
ペリジル(より好ましくは低級アルコキシカルボニルピ
ペリジル)、ピロリジニル、アシルピロリジニル(より
好ましくは低級アルコキシカルボニルピロジニル)およ
びキヌクリジニルからなる群から選ばれた置換基を1あ
るいは2個有していてもよいカルバモイル}、アミノお
よび保護されたアミノ{より好ましくはアシルアミノ;
更に好ましくは低級アルカノイルアミノ、低級アルコキ
シカルボニルアミノ、アロイルアミノ(より好ましくは
ベンゾイルアミノ)、複素環式カルボニルアミノ(より
好ましくはピペリジルカルボニルアミノ)、アシル複素
環式カルボニルアミノ(より好ましくはアシルピペリジ
ルカルボニルアミノ;更に好ましくは低級アルコキシカ
ルボニルピペリジルカルボニルアミノ)、複素環式(低
級)アルカノイルアミノ(より好ましくはピペリジル
(低級)アルカノイルアミノ)またはアシル複素環式
(低級)アルカノイルアミノ(より好ましくはアシルピ
ペリジル(低級)アルカノイルアミノ;更に好ましくは
低級アルコキシカルボニルピペリジル(低級)アルカノ
イルアミノ}から選ばれた置換基」を有していてもよい
フェニルを、Yは、式 R2−W=C
【0029】(式中、R2 はハロゲン、モノ(またはジ
またはトリ)ハロ(低級)アルキル(より好ましくはト
リハロ(低級)アルキル)、ニトロ、低級アルキル、低
級アルコキシ、シアノ、アシル(より好ましくは低級ア
ルコキシカルボニル)及びアリール(より好ましくはフ
ェニル)からなる群から選ばれた置換基を1〜3個有し
ていてもよいアロイル(より好ましくはベンゾイル、ナ
フトイルまたはジ(またはテトラ)ヒドロナフトイ
ル);シクロ(低級)アルキルカルボニル;複素環式カ
ルボニル(より好ましくはピリジルカルボニルまたはテ
トラヒドロキノリルカルボニル);低級アルカノイル;
モノ(またはジ)アル(低級)アルカノイル(より好ま
しくはモノ(またはジ)フェニル(低級)アルカノイ
ル);アル(低級)アルケノイル(より好ましくはフェ
ニル(低級)アルケノイル);アル(低級)アルコキシ
カルボニル(より好ましくはフェニル(低級)アルコキ
シカルボニル);低級アルコキシカルボニル;アル(低
級)アルキノイル(より好ましくはフェニル(低級)ア
ルキノイル);またはハロゲン、低級アルコキシまたは
ニトロを有していてもよいアリール(より好ましくはフ
ェニル)およびアル(低級)アルキル(より好ましくは
フェニル(低級)アルキル)からなる群より選ばれた置
換基を1または2個(より好ましくは1個)を有するカ
ルバモイルを、WはNまたはCHを表す)の基、式
【化18】 (式中、R3 は1〜3個(より好ましくは1または2
個)の適当な置換基(より好ましくはハロゲン)を有し
ていてもよいアロイル(より好ましくはベンゾイル)、
アル(低級)アルケノイル(より好ましくはフェニル
(低級)アルケノイル);または低級アルカノイルを表
し、R4 はフェニルを表す)の基または、 O=C の基を、Zは式 C=CH−R5 (式中、R5 はカルボキシ;エステル化されたカルボキ
シ「より好ましくは低級アルコキシカルボニルまたはア
リールオキシカルボニル(より好ましくはフェノキシカ
ルボニル)」;アシル「より好ましくはアミノ(低級)
アルコキシカルボニル、保護されたアミノ(低級)アル
コキシカルボニル(より好ましくはアシルアミノ(低
級)アルコキシカルボニル;更に好ましくは低級アルコ
キシカルボニルアミノ(低級)アルコキシカルボニ
ル)、N−保護基(より好ましくは低級アルコキシカル
ボニル)を有していてもよい複素環式カルボニル(より
好ましくはピペラジニルカルボニル)、低級アルカノイ
ル、または1または2個(より好ましくは1個)の適当
な置換基(より好ましくは低級アルキル)を有していて
もよいカルバモイル」;1〜3個(より好ましくは1ま
たは2個;更に好ましくは1個)の適当な置換基(より
好ましくはアシル;更に好ましくは低級アルコキシカル
ボニル)を有していてもよいフェニル;ナフチル;チエ
ニルまたはピリジルを表す。)の基または式
【化19】 (式中、R6 は水素を、R7 は水素、カルボキシ(低
級)アルキルまたはエステル化されたカルボキシ(低
級)アルキル(より好ましくは低級アルコキシカルボニ
ル(低級)アルキル)を表す)の基を、
【化20】 は単結合または二重結合を、nは0または1を、それぞ
れ表す。
【0030】目的化合物(I)のより好ましい具体化例
は、次の三つの一般式(A)、(B)及び(C)により
表される。
【化21】 [式中、R1 は、低級アルキル;フェニル(低級)アル
キル;シクロ(低級)アルキル;インドリル;ピペリジ
ル;アシルピペリジル(より好ましくは低級アルコキシ
カルボニルピペリジル);ピリジル;または1〜3個
(より好ましくは1あるいは2個)の適当な置換基「よ
り好ましくはハロゲン、シアノ、低級アルキル、低級ア
ルコキシ、ニトロ、カルボキシ、ヒドロキシ(低級)ア
ルキル、保護されたヒドロキシ(低級)アルキル(より
好ましくはアシルオキシ(低級)アルキル;更に好まし
くは低級アルカノイルオキシ(低級)アルキル)、アミ
ノ(低級)アルキル、保護されたアミノ(低級)アルキ
ル(更に好ましくはアシルアミノ(低級)アルキル;更
に好ましくは低級アルコキシカルボニルアミノ(低級)
アルキル)、アシル{より好ましくは低級アルコキシカ
ルボニル;低級アルキル、ヒドロキシ(低級)アルキ
ル、アシルオキシ(低級)アルキル、アル(低級)アル
キル(より好ましくは、フェニル(低級)アルキル)、
アシル(より好ましくは低級アルコキシカルボニル)、
アミノおよび保護されたアミノ(より好ましくアシルア
ミノ;更に好ましくは低級アルコキシカルボニルアミ
ノ)からなる群から選ばれた置換基を1〜3個(より好
ましくは1あるいは2個;更に好ましくは1個)有して
いてもよい複素環式カルボニル(より好ましくはモルホ
リニルカルボニル、ピペラジニルカルボニル、ピペリジ
ルカルボニル、ジアザヘプチルカルボニルまたはジアザ
ビシクロヘプチルカルボニル);または低級アルキル、
低級アルキニル、シクロ(低級)アルキル、アリール
(より好ましくはフェニル)、アル(低級)アルキル
(より好ましくはフェニル(低級)アルキル)、アミノ
(低級)アルキル、保護されたアミノ(低級)アルキル
(より好ましくはアシルアミノ(低級)アルキル;更に
好ましくは低級アルコキシカルボニルアミノ(低級)ア
ルキル)、ピペリジル(低級)アルキル、アシルピペリ
ジル(低級)アルキル(より好ましくは低級アルコキシ
カルボニルピペリジル(低級)アルキル)、モノ(また
はジ)アル(低級)アルキルピペリジル(低級)アルキ
ル(より好ましくはモノ(またはジ)フェニル(低級)
アルキルピペリジル(低級)アルキル)、ハロアル(低
級)アルキルピペリジル(低級)アルキル(より好まし
くはハロフェニル(低級)アルキルピペリジル(低級)
アルキル)、ピペリジル、アシルピペリジル(より好ま
しくは低級アルコキシカルボニルピペリジル)、ピロリ
ジニル、アシルピロリジニル(より好ましくは低級アル
コキシカルボニルピロリジニル)およびキヌクリジニル
からなる群から選ばれた置換基を1あるいは2個有して
いてもよいカルバモイル}、アミノおよび保護されたア
ミノ{より好ましくはアシルアミノ;更に好ましくは低
級アルカノイルアミノ、低級アルコキシカルボニルアミ
ノ、アロイルアミノ(より好ましくはベンゾイルアミ
ノ)、複素環式カルボニルアミノ(より好ましくはピペ
リジルカルボニルアミノ)、アシル複素環式カルボニル
アミノ(より好ましくはアシルピペリジルカルボニルア
ミノ;更に好ましくは低級アルコキシカルボニルピペリ
ジルカルボニルアミノ)、複素環式(低級)アルカノイ
ルアミノ(より好ましくはピペリジル(低級)アルカノ
イルアミノ)またはアシル複素環式(低級)アルカノイ
ルアミノ(より好ましくはアシルピペリジル(低級)ア
ルカノイルアミノ;更に好ましくは低級アルコキシカル
ボニルピペリジル(低級)アルカノイルアミノ}から選
ばれた置換基」を有していてもよいフェニルを、R2
ハロゲン、モノ(またはジまたはトリ)ハロ(低級)ア
ルキル(より好ましくはトリハロ(低級)アルキル)、
ニトロ、低級アルキル、低級アルコキシ、シアノ、アシ
ル(より好ましくは低級アルコキシカルボニル)及びア
リール(より好ましくはフェニル)からなる群から選ば
れた置換基を1〜3個有していてもよいアロイル(より
好ましくはベンゾイル、ナフトイルまたはジ(またはテ
トラ)ヒドロナフトイル);シクロ(低級)アルキルカ
ルボニル;複素環式カルボニル(より好ましくはピリジ
ルカルボニルまたはテトラヒドロキノリルカルボニ
ル);低級アルカノイル;モノ(またはジ)アル(低
級)アルカノイル(より好ましくはモノ(またはジ)フ
ェニル(低級)アルカノイル);アル(低級)アルケノ
イル(より好ましくはフェニル(低級)アルケノイ
ル);アル(低級)アルコキシカルボニル(より好まし
くはフェニル(低級)アルコキシカルボニル);低級ア
ルコキシカルボニル;アル(低級)アルキノイル(より
好ましくはフェニル(低級)アルキノイル);またはハ
ロゲン、低級アルコキシまたはニトロを有していてもよ
いアリール(より好ましくはフェニル)およびアル(低
級)アルキル(より好ましくはフェニル(低級)アルキ
ル)からなる群より選ばれた置換基を1または2個(よ
り好ましくは1個)を有するカルバモイルを、Zは式 C=CH−R5 (式中、R5 はカルボキシ;エステル化されたカルボキ
シ「より好ましくは低級アルコキシカルボニルまたはア
リールオキシカルボニル(より好ましくはフェノキシカ
ルボニル)」;アシル「より好ましくはアミノ(低級)
アルコキシカルボニル、保護されたアミノ(低級)アル
コキシカルボニル(より好ましくはアシルアミノ(低
級)アルコキシカルボニル;更に好ましくは低級アルコ
キシカルボニルアミノ(低級)アルコキシカルボニ
ル)、N−保護基(より好ましくは低級アルコキシカル
ボニル)を有していてもよい複素環式カルボニル(より
好ましくはピペラジニルカルボニル)、低級アルカノイ
ル、または1または2個(より好ましくは1個)の適当
な置換基(より好ましくは低級アルキル)を有していて
もよいカルバモイル」;1〜3個(より好ましくは1ま
たは2個;更に好ましくは1個)の適当な置換基(より
好ましくはアシル;更に好ましくは低級アルコキシカル
ボニル)を有していてもよいフェニル;ナフチル;チエ
ニルまたはピリジルを表す。)の基または式
【化22】 (式中、R6 は水素を、R7 は水素、カルボキシ(低
級)アルキルまたはエステル化されたカルボキシ(低
級)アルキル(より好ましくは低級アルコキシカルボニ
ル(低級)アルキル)を表す)の基を、WはNまたはC
Hを表す。]
【0031】
【化23】 [式中、R3 は1〜3個(より好ましくは1または2
個)の適当な置換基(より好ましくはハロゲン)を有し
ていてもよいアロイル(より好ましくはベンゾイル)、
アル(低級)アルケノイル(より好ましくはフェニル
(低級)アルケノイル);または低級アルカノイルを、
4 はフェニルを、Zは式 C=CH−R5 (式中、R5 はカルボキシまたはエステル化されたカル
ボキシ(より好ましくは低級アルコキシカルボニル))
の基または式
【化24】 (式中、R6 は水素を、R7 はカルボキシ(低級)アル
キルまたはエステル化されたカルボキシ(低級)アルキ
ル(より好ましくは低級アルコキシカルボニル(低級)
アルキル)を表す)の基をそれぞれ表す。]
【化25】 [式中、R1 はイソプロピル;イソブチル;シクロ(低
級)アルキル;低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロ
またはハロゲンを有するフェニル(より好ましくは低級
アルキルフェニル、低級アルコキシ、ニトロフェニルま
たはハロフェニル)、R5 はカルボキシまたはエステル
化されたカルボキシ(より好ましくは低級アルコキシカ
ルボニル)を表す。]
【0032】本発明の新規複素環誘導体(I)およびそ
れらの医薬として許容しうる塩は、トロンビンレセプタ
ーアンタゴニスト作用などの薬理活性を有し、それゆ
え、血栓症(たとえば冠動脈血栓症;不安定狹心症;冠
動脈バイパス移植手術(CABG)後の閉塞性血栓;一
過性脳虚血発作(TIA);血小板減少性紫斑病;再発
作性心筋梗塞;再発作性脳梗塞(くも膜下出血後の脳血
管けいれん);労作性狹心症;PTCAおよびACバイ
パス術後の再狹窄;人工弁置換後の心臓弁膜症;心房細
動;心臓ペースメーカ移植後の心筋障害[たとえば肥大
性心筋症(DCM)、拡張型心筋症(HCM)など];
肺塞栓;靜脈血栓症;レイノー症候群;閉塞性動脈硬化
症;バージャー病;播種性血管内凝固(DIC)な
ど);腎炎;炎症;動脈硬化などのトロンビンレセプタ
ー介在性疾患の治療および予防に有用である。本発明の
新規複素環誘導体(I)およびそれらの医薬として許容
しうる塩の有用性を示すために、新規複素環誘導体の代
表的化合物の薬理試験データを以下に例示する。
【0033】トロンビンレセプターアンタゴニスト作用 1.試験方法 血液を健康な提供者から得て、クエン酸ナトリウム(血
液9に対して3.8%クエン酸ナトリウム1の割合)で
抗凝血した。富血小板血漿(PRP)を150×gで1
0分間遠心分離することにより調製した。血小板凝集
を、Bornらの方法を模倣した方法により、富血小板
血漿を用いて、アグリゴメーター(HEMATRACE
R 801,MCメディカル社製)により測定した。血
小板凝集の測定は、200μlのPRPと2μlの希釈
液(DMSO ジメチルスルホキシド)に溶かした試験
化合物(2μl)を混和して、37℃で2分間インキュ
ベートした。次に、血小板凝集を5μlのトロンビンレ
セプターアゴニストペプチド(SFLLRN,2μM)
を加えることにより惹起させて、7分間での血小板凝集
の最大の割合を測定した。阻害活性はIC50により表し
た。 2.試験化合物 3−[4−[2−(1−ベンジルピペリジン−4−イ
ル)エチルカルバモイル]フェニル]−2−(2,4−
ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メトキシカルボニ
ルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4−オン 3.試験結果 IC50 :2.2×10-6M 目的化合物(I)またはその医薬として許容しうる塩
は、通常、経口投与用剤型(たとえばカプセル剤、マイ
クロカプセル剤、錠剤、粒剤、散剤、トローチ剤、シロ
ップ剤、エアゾール剤、吸入剤、懸濁剤、乳剤など)、
注射用剤型、坐剤、軟膏剤などの慣用の医薬組成物の形
で、ヒトを含む哺乳動物に投与できる。この発明の医薬
組成物は、賦形剤(たとえばスクロース、でんぷん、マ
ンニトール、ソルビトール、ラクトース、グルコース、
タルク、燐酸カルシウム、炭酸カルシウムなど)、結合
剤(たとえばセルロース、メチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ポリプロピルピロリドン、ゼラ
チン、アラビアゴム、ポリエチレングリコール、スクロ
ース、でんぷんなど)、崩壊剤(たとえばでんぷん、カ
ルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
スカルシウム塩、ヒドロキシプロピルでんぷん、グリコ
ールでんぷんナトリウム、重炭酸ナトリウム、燐酸カル
シウム、クエン酸カルシウムなど)、滑沢剤(たとえば
ステアリン酸マグネシウム、タルク、ラウリル硫酸ナト
リウムなど)、矯味剤(たとえばクエン酸、メントー
ル、グリシン、橙皮末など)、保存剤(たとえば安息香
酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、メチルパラベン、
プロピルパラベンなど)、安定剤(たとえばクエン酸、
クエン酸ナトリウム、酢酸など)、懸濁剤(たとえばメ
チルセルロース、ポリビニルピロリドン、ステアリン酸
アルミニウムなど)、分散剤、水性希釈剤(たとえば水
など)、基剤ワックス(たとえばカカオ脂、ポリエチレ
ングリコール、白色ワセリンなど)などの製薬用に慣用
的に使用される種々の有機または無機担体物質を含有さ
せうる。有効成分は、通常、0.01mg/kgないし
500mg/kgの単位用量を1日1〜4回投与すれば
よい。しかし、患者の年令、体重、病状または投与法に
応じて、上記用量を増減できる。以下の製造例および実
施例は、本発明をより詳細に説明するために示すもので
ある。
【0034】製造例1 塩化2−フルオロベンゾイル(1.0g)のジクロロメ
タン(10ml)溶液に、臭化テトラブチルアンモニウ
ム(61mg)およびチオシアン酸カリウム水溶液(3
mlの水中に1.53g)を加える。混合物を室温で2
時間撹拌する。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥
する。蒸発後、残留物をジクロロメタン(10ml)に
溶かし、これにアニリン(0.58ml)を加える。混
合物を室温で3時間撹拌し、蒸発させ、エタノールで洗
って、1−(2−フルオロベンゾイル)−3−フェニル
チオウレア(1.49g)を得る。 mp : 90−92℃ IR(ヌジョール): 1670, 1660 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.2-7.5 (5H,m), 7.6-7.8 (4H,m),
11.74 (1H,br s),12.36 (1H,br s)
【0035】製造例2 塩化2,4,6−トリクロロベンゾイル(1.0g)の
アセトン(20ml)溶液に、チオシアン酸カリウム
(1.0g)を加える。混合物を室温で1時間撹拌す
る。沈殿を濾去後、濾液にアニリン(0.37ml)を
加える。混合物を室温で2時間撹拌する。溶媒を蒸発さ
せ、残留物をエタノールで洗って、1−(2,4,6−
トリクロロベンゾイル)−3−フェニルチオウレア
(1.10g)を得る。 mp : 212−214℃ IR(ヌジョール): 1685 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.29 (1H,t,J=8Hz), 7.44 (2H,t,J
=8Hz), 7.69 (2H,d,J=8Hz), 7.85 (2H,s), 12.13 (1H,b
r s), 12.31 (1H,br s)
【0036】製造例3 塩化2,4−ジクロロベンゾイル(0.50g)のベン
ゼン(5ml)溶液に、臭化テトラブチルアンモニウム
(23mg)およびチオシアン酸カリウム水溶液(水2
ml中に0.58g)を加える。混合物を室温で4時間
撹拌し、蒸発させ、エタノールで洗って、1−(2,4
−ジクロロベンゾイル)−3−フェニルチオウレア
(0.44g)を得る。 mp : 131−132℃ IR(ヌジョール): 1680, 1590 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.28 (1H,t,J=8Hz), 7.35-7.5 (2
H,m), 7.55 (1H,dd,J=2Hz, 8Hz), 7.6-7.75 (3H,m), 7.
