JPH07283630A - Gpsアンテナ装置 - Google Patents

Gpsアンテナ装置

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Publication number
JPH07283630A
JPH07283630A JP9582594A JP9582594A JPH07283630A JP H07283630 A JPH07283630 A JP H07283630A JP 9582594 A JP9582594 A JP 9582594A JP 9582594 A JP9582594 A JP 9582594A JP H07283630 A JPH07283630 A JP H07283630A
Authority
JP
Japan
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antenna
pole member
surveying
point
survey
Prior art date
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Pending
Application number
JP9582594A
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English (en)
Inventor
Tatsunori Sada
達典 佐田
Tomonori Takada
知典 高田
Hiroshi Sakurai
浩 桜井
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Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】通信ポールを用いることなく、通信アンテナを
通信に適した設置高さに装着することが出来るGPSア
ンテナ装置を提供する。 【構成】ポール部材6を有し、前記ポール部材6の上端
にGPSアンテナ21を設け、前記ポール部材6の上部
で前記GPSアンテナ21の下方に送信アンテナ53
を、アンテナ収納空間63に収納した形で設け、ケーブ
ルユニット56をアンテナ収納空間63と外部を接続す
る形で設けて構成した。このため、測量点17N間を移
動する測量作業員は、ポール部材6を手に持つだけで送
信アンテナ53及びGPSアンテナ21を保持すること
が出来、ポール部材6を測量点17N上に支持するだけ
で、送信アンテナ53をポール部材6の上部に位置する
ように支持することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信アンテナを任意の
設置高さに設置し得るGPSアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、汎地球測位システム(GPS)を
用いて測量作業を行なう場合には、測量作業員は、衛星
信号を受信し得るGPSアンテナの取付けられた測量ポ
ールを手に持って、測量すべき各測量ポイントまで移動
し、それら測量ポイント上に、該測量ポールを鉛直に支
持するようにして行なっていた。そして、前記GPSア
ンテナには、該GPSアンテナにより受信された衛星信
号を解析して、該GPSアンテナの設置支持された位置
(即ち、各測量ポイントの位置)を演算し得る演算装置
が接続されており、測量作業員は、該演算装置を背中に
背負って各測量ポイント間を移動していた。また、各測
量ポイントを移動する測量作業員は、基地局との間でデ
ータを送受信するためのデータ通信機を携帯していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、データ通信機
の通信アンテナは、演算装置等に取付けられて、作業員
の背中に背負われていることが多く、該通信アンテナを
あまり高い位置に設けることが出来なかった。そのた
め、基地局との通信が不安定で、途絶え易すいという問
題があった。また、通信アンテナを高い位置に設けるた
めには、該通信アンテナの下方にポール等を接続し、測
量作業員は、該通信アンテナの取付けられたポール(通
信ポール)を支持した状態で各測量ポイントに向かって
移動しなければならなかった。ところが、測量作業員
は、既に、GPSアンテナの取付けられた測量ポールを
手に持っており、更に通信アンテナの取付けられた通信
ポールを手に持って、該通信ポールを支持しながら測量
ポイントまで移動することは大いに煩雑だった。本発明
は、上記事情に鑑み、通信ポールを用いることなく、通
信アンテナを通信に適した設置高さに装着することが出
来るGPSアンテナ装置を提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の
第一の発明は、ポール部材(6)を有し、前記ポール部
材(6)の上端に衛星信号受信アンテナ(21)を設
け、前記ポール部材(6)の上部で前記衛星信号受信ア
ンテナ(21)の下方に通信アンテナ(53)を、該ポ
ール部材内部(63)に収納した形で設け、電気的接続
手段(56)をポール部材外部と該ポール部材内部(6
3)の通信アンテナ(53)を接続する形で設けて構成
して構成される。本発明のうち請求項2の第二の発明
は、ポール部材(6)は、相互に接続自在に設けられた
複数本のポール部材片(31、36、39)からなり、
前記通信アンテナ(53)を前記複数本のポール部材片
(31、36、39)の少なくとも1つに収納して構成
される。本発明のうち請求項3の第三の発明は、電気的
