JPH07284511A - 治療椅子 - Google Patents

治療椅子

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JPH07284511A
JPH07284511A JP6081171A JP8117194A JPH07284511A JP H07284511 A JPH07284511 A JP H07284511A JP 6081171 A JP6081171 A JP 6081171A JP 8117194 A JP8117194 A JP 8117194A JP H07284511 A JPH07284511 A JP H07284511A
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backrest
connecting arm
elongated hole
moving block
back rest
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JP6081171A
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Kiyoshi Sugimoto
清 杉本
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Osada Research Institute Ltd
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Osada Research Institute Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バックレスト倒時、該バックレストと背面と
床面との間に障害物が挟み込まれた時に、該バックレス
トの倒動作を停止するとともに、該バックレストを上方
移動させ、もって、上記障害物を取り除けるようにす
る。 【構成】 コンターシート1と、該コンターシート1に
対して起倒可能なバックレスト3と、前記コンターシー
ト1に取り付けられた移動ブロック5と、該移動ブロッ
ク5と前記バックレスト3とを連結する連結アーム8と
を有する。移動ブロック5の移動を連結アーム8を介し
てバックレスト3に伝達して該バックレスト3の起倒を
行う。連結アーム8は前記移動ブロック5に対してルー
ズ連結され、バックレスト倒時、該連結アーム8が所定
位置から変位した時に該変位を変位センサ11により検
出し、該バックレストの倒動作を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、治療椅子、より詳細に
は、歯科治療等において使用する治療椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、歯科治療椅子等においては、バ
ックレストを倒した場合、患者の上半身と椅子自体の支
点との間に生じる支点のズレによって、患者と椅子との
整合性が悪くなり、患者は、バックレストを倒した後、
自分の身体をずらせて椅子との整合をとる必要があっ
た。
【0003】図3は、従来の歯科治療椅子の一例を説明
するための要部概略構成図で、図中、1はコンターシー
ト、2はコンターシート1用のシャーシ、3はバックレ
スト、4は安頭台、5はコンターシート1のシャーシ2
に取り付けられた移動ブロック、6は該移動ブロック5
を矢印A方向に移動させるためのネジ棒、7は該ネジ棒
5を回転させるためのプーリ、8はバックレスト3と移
動ブロック5を連結する連結アーム、9は回動軸で、移
動ブロック5にはネジ棒6に螺合する雌ネジが設けられ
ており、従って、ネジ棒6を回転するとブロック5が矢
印A方向に移動し、それに従って、バックレスト3が回
動軸9を中心に回動して矢印B方向に起倒する。すなわ
ち、ブロック5を右方向に移動させると、バックレスト
3は倒(寝)状態になり、左方向に移動させると起状態
になる。なお、ネジ棒6を回転させるのに、図示例の場
合、プーリを用いているが、これに代って歯車機構を介
して回転させる等周知の任意の手段を用いることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記従来技術
においては、バックレスト倒時、バックレスト3や安頭
台4の後側に、ドクターチェアー、キャビネット、或い
は、ドクターの太腿等を挟み込み、これらを壊したり、
或いは、怪我をさせたり、更には、挟み込んで抜けなく
してしまう等の問題があった。本発明は、上述のごとき
実情に鑑みてなされたもので、特に、バックレスト倒
時、該バックレストの裏面に何らかの障害物を挟み込ん
だ時に、該バックレストを停止させるだけでなく、バッ
クレストを手動である程度もとに戻すことができるよう
にし、或いは、自動的にバックレストを所定量戻し、或
いは、コンターシートを所定量上昇させて、障害物を取
