JPH0728325U - 植木鋏 - Google Patents

植木鋏

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JPH0728325U
JPH0728325U JP5894693U JP5894693U JPH0728325U JP H0728325 U JPH0728325 U JP H0728325U JP 5894693 U JP5894693 U JP 5894693U JP 5894693 U JP5894693 U JP 5894693U JP H0728325 U JPH0728325 U JP H0728325U
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敏光 ▲吉▼岡
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有限会社▲吉▼岡刃物製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生垣や庭木などの植木を刈る際に少しでもか
たく又は太く成長している小枝があっても葉と共に切り
得る植木鋏を提供する。 【構成】 両刃体4,5に刃部4b,5bを有する植木鋏に
おいて、一方の刃体4の表面に切刃4aの刃部4bに到る溝
10が所定間隔で形成され且つこの溝10により刃部4bに切
欠刃部4cが形成されてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、生垣や庭木等の葉や小枝を切るための両刃体に刃部を有する剪定鋏 や刈り込み鋏などの植木鋏に関するものである。以下は本考案の理解を容易にす るため刈り込み鋏を例に説明する。
【0002】
【従来の技術】
一般に刈り込み鋏は、図4に示すように、一対の鋏片1,2を軸3により回動 可能に固定するとともに、刃体4,5と反対側に延出された支持部6,7に把柄 体8を取付けて構成され、刃体4,5には切刃4a,5aと共に刃部4b,5bが形成さ れている。なお、図中、6a,7aは支持部6,7に突出して形成された止め部であ る。
【0003】 また、図5に示す刈り込み鋏は、上記図4に示す刈り込み鋏と基本構成は同じ ものであって、刃体4,5の切刃側のみ円弧状に形成し、両切刃4a,5aの刃部4b ,5bの開き角度αが刃先9にわたって切りやすい20〜60度(最もよく使用される 刃先側で20〜40度)程度で推移するように形成されたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記刈り込み鋏はいずれも生垣や庭木を刈る場合にその全体の形を 整えるために葉と共に小枝を刈り取ることになるが、小枝が少しでもかたく又は 太く成長していると、小枝が逃げ易く刈り込みがし難くなり、この小枝を切ろう とすると刈り込み鋏を閉じる力と同時に前に押し出すような力が必要となり、刈 り込みや剪定作業に必要以上の力を要し、また手間もかかることになる。
【0005】 一方、上記刈り込み鋏では切り難いやや太めの枝を切るために、刃体の基部に 枝切り用切刃部を形成した刈り込み鋏が提案され(実公昭62− 19158号公報参照 )、あるいは実用されているが、このものでは、葉や小枝などを切る刃部で切り 難かった小枝を枝切り用切刃部で刈り込みと同時に切ることができる利点を有す るものの、枝切り用切刃部以外の葉や小枝などを切る刃部では上述した問題、す なわち小枝が少しでもかたく又は太く成長していると、小枝が逃げ易く刈り込み がし難くなり、この小枝を切ろうとすると刈り込み鋏を閉じる力と同時に前に押 し出すような力が必要となり、刈り込みや剪定作業に必要以上の力を要し、また 手間がかかると言った問題がある。
【0006】 本考案は、上記の問題点を改善するためになしたものであって、その目的は、 生垣や庭木などの植木を刈る際に少しでもかたく又は太く成長している小枝があ っても葉と共に切り得る植木鋏を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案に係わる植木鋏は、両刃体に刃部を有す る植木鋏において、一方の刃体の表面に切刃の刃部に到る溝が所定間隔で形成さ れ且つこの溝により刃部に切欠刃部が形成されてなるものである。
【0008】 そして、上記植木鋏においては、両刃体の開き角度が60度以下において切刃の 刃部に到る溝と他方の刃体の刃部とのなす角度が60〜 120度に形成されてあって もよい。