78 (1H,d,J=2Hz), 12.03 (1H,br s),12.26 (1H,br s)
【0037】製造例4 製造例1、2および3と同様にして、次の化合物を得
る。 (1) 1−(2,4−ジクロロベンゾイル)−3−
(2−ナフチル)チオウレア mp : 185−187℃ IR(ヌジョール): 1685 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.6-7.5 (3H,m), 7.65-7.8 (3H,
m), 7.9-8.0 (3H,m),8.33 (1H,s), 12.11 (1H,br s), 1
2.44 (1H,br s) (2) 1−(2−ナフチルカルボニル)−3−フェニ
ルチオウレア mp : 144−145℃ IR(ヌジョール): 1660 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.29 (1H,t,J=8Hz), 7.45 (2H,t,J
=8Hz), 7.6-7.8(4H,m), 7.9-8.2 (4H,m), 8.72 (1H,s),
11.73 (1H,br s), 12.67(1H,br s) (3) 1−(2,4−ジクロロベンゾイル)−3−イ
ソブチルチオウレア mp : 119−121℃ IR(ヌジョール): 1665 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 0.94 (6H,d,J=7Hz), 2.02 (1H,no
n,J=7Hz), 3.46 (2H,dd,J=7Hz, 6Hz), 7.52 (1H,dd,J=2
Hz, 8Hz), 7.56 (1H,d,J=8Hz), 7.74(1H,d,J=2Hz), 10.
64 (1H,br t,J=6Hz), 11.78 (1H,br s) (4) 1−シクロヘキシル−3−(2,4−ジクロロ
ベンゾイル)チオウレア mp : 177−178℃ IR(ヌジョール): 1675 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.0-1.8 (8H,m), 1.9-2.0 (2H,m),
4.17 (1H,m), 7.52(1H,dd,J=2Hz, 8Hz), 7.62 (1H,d,J
=8Hz), 7.75 (1H,d,J=2Hz), 10.57(1H,br d,J=8Hz), 1
1.76 (1H,br s) (5) 1−ベンジル−3−(2,4−ジクロロベンゾ
イル)チオウレア mp : 145−146℃ IR(ヌジョール): 1680 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 4.87 (2H,d,J=6Hz), 7.2-7.45 (5
H,m), 7.53 (1H,dd,J=2Hz, 8Hz), 7.63 (1H,d,J=8Hz),
7.75 (1H,d,J=2Hz), 10.92 (1H,br t,J=6Hz), 11.86 (1
H,br s) (6) 1−(4−シアノベンゾイル)−3−フェニル
チオウレア mp : 171−173℃ IR(ヌジョール): 1660 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.28 (1H,t,J=8Hz), 7.44 (2H,t,J
=8Hz), 7.68 (2H,d,J=8Hz), 8.03 (2H,d,J=8Hz), 8.12
(2H,d,J=8Hz), 11.85 (1H,br s),12.41 (1H,br s) (7) 1−(4−トリフルオロメチルベンゾイル)−
3−フェニルチオウレア mp : 142−144℃ IR(ヌジョール): 1665 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.28 (1H,t,J=8Hz), 7.44 (2H,t,J
=8Hz), 7.69 (2H,d,J=8Hz), 7.92 (2H,d,J=8Hz), 8.15
(2H,d,J=8Hz), 11.86 (1H,br s),12.45 (1H,br s) (8) 1−(2,4−ジメトキシベンゾイル)−3−
フェニルチオウレア mp : 137−138℃ IR(ヌジョール): 1660 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.89 (3H,s), 4.05 (3H,s), 6.7-
6.8 (2H,m), 7.27(1H,t,J=8Hz), 7.43 (2H,t,J=8Hz),
7.71 (2H,d,J=8Hz), 7.99 (1H,d,J=8Hz), 11.01 (1H,br
s), 12.66 (1H,br s) (9) 1−(2,4−ジフルオロベンゾイル)−3−
フェニルチオウレア mp : 117−119℃ IR(ヌジョール): 1675 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.2-7.9 (8H,m), 11.74 (1H,br
s), 12.31 (1H,br s)
【0038】製造例5 1−フェニル−3−(2,4,6−トリクロロベンゾイ
ル)チオウレア(0.50g)のメタノール懸濁液に、
ジメチル=ブチンジオアート(0.20ml)を加え
る。混合物を30分間還流させる。溶媒を蒸発させ、残
留物をメタノールを用いて粉末化させて、2−[1,2
−ビス(メトキシカルボニル)エテニル]−1−フェニ
ル−3−(2,4,6−トリクロロベンゾイル)イソチ
オウレア(0.32g)を得る。 mp : 222−223℃ IR(ヌジョール): 1680, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.53 (3H,s), 3.79 (3H,s), 6.83
(1H,s), 7.3-7.6(5H,m), 7.64 (2H,s), 10.38 (1H,s)
【0039】製造例6 1,3−ジフェニルチオウレア(0.50g)のメタノ
ール懸濁液に、ジメチル=ブチンジオアート(0.32
ml)を加える。混合物を19時間還流させる。得られ
た混合物をシリカゲルクロマトグラフィーに付す。クロ
ロホルムで溶出して、5−(メトキシカルボニルメチレ
ン)−3−フェニル−2−フェニルイミノ−1,3−チ
アゾリジン−4−オン(0.26g)を得る。 mp : 129−130℃ IR(ヌジョール): 1730, 1700, 1650, 1605 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.76 (3H,s), 6.85 (1H,s), 6.95
(2H,dd,J=8Hz, 1Hz),7.19 (1H,dt,J=1Hz, 7Hz), 7.3-7.
7 (7H,m)
【0040】製造例7 製造例6と同様にして、次の化合物を得る。 5−(メトキシカルボニルメチレン)−2−フェニルイ
ミノ−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 244−246℃ IR(ヌジョール): 1710, 1675, 1640, 1600 cm-1
【0041】製造例8 製造例1、2および3と同様にして、次の化合物を得
る。 (1) 1−(2,4−ジクロロベンゾイル)−3−
(4−イソプロピルフェニル)チオウレア mp : 163−164℃ IR(ヌジョール): 1675 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.22 (6H,d,J=7Hz), 2.92 (1H,se
p,J=7Hz), 7.29 (2H,d,J=8.5Hz), 7.50-7.70 (4H,m),
7.77 (1H,d,J=2Hz), 11.99 (1H,br s),12.22 (1H,br s) (2) 1−(2,4−ジクロロベンゾイル)−3−
(4−メチルフェニル)チオウレア mp : 157−158℃ IR(ヌジョール): 1690 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.32 (3H,s), 7.23 (2H,d,J=8Hz),
7.50-7.60 (3H,m),7.68 (1H,d,J=8Hz), 7.77 (1H,d,J=
2Hz), 12.00 (1H,br s), 12.21(1H,br s) (3) 1−(2,4−ジクロロベンゾイル)−3−
(4−メトキシフェニル)チオウレア mp : 177−179℃ IR(ヌジョール): 1680 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.78 (3H,s), 6.98 (2H,d,J=9Hz),
7.50-7.60 (3H,m),7.68 (1H,d,J=8Hz), 7.78 (1H,d,J=
2Hz), 11.97 (1H,br s), 12.12(1H,br s) (4) 1−(2,4−ジクロロベンゾイル)−3−
(4−ニトロフェニル)チオウレア mp : 189−190℃ IR(ヌジョール): 1680 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.58 (1H,dd,J=2Hz, 8Hz), 7.69
(1H,d,J=8Hz), 7.79(1H,d,J=2Hz), 8.07 (2H,d,J=9Hz),
8.29 (2H,d,J=9Hz), 12.21 (1H,br s), 12.51 (1H,br
s) (5) 3−(4−ブトキシカルボニルフェニル)−1
−(2,4−ジクロロベンゾイル)チオウレア mp : 114−116℃ IR(ヌジョール): 1710, 1700, 1680 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 0.94 (3H,t,J=7.2Hz), 1.28-1.58
(2H,m), 1.65-1.80(2H,m), 4.29 (2H,t,J=6.4Hz), 7.57
(1H,dd,J=8.3Hz, 1.9Hz), 7.69(1H,d,J=8.3Hz), 7.78
(1H,d,J=1.8Hz), 7.91 (1H,d,J=8.8Hz), 8.00(1H,d,J=
8.8Hz), 12.12 (1H,br), 12.43 (1H,br) (6) 1−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(4
−メトキシカルボニルフェニル)チオウレア mp : 216−217℃ IR(ヌジョール): 1710, 1690 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.87 (3H,s), 7.56 (1H,dd,J=8.3H
z, 1.9Hz), 7.69(1H,d,J=8.3Hz), 7.79 (1H,d,J=1.9H
z), 7.92 (2H,d,J=8.9Hz), 8.01(2H,d,J=8.9Hz), 12.13
(1H,br), 12.45 (1H,br) (7) 3−(4−カルバモイルフェニル)−1−
(2,4−ジクロロベンゾイル)チオウレア mp : 239−242℃ IR(ヌジョール): 1650 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 6.51 (1H,d,J=8.7Hz), 7.38 (1H,b
r), 7.57 (1H,dd,J=8.3Hz, 2.0Hz), 7.69 (1H,d,J=8.3H
z), 7.78-7.83 (2H,m), 7.92(1H,d,J=8.7Hz), 8.00 (1
H,br), 12.09 (1H,br), 12.38 (1H,br) (8) 1−(2,4−ジクロロベンゾイル)−3−
(4−モルホリノカルボニルフェニル)チオウレア mp : 213−215℃ IR(ヌジョール): 1680, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.25-3.90 (8H,m), 7.47 (2H,d,J=
8.5Hz), 7.57 (1H,dd,J=8.3Hz, 1.9Hz), 7.69 (1H,d,J=
8.3Hz), 7.78-7.82 (3H,m), 12.08(1H,s), 12.33 (1H,
s) (9) 3−(4−アセトアミドフェニル)−1−
(2,4−ジクロロベンゾイル)チオウレア mp : 213−214℃ IR(ヌジョール): 1670, 1650 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.05 (3H,s), 7.56 (1H,dd,J=8.3H
z, 1.9Hz), 7.57-7.60(4H,m), 7.67 (1H,d,J=8.3Hz),
7.77 (1H,d,J=1.9Hz), 10.03 (1H,br),11.97 (1H,br),
12.18 (1H,br) (10) 3−(4−ベンジルカルバモイルフェニル)
−1−(2,4−ジクロロベンゾイル)チオウレア mp : 187−189℃ IR(ヌジョール): 1680, 1620, 1600 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 4.50 (2H,d,J=5.9Hz), 7.20-7.40
(5H,m), 7.57 (1H,dd,J=8.3Hz, 1.9Hz), 7.69 (1H,d,J=
8.3Hz), 7.78 (1H,d,J=1.9Hz),7.83 (2H,d,J=8.7Hz),
7.95 (2H,d,J=8.7Hz), 9.08 (t 様), 12.10(1H,s), 12.
39 (1H,s)
【0042】(11) 3−(4−n−ブチルカルバモ
イルフェニル)−1−(2,4−ジクロロベンゾイル)
チオウレア mp : 195−196℃ IR(ヌジョール): 1680, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 0.91 (3H,t 様), 1.20-1.60 (4H,
m), 3.05-3.25 (2H,m),7.57 (dd 様), 7.68 (1H,d,J=8.
3Hz), 7.78-7.90 (5H,m), 8.45 (1H,t 様), 12.09 (1H,
br), 12.36 (1H,br) (12) 3−(4−第三級ブトキシカルボニルフェニ
ル)−1−(2,4−ジクロロベンゾイル)チオウレア mp : 139−141℃ IR(ヌジョール): 1690, 1670 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.56 (9H,s), 7.57 (1H,dd,J=8.3,
1.9Hz), 7.69 (1H,d,J=8.3Hz), 7.78 (1H,d,J=1.9Hz),
7.87 (2H,d,J=8.9Hz), 7.95 (2H,d,J=8.9Hz), 12.12
(1H.br), 12.42 (1H,br) (13) 3−(4−シクロプロピルカルバモイルフェ
ニル)−1−(2,4−ジクロロベンゾイル)チオウレ
ア mp : 193−195℃ IR(ヌジョール): 1710, 1680, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 0.45-0.80 (4H,m), 2.70-3.00 (1
H,m), 7.56 (1H,dd,J=8.3Hz, 1.8Hz), 7.68 (1H,d,J=8.
3Hz), 7.78 (1H,d,J=1.8Hz), 7.75-8.00 (4H,m), 8.45
(1H,d,J=4.0Hz), 12.09 (1H,br), 12.37 (1H,br) (14) 3−(4−シアノフェニル)−1−(2,4
−ジクロロベンゾイル)チオウレア NMR (DMSO-d6,δ) : 7.57 (1H,dd,J=8.3Hz, 1.9Hz), 7.
69 (1H,d,J=8.3Hz),7.79 (1H,d,J=1.9Hz), 7.89 (2H,d,
J=8.8Hz), 7.99 (2H,d,J=8.8Hz) (15) 1−(2,4−ジクロロベンゾイル)−3−
(4−メチルカルバモイルフェニル)チオウレア mp : 218−219℃ IR(ヌジョール): 1670, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.79 (3H,d,J=4.5Hz), 7.57 (1H,d
d,J=8.3Hz, 1.9Hz),7.68 (1H,d,J=8.3Hz), 7.78 (1H,d,
J=1.9Hz), 7.83-7.90 (4H,m),8.40-8.60 (1H,m), 12.09
(1H,br), 12.37 (1H,br) (16) 3−(4−ベンズアミドフェニル)−1−
(2,4−ジクロロベンゾイル)チオウレア mp : 217−218℃ IR(ヌジョール): 1670, 1640, 1600 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.50-7.71 (7H,m), 7.78 (1H,d,J=
1.9Hz), 7.84 (2H,d,J=8.9Hz), 7.95-8.00 (2H,m), 10.
36 (1H,br), 12.01 (1H,br),12.24 (1H,br) (17) 3−(2−クロロフェニル)−1−(2,4
−ジクロロベンゾイル)チオウレア mp : 179−180℃ IR(ヌジョール): 1690 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.31-7.47 (2H,m), 7.54-7.63 (2
H,m), 7.71 (1H,d,J=8.3Hz), 7.79 (1H,d,J=1.9Hz), 8.
05 (1H,dd,J=7.7Hz, 1.9Hz), 12.23(1H,br), 12.31 (1
H,br) (18) 3−(3−クロロフェニル)−1−(2,4
−ジクロロベンゾイル)チオウレア NMR (DMSO-d6,δ) : 7.32-7.38 (1H,m), 7.46 (1H,t,J=
7.9Hz), 7.54-7.59(2H,m), 7.68 (1H,d,J=8.3Hz), 7.78
(1H,d,J=1.9Hz), 7.93 (1H,t,J=1.9Hz), 12.09 (1H,b
r), 12.26 (1H,br) (19) 1−(2,4−ジクロロベンゾイル)−3−
(4−フルオロフェニル)チオウレア mp : 164−165℃ IR(ヌジョール): 1670 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.22-7.30 (2H,m), 7.56 (1H,dd,J
=8.3Hz, 1.9Hz),7.64-7.71 (3H,m), 7.79 (1H,d,J=1.9H
z), 12.03 (1H,br), 12.14(1H,br) (20) 3−シクロプロピル−1−(2,4−ジクロ
ロベンゾイル)チオウレア mp : 130−131℃ IR(ヌジョール): 1680 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 0.60-0.95 (4H,m), 3.05-3.25 (1
H,m), 7.51 (1H,dd,J=8.3Hz, 1.8Hz), 7.59 (1H,d,J=8.
