JPH07282882A - 外部接続用コネクタ - Google Patents

外部接続用コネクタ

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JPH07282882A
JPH07282882A JP6087265A JP8726594A JPH07282882A JP H07282882 A JPH07282882 A JP H07282882A JP 6087265 A JP6087265 A JP 6087265A JP 8726594 A JP8726594 A JP 8726594A JP H07282882 A JPH07282882 A JP H07282882A
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JP
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housing
shape
outside
connector
internal wiring
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JP6087265A
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Atsushi Nobuyo
篤志 延与
Kiyoshi Asai
浅井  清
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SMK Corp
Original Assignee
SMK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】機器本体にフロントパネルなどを着脱自在に設
る際に使用されるデタッチャブルコネクタは、機器本体
側に設けられる可動接続部9とフロントパネル側に設け
られる固定接続部7とが接触し、電気的接続が行われ
る。この可動または固定接続部9、7と機器内部の主基
板とを結ぶための内部配線用絶縁電線13、23との接
続を、ワンタッチで行なう。 【構成】固定接続部7または可動接続部9の接触子2
9、35を作る金属製の板材の一端は、U字状に屈曲さ
れ、このU字状部分で内部配線用絶縁電線13、23を
挟持し、電気接続を行う。よって一枚の板材から、外部
接続部と、内部配線用絶縁電線とワンタッチで接続する
内部配線接続部が形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カーオーディオなど
の電気機器に備えられるデタッチャブルコネクタなどと
して用いられるコネクタの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば従来のカーオーディオには、図1
0に示すように、機器本体1からフロントパネル3が取
り外せるものが存在する。即ち、このフロントパネル3
は機器本体1に着脱自在に設けられ、例えば盗難などか
らカーオーディオを守るために、車から離れる時にはフ
ロントパネル3を取り外して携帯できるようになってい
る。
【0003】この着脱が行われる部分に、デタッチャブ
ルコネクタ5が設けられる。このデタッチャブルコネク
タ5は、フロントパネル3側に設けられて固定接続部を
有するコネクタプラグ7と、機器本体1側に設けられて
可動接続部を有するコネクタソケット9とからなる。
【0004】フロントパネル3の内部には、発光素子や
液晶表示装置などの表示手段や操作スイッチ類が設けら
れた主基板11が備えられる。この表示手段や操作スイ
ッチ類はフロントパネル3の前面に位置するので、必然
的にこの主基板11も前面近くに位置する。これに対し
固定接続部を有するコネクタプラグ7は、フロントパネ
ル3の背面に位置する。従って、主基板11とコネクタ
プラグ7は離れた位置関係にあり、両者11、7を繋ぐ
ために内部配線用絶縁電線であるFPC(フレキシブル
プリント配線基板)13が用いられる。このFPC13
は、主基板11に対しFPCコネクタ15で接続され、
コネクタプラグ7には半田付け17により接続される。
【0005】また、機器本体1の内部には主基板19が
水平に配置される。これに対し可動接続部を有するコネ
クタソケット9は、フロントパネル3との接続が行われ
る垂直面21に取り付けられる。従って、水平な主基板
19と垂直面21に取り付けられるコネクタソケット9
とを接続するために、FPC23が用いられる。このF
PC23も、一方は、FPCコネクタ25により主基板
19に接続され、他方は半田付け27によりコネクタソ
ケット9に接続される。
【0006】前記コネクタプラグ7とコネクタソケット
9の構造と作用を図11および図12に示す。コネクタ
プラグ7の接触子29はL字状に屈曲され、ハウジング
31に一体化されている。このL字状の一辺は固定接続