【0009】 また、上記植木鋏においては、刃体の基部に枝切り用切刃部が形成されてあっ てもよい。
【0010】
【作用】
上記構成によれば、一方の刃体の刃部には所定間隔で切欠刃部が形成されてい るので、葉や小枝が容易に切れ、また小枝を切る際は切欠刃部が小枝を捕捉状態 にして他方の刃体の刃部との間で切れるので、生垣や庭木等の刈り込みの際に植 木鋏を前に押し出すようにして切ることなくほぼ鋏の開閉力のみで葉と共に小枝 を切ることができ、植木の刈り込み作業がし易くなる。
【0011】 また、植木鋏はよく使用される部位の両刃体の開き角度は20〜60度程度に形成 するのが小枝等が逃げ難く切り易いとされており、この開き角度において切刃の 刃部に到る溝と他方の刃体の刃部とのなす角度を60〜 120度に形成すると、小枝 の捕捉状態が確実となり上記のように植木の刈り込み作業がし易くなるが、 120 度を超えると逃げるものが出るようになり、 130度を超えると植木鋏を前に押し 出すようにしないと切れなくなる。なお、植木鋏の基部寄りの刃部の開き角度は 60度を超えざるを得ず、この部位の切刃の刃部に到る溝と他方の刃体の刃部との なす角度を 120度以下に形成することは難しくなるが、この場合でも極力小さく 形成するとよい。
【0012】 また、刃体の基部に枝切り用切刃部を形成することにより、比較的太い枝及び 葉や小枝などを切る刃部で切り難かった小枝を、刈り込みと同時に切ることがで き、効率的な刈り込み作業ができる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。なお、図中、従来の刈り込 み鋏と同じ部位は同一符号をもって示す。
【0014】 (実施例1) 図1は本考案に係わる刈り込み鋏の説明図であって、aは正面図、bは裏面図 、cはaの鋏を開いた状態の説明図、dはcのX−X断面図である。図において 、1,2は、刃体4,5とその反対側に延出された支持部6,7との間を軸3に より回動可能に固定された一対の鋏片である。そして支持部6,7には把柄体8 が取付けられ、また刃体4,5には切刃4a,5aと共に刃部4b,5bが形成されてい る。そしてさらに、刃体4の表面には切刃4aを通して刃部4bに到る幅約1mmの溝 10が約3mmピッチで刻まれ、切刃4aの裏面を極僅か殺すことによって刃部4bと共 に所定ピッチで切欠刃部4cが形成されている。
【0015】 上記刈り込み鋏の製造は、鋏片1,2を厚さ約3mmの鋼板より打ち抜き、その 鋏片1,2をプレス成形して刃体4,5に切刃4a,5aや溝10等を形成し、さらに これを研磨して刃部4b,5bおよび切欠刃部4cを形成したものである。なお、図中 、6a,7aは、支持部6,7の表面に形成した止め部であって、この止め部6a,7a は、上記プレス成形の際に同時に成形した内向きの膨出部である。また4d,5dは 、上記止め部6a,7aと同様にプレス成形の際に同時に刃体4,5に成形した外向 きの膨出部であって、刃体4,5の補強構造を構成する。なお、本考案の刈り込 み鋏の鋏片1,2の全体形状あるいは止め部6a,7aの形状や設ける位置等は、こ の実施例に限定されるものではなく、従来より周知の形状ものであってもよい。
【0016】 上記のように構成される刈り込み鋏によれば、一方の刃体4の刃部4bには所定 ピッチで切欠刃部4cが形成されているので、葉や小枝が容易に切れることは元よ り、小枝を切る際は切欠刃部4cが小枝を捕捉状態にして他方の刃体5の刃部5bと の間で切ることができる。従って、生垣や庭木等の刈り込みの際に刈り込み鋏を 前に押し出すようにして切ることなくほぼ鋏の開閉力のみで葉と共に小枝が切れ 、植木の刈り込みや剪定作業がし易くなる。
【0017】 上記刈り込み鋏の刃体4の表面に形成する溝10は、図2に示すように、両刃体 4,5の開き角度αが60度以下において、溝10と他方の刃体5の刃部5bとのなす 角度βを60〜 120度(好ましくは60〜90度)に形成するのがよく、角度βが大き くなると切欠刃部4cの刃先側が刃体5の刃部5bとほぼ平行となり開口してしまう ので小枝の捕捉効果が期待できなくなる。なお、溝10の形状は、図2にはV字状 溝を例に示したが、この形状に限定するものではなく、半円溝、U字状溝等であ ってもよい。
