JPH07282604A - 発光表示体及び同発光表示体を用いた発光表示装置 - Google Patents

発光表示体及び同発光表示体を用いた発光表示装置

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JPH07282604A
JPH07282604A JP6073574A JP7357494A JPH07282604A JP H07282604 A JPH07282604 A JP H07282604A JP 6073574 A JP6073574 A JP 6073574A JP 7357494 A JP7357494 A JP 7357494A JP H07282604 A JPH07282604 A JP H07282604A
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JP
Japan
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light emitting
emitting display
light
display
led
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Application number
JP6073574A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Komori
均 小森
Tomoyuki Wada
朋之 和田
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Sanyo Electric Co Ltd
Asahi Kasei Medical Co Ltd
Original Assignee
Asahi Medical Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一つのユニット化された発光表示体にて各発
光半導体素子の固有発光色以外の発光表示をも可能と
し、容易に多色発光表示が行えると共に、発光表示装置
全体のコンパクト化と取扱時等における装置破損の防止
を図る。 【構成】 発光色の異なる二つのLED35,36が一
個の発光表示体D1〜D20としてユニット化され、フ
レキシブル基板33上に実装されている。各LED3
5,36はアノード側が共通結線されカソード側が別々
に結線されている。両LED35,36の各配線路を開
閉制御することにより、各LED35,36のみの発光
状態と両LED35,36の同時発光状態が選択制御さ
れる。又、前記発光表示体を収納する表示部4が可撓性
を有する支持部材2上に一つだけ設けられている。従っ
て、支持部材2の弾性変形により衝撃力を吸収緩和で
き、表示部3も一つだけで済むため、装置1のコンパク
ト化が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気信号に基づいて発光
する発光表示体、及び各種機器における運転状況の変
化、異常の発生等を前記発光表示体の発光色を利用して
色別に表示する発光表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、人工腎臓透析装置等の各種機
器には図6に示すような発光表示装置41が設けられて
いる。該装置41は発光表示色が互いに異なる上・中・
下三段の表示部42,43,44を支持筒部45上に積
層し、支持筒部45の下面より突設した支持パイプ46
を介して機器本体47上に立設されている。そして、上
段表示部42内には赤色発光する発光表示体が収納さ
れ、中段表示部43内には橙色発光する発光表示体が収
納され、下段表示部44内には緑色発光する発光表示体
が収納されている。なお、各発光表示体には互いに発光
色の異なる発光半導体素子がそれぞれ利用されている。
又、前記支持パイプ46内には機器本体47内から導出
した複数本のリード線が挿通されており、各リード線の
先端が支持筒部45内を通って前記各段表示部42,4
3,44内の各発光表示に接続されている。そして、例
えば、機器本体47の正常運転時には下段表示部44内
の発光表示体が緑色発光し、運転が終了すると前記下段
表示部44内の発光表示体は消光し、中段表示部43内
の発光表示体が橙色発光するように構成されている。
又、運転中において機器本体47に異常が発生したとき
には前記下段表示部44内の発光表示体は消光し、上段
