JPH0728386A - 建築空間体験装置 - Google Patents

建築空間体験装置

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JPH0728386A
JPH0728386A JP17000193A JP17000193A JPH0728386A JP H0728386 A JPH0728386 A JP H0728386A JP 17000193 A JP17000193 A JP 17000193A JP 17000193 A JP17000193 A JP 17000193A JP H0728386 A JPH0728386 A JP H0728386A
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JP
Japan
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image
screen
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projection
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Pending
Application number
JP17000193A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Yamao
山尾和広
Masahiro Hamada
濱田政宏
Shiyouzou Yoshikawa
頌三 吉川
Hiroshi Ikeda
弘 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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Publication of JPH0728386A publication Critical patent/JPH0728386A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 視覚的な原寸画像による臨場感の高いスケー
ル感の体験できる実用的なデザイン検討/客先プレゼン
テーションのための大画面CG画像による建築空間体験
システムを提供する。 【構成】 建築空間のコンピュータ・グラフィックス画
像を投影するスクリーン6と、コンピュータ・グラフィ
ックス・データ2から画像を展開する画像展開手段3
と、展開した画像をスクリーンに投影する映写手段5と
を備え、スクリーンに投影された画像を所定の距離で鑑
賞する建築空間体験装置であって、映写手段5で投影す
る画像に対して映写条件に応じて歪み補正処理を行う歪
み補正処理手段4を設けると共に、画像展開手段により
展開する画像が鑑賞条件として水平画角と垂直画角がほ
ぼ90度と60度になり注視点がほぼ画面中央になるよ
うにした。これらの構成により、鑑賞距離を2mにする
と、スクリーン幅が4m、高さが2.25mになり、一
般の会議室等でも視覚的な原寸画像による臨場感の高い
スケール感の建築空間を体験できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築空間のコンピュー
タ・グラフィックス画像を投影するスクリーンと、コン
ピュータ・グラフィックス・データから画像を展開する
画像展開手段、展開した画像をスクリーンに投影する映
写手段とを備え、スクリーンに投影された画像を所定の
距離で鑑賞する建築空間体験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CG(コンピュータ・グラフィックス)
は、建築デザインの確認・検討・客先へのプレゼンテー
ションなどに幅広く活用されている。コンピュータのハ
ード・ソフトの性能の向上にも目を見張るものがあり、
リアリティの高い画像の作成が可能となった。
【0003】一般のプレゼンテーションには、A4版あ
るいはA3版程度のCG画像が活用されており、こうし
た大きさの画像での活用では、「建築物を写真でデザイ
ンする」ようなことになる。設計者は、得られた「写
真」から今までの空間体験を加味して空間をイメージ
し、デザイン検討を行っている。デザイン要素のプロポ
ーションの確認・検討には、従来のCGの活用で十分に
威力を発揮しているものの、スケール感の伴うデザイン
の確認・検討は行えない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のCGの
活用だけでは限界があり、発注者からは、「設計時点で
示されたパースの通り出来上がったければも、イメージ
していた空間が違う」といった声が聞かれるなど、建築
の素人が図面やパースから空間をイメージすることは困
難である。
【0005】また、近年デザインの高度化が急速に進
み、超々高層計画、大規模なアトリウムなどに代表され
るような設計者の体験したことのない規模の空間、建設
部位が出現していることから、スケール感を伴ったデザ
インの検討の必要性が高まっている。
【0006】本発明は、かかる課題を解決するものであ
って、視覚的な原寸画像による臨場感の高いスケール感
の体験できる実用的なデザイン検討/客先プレゼンテー
ションのための大画面CG画像による建築空間体験シス
テムを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、建
築空間のコンピュータ・グラフィックス画像を投影する
スクリーンと、コンピュータ・グラフィックス・データ
から画像を展開する画像展開手段と、展開した画像をス
クリーンに投影する映写手段とを備え、スクリーンに投
影された画像を所定の距離で鑑賞する建築空間体験装置