接続手段(56)は、ポール部材(6)の外周面(37
g)に設けられた外部接続端子(58)及び該外部接続
端子(58)と前記通信アンテナ(53)を電気的に接
続する接続部材(57)により構成される。なお、
( )内の番号等は、図面における対応する要素を示
す、便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記
載に限定拘束されるものではない。以下の作用の欄につ
いても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により、本発明のうち請求項1の
第一の発明は、通信アンテナ(53)を、ポール部材
(6)上部のポール部材内部(63)に、該ポール部材
外部と電気的に接続した形で収納されるように作用す
る。また、本発明のうち請求項2の第二の発明は、ポー
ル部材(6)の長さを任意の長さに調整するよう作用す
る。また、本発明のうち請求項3の第三の発明は、前記
通信アンテナ(53)とデータ通信機(5B)等の通信
装置を、外部接続端子(58)部分で切離自在な形で接
続するように作用する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明によるGPSアンテナ装置の一実施
例を用いて測量作業が行なわれている測量現場のようす
を示す図、図2は、本発明によるGPSアンテナ装置及
び、演算・通信装置を示す図、図3は、図2に示すポー
ル部材を構成する各部品を示す断面図である。
【0007】測量現場15の地盤表面(地盤16の表
面)である測量面16aには、図1に示すように、測量
すべきポイントとして、多数の測量点17N(17N1
〜17N3等)が選定されいる。そして、それら測量点
17Nでは、測量作業員19が、本発明によるGPSア
ンテナ装置100及び演算・通信装置3からなる測量装
置1を用いて、それら多数の測量点17Nの測量作業
を、汎地球測位システム(GPS)におけるリアルタイ
ム・キネマティック(以下、単に「RTK」と称する)
により行なっている。また、測量現場15の近くには、
基地局として現場ハウス9が仮設されており、該現場ハ
ウス9には、各測量点17N間を移動する測量作業員1
9から送信される測量結果等の三次元位置情報を示す電
磁波であるデータ信号DSを受信するためのデータ通信
機5Aが設けられている。データ通信機5Aは、受信ア
ンテナ55を有しており、該受信アンテナ55は、各測
量点17N間を移動する測量作業員19から、後述する
ようにして送信される三次元位置情報を示す電磁波であ
るデータ信号DSを的確に受信し得るように、各測量点
17Nの方向(従って、測量現場15の方向)に対向す
る形で設けられている。そして、測量現場15の地盤1
6には、図1に示すように、例えば、後で、基礎となる
コンクリートを打設等するために、溝11が掘削されて
おり、該溝11は、前記測量作業員19の身長よりも深
くまで掘削されている。また、前記多数の測量点17N
のうち、第一測量点17N1の近くには、該第一測量点
17N1と受信アンテナ55(即ち、現場ハウス9に設
けられたデータ通信機5Aの受信アンテナ55)との間
に位置する形で複数本の樹木12が植えられており、そ
れら樹木12は、測量作業を行なうために各測量点17
N間を移動する測量作業員19の身長よりも高く成る程
度まで成長している。そして、第二測量点17N2は、
前記溝11の底面11f上に選定されており、第三測量
点17N3の近くには、該第三測量点17N3と受信ア
ンテナ55との間に位置する形でクレーン車13やコン
クリートミキサー車(図示せず)等の工事関係車両が駐
車されている。そして、測量現場15の近くには、図1
に示すように、緯度、経度、高さ等の三次元位置が正確
に把握されている測量基準点61が、RTKにおいて初
期設定を行なうべき基準点として設定されており、該測
量基準点61は、その周辺に、山や建物、樹木や電柱等
の電磁波の伝達を阻害する障害部が存在しない位置で選
定されている。
【0008】また、前記各測量点17Nを測量すべき測
量装置1を構成するGPSアンテナ装置100は、図2
に示すように、後述するGPSアンテナ21を支持し得
るポール部材6を有しており、該ポール部材6は、相互
に接続自在に設けられた複数本のポール部材片、即ち複
数本の円柱ピース39及び、後述する中空ピース31、
後述する尖端ピース36を、相互に接続して構成されて
いる。
【0009】各円柱ピース39は、図3に示すように、
所定の長さで略円柱形に形成されており、該円柱ピース
39には、第三メネジ部39jが、上面39eから下方
(図3中下方)に向かって螺設された形で設けられてい
る。また、該円柱ピース39の下面39f側には、第四
オネジ部39kが、下面39fが下方に突出した形で設
けられており、該第四オネジ部39kは、他の円柱ピー
ス39や後述する中空ピース31の第三メネジ部39j
と螺合自在な形に形成されている。このため、任意な円
柱ピース39の第三メネジ部39jに、別の任意な円柱
ピース39の第四オネジ部39kを螺合する形で、複数
本の円柱ピース39を相互に接続することが出来、それ
ら相互に接続された円柱ピース39の長さは、図1に示
す樹木12の高さや前記溝11の深さ及びクレーン車1
3等の工事関係車両の高さよりも大きな所定の長さに形
成されている。
【0010】そして、前記のように相互に接続された複
数本の円柱ピース39の下方(図2中下方)には、図2
に示すように、尖端ピース36が接続されており、該尖
端ピース36は、前記円柱ピース39と反対側の端部が
先端先細り状に形成されている。即ち、尖端ピース36
