JPH0728565Y2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JPH0728565Y2
JPH0728565Y2 JP1989071529U JP7152989U JPH0728565Y2 JP H0728565 Y2 JPH0728565 Y2 JP H0728565Y2 JP 1989071529 U JP1989071529 U JP 1989071529U JP 7152989 U JP7152989 U JP 7152989U JP H0728565 Y2 JPH0728565 Y2 JP H0728565Y2
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JP
Japan
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magnetic
magnetic head
contact surface
sliding contact
cores
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JP1989071529U
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清 松井
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、磁気ヘッドに関し、特に磁気ヘッドの磁気記
録媒体摺接面の改良に関する。
〔従来例〕
例えば、カセット式テープレコーダのオートリバース動
作に対応する従来の多チャンネル用磁気ヘッドは、第3
図に示すように、一部が開口部になっているシールドケ
ース1と、このシールドケース1内に収納された一体型
ホールドケース60,61とから構成されている。そして、
一体型ホールドケース60,61はフォワード磁気ヘッドユ
ニット2,リバース用磁気ヘッドユニット3および中央シ
ールド組立体32とを有している。
上記フォワード用磁気ヘッドユニット2は、左チャンネ
ル用の一対の磁気コア4,4と、右チャンネル用の一対の
磁気コア6,6と、これら磁気コア4,4と磁気コア6,6との
間を磁気シールドするサイドシールド組立体33とを有し
ている。
同様に、リバース用磁気ヘッドユニット3も、右チャン
ネル用の一対の磁気コア5,5と、左チャンネル用の一対
の磁気コア7,7と、これら磁気コア5,5と磁気コア7,7と
の間を磁気シールドするサイドシールド組立体34とを有
している。そして、中央シールド組立体32は、フォワー
ド用磁気ヘッドユニット2の右チャンネル用磁気コア6,
6とリバース用磁気ヘッドユニット3の右チャンネル用
磁気コア5,5との間に配設されている。上記シールドケ
ース1の開口部には、フォワード用磁気ヘッドユニット
2,リバース用磁気ヘッドユニット3および中央シールド
組立体32とを構成する各部材の一端が露出している磁極
面を形成している。
この磁極面を形成する各部材は、合成樹脂により固定さ
れている。
なお、この磁極面には、同一面に形成された磁気テープ
摺接面(磁気記録媒体摺接面)8が形成されている。
そして、磁気テープ摺接面8のそれぞれ一対になってい
る磁気コア間にはギャップGが形成されている。
そして、シールドケース1の前面は、このギャップGを
挟む部位、つまり磁気テープ摺接面8を除いて、円弧状
をなす溝50,50が形成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記のような従来の構成では、磁気テープ摺接
面8に合成樹脂11が露出していて、この合成樹脂11と磁
気テープの磁性粉(図示せず)とが反応し、磁性粉でテ
ープ摺接面8が汚れ、磁気テープの電磁特性の劣化を招
いたりする問題点があった。特に、カーオーディオとし
て使用されるカセット式テープレコーダの磁気ヘッド
は、車内の高温等に厳しい環境下に置かれるので、熱に
より磁気テープの磁性粉と上記合成樹脂とがさらに反応
し易くなり、テープ摺接面8への磁性粉の付着が促進さ
れ、電磁特性が悪くなるという問題点があった。
また、磁気テープ摺接面8が汚れると、磁気テープ自体
の摩耗劣化もさることながら、磁気ヘッドの摩耗も早ま
るという問題点があつた。
本考案の目的は、以上の点に鑑み、電磁特性を劣化させ
る磁性粉の付着防止をすることできるとともに、磁気テ
ープおよび磁気ヘッドの耐摩耗性を向上させることがで