表示部42内の発光表示体が赤色発光するように構成さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
発光表示装置41では発光表示色として予定する色種類
毎に発光色の異なる各発光半導体素子を用意する必要が
ある上、各発光半導体素子に固有の発光色を使用するだ
けでは発光表示可能な色種類にも限界があった。
【0004】又、発光表示を行なう色種類が増えると、
その発光表示色の種類数と同数だけ発光表示体及び各発
光表示体を収納するための表示部42,43,44が必
要になるため、部材点数が増加するという問題もあっ
た。
【0005】さらに、使用する色種類の増加により発光
半導体素子の種類が増えると、その分だけ各発光半導体
素子の種類別に結線されるリード線の本数も増加するた
め、配線構造が複雑になり組付作業が煩雑化するという
問題もあった。
【0006】一方、使用する色種類の増加は積層される
表示部42,43,44の多段化を招き、装置41全体
が大型化するため、取扱時に他の物が引っ掛かったりし
て装置41を破損し易いという問題もあった。
【0007】そこで、本発明では各発光半導体素子の固
有発光色以外の任意の発光色による発光表示の実現を第
一の目的とした。又、一つのユニット化された発光表示
体にて容易に多色発光表示が行えることを第二の目的と
した。さらに、発光表示装置全体のコンパクト化と取扱
時等における装置破損の防止を第三の目的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記第一の目的を達成す
るため、請求項1の発明は発光色の異なる少なくとも二
種類の発光半導体素子を結合して一個の発光体ユニット
に構成した。
【0009】又、前記第一及び第二の目的を達成するた
め、請求項2の発明は前記請求項1の発明において各発
光半導体素子を一種類毎に又は複数種類毎に選択発光可
能に結線した。
【0010】又、同じく、請求項3の発明は前記請求項
2の発明において各発光半導体素子は、アノード側又は
カソード側のいずれか一方が当該発光半導体素子の種類
毎にそれぞれ結線され、アノード側又はカソード側のい
ずれか他方が他の種類の発光半導体素子と共通結線され
ている構成とした。
【0011】さらに、前記第一乃至第三の目的を達成す
るため、請求項4の発明は前記請求項2又は請求項3に
記載の発光表示体を絶縁基体上に実装し、同絶縁基体を
外部から内部を視認可能な一つの表示部内に収納した。
【0012】又、同じく、請求項5の発明は前記請求項
4の発明において表示部は機器本体上に立設可能な可撓
性を有する支持部材の上端部に設けられている構成とし
た。又、同じく、請求項6の発明は前記請求項5の発明
において絶縁基体は発光表示体が散点的に複数個実装さ
れたフレキシブル基板であり、前記発光表示体が外面側
となるよう折曲げられて前記表示部内に収納されている
構成とした。
【0013】
【作用】即ち、請求項1の発明では発光色の異なる複数
種類の発光半導体素子を同時に発光させると、各発光半
導体素子毎の固有発光色が合成された任意の一つの合成
発光色にて発光表示がなされる。
【0014】又、請求項2の発明では各発光半導体素子
毎の固有発光色による発光表示と複数種類の固有発光色
が合成された任意の合成発光色による発光表示とが選択
的になされる。
【0015】さらに、請求項3の発明ではアノード側又
はカソード側のいずれかにおける共通結線によって、リ
ード線の配線構造が簡略化される。一方、請求項4の発
明では一つの発光表示体にて発光色が異なる複数種類の
発光表示がなされるため、かかる発光表示体を収納する
表示部が一つあればよい。
【0016】又、請求項5の発明では装置本体に外部か
ら物が当たった場合にも支持部材が弾性変形してその衝
撃力が吸収緩和される。さらに、請求項6の発明ではフ
レキシブル基板を折曲げ変形すると、基板上に平面配置
されている複数の発光表示体が表示部内にて複数方向に
向け立体配置される。
【0017】
【実施例】以下、本発明を人工腎臓透析装置の発光表示
装置に具体化した実施例を図1〜図5に従って説明す
る。
【0018】図1に示すように、発光表示装置1は円筒
状をなす支持部材2と同支持部材2の下端に装着された
外部接続端子3及び同支持部材2の上端に装着された表
示部4とから構成されている。まず、支持部材2につい
て説明する。
【0019】図2に示すように、前記支持部材2は円筒
状をなす外装材5と同外装材5により被覆されるコイル
スプリング6と同コイルスプリング6を介して連結され