には、図3に示すように、第四メネジ部36jが、上面
36eから下方(図3中下方)に向かって螺設された形
で設けられており、該第四メネジ部36jは、前記円柱
ピース39の第四オネジ39kと螺合自在な形(従っ
て、前記第三メネジ部39jと等しい形)に形成されて
いる。そして、尖端ピース36は、図2に示すように、
前記のように相互に接続された複数本の円柱ピース39
のうち、最も下部(図2中下方)に接続された円柱ピー
ス39に設けられた第四オネジ部39kと、該尖端ピー
ス36に設けられた第四メネジ部36jとが螺合した形
で設けられている。また、尖端ピース36の下部には、
図3に示すように、端部が下方に突出した形で頂点36
fが形成されており、該頂点36fは、図2及び図3に
示すように、ポール部材6の中心線TL1と整合した形
で形成されている。
【0011】一方、相互に接続された複数本の円柱ピー
ス39の上方(図2中下方)には、図2に示すように、
中空ピース31が接続されており、該中空ピース31
は、内部に、後述する送信アンテナ53を収納すること
が出来るように形成されている。即ち、中空ピース31
は、プラスチック等の電磁波を透過し得る材料からな
り、図3に示すように、略円柱形に形成された筒本体3
7及びキャップ33により形成されている。そして、筒
本体37には、第一メネジ部37jが、上面37eから
下方(図3中下方)に向かって螺設された形で設けられ
ており、該第一メネジ部37jは、前記円柱ピース39
に設けられた第四オネジ部39kと螺合自在な形(従っ
て、前記第三メネジ部39j及び第四メネジ部36jと
等しい形)に形成されている。また、第一メネジ部37
jの下方には、アンテナホール62が設けられており、
該アンテナホール62は、前記第一メネジ部37jに連
絡しない範囲で下面37fから上方(図3上方)に向か
って円柱空間状に形成されている。そして、該筒本体3
7の内周面下部(図3下方)には、第二メネジ部37k
が、該アンテナホール62に沿って、下面37fから所
定の螺設長さだけ上方に向かって螺設された形で設けら
れており、筒本体37の側面には、ケーブルホール37
bが、該筒本体37の側面を図3中左、右方向に貫通す
る形、従って、筒本体37の外周面37gとアンテナホ
ール62とを連絡する形で設けられている。また、キャ
ップ33は、異なった直径から成る2つの円柱を接続し
た形で、中心突出略円柱状従って略凸字状に形成されて
おり、該略凸字状に形成されたキャップ33の外周面
は、オネジに形成されている。そして、キャップ33に
は、図3に示すように、前記第二メネジ部37kに螺合
自在な形でオネジに形成された第二オネジ部33jが設
けられており、キャップ33は、該第二オネジ部33j
及び前記筒本体37に設けられた第二メネジ部37kを
介して、着脱自在な形で筒本体37に装着されている。
また、キャップ33には、支持ホール33aが、該キャ
ップ33の上面33eから下方に向かって穿設された形
で設けられており、該支持ホール33aは、後述する送
信アンテナ53を嵌入し得る所定の直径に形成されてい
る。
【0012】従って、筒本体37に設けられた前記アン
テナホール62には、図3に示すように、筒本体37に
装着されたキャップ33と該アンテナホール62の天井
62zまでの間にアンテナ収納空間63が形成されてい
る。そして、キャップ33は、支持ホール33aに後述
する送信アンテナ53が嵌入された形で該送信アンテナ
53を支持することが出来、これにより、中空ピース3
1は、キャップ33により送信アンテナ53を支持した
形で、アンテナ収納空間63に送信アンテナ53を収納
することが出来るようになっている。また、該第二オネ
ジ部33jの下部には、図3に示すように、第四オネジ
部33kが設けられており、該第四オネジ部33kは、
別の筒本体37に設けられた第一メネジ部37jに螺合
自在な形(従って、第三メネジ部39j及び、第四メネ
ジ部36jと螺合自在であり、前記第四オネジ部39k
に等しい形)に形成されている。そして、中空ピース3
1は以上のように形成されており、該中空ピース31
は、図2に示すように、前記のように相互に接続された
複数本の円柱ピース39のうち、最も上部(図2中上
方)に接続された円柱ピース39に設けられた第三メネ
ジ部39jと、該中空ピース31に設けられた第四オネ
ジ部33kとが螺合した形で設けられている。
【0013】ポール部材6は、以上のように構成されて
おり、該ポール部材6の上端には、図2に示すように、
衛星信号受信アンテナであるGPSアンテナ21が設け
られている。GPSアンテナ21は、該GPSアンテナ
21の中心に形成された受信ポイント22において、図
示しない複数の人工衛星が所定の間隔で発する衛星軌道
情報等を示す電磁波である図示しない複数の衛星信号を
同時に受信し得るように形成されており、GPSアンテ
ナ21は、前記衛星信号を的確に受信し得るように、そ
の受信面21eが上方(図2中上方)に向いた形で設け
られている。また、GPSアンテナ21の下部(図2中
下方)には、図2に示すように、該GPSアンテナ21
を、前記ポール部材6に接続するの接続部21fが設け
られており、該接続部21fには、図2に示すように、
第一オネジ部21kが、端部が下方(図2中下方)に突
出する形で設けられている。これにより、該GPSアン
テナ21は、前記中空ピース31に設けられた第一メネ
ジ部37jと、該GPSアンテナに設けられた第一オネ
ジ部21kとが螺合した形で、前記中空ピース31の上
部、従ってポール部材6の上端に接続されており、この