部33になっており、他辺の端部がFPCに半田付けさ
れる。コネクタソケット9の接触子35は、V字状に屈
曲され、V字の中央がハウジング37に支持され、V字
の一辺がハウジングの外に露出してバネ性を有し外部へ
の可動接続部39になっており、V字の他辺がFPCに
半田付けされる。なお、露出する可動接続部39を保護
する保護板41は、スプリング43により付勢され、コ
ネクタプラグ7との接触により後退するようになってい
る(図12)。
【0007】従来のFPCコネクタ15、25の断面を
図13に示す。このFPCコネクタ15、25は樹脂製
のハウジング45に接触子47が組み込まれている。こ
の接触子47は図中上端がU字状に屈曲されている。こ
のU字状の部分49とハウジング45との間に、FPC
13、23が挿入され、電気的接続が行われる。接触子
47の図中下端はハウジング45を突き抜けて突出して
いる。この突出部分49が、主基板11、19のホール
を貫通し、半田付51される。
【0008】以上の従来例では、カーオーディオのデタ
ッチャブルコネクタ5について説明したが、他の電気機
器例えばカメラなどにも同様のデタッチャブルコネクタ
が設けられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
デタッチャブルコネクタ5は、内部配線用絶縁電線であ
るFPC13、23に対する接続が半田付け17、27
によって行われるため、電気機器の組み立て作業性が悪
く、またFPC13、23には半田付けに耐えられるよ
うに耐熱性を有するものが使用されねばならなかった。
【0010】この発明は、以上の問題点を解決するため
に成されたもので、内部配線用絶縁電線に対する半田付
けが不要であり、従って組み立て作業性が良く、耐熱性
の低い内部配線用絶縁電線が使用できる外部接続用コネ
クタを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、一枚のバネ性を有する金属製
の板材が屈曲されて作られた接触子が、樹脂製のハウジ
ングに一体化されて構成され、一方が内部配線用絶縁電
線側に接続され、中間部が外部に接続されるコネクタに
おいて、前記板材の一端はU字状に屈曲され、該一端と
ハウジングまたは前記板材の他端との間に内部配線用絶
縁電線が挿入され押圧された状態で接続され、前記板材
の中間部はハウジングの外に露出して外部への接続部に
なっていることを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、更に、金属製の板材の
断面は概略コの字状を成し、コの字の一端がさらに内側
にU字状に屈曲され、このU字状の先端とハウジングと
の間に内部配線用絶縁電線が挿入され押圧された状態で
接続され、コの字の中央がハウジングの外に露出して外
部への固定接続部になっており、この固定接続部の裏側
はハウジングの肉厚部で支持されていることを特徴とす
る。
【0013】請求項3の発明は、更に、金属製の板材の
断面は概略V字状を成し、V字の一辺の端部が外側へ曲
げられた後さらにU字状に屈曲され、このU字状の先端
とハウジングとの間に内部配線用絶縁電線が挿入され押
圧された状態で接続され、V字の中央がハウジングに支
持され、V字の他辺の中間部がハウジングの外に露出し
て外部への可動接続部になっており、V字の前記中央か
ら前記一辺にかけては、前記外部への接続の際に受ける
力に対し直角になっており、さらに裏側はハウジングの
肉厚部で支持されていることを特徴とする。
【0014】請求項4の発明は、更に、屈曲された金属
製の板材は、ハウジングに圧入されて一体化され、圧入
後の抜け止めのための係止爪が、縁部に対となって形成
され、ハウジング31には前記係止爪95が係止する凹
部が形成されていることを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1、2、3、または4の発明では、内部
配線用絶縁電線は、接触子のU字状の一端とハウジング
または板材との間に挿入され押圧された状態で接続され
るので、言わばワンタッチで接続が行われる。
【0016】請求項2、または3の発明では、外部への
接続の際に受ける力は、接触子を作る金属製の板材の裏
側においてハウジングの肉厚部で支持されるので、内部
配線用絶縁電線との接続を行う部分には力が加わらな
い。
【0017】請求項4の発明では、金属製の板材は、屈
曲された後に、ハウジングに圧入されて一体化される。
この圧入の後には、板材の縁部に形成された係止爪がハ
ウジングの凹部に係止し、抜け止めが行われる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1乃至図7に
おいて説明する。
【0019】この実施例の電気機器はカーオーディオで
あり、カーオーディオの機器本体1に対しフロントパネ
