JPH07282538A - 信号処理方式及び装置 - Google Patents

信号処理方式及び装置

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Publication number
JPH07282538A
JPH07282538A JP6731294A JP6731294A JPH07282538A JP H07282538 A JPH07282538 A JP H07282538A JP 6731294 A JP6731294 A JP 6731294A JP 6731294 A JP6731294 A JP 6731294A JP H07282538 A JPH07282538 A JP H07282538A
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JP
Japan
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bit
redundant bit
redundant
bits
transmission rate
Prior art date
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Application number
JP6731294A
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English (en)
Inventor
Keizo Nishimura
恵造 西村
Tadashi Otsubo
匡 大坪
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な回路構成で、伝送容量のより高い伝送
路でそれより低い容量の信号を、情報内容を保持したま
ま、伝送あるいは記録再生できるようにする。 【構成】 制御回路4の制御のもとに、データバッファ
3において、48kHzのサンプル周波数のディジタル
オーディオ信号aが、これより1.001倍の48.0
48kHzのサンプル周波数のディジタルオーディオ信
号cに変換され、セレクタ6により、その1000サン
プルデータ毎に1サンプルデータ分の所定ビットパター
ンの冗長ビットR1が付加される。このディジタルオー
ディオ信号は記録再生され、冗長ビット検出回路9で再
生されたディジタルオーディオ信号gから冗長ビットR
1が検出される。制御回路10はこの検出結果に基づい
てデータバッファ11を制御し、再生されたディジタル
オーディオ信号gから冗長ビットR1を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル情報信号の
伝送または記録再生方式及び装置に係り、特に、ディジ
タルオーディオ信号をディジタルビデオ信号とともに記
録再生する際に、ディジタルビデオ信号のサンプリング
レートが変っても、ディジタルオーディオ信号のサンプ
リングレートを一定に保つのに好適な信号処理方式及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルオーディオ信号をディジタル
ビデオ信号とともに記録再生する装置として、例えば、
D−2方式のVTR(以下、D−2VTRという)があ
る。このD−2VTRでは、ディジタルビデオ信号に同
期してディジタルオーディオ信号を記録するようにして
おり、NTSC方式のD−2VTRでは、ディジタルビ
デオ信号の垂直走査周波数59.94Hzにディジタル
オーディオ信号のサンプリングクロック48kHzが同
期したフォーマットとなっている。
【0003】一方、ハイビジョン信号をディジタル記録
する1インチオープンリールテープのディジタルVTR
では、ディジタルビデオ信号の垂直走査周波数60Hz
に対し、これに同期したディジタルオーディオ信号のサ
ンプリング周波数48kHzが用いられている。
【0004】ところで、例えば、画像圧縮などの手段を
用いてハイビジョン信号をNTSC方式のディジタルビ
デオ信号程度の伝送レートに変換し、D−2VTRに記