とき、該GPSアンテナ21の受信ポイント22は、前
記ポール部材6の中心線TL1と整合するようになって
いる。
【0014】また、ポール部材6の上部で衛星信号受信
アンテナである前記GPSアンテナ21の下方には、通
信アンテナである送信アンテナ53が、図2及び図3に
示すように、該ポール部材6の内部に収納された形で設
けられている。即ち、送信アンテナ53は、図3に示す
ように、該送信アンテナ53の下方部分が、支持ホール
33aに嵌入された形でキャップ33により支持されて
おり、該キャップ33により支持された形で中空ピース
31(従って、ポール部材6の上部でGPSアンテナ2
1の下方)のアンテナ収納空間63(従って、ポール部
材6内部)に収納されている。そして、送信アンテナ5
3は、後述するデータ信号DS等の所定の波長の電磁波
を、プラスチック等の電磁波を透過し得る材質から成る
中空ピース31を透過して、該中空ピース31外部の任
意の方向に発信し得るように形成されている。ところ
で、送信アンテナ53が収納された中空ピース31は、
前記のように、相互に接続された複数本の円柱ピース3
9の上部に設けられており、それら相互に接続された円
柱ピース39の長さは、図1及び図2に二点鎖線で示す
樹木12の高さや前記溝11の深さ、及び図1に示すク
レーン車13(図2中図示せず)等の工事関係車両の高
さに対応する長さよりも長い所定の長さに形成されてい
る。従って、図1及び図2に示すように、第一測量点1
7N1に頂点36fが当接した形でポール部材6を鉛直
に支持すれば、該送信アンテナ53を第一測量点17N
1の近くに植えられている複数本の樹木12よりも上方
に位置するように設けることが出来る。そのうえ、第二
測量点17N2に頂点36fが当接した形でポール部材
6を鉛直に支持すれば、送信アンテナ53を溝11から
突出した形で設けることが出来、第三測量点17N3に
頂点36fが当接した形でポール部材6を鉛直に支持す
れば、該送信アンテナ53を第三測量点17N3の近く
に駐車されているクレーン車13やコンクリートミキサ
ー車(図示せず)等の工事関係車両よりも上方に位置す
るように設けることが出来る。
【0015】また、送信アンテナ53には、図3に示す
ように、ポール部材内部であるアンテナ収納空間63に
設けられた該送信アンテナ53を、該ポール部材6の外
部に接続するための電気的接続手段としてケーブルユニ
ット56が設けられており、ケーブルユニット56は、
外部接続端子としてアンテナプラグ58を有している。
アンテナプラグ58は、前記ポール部材6を形成する中
空ピース31の外周面、従って筒本体37の外周面37
gに固着された形で設けられており、該アンテナプラグ
58の図3中右側、従って送信アンテナ53と反対側
に、該アンテナプラグ58に着脱自在に形成された図3
に二点鎖線で示す接続プラグ60を装着することが出来
るように形成されている。そして、アンテナプラグ58
と送信アンテナ53との間には、ケーブルホール37b
を介して、アンテナケーブル57が、それらアンテナプ
ラグ58と送信アンテナ53を電気的に接続する接続部
材として設けられている。なお、ケーブルユニット56
の図3中右側、従って送信アンテナ53と反対側には、
図3に二点鎖線で示す接続プラグ60が、着脱自在な形
で装着されており、該接続プラグ60の図3中右側、従
って送信アンテナ53と反対側には、送信ケーブル59
が、該接続プラグ60と後述するデータ通信機5Bとを
接続する形で設けられている。従って、送信アンテナ5
3と後述するデータ通信機5Bとは、アンテナプラグ5
8、接続プラグ60を介して、アンテナケーブル57、
通信ケーブル59により接続され、更に、アンテナプラ
グ58、接続プラグ60部分において切離自在になって
いる。
【0016】GPSアンテナ装置100は、以上のよう
に構成されており、該GPSアンテナ装置100には、
図2に示すように、演算・通信装置3が接続されてい
る。演算・通信装置3は、演算機4を有しており、演算
機4は、GPSアンテナ21で受信し、測位ケーブル4
8を介して伝送される各人工衛星(図示せず)からの衛
星信号に基づいて、それら図示しない人工衛星のGPS
アンテナ21に対する方位及び距離などを演算し、該G
PSアンテナ21の受信ポイント22の三次元位置を検
出し得るように形成されている。そして、演算機4は、
更に、前記受信ポイント22の三次元位置を、予め記憶
格納されている測位アンテナの設置高さ(測量面16a
から受信ポイント22までの高さ)で補正することによ
り、受信ポイント22の鉛直下方に位置する各測量点1
7Nの三次元位置を検出し得るように形成されている。
なお、図2に示す測位ケーブル48の両端部には、それ
ぞれGPSアンテナ21及び演算機4に着脱自在に形成
されたプラグ(図示せず)が設けられており、測位ケー
ブル48は、それら図示しないプラグを介して、演算機
4及びGPSアンテナ21に着脱自在な形で接続されて
いる。また、演算機4には、出入力ケーブル49を介し
て、出入力装置47が接続されており、該出入力装置4
7は、図2に示すように、取付金具46を介して、ポー
ル部材6に取付けられている。そして、出入力装置47
には、入力キー42が、初期設定等を行なう際のデータ
入力手段として設けられており、ディスプレイ43が、
前記演算機4により演算して検出された各測量点17N
の三次元位置の数値表示手段として設けられている。な
お、演算機4と出入力装置47を接続する出入力ケーブ
ル49の両端部には、それぞれ演算機4と出入力装置4
7に着脱自在に形成されたプラグ(図示せず)が設けら