ル3が着脱自在となっている。この着脱部分にデタッチ
ャブルコネクタ5が設けられる。即ち、側面図である図
1において、前記着脱が行われる垂直面21に、デタッ
チャブルコネクタ5を構成するため固定接続部を有する
コネクタプラグ7と、可動接続部を有するコネクタソケ
ット9が設けられている。
【0020】図2に示すように、このうちのコネクタプ
ラグ7は、接触子29と、この接触子29が圧入して一
体化されるハウジング31とを有する。接触子29は、
一枚のバネ性を有するりん青銅製の板材からなる。この
接触子29は、断面が図示するように略コの字状を成
し、コの字の下方の一端が、さらに内側に(図中上側
に)U字状に屈曲される。コの字の中央の辺の外面は、
ハウジング31の外に露出して、固定接続部33になっ
ている。
【0021】このハウジング31は、PBT樹脂製であ
り、上下端部にフロントパネル3(図1)側に嵌入する
ためのフランジ55が形成されている。また、ハウジン
グ31の上方の肉厚部には、前記接触子29のコの字の
上方の他端が挿入されるためのガイド溝57が形成さ
れ、中央には前記接触子29のU字状の部分59が挿入
されるためのガイド溝61が形成されている。
【0022】固定接続部33の背面側を支持する部分は
肉厚部62となっている。この肉厚部62は図中上下方
向に存在し、接続の際に接触子29へ図中右方向から加
わる力を、接触子29の背面側から直角な状態で支える
ようになっている。ハウジング31の他の部分には、ハ
ウジング成形の際のひけ防止のためおよび軽量化のため
の空洞部分63、65が形成されている。
【0023】前記後者のガイド溝61の内側の面は、内
部配線用絶縁電線であるFPC13が挿入されるための
挿入溝67となっている。この挿入溝67の部分に、前
記接触子29のU字状部分59の端部が侵入している。
この侵入により、挿入されるFPC13に対し、U字状
部分59の端部が押圧された状態で電気的な接続が行わ
れる。この端部は、接触子29を切断して製作した際の
切断端面を残してエッジ状に形成され、挿入されたFP
C13の表面に食い込み、FPC13との電気的接触の
みならずFPC13の抜け止めを行っている。
【0024】コネクタソケット9は、前記コネクタプラ
グ7と同様に接触子35とハウジング37を有する。さ
らに接触子35を保護するための保護板41が側面(図
の紙面に直角な方向に)に設けられている。この保護板
41は、スプリング43により付勢され、コネクタプラ
グ7との接触により後退するようになっている。接触子
35は前記接触子29と同様にりん青銅製であり、断面
は概略V字状を成している。V字状の一片(図中右側の
辺)の端部は、外側に向かって直角に曲げられた後に、
さらにU字状73に屈曲されている。
【0025】V字の中央は大きめの曲率半径で屈曲さ
れ、他辺へ連続する。この他辺の中間部は内側にL字状
に曲げられ、このL字状の角部が可動接続部39とな
り、ハウジング37の外に露出し外部との接触を行うよ
うになっている。即ち、V字の中央部分のバネ性によ
り、この可動接続部39は弾性的にコネクタプラグ7の
固定接続部33に接触する。また、L字に屈曲された可
動接続部39のさらに先端部は、逆方向にL字に屈曲さ
れ、前記V字のバネが伸びた状態でストッパー69に係
止するようになっている。
【0026】ハウジング37は、前記ハウジング31と
同様にPBT樹脂製であり、前記接触子35のV字の中
央を支持する凹部71が形成され、また前記U字状の部
分73が挿入されるガイド溝75が形成されている。
【0027】また、前記V字の中央を支持する凹部71
から前記ガイド溝75の入り口にかけての部分は、図中
上下方向に存在し、接触子35に加わる力を背面側から
支持する肉厚部77となっている。この肉厚部77によ
り、接続の際に接触子35が図中左方向から受ける力を
直角な状態で支えるようになっている。
【0028】ハウジング37の上方は、可動接続部39
のL字状の部分が侵入するのを許す空洞部分79となっ
ている。また、ガイド溝75の下方は、ハウジング37
の成形時のひけを防止するためおよび軽量化を図るため
の空洞部分81となっている。
【0029】ガイド溝75の内側下面には、内部配線用
絶縁電線であるFPC23が挿入されるための挿入溝8
3が形成されている。この挿入溝83には、接触子35
のU字状部分73の端部が侵入し、挿入されてきたFP
C23を押圧し電気的接続が行われるようになってい
る。この端部は、前記接触子29と同様にエッジ状に形
成され、挿入されたFPC23の表面に食い込み、FP
C23との電気的接触のみならずFPC23の抜け止め
を行っている。
【0030】なお、前記2つの接触子29、35のFP
C13、23に押圧する側の面には、Auメッキが施さ
れている。
【0031】前記のような構造を有するコネクタプラグ
7に対し、FPC13が挿入されて電気的接続が行われ