きる磁気ヘッドを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の磁気ヘッドはギャップを形成する複数の磁気コ
アと前記複数の磁気コアの間に介在されたシールド板と
をシールドケースに収納してなる磁気ヘッドにおいて、
磁気記録媒体摺接面における前記磁気コアと前記シール
ド板との間にガラス部材を充填してなることを特徴とす
る。
〔作用〕
磁気ヘッドのテープ摺接面をガラス部材により形成した
ことから、磁気テープはガラス部材から成る磁気テープ
摺接面に沿って摺接する。
〔実施例〕
以下、本考案について第1図及び第2図を参照しながら
説明する。これらの図において、第3図に示す構成要素
と同一の要素については、同一符号を付して説明を一部
省略する。
本考案の一実施例を示す磁気ヘッドは、第1図に示すよ
うに、直方体箱状のシールドケース1内に一体型ホール
ドケース半体60および61を構成して、収納されている。
一体型ホールドケース半体60および61は、第1図のA−
A′断面を境として突き合わされた構成になっている。
すなわち、一体型ホールドケース半体60および61には、
同一の構成部材が収納され、磁気ヘッド半体をそれぞれ
構成している。したがって、以下第2図を基にして一体
型ホールドケース半体60の磁気ヘッド半体を説明する。
一体型ホールドケース半体60には、フォワード用磁気ヘ
ッドユニット2の半体を構成する磁性金属から成る積層
形の磁気コア4,6、サイドシールド組立体33の半体、コ
イルボビン14,16、そして、リバース用磁気ヘッドユニ
ット3の半体を構成する上記同様の磁気コア5,7、サイ
ドシールド組立体34の半体、コイルボビン15,17、さら
に中央シールド組立体32の半体が構成部品として収納さ
れている。
上記各サイドシールド組立体33,34の半体は、磁性金属
からなるサイドシールド板35,36と、このサイドシール
ド板35,36の両側にサンドイッチ状に配設された非磁性
金属体とから構成されている。
上記中央シールド組立体32の半体は、パーマロイ等の磁
性金属からなる中央シールド板30と、非磁性の弾性部材
からなるスペーサ31,31とから構成されている。
この中央シールド板30とそれぞれ対向する磁気コア6,5
との間には、所定の間隔を形成するためのスペーサ31,3
1が上記中央シールド板30の磁気テープ摺接面8に近接
する上端部を挟持し、部分的に覆うように設けられてい
る。
上記磁気テープ摺接面8と反対方向に延出したフォワー
ド用磁気ヘッドユニット2半体の磁気コア4,6の他端に
は、それぞれコイルボビン14,16が取り付けられ、これ
らコイルボビン14,16にコイル(図示せず)が巻かれて
いる。
同様に、上記磁気テープ摺接面8と反対方向に延出した
リバース用磁気ユニット3半体の磁気コア5,7の他端に
も、それぞれコイルボビン15,17が取り付けられ、これ
らコイルボビン15,17にコイルが巻かれている。
各コイルからのリード線は、端子板9に固定された端子
10にそれぞれ接続されて外部に導かれている。
これらのコイルを巻いた各コイルボビンを収納するため
に、各磁気コアは斜めに配設されている。
磁気コア6と磁気コア5との間に配設された中央シール
ド板30は、その一端が磁気テープ摺接面8と同一面を構
成するように配設され、反対側の他端は下方に端子板9
に接触するまで延出し、これによって磁気コア6,5間お
よびこれら磁気コア6,5に巻いたコイル間を磁気シール
ドしている。
このように構成された本実施例の磁気ヘッド半体を組み
立てるには、先ず中央シールド板30とスペーサ31,31と
を組み付け、中央シールド組立体32の半体を構成する。
また、これと同時またはこれより早い段階で、第2図に
示すように、磁気コア4と磁気コア6との間にサイドシ
ールド組立体33の半体を挟持させて、フォワード用磁気
ヘッドユニット2半体を構成するとともに、上記同様に
リバース用磁気ヘッドユニット3の半体も磁気コア5と
磁気コア7との間にサイドシールド組立体34半体を挟持
させて構成する。
続いてフォワード用磁気ヘッドユニット2半体とリベー
ス用磁気ヘッドユニット半体3との間に中央シールド組
立体32の半体を挟持させて一体型ホールドケース半体60
に組み込んで位置決めし、然る後に位置決めされた磁気
テープ摺接側の各部材間に第2図の正面方向から、スポ
イト等に入れた無色透明な水ガラス(ケイ酸ナトリウ
ム:Na2O・nSiO2)40を注入し、加熱して固化させる。
よって、第2図に示すように、一体型ホールドケース半