れており、出入力ケーブル49は、それら図示しないプ
ラグを介して、演算機4及び出入力装置47に着脱自在
な形で接続されている。
【0017】また、演算機4には、図2に示すように、
データ通信機5Bが、図示しないケーブルを介して接続
されており、演算機4で検出された各測量点17Nの三
次元位置情報は、逐次データ通信機5Bに電気信号とし
て伝送されるように成っている。データ通信機5Bは、
演算機4より伝送された各測量点17Nの三次元位置情
報を示す電気信号を変換して、各測量点17Nの三次元
位置を示す所定の波長の電磁波(データ信号DS)を発
生し、送信アンテナ53を介して、電磁波であるデータ
信号DSを、基地局である現場ハウス9に設けられたデ
ータ通信機5Aに送信し得るように成っている。なお、
データ通信機5B及び演算機4は、図2に示すように、
測量作業員19が背中に背負って移動自在なように背中
に背負い易いように形成されたキャリアー45に取付け
られている。そして、データ通信機5Bには、該データ
通信機5Bに着脱自在に形成されたプラグ(図示せず)
を介して、前記のように、送信ケーブル59が接続され
ており、該送信ケーブル59には、接続プラグ60及び
ケーブルユニット56を介して送信アンテナ53が接続
されている。即ち、データ通信機5Bは、図2に示すよ
うに、送信ケーブル59、接続プラグ60及び、ケーブ
ルユニット56を介して、アンテナ収納空間63に収納
された送信アンテナ53と電気的に接続されており、図
1に示すように、データ通信機5Bにおいて発生された
データ信号DSを、送信アンテナ53(図1中図示せ
ず)に伝達し、該送信アンテナ53から現場ハウス9に
設けられたデータ通信機5Aに送信することが出来るよ
うになっている。
【0018】本発明によるGPSアンテナ装置100及
び、演算・通信装置3からなる測量装置1は、以上のよ
うな構成を有しているので、該測量装置1を用いて各測
量点17Nを測量し、各測量点17Nの測量結果を、基
地局である現場ハウス9に設けられたデータ通信機56
Aに送信するためには、まず、リアルタイム・キネマテ
ィック(RTK)を行なうための初期設定を行なう。即
ち、測量装置1を、初期設定を行なうべき基準点である
測量基準点61まで移動して、GPSアンテナ装置10
0を構成するポール部材6を、頂点36fが該測量基準
点61に当接する形で鉛直に支持する。すると、ポール
部材6は、図2に示すように、該ポール部材6の上端に
設けられたGPSアンテナ21を、その受信ポイント2
2が中心線TL1に整合した形で、該受信ポイント22
が測量基準点61の所定の高さだけ鉛直上方に位置する
ように支持することが出来る。GPSアンテナ21を、
測量基準点61の所定の高さだけ鉛直上方に支持するこ
とが出来たら、測量作業員19は、測量装置1を起動さ
せ、入力キー42を操作して、緯度、経度、高さ等の三
次元位置が正確に把握されている測量基準点61の三次
元位置情報を演算機4に入力する。測量基準点61の三
次元位置情報が入力されると、演算機4は、該測量基準
点61の三次元位置情報を図示しないメモリに収納する
と同時に、GPSアンテナ21による図示しない複数の
人工衛星が発する衛星信号の受信を開始して、それら複
数の人工衛星(図示せず)のGPSアンテナ21に対す
る方位及び距離などを演算し、測量基準点61の三次元
位置を検出する。なお、測量基準点61は、前記のよう
に、その周辺に電磁波の伝達を阻害する障害物が存在し
ないように選定されており、ポール部材6の上端に設け
られているGPSアンテナ21は、複数の人工衛星(図
示せず)が発する衛星信号(電磁波)を的確に受信する
ことが出来る。そして、演算機4は、入力された測量基
準点61の既知の正確な三次元位置と衛星信号より演算
検出した該測量基準点61の三次元位置とを比較して、
測定誤差を演算し、こうして検出された測量基準点61
の測定誤差を補正値として図示しないメモリに記憶収納
して初期設定を終了する。
【0019】初期設定が終了すると、測量作業員19
は、測量装置1を、最初の測量点である第一測量点17
N1に向かって、図1中矢印M1方向に移動させる。こ
のとき、測量装置1を構成するポール部材6、GPSア
ンテナ21、送信アンテナ53、データ通信機5B、演
算機4等のうち、前記のように、GPSアンテナ21
は、ポール部材6の上端に設けられており、送信アンテ
ナ53は、ポール部材6を構成する中空ピース31内部
のアンテナ収納空間63に収納されている。また、デー
タ通信機5B及び演算機4は、測量作業員19が背中に
背負って移動自在な形で形成されたキャリアー45に取
付けられている。従って、測量作業員19は、キャリア
ー45を背負い、ポール部材6を手に持つことにより、
様々な装置からなる測量装置1を第一測量点17N1ま
で容易に移動させることが出来る。測量装置1を、最初
の測量点である第一測量点17N1まで移動すると、再
度ポール部材6を、頂点36fが該第一測量点17N1
に当接する形で鉛直に支持する。すると、初期設定を行
なった時と同様に、GPSアンテナ21を、該GPSア
ンテナ21の受信ポイント22が第一測量点17N1の
所定の高さだけ鉛直上方に位置するように支持すること
が出来る。
【0020】そして、入力キー42を操作して測量開始
の指示を与えることにより、演算機4は、GPSアンテ
ナ21により受信されている各人工衛星(図示せず)か
らの衛星信号を解析して、それら複数の人工衛星(図示
せず)のGPSアンテナ21に対する方位及び距離など
を演算し、該GPSアンテナ21が設置された第一測量
