JPH07284734A - ウエイトサイザ−の受皿取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】１台のウエイトサイザ−で多品目（果実及び長
物野菜）の計量選別を可能にしようとするものである。 【構成】無端体５に所定間隔で複数個装着した取付部材
６へ装着して、果実イ及び野菜ロ等を搭載する計量受皿
１２の受面１２′が交互に所定高さＨ高くなるように構
成して、隣接の計量受皿１２の受面１２′と搭載物との
間の上下方向に隙間ができる構成である。 【効果】計量受皿の受面を交互に高くしたことにより、
隣接の計量受皿に搭載物が接触することがなくなり、こ
のため長物野菜であるキュウリ及びナス等の多品目の計
量選別が可能となり、年間の稼働率をアップさせること
ができた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、ウエイトサイザ−の
受皿取付装置に関する。

【０００２】

【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】従
来は、手動選別される特級別の果実、例えばナシは、
秀、優及び良等によって３列配設されたウエイトサイザ
−の無端体に装着した取付部材に昇降自在に装着したリ
ンク部材に設けた計量受皿上へこれら手選別したナシ
は、秀、優及び良に区別して載せられ、該無端体の回転
駆動によって移送されながら、各等級別ごとに摺動ピン
が計量装置上を摺動当接することにより、搭載されたこ
のナシの重量が計測されて、階級別の３Ｌ，２Ｌ，Ｌ，
Ｍ，Ｓ，２Ｓ等が検出されて区分され、これら検出され
た階級別の３Ｌ，２Ｌ，Ｌ，Ｍ，Ｓ，２Ｓ別に所定位置
まで移送されて、該計量受皿が転倒して、等級別で階級
別のナシは、所定位置へ選別されて排出される。

【０００３】上記のウエイトサイザ−の計量受皿であれ
ば、例えば長物野菜のキュウリ及びナス等は、隣接の該
計量受皿にまたがって載ることにより、計量選別できな
いことがあったが、果実のナシ及びリンゴ等以外に長物
野菜のキュウリ及びナス等の多品目を１台のウエイトサ
イザ−で計量選別できるようにすると共に、年間の稼動
率のアップを図ろうとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明は、無端体５に
装着した取付部材６には昇降自在なリンク機構のリンク
部材７ａ，７ｂ，７ｃを装着して該リンク部材７ｃ上部
には果実イ、及び野菜ロ等を載せる計量受皿１２を所定
間隔に転倒復起の回動自在に複数個設け、又下部には摺
動ピン１７を設けて該摺動ピン１７の一方側には搭載物
の重量を計測する計量装置１９を摺動当接させてなるウ
エイトサイザ−において、該各計量受皿１２の該果実
イ、及び該野菜ロ等を載せる受面１２′を交互に所定高
さ高くして設けたことを特徴とするウエイトサイザ−の
受皿取付装置の構成とする。

【０００５】

【作用、および発明の効果】手動選別される等級の果実
イ、例えばナシは、秀級、優級及び良級等によって、ウ
エイトサイザ−の無端体５に装着した取付部材６に昇降
自在なリンク部材７ａ，７ｂ，７ｃの該リンク部材７ｃ
上部に受面１２′を交互に所定高さＨ高く装着した計量
受皿１２上へこれら手選別したナシは、秀級、優級及び
良級に区別して載せられ、該無端体５の回転駆動によっ
て移送されながら、該リンク部材７ｃ下部に設けた摺動
ピン１７の一方側が計量装置１９上を摺動当接すること
により、搭載されたこのナシの重量が計測されて、階級
別の３Ｌ，２Ｌ，Ｌ，Ｍ，Ｓ，２Ｓ等が検出されて区分
され、これら検出された階級別の３Ｌ，２Ｌ，Ｌ，Ｍ，
Ｓ，２Ｓ別に所定位置まで移送されて、該計量受皿１２
が転倒して、等級別で階級別のナシは、所定位置へ排出
される。

【０００６】又長物野菜の、例えばナスであると、受面
１２′が所定高さ高い計量受皿１２上へこのナスを搭載
すると、隣接の受面１２′の低い計量受皿１２とこのナ
スとの間には所定の隙間があり、上記のナシと同じよう
に移送されながら、重量が計測されて、階級別が検出さ
れ、等級別で階級別のナスに選別される。上記により、
計量受皿１２の受面１２′を交互に所定高さ高くしたこ
とにより、長物野菜のナス等を載せても、隣接の計量受
皿１２に接触することがなくなり、このため多品目の計
量選別ができるし、又年間の稼動率のアップもできた。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図例は、果実イ、例えばナシ、リンゴ、桃及び
柿、又野菜ロ、例えば長物野菜のキュウリ及びナス等を
等級別（秀級、優級、良級）に手動選別によって区分け
して載せて移送しながら、この等級別ごとで更に、階級
別（３Ｌ，２Ｌ，Ｌ，Ｍ，Ｓ，２Ｓ）に自動選別するウ
エイトサイザ−１を２列配設した状態を示すものであ
る。