3Hz), 7.73 (1H,d,J=1.8Hz), 10.43(1H,br), 11.78 (1
H,br) (21) 1−(2,4−ジクロロベンゾイル)−3−
[4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]チオウレア IR(ヌジョール): 1680 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.74 (2H,t,J=7.0Hz), 3.62 (2H,
q,J=7.0Hz), 4.67(1H,t,J=5.1Hz), 7.27 (2H,d,J=8.4H
z), 7.53-7.60 (3H,m), 7.68(1H,d,J=8.3H
z), 7.78 (1H,d,J=1.9Hz),
12.00 (1H,br), 12.22 (1H,
br) (22) 3−(4−第三級ブトキシカルボニルフェニ
ル)−1−(4−ニトロベンゾイル)チオウレア NMR (DMSO-d6,δ) : 1.56 (9H,s), 7.97 (2H,d,J=8.9H
z), 7.95 (2H,d,J=8.9Hz), 8.17 (2H,d,J=8.9Hz), 8.36
(2H,d,J=8.9Hz), 12.06 (1H,br),12.51 (1H,br)
【0043】製造例9 3−[4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]−1−
(2,4−ジクロロベンゾイル)チオウレア(369m
g)のジクロロメタン(15ml)溶液に、ピリジン
(0.18ml)、無水酢酸(0.11ml)および触
媒量の4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジンを加え
る。混合物を室温で2時間撹拌する。反応混合物を水
(20ml)で希釈し、酢酸エチル(100ml)で抽
出する。有機層を5%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗い、無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下に蒸発させる。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精
製して、3−[4−(2−アセトキシエチル)フェニ
ル]−1−(2,4−ジクロロベンゾイル)チオウレア
(330mg)を得る。 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.99 (3H,s), 2.91 (2H,t,J=6.8H
z), 4.23 (2H,t,J=6.8Hz), 7.31 (2H,d,J=8.4Hz), 7.56
(1H,dd,J=8.3Hz, 1.9Hz),7.62 (2H,d,J=8.4Hz), 7.68
(1H,d,J=8.3Hz), 7.78 (1H,d,J=1.9Hz),12.00 (1H,br),
12.23 (1H,br)
【0044】実施例1 1−ベンゾイル−3−フェニルチオウレア(0.50
g)のメタノール(10ml)懸濁液に、ジメチル=ブ
チンジオアート(0.29ml)を加える。混合物を3
時間還流させる。冷却後、生じた沈殿を集め、メタノー
ルで洗って、2−(ベンゾイルイミノ)−5−(メトキ
シカルボニルメチレン)−3−フェニル−1,3−チア
ゾリジン−4−オン(0.53g)を得る。 mp : 221−223℃ IR(ヌジョール): 1735, 1695, 1650, 1620, 1600 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.86 (3H,s), 6.98 (1H,s), 7.4-
7.7 (8H,m), 7.90(2H,dd,J=8Hz, 2Hz)
【0045】実施例2 実施例1と同様にして、次の化合物を得る。 (1) 2−(2−クロロベンゾイルイミノ)−5−
(メトキシカルボニルメチレン)−3−フェニル−1,
3−チアゾリジン−4−オン mp : 204−206℃ IR(ヌジョール): 1720, 1700, 1660 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.86 (3H,s), 7.00 (1H,s), 7.3-
7.5 (1H,m), 7.53(7H,br s), 7.73 (1H,d,J=8Hz) (2) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−
5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−フェニル−
1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 197−199℃ IR(ヌジョール): 1720, 1700, 1665 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.86 (3H,s), 7.01 (1H,s), 7.4-
7.6 (8H,m) (3) 5−(メトキシカルボニルメチレン)−2−
(2−ナフチルカルボニルイミノ)−3−フェニル−
1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 218−220℃ IR(ヌジョール): 1720, 1690, 1630 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.86 (3H,s), 7.00 (1H,s), 7.6-
7.75 (7H,m), 7.9-8.0(4H,m), 8.53 (1H,s) (4) 2−(3−クロロベンゾイルイミノ)−5−
(メトキシカルボニルメチレン)−3−フェニル−1,
3−チアゾリジン−4−オン mp : 188−190℃ IR(ヌジョール): 1720, 1700, 1640, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.86 (3H,s), 7.00 (1H,s), 7.4-
7.9 (9H,m) (5) 2−(4−クロロベンゾイルイミノ)−5−
(メトキシカルボニルメチレン)−3−フェニル−1,
3−チアゾリジン−4−オン mp : 226−228℃ IR(ヌジョール): 1715, 1700, 1660, 1615 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.86 (3H,s), 6.99 (1H,s), 7.5-
7.7 (7H,m), 7.88(2H,d,J=8Hz) (6) 2−(2−クロロベンゾイルイミノ)−5−
(エトキシカルボニルメチレン)−3−フェニル−1,
3−チアゾリジン−4−オン mp : 163−165℃ IR(ヌジョール): 1720, 1695, 1655, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.30 (3H,t,J=7Hz), 4.32 (2H,q,J
=7Hz), 6.97 (1H,s),7.2-7.6 (8H,m), 7.72 (1H,dd,J=8
Hz, 1Hz) (7) 5−(第三級ブトキシカルボニルメチレン)−
2−(2−クロロベンゾイルイミノ)−3−フェニル−
1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 179−180℃ IR(ヌジョール): 1720, 1650, 1585 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.54 (9H,s), 6.85 (1H,s), 7.3-
7.6 (8H,m), 7.72(1H,d,J=8Hz) (8) 5−(メトキシカルボニルメチレン)−2−
(4−ニトロベンゾイルイミノ)−3−フェニル−1,
3−チアゾリジン−4−オン mp : 262−263℃ IR(ヌジョール): 1720, 1708, 1660, 1600 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.87 (3H,s), 7.03 (1H,s), 7.58
(5H,br s), 8.06(2H,d,J=12Hz), 8.33 (2H,d,J=12Hz) (9) 2−(2,4−ジメトキシベンゾイルイミノ)
−5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−フェニル
−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 249−250℃ IR(ヌジョール): 1710, 1650, 1620, 1600 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.79 (3H,s), 3.81 (3H,s), 3.84
(3H,s), 6.51 (1H,dd,J=1Hz, 9Hz), 6.59 (1H,d,J=1H
z), 6.91 (1H,s), 7.6-7.7 (5H,m),7.69 (1H,d,J=9Hz) (10) 5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−
フェニル−2−(4−トリフルオロメチルベンゾイルイ
ミノ)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : >280℃ IR(ヌジョール): 1735, 1705, 1640, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.86 (3H,s), 7.02 (1H,s), 7.5-
7.65 (5H,m), 7.88(2H,d,J=8Hz), 8.06 (2H,d,J=8Hz) (11) 2−(2−フルオロベンゾイルイミノ)−5
−(メトキシカルボニルメチレン)−3−フェニル−
1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 216−218℃ IR(ヌジョール): 1710, 1670, 1620, 1600 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.86 (3H,s), 6.99 (1H,s), 7.1-
7.8 (8H,m) (12) 2−(4−フルオロベンゾイルイミノ)−5
−(メトキシカルボニルメチレン)−3−フェニル−
1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 246−248℃ IR(ヌジョール): 1730, 1690, 1645, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.86 (3H,s), 6.98 (1H,s), 7.32
(2H,t,J=9Hz), 7.5-7.6 (5H,m), 7.94 (2H,dd,J=9Hz, 6
Hz) (13) 2−(シクロヘキシルカルボニルイミノ)−
5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−フェニル−
1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 165−167℃ IR(ヌジョール): 1720, 1695, 1665, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.1-1.3 (5H,m), 1.5-1.8 (5H,m),
2.35 (1H,br s),3.83 (3H,s), 6.91 (1H,s), 7.4-7.6
(5H,m) (14) 2−(2,4−ジフルオロベンゾイルイミ
ノ)−5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−フェ
ニル−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 208−209℃ IR(ヌジョール): 1730, 1695, 1660, 1620, 1605 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.85 (3H,s), 6.99 (1H,s), 7.18
(1H,dt,J=2Hz, 7Hz),7.37 (1H,dt,J=2Hz, 7Hz), 7.5-7.
7 (5H,m), 7.81 (1H,q,J=7Hz) (15) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)
−5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−イソプロ
ピル−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 170−172℃ IR(ヌジョール): 1720, 1710, 1650, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.48 (6H,d,J=7Hz), 3.83 (3H,s),
4.98 (1H,sept,J=7Hz), 6.91 (1H,s), 7.63 (1H,dd,J=
8Hz, 2Hz), 7.81 (1H,d,J=2Hz),8.12 (1H,d,J=8Hz) (16) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)
−5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−イソブチ
ル−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 189−190℃ IR(ヌジョール): 1730, 1700, 1660, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 0.90 (6H,d,J=7Hz), 2.0-2.2 (1H,
m), 3.75 (2H,d,J=7Hz), 3.83 (3H,s), 6.97 (1H,s),
7.65 (1H,dd,J=8Hz, 2Hz), 7.80(1H,d,J=2Hz), 8.14 (1
H,d,J=8Hz) (17) 3−シクロヘキシル−2−(2,4−ジクロ
ロベンゾイルイミノ)−5−(メトキシカルボニルメチ
レン)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 184−186℃ IR(ヌジョール): 1715, 1700, 1650, 1615 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.0-2.0 (8H,m), 2.1-2.4 (2H,m),
3.82 (3H,s), 4.4-4.8 (1H,m), 6.91 (1H,s), 7.66 (1
H,dd,J=8.5Hz, 2Hz), 7.81 (1H,d,J=2Hz), 8.10 (1H,d,
J=8.5Hz) (18) 3−ベンジル−2−(2,4−ジクロロベン
ゾイルイミノ)−5−(メトキシカルボニルメチレン)
−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 153−154℃ IR(ヌジョール): 1720, 1700, 1655, 1615 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.84 (3H,s), 5.14 (2H,s), 7.00
(1H,s), 7.2-7.5 (5H,m), 7.58 (1H,dd,J=2Hz, 8Hz),
7.78 (1H,d,J=2Hz), 8.19 (1H,d,J=8Hz) (19) 3−(4−クロロフェニル)−2−(2,4
−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メトキシカルボ
ニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 208−211℃ IR(ヌジョール): 1725, 1660, 1580 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.86 (3H,s), 7.02 (1H,s), 7.5-
7.8 (7H,m) (20) 2−(4−メトキシカルボニルベンゾイルイ
ミノ)−5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−フ
ェニル−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 204−206℃ IR(ヌジョール): 1725, 1700, 1650, 1615 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.86 (3H,s), 7.00 (1H,s), 7.5-
7.7 (5H,m), 7.9-8.1(4H,m) (21) 2−(4−シアノベンゾイルイミノ)−5−
(メトキシカルボニルメチレン)−3−フェニル−1,
3−チアゾリジン−4−オン mp : 259−260℃ IR(ヌジョール): 1720, 1690, 1655 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.86 (3H,s), 7.02 (1H,s), 7.56
(5H,br s), 7.99(4H,br s)
【0046】実施例3 2−[1,2−ビス(メトキシカルボニル)エテニル]
−1−フェニル−3−(2,4,6−トリクロロベンゾ
イル)イソチオウレア(0.25g)を240℃で1分
間加熱する。冷却後、得られた物質をメタノールを用い
て粉末化して、5−(メトキシカルボニル)−3−フェ
ニル−2−(2,4,6−トリクロロベンゾイルイミ
ノ)−1,3−チアゾリジン−4−オン(0.19g)
を得る。 mp : 213−215℃ IR(ヌジョール): 1740, 1730, 1705, 1665, 1620 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.88 (3H,s), 7.05 (1H,s), 7.4-
7.55 (5H,m), 7.76(2H,s)
【0047】実施例4 5−(第三級ブトキシカルボニルメチレン)−2−(2
−クロロベンゾイルイミノ)−3−フェニル−1,3−
チアゾリジン−4−オン(0.15g)のトリフルオロ
酢酸(5ml)溶液を室温で1.5時間撹拌する。試薬
を蒸発させたのち、残留物をジイソプロピルエーテルを
用いて粉末化して、5−(カルボキシメチレン)−2−
(2−クロロベンゾイルイミノ)−3−フェニル−1,
3−チアゾリジン−4−オン(0.125g)を得る。 mp : 238−239℃ IR(ヌジョール): 1720, 1665, 1615 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 6.93 (1H,s), 7.3-7.6 (8H,m), 7.
72 (1H,d,J=8Hz)
【0048】実施例5 5−(カルボキシメチレン)−2−(2−クロロベンゾ
イルイミノ)−3−フェニル−1,3−チアゾリジン−
4−オン(0.10g)のN,N−ジメチルホルムアミ
ド(5ml)溶液に、N−ヒドロキシベンゾトリアゾー
ル(52mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド・塩酸塩(64mg)、メ
チルアミン・塩酸塩(35mg)およびN−メチルモル
ホリン(0.057ml)を加える。混合物を室温で2
時間撹拌し、水(50ml)中に注ぐ。生じた沈殿を集
め、重炭酸ナトリウム水溶液および水で順次洗って、2
−(2−クロロベンゾイルイミノ)−5−(メチルカル
バモイルメチレン)−3−フェニル−1,3−チアゾリ
ジン−4−オン(0.10g)を得る。 mp : 250−261℃ IR(ヌジョール): 1715, 1660, 1635, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.79 (3H,d,J=5Hz), 7.20 (1H,s),
7.3-7.6 (8H,m),7.71 (1H,d,J=8Hz), 8.86 (1H,br d,J
=5Hz)
【0049】実施例6 1−(2−クロロベンゾイル)−3−フェニルチオウレ
ア(0.50g)のアセトン(10ml)溶液に、ジイ
ソプロピルエチルアミン(0.30ml)およびメチル
=ブロモアセタート(0.16ml)を加える。混合物
を室温で7時間撹拌し、1時間還流させる。溶媒を蒸発
させたのち、残留物をクロロホルムに溶解させ、水で洗
い、硫酸ナトリウムで乾燥する。混合物をシリカゲルク
ロマトグラフィーに付し、クロロホルムで溶出して、2
−(2−クロロベンゾイルイミノ)−3−フェニル−
1,3−チアゾリジン−4−オン(0.47g)を得
る。 mp : 166−168℃ IR(ヌジョール): 1725, 1640 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 4.19 (2H,s), 7.2-7.7 (9H,m)
【0050】実施例7 2−(2−クロロベンゾイルイミノ)−3−フェニル−
1,3−チアゾリジン−4−オン(0.50g)の酢酸
(10ml)溶液に、酢酸ナトリウム(0.15g)お
よびベンズアルデヒド(0.18ml)を加える。混合
物を8時間還流させる。冷却後、生じた沈殿を集め、酢
酸およびジイソプロピルエーテルで洗って、5−ベンジ
リデン−2−(2−クロロベンゾイルイミノ)−3−フ
ェニル−1,3−チアゾリジン−4−オン(0.24
g)を得る。 mp : 213−215℃ IR(ヌジョール): 1720, 1640, 1590 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.3-7.95 (14H,m), 8.02 (1H,m)
【0051】実施例8 5−(メトキシカルボニルメチレン)−2−フェニルイ
ミノ−1,3−チアゾリジン−4−オン(0.50g)
のジクロロメタン(10ml)溶液に、ピリジン(1m
l)および塩化2−クロロベンゾイル(0.27ml)
を加える。混合物を室温で30分間撹拌する。上で得ら
れた溶液を1N塩酸、水および重炭酸ナトリウム水溶液
で順次洗い、硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を蒸発さ
せる。生じた沈殿を、ジイソプロピルエーテルを用いて
粉末化して、5−(メトキシカルボニルメチレン)−2
−[N−フェニル−N−(2−クロロベンゾイル)アミ
ノ]−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−4−オ
ン(0.69g)を得る。 mp : 164−165℃ IR(ヌジョール): 1700, 1590 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.84 (3H,s), 6.94 (1H,s), 7.2-
7.55 (8H,m), 7.63(1H,dd,J=9, J=2Hz)
【0052】実施例9 2−(2−クロロベンゾイルイミノ)−5−(メトキシ
カルボニルメチレン)−3−フェニル−1,3−チアゾ
リジン−4−オン(0.50g)の酢酸エチル(20m
l)溶液に、10%パラジウム炭(0.1g)を加え
る。混合物を、水素雰囲気下に、室温で8時間撹拌す
る。触媒を濾去する。溶液をシリカゲルクロマトグラフ
ィーに付し、クロロホルムで溶出して、2−(2−クロ
ロベンゾイルイミノ)−5−(メトキシカルボニルメチ
ル)−3−フェニル−1,3−チアゾリジン−4−オン
(0.15g)を得る。 mp : 130−133℃ IR(ヌジョール): 1735, 1640, 1595 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.30 (2H,d,J=6Hz), 3.69 (3H,s),
4.68 (1H,t,J=6Hz),7.2-7.7 (9H,m)
【0053】実施例10 実施例1と同様にして、次の化合物を得る。 (1) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−
5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−(4−イソ
プロピルフェニル)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 168−171℃ IR(ヌジョール): 1725, 1700, 1655, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.25 (6H,d,J=7Hz), 2.97 (1H,sep
t,J=7Hz), 3.86 (3H,s), 7.00 (1H,s), 7.42 (4H,s),
7.50 (1H,dd,J=8Hz, 2Hz), 7.7-7.8(2H,m) (2) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−
5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−(4−メチ
ルフェニル)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 204−206℃ IR(ヌジョール): 1720, 1700, 1665 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.38 (3H,s), 3.86 (3H,s), 7.00
(1H,s), 7.3-7.45(4H,m), 7.52 (1H,dd,J=8Hz, 2Hz),
7.6-7.8 (2H,m) (3) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−
5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−(4−メト
キシフェニル)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 178−180℃ IR(ヌジョール): 1725, 1700, 1650, 1605 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.82 (3H,s), 3.86 (3H,s), 6.99
(1H,s), 7.08 (2H,d,J=9Hz), 7.42 (2H,d,J=9Hz), 7.52
(1H,dd,J=8Hz, 2Hz), 7.7-7.8(2H,m) (4) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−
5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−(4−ニト
ロフェニル)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 219−221℃ IR(ヌジョール): 1725, 1710, 1670, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.87 (3H,s), 7.05 (1H,s), 7.51
(1H,d,J=8Hz), 7.7-7.8 (2H,m), 7.86 (2H,d,J=9Hz),
8.44 (2H,d,J=9Hz) (5) 3−(4−ブトキシカルボニルフェニル)−2
−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メト
キシカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4
−オン mp : 167−168℃ IR(ヌジョール): 1700, 1650 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 0.95 (3H,t,J=7.3Hz), 1.29-1.58
(2H,m), 1.65-1.8(2H,m), 3.87 (3H,s), 4.31 (2H,t,J=
6.4Hz), 7.02 (1H,s), 7.51(1H,dd,J=8.4Hz, 2.1Hz),
7.65-7.8 (4H,m), 8.13 (2H,d,J=8.5Hz) (6) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−
5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−(4−メト
キシカルボニルフェニル)−1,3−チアゾリジン−4
−オン mp : 246−247℃ IR(ヌジョール): 1700, 1650 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.87 (3H,s), 3.90 (3H,s), 7.03
(1H,s), 7.51 (1H,dd,J=8Hz, 2Hz), 7.67-7.76 (4H,m),
8.14 (2H,d,J=8.5Hz) (7) 3−(4−カルバモイルフェニル)−2−
(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メトキ
シカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4−
オン mp : 261−262℃ IR(ヌジョール): 1730, 1700, 1650 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.87 (3H,s), 7.02 (1H,s), 7.4-
7.55 (2H,m), 7.61(2H,d,J=8.5Hz), 7.71-7.77 (2H,m),
8.02 (2H,d,J=8.5Hz), 8.00-8.10(1H,br s) (8) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−
5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−(4−モル
ホリノカルボニルフェニル)−1,3−チアゾリジン−
4−オン mp : 211−212℃ IR(ヌジョール): 1730, 1710, 1660, 1620, 1610 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.2-3.88 (8H,m), 3.86 (3H,s),
7.02 (1H,s), 7.50(1H,dd,J=8.4Hz, 2.1Hz), 7.60 (4H,
s), 7.72-7.78 (2H,m) (9) 3−(4−アセトアミドフェニル)−2−
(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メトキ
シカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4−
オン mp : 224−226℃ IR(ヌジョール): 1720, 1710, 1660, 1650, 1600 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.08 (3H,s), 3.86 (3H,s), 7.00
(1H,s), 7.41 (2H,d,J=8.8Hz), 7.51 (1H,dd,J=8.4Hz,
2.1Hz), 7.70-7.78 (4H,m), 10.16(1H,br s) (10) 3−[4−(ベンジルカルバモイル)フェニ
ル]−2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5
−(メトキシカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリ
ジン−4−オン mp : 230−233℃ IR(ヌジョール): 1710, 1660, 1630 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.87 (3H,s), 4.51 (2H,d,J=5.8H
z), 7.02 (1H,s),7.20-7.36 (5H,m), 7.51 (1H,dd,J=8.