点17N1の三次元位置を検出する。こうして演算検出
された第一測量点17N1上の三次元位置を、初期設定
において演算して検出した補正値で補正して、第一測量
点17N1の正確な三次元位置を検出する。前記のよう
にして、第一測量点17N1の三次元位置が検出される
と、演算機4は、検出された第一測量点17N1の三次
元位置情報を電気信号に変換して、図示しないケーブル
を介して、データ通信機5Bに伝送する。すると、デー
タ通信機5Bは、演算機4より伝送された第一測量点1
7N1の三次元位置情報を示す電気信号を、第一測量点
17N1の三次元位置情報を示す所定の波長の電磁波で
あるデータ信号DSに変換する。そして、送信ケーブル
59及び、ケーブルユニット56を介して、該データ信
号DSを、ポール部材6を構成する複数本のポール部材
片の1つである中空ピース31内部(即ち、アンテナ収
納空間63)に収納された送信アンテナ53に伝送し、
該送信アンテナ53から、プラスチック等の電磁波を透
過し得る材料からなる中空ピース31を介して、該中空
ピース31外部の任意の方向に発信させる。これによ
り、第一測量点17N1の三次元位置情報を示すデータ
信号DSを、基地局である現場ハウス9に設けられたデ
ータ通信機5Aの受信アンテナ55に向かって発信する
ことが出来る。
【0021】ところで、測量すべき第一測量点17N1
の近くには、前記のように、該第一測量点17N1と現
場ハウス9に設けられた受信アンテナ55との間に位置
する形で、送信アンテナ53において発信すべきデータ
信号DS(電磁波)の伝達を阻止する障害物である樹木
12が複数本植えてある。ところが、送信アンテナ53
は、前記のように、電磁波を透過し得る材料からなる中
空ピース31のアンテナ収納空間63に収納されてお
り、該中空ピース31は、樹木12の高さに対応する長
さよりも長い長さで相互に接続された複数本の円柱ピー
ス39の上端にに設けられている。このため、第一測量
点17N1と受信アンテナ55との間に、図1に示すよ
うに、現場ハウス9に送信すべき電磁波であるデータ信
号DSの伝達を阻害する樹木12が植えられていても、
データ信号DSを、樹木12の上方から受信アンテナ5
5に向かって発信することが出来る。従って、第一測量
点17N1と受信アンテナ55との間にデータ信号DS
の伝達を阻害する樹木12が植えてあっても、第一測量
点17N1の測量結果(データ信号DS)を、受信アン
テナ55で確実に受信出来るように発信することが出来
る。
【0022】以上のようにして、最初の測量点である第
一測量点17N1の測量作業が終了すると、測量作業員
19は、測量装置1を、次の測量点である第二測量点1
7N2に向かって、図1中矢印M2方向に移動させる。
そして、第一測量点17N1において行なったのと同様
に、ポール部材6を、頂点36fが該第二測量点17N
2に当接する形で鉛直に支持することにより、GPSア
ンテナ21を、該GPSアンテナ21の受信ポイント2
2が第二測量点17N2の所定の高さだけ鉛直上方に位
置するように支持する。次に、入力キー42を操作して
測量開始の支持を与えると、演算機4において、第二測
量点17N2の三次元位置を検出し、データ通信機5B
において、第二測量点17N2の三次元情報を電磁波で
あるデータ信号DSに変換する。そして、該データ信号
DSを、送信ケーブル59、ケーブルユニット56を介
して、送信アンテナ53に伝送し、該送信アンテナ53
から受信アンテナ55に向けて発信する。ところで、第
二測量点17N2は、前記のように、測量現場15の地
盤16に掘削された溝11の底面11f上に選定されて
おり、第二測量点17N2と受信アンテナ55との間に
は、図1に示すように、地盤16が、電磁波であるデー
タ信号DSの伝達を阻害する障害物として存在してい
る。ところが、送信アンテナ53は、前記のように、電
磁波を透過し得る材料からなる中空ピース31のアンテ
ナ収納空間63に収納されており、該中空ピース31
は、溝11の深さに対応する長さよりも長い長さで相互
に接続された複数本の円柱ピース39の上端に設けられ
ている。このため、第二測量点17N2と受信アンテナ
55との間に、図1に示すように、基地局である現場ハ
ウス9に送信すべき電磁波であるデータ信号DSの伝達
を阻害する地盤16が有っても、データ信号DSを、溝
11の外部、従って溝11の外部の地盤16上方から受
信アンテナ55に向かって発信することが出来る。従っ
て、第二測量点17N2と受信アンテナ55との間にデ
ータ信号DSの伝達を阻害する地盤16が有っても、第
二測量点17N2の測量結果(データ信号DS)を、受
信アンテナ55で確実に受信出来るように発信すること
が出来る。以下同様にして、図1中矢印M3方向の第三
測量点17N3を測量して、該第三測量点17N3の測
量結果(データ信号DS)を、送信アンテナ53(図1
中図示せず)を介して、該第三測量点17N3の近くに
駐車されているクレーン車13等の工事関係車両の上方
から基地局である現場ハウス9に設けられた受信アンテ
ナ55に向けて送信することが出来る。更に、第四測量
点(図示せず)及び第五測量点(図示せず)等の図示し
ない測量点をそれぞれ測量して、送信アンテナ53(図
1中図示せず)を介して、それら測量点の測量結果を受
信アンテナ55に向けて送信し、全ての測量点17Nを
測量し終えたら、測量作業を終了する。
【0023】以上述べたように、本発明によるGPSア
ンテナ装置100を用いれば、各測量点17Nの測量結
果であるデータ信号DSを受信アンテナ55に送信する
ための送信アンテナ53を、各測量点17Nと受信アン