録することが考えられる。そのような場合には、ディジ
タルビデオ信号の垂直走査周波数を60Hzとして記録
すると、特殊再生などを行なうのに都合がよい。そのた
めには、D−2VTRが60Hzの垂直走査周波数に同
期して動作するようにすればよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにすると、D−2VTRでは、ディジタルビデオ信号
が記録されるヘリカルトラックの延長上に、ディジタル
ビデオ信号と一定の比率を保って、ディジタルオーディ
オ信号が記録されるフォーマットとなっているため、そ
のままでは、ディジタルオーディオ信号の記録サンプリ
ング周波数は、48kHzではなく、48.048kH
zとなってしまって不都合が生じる。
【0006】このような問題を解決するためには、従来
はDSPなどを用いたサンプリング周波数変換が行われ
ていた。この方式によれば、原理的には、任意のサンプ
リング周波数間で変換が可能であるので、上記のような
不都合は生じないが、その代わり、サンプリング周波数
変換にかなりの規模の処理回路が必要である。
【0007】また、サンプリング周波数の変換処理を行
なう演算で有限のビット数の演算回路を用いる関係上、
ビットの丸め誤差が生じ、このため、伝送または記録再
生を繰り返した場合、元のディジタル情報信号が完全に
保存されないで歪みが発生するという問題もある。
【0008】本発明の目的は、かかる問題を解消し、簡
単な回路構成でもって、伝送容量のより高い伝送路でそ
れより低い容量の信号を完全に伝送できるようにするこ
とである。例えば垂直走査周波数59.94Hzで動作
するように設計されたNTSC方式のD−2VTRを6
0Hzの垂直走査周波数に同期して動作するようにした
場合でも、48.048kHzサンプリングの信号記録
容量を持つにもかかわらず48kHzサンプリングのデ
ィジタルオーディオ信号を、大規模な信号処理回路を用
いることなく記録再生可能とすることである。
【0009】本発明の他の目的は、上記のように例えば
48.048kHzサンプリングの信号記録容量を持つ
記録装置で、48kHzサンプリングのディジタルオー
ディオ信号を記録し、これをそのまま48.048kH
zサンプリングで再生しても、重大な異常音が発生しな
いような信号処理方式及び信号処理装置を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第1の伝送速度で入力されるディジタル
情報信号を該第1の伝送速度より大きい第2の伝送速度
で伝送または記録再生し、再び該第1の伝送速度で出力
するに際し、該第1の伝送速度と該第2の伝送速度との
整数比がR1:R2のとき、該第1の伝送速度のディジ
タル情報信号のR1×nビット(但し、nは正の整数)
毎に、(R2−R1)×nビットの所定の規則に基づく
冗長ビットを挿入して該第2の伝送速度のディジタル情
報信号とし、これを、伝送または記録再生後、該冗長ビ
ットを検出除去して再び該第1の伝送速度のディジタル
情報信号に戻す。
【0011】
【作用】第1の伝送速度のディジタル信号のR1×nビ
ットは第2の伝送速度のディジタル信号でのR2×nビ
ットに対応することになり、(R2−R1)×nビット
増加する。従って、第2の伝送速度のディジタル信号で
のR2×nビットを単位周期とすると、この単位周期の
うちのR1×nビットを第1の伝送速度のディジタル信
号のR1×nビットに割り当てると、残りの(R2−R
1)×nビットは第1の伝送速度のディジタル信号のサ
ンプルデータには使用されないことになる。そこで、こ
の残りの(R2−R1)×nビットを冗長ビットに割り
当て、この部分に冗長ビットを挿入することにより、も
との第1の伝送速度のディジタル信号の情報内容を全く
変化させることなく、このディジタル信号が第2の伝送
速度のディジタル信号に変換されることになる。
【0012】一方、受信または再生時には、上記のよう
に周期的に挿入された冗長ビットを除去することによ
り、容易にかつ完全に元の第1の伝送速度のディジタル
信号に戻すことができる。
【0013】例えば、垂直走査周波数59.94Hzの