り除けるようにすることを目的としてなされたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、(1)コンターシートと、該コンターシ
ートに対して起倒可能なバックレストと、前記コンター
シートに取り付けられた移動ブロックと、該移動ブロッ
クと前記バックレストとを連結する連結アームとを有
し、前記移動ブロックの移動を前記連結アームを介して
前記バックレストに伝達して該バックレストの起倒を行
う治療椅子において、前記連結アームは前記移動ブロッ
クに対してルーズ連結され、バックレスト倒時、該連結
アームが所定位置から変位した時に該変位を変位センサ
により検出し、該バックレストの倒動作を停止するよう
にしたこと、更には、(2)前記バックレストが倒動作
を停止した後、該バックレストを起方向に所定量戻すこ
と、更には、(3)前記バックレストが倒動作を停止し
た後、前記コンターシートを所定量上昇させること、更
には、(4)前記連結アームに長穴を有するとともに前
記移動ブロックに該長穴を貫通する軸を有し、平常時
は、該軸が前記長穴の一方の端部と係合し、異常時、前
記連結アームが移動して前記長穴の他方の端部に前記軸
が係合するようにしたこと、更には、(5)前記連結ア
ームの移動を検出する変位センサを有し、前記連結アー
ムの長穴と前記軸との係合が前記長穴の一方の端部との
係合から他方の端部との係合に変る前の中間位置におい
て、前記バックレストの移動が前記変位センサの出力信
号により停止されることを特徴としたものである。
【0006】
【作用】バックレスト倒時、該バックレストの裏側と床
面との間に障害物が挟み込まれた時に、該バックレスト
の倒動作を停止するとともに、該バックレストを上方に
移動可能にして、もって、上記障害物を取り除けるよう
にする。
【0007】
【実施例】図1は、本発明による治療椅子の一実施例を
説明するための要部概略側面図で、図中、図3に示した
従来技術と同様の作用をする部分には図3の場合と同一
の参照番号を付してある。前述のように、バックレスト
3は、移動ブロック5を矢印A方向に移動することによ
って、軸9を中心に矢印B方向に回動して起倒するが、
倒時、バックレスト3の後側にドクターチェアー、キャ
ビネット、或いは、ドクターの足等の障害物10がある
と、これらがバックレスト3の背面に当り、これらのも
のを該バックレストの背面と床面との間に挟み込んで壊
したり、或いは、ドクターの太腿を挟み込んで怪我をさ
せるような危険があった。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、特に、前述のようにしてバックレス
ト3が倒れてきて障害物10に当った時に、該バックレ
ストの倒動作を停止するとともに、該バックレスト3を
手動にて多少上方に移動できるようにし、或いは、自動
的にバックレストを所定量戻し、又はコンターシート1
(治療椅子の座部全体)を所定量上方に上昇させるよう
にしたものである。
【0009】図2は、図1に示した移動ブロック5部の
詳細を示す拡大図で、本発明においては、移動ブロック
5と連結アーム8とは、移動ブロック5に固定されたピ
ン軸5aと連結アーム8の端部に設けられた長穴8aに
よって連結され、通常は、図2に実線にて示す状態で連
結されている。すなわち、ピン軸5aと長穴8aとは、
バックレスト3の自重により、連結アーム8が最も右側
に寄った状態、つまり長穴8aの左端がピン軸5aに係
合した状態で連結されている。従って、通常時は、図3
に示した従来技術と全く同様にしてバックレストの起
倒、その他、コンターシートの上下動等所望の動作を行
うことができる。
【0010】而して、バックレスト倒時、バックレスト
3の背面が障害物10等に当った時は、前記長穴8aの
作用によって、バックレスト3はその位置に一旦停止
し、その間、連結アーム8が図2において矢印C方向に
鎖線にて示す位置に移動し、ピン軸5aは長穴8aの右
端と係合することになる。
【0011】図2において、11は反射型の光センサ
で、該光センサ11によって連結アーム8の端面8bの
位置を検出し、該端面8bが通常の使用状態を示す実線
位置から異常状態を示す鎖線位置に変化したことを検知
し、バックレスト3の倒動作を停止する。その際、長穴
8aが鎖線位置に到達する前にバックレスト3の倒動作
を停止するようにすれば、残りの距離に応じた分だけバ
ックレスト3を手動にして起方向に戻すことができ、障
害物を取り除くことができる。
【0012】バックレスト3の倒動作の停止は、前述の
ように、連結アームの長穴の右端が軸5aに係合する前
に停止しても、或いは、軸5aに係合して停止するよう
にしてもよいが、停止後、自動的にバックレスト3を所
定量起方向に戻すか、コンターシート1を上方に持ち上
げるようにすると、障害物10を壊すことなく、また、
障害物10がバックレスト3の背面と床面との間に挟ま
れたとしても、容易に取り除くことができる。すなわ