5Hz, 2Hz), 7.63 (2H,d,J=8.5Hz),7.72-7.77 (2H,m),
8.05 (2H,d,J=8.5Hz), 9.18 (1H,br t,J=5.8Hz)
【0054】(11) 3−[4−(ブチルカルバモイ
ル)フェニル]−2−(2,4−ジクロロベンゾイルイ
ミノ)−5−(メトキシカルボニルメチレン)−1,3
−チアゾリジン−4−オン mp : 219−221℃ IR(ヌジョール): 1730, 1710, 1640 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 0.91 (3H,t,J=7.2Hz), 1.26-1.40
(2H,m), 1.44-1.60(2H,m), 3.24-3.32 (2H,m), 3.86 (3
H,s), 7.02 (1H,s), 7.51 (1H,dd,J=8.5Hz, 2.1Hz), 7.
61 (2H,d,J=8.5Hz), 7.71-7.77 (2H,m), 7.98(2H,d,J=
8.5Hz), 8.56 (1H,t,J=5.5Hz) (12) 3−[5−(第三級ブトキシカルボニル)フ
ェニル]−2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)
−5−(メトキシカルボニルメチレン)−1,3−チア
ゾリジン−4−オン mp : 206−207℃ IR(ヌジョール): 1700, 1650 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.52 (9H,s), 3.86 (3H,s), 7.02
(1H,s), 7.52 (1H,dd,J=8.4Hz, 2.1Hz), 7.67 (2H,d,J=
8.5Hz), 7.72-7.77 (2H,m), 8.07(2H,d,J=8.5Hz) (13) 3−[4−(2−アセトキシエチル)フェニ
ル]−2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5
−(メトキシカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリ
ジン−4−オン mp : 143−146℃ IR(ヌジョール): 1730, 1720, 1650 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.99 (3H,s), 2.97 (2H,t,J=6.8H
z), 3.86 (3H,s),4.28 (2H,t,J=6.8Hz), 7.00 (1H,s),
7.43 (4H,s), 7.49 (1H,dd,J=8.4Hz, 2.0Hz), 7.7-7.8
(2H,m) (14) 3−[4−(シクロプロピルカルバモイル)
フェニル]−2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミ
ノ)−5−(メトキシカルボニルメチレン)−1,3−
チアゾリジン−4−オン mp : 257−258℃ IR(ヌジョール): 1730, 1720, 1670, 1640 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 0.55-0.80 (4H,m), 2.80-3.00 (1
H,m), 3.86 (3H,s),7.02 (1H,s), 7.51 (1H,dd,J=8.4H
z, 2.1Hz), 7.60 (2H,d,J=8.5Hz),7.72-7.76 (2H,m),
7.95 (2H,d,J=8.5Hz), 8.56 (1H,br d,J=4.1Hz) (15) 3−(4−シアノフェニル)−2−(2,4
−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メトキシカルボ
ニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 201−202℃ IR(ヌジョール): 2220, 1720, 1710, 1670, 1600 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.87 (3H,s), 7.04 (1H,s), 7.52
(1H,dd,J=8.4Hz,1.7Hz), 7.33-7.80 (4H,m), 8.07 (2H,
d,J=8.4Hz) (16) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)
−5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−(4−メ
チルカルバモイルフェニル)−1,3−チアゾリジン−
4−オン mp : 239−240℃ IR(ヌジョール): 1720, 1700, 1660, 1640 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.82 (3H,d,J=4.5Hz), 3.86 (3H,
s), 7.02 (1H,s), 7.51(1H,dd,J=8.4Hz, 2.1Hz), 7.61
(2H,d,J=8.5Hz), 7.71-7.77 (2H,m),7.97 (2H,d,J=8.5H
z), 8.57 (1H,q,J=4.5Hz) (17) 3−(4−ベンズアミドフェニル)−2−
(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メトキ
シカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4−
オン mp : 259−262℃ IR(ヌジョール): 1720, 1660, 1600 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.86 (3H,s), 7.47-7.63 (6H,m),
7.72 (1H,d,J=2.0Hz),7.78 (1H,d,J=8.4Hz), 7.93-8.00
(4H,m), 10.47 (1H,br s) (18) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)
−3−(4−フルオロフェニル)−5−(メトキシカル
ボニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 171−172℃ IR(ヌジョール): 1720, 1700, 1670, 1660, 1600 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.86 (3H,s), 7.01 (1H,s), 7.36-
7.63 (5H,m), 7.72-7.78 (2H,m) (19) 3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4
−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メトキシカルボ
ニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 243−244℃ IR(ヌジョール): 1730, 1700, 1650, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.87 (3H,s), 7.10 (1H,s), 7.45-
7.61 (3H,m), 7.68-7.72 (4H,m) (20) 3−(3−クロロフェニル)−2−(2,4
−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メトキシカルボ
ニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 218−219℃ IR(ヌジョール): 1720, 1660 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.87 (3H,s), 7.03 (1H,s), 7.45-
7.65 (4H,m), 7.65-7.85 (3H,m) (21) 3−シクロプロピル−2−(2,4−ジクロ
ロベンゾイルイミノ)−5−(メトキシカルボニルメチ
レン)−1,3−チアゾリジン−4−オンmp : 202−20
3℃ IR(ヌジョール): 1740, 1700, 1650, 1625 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 0.98-1.15 (4H,m), 2.80-2.98 (1
H,m), 3.82 (3H,s),6.89 (1H,s), 7.63 (1H,dd,J=8.5H
z, 2.0Hz), 7.80 (1H,d,J=2.0Hz),8.21 (1H,d,J=8.5Hz) (22) 3−[4−(第三級ブトキシカルボニル)フ
ェニル]−5−(メトキシカルボニルメチレン)−2−
(4−ニトロベンゾイルイミノ)−1,3−チアゾリジ
ン−4−オン mp : >290℃ IR(ヌジョール): 1730, 1710, 1650, 1600 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.60 (9H,s), 3.87 (3H,s), 7.04
(1H,s), 7.72 (2H,d,J=8.4Hz), 8.06-8.08 (4H,m), 8.3
3 (2H,d,J=8.8Hz) (23) 5−(エトキシカルボニルメチレン)−2−
(4−ニトロベンゾイルイミノ)−3−フェニル−1,
3−チアゾリジン−4−オン mp : 228−229℃ IR(ヌジョール): 1720, 1695, 1655, 1595 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.31 (3H,t,J=7Hz), 4.33 (2H,q,J
=7Hz), 6.99 (1H,s),7.5-7.7 (5H,m), 8.08 (2H,d,J=9H
z), 8.31 (2H,d,J=9Hz)
【0055】実施例11 実施例8と同様にして、次の化合物を得る。 (1) 5−(メトキシカルボニルメチレン)−2−
(N−フェニル−N−ベンゾイルアミノ)−4,5−ジ
ヒドロチアゾール−4−オン mp : 168−171℃ IR(ヌジョール): 1700, 1590 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.83 (3H,s), 6.90 (1H,s), 7.20-
7.60 (10H,m) (2) 5−(メトキシカルボニルメチレン)−2−
(N−フェニル−N−シンナモイルアミノ)−4,5−
ジヒドロチアゾール−4−オン mp : 208−211℃ IR(ヌジョール): 1680, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.83 (3H,s), 6.26 (1H,d,J=16H
z), 6.86 (1H,s), 7.42(5H,br s), 7.58 (5H,br s), 7.
88 (1H,d,J=16Hz) (3) 5−(メトキシカルボニルメチレン)−2−
(N−フェニル−N−アセチルアミノ)−4,5−ジヒ
ドロチアゾール−4−オン mp : 182−185℃ IR(ヌジョール): 1705, 1595 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.05 (3H,s), 3.81 (3H,s), 6.84
(1H,s), 7.55 (5H,br s)
【0056】実施例12 3−[4−(第三級ブトキシカルボニル)フェニル]−
2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メ
トキシカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−
4−オン(321mg)のトリフルオロ酢酸(1ml)
溶液を10分間撹拌する。生じた沈殿を濾取し、ジイソ
プロピルエーテルおよびジクロロメタンで洗い、減圧下
に乾燥して、3−(4−カルボキシフェニル)−2−
(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メトキ
シカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4−
オンを得る。 mp : 278−280℃ IR(ヌジョール): 1720, 1690, 1650, 1600 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.87 (3H,s), 7.02 (1H,s), 7.52
(1H,dd,J=8.5Hz,2.1Hz), 7.67 (2H,d,J=8.5Hz), 7.72
(1H,d,J=2.0Hz), 7.75 (1H,d,J=8.5Hz), 8.11 (2H,d,J=
8.5Hz), 12.9-13.6 (1H,br s)
【0057】実施例13 実施例12と同様にして、次の化合物を得る。 3−(4−カルボキシフェニル)−5−(メトキシカル
ボニルメチレン)−2−(4−ニトロベンゾイルイミ
ノ)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 288−290℃ IR(ヌジョール): 1725, 1700, 1660, 1600 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.87 (3H,s), 7.04 (1H,s), 7.71
(2H,d,J=8.5Hz),8.10 (2H,d,J=8.9Hz), 8.18 (2H,d,J=
8.5Hz), 8.32 (2H,d,J=8.9Hz),13.25 (1H,br s)
【0058】実施例14 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メ
トキシカルボニルメチレン)−3−(4−カルボキシフ
ェニル)−1,3−チアゾリジン−4−オン(719m
g)のN,N−ジメチルホルムアミド(25ml)溶液
に、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(223
mg)および1−エチル−3−[3−(ジメチルアミ
ノ)プロピル]カルボジイミド・塩酸塩(316mg)
を0℃で加える。10分後、これにプロパルギルアミン
(113μl)を加え、溶液を室温で2時間撹拌する。
生じた混合物を水(50ml)で希釈し、酢酸エチル
(100ml)で抽出する。有機層を水、5%硫酸水素
カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および
食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減
圧下に蒸発させて、2−(2,4−ジクロロベンゾイル
イミノ)−5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−
[4−(2−プロピニルカルバモイル)フェニル]−
1,3−チアゾリジン−4−オンを得る。 mp : 215−218℃ IR(ヌジョール): 1730, 1690, 1640 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.16 (1H,t,J=2.4Hz), 3.87 (3H,
s), 4.11 (2H,dd,J=5.5Hz, 2.4Hz), 7.02 (1H,s), 7.52
(1H,dd,J=8.4Hz, 2.1Hz), 7.63(2H,d,J=8.5Hz), 7.72-
7.77 (2H,m), 8.00 (2H,d,J=8.5Hz), 9.08 (1H,t,J=5.5
Hz)
【0059】実施例15 実施例14と同様にして、次の化合物を得る。 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−3−[4
−(N,N−ジエチルカルバモイル)フェニル]−5−
(メトキシカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリジ
ン−4−オン mp : 233−234℃ IR(ヌジョール): 1730, 1700, 1640 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.00-1.30 (6H,m), 3.05-3.60 (4
H,m), 3.87 (3H,s),7.02 (1H,s), 7.48 (1H,dd,J=8.5H
z, 2.0Hz), 7.54-7.61 (4H,m), 7.72(1H,d,J=2.0Hz),
7.76 (1H,d,J=8.5Hz)
【0060】実施例16 5−(メトキシカルボニルメチレン)−2−[N−フェ
ニル−N−(2,4−ジクロロベンゾイル)アミノ]−
4,5−ジヒドロチアゾール−4−オン(0.5g)の
メタノール(20ml)溶液を、10%パラジウム炭
(0.1g)を用い、1気圧の水素の下で、室温で1時
間水素化する。溶液をシリカゲルクロマトグラフィーに
付し、クロロホルムで溶出して、5−(メトキシカルボ
ニルメチル)−2−[N−フェニル−N−(2,4−ジ
クロロベンゾイル)アミノ]−4,5−ジヒドロチアゾ
ール−4−オン(0.19g)を得る。 mp : 151−153℃ IR(ヌジョール): 1730, 1705 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.98 (1H,dd,J=18Hz, 9Hz), 3.14
(1H,dd,J=18Hz, 5Hz),3.66 (3H,s), 4.51 (1H,dd,J=9H
z, 5Hz), 7.30-7.45 (6H,m), 7.5-7.7(2H,m)
【0061】製造例10 製造例1、2および3と同様にして次の化合物を得た。 (1) 1−(2,4−ジクロロベンゾイル)−3−
(3,4−ジクロロフェニル)チオウレア mp : 197−199℃ IR(ヌジョール): 1685 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 12.21 (1H,br s), 12.16 (1H,br
s), 8.10 (1H,d,J=2.0Hz), 7.79 (1H,d,J=1.8Hz), 7.50
-7.75 (4H,m) (2) 1−(4−アニリノカルボニルフェニル)−3
−(2,4−ジクロロベンゾイル)チオウレア mp : 207−208℃ IR(ヌジョール): 1670, 1635 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 12.42 (1H,br s), 12.13 (1H,br
s), 10.29 (1H,br s),8.01 (2H,d,J=7.0Hz), 7.81 (2H,
d,J=7.0Hz), 7.75-7.85 (3H,m),7.70 (1H,d,J=8.0Hz),
7.58 (1H,dd,J=8.0Hz, J=2.0Hz), 7.36 (2H,t,J=8.0H
z), 7.11 (1H,t,J=7.0Hz) (3) 1−(2,4−ジクロロベンゾイル)−3−
(5−インドリル)チオウレア mp : 210−212℃ IR(ヌジョール): 1680 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 12.27 (1H,s), 11.95 (1H,br s),
11.23 (1H,br s),7.89 (1H,d,J=2.0Hz), 7.78 (1H,d,J=
2.0Hz), 7.70 (1H,d,J=8.4Hz),7.56 (1H,dd,J=8.4Hz, J
=2.0Hz), 7.30-7.50 (2H,m), 7.23 (1H,dd,J=8.7Hz, J=
2.0Hz), 6.47 (1H,s) (4) 1−[4−[3−(第三級ブトキシカルボニル
アミノ)プロピルカルバモイル]フェニル]−3−
(2,4−ジクロロベンゾイル)チオウレア NMR (DMSO-d6,δ) : 12.38 (1H,br), 12.09 (1H,br),
8.46 (1H,t,J=5.6Hz),7.69 (1H,d,J=8.3Hz), 7.78 (1H,
d,J=1.9Hz), 7.57 (1H,dd,J=8.3,1.9Hz), 6.85-6.95 (1
H,m), 3.56-3.63 (3H,m), 3.25-3.34 (4H,m),2.93-3.00
(2H,m), 1.73-1.79 (3H,m), 1.63 (2H,t,J=7.0Hz), 1.