る状態を図4に示す。このFPC13には、カーオーデ
ィオの操作などを行う信号線や電源線となる10本の回
路パターン85が印刷されている。この回路パターン8
5の先端部分には、一方の面のみ半田メッキ87が施さ
れている。この半田メッキ87が施された面は、FPC
13が挿入溝67に、挿入される際に、接触子29に接
触する面とされる。
【0032】この10本の回路パターン85に対応し
て、コネクタプラグ7にも10本の接触子29が設けら
れている(図4、図5)。このFPC13をコネクタプ
ラグ7の裏側から挿入溝67に向かって挿入する。この
挿入により、接触子29のAuメッキされた面と、FP
C13の回路パターン85の半田メッキ87された面と
が接触し、接触子29のU字状部分59のバネ性により
押圧が行われ、電気的な接続が行われる。
【0033】次に、図6および図7において、コネクタ
プラグ7の接触子29がハウジング31に圧入される作
業の様子を説明する。前述したように接触子29は、バ
ネ性を有するりん青銅製の板材から作られる。この板材
を図6に示すように、接触子29の展開形状に打ち抜
く。打ち抜かれた10本の接触子29は、キャリア89
に、連結部分91で連結された状態で保持される。連結
部分91と各接触子29との間にはノッチ93が形成さ
れ、最終的にはこのノッチ93で切り離しが行われる。
【0034】接触子29の縁部には、三角の係止爪95
が形成されている。この係止爪95は、接触子29の挿
入が行われる両端部にそれぞれ一対形成され、これら両
端部の抜け止めを行う。これに対し、前記挿入が行われ
るハウジング31側のガイド溝57、61の内部の両側
面には図示しない凹部が形成されている。この凹部は、
前記係止爪95が係止する形状を有する。
【0035】キャリア89によって10本の接触子29
はまとめて連結されており、そのまま搬送され、プレス
などで所定の形状に屈曲される。屈曲された後にハウジ
ング31のガイド溝57、61に対し圧入が行われる。
この圧入とほぼ同時に、前記ノッチ93に力が加わり、
キャリア89から各接触子29の切り離しが行われる。
この時、接触子29の縁部に対となって形成された係止
爪95が、ハウジング31のガイド溝57、61に挿入
される際に、ガイド溝57、61の内部両側面に形成さ
れた図示しない凹部に係止する。この係止により、いっ
たん挿入された接触子29は再び抜けてしまうことがな
い。
【0036】以下、この実施例の効果を説明する。
【0037】この実施例のコネクタプラグ7またはコネ
クタソケット9のいずれにおいても、FPC13、23
は、接触子29、35のU字状の部分59、73とハウ
ジング31、37との間に挿入されて電気的接続を行う
ので、従来のようにこの接続のための半田付けが不要と
なる。言わば、ワンタッチでFPC13、23に対する
接続が行われる。半田付けが不要なことから、電気機器
に対するコネクタプラグ7またはコネクタソケット9の
組み付けが容易に行え、電気機器の組み立て作業性を向
上できる。
【0038】さらに、半田付けが不要なことから、FP
C13、23は従来のような耐熱性を必要としない。即
ち、耐熱性の低いポリエステル等によるFPC13、2
3を用いることが可能となる。従って、コスト低下を図
ることができる。
【0039】さらに、コネクタプラグ7がコネクタソケ
ット9と接続する際に、それぞれの接触子29、35に
加わる力は、それぞれのハウジング31、37の肉厚部
62、77で支えられるので、この力がFPC13、2
3との接続部分に加わってしまうことを防止でき、FP
C13、23との接続に不都合が生じるのを防止でき
る。
【0040】また、挿入されたFPC13、23の先端
は、コネクタプラグ7においては接触子29のコの字の
中央付近に当接して止まり、コネクタソケット9におい
てはV字の他辺に当接して止まる(図2)。このため、
FPC13、23の先端の位置決め精度を高められる。
即ち、従来のFPCコネクタ15、25(図13)で
は、挿入されたFPC13、23の先端はハウジング4
5に当接して位置決めが行われるが、ハウジング45と
接触子47相互の位置精度の影響を受ける。これに対
し、この実施例においてはそのような位置精度の影響は
受けない。
【0041】また、FPC13、23との電気的接続が
行われる部分においての防塵性能を高めることができ
る。即ち、コネクタプラグ7またはコネクタソケット9
においてFPC13、23の接触子29、35に対する
電気的接続は、狭い挿入溝67、83の中で行われる。
この挿入溝67、83および隣接するガイド溝61、7
5は、外部との接続部側が接触子29a、35aで覆わ
れており、外部からの埃の侵入を防止できる。
【0042】また、接触子29、35のU字状部分5
9、73の先端に施されるAuメッキは片面だけで良
い。即ち、この先端がFPC13、23に対して行う接