テナ55との間に存在する該送信アンテナ53から発信
されるデータ信号DS等の電磁波の伝達を阻害する障害
物(即ち、樹木12、地盤16、クレーン車13等)の
上方の設置高さに設けることが出来る。従って、各測量
点17Nと受信アンテナ55との間に電磁波の伝達を阻
害する障害物が有っても、各測量点17Nの測量結果を
確実に受信アンテナ55に送信することが出来る。ま
た、本発明によるGPSアンテナ装置100を用いれ
ば、各測量点17Nの測量結果であるデータ信号DSを
発信するための送信アンテナ53を、中空ピース31の
アンテナ収納空間63に収納した形で設けることが出来
る。従って、送信アンテナ53を所定の設置高さに設け
るために、GPSアンテナ装置100の他に、該送信ア
ンテナ53を支持するための通信ポールを用いる必要が
ない。このため、各測量点17N間を移動する測量作業
員19は、演算機4及びデータ通信機5Bをキャリアー
45を介して背中に背負い、手には、ポール部材6を持
っただけで各測量点17N間を容易に移動することが出
来る。また、前記したように、ポール部材6は、該送信
アンテナ53を収納した中空ピース31と、円柱ピース
39及びGPSアンテナ21とが螺合した形で接続され
ており、該中空ピース31に収納された送信アンテナ5
3は、アンテナプラグ58、接続プラグ60部分で切離
自在な形でデータ通信機5Bに接続されている。そのた
め、中空ピース31は、円柱ピース39、GPSアンテ
ナ21及び、データ通信機5Bと容易に切り離すことが
出来、該送信アンテナ53を収納した中空ピース31
を、前記送信アンテナ53と異なった種類の送信アンテ
ナを収納した中空ピースに交換することが出来る。従っ
て、ポール部材6は、データ通信機5Bにおいて、送信
条件(例えば、送信距離や障害物の有無及び、天候等に
よる送信状態の変化や電磁波の指向性等)に対応して、
測量結果を送信するのに最も好適な波長で発生された電
磁波を発信するのに最も好適な送信アンテナを収納した
中空ピースを設けて構成することが出来る。即ち、GP
Sアンテナ21で受信して、演算機4で演算検出した各
測量点17Nの測量結果を最も好適な送信状態で基地局
である現場ハウス9に向けて送信することが出来るの
で、極めて良好な状態で確実に送信を行なうことが出来
る。
【0024】なお、本実施例においては、GPSアンテ
ナ装置100は、複数本の円柱ピース39を相互に接続
し、それら相互に接続された複数本の円柱ピース39の
上部、下部に各1つの中空ピース31、尖端ピース36
を設けた形でポール部材6を構成し、該ポール部材6を
構成する中空ピース31のアンテナ収納空間63に送信
アンテナ53を収納した形で構成されていたが、GPS
アンテナ装置100は、ポール部材6が、相互に接続自
在に設けられた複数本のポール部材片(中空ピース3
1、尖端ピース36、円柱ピース39)からなり、通信
アンテナである送信アンテナ53を複数本のポール部材
片の少なくとも1つに収納した形で構成されていれば良
く、ポール部材6を構成する送信アンテナ53を収納し
た中空ピース31の数は、1つに限定される必要が無
い。即ち、GPSアンテナ装置100は、相互に接続さ
れた複数本の円柱ピース39の任意の位置に、任意の数
の中空ピース31を設けた形でポール部材6を構成し、
それら中空ピース31の各アンテナ収納空間63にそれ
ぞれ異なった種類の送信アンテナ53を収納した形に構
成しても良い。また、上述した実施例においては、デー
タ通信機5A、5B間で通信される情報は、測量作業員
19により測量された各測量点17Nの測量結果(デー
タ信号DS)であり、測量作業員19が携帯しているデ
ータ通信機5B(送信アンテナ53)から送信して、基
地局である現場ハウス9に設けられたデータ通信機5A
(受信アンテナ55)で受信されるように構成されてい
たが、データ通信機5A、5B間で通信される情報は各
測量点17Nの測量結果(データ信号DS)に限定され
る必要はない。例えば、データ通信機5A、5B間で通
信される情報は、各測量点17Nを移動する測量作業員
19の移動範囲に対応する形で予め設定されている補正
値等の情報でも良く、従って、現場ハウス9に設けられ
たデータ通信機5Aから送信して、測量作業員19が携
帯しているデータ通信機5Bで受信されるように構成し
ても良い。更に、データ通信機5A、5B間で通信され
る情報は、一つの情報に限定される必要は無く、前記の
測量結果を示す情報をデータ通信機5Bからデータ通信
機5Aに送信し、かつ、補正値を示す情報をデータ通信
機5Aからデータ通信機5Bに送信する等、複数の情報
を双方向(データ通信機5Aからデータ通信機5Bに向
かう方向及び、データ通信機5Bからデータ通信機5A
に向かう方向)に通信し得るようにして構成しても良
い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち、請
求項1の第一の発明によれば、ポール部材6等のポール
部材を有し、前記ポール部材の上端にGPSアンテナ2
1等の衛星信号受信アンテナを設け、前記ポール部材の
上部で前記衛星信号受信アンテナの下方に送信アンテナ
53等の通信アンテナを、アンテナ収納空間63等の該
ポール部材内部に収納した形で設け、ケーブルユニット
56等の電気的接続手段をポール部材外部と該ポール部
材内部の通信アンテナを接続する形で設けて構成したの
で、ポール部材の上部に通信アンテナを、ポール部材内
部に、該ポール部材外部と電気的に接続する形で収納さ
せることが出来る。このため、測量点17N等の各測量
点間を移動する測量作業員19等の測量作業員は、ポー