る上部支持筒7及び下部支持筒8とから構成されてい
る。外装材5はシリコン樹脂からなる可撓性を有する熱
収縮チューブであり、同外装材5の内径と前記コイルス
プリング6のコイル外径とはほぼ同一に設定されてい
る。又、図2に示すように、外装材5はコイルスプリン
グ6よりも長尺に形成されており、同外装材5の下端部
は前記下部支持筒8の後述する中径部18外周面を被覆
するようになっている。そして、外装材5の内周面に沿
って前記コイルスプリング6は挿入配置されており、外
装材5の外周面に対し外部応力が加わったときにはその
応力を受けて外装材5とコイルスプリング6が共に弾性
変形するようになっている。なお、前記外装材5の材質
は可撓性を有するものであれば、ゴム、塩化ビニール樹
脂など他の素材を用いることも可能である。又、コイル
スプリング6の巻ピッチは上端部及び下端部の巻ピッチ
に比して央部における巻ピッチの幅を材料節約のため大
きくすることも可能である。
【0020】前記上部支持筒7は合成樹脂材からなり、
その外周面には段差9が形成されている。そして、同段
差9を境として、下側が前記コイルスプリング6の内径
とほぼ同一外径の小径部10とされ、上側が前記外装材
5の外径とほぼ同一外径の大径部11とされている。前
記小径部10の外周面には前記コイルスプリング6の上
端部の巻ピッチに対応したピッチ幅の雄ねじ部12が螺
刻され、同雄ねじ部12に対し前記コイルスプリング6
の上端部が螺合されている。又、同コイルスプリング6
を被覆する前記外装材5の上端面が前記段差9の下面に
当接している。一方、前記大径部11の内周面には支持
段差13が形成されるとともに、同支持段差13よりも
上方側の内周面には環状をなす凹条14が形成されてい
る。
【0021】前記下部支持筒8は合成樹脂材からなり、
その外周面には上部段差15と下部段差16が形成され
ている。そして、上部段差15よりも上側が前記コイル
スプリング6の内径とほぼ同一外径の小径部17とさ
れ、上部段差15と下部段差16との間が前記コイルス
プリング6の外径及び外装材5の内径とほぼ同一外径の
中径部18とされている。又、下部段差16よりも下側
が前記外装材5の外径とほぼ同一外径の大径部19とさ
れている。前記小径部17の外周面には前記コイルスプ
リング6の下端部の巻ピッチに対応したピッチ幅の雄ね
じ部20が螺刻され、同雄ねじ部20に対し前記コイル
スプリング6の下端部が螺合されている。又、中径部1
8の外周面には前述した外装材5の下端部が被覆され、
同外装材5の下端面が前記下部段差16の上面に当接し
ている。一方、大径部19の内周面下部には雌ねじ部2
1が螺刻されている。なお、前記上部支持筒7及び下部
支持筒8の材質はアルミニウム製、鋼製などある程度の
剛性を有するものならば他の素材を使用してもよい。
【0022】前記外部接続端子3は三極プラグであり、
図示しない人工腎臓透析装置の機器本体上の端子挿入口
に挿脱されるジャック部22と、前記下部支持筒8の下
端部に螺入される装着部23とから構成されている。装
着部23の外周面には前記下部支持筒8の大径部19内
周面に螺刻された雌ねじ部21に螺合する雄ねじ部24
が螺刻されている。又、前記装着部23の上面にはジャ
ック部22の各極に対応する三本のリード端子が突設さ
れており、各リード端子に対し前記コイルスプリング6
と上下両支持筒7,8内を通して配線された図示しない
三本のリード線がそれぞれ接続されている。
【0023】前記表示部4は略円筒状をなすレンズ体2
5と同レンズ体25の上端部に被蓋されるレンズキャッ
プ26とから構成されている。同レンズキャップ26と
前記レンズ体25は透明なアクリル樹脂からなり、レン
ズ体25の外周面下部には段差27が形成されている。
そして、同段差27よりも下側が前記上部支持筒7の大
径部11内に嵌入される嵌着部28とされ、前記段差2
7よりも上側が前記上部支持筒7の大径部11外径とほ
ぼ同一外径の表示筒部29とされている。
【0024】前記レンズ体25の嵌着部28外周面には
前記上部支持筒7の大径部19内周面に凹設された凹条
14に対応する環状の凹条30が形成されている。そし
て、前記上部支持筒7の大径部11内へレンズ体25の
嵌着部28を嵌入するときには前記両凹条14,30間
に形成されるスペース内にシリコン接着剤が充填される
ようになっている。又、前記レンズ体23の表示筒部2
9外周面には環状をなす複数本(この実施例で10本)
のダイアカットが施されている。一方、前記表示筒部2