38(9H,s) (5) 1−[4−[2−(第三級ブトキシカルボニル
アミノ)エチルカルバモイル]フェニル]−3−(2,
4−ジクロロベンゾイル)チオウレア mp : 181−183℃ IR(ヌジョール): 1700, 1680, 1640 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 12.38 (1H,br), 12.09 (1H,br),
8.49 (1H,t 様),7.78 (1H,dd,J=1, 9Hz), 7.69 (1H,d,J
=8.3Hz), 7.57 (1H,dd,J=8.3,1.9Hz), 6.92 (1H,t 様),
3.20-3.40 (2H,m), 3.00-3.20 (2H,m), 1.38(9H,s) (6) 1−[4−[4−(第三級ブトキシカルボニ
ル)ピペラジン−1−イル]カルボニル]フェニル]−
3−(2,4−ジクロロベンゾイル)チオウレア mp : 185−186℃ IR(ヌジョール): 1690, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 12.34 (1H,br), 12.08 (1H,br),
7.78-7.83 (3H,m),7.69 (1H,d,J=8.3Hz), 7.57 (1H,dd,
J=8.3, 1.9Hz), 7.48 (2H,d,J=8.5Hz), 3.00-3.80 (8H,
m), 1.41 (9H,s) (7) 1−[4−(2−第三級ブトキシカルボニルア
ミノエチル)フェニル]−3−(2,4−ジクロロベン
ゾイル)チオウレア mp : 158−159℃ IR(ヌジョール): 1680, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 12.24 (1H,br), 12.00 (1H,br),
7.78 (1H,d,J=1.9Hz),7.68 (1H,d,J=8.3Hz), 7.58-7.71
(3H,m), 7.56 (1H,dd,J=8.3, 1.9Hz),7.24 (2H,d,J=8.
3Hz), 6.91 (1H,t 様), 3.11-3.21 (1H,m), 2.67-2.75
(1H,m), 1.37 (9H,s) (8) 1−[4−[2−[1−(第三級ブトキシカル
ボニル)ピペリジン−4−イル]エチルカルバモイル]
フェニル]−3−(2,4−ジクロロベンゾイル)チオ
ウレア mp : 180−181℃ IR(ヌジョール): 1670, 1640 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 12.38 (1H,br), 12.12 (1H,br),
8.49 (1H,t 様),7.83-7.91 (4H,m), 7.79 (1H,d,J=1.9H
z), 7.69 (1H,d,J=8.3Hz), 7.57(1H,dd,J=8.3, 1.9Hz),
3.85-4.05 (2H,m), 3.20-3.40 (2H,m), 2.50-2.85 (2
H,m), 1.60-1.80 (2H,m), 1.35-1.55 (3H,m), 1.39 (9
H,s),0.85-1.15 (2H,m) (9) 1−[4−[4−(第三級ブトキシカルボニル
アミノ)ピペリジノカルボニル]フェニル]−3−
(2,4−ジクロロベンゾイル)チオウレア mp : 144−147℃(分解) IR(ヌジョール): 1680, 1630 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 12.32 (1H,br), 12.08 (1H,br),
7.70-7.81 (3H,m),7.69 (1H,d,J=8.3Hz), 7.57 (1H,dd,
J=8.3, 1.9Hz), 7.41 (2H,d,J=8.5Hz), 6.80-7.00 (1H,
m), 2.75-3.80 (5H,m), 1.60-1.90 (2H,m),1.38 (9H,
s), 1.10-1.55 (2H,m) (10) 1−[4−(第三級ブトキシカルボニルアミ
ノ)フェニル]−3−(2,4−ジフェニルベンゾイ
ル]チオウレア mp : 209−210℃ IR(ヌジョール): 1690, 1660 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 12.2 (1H,br), 11.98 (1H,br), 9.
47 (1H,br), 7.77(1H,d,J=1.9Hz), 7.68 (1H,d,J=8.3H
z), 7.53-7.58 (5H,m), 1.48 (9H,s) (11) 1−[4−[3−[1−(第三級ブトキシカ
ルボニル)ピペリジン−4−イル]プロパノイルアミ
ノ]フェニル]−3−(2,4−ジクロロベンゾイル)
チオウレア mp : 186−188℃ IR(ヌジョール): 1690, 1670, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 12.19 (1H,br), 12.00 (1H,br), 1
0.00 (1H,br), 7.78(1H,d,J=1.7Hz), 7.50-7.75 (6H,
m), 3.80-4.05 (2H,m), 2.55-2.80(2H,m), 2.35 (2H,t
様), 1.45-1.75 (3H,m), 1.39 (9H,s), 0.85-1.10(2H,
m) (12) 1−[4−[1−(第三級ブトキシカルボニ
ル)ピペリジン−4−イル]カルボニルアミノ]フェニ
ル−3−(2,4−ジクロロベンゾイル)チオウレア mp : 178−179℃ IR(ヌジョール): 1660 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 12.19 (1H,br), 11.99 (1H,br), 1
0.03 (1H,br), 7.77(1H,d,J=7.7Hz), 7.53-7.70 (6H,
m), 3.90-4.10 (2H,m), 2.65-2.95(2H,m), 2.40-2.60
(1H,m), 1.65-1.85 (2H,m), 1.41 (9H,s), 1.30-1.65(2
H,m) (13) 1−[1−(第三級ブトキシカルボニル)ピ
ペリジン−4−イル]−3−(2,4−ジクロロベンゾ
イル)チオウレア mp : 74−75℃ IR(ヌジョール): 1690, 1670 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 11.79 (1H,br), 10.51 (1H,br-d,J
=7.7Hz), 7.74 (1H,d,J=1.9Hz), 7.61 (1H,d,J=8.3Hz),
7.52 (1H,dd,J=8.3, 1.9Hz), 4.20-4.50 (1H,m), 3.75
-3.95 (2H,m), 2.75-3.10 (2H,m), 1.90-2.10 (2H,m),
1.40 (9H,s), 1.30-1.60 (2H,m) (14) 1−(2,4−ジクロロベンゾイル)−3−
(ピリジン−3−イル)チオウレア mp : 168−170℃ IR(ヌジョール): 1680, 1600 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 12.16 (2H,br), 8.72 (1H,s), 8.4
7 (1H,d,J=4.0Hz),8.10 (1H,d,J=8.3Hz), 7.79 (1H,d,J
=1.9Hz), 7.70 (1H,d,J=8.3Hz),7.57 (1H,dd,J=8.3, 1.
9Hz), 7.47 (1H,dd,J=8.2, 2.4Hz) (15) 1−(4−メチルベンゾイル)−3−フェニ
ルチオウレア mp : 129−130℃ IR(ヌジョール): 1670 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 12.67 (1H,br s), 11.46 (1H,br
s), 7.92 (2H,d,J=8.0Hz), 7.69 (2H,d,J=8.0Hz), 7.20
-7.50 (5H,m), 2.40 (3H,s) (16) 1−(4−メトキシベンゾイル)−3−フェ
ニルチオウレア mp : 119−120℃ IR(ヌジョール): 1660 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 12.73 (1H,br s), 11.38 (1H,br
s), 8.02 (2H,d,J=9.0Hz), 7.69 (2H,d,J=8.0Hz), 7.43
(2H,t,J=8.0Hz), 7.27 (1H,t,J=8.0Hz), 7.07 (2H,d,J
=9.0Hz), 3.85 (3H,s) (17) 1−フェニル−3−(4−フェニルベンゾイ
ル)チオウレア mp : 143−144℃ IR(ヌジョール): 1670, 1600 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 12.66 (1H,br s), 11.61 (1H,br
s), 8.10 (2H,d,J=8.0Hz), 7.65-7.90 (6H,m), 7.40-7.
60 (5H,m), 7.28 (1H,t,J=7.0Hz) (18) 1−シンナモイル−3−フェニルチオウレア mp : 159−161℃ IR(ヌジョール): 1680, 1595 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 12.74 (1H,br s), 11.59 (1H,br
s), 7.60-7.90 (5H,m),7.30-7.50 (5H,m), 7.27 (1H,t,
J=7.0Hz), 7.10 (1H,d,J=15.5Hz) (19) 1−[4−[[4−(第三級ブトキシカルボ
ニル)ピペラジン−1−イル]カルボニル]フェニル]
−3−シンナモイルチオウレア mp : 171−174℃ IR(ヌジョール): 1700, 1690, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 12.82 (1H,br s), 11.65 (1H,br
s), 7.76-7.83 (3H,m),7.55-7.70 (2H,m), 7.40-7.55
(5H,m), 7.09 (1H,d,J=9.8Hz), 3.25-3.70(8H,m), 1.41
(9H,s)
【0062】製造例11 2−(第三級ブトキシカルボニルイミノ)−5−(メト
キシカルボニルメチレン)−3−フェニル−1,3−チ
アゾリジン−4−オン(1.0g)をトリフルオロ酢酸
(10ml)に溶解し、室温で1時間撹拌した。その溶
液を濃縮した後、塩化メチレンに溶解し、炭酸水素ナト
リウム水溶液で洗浄した。この際生じた不溶物を濾取
し、水洗風乾し、2−イミノ−5−(メトキシカルボニ
ルメチレン)−3−フェニル−1,3−チアゾリジン−
4−オン(0.40g)を得た。さらに塩化メチレン層
から同一物(0.28g)を回収した。 mp : 223−225℃ IR(ヌジョール): 1715, 1675, 1630, 1600 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 10.10 (1H,s), 7.60-7.30 (5H,m),
6.75 (1H,s), 3.80(3H,s)
【0063】製造例12 アセトフェノン(1.0g)をテトラヒドロフラン(2
0ml)に溶解し、水素化ナトリウム(ヌジョール混合
物、60%純度 0.33g)を加え室温で10分間撹
拌した。次いでフェニルイソチオシアナート(1.0m
l)をテトラヒドロフラン(1.0ml)とともに加
え、室温で4時間撹拌した。反応後、水50ml中へ注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液は、飽和食塩水で洗
浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、シリカゲルカラム
クロマトに付した。ヘキサン−酢酸エチル混合溶媒(0
〜20%)で溶出し、3−フェニル−3−オキソプロパ
ンチオアニリド(1.13g)を得た。 IR(ヌジョール): 1605, 1585 cm-1 APCI-MASS M/Z=256 (M+1+)
【0064】実施例17 実施例1と同様にして次の化合物を得た。 (1) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−
3−(3,4−ジクロロフェニル)−5−(メトキシカ
ルボニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 219−221℃ IR(ヌジョール): 1730, 1695, 1645, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.70-7.95 (4H,m), 7.50-7.65 (2
H,m), 7.04 (1H,s),3.86 (3H,s) (2) 3−(4−アニリノカルボニルフェニル)−2
−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メト
キシカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4
−オン mp : 246−248℃ IR(ヌジョール): 1725, 1710, 1660, 1640, 1600 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 10.39 (1H,br.s), 8.10 (2H,d,J=8
Hz), 7.8-7.6 (6H,m),7.52 (1H,dd,J=8Hz, J=2Hz), 7.3
7 (2H,t,J=8Hz), 7.12 (1H,t,J=8Hz),7.04 (1H,s), 3.8
7 (3H,s) (3) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−
3−(5−インドリル)−5−(メトキシカルボニルメ
チレン)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 251−253℃ IR(ヌジョール): 1730, 1700, 1650 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 11.38 (1H,br.s), 7.75-7.60 (3H,
m), 7.55-7.40 (3H,m), 7.15 (1H,dd,J=8.6Hz, J=2.0H
z), 7.00 (1H,s), 6.52 (1H,br.s),3.86 (3H,s) (4) 3−[4−[3−(第三級ブトキシカルボニル
アミノ)プロピルカルバモイル]フェニル]−2−
(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メトキ
シカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4−
オン mp : 211−212℃ IR(ヌジョール): 1720, 1700, 1660, 1630 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.50-8.65 (1H,m), 7.98 (2H,d,J=
8.5Hz), 7.71-7.77(2H,m), 7.58 (2H,d,J=8.5Hz), 7.51
(1H,dd,J=8.4Hz, J=2.1Hz), 7.02(1H,s), 6.78-6.90
(1H,m), 3.87 (3H,s), 3.2-3.38 (2H,m), 2.9-3.1(2H,
m), 1.6-1.78 (2H,m), 1.38 (9H,s) (5) 3−[4−[2−(第三級ブトキシカルボニル
アミノ)エチルカルバモイル]フェニル]−2−(2,
4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メトキシカル
ボニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 219−221℃ IR(ヌジョール): 1730, 1710, 1680, 1660, 1620 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.58 (1H,m), 7.98 (2H,d,J=8.5H
z), 7.71-7.76 (2H,m),7.61 (2H,d,J=8.5Hz), 7.50 (1
H,dd,J=8.4Hz, J=2.1Hz), 7.02 (1H,s),6.92 (1H,m),
3.86 (3H,s), 3.05-3.40 (4H,m), 1.36 (9H,s) (6) 3−[4−[[4−(第三級ブトキシカルボニ
ル)ピペラジン−1−イル]カルボニル]フェニル]−
2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ]−5−(メ
トキシカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−
4−オン mp : 183−185℃ IR(ヌジョール): 1690, 1660, 1640, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.76 (1H,d,J=8.5Hz), 7.72 (1H,
d,J=2.0Hz), 7.61 (4H,s), 7.50 (1H,dd,J=8.5Hz, J=2.
0Hz), 7.03 (1H,s), 3.87 (3H,s),3.20-3.80 (8H,m),
1.42 (9H,s) (7) 3−[4−[2−(第三級ブトキシカルボニル
アミノ)エチル]フェニル]−2−(2,4−ジクロロ
ベンゾイルイミノ)−5−(メトキシカルボニルメチレ
ン)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 195−198℃ IR(ヌジョール): 1700, 1680, 1660 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.75 (1H,d,J=8.6Hz), 7.72 (1H,
d,J=2.1Hz), 7.50(1H,dd,J=8.4, 2.1Hz), 7.42 (2H,d,J
=8.6Hz), 7.36 (2H,d,J=8.6Hz),7.00 (1H,s), 6.90-7.0
0 (1H,m), 3.86 (3H,s), 3.15-3.25 (2H,m),2.74-2.81
(2H,m), 1.35 (9H,s) (8) 3−[4−[2−[1−(第三級ブトキシカル
ボニル)ピペリジン−4−イル]エチルカルバモイル]
フェニル]−2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミ
ノ)−5−(メトキシカルボニルメチレン)−1,3−
チアゾリジン−4−オン IR(ヌジョール): 1700, 1625 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.59 (1H,t 様), 7.98 (2H,d,J=8.
5Hz), 7.72-7.76(2H,m), 7.61 (2H,d,J=8.5Hz), 7.52
(1H,dd,J=8.5, 1.9Hz), 7.03(1H,s), 3.75-4.05 (3H,
m), 3.20-3.40 (2H,m), 2.55-2.80 (2H,m),1.55-1.80
(2H,m), 1.40-1.60 (2H,m), 1.39 (9H,s), 0.80-1.15
(2H,m) (9) 3−[4−[[4−(第三級ブトキシカルボニ
ルアミノ)ピペリジン−1−イル]カルボニル]フェニ
ル]−2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5
−(メトキシカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリ
ジン−4−オン mp : 143−146℃(分解) IR(ヌジョール): 1740, 1710, 1660, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.76 (1H,d,J=8.5Hz), 7.72 (1H,
d,J=2.0Hz), 7.55-7.63(4H,m), 7.49 (1H,dd,J=8.3, 2.