ル部材を手に持つだけで通信アンテナ及び衛星信号受信
アンテナを保持することが出来ので、従来のように、通
信アンテナ及び衛星信号受信アンテナを所定の測量点に
向かって移動させるために、衛星信号受信アンテナを支
持するための測量ポールを手に持った上に、更に通信ア
ンテナを支持するための通信ポールを手に持って所定の
測量点に向かって移動しなくても良く、測量点間の移動
が極めて楽である。また、ポール部材を測量点上に支持
するだけで、通信アンテナをポール部材の上部に位置す
るように支持することが出来るので、該通信アンテナを
通信に適した設置高さに設けることが容易に出来る。従
って、通信ポールを用いることなく、通信アンテナを通
信に適した設置高さに設けることが容易である。本発明
のうち請求項2の第二の発明によれば、ポール部材は、
相互に接続自在に設けられた中空ピース31、尖端ピー
ス36及び、円柱ピース39等の複数本のポール部材片
からなり、前記通信アンテナを前記複数本のポール部材
片の少なくとも1つに収納して構成したので、ポール部
材の長さを任意の長さに調整することが出来る。このた
め、ポール部材の長さを、現場ハウス9等の基地局との
間での通信を阻害する樹木13等の障害物の高さに対応
する長さよりも長い長さで形成し、該ポール部材を構成
する所定のポール部材片内部に収納された通信アンテナ
を、障害物の上方の任意の高さに設けることが極めて容
易に出来る。従って、通信ポールを用いることなく、通
信アンテナを通信に適した任意の設置高さに設けること
が極めて容易である。本発明のうち請求項3の第三の発
明によれば、ケーブルユニット56等の電気的接続手段
は、ポール部材の外周面37g等の外周面に設けられた
アンテナプラグ58等の外部接続端子及び該外部接続端
子と前記通信アンテナを電気的に接続するアンテナケー
ブル57等の接続部材により構成したので、前記通信ア
ンテナとデータ通信機(5B)等のデータ通信機を、外
部接続端子部分で切離自在な形で接続することが出来
る。このため、ポール部材の取扱が送信ケーブル59等
に邪魔されることなく容易となり、またポール部材内部
に収納される通信アンテナを、通信条件(例えば、通信
距離や障害物及び、天候等による通信状態の変化や電磁
波の指向性等)に対応して、データを送受信するのに最
も好適な波長の電磁波を送受信するのに最も好適な通信
アンテナにポール部材を変えるだけで選定することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるGPSアンテナ装置の一
実施例を用いて測量作業が行なわれている測量現場のよ
うすを示す図である。
【図2】図2は、本発明によるGPSアンテナ装置及
び、演算・通信装置を示す図である。
【図3】図3は、図2に示すポール部材を構成する各部
品を示す断面図である。
【符号の説明】
6……ポール部材 21……衛星信号受信アンテナ(GPSアンテナ) 31……ポール部材片(中空ピース) 36……ポール部材片(尖端ピース) 37g……外周面 39……ポール部材片(円柱ピース) 53……通信アンテナ(送信アンテナ) 56……電気的接続手段(ケーブルユニット) 57……接続部材(アンテナケーブル) 58……外部接続端子(アンテナプラグ) 63……ポール部材内部(アンテナ収納空間)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 7/15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポール部材を有し、 前記ポール部材の上端に衛星信号受信アンテナを設け、 前記ポール部材の上部で前記衛星信号受信アンテナの下
    方に通信アンテナを、該ポール部材内部に収納した形で
    設け、 電気的接続手段をポール部材外部と該ポール部材内部の
    通信アンテナを接続する形で設けて構成したGPSアン
    テナ装置。
  2. 【請求項2】前記ポール部材は、相互に接続自在に設け
    られた複数本のポール部材片からなり、 前記通信アンテナを前記複数本のポール部材片の少なく
    とも1つに収納して構成した請求項1記載のGPSアン
    テナ装置。
  3. 【請求項3】前記電気的接続手段は、ポール部材の外周
    面に設けられた外部接続端子及び該外部接続端子と前記
    通信アンテナを電気的に接続する接続部材からなる請求
    項1記載のGPSアンテナ装置。
JP9582594A 1994-04-08 1994-04-08 Gpsアンテナ装置 Pending JPH07283630A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10232131A (ja) * 1997-02-19 1998-09-02 Kajima Corp 移動式リアルタイム測量装置
JP2008211391A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Matsushita Electric Works Ltd ポール
JP2018036053A (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 株式会社パスコ レーザ計測システム及びレーザ計測方法
JP2023015811A (ja) * 2021-07-20 2023-02-01 須山建設株式会社 Gnss測位装置

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