【０００８】前記ウエイトサイザ−１は、機枠２の始端
部及び終端部には、回転自在にスプロケット３，４を夫
々３個軸支させ、これら各スプロケット３，４間には、
チエン等によりなる無端体５を３本掛け渡している。該
スプロケット３を軸支する駆動軸端部にはプ−リ（図示
せず）を装着し、該機枠２にはモ−タ（図示せず）を設
け、このモ−タ軸端にはプ−リ（図示せず）を装着し、
これら各プ−リにはベルト（図示せず）を掛け渡し、こ
のモ−タの回転により、該各無端体５を回転駆動する構
成としている。

【０００９】取付部材６は、図６の如く各無端体５に所
定間隔で設けた取付金具７′の左右両側間にボルト及び
ナット等により装着され、又、図７の如く該取付部材６
と該取付金具７′との上下間には所定の厚みの座金８′
を交互に設けて、該取付部材６の計量受皿１２取付部を
所定高さ高くしている。この無端体５に牽引されて移動
するこの取付部材６に対して昇降自在のリンク部材７
ａ，７ｂ，７ｃを設け、このリンク部材７ａ，７ｂの一
端部には、該取付け部材６へピン８，９で装置し、他端
部は、該リンク部材７ｃへピン１０，１１で装着してい
る。このリンク部材７ｃ上部には、計量受皿１２の一方
側をこの底部に転倒復起の回動自在に支持ピン１３で枢
着し、他方側には、ストッパ１４を設けている。この計
量受皿１２の底部には、該取付け部材６と一体の当接部
材１５に当接して側方へ転倒と復起とを行わせるガイド
１６を設け、このガイド１６を該当接部材１５を取り囲
む環状に形成している。該計量受皿１２の受面１２′
は、該取付部材６が交互に所定高さ高いことにより、こ
の受面１２′も交互に所定高さＨ高くなる構成としてい
る。これにより、長物野菜のキュウリ及びナス等を所定
高さＨ高い該計量受皿１２へ搭載しても、前後両側に隣
接する該計量受皿１２の該受面１２′へは接触しない構
成としている。

【００１０】摺動ピン１７は、該リンク部材７ｃ下側に
設け、機枠２には、この摺動ピン１７の一方側を摺動当
接させる水平状のレ−ル１８を設け、この途中には計量
装置１９に支持させたレ−ル２０が設けられ、この計量
装置１９による計量限度以上の重量がこのレ−ル２０に
加わると、このレ−ル２０は下動する。該摺動ピン１７
が該レ−ル１８から該レ−ル２０に移る度毎に該計量装
置１９計量を受ける。この計量装置１９で果実イ及び野
菜ロを階級別の、例えば３Ｌ，２Ｌ，Ｌ，Ｍ，Ｓ，２Ｓ
等に計測させて区分させる。

【００１１】又前記摺動ピン１７の他方側は、リンク部
材７ｃより突出する突出部２１を設け、この突出部２１
は、短・中及び長突出部２２ａ，２２ｂ，２２ｃとして
いる。ガイドレ−ル２３は、機枠２の枠部材２′に設け
て、無端体５の中央部を受けるべく、この無端体５に接
合させ、このガイドレ−ル２３下部には、摺動ピン１７
の突出部２１に摺動当接する落下防止レ−ル２４を設
け、この落下防止レ−ル２４は、始端部側より、順次所
定の長さの間の巾は、広巾・中巾及び狭巾２５ａ，２５
ｂ，２５ｃに形成している。該短突出部２２ａは、該広
巾２５ａ部で重合せず、この部で、例えば秀級を搭載し
た計量受皿１２は転倒し、該中突出部２２ｂは、該中巾
２５ｂ部で重合せず、この部で優級を搭載した計量受皿
１２が転倒し、又該長突出部２２ｃは、該狭巾２５ｃ部
では重合せず、この部で良級を搭載した計量受皿１２が
転倒する構成であり、又該各計量受皿１２には、秀級、
優級及び良級品を区分けて搭載可能に識別表示マ−ク等
を貼付して、等級別に搭載可能な構成としている。

【００１２】前記ウエイトサイザ−１，１は、両側共に
始端部側は、質選別部２６とし、又終端部側を自動選別
部２７として、果実イ及び野菜ロを手動選別にて等級
を、例えば秀級、優級及び良級（並級）に選別して、選
別ごとにこの質選別部２６で識別マ−クごとの各計量受
皿１２上へ載せる構成である。手選別により、識別マ−
クごとの各計量受皿１２上へ載せた果実イ又は、野菜ロ
等は、自動選別部２７を移送されながら、重量が計測さ
れて、秀級品は、該自動選別部２７の始端部側の落下防
止レ−ル２４の広巾２５ａ部間で計測されて、各階級別
の３Ｌ，２Ｌ，Ｌ，Ｍ，Ｓ，２Ｓと検出されて区分けさ
れ、等級別で階級別に所定位置へ配設した箱２８等内へ
排出される。優給品は、該自動選別部２７の中央部の該
落下防止レ−ル２４の中巾２５ｂ部間で計測されて、各
階級別の３Ｌ，２Ｌ，Ｌ，Ｍ，Ｓ，２Ｓと検出されて区
分けされて、等級別で階級別に所定位置へ配設した箱２
８等内へ排出される。又良級品は、該自動選別部２７の
終端側の該落下防止レ−ル２４の狭巾２５ｃ部間で計測
されて、各階級別の３Ｌ，２Ｌ，Ｌ，Ｍ，Ｓ，２Ｓと検
出されて区分けされ、等級別で階級別に所定位置へ配設
した該箱２８等内へ排出される構成としている。