であって、映写手段で投影する画像に対して映写条件に
応じて歪み補正処理を行う歪み補正処理手段を設けると
共に、画像展開手段により展開する画像が鑑賞条件とし
て水平画角と垂直画角がほぼ90度と60度になり注視
点がほぼ画面中央になるようにしたことを特徴とし、ま
た、鑑賞距離が2m、画面中央の高さが1.2m、視方
向角度が0度になるようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0008】
【作用】本発明に係る大画面CG画像による建築空間体
験システムでは、映写手段で投影する画像に対して映写
条件に応じて歪み補正処理を行う歪み補正処理手段を設
けると共に、画像展開手段により展開する画像が鑑賞条
件として水平画角と垂直画角がほぼ90度と60度にな
り注視点がほぼ画面中央になるようにしたので、鑑賞距
離を2mにすると、スクリーン幅が4m、高さが2.2
5mになり、一般の会議室等でも視覚的な原寸画像によ
る臨場感の高いスケール感の建築空間を体験できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面を参照しつ
つ説明する。図1は本発明に係る大画面CG画像による
建築空間体験システムの1実施例を示す図である。1は
CGデータ作成手段、2はCGデータファイル、3はC
G画像展開部、4は歪み補正処理部、5は映写部、6は
スクリーンを示す。
【0010】図1において、CGデータ作成手段1は、
コンピュータを使って建築デザインの設計、検討等を行
った結果に基づきCG(コンピュータ・グラフィック
ス)データを作成するものであり、そのCGデータを格
納するのがCGデータファイル2である。CG画像展開
部3は、CGデータファイル2から読み出したCGデー
タを投影するための画像に展開するものであり、歪み補
正処理部4は、映写部5の位置とスクリーン6との距離
(映写角)、角度に基づきスクリーン6でのCG画像の
歪みを補正処理するものである。映写部5は、スクリー
ン6にCG画像を投影するものであり、スクリーン6
は、幅4.00m、高さ2.25m、画面中央の設置高
さ1.20mにして垂直に設置したものである。CG画
像展開部3では、スクリーン6に投影したとき、2.0
0mの鑑賞距離で水平画角が90.0度、垂直画角が6
0.0度、注視点が画面中央、視方向角度が0度となる
ように演算を行って展開を行う。
【0011】次に、上記展開されるCG画像とスクリー
ンのサイズ等との関係を説明する。一般に目を固定した
ときの人間の色彩弁別が可能な両眼視野は、垂直角で約
60度、水平角で約90度である。また、目の能力は、
「中心」のごく狭い部分が優れているので、空間的に広
がっている対象を正しく把握するためには、常に眼球運
動によって必要な部分に視線が向けられなければならな
いが、一般に左右45度、上下角30度が自然景観など
がまとまった画面として見られる限界である。これらの
理由から、鑑賞時の画角条件として、水平画角90度、
水平画角60度前後が適当な値となる。なお、製作上の
利便性を考慮し、スクリーンのアスペクト比を整数の1
6:9にすると、水平画角が90.0度、垂直画角が5
8.7度となる。一方、建築デザイン等のCG画像をス
クリーンに投影して鑑賞する場合、臨場感をもって鑑賞
するには、あまり近くからではなく、少なくとも2mの
鑑賞距離が必要になり、鑑賞時の自然な感覚を得るため
には視方向角度が0度になる。そして、画面中央を注視
点とし座視を前提とすると、表示画面の設置高さは画面
中央で1.20mとなり、前記鑑賞距離と画角を採用す
ると、スクリーン6の幅4.00m、高さ2.25mが
導出される。
【0012】図2は映写部とスクリーンとの配置関係の
具体例を示す図、図3は映写部とスクリーンとの配置関
係の他の具体例を示す図、同図(a)は平面図、(b)
は側面図、(c)は背面図であり、図4は映写部とスク
リーンとの配置関係の変形例を示す図である。通常、映
写部のスライド映写機が鑑賞者(体験者)の後ろとなる
ため、CG画像に体験者の影が映ってしまう不都合が生
じる。映写は、できるだけ広角のシフトレンズを使用
し、CG画像作成時に歪み補正処理部4で映写時の歪み
を補正処理し、体験者の後方上部からの斜め投影とす
る。また、図3に示すようにスライド映写機を2台使い
画面を左右に分割して投影するように構成してもよい。
このようにするとそれぞれの映写機は斜め投影とならな
いので、歪み補正処理が不要となる。
【0013】斜め投影の場合には、図4に示すように注
視点を画像下部に下げ、アスペクト比を変更してスクリ
ーン高さをやや低くし、鑑賞画角を狭くすると、より実
用的な鑑賞条件を達成することができる。図2に示す関
係に対し、スクリーン高さを2.00mにしたのが図4
(a)、注視点を425mm下げたのが図4(b)、水
平画角を80度に変更したのが図4(c)である。
【0014】次に、歪み補正処理について説明する。図
5は歪み補正処理前のオリジナル画像と歪み補正処理後
の画像の例を示す図である。
【0015】いま、映写条件として、スクリーンからス
ライド映写機までの水平距離をL0、スライド映写機の
設置高さをH0、スクリーン中央部の設置高さをh1、
スクリーンの垂直高さをD2とすると、映写画角θ1及
び映写角θ2は、
【0016】
【数1】θ1=tan-1((D1+D2)/L0)−t
an-1(D1/L0)
【0017】
【数2】θ2=θ1/2+tan-1(D1/L0) となる。そして、原画上の任意の点P1(X1,Y1)
と処理後の点P2(X2,Y2)との間には、原画及び
処理後の画像とも中央を原点とすると、次の関係が成り
立つ。
【0018】
【数3】Y2=L1×tanθ4 ただし、L1=sqrt(L02 +D12 )×cos
(θ1/2) θ4=θ2−tan-1((D2−Y1+D1)/L0) また、