0Hz), 7.02 (1H,s), 6.92 (1H,br-d,J=7.9Hz), 3.86 (3
H,s), 3.35-3.70 (2H,m), 2.80-3.30 (3H,m), 1.60-1.9
5 (2H,m), 1.39 (9H,s), 1.15-1.50 (2H,m) (10) 3−[4−(第三級ブトキシカルボニルアミ
ノ)フェニル]−2−(2,4−ジクロロベンゾイルイ
ミノ)−5−(メトキシカルボニルメチレン)−1,3
−チアゾリジン−4−オン mp : 218−221℃(分解) IR(ヌジョール): 1720, 1670 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 9.62 (1H,br), 7.76 (1H,d,J=8.5H
z), 7.73 (1H,d,J=2.0Hz), 7.59 (2H,d,J=8.9Hz), 7.53
(1H,dd,J=8.5, 2.0Hz), 7.37(2H,d,J=8.9Hz), 6.99 (1
H,s), 3.86 (3H,s), 1.49 (9H,s)
【0065】(11) 3−[4−[3−[1−(第三
級ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]プロパ
ノイルアミノ]フェニル]−2−(2,4−ジクロロベ
ンゾイルイミノ)−5−(メトキシカルボニルメチレ
ン)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 200−210℃(分解) IR(ヌジョール): 1690, 1650, 1600 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 10.09 (1H,d,J=4.7Hz), 7.68 (2H,
d,J=8.8Hz), 7.63(1H,d,J=1.9Hz), 7.42 (1H,dd,J=8.3,
1.9Hz), 7.21 (2H,d,J=8.8Hz),7.13 (1H,d,J=8.3Hz),
6.80 (1H,s), 3.85-4.05 (2H,m), 3.77 (3H,s),2.55-2.
85 (2H,m), 2.35 (2H,t 様), 1.45-1.75 (5H,m), 1.39
(9H,s),0.85-1.15 (2H,m) (12) 3−[4−[[1−(第三級ブトキシカルボ
ニル)ピペリジン−4−イル]カルボニルアミノ]フェ
ニル]−2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−
5−(メトキシカルボニルメチレン)−1,3−チアゾ
リジン−4−オン mp : 187−190℃ IR(ヌジョール): 1720, 1690, 1660 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 10.17 (1H,br s), 7.73-7.77 (3H,
m), 7.49-7.59 (2H,m), 7.41 (2H,d,J=8.8Hz), 7.00 (1
H,s), 3.90-4.15 (2H,m), 3.86 (3H,s), 2.65-2.95 (2
H,m), 2.40-2.65 (1H,m), 1.65-1.90 (2H,m), 1.20-1.6
5 (2H,m), 1.41 (9H,s) (13) 3−[1−(第三級ブトキシカルボニル)ピ
ペリジン−4−イル]−(2,4−ジクロロベンゾイル
イミノ)−5−(メトキシカルボニルメチレン)−1,
3−チアゾリジン−4−オン mp : 189℃ IR(ヌジョール): 1730, 1690, 1660 cm-1 NMR (CDCl3,δ) : 7.98 (1H,d,J=8.4Hz), 7.50 (1H,d,J
=2.0Hz), 7.35 (1H,dd,J=8.4, 2.0Hz), 7.00 (1H,s),
4.70-4.95 (1H,m), 4.10-4.50 (2H,m),3.88 (3H,s), 2.
45-2.95 (4H,m), 1.55-1.80 (2H,m), 1.47 (9H,s) (14) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)
−5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−(ピリジ
ン−3−イル)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 208−209℃(分解) IR(ヌジョール): 1740, 1700, 1650, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.69-8.75 (2H,m), 8.01 (1H,d,J=
8.5Hz), 7.72-7.77(2H,m), 7.64 (1H,dd,J=8.0, 4.8H
z), 7.52 (1H,dd,J=8.4, 2.0Hz),7.05 (1H,s), 3.87 (3
H,s) (15) 3−[4−[[4−(第三級ブトキシカルボ
ニル)ピペリジン−1−イル]カルボニル]フェニル]
−2−(シンナモイルイミノ)−5−(メトキシカルボ
ニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 193−197℃(分解) IR(ヌジョール): 1710, 1700, 1640 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.58-7.66 (7H,m), 7.41-7.44 (3
H,m), 6.96 (1H,s),6.79 (1H,d,J=15.8Hz), 3.85 (3H,
s), 3.25-3.80 (8H,m), 1.42 (9H,s) (16) 2−(シンナモイルイミノ)−5−(メトキ
シカルボニルメチレン)−3−フェニル−1,3−チア
ゾリジン−4−オン mp : 193−194℃ IR(ヌジョール): 1720, 1700, 1650, 1600 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.7-7.4 (11H,m), 6.94 (1H,s),
6.76 (1H,d,J=16Hz),3.85 (3H,s) (17) 5−(メトキシカルボニルメチレン)−2−
(4−メチルベンゾイルイミノ)−3−フェニル−1,
3−チアゾリジン−4−オン mp : 226−228℃ IR(ヌジョール): 1720, 1700, 1635, 1600 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.79 (2H,d,J=8Hz), 7.7-7.5 (5H,
m), 7.28 (2H,d,J=8Hz), 6.96 (1H,s), 3.85 (3H,s),
2.35 (3H,s) (18) 2−(4−メトキシベンゾイルイミノ)−5
−(メトキシカルボニルメチレン)−3−フェニル−
1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 230−232℃ IR(ヌジョール): 1720, 1690, 1630, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.85 (2H,d,J=9Hz), 7.7-7.5 (5H,
m), 7.00 (2H,d,J=9Hz), 6.95 (1H,s), 3.85 (3H,s),
3.81 (3H,s) (19) 5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−
フェニル−2−(4−フェニルベンゾイルイミノ)−
1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 226−228℃ IR(ヌジョール): 1720, 1700, 1635, 1595 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.97 (2H,d,J=8Hz), 7.4-7.9 (12
H,m), 6.98 (1H,s),3.86 (3H,s) (20) 2−(第三級ブトキシカルボニルイミノ)−
5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−フェニル−
1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 214−216℃(分解) IR(ヌジョール): 1720, 1695, 1665 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.60-7.30 (5H,m), 6.90 (1H,s),
3.84 (3H,s), 1.42(9H,s)
【0066】実施例18 2−イミノ−5−(メトキシカルボニルメチレン)−3
−フェニル−1,3−チアゾリジン−4−オン(0.2
0g)を塩化メチレン(10ml)に溶かし、フェニル
アセチルクロリド(0.12ml)とジイソプロピルエ
チルアミン(0.16ml)を加え室温で1時間撹拌し
た。反応液を水、0.1N塩酸、炭酸水素ナトリウム水
溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を濃縮
した後、ジイソプロピルエーテルで粉砕して、5−(メ
トキシカルボニルメチレン)−3−フェニル−2−(フ
ェニルアセチルイミノ)−1,3−チアゾリジン−4−
オン(0.26g)を得た。 mp : 163−165℃ IR(ヌジョール): 1720, 1700, 1675, 1615 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.50-7.60 (3H,m), 7.35-7.45 (2
H,m), 7.20-7.35 (3H,m), 7.10-7.20 (2H,m), 6.92 (1
H,s), 3.82 (3H,s), 3.78 (2H,s)
【0067】実施例19 実施例18と同様にして次の化合物を得た。 (1) 2−(アセチルイミノ)−5−(メトキシカル
ボニルメチレン)−3−フェニル−1,3−チアゾリジ
ン−4−オン mp : 168−170℃ IR(ヌジョール): 1730, 1690, 1670 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.60-7.40 (5H,m), 6.92 (1H,s),
3.83 (3H,s), 2.16(3H,s) (2) 2−(イソニコチノイルイミノ)−5−(メト
キシカルボニルメチレン)−3−フェニル−1,3−チ
アゾリジン−4−オン mp : 222−225℃(分解) IR(ヌジョール): 1740, 1690, 1650, 1625, 1595 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.77 (2H,d,J=5.8Hz), 7.85-7.50
(7H,m), 7.03 (1H,s),3.86 (3H,s) (3) 5−(メトキシカルボニルメチレン)−2−
(ニコチノイルイミノ)−3−フェニル−1,3−チア
ゾリジン−4−オン mp : 216−219℃(分解) IR(ヌジョール): 1735, 1690, 1640, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.97 (1H,d,J=2.0Hz), 8.77 (1H,d
d,J=5.0Hz, J=2.0Hz),8.20 (1H,dt,J=8.0Hz, J=2.0Hz),
7.70-7.50 (6H,m), 7.02 (1H,s),3.86 (3H,s) (4) 2−(ジフェニルアセチルイミノ)−5−(メ
トキシカルボニルメチレン)−3−フェニル−1,3−
チアゾリジン−4−オン mp : 136−138℃ IR(ヌジョール): 1720, 1690, 1660 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.40-7.50 (3H,m), 7.15-7.35 (12
H,m), 6.93 (1H,s),5.21 (1H,s), 3.83 (3H,s) (5) 5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−フ
ェニル−2−(3−フェニルプロパノイルイミノ)−
1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 131−133℃ IR(ヌジョール): 1725, 1695, 1670 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.40-7.60 (5H,m), 7.10-7.30 (5
H,m), 6.92 (1H,s),3.83 (3H,s), 2.78 (4H,br.s) (6) 5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−フ
ェニル−2−(フェニルプロピオロイルイミノ)−1,
3−チアゾリジン−4−オン mp : 227−229℃ IR(ヌジョール): 2190, 1720, 1685, 1605 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.40-7.65 (10H,m), 7.01 (1H,s),
3.85 (3H,s) (7) 5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−フ
ェニル−2−(1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナ
フトイルイミノ)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 135−137℃ IR(ヌジョール): 1725, 1680, 1665 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.40-7.60 (5H,m), 7.04 (4H,br.
s), 6.93 (1H,s),3.83 (3H,s), 2.83 (3H,br.s), 2.70
(2H,t,J=7.2Hz), 1.90-2.15 (1H,m), 1.55-1.80 (1H,m) (8) 2−(ベンジルオキシカルボニルイミノ)−5
−(メトキシカルボニルメチレン)−3−フェニル−
1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 186−190℃ IR(ヌジョール): 1725, 1700, 1680 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.20-7.60 (10H,m), 6.93 (1H,s),
5.15 (2H,s), 3.84(3H,s)
【0068】実施例20 2−イミノ−5−(メトキシカルボニルメチレン)−3
−フェニル−1,3−チアゾリジン−4−オン(0.2
0g)を塩化メチレン(12ml)に溶かし、フェニル
イソシアナート(0.083ml)を加えた。1時間
後、溶媒を濃縮し、残渣をメタノールから結晶化して5
−(メトキシカルボニルメチレン)−3−フェニル−2
−(フェニルカルバモイルイミノ)−1,3−チアゾリ
ジン−4−オン(0.23g)を得た。 mp : 210−213℃ IR(ヌジョール): 1725, 1690, 1670, 1615 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 10.09 (1H,br.s), 7.65 (2H,d,J=
7.5Hz), 7.60-7.40(5H,m), 7.29 (2H,t,J=7.5Hz), 7.04
(1H,t,J=7.5Hz), 6.84 (1H,s),3.84 (3H,s)
【0069】実施例21 実施例20と同様にして次の化合物を得た。 (1) 2−(4−クロロフェニルカルバモイルイミ
ノ)−5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−フェ
ニル−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 224−226℃ IR(ヌジョール): 1730, 1675 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 10.24 (1H,s), 7.69 (2H,d,J=9.0H
z), 7.40-7.65 (5H,m), 7.35 (2H,d,J=9.0Hz), 6.85 (1
H,s), 3.84 (3H,s) (2) 5−(メトキシカルボニルメチレン)−2−
(4−メトキシフェニルカルバモイルイミノ)−3−フ
ェニル−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 106−110℃ IR(ヌジョール): 1720, 1695, 1660, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 9.97 (1H,s), 7.60-7.40 (7H,m),
6.86 (2H,d,J=9.1Hz),6.82 (1H,s), 3.83 (3H,s), 3.71
(3H,s) (3) 5−(メトキシカルボニルメチレン)−2−
(4−ニトロフェニルカルバモイルイミノ)−3−フェ
ニル−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 249−251℃ IR(ヌジョール): 1715, 1700, 1675, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 10.71 (1H,br.s), 8.21 (2H,d,J=
9.0Hz), 7.91 (2H,d,J=9.0Hz), 7.40-7.60 (5H,m), 6.8
9 (1H,s), 3.85 (3H,s) (4) 2−(ベンジルカルバモイルイミノ)−5−
(メトキシカルボニルメチレン)−3−フェニル−1,
3−チアゾリジン−4−オン mp : 172−173℃ IR(ヌジョール): 1725, 1700, 1660, 1615 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.50 (1H,t,J=6.5Hz), 7.35-7.60
(5H,m), 7.10-7.35(5H,m), 6.79 (1H,s), 4.22 (2H,d,J
=6.5Hz), 3.81 (3H,s)
【0070】実施例22 2−イミノ−5−(メトキシカルボニルメチレン)−3
−フェニル−1,3−チアゾリジン−4−オン(0.2
0g)をテトラヒドロフラン(20ml)と、N,N−
ジメチルホルムアミド(5ml)に溶かし、N,N’−
カルボニルジイミダゾール(0.24g)とN−メチル
モルホリン(0.08ml)を加えて、室温で18時間
撹拌し、さらに21時間加熱還流した。反応液に1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン(0.29ml)を
加え3日間加熱還流した後、酢酸エチルと水を加え分液
した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し、ヘキサン−クロロホルム(30〜40% v/
v)で溶出し、5−(メトキシカルボニルメチレン)−
3−フェニル−2−[(1,2,3,4−テトラヒドロ
−キノリン−1−イル)カルボニルイミノ]−1,3−
チアゾリジン−4−オン(0.03g)を得た。 mp : 173−178℃ IR(ヌジョール): 1730, 1700, 1630 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 6.90-8.00 (9H,m), 6.87 (1H,s),
3.83 (3H,s), 3.50-3.80 (2H,m), 2.60-2.80 (2H,m),
1.70-1.90 (2H,m)
【0071】実施例23 実施例14と同様にして次の化合物を得た。 (1) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−
5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−[4−
[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フ
ェニル]−1,3−チアゾリジン−4−オン・トリフル
オロ酢酸塩 mp : 215−217℃(分解) IR(ヌジョール): 1730, 1700, 1640, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 9.70-10.20 (1H,br.s), 7.73-7.79
(2H,m), 7.65 (4H,s), 7.50 (1H,dd,J=8.4, 2.0Hz),
7.03 (1H,s), 3.87 (3H,s), 3.00-3.80(8H,m), 2.83 (3
H,s) (2) 3−[4−[6−(第三級ブトキシカルボニル
アミノ)ヘキシルカルバモイル]フェニル]−2−
(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メトキ
シカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4−
オン mp : 183−185℃(分解) IR(ヌジョール): 1710, 1680, 1660, 1640 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.57 (1H,t 様), 7.97 (2H,d,J=8.
5Hz), 7.72-7.77(2H,m), 7.61 (2H,d,J=8.5Hz), 7.52
(1H,dd,J=8.4, 2.1Hz), 7.02(1H,s), 6.78 (1H,t 様),
3.86 (1H,s), 3.15-3.35 (2H,m), 2.80-3.00(2H,m), 1.
37 (9H,s), 1.10-1.60 (8H,m) (3) 3−[4−[[1−(第三級ブトキシカルボニ
ル)ピペリジン−4−イル]カルバモイル]フェニル]
−2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−
(メトキシカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリジ
ン mp : 190−193℃(分解) IR(ヌジョール): 1700, 1660, 1630 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.42 (1H,d,J=7.7Hz), 7.98 (2H,
d,J=8.5Hz), 7.72-7.76(2H,m), 7.62 (2H,d,J=8.5Hz),
7.52 (1H,dd,J=8.5, 7.0Hz), 7.02 (1H,s), 3.86 (3H,
s), 3.75-4.15 (2H,m), 2.55-3.05 (2H,m), 1.70-1.95
(2H,m), 1.41 (9H,s), 1.25-1.60 (2H,m) (4) 3−[4−[[4−(第三級ブトキシカルボニ
ル)−1,4−ジアザシクロヘプタン−1−イル]カル
ボニル]フェニル]−2−(2,4−ジクロロベンゾイ
ルイミノ)−5−(メトキシカルボニルメチレン)−
1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 206−208℃(分解) IR(ヌジョール): 1730, 1680, 1660, 1630 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.40-7.85 (7H,m), 7.03 (1H,s),
3.87 (3H,s), 3.35-3.80 (8H,m), 1.55-1.85 (2H,m),
1.42 (9H,s) (5) 3−[4−[2−(1−ベンジルピペリジン−
4−イル)エチルカルバモイル]フェニル]−2−
(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メトキ
シカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4−
オン mp : 195−198℃(分解) IR(ヌジョール): 1720, 1700, 1660, 1630 cm-1 NMR (CF3COOD,δ) : 8.00-8.15 (2H,m), 7.85-8.00 (1
H,m), 7.75-7.85(1H,m), 7.60-7.75 (2H,m), 7.20-7.60
(9H,m), 4.28 (2H,s), 4.10-3.85(5H,m), 3.50-3.75
(4H,m), 2.80-3.15 (2H,m), 2.05-2.25 (2H,m),1.40-1.
90 (5H,m) (6) 3−[4−[[(3R)−1−(第三級ブトキ
シカルボニル)ピロリジン−3−イル]カルバモイル]
フェニル]−2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミ
ノ)−5−(メトキシカルボニルメチレン)−1,3−
チアゾリジン−4−オン mp : 208−211℃(分解) IR(ヌジョール): 1700, 1660, 1640 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.70 (1H,d,J=6.5Hz), 7.96-8.03
(2H,m), 7.69-7.76(2H,m), 7.63 (2H,d,J=8.5Hz), 7.52
(1H,dd 様), 7.02 (1H,s), 4.35-4.60 (1H,m), 3.86
(3H,s), 3.45-3.65 (1H,m), 3.15-3.45 (3H,m),2.05-2.