ち、連結アーム8の端面8bは、正常動作時は実線位置
にあり、光センサ11からは距離L1だけ離れている
が、異常時、つまりバックレスト3が障害物10に当る
と鎖線位置に移動し、光センサ11からは距離L2だけ
離れることになる。この距離の変化を光センサ11によ
って検出し、前述のように、バックレスト3の倒動作を
停止し、バックレスト3を所定量起方向に自動的に戻す
かコンターシートを所定量を自動的に上昇させる。な
お、図示実施例においては、連結アーム8の移動を反射
型の光センサによって検出するようにした例を示した
が、本発明は、図示実施例に限定されるものでまなく、
また、光センサ以外の検出器を用いてもよいことは容易
に理解できよう。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、歯科治療等の治療椅子において、バックレス
ト倒時、該バックレストの背面が障害物に当っても、該
バックレストが自動的に停止し、停止後、手動にて多少
上方に逃がすことができ、或いは、自動的にバックレス
トを戻し、或いは、コンターシートを上方に上げるの
で、バックレストの背面と厚面との間に障害物が挟まれ
て破壊されたり、引き出せないくなったりするような心
配はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による治療椅子の一実施例を説明する
ための要部側面図である。
【図2】 図1に示した移動ブロック部の詳細拡大図で
ある。
【図3】 従来の治療椅子の一例を説明するための要部
側面図である。
【符号の説明】
1…コンターシート、2…シャーシ、3…バックレス
ト、4…安頭台、5…移動ブロック、6…ネジ棒、7…
プーリ、8…連結ロッド、9…ピン軸、10…障害物、
11…光センサ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンターシートと、該コンターシートに
    対して起倒可能なバックレストと、前記コンターシート
    に取り付けられた移動ブロックと、該移動ブロックと前
    記バックレストとを連結する連結アームとを有し、前記
    移動ブロックの移動を前記連結アームを介して前記バッ
    クレストに伝達して該バックレストの起倒を行う治療椅
    子において、前記連結アームは前記移動ブロックに対し
    てルーズ連結され、バックレスト倒時、該連結アームが
    所定位置から変位した時に該変位を変位センサにより検
    出し、該バックレストの倒動作を停止するようにしたこ
    とを特徴とする治療椅子。
  2. 【請求項2】 前記バックレストが倒動作を停止した
    後、該バックレストを起方向に所定量戻すことを特徴と
    する請求項1に記載の治療椅子。
  3. 【請求項3】 前記バックレストが倒動作を停止した
    後、前記コンターシートを所定量上昇させることを特徴
    とする請求項1に記載の治療椅子。
  4. 【請求項4】 前記連結アームに長穴を有するとともに
    前記移動ブロックに該長穴を貫通する軸を有し、平常時
    は、該軸が前記長穴の一方の端部と係合し、異常時、前
    記連結アームが移動して前記長穴の他方の端部に前記軸
    が係合するようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の治療椅子。
  5. 【請求項5】 前記連結アームの移動を検出する変位セ
    ンサを有し、前記連結アームの長穴と前記軸との係合が
    前記長穴の一方の端部との係合から他方の端部との係合
    に変る前の中間位置において、前記バックレストの移動
    が前記変位センサの出力信号により停止されることを特
    徴とする請求項1に記載の治療椅子。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000070323A (ja) * 1998-08-27 2000-03-07 Og Giken Co Ltd 安全機能付入浴リフト
JP2003325594A (ja) * 2002-05-10 2003-11-18 Morita Mfg Co Ltd 歯科診療装置
JP2007296091A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Morita Mfg Co Ltd 医療用診療台
JP2008029705A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Osada Res Inst Ltd 歯科用治療椅子
JP2020018465A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 株式会社ジーシー 歯科ユニット

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