ディジタルビデオ信号に同期して動作するように設計さ
れたNTSC方式のD−2VTRを60Hzの垂直走査
周波数に同期して動作するように改造し、これに画像圧
縮などの手法によりディジタルビデオ信号の伝送レート
をNTSC信号程度に下げたハイビジョン信号をディジ
タルオーディオ信号とともに記録する場合、ディジタル
オーディオ信号の入力伝送速度(第1の伝送速度)とV
TRに記録される伝送速度(第2の伝送速度)との比は
1000:1001となる。
【0014】このような場合には、入力されたディジタ
ルオーディオ信号の1000ビット毎に1ビットの冗長
ビットを挿入する。勿論、入力ディジタルオーディオ信
号の2000ビット毎に2ビットの冗長ビットを挿入し
ても、同様の伝送速度の比が得られ、さらに、例えば、
かかるディジタルオーディオ信号の量子化ビット数が2
0ビットの場合には、20000ビット毎に20ビット
の冗長ビットを挿入してもよく、信号処理に都合がよ
い。
【0015】挿入する冗長ビットとしては、所定の固定
ビットパターンあるいは挿入位置直前のディジタル信号
の所定のビット数のデータと予め定められた所定の関係
にあるビットパターンとすると都合がよい。
【0016】挿入した冗長ビットが固定ビットパターン
の場合には、一般に行なわれる同期検出保護の手法によ
り、符号誤りがある場合にも、その挿入位置が検出でき
るので、この冗長ビットを容易に除去することができ
る。この場合、冗長ビットとしての固定ビットパターン
は、伝送路に符号誤りが生じても正しく検出できるし、
情報符号との弁別ができて、時間弁別が行なえるビット
パターンが適している。このようなビットパターンとし
ては、バーカー符号やM系列符号などがある(金子尚志
著「PCM通信の技術」産報出版、111ページ参照)
が、本発明のように周期的に冗長ビットを挿入する場合
には、比較的短いビットパターンでも、安定に冗長ビッ
トの挿入位置を検出することができる。
【0017】一方、挿入した冗長ビットが、ディジタル
信号での冗長ビット挿入位置直前の(R2−R1)×n
ビットのデータと予め定められた所定の関係にあるビッ
トパターンの場合であって、その所定の関係がその冗長
ビット挿入位置直前の繰り返しパターン、即ち、挿入位
置直前の(R2−R1)×nビットと同一のビットパタ
ーンである場合には、(R2−R1)×nビット離れた
2つのビットの排他的論理和を逐次演算することによ
り、その排他的論理和出力ビット列に(R2−R1)×
nビット連続0のビットパターンが所定の周期で現われ
ることになり、これを、上記固定ビットパターンの場合
と同様に、同期検出保護の手法によって検出することに
より、上記挿入位置がわかるので、やはり容易に冗長ビ
ットを除去することができる。
【0018】この場合、冗長ビット数がディジタルオー
ディオ信号の量子化ビット数に一致しており、その挿入
位置がディジタルオーディオ信号のサンプルデータの切
れ目であると、丁度前値保持しているのと同様の信号と
なるため、冗長ビットを除去しないまま再生出力して
も、重大なショック音を発生することがない。
【0019】同様に、ディジタルオーディオ信号の量子
化ビット数がnである場合には、挿入する(R2−R
1)×nビットの冗長ビットの上記所定の関係をその直
前の繰り返しビットパターン、即ち、挿入位置直前のn
ビットを(R2−R1)回繰り返したビットパターンと
することにより、nビット離れた2ビットの排他的論理
和を逐次演算すると、その排他的論理和出力ビット列に
(R2−R1)×nビット連続0のパターンが所定の周
期で現われる。これを、上記固定ビットパターンの場合
と同様に、同期検出保護の手法により検出することによ
り、冗長ビットの挿入位置がわかるので、やはりそれを
容易に除去することができる。
【0020】この場合にも、その挿入位置がディジタル
オーディオ信号のサンプルデータの切れ目であると、丁
度前値保持しているのと同様の信号となるため、冗長ビ
ットを除去しないまま再生出力しても、重大なショック
音を発生することがない。
【0021】また、挿入した冗長ビットが、挿入位置直
前の(R2−R1)×nビットのディジタル信号に所定