25 (1H,m), 1.80-2.05 (1H,m), 1.41 (9H,s) (7) 3−[4−[[(3S)−1−(第三級ブトキ
シカルボニル)ピロリジン−3−イル]カルバモイル]
フェニル]−2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミ
ノ)−5−(メトキシカルボニルメチレン)−1,3−
チアゾリジン−4−オン mp : 207−210℃(分解) IR(ヌジョール): 1690, 1660, 1630 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.68 (1H,d,J=6.5Hz), 8.00 (2H,
d,J=8.5Hz), 7.72-7.76(2H,m), 7.62 (2H,d,J=8.5Hz),
7.52 (1H,dd,J=8.4, 2.1Hz), 7.02 (1H,s), 4.35-4.60
(1H,m), 3.87 (3H,s), 3.45-3.65 (1H,m), 3.15-3.45(3
H,m), 2.05-2.25 (1H,m), 1.80-2.05 (1H,m), 1.41 (9
H,s) (8) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−
3−[4−[[4−(2−ヒドロキシプロピル)ピペラ
ジン−1−イル]カルボニル]フェニル]−5−(メト
キシカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4
−オン mp : 194−196℃(分解) IR(ヌジョール): 1730, 1710, 1660, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.76 (1H,d,J=8.5Hz), 7.72 (1H,
d,J=2.0Hz), 7.58-7.63 (4H,m), 7.50 (1H,dd,J=8.5,
2.0Hz), 7.02 (1H,s), 4.35 (1H,d,J=4.1Hz), 3.86 (3
H,s), 3.50-3.90 (3H,m), 3.20-3.45 (2H,m), 2.35-2.6
0 (4H,m), 2.15-2.35 (5H,m), 1.05 (2H,d,J=6.1Hz) (9) 3−[4−[[5−(第三級ブトキシカルボニ
ル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン
−2−イル]カルボニル]フェニル]−2−(2,4−
ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メトキシカルボニ
ルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 124−127℃ IR(ヌジョール): 1690, 1620 cm-1 NMR (CDCl3,δ) : 7.81 (1H,d,J=8.5Hz), 7.67-7.71 (2
H,m), 7.41-7.49(3H,m), 7.21 (1H,dd,J=8.5, 2.0Hz),
7.12 (1H,s), 4.40-5.10 (2H,m),3.92 (3H,s), 3.30-3.
80 (4H,m), 1.80-2.05 (2H,m), 1.50 (4.5H,s),1.45
(4.5H,s) (10) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)
−5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−[4−
[(キヌクリジン−3−イル)カルバモイル]フェニ
ル]−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 210−213℃(分解) IR(ヌジョール): 1725, 1705, 1660, 1640 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.49 (1H,d,J=6.5Hz), 8.01 (2H,
d,J=8.5Hz), 7.72-7.77 (2H,m), 7.63 (2H,d,J=8.5Hz),
7.52 (1H,dd,J=8.4, 2.1Hz),7.02 (1H,s), 3.95-4.15
(1H,m), 3.87 (3H,s), 3.10-3.35 (1H,m),2.60-3.10 (5
H,m), 1.75-2.05 (2H,m), 1.55-1.75 (2H,m), 1.25-1.5
5(1H,m) (11) 3−[4−[[1−(第三級ブトキシカルボ
ニル)ピペリジン−4−イル]メチルカルバモイル]フ
ェニル]−2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)
−5−(メトキシカルボニルメチレン)−1,3−チア
ゾリジン−4−オン NMR (DMSO-d6,δ) : 8.63 (1H,t 様), 7.98 (2H,d,J=8.
5Hz), 7.72-7.77(2H,m), 7.62 (2H,d,J=8.5Hz), 7.51
(1H,dd,J=8.4, 2.1Hz), 7.02 (1H,s), 3.87 (3H,s), 3.
80-4.05 (2H,m), 3.10-3.25 (2H,m), 2.55-2.85(2H,m),
1.60-1.85 (3H,m), 1.39 (9H,s), 0.85-1.20 (2H,m) (12) 3−[4−[[1−(第三級ブトキシカルボ
ニル)ピペリジン−3−イル]カルバモイル]フェニ
ル]−2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5
−(メトキシカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリ
ジン−4−オン mp : 183−185℃(分解) IR(ヌジョール): 1710, 1690, 1680, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.40 (1H,d,J=7.2Hz), 7.99 (2H,
d,J=8.5Hz), 7.72-7.76(2H,m), 7.62 (2H,d,J=8.5Hz),
7.51 (1H,dd,J=8.3, 2.1Hz), 7.02 (1H,s), 3.87 (3H,
s), 3.60-4.05 (3H,s), 2.65-3.00 (2H,m), 1.38 (9H,
s),1.20-2.00 (4H,m) (13) 3−[4−[(4−ベンジルピペラジン−1
−イル)カルボニル]フェニル]−2−(2,4−ジク
ロロベンゾイルイミノ)−5−(メトキシカルボニルメ
チレン)−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 195−197℃(分解) IR(ヌジョール): 1740, 1700, 1660, 1630 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.75 (1H,d,J=8.5Hz), 7.70 (1H,
d,J=2.1Hz), 7.55-7.65(4H,m), 7.47 (1H,dd,J=8.5, 2.
1Hz), 7.15-7.40 (5H,m), 7.02 (1H,s),3.86 (3H,s),
3.20-3.80 (4H,m), 2.25-2.60 (4H,m) (14) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)
−3−[4−[2−[1−(p−フルオロベンジル)ピ
ペリジン−4−イル]エチルカルバモイル]フェニル]
−5−(メトキシカルボニルメチレン)−1,3−チア
ゾリジン−4−オン mp : 191−193℃(分解) IR(ヌジョール): 1710, 1670, 1640 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.57 (1H,br.t), 7.97 (2H,d,J=8.
5Hz), 7.72-7.77(2H,m), 7.61 (2H,d,J=8.5Hz), 7.51
(1H,dd,J=8.4, 2.1Hz), 7.31-7.36(2H,m), 7.10-7.19
(2H,m), 7.02 (1H,s), 3.86 (3H,s), 3.10-3.65 (4H,
m), 2.65-3.00 (2H,m), 1.85-2.20 (1H,m), 1.60-1.85
(2H,m), 1.05-1.60 (6H,m) (15) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)
−3−[4−[2−[1−(ジフェニルメチル)ピペリ
ジン−4−イル]エチルカルバモイル]フェニル]−5
−(メトキシカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリ
ジン−4−オン mp : 193−195℃(分解) IR(ヌジョール): 1730, 1710, 1640 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.55 (1H,t 様), 7.96 (2H,d,J=8.
5Hz), 7.72-7.76(2H,m), 7.60 (2H,d,J=8.5Hz), 7.51
(1H,dd,J=8.3, 2.1Hz), 7.38-7.42(4H,m), 7.24-7.31
(4H,m), 7.13-7.20 (2H,m), 7.02 (1H,s), 4.26(1H,s),
3.86 (3H,s), 3.20-3.40 (2H,m), 2.70-2.85 (2H,m),
1.05-1.90 (9H,m) (16) 3−[4−[[4−(第三級ブトキシカルボ
ニル)ピペラジン−1−イル]カルボニル]フェニル]
−5−(メトキシカルボニルメチレン)−2−(4−ニ
トロベンゾイルイミノ)−1,3−チアゾリジン−4−
オン mp : 127−132℃(分解) IR(ヌジョール): 1700, 1650, 1630 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.31 (2H,d,J=8.9Hz), 8.10 (2H,
d,J=8.9Hz), 7.66(4H,s), 7.05 (1H,s), 3.87 (3H,s),
3.20-3.75 (8H,m), 1.42 (9H,s)
【0072】実施例24 3−[4−[3−(第三級ブトキシカルボニルアミノ)
プロピルカルバモイル]フェニル]−2−(2,4−ジ
クロロベンゾイルイミノ)−5−(メトキシカルボニル
メチレン)−1,3−チアゾリジン−4−オン(318
mg)に、氷冷下、トリフルオロ酢酸(3.0ml)を
加え、室温で0.5時間撹拌する。トリフルオロ酢酸を
減圧下留去した後、残渣をジイソプロピルエーテル−メ
タノールで結晶化させる。沈殿を濾取、乾燥して3−
[4−(3−アミノプロピルカルバモイル)フェニル]
−2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−
(メトキシカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリジ
ン−4−オン・トリフルオロ酢酸塩を得た。 mp : 113−115℃ IR(ヌジョール): 1730, 1670, 1640 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.70-8.90 (1H,m), 8.00 (2H,d,J=
8.5Hz), 7.73-7.77(5H,m), 7.64 (2H,d,J=8.5Hz), 7.51
(1H,dd,J=8.5Hz, J=2.0Hz), 7.03(1H,s), 3.87 (3H,
s), 3.30-3.45 (2H,m), 2.75-3.02 (2H,m), 1.75-1.95
(2H,m)
【0073】実施例25 実施例24と同様にして次の化合物を得た。 (1) 3−[4−(2−アミノエチルカルバモイル)
フェニル]−2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミ
ノ)−5−(メトキシカルボニルメチレン)−1,3−
チアゾリジン・トリフルオロ酢酸塩 mp : 209−211℃(分解) IR(ヌジョール): 1720, 1650 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.76 (1H,m), 8.03 (2H,d,J=8.5H
z), 7.86 (3H,br.s),7.72-7.76 (2H,m), 7.65 (2H,d,J=
8.5Hz), 7.50 (1H,dd,J=8.5, 2.0Hz),7.02 (1H,s), 3.8
7 (3H,s), 3.40-3.70 (2H,m), 2.90-3.15 (2H,m) (2) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−
5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−[4−
[(ピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニル]−
1,3−チアゾリジン・トリフルオロ酢酸塩 mp : 213−215℃ IR(ヌジョール): 1730, 1700, 1670, 1650 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 9.05 (2H,br.s), 7.71 (1H,d,J=8.
5Hz), 7.73-7.60(5H,m), 7.50 (1H,dd,J=8.5, 2.0Hz),
7.03 (1H,s), 3.87 (3H,s), 3.65(4H,br.s), 3.22 (4H,
br.s) (3) 3−[4−(2−アミノエチル)フェニル]−
2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メ
トキシカルボニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−
4−オン・トリフルオロ酢酸塩 mp : 153−156℃ IR(ヌジョール): 1730, 1650, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.96 (3H,br.s), 7.73-7.77 (2H,
m), 7.42-7.53 (5H,m),7.01 (1H,s), 3.86 (3H,s), 3.0
5-3.15 (2H,m), 2.85-3.05 (2H,m) (4) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−
5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−[4−[2
−(ピペリジン−4−イル)エチルカルバモイル]フェ
ニル]−1,3−チアゾリジン−4−オン・トリフルオ
ロ酢酸塩 mp : 192−195℃ IR(ヌジョール): 1730, 1670, 1650 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.40-8.70 (2H,m), 8.10-8.40 (1
H,br.s), 7.98 (2H,d,J=8.5Hz), 7.72-7.76 (2H,m), 7.
62 (2H,d,J=8.5Hz), 7.52 (1H,dd,J=8.5, 2.0Hz), 7.03
(1H,s), 3.87 (3H,s), 3.15-3.45 (4H,m), 2.70-3.00
(2H,m), 1.80-2.00 (2H,m), 1.45-1.80 (3H,m), 1.15-
1.45 (2H,m) (5) 3−[4−[(4−アミノピペリジン−1−イ
ル)カルボニル]フェニル]−2−(2,4−ジクロロ
ベンゾイルイミノ)−5−(メトキシカルボニルメチレ
ン)−1,3−チアゾリジン−4−オン・トリフルオロ
酢酸塩 mp : 93−98℃ IR(ヌジョール): 1720, 1690, 1650, 1600 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.06 (3H,br.s), 7.77 (1H,d,J=8.
4Hz), 7.71 (1H,d,J=2.0Hz), 7.54-7.66 (4H,m), 7.49
(1H,dd,J=8.4, 2.0Hz), 7.03 (1H,s), 4.30-4.65 (1H,
m), 3.87 (3H,s), 2.80-3.80 (4H,m), 1.80-2.15(2H,
m), 1.10-1.65 (2H,m) (6) 3−[4−(6−アミノヘキシルカルバモイ
ル)フェニル]−2−(2,4−ジクロロベンゾイルイ
ミノ)−5−(メトキシカルボニルメチレン)−1,3
−チアゾリジン−4−オン・トリフルオロ酢酸塩 mp : 100−105℃ IR(ヌジョール): 1735, 1680, 1655 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.55-8.75 (1H,m), 7.98 (1H,d,J=
8.4Hz), 7.45-7.85(9H,m), 7.02 (1H,s), 3.87 (3H,s),
3.20-3.40 (2H,m), 2.65-2.95(2H,m), 1.54 (4H,br.
s), 1.34 (4H,br.s) (7) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−
5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−[4−
[(ピペリジン−4−イル)カルバモイル]フェニル]
−1,3−チアゾリジン−4−オン・トリフルオロ酢酸
塩 mp : 210−214℃(分解) IR(ヌジョール): 1650 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.61 (1H,d,J=7.3Hz), 8.25-8.80
(2H,m), 8.01 (2H,d,J=8.5Hz), 7.73-7.77 (2H,m), 7.6
3 (2H,d,J=8.5Hz), 7.52 (1H,dd,J=8.5, 1.9Hz), 7.02
(1H,s), 3.95-4.25 (1H,m), 3.87 (3H,s), 3.25-3.50
(2H,m), 2.90-3.25 (2H,m), 1.85-2.10 (2H,m), 1.60-
1.85 (2H,m) (8) 3−[4−[(1,4−ジアザシクロヘプタン
−1−イル)カルボニル]フェニル]−2−(2,4−
ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メトキシカルボニ
ルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4−オン・トリ
フルオロ酢酸塩 mp : 88−91℃ IR(ヌジョール): 1730, 1660, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.79 (2H,br.s), 7.76 (1H,d,J=8.
4Hz), 7.73 (1H,d,J=2.0Hz), 7.63 (4H,s), 7.49 (1H,d
d,J=8.4, 2.0Hz), 7.03 (1H,s),3.87 (3H,s), 3.00-4.0
0 (8H,m), 1.80-2.20 (2H,m) (9) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−
5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−[4−
[((3R)−ピロリジン−3−イル)カルバモイル]
フェニル]−1,3−チアゾリジン−4−オン・トリフ
ルオロ酢酸塩 mp : 155−160℃ IR(ヌジョール): 1730, 1690, 1650, 1640 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.93 (2H,br.s), 8.76 (1H,d,J=6.
1Hz), 8.01 (2H,d,J=8.5Hz), 7.74 (1H,d,J=8.5Hz), 7.
73 (1H,d,J=2.0Hz), 7.65 (2H,d,J=8.5Hz), 7.51 (1H,d
d,J=8.5, 2.0Hz), 7.03 (1H,s), 4.40-4.70 (1H,m), 3.
87 (3H,s), 3.10-3.60 (4H,m), 1.95-2.35 (2H,m) (10) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)
−5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−[4−
[((3S)−ピロリジン−3−イル)カルバモイル]
フェニル]−1,3−チアゾリジン−4−オン・トリフ
ルオロ酢酸塩 mp : 130−133℃ IR(ヌジョール): 1730, 1710, 1660, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.93 (2H,br.s), 8.75 (1H,d,J=6.