【００１３】以下、上記実施例の作用について説明す
る。手動選別した等級別の果実イが、例えばナシでは、
秀級、優級及び良級等によって、秀級品は、秀級搭載の
識別マ−クのある各計量受皿１２上へ載せて、優級品
は、優級搭載の識別マ−クのある各計量受皿１２上へ載
せて、又良級品は、良級搭載の識別マ−クのある各計量
受皿１２上へ載せて、無端体５の回転駆動させることに
よって移送されながら、摺動ピン１７が各レ−ル１８か
ら各レ−ル２０に移る毎に計量装置１９の計量を受け、
秀級品のナシは、落下防止用レ−ル２４の広巾２５ａ間
で重量が計測されて、階級別の３Ｌ，２Ｌ，Ｌ，Ｍ，
Ｓ，２Ｓ等が検出されて区分けされ、この検出された階
級別の３Ｌ，２Ｌ，Ｌ，Ｍ，Ｓ，２Ｓ等別に該落下防止
レ−ル２４の該広巾２５ａ部間で、この計量受皿１２が
転倒して、この秀級品でこの階級別のナシは、所定位置
の箱２８内へ排出される。

【００１４】優級品のナシは、落下防止レ−ル２４の中
巾２５ｂ間で重量が計測されて、階級別の３Ｌ，２Ｌ，
Ｌ，Ｍ，Ｓ，２Ｓ等が検出されて区分けされ、この検出
された階級別の３Ｌ，２Ｌ，Ｌ，Ｍ，Ｓ，２Ｓ等別に該
落下防止レ−ル２４の該中巾２５ｂ部間で、この計量受
皿１２が転倒して、この優級品でこの階級別のナシは所
定位置の該箱２８内へ排出される。

【００１５】良級品のナシは、落下防止レ−ル２４の狭
巾２５ｃ間で重量が計測されて、階級別の３Ｌ，２Ｌ，
Ｌ，Ｍ，Ｓ，２Ｓ等が検出されて区分けされ、この検出
された階級別の３Ｌ，２Ｌ，Ｌ，Ｍ，Ｓ，２Ｓ別に該落
下防止レ−ル２４の該狭巾２５ｃ間で、この計量受皿１
２が転倒して、この良級品でこの階級別のナシは、所定
位置の該箱２８内へ排出される。

【００１６】又長物野菜ロが、例えばナスでは、手動選
別した秀級品、優級品及び良級品等は、各等級の識別マ
−クのある交互に高さが所定高さＨ高い各計量受皿１２
の受面１２′上へ載せて、隣接の前後側の計量受皿１２
の受面１２′とナスとの間に隙間ができて、無端体５を
回転駆動させることによって移送されながら、上記のナ
シと同じように、等級別で階級別に選別される。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示すものである。

【図１】ウエイトサイザ−の平面図。

【図２】果実搭載時の要部の拡大側面図。

【図３】果実搭載時の要部の拡大平面図。

【図４】野菜搭載時の要部の拡大側面図。

【図５】野菜搭載時の要部の拡大平面図。

【図６】図１のＡ−Ａ拡大断面図。

【図７】図１のＢ−Ｂ拡大断面図。

【図８】図１のＣ−Ｃ拡大断面図。

【図９】図１のＤ−Ｄ拡大断面図。

【図１０】図１のＥ−Ｅ拡大断面図。

【図１１】図１のＦ−Ｆ拡大断面図。

【図１２】計量受皿部の拡大斜視図。

【符号の説明】

５ 無端体 ６ 取付部材 ７ａ リンク部材 ７ｂ リンク部材 ７ｃ リンク部材 １２ 計量受皿 １２′ 受面 １７ 摺動ピン １９ 計量装置 イ 果実 ロ 野菜

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 無端体５に装着した取付部材６には昇降
   自在なリンク機構のリンク部材７ａ，７ｂ，７ｃを装着
   して該リンク部材７ｃ上部には果実イ、及び野菜ロ等を
   載せる計量受皿１２を所定間隔に転倒復帰の回動自在に
   複数個設け、又下部には摺動ピン１７を設けて該摺動ピ
   ン１７の一方側には搭載物の重量を計測する計量装置１
   ９を摺動当接させてなるウエイトサイザ−において、該
   各計量受皿１２の該果実イ、及び該野菜ロ等を載せる受
   面１２′を交互に所定高さ高くして設けたことを特徴と
   するウエイトサイザ−の受皿取付装置。