触は片面でだけ行われるので、この片面にのみAuメッ
キを行えば良い。Auメッキは一般に高価であり、高価
なメッキを片面で済ませることで、コスト低下を図れ
る。
【0043】また、外部接続用コネクタとしてのコネク
タプラグ7またはコネクタソケット9は、接触子29、
35に対するFPC13、23の電気的接続、接触子2
9、35に対する外部との接続、および接触子29、3
5のハウジング31、37への支持を1つの構造で行う
ことができる。従って、全体を小形化できる。また接触
子29、35などの材料取りの無駄を少なくできる。
【0044】また、接触子29、35となる板材には係
止爪95が設けられ、圧入後にハウジング31、37か
らの抜け止めが図れるので、インサート成形などによる
ハウジング31、37の樹脂との一体成形の製造方法に
よらずに、しっかりと接触子29、35とハウジング3
1、37を一体化させることができる。従って製造コス
トを安くできる。
【0045】次にコネクタプラグ7の他の実施例を図8
及び図9により説明する。このコネクタプラグ7は、内
部配線用絶縁電線であるリード線96と電気接続する。
【0046】接触子103は、上記実施例と同様にバネ
性を有するりん青銅の一枚の板材をプレス成形によって
折曲げ形成したもので、板材の一端は、U字状97に屈
曲されている。板材の中間部の外面は、ハウジング98
の外に露出し固定接続部99として、コネクタソケット
9と接続する。
【0047】固定接続部99の一方は、固定接続部99
の背面に沿うように折り返されてU字状部分97に連続
している。この折り返し部からハウジング98のガイド
溝101内に嵌入する取付片100が切り起こされ、取
付片100の両側縁に突設された係止爪102がガイド
溝101内面に係止して、接触子103がハウジング9
8に固定される。
【0048】固定接続部99の他方は、ハウジング98
の内面に沿ってL字に折曲げられ、両側縁に突設された
係止爪104をハウジング98に係止させて接触子10
3をハウジング98に固定させるとともに、U字状部分
97の端部との間で挿入されたリード線96を挟持し、
リード線96との電気的接続を行なう。このU字状部分
97の端部は、接触子103を切断して製作した際の切
断端面を残してエッジ状に形成され、挿入されたリード
線96の表面に食い込み、リード線96との電気的接触
のみならずリード線96の抜け止めを行っている。
【0049】ハウジング98の背面は、ハウジングカバ
ー105で施蓋され、このハウジングカバー105に
は、リード線96を挿通する挿通孔106が穿設されて
いる。リード線96は、前記U字状部分の端部に位置す
るように挿通孔106によって案内される。
【0050】このコネクタプラグ7は、いわゆるZIF
(無挿入力コネクタ)構造となっている。すなわち、リ
ード線96をこのコネクタプラグ7へ接続する場合に
は、まず挿通孔106へリード線96を挿入した後、そ
の先端接続部を接触子103との接続部へ位置させる。
このとき、接触子103のU字状部分97の端部と接触
子103の他端との間には、間隙が形成されていて、リ
ード線96は無挿入力でこの接続部へ位置させることが
できる。
【0051】次に図8のようにハウジングカバー105
の押圧片105aをハウジング98とU字状部分97と
の間に介在させながら、ハウジングカバー105を取り
付けると、U字状部分97の端部がリード線96を圧接
し、リード線96が挟持されて抜け止め固定される。
【0052】この実施例のコネクタプラグ7によれば、
固定接続部99の一方が固定接続部99の背面に沿うよ
うに折り返されているので、固定接続部99の背面をハ
ウジング98の肉厚部で支持する必要がなく、肉厚部に
よるひけ等の成形不良が発生しない。
【0053】叉、リード線96は導電性の板材の間で挟
持されて電気接続されるので、ハウジングとの間で挟持
する場合に比べて、接続精度が向上する。
【0054】なお、以上の実施例においては、コネクタ
プラグ7およびコネクタソケット9の双方に本発明の外
部接続用コネクタが実施されるものであったが、他の実
施例においてはどちらか一方にのみ実施し、他方につい
ては従来と同様に半田付けを用いてFPC13、23を
接続するものとしても良い。
【0055】また、以上の実施例では電気機器としてカ
ーオーディオを例に説明したが、他の実施例においては
カメラやその他の電気機器に対して本発明を実施するこ
とが可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2、
3、または4の発明によれば、内部配線用絶縁電線は、
接触子とハウジングとの間に挿入され押圧された状態で
接続され、言わばワンタッチで接続ができるので、従来
のような半田付けが不要となる。このため、組み立て作
業性が良い。更に、半田付けに耐えるための高い耐熱性