の演算を行なって得たビットパターンである場合には、
逆演算を行なうことにより、冗長ビットの挿入位置を検
出することができる。例えば、その所定の演算が予め定
めた(R2−R1)×nビットの固定ビットパターンと
の排他的論理和である場合には、(R2−R1)×nビ
ット離れた2ビットの排他的論理和を逐次演算すると、
その排他的論理和出力ビット列に(R2−R1)×nビ
ットの固定ビットパターンが所定の周期で現われるの
で、これを、同期検出保護の手法により、検出すること
によって冗長ビットの挿入位置がわかり、やはりそれを
容易に除去することができる。
【0022】なお、演算としては、このほかにも加算、
減算、乗算、除算や、これらの組み合わせを用いること
ができる。但し、桁溢れに対する対応を考慮しておく必
要がある。これらいずれの場合においても、固定ビット
パターンを選ぶことにより、冗長ビットの挿入位置の検
出精度を上げたり、冗長ビットを除去しない場合でも重
大なショック音を発生しないようにすることができる。
【0023】同様に、ディジタルオーディオ信号の量子
化ビット数がnである場合には、挿入する(R2−R
1)×nビットの冗長ビットパターンをその直前のnビ
ットのディジタル信号に所定の演算を行なって得たnビ
ットのパターンを(R2−R1)回繰り返したパターン
とすることができる。この場合も、前述の場合と同様、
所定の逆演算を行なうことにより、冗長ビットの挿入位
置を検出することができるが、さらに、nビット離れた
2ビットの排他的論理和を逐次演算すると、その排他的
論理和出力ビット列に(R2−R1)×(n−1)ビッ
ト連続の0パターンが所定の周期で現われるので、これ
を同期検出保護の手法により検出すれば、冗長ビットの
挿入位置がわかるので、やはりそれを容易に除去するこ
とができ、また、挿入位置の検出精度がさらに向上する
ことになる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。なお、本発明は信号伝送または記録再生のいずれに
も適用できるが、以下に説明する実施例は記録再生装置
としている。但し、夫々の実施例では、記録再生部分や
記録媒体などは本発明の本質とは関係ないものとして説
明を省略し、また、図面上では、記録系での信号処理部
の出力と再生系の信号処理部の入力が直接直接接続され
ているように図示している。
【0025】また、以下の実施例では、本発明を例え
ば、画像圧縮手段などによってハイビジョン信号をNT
SC方式のディジタルビデオ信号程度の伝送レートに変
換し、一例としてD−2VTRに代表されるディジタル
VTRに垂直走査周波数60Hzのディジタルビデオ信
号として記録する場合、このディジタルVTRが60H
zの垂直走査周波数に同期して動作するようにしてもデ
ィジタルオーディオ信号記録が不都合なく行なえるよう
に、48kHzの周波数でサンプリングしたディジタル
オーディオ信号を48.048kHzのサンプリング周
波数と同等に変換して記録し、再生時に元の48kHz
のサンプリング周波数に戻して出力する記録再生装置に
適用したものとして説明する。
【0026】さらに、ディジタルオーディオ信号の量子
化ビット数は16ビットとする。これは、上記のR1,
R2,nを夫々、R1=1000、R2=1001、n
=16とした場合に相当する。説明の便宜上、ディジタ
ルオーディオ信号は既にディジタル化されて量子化され
たサンプルデータの列として入力され、ディジタル化さ
れたままで出力されるものとして説明するが、A/D変
換器を用いて入力アナログオーディオ信号をディジタル
化し、D/A変換器を用いて出力ディジタルオーディオ
信号をアナログオーディオ信号に変換するようにしても
よい。
【0027】さらに、以下の実施例では、ディジタルオ
ーディオ信号は1チャネルとして説明するが、マルチチ
ャネルのシステムであっても、各チャネル毎に同様の処
理を行なうことができる。また、当然複数チャネルをま
とめて同様の処理をしてもよい。
【0028】勿論、R1,R2,nに上記とは異なる値
を採用するシステムに対しても、本発明は同様に有効で
あることは明らかである。また、以下に説明する実施例