9の内周面には図3に示すように互いに両側端にて連続
する五つの凹部31が形成されている。なお、前記レン
ズ体25及びレンズキャップ26の材質は透明なもので
あればメタクリル樹脂やガラスなど他の素材を使用して
もよい。
【0025】図2及び図3に示すように、前記レンズ体
25の内部には前記外部接続端子3及び図示しないリー
ド線を介して機器本体内から送信される電気信号を受け
て機器本体の運転状況等を色別に発光表示するための発
光源32が収納されている。以下、この発光源32につ
いて説明する。
【0026】図4に示すように、前記発光源32は絶縁
基体としてのフレキシブル基板33と同基板33上に実
装される発光表示体D1〜D20及び抵抗体R1〜R8
とから構成されている。
【0027】前記フレキシブル基板33は二枚のポリイ
ミドフィルムの間に銅箔を挟んだ構成となっており、表
面側のフィルム上には図4に示すように、20個の発光
表示体D1〜D20が横4列及び縦5列となるよう実装
されている。又、同じくフィルム上には前記発光表示体
D1〜D20の各横列に対応して抵抗体R1〜R8が2
個ずつ実装されている。そして、前記フレキシブル基板
33を略筒形に折曲げ可能な五本の折り目線34が前記
発光表示体D1〜D20の各縦列間及び抵抗体R1〜R
8との間に上下方向へ形成されている。従って、発光源
32はフレキシブル基板33を前記各折り目線34にて
各発光表示体D1〜D20が前記各凹部31と対応する
よう折曲げられた状態で表示筒部29内に収納されるよ
うになっている。その際、折曲げられた発光源32は図
2に示すようにフレキシブル基板33の下端が上部支持
筒7内周面の支持段差13に当接した状態で支持され
る。なお、フレキシブル基板33の材質としては絶縁性
及び柔軟性を有する基板材料であればポリエステルフィ
ルムなど他の素材を使用してもよい。
【0028】前記発光表示体D1〜D20は互いに発光
色の異なる二種類の発光半導体素子(以下「LED」と
いう)35,36がアクリル樹脂製のパッケージ37に
て結合され、一個の発光体としてユニット化されてい
る。前記両LED35,36は共にガリウム燐(Ga
P)を構成元素とする化合物半導体であり、第一のLE
D35は発光色が緑色となるよう構成され、第二のLE
D36は発光色が赤色となるよう構成されている。又、
各LED35,36毎にアノード側及びカソード側の各
端子38,39が前記パッケージ37の側面から引き出
されている。そして、各端子38,39は前記フレキシ
ブル基板33の表面側フィルムに形成された図示しない
スルーホールを通って表裏両フィルム間に挟まれた銅箔
上のプリント回路に接続されている。又、前記各抵抗体
R1〜R8も同様に前記銅箔上のプリント回路に接続さ
れている。
【0029】前記フレキシブル基板33の銅箔上には前
記各発光表示体D1〜D20と各抵抗体R1〜R8を接
続するためのプリント回路が図5に示すように形成され
ている。即ち、各発光表示体D1〜D20は各横列毎に
第一のLED35の配線路と第二のLED36の配線路
が別配線とされている。そして、第一のLED35の配
線路には抵抗体R2,R4,R6,R8が接続され、第
二のLED36の配線路には抵抗体R1,R3,R5,
R7が接続されている。
【0030】又、図5に示すように、前記銅箔上のプリ
ント回路は第一のLED35の配線路と第二のLED3
6の配線路の各アノード側が共通結線されている。一
方、前記両LED35,36の配線路は各カソード側が
それぞれ独自に結線されている。そして、前記アノード
側の共通結線されたリード端子(図5において+)には
前記外部接続端子3から各支持筒7,8等の内部を通っ
て導かれた三本のリード線のうちの一本が接続されてい
る。又、カソード側の二つのリード端子(図5において
GとR)には他の二本のリード線がそれぞれ接続されて
いる。そして、前記第一のLED35の配線路のみが閉
路されたときには第一のLED35のみが緑色発光する
ようになっている。又、前記第二のLED36の配線路
のみが閉路されたときには第二のLED36のみが赤色
発光し、前記両LED35,36の各配線路が閉路され
たときには両LED35,36が共に発光するようにな
っている。
【0031】次に、以上のように構成された発光表示装
置1についてその作用を説明する。図1に示すように、
発光表示装置1は一個の独立した部材構成であるため、
人工腎臓透析装置の機器本体に装着する前は、発光表示
装置1単体として機器本体とは別個に保管収納される。