体60の磁気ヘッド半体が得られる。
次に、磁気ヘッド本体を組み立てるには、先ず第2図の
正面方向に向いている。磁気ヘッド半体の露呈面を平面
研摩し、同様に組み立てられた一体型ホールドケース半
体61の磁気ヘッド半体の露呈面も平面研摩して、これら
2つの磁気ヘッド半体を研摩面で衝き合わせて接合す
る。そして接合した一体型ホールドケース60,61をシー
ルドケース1に収納し磁気テープ摺接面8の裏側方向か
らシールドケース1内に合成樹脂11を注入し固定する。
最後に、シールドケース1の前面には、円弧状の溝50,5
0が加工される。
このようにして、磁気ヘッド本体が完成される。
この磁気ヘッド本体は、少なくともギャップG近傍の磁
気テープ摺接面8をガラス部材40で形成すれば、初期の
目的を達成させることができる。
なお、一体型ホールドケース60,61をシールドケース1
に収納した後に、磁気コア4及び磁気コア7とシールド
ケース1との隙間に、水ガラスを注入してもよい。
さらに、上記水ガラス40の他に一般の低融点ガラスを使
用しても良い。
それから、本考案の実施例として溝加工した磁気ヘッド
を述べてきたが、他の実施例として溝加工をしない磁気
ヘッドにおいて、磁気テープ摺接面8をガラス部材40で
形成しても良い。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、磁気記録媒体摺接
面をガラス部材により形成したことにより磁気テープが
走行する際、この磁気テープ摺接面に磁性粉が付着しな
いので、磁性粉の付着による電磁特性の劣化がなくな
り、安定した電磁特性が得られるという効果がある。
さらに、車内等の厳しい環境下でも、ガラス部材により
磁性粉の付着防止の効果が顕著に現れる。
また、磁気テープ摺接面が磁性粉の付着によって汚れな
いので、磁気テープ自体の摩耗防止もさることながら磁
気テープ摺接面の耐摩耗性が向上する。
また、テープ走行の際に、磁気ヘッドの磁気テープ摺接
面は熱を帯びるが、合成樹脂に比べて線膨張の小さいガ
ラス部材を使用しているので、安定したテープ走行が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す磁気ヘッドの平面図、
第2図は第1図のA−A′における磁気ヘッド半体の断
面図、第3図は従来の磁気ヘッドを示す斜視図である。 図において、 1……シールドケース 4,5,6,7……磁気コア 8……磁気テープ摺接面(磁気記録媒体摺接面) 40……水ガラス(ガラス部材) G……ギャップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ギャップを形成する複数の磁気コアと前記
    複数の磁気コアの間に介在されたシールド板とをシール
    ドケースに収納してなる磁気ヘッドにおいて、磁気記録
    媒体摺接面における前記磁気コアと前記シールド板との
    間にガラス部材を充填してなることを特徴とする磁気ヘ
    ッド。
JP1989071529U 1989-06-19 1989-06-19 磁気ヘッド Expired - Lifetime JPH0728565Y2 (ja)

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JP1989071529U JPH0728565Y2 (ja) 1989-06-19 1989-06-19 磁気ヘッド

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JP1989071529U JPH0728565Y2 (ja) 1989-06-19 1989-06-19 磁気ヘッド

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Publication Number Publication Date
JPH0310306U JPH0310306U (ja) 1991-01-31
JPH0728565Y2 true JPH0728565Y2 (ja) 1995-06-28

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JPS59125717U (ja) * 1983-02-15 1984-08-24 日本ビクター株式会社 磁気ヘツド

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