においても、R1,R2として、例えばR1=200
0、R2=2002のように、上記とは異なる値の組合
せを選ぶことができ、その場合でも、以下に説明するの
と同様の動作及び効果が得られるが、最も簡単な整数比
となるR1=1000、R2=1001を選ぶと、冗長
ビットの挿入間隔が一番短く、また、冗長ビットのビッ
ト数も一番少くなるので、装置の単純化に役立つなどの
メリットがある。
【0029】また、挿入する冗長ビットのビット数がデ
ィジタルオーディオ信号の量子化ビット数に一致してい
ると、挿入される信号が1サンプルデータずつであるた
め、冗長ビットを取り除かないで再生出力する場合にお
いても、音質の劣化が少ないなどのメリットがある。
【0030】図1は本発明による信号処理方式及び装置
の一実施例を示すブロック図であって、1はディジタル
オーディオ信号の入力端子、2はクロックの入力端子、
3はデータバッファ、4は制御回路、5は冗長ビット生
成回路、6はセレクタ、7はエンコーダ、8はデコー
ダ、9は冗長ビット検出回路、10は制御回路、11は
データバッファ、12はデータ出力回路、13はディジ
タルオーディオ信号の出力端子、14はクロックの出力
端子である。
【0031】図2は図1における各部の信号を示すタイ
ミングチャートであり、図1の信号に対応する信号には
同一符号を付けている。
【0032】図1及び図2において、入力端子1から入
力されたサンプリング周波数48kHz,量子化ビット
数16ビットのディジタルオーディオ信号aは、FIF
O(ファーストインファーストアウト)動作を行なうデ
ータバッファ3に供給される。ここで、図2(a)はデ
ィジタルオーディオ信号aの一部、即ち、16ビットの
サンプルデータデータD996,D997,D998,
D999,D1000,D1001,D1002,D1
003が配列されている部分を示している。また、入力
端子2からはこのディジタルオーディオ信号aに同期し
た48kHzの周波数のクロックbが入力され、制御回
路4に供給される。この制御回路4からは、この48k
Hzの周波数のクロックbがデータバッファ3の入力ク
ロックとして供給される。データバッファ3では、この
入力クロックにより、ディジタルオーディオ信号aが逐
次取り込まれて記憶される。
【0033】制御回路4には、また、D−2フォーマッ
トのテープへの記録信号処理を行なうエンコーダ7か
ら、VTRを60Hzの垂直走査周波数に同期して動作
したときに記録するディジタルオーディオ信号をディジ
タルビデオ信号に同期させるのに必要なサンプリング周
波数に等しい48.048kHzの周波数のクロックf
が供給される。これら2つのクロックb,fの周波数比
は1000対1001となっている。
【0034】制御回路4は、エンコーダ7からの48.
048kHzの周波数のクロックfに対し、1001ク
ロックに1クロックの割合で間引きを行ない、これをク
ロックdとしてデータバッファ3に供給する。これによ
り、データバッファ3では、クロックbによってディジ
タルオーディオ信号aが取り込まれ、クロックdによっ
て読み出される。このデータバッファ3から出力される
ディジタルオーディオ信号cは、冗長ビット生成回路5
とセレクタ6とに供給される。
【0035】また、制御回路4は、このクロックfの間
引きのタイミングに合わせて、必要に応じて冗長ビット
Rを生成する冗長ビット生成回路5にその直前のデータ
バッファ3の出力を所定数だけ取り込むための取込み信
号を供給する。但し、冗長ビット生成回路5が固定ビッ
トパターンの冗長ビットRを発生する場合には、この取
込み信号は必要ない。
【0036】さらに、同様にして、クロックfの間引き
のタイミングに合わせて、制御回路4は、セレクタ6に
データバッファ3から出力されるディジタルディジタル
オーディオ信号cと冗長ビット生成回路5からの冗長ビ
ットRを切り替えるための切替え信号を供給する。
【0037】以上のクロックdや取込み信号、切換え信
号は、カウンタとゲートなどの組み合わせで簡単に生成
できるので、ここでは、詳しい説明は省略する。
【0038】データバッファ3では、ディジタルオーデ