そのため、機器本体の不使用時には発光表示装置1を取
外しておくことにより、装置1を機器本体上から撤去で
き不用意に物が当たって発光表示装置1が破損するおそ
れを回避できる。そして、機器本体上の図示しない端子
挿入口に外部接続端子3を挿入すると、発光表示装置1
は機器本体上に立設支持され、その表示部4にて機器本
体の使用状況等を発光表示可能とされる。
【0032】さて、いま発光表示装置1が機器本体上の
端子挿入口に挿入された状態において、機器本体の主電
源がOFFのときには前記表示部4の発光表示体32に
電気信号が送られることもなく、発光表示体32が発光
表示することはない。一方、前記主電源がON操作され
ると外部接続端子3及びリード線を介して表示部4内の
発光源32に所定の電気信号が送られる。
【0033】そして、機器本体の正常運転中は機器本体
内部に設けられた図示しないスイッチ機構が制御され前
記第一のLED35の配線路のみが閉路される。そのた
め、前記発光源32の各発光表示体D1〜D20は第一
のLED35のみが通電され、発光表示体D1〜D20
は緑色に発光する。従って、この発光体表示体D1〜D
20の緑色発光により表示部4からは正常運転中を示す
緑色の発光表示がなされるので、機器本体が正常運転中
であることを発光表示装置1により視認することができ
る。
【0034】次に、機器本体の運転が終了すると前記ス
イッチ機構の制御により前記第一のLED35の配線路
と第二のLED36の配線路が共に閉路される。そのた
め、前記発光源32の各発光表示体D1〜D20は第一
のLED35及び第二のLED36が共に通電され、発
光表示体D1〜D20は第一のLED35による緑色発
光色と第二のLED36による赤色発光色が合成され
る。即ち、緑色の発光色と赤色の発光色が合成されて各
発光表示体D1〜D20は橙色に発光する。従って、こ
の発光表示体D1〜D20の橙色発光により表示部4か
らは運転終了を示す橙色の発光表示がなされるので、機
器本体の運転が終了したことを発光表示装置1により視
認することができる。
【0035】一方、機器本体に異常が発生したときには
前記スイッチ機構の制御により前記第二のLED36の
配線路のみが閉路される。そのため、前記発光源32の
各発光表示体D1〜D20は第二のLED36のみが通
電され、発光表示体D1〜D20は赤色に発光する。従
って、この発光表示体D1〜D20の赤色発光により表
示部4からは異常発生を示す赤色の発光表示がなされる
ので、機器本体に異常が発生したことを発光表示装置1
により視認することができる。
【0036】このように、この実施例においては緑色発
光する第一のLED35と赤色発光する第二のLED3
6とを同時に発光させると、各発光表示体D1〜D20
は両発光色が合成された橙色に発光する。従って、この
実施例の発光表示体D1〜D20によれば発光色の異な
る複数種類のLEDをユニット化することにより、各L
ED35,36に固有の発光色以外の任意の発光色によ
る発光表示を実現することができる。
【0037】又、第一のLED35及び第二のLED3
6の各配線路を開閉路制御することにより、各LED3
5,36に固有の発光色による発光状態と両LED3
5,36の合成発光色による発光状態とが選択的に実現
される。即ち、緑色発光又は赤色発光をする二種類のL
ED35,36にて緑色発光と赤色発光及び橙色発光と
いう三種類の発光表示を実現できる。従って、三種類の
発光色表示に必要とされるLEDの部材点数が第一及び
第二のLED35,36という二つだけで済み、その
分、発光表示体D1〜D20のコスト低減を図ることが
できる。
【0038】さらに、この実施例では第一のLED35
の配線路と第二のLED36の配線路の各アソード側が
共通結線されているため、その分だけ配線本数が減少す
る。従って、配線構造が簡略化されリード線の接続作業
なども簡単に行えるので、配線コスト及び組付コストが
少なくなりコスト低減により一層貢献できる。
【0039】一方、三種類の発光色表示を行なうため上
・中・下三段の表示部42,43,44を積層していた
従来とは異なり、この実施例の発光表示装置1によれば
前記発光源32が収納された一つの表示部4を設けるだ
けで済む。即ち、当該一つの表示部4内に収納された発
光源32のユニット化された発光表示体D1〜D20に
より緑色と橙色及び赤色の各発光色表示が実現される。
従って、多色発光表示を実現する際のコスト低減が図れ
るのみならず、発光表示装置1全体のコンパクト化をも