1Hz), 8.01 (2H,d,J=8.5Hz), 7.72-7.76 (2H,m), 7.64
(2H,d,J=8.5Hz), 7.50 (1H,dd,J=8.5, 2.0Hz), 7.02 (1
H,s), 4.45-4.65 (1H,m), 3.87 (3H,s), 3.10-3.60 (4
H,m), 1.95-2.35 (2H,m)
【0074】(11) 3−[4−[(2,5−ジアザ
ビクシロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)カルボニ
ル]フェニル]−2−(2,4−ジクロロベンゾイルイ
ミノ)−5−(メトキシカルボニルメチレン)−1,3
−チアゾリジン−4−オン・トリフルオロ酢酸塩 mp : 191−193℃(分解) IR(ヌジョール): 1725, 1690, 1660, 1630 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.40-9.15 (2H,m), 7.57-7.78 (6
H,m), 7.50 (1H,dd,J=8.5, 2.0Hz), 7.03 (1H,s), 4.30
-4.90 (2H,m), 3.87 (3H,s), 3.20-3.85 (4H,m), 2.05-
2.25 (1H,m), 1.75-2.05 (1H,m) (12) 3−(4−アミノフェニル)−2−(2,4
−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−(メトキシカルボ
ニルメチレン)−1,3−チアゾリジン−4−オン・ト
リフルオロ酢酸塩 mp : 209−210℃ IR(ヌジョール): 1730, 1700, 1650, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.78 (1H,d,J=8.4Hz), 7.74 (1H,
d,J=2.0Hz), 7.53(1H,dd,J=8.4, 2.1Hz), 7.14 (2H,d,J
=8.7Hz), 6.97 (1H,s), 6.72 (2H,d,J=8.7Hz), 3.85 (3
H,s) (13) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)
−5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−[4−
[(ピペリジン−4−イル)メチルカルバモイル]フェ
ニル]−1,3−チアゾリジン−4−オン・トリフルオ
ロ酢酸塩 mp : 178−182℃ IR(ヌジョール): 1730, 1690, 1650 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.20-8.85 (2H,m), 8.05-8.20 (1
H,m), 7.99 (2H,d,J=8.5Hz), 7.72-7.76 (2H,m), 7.62
(2H,d,J=8.5Hz), 7.51 (1H,dd,J=8.5, 1.9Hz), 7.02 (1
H,s), 3.87 (3H,s), 3.10-3.45 (4H,m), 2.65-3.05 (2
H,m), 1.70-2.05 (3H,m), 1.20-1.50 (2H,m) (14) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)
−5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−[4−
[(ピペリジン−3−イル)カルバモイル]フェニル]
−1,3−チアゾリジン−4−オン・トリフルオロ酢酸
塩 mp : 205−209℃(分解) IR(ヌジョール): 1720, 1700, 1660, 1630 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.60-9.05 (2H,m), 8.64 (1H,d,J=
7.3Hz), 8.03 (2H,d,J=8.5Hz), 7.72-7.77 (2H,m), 7.6
4 (2H,d,J=8.4Hz), 7.51 (1H,dd,J=8.4, 2.1Hz), 7.02
(1H,s), 4.05-4.34 (1H,m), 3.87 (3H,s), 3.15-3.50
(2H,m), 2.75-3.05 (2H,m), 1.50-2.10 (4H,m) (15) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)
−5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−[4−
[3−(ピペリジン−4−イル)プロパノイルアミノ]
フェニル]−1,3−チアゾリジン−4−オン・トリフ
ルオロ酢酸塩 mp : 206−210℃(分解) IR(ヌジョール): 1660, 1600 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 10.19 (1H,br.s), 8.55 (1H,br.
s), 8.27 (1H,br.s),7.72-7.78 (4H,m), 7.51 (1H,dd,J
=8.4Hz, J=1.9Hz), 7.42 (2H,d,J=8.7Hz), 7.00 (1H,
s), 3.86 (3H,s), 3.20-3.80 (2H,m), 2.70-3.05(2H,
m), 2.30-2.50 (2H,m), 1.70-1.95 (2H,m), 1.45-1.70
(3H,m),1.15-1.45 (2H,m) (16) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)
−5−(メトキシカルボニルメチレン)−3−[4−
[(ピペリジン−4−イル)カルボニルアミノ]フェニ
ル]−1,3−チアゾリジン−4−オン・トリフルオロ
酢酸塩 mp : 187−192℃(分解) IR(ヌジョール): 1670, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 10.30 (1H,br.s), 8.20-8.85 (2H,
m), 7.72-7.78 (4H,m), 7.52 (1H,dd,J=8.4, J=2.1Hz),
7.43 (2H,d,J=8.8Hz), 7.00 (1H,s),3.86 (3H,s), 3.2
0-3.40 (2H,m), 2.80-3.10 (2H,m), 2.55-2.80 (1H,m),
1.65-2.10 (4H,m) (17) 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)
−3−(4−ピペリジル)−5−(メトキシカルボニル
メチレン)−1,3−チアゾリジン−4−オン・トリフ
ルオロ酢酸塩 mp : 231−233℃(分解) IR(ヌジョール): 1720, 1680, 1650 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.70-9.00 (1H,m), 8.35-8.65 (1
H,m), 8.21 (1H,d,J=8.4Hz), 7.82 (1H,d,J=2.1Hz), 7.
59 (1H,dd,J=8.4Hz, J=2.1Hz),6.94 (1H,s), 4.75-5.00
(1H,m), 3.83 (3H,s), 3.25-3.55 (2H,m),2.95-3.25
(2H,m), 2.45-2.80 (2H,m), 1.90-2.10 (2H,m) (18) 5−(メトキシカルボニルメチレン)−2−
(4−ニトロベンゾイルイミノ)−3−[4−[(ピペ
リジン−1−イル)カルボニル]フェニル]−1,3−
チアゾリジン−4−オン・トリフルオロ酢酸塩 mp : 213−216℃(分解) IR(ヌジョール): 1740, 1700, 1650, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 9.02 (2H,s), 8.31 (2H,d,J=8.9H
z), 8.11 (2H,d,J=8.9Hz), 7.74 (2H,d,J=8.9Hz), 7.68
(2H,d,J=8.9Hz), 7.05 (1H,s),3.87 (3H,s), 3.50-4.0
0 (4H,m), 3.10-3.40 (4H,m) (19) 2−(シンナモイルイミノ)−3−[4−
[(ピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニル]−
5−(メトキシカルボニルメチレン)−1,3−チアゾ
リジン−4−オン・トリフルオロ酢酸塩 mp : 234−235℃(分解) IR(ヌジョール): 1720, 1690, 1640 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 9.03 (2H,br.s), 7.59-7.73 (7H,
m), 7.41-7.44 (3H,m),6.96 (1H,s), 6.79 (1H,d,J=15.
9Hz), 3.85 (3H,s), 3.75 (4H,br.s),3.20 (4H,br.s)
【0075】実施例26 実施例7と同様にして次の化合物を得た。 (1) 2−(2−クロロベンゾイルイミノ)−3−フ
ェニル−5−(2−チエニルメチレン)−1,3−チア
ゾリジン−4−オン mp : 195−198℃ IR(ヌジョール): 1705, 1655 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.30 (1H,s), 8.14 (1H,d,J=5Hz),
7.85 (1H,d,J=3Hz),7.74 (1H,d,J=7Hz), 7.6-7.45 (7
H,m), 7.4-7.3 (2H,m) (2) 2−(2−クロロベンゾイルイミノ)−3−フ
ェニル−5−(3−ピリジルメチレン)−1,3−チア
ゾリジン−4−オン mp : 201−208℃ IR(ヌジョール): 1710, 1650, 1595 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 9.00 (1H,s), 8.70 (1H,s), 8.17
(1H,d,J=8Hz), 8.06(1H,s), 7.8-7.5 (9H,m), 7.45-7.3
(1H,m) (3) 2−(2−クロロベンゾイルイミノ)−5−
(2−ナフチルメチレン)−3−フェニル−1,3−チ
アゾリジン−4−オン mp : 231−234℃ IR(ヌジョール): 1710, 1615 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.39 (1H,s), 8.2-8.0 (5H,m), 7.
89 (1H,d,J=9Hz),7.75 (1H,d,J=8Hz), 7.7-7.5 (8H,m),
7.45-7.3 (1H,m) (4) 5−(アセチルメチレン)−2−(2−クロロ
ベンゾイルイミノ)−3−フェニル−1,3−チアゾリ
ジン−4−オン mp : 168−173℃ IR(ヌジョール): 1715, 1675, 1655 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.74 (1H,d,J=8Hz), 7.6-7.3 (9H,
m), 2.50 (3H,s) (5) 2−(2−クロロベンゾイルイミノ)−5−
(4−メトキシカルボニルフェニルメチレン)−3−フ
ェニル−1,3−チアゾリジン−4−オン mp : 222−225℃ IR(ヌジョール): 1715, 1650 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.17 (2H,d,J=8.4Hz), 8.06 (1H,
s), 7.93 (2H,d,J=8.4Hz), 7.75 (1H,d,J=7.5Hz), 7.5-
7.6 (7H,m), 7.3-7.45 (1H,m),3.91 (3H,s)
【0076】実施例27 実施例5と同様にして次の化合物を得た。 5−[[4−(第三級ブトキシカルボニル)ピペラジン
−1−イル]カルボニルメチレン]−2−(2−クロロ
ベンゾイルイミノ)−3−フェニル−1,3−チアゾリ
ジン−4−オン mp : 193−195℃ IR(ヌジョール): 1720, 1685, 1650, 1625 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.8-7.65 (2H,m), 7.6-7.5 (7H,
m), 7.4-7.3 (1H,m),3.74 (2H,br.s), 3.62 (2H,br.s),
3.40 (4H,br.s), 1.42 (9H,s)
【0077】実施例28 5−(カルボキシメチレン)−2−(2−クロロベンゾ
イルイミノ)−3−フェニル−1,3−チアゾリジン−
4−オン(0.50g)をN,N−ジメチルホルムアミ
ド(10ml)に溶かし、N,N’−カルボニルジイミ
ダゾール(0.21g)を加えて室温で2時間撹拌し
た。反応液にN−(第三級ブトキシカルボニル)−2−
ヒドロキシエチルアミン(0.30ml)を加え、室温
で42時間撹拌した。反応液を酢酸エチル(30ml)
で希釈し、水、炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水
で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付した。クロロホルムで
溶出して5−[2−(第三級ブトキシカルボニルアミ
ノ)エトキシカルボニルメチレン]−2−(2−クロロ
ベンゾイルイミノ)−3−フェニル−1,3−チアゾリ
ジン−4−オン(0.36g)を得た。 IR(ヌジョール): 1720, 1685, 1655 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.72 (2H,d,J=8.0Hz), 7.55-7.45
(6H,m), 7.45-7.30(1H,m), 7.10-7.00 (1H,m), 6.95 (1
H,s), 4.26 (2H,t,J=7.5Hz),3.35-3.20 (2H,m), 1.39
(9H,s)
【0078】実施例29 実施例28と同様にして次の化合物を得た。 2−(2−クロロベンゾイルイミノ)−5−(フェノキ
シカルボニルメチレン)−3−フェニル−1,3−チア
ゾリジン−4−オン mp : 176−178℃ IR(ヌジョール): 1715, 1645 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.80-7.10 (15H,m)
【0079】実施例30 5−[[4−(第三級ブトキシカルボニル)ピペラジン
−1−イル]カルボニルメチレン]−2−(2−クロロ
ベンゾイルイミノ)−3−フェニル−1,3−チアゾリ
ジン−4−オン(0.32g)をトリフルオロ酢酸(5
ml)に溶かし、室温で1時間撹拌した。溶媒を濃縮し
て除き、ジイソプロピルエーテルで粉砕して2−(2−
クロロベンゾイルイミノ)−3−フェニル−5−[(ピ
ペラジン−1−イル)カルボニルメチレン]−1,3−
チアゾリジン−4−オン・トリフルオロ酢酸塩(0.3
1g)を得た。 mp : 215℃(分解) IR(ヌジョール): 1670, 1640, 1595 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 9.02 (2H,br.s), 7.75-7.60 (2H,
m), 7.60-7.45 (7H,m), 7.45-7.30 (1H,m), 3.97 (2H,b
r.s), 3.82 (2H,br.s), 3.20 (4H,br.s)
【0080】実施例31 実施例30と同様にして次の化合物を得た。 5−(2−アミノエトキシカルボニルメチレン)−2−
(2−クロロベンゾイルイミノ)−3−フェニル−1,
3−チアゾリジン−4−オン・トリフルオロ酢酸塩 mp : 171−175℃ IR(ヌジョール): 1725, 1690, 1670, 1650 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.05 (3H,br.s), 7.73 (1H,d,J=7.
5Hz), 7.70-7.30(8H,m), 6.99 (1H,s), 4.50-4.40 (2H,
m), 3.21 (2H,br.s)
【0081】実施例32 2−(2,4−ジクロロベンゾイルイミノ)−5−メト
キシカルボニルメチレン−3−イソプロピル−1,3−
チアゾリジン−4−オン(0.30g)のメタノール溶
液(10ml)に濃塩酸(1ml)を加えた。混合物を
2時間還流した。その溶液を濃縮して、残渣をクロロホ
ルムに溶かし、水洗し、硫酸ナトリウムで乾燥して、ク
ロロホルムで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付して 5−メトキシカルボニルメチレン−3−
イソプロピル−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
(56mg)を得た。 mp : 76−77℃ IR(ヌジョール): 1675, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 6.91 (1H,s), 4.48 (1H,sept,J=7H
z), 3.80 (3H,s),1.36 (6H,d,J=7Hz)
【0082】実施例33 実施例32と同様にして次の化合物を得た。 (1) 5−メトキシカルボニルメチレン−3−イソブ
チル−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン mp : 71−72℃ IR(ヌジョール): 1750, 1700, 1680, 1620 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 6.96 (1H,s), 3.80 (3H,s), 3.44
(2H,d,J=7Hz),2.1-1.9 (1H,m), 0.85 (6H,d,J=7Hz) (2) 3−シクロヘキシル−5−メトキシカルボニル
メチレン−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン mp : 131−133℃ IR(ヌジョール): 1740, 1680, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 6.91 (1H,s), 4.2-4.0 (1H,m), 3.
80 (3H,s), 2.1-1.9(2H,m), 1.9-1.5 (5H,m), 1.4-1.0
(3H,m) (3) 5−メトキシカルボニルメチレン−4−メチル
フェニル−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン mp : 167−168℃ IR(ヌジョール): 1750, 1685, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.4-7.2 (4H,m), 7.01 (1H,s), 3.
83 (3H,s), 2.37(3H,s) (4) 5−メトキシカルボニルメチレン−3−(4−
メトキシフェニル)−1,3−チアゾリジン−2,4−
ジオン mp : 179−181℃ IR(ヌジョール): 1760, 1685, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.34 (2H,br.d,J=7Hz), 7.07 (2H,
br.d,J=7Hz), 7.01(1H,s), 3.83 (3H,s), 3.80 (3H,s) (5) 5−メトキシカルボニルメチレン−3−(4−
ニトロフェニル)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジ
オン mp : 212−213℃ IR(ヌジョール): 1750, 1705, 1690, 1605 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 8.41 (2H,br.d,J=7Hz), 7.75 (2H,
br.d,J=7Hz), 7.07(1H,s), 3.84 (3H,s) (6) 3−(4−クロロフェニル)−5−メトキシカ
ルボニルメチレン−1,3−チアゾリジン−2,4−ジ
オン mp : 177−180℃ IR(ヌジョール): 1760, 1690, 1615 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.63 (2H,dd,J=7Hz, J=2Hz), 7.47
(2H,dd,J=7Hz,J=2Hz), 7.03 (1H,s), 3.83 (3H,s) (7) 5−メトキシカルボニルメチレン−3−(4−
イソプロピルフェニル)−1,3−チアゾリジン−2,
4−ジオン mp : 154−156℃ IR(ヌジョール): 1760, 1680, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.40 (2H,d,J=9Hz), 7.33 (2H,d,J
=9Hz), 7.02 (1H,s),3.83 (3H,s), 2.96 (1H,sept,J=7H
z), 1.23 (6H,d,J=7Hz)
【0083】実施例34 3−フェニル−3−オキソプロパンチオアニリド(0.
35g)をメタノール(20ml)に溶解し、ジメチル
=ブチンジオアート(0.20ml)を加え、70℃で
15分間撹拌した。放冷後生じた沈澱を濾取、メタノー
ルで洗浄乾燥して2−(ベンゾイルメチレン)−5−
(メトキシカルボニルメチレン)−3−フェニル−1,
3−チアゾリジン−4−オン(0.51g)を得た。 mp : 247-249℃ IR(ヌジョール): 1710, 1690, 1640, 1610, 1595 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.40-7.55 (10H,m), 6.83 (1H,s),
6.35 (1H,s), 3.85(3H,s)
【0084】参考例1 1−(2−クロロベンゾイル)−3−フェニルチオウレ
ア(0.50g)のメタノール(10ml)溶液の懸濁
液にジメチル=ブチンジオアート(0.25ml)を加
えた。混合物を6時間還流した。その後、その混合物に
メタノール(5ml)及び濃塩酸(1ml)を加えた
後、その混合物をさらに2時間還流した。冷却後、生じ
た沈殿物を集め、メタノールで洗浄して、5−メトキシ
カルボニルメチレン−3−フェニル−1,3−チアゾリ
ジン−2,4−ジオン(0.18g)を得た。 mp : 159−160℃ IR(ヌジョール): 1680, 1615 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.3-7.6 (5H,m), 7.02 (1H,s), 3.
83 (3H,s)
【0085】参考例2 5−メトキシカルボニルメチレン−2−フェニルイミノ
−1,3−チアゾリジン−4−オン(0.50g)のメ
タノール(15ml)溶液に濃塩酸(1ml)を加え
た。その混合物を50分間還流した。溶媒を濃縮した
後、残渣を水で粉砕して5−メトキシカルボニルメチレ
ン−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン(0.27
g)を得た。 mp : 199−201℃ IR(ヌジョール): 1755, 1720, 1670, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 12.86 (1H,br.s), 6.83 (1H,s),
3.79 (3H,s)
【0086】参考例3 実施例1と同様にして下記化合物を得た。 3−ベンジル−5−メトキシカルボニルメチレン−1,
3−チアゾリジン−2,4−ジオン mp : 137−139℃ IR(ヌジョール): 1750, 1680, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.4-7.3 (5H,m), 7.00 (1H,s), 4.
81 (2H,s), 3.86(3H,s)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 277/14 417/12 333

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式: 【化1】 [式中、R1 は、低級アルキル、アル(低級)アルキ
    ル、シクロ(低級)アルキル、複素環基、アシル複素環
    基、または適当な置換基を有していてもよいアリール
    を、Yは、式 R2−W=C (式中、R2 はアシルを、WはNまたはCHを表す)の
    基、式 【化2】 (式中、R3 はアシルを、R4 はアリールを表す)の基
    または O=C の基を、Zは式 C=CH−R5 (式中、R5 はカルボキシ、保護されたカルボキシ、ア
    ミノ(低級)アルコキシカルボニル、保護されたアミノ
    (低級)アルコキシカルボニル、アシル、適当な置換基
    を有していてもよいアリールまたは複素環基を表す。)
    の基または式 【化3】 (式中、R6 は水素を、R7 は水素、カルボキシ(低
    級)アルキル、または保護されたカルボキシ(低級)ア
    ルキルを表す)の基を、 【化4】 は単結合または二重結合を、nは0または1を、それぞ
    れ表す。]で表される新規複素環誘導体およびその医薬
    として許容される塩。
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