を有する内部配線用絶縁電線ではなく、耐熱性の低い内
部配線用絶縁電線を使用できコスト低下を図れる。
【0057】また、請求項2、または3の発明によれ
ば、外部への接続の際に受ける力はハウジングの肉厚部
で支持され、内部配線用絶縁電線との接続の部分にこの
力が加わることがなく、この接続の際に内部配線用絶縁
電線が外れてしまうなどの不具合を防止できる。
【0058】請求項4の発明によれば、接触子をつくる
金属製の板材はハウジングに圧入されて一体化し、樹脂
によりハウジングを成型する際に一体成型する必要がな
く、コスト低下を図れる。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すため一部を切り欠い
て示す電気機器の側面図である。
【図2】図1の要部を示す拡大断面図である。
【図3】図2の作用を示す図である。
【図4】(A)は図2のうちコネクタプラグ7に対する
FPCの接続作業を示す図である。(B)は(A)の矢
印方向から見たコネクタプラグに対し、挿入するFPC
を対応して表現した図である。
【図5】(A)は図4(A)のコネクタプラグの正面図
である。(B)は(A)の左側面図である。
【図6】図4の接触子29が10本並んで展開された状
態で打ち抜かれて製作された状態を示す平面図である。
【図7】図6の接触子29を屈曲させてハウジングへ圧
入する作業を示す断面図である。
【図8】この発明のコネクタプラグの他の実施例を示す
断面図である。
【図9】図8の接触子103の斜視図である。
【図10】従来例を示すため一部を切り欠いて示す電気
機器の側面図である。
【図11】図10の要部を示す拡大断面図である。
【図12】図11の作用を示す図である。
【図13】図10のFPCコネクタ15、25の断面図
である。
【符号の説明】
13 内部配線用絶縁電線(FPC) 23 内部配線用絶縁電線(FPC) 29 接触子 31 ハウジング 33 固定接続部 37 ハウジング 39 可動接続部 57 凹部 62 肉厚部 77 肉厚部 95 係止爪

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一枚のバネ性を有する金属製の板材が屈曲
    されて作られた接触子29が、樹脂製のハウジング31
    に一体化されて構成され、一方が内部配線用絶縁電線側
    に接続され、中間部が外部に接続されるコネクタにおい
    て、前記板材の一端はU字状に屈曲され、該一端とハウ
    ジング31または前記板材の他端との間に内部配線用絶
    縁電線が挿入され押圧された状態で接続され、前記板材
    の中間部はハウジング31の外に露出して外部への接続
    部になっている外部接続用コネクタ。
  2. 【請求項2】金属製の板材の断面は概略コの字状を成
    し、コの字の一端がさらに内側にU字状に屈曲され、こ
    のU字状の先端とハウジング31との間に内部配線用絶
    縁電線13が挿入され押圧された状態で接続され、コの
    字の中央がハウジング31の外に露出して外部への固定
    接続部33になっており、この固定接続部33の裏側は
    ハウジング31の肉厚部62で支持されている請求項1
    記載の外部接続用コネクタ。
  3. 【請求項3】金属製の板材の断面は概略V字状を成し、
    V字の一辺の端部が外側へ曲げられた後さらにU字状に
    屈曲され、このU字状の先端とハウジング37との間に
    内部配線用絶縁電線23が挿入され押圧された状態で接
    続され、V字の中央がハウジング37に支持され、V字
    の他辺の中間部がハウジング37の外に露出して外部へ
    の可動接続部39になっており、V字の前記中央から前
    記一辺にかけては、前記外部への接続の際に受ける力に
    対し直角になっており、さらに裏側はハウジングの肉厚
    部77で支持されている請求項1記載の外部接続用コネ
    クタ。
  4. 【請求項4】屈曲された金属製の板材は、ハウジング3
    1に圧入されて一体化され、圧入後の抜け止めのための
    係止爪95が、縁部に対となって形成され、ハウジング
    31には前記係止爪95が係止する凹部57が形成され
    ている請求項1記載の外部接続用コネクタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011049723A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Panasonic Electric Works Co Ltd 監視制御装置
JP2018010852A (ja) * 2016-06-30 2018-01-18 京セラ株式会社 コネクタ

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