実現でき、機器本体上に立設したときに他の物が当たっ
て装置1を破損するおそれを少なくすることができる。
【0040】しかも、発光表示装置1の上端側に外部か
ら物が当たった場合には、支持部材2の央部を構成する
外装材5とコイルスプリング6が弾性変形してその衝撃
力を吸収緩和するので、発光表示装置1の損傷を防止す
ることができる。
【0041】さらに、フレキシブル基板33を折曲げる
ことにより表示筒部29内の狭いスペースに対しても簡
単に発光源32を装着することができるので、発光表示
装置1の組付作業が一層容易になる。
【0042】なお、本発明は前記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、以下のように変更して実施すること
も可能である。即ち、前記実施例では支持部材2を外装
材5及びコイルスプリング6等からなる複数部材にて構
成したが、支持部材2は可撓性を有するゴム材にて筒状
に一体成形してもよい。このような構成とすれば、部材
点数を少なくできるとともに、発光表示装置1の組付作
業が簡略化される。
【0043】又、外装材5とコイルスプリング6及び下
部支持筒8を省略して外部接続端子3のみにて支持部材
2を構成し、外部接続端子3の装着部23を上部支持筒
7の下端に直接挿入止着するようにしてもよい。このよ
うな構成とすれば、より一層部材点数を少なくできると
共に、発光表示装置1をより一層コンパクト化すること
ができる。
【0044】又、外部接続端子3を省略して支持部材2
の下部支持筒8を機器本体の上面に立設固定し、機器本
体内からのリード線を外部接続端子3を介することなく
表示部3内の発光源32に導いてもよい。このような構
成としても支持部材2の弾性変形作用により装置1の損
傷防止効果は保持される。
【0045】さらに、支持部材2全体を省略して発光源
32が内蔵された表示部4のみを機器本体の表面上に設
け、機器本体内から導出した各リード線を前記発光源3
2の各発光表示体D1〜D20に接続するようにしても
よい。このような構成とすれば発光表示装置1の機器本
体表面上からの突出量が少なくなるので、物が引っ掛か
ったりして装置1が破損するおそれをなくすことができ
る。
【0046】又、表示部3はレンズ体25とレンズキャ
ップ26を一体化し有底の透明筒体にて構成してもよ
い。このような構成とすれば、部材点数が少なくなると
共に、組付作業が簡略化される。又、表示筒部29外周
面のダイアカット及び表示筒部29内周面の凹部31を
形成せず、製作コストの低減を図ることも可能である。
さらに、表示筒部29の上部支持筒7に対する嵌着接合
は樹脂接着によらず、両内外周面間にねじ部を螺刻して
螺合し合う構成としてもよい。このような構成とすれ
ば、接着剤が不要になると共に、表示筒部29の表面に
接着剤が付着する等ということがなくなる。
【0047】一方、発光源32については絶縁基体をフ
レキシブル基板33に代えて表示部4内に収納可能な他
の絶縁基体にて構成してもよい。又、フレキシブル基板
33上に実装される発光表示体D1〜D20の数量は輝
度調節の観点から任意の数量を選択可能である。さら
に、この実施例では発光表示体D1〜D20の両LED
35,36について、アノード側を共通結線しカソード
側を別々に結線したが、カソード側を共通結線しアソー
ド側を別々に結線するようにしてもよい。又、両LED
35,36についてアノード側及びカソード側のそれぞ
れについて別々に結線してもよい。
【0048】又、発光表示体ユニットD1〜D20を構
成する各LEDの色種類及び数量は二つ以上であれば任
意の色種類・数量を採用可能である。従って、発光表示
色として予定する色種類が多ければ、LEDの組合せ種
類を多くすればよく、又、各種類毎にLEDの数量に多
小はあってもよい。
【0049】さらに、本実施例では人工腎臓透析装置の
発光表示装置について具体化したが、機器運転中におい
て運転状況の変化及び異常発生の有無の表示が望まれる
各種制御装置等に適用することも可能である。
【0050】次に前記実施例及び変更実施例から把握さ
れる技術的思想のうち請求項に記載した以外の技術的思
想をその作用効果と共に記載する。 (イ)緑色発光するLEDと赤色発光するLED及び青
色発光するLEDを結合して一個の発光体ユニットを構
成した発光表示体。このような構成とすれば、光の三原
色を発光する三つのLEDにてフルカラー発光表示が可
能とされる。 (ロ)請求項4において、表示部は機器本体の正面に面