【0018】 また、上記刈り込み鋏の刃体4の表面に形成する溝10は、切刃4aの表面の刃研 ぎ後に切刃4aの裏面を極僅か殺すことによって刃部4bと共に切欠刃部4cを形成す るため、また刈り込みに使用し刃こぼれが生じた際にも、同様の刃研ぎによって 刃部4bと共に切欠刃部4cを形成するため、刃部4b側を、極僅かの裏殺しによって 切欠刃部4cを形成し得る深さに形成されている。この溝10の長さが短く刃部4bに 到る傾斜が大きいと切欠刃部4cを形成するには裏殺しを大きくしなければならず 、裏殺が大きくなると、刃部4bおよび切欠刃部4cと刃体5の刃部5bとのすり合い が悪くなり葉が切れなくなる。
【0019】 (実施例2) 図3は、本考案に係わる刈り込み鋏の別の実施例の正面図である。この図に示 す刈り込み鋏は、刃体4の基部11に、やや太めの枝を切るための枝切り用切刃部 12を形成した刈り込み鋏とした点を除いてその他は上記実施例1に説明した刈り 込み鋏と基本構成が実質的に同じものである。
【0020】 上記構成の刈り込み鋏によれば、上述した実施例1の作用効果を享受すること は元より、刃体4の刃部4bおよび切欠刃部4cと他方の刃体5の刃部5bとの間で切 りにくかった小枝あるいはやや太めの枝を、基部11に形成した枝切り用切刃部12 で切ることができ、刈り込みや剪定作業の際に専用の枝切り鋏を持つことなく作 業が行え、枝切りが手際よく行える。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の植木鋏によれば、葉や小枝が容易に切れ、また 小枝を切る際は切欠刃部が小枝を捕捉状態にして他方の刃体の刃部との間で切れ るので、生垣や庭木等の刈り込みの際に植木鋏を前に押し出すようにして切るこ となくほぼ鋏の開閉力のみで葉と共に小枝を切ることができ、植木の刈り込み作 業がし易くなる。
【0022】 また、本考案の植木鋏の刃体の基部に枝切り用切刃部を形成することにより、 比較的太い枝及び葉や小枝などを切る刃部で切り難かった小枝を、刈り込みと同 時に切ることができ、効率的な刈り込み作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる刈り込み鋏の説明図であって、
aは正面図、bは裏面図、cはaの鋏を開いた状態の説
明図、dはcのX−X断面図である。
【図2】本考案に係わる刈り込み鋏の説明図である。
【図3】本考案に係わる刈り込み鋏の別の実施例の正面
図である。
【図4】従来の刈り込み鋏の説明図である。
【図5】従来の刈り込み鋏の説明図である。
【符号の説明】
1,2:鋏片 3:軸 4,
5:刃体 4a,5a:切刃 4b,5b:刃部 4c:
切欠刃部 6,7:支持部 6a,7a:止め部 8:
把柄体 10:溝 11:基部 12:
枝切り用切刃部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両刃体に刃部を有する植木鋏において、
    一方の刃体の表面に切刃の刃部に到る溝が所定間隔で形
    成され且つこの溝により刃部に切欠刃部が形成されてな
    ることを特徴とする植木鋏。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の植木鋏において、両刃体
    の開き角度が60度以下において切刃の刃部に到る溝と他
    方の刃体の刃部とのなす角度が60〜 120度に形成されて
    なる植木鋏。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の植木鋏において、刃体の
    基部に枝切り用切刃部が形成されてなる植木鋏。
JP1993058946U 1993-11-01 1993-11-01 植木鋏 Expired - Lifetime JP2571612Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005102649A (ja) * 2003-10-01 2005-04-21 Koji Terabayashi 枝切り鋏

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0474932U (ja) * 1990-11-09 1992-06-30
JPH0474933U (ja) * 1990-11-14 1992-06-30

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