【0019】
【数4】X2=L2×tanθ5 ただし、L2=L0−(D2/2−Y1)×tanθ2 θ5=tan-1(X1/L0) 図2や図4に示すように通常のスライド映写機により画
像を斜めに投影すると、投影された画像は図5(a)の
オリジナル画像に対して歪んでしまうため、歪み補正処
理部4では、予め歪みのない投影画像を得るため原画に
対して上記の演算により図5(b)に示すような画像の
歪み補正処理を行う。
【0020】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記
の実施例では、フロントスクリーン方式により映写機を
使って鑑賞者の後方からスクリーンに投影したが、リア
スクリーン方式によるスライド表示を採用しスクリーン
の裏側から映写機を使って投影してもよい。また、鑑賞
条件は、許容範囲内で変更は自由であり、スクリーンと
して建物の壁等を使ってもよいことはいうまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、映写手段で投影する画像に対して映写条件に
応じて歪み補正処理を行う歪み補正処理手段を設けると
共に、画像展開手段により展開する画像が鑑賞条件とし
て水平画角と垂直画角がほぼ90度と60度になり注視
点がほぼ画面中央になるようにしたので、鑑賞距離を2
mにすると、スクリーン幅が4m、高さが2.25mに
なり、一般の会議室等でも視覚的な原寸画像による臨場
感の高いスケール感の建築空間が体験できる。しかも、
歪みの補正処理を行うようにしたので、CG画像に体験
者の影が映らないように体験者の後方上部からの斜め投
影とした場合にも、歪みのない画像を投影することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る大画面CG画像による建築空間
体験システムの1実施例を示す図である。
【図2】 映写部とスクリーンとの配置関係の具体例を
示す図である。
【図3】 映写部とスクリーンとの配置関係の他の具体
例を示す図である。
【図4】 映写部とスクリーンとの配置関係の変形例を
示す図である。
【図5】 歪み補正処理前のオリジナル画像と歪み補正
処理後の画像の例を示す図である。
【符号の説明】
1…CGデータ作成手段、2…CGデータファイル、3
…CG画像展開部、4…歪み補正処理部、5…映写部、
6…スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 弘 東京都港区芝浦一丁目2番3号清水建設株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築空間のコンピュータ・グラフィック
    ス画像を投影するスクリーンと、コンピュータ・グラフ
    ィックス・データから画像を展開する画像展開手段と、
    展開した画像をスクリーンに投影する映写手段とを備
    え、スクリーンに投影された画像を所定の距離で鑑賞す
    る建築空間体験装置であって、映写手段で投影する画像
    に対して映写条件に応じて歪み補正処理を行う歪み補正
    処理手段を設けると共に、画像展開手段により展開する
    画像が鑑賞条件として水平画角と垂直画角がほぼ90度
    と60度になり注視点がほぼ画面中央になるようにした
    ことを特徴とする建築空間体験装置。
  2. 【請求項2】 鑑賞条件として、鑑賞距離が2m、画面
    中央の高さが1.2m、視方向角度が0度になるように
    したことを特徴とする請求項1記載の建築空間体験装
    置。
JP17000193A 1993-07-09 1993-07-09 建築空間体験装置 Pending JPH0728386A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17000193A JPH0728386A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 建築空間体験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17000193A JPH0728386A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 建築空間体験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0728386A true JPH0728386A (ja) 1995-01-31

Family

ID=15896755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17000193A Pending JPH0728386A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 建築空間体験装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0728386A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101256566B1 (ko) * 2010-12-27 2013-04-19 (주)엠에스엔지니어링 슬라이딩 커버유닛이 구비된 디스플레이용 강연장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101256566B1 (ko) * 2010-12-27 2013-04-19 (주)엠에스엔지니어링 슬라이딩 커버유닛이 구비된 디스플레이용 강연장치

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