一状態に設けられている発光表示装置。このような構成
とすれば、機器本体の正面から表示部の発光表示状態を
視認できると共に、当該表示部は機器本体の表面から全
く突出していないので、機器本体を狭いスペース内へ移
動収納する際にも発光表示装置が破損するおそれはな
い。 (ハ)請求項6において、表示部の内周面に各発光表示
体が対向配置される凹部を形成した発光表示装置。この
ような構成とすれば、表示部内において各発光表示体が
位置ずれすることなく安定収納される。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、各発光半導体
素子に固有の発光色以外の任意の発光色による発光表示
を実現できる。
【0052】請求項2の発明によれば、必要最低限の少
ない発光半導体素子を結合してなる一つのユニット化さ
れた発光表示体により多色発光表示を実現できる。請求
項3の発明によれば、さらに配線コストの低減を図れる
と共に組付作業の簡略化を図ることができる。
【0053】請求項4の発明によれば、多色発光可能な
発光表示体を収納した表示部が一つだけで済むため、装
置全体のコンパクト化を図ることができる。請求項5の
発明によれば、支持部材の弾性変形によって衝撃力を吸
収緩和でき装置破損の防止を図ることができる。
【0054】請求項6の発明によれば、フレキシブル基
板を折曲げ収納することによって、表示部の小型化にも
対応でき、より一層装置のコンパクト化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る発光表示装置の正面図である。
【図2】 同じく、その縦断面図である。
【図3】 図2のA−A線断面図である。
【図4】 発光源の展開状態を示す平面図である。
【図5】 同じく、そのプリント回路図である。
【図6】 従来技術の機器本体上への装着状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1…発光表示装置、2…支持部材、4…表示部、33…
絶縁基体としてのフレキシブル基板、35…第一の発光
半導体素子(LED)、36…第二の発光半導体素子
(LED)、D1〜D20…発光表示体。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光色の異なる少なくとも二種類の発光
    半導体素子を結合して一個の発光体ユニットに構成した
    発光表示体。
  2. 【請求項2】 前記各発光半導体素子は一種類毎に又は
    複数種類毎に選択発光可能に結線されている請求項1に
    記載の発光表示体。
  3. 【請求項3】 前記各発光半導体素子は、アノード側又
    はカソード側のいずれか一方が当該発光半導体素子の種
    類毎にそれぞれ結線され、アノード側又はカソード側の
    いずれか他方が他の種類の発光半導体素子と共通結線さ
    れている請求項2に記載の発光表示体。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の発光表示
    体を絶縁基体上に実装し、同絶縁基体を外部から内部を
    視認可能な一つの表示部内に収納した発光表示装置。
  5. 【請求項5】 前記表示部は機器本体上に立設可能な可
    撓性を有する支持部材の上端部に設けられている請求項
    4に記載の発光表示装置。
  6. 【請求項6】 前記絶縁基体は発光表示体が散点的に複
    数個実装されたフレキシブル基板であり、前記発光表示
    体が外面側となるよう折曲げられて前記表示部内に収納
    されている請求項5に記載の発光表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7385574B1 (en) 1995-12-29 2008-06-10 Cree, Inc. True color flat panel display module
JP2010153078A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Nippon Signal Co Ltd:The Led照明灯及び製造方法
JP2015523604A (ja) * 2012-07-18 2015-08-13 ジースマット カンパニー リミテッドG−Smatt Co., Ltd 透明電光板およびその製造方法

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