ィオ信号aがクロックdによって読み出されるのである
が、いま、図2に示すように、データD1000が読み
出されてからクロックdが1つ間引きされたとすると
(間引きされたクロックを破線で示す)、データD10
00の読出し期間がクロックdの2周期分となり、その
後再びデータD1001からクロックdの周期で読み出
される。クロックb,fの周波数比が1000対100
1であることから、かかる間引きはクロックdの100
1周期毎に行なわれ、これにより、クロックdの100
1周期にこれに等しい期間のクロックbの1000周期
分のデータが含まれることになる。従って、データバッ
ファ3から出力されるディジタルオーディオ信号cは、
入力されたディジタルオーディオ信号aと全く同じ情報
を有していることになる。
【0039】一方、冗長ビット生成回路5では、16ビ
ット長の所定ビットパターンの冗長ビットRが生成さ
れ、セレクタ6に供給される。冗長ビットRとしてはい
ろいろのものが考えられるが、ここでは、一番簡単な固
定ビットパターンを例にして説明する。この場合には、
冗長ビット生成回路5は、単純に各ビット毎の電源また
はグランドへのプルアップ、プルダウンで実現できる。
勿論、かかる冗長ビットRは冗長生成回路5から常時出
力されている。
【0040】セレクタ6は制御回路4からの切替え信号
に従って動作し、通常はデータバッファ3からのディジ
タルディジタルオーディオ信号cを選択しているが、ク
ロックdの間引きのタイミングで冗長ビット生成回路5
からの冗長ビットRを選択する。これにより、セレクタ
6から出力されるディジタルオーディオ信号eには、図
2(e)に示すように、クロックdの2周期分となった
データ部分、ここでは、データD1000の部分に冗長
ビットRが付加されることになる。そして、これによ
り、このディジタルオーディオ信号eはサンプリング周
波数が48.048kHzのディジタルディジタルオー
ディオ信号となる。
【0041】セレクタ6から出力されるディジタルオー
ディオ信号eエンコーダ7で誤り訂正符号の付加やデー
タの並び換え(インターリーブ)、ディジタル同期信号
の付加、記録変調など磁気テープなどの記録媒体に記録
するために必要な処理が行なわれ、D−2フォーマット
の記録信号として記録媒体に記録される。
【0042】次に、再生側の動作を説明する。まず、記
録媒体から再生された信号はデコーダ8に供給されて復
調され、エンコーダ7によって付加されたディジタル同
期信号によってデータ同期が行なわれてデータの識別が
行なわれ、次いで、誤り訂正符号によって再生時に生じ
た符号誤りの検出訂正やエンコーダ7とは逆のデータの
並べ換えなどの信号処理を行なれ、サンプリング周波数
が48.048kHzのディジタルディジタルオーディ
オ信号gが出力される。そして、ディジタルディジタル
オーディオ信号gは冗長ビット検出回路9とFIFO動
作をするデータバッファ11とに供給される。また、デ
コーダ8は、このディジタルディジタルオーディオ信号
gに同期した周波数が48.048kHzの復調クロッ
クhを発生し、冗長ビット検出回路9と制御回路10と
に供給する。
【0043】冗長ビット検出回路9では、供給される4
8.048kHzのサンプリング周波数のディジタルオ
ーディオ信号g中に周期的に挿入(この例では、100
1サンプルデータ中に1サンプルデータ)された冗長ビ
ットRを検出し、この検出位置を表わす検出信号iを制
御回路10に供給する。かかる冗長ビット検出回路9と
しては、挿入された冗長ビットRが固定ビットパターン
である場合には、通常のディジタル信号の伝送で用いら
れる同期信号検出保護回路と同様の構成で実現できる。
詳しくは種々の冗長ビットRの構成に対応して後で説明
する。
【0044】制御回路10では、この検出信号iによ
り、48.048kHzの周波数の復調クロックからこ
の検出信号iのタイミングの部分を除去したクロックj
を生成し、データバッファ11のクロックとして供給す
る。つまり、このクロックjは、1000クロック毎の
冗長ビットRのタイミングにあった位置で1クロック分
欠ける周期的な間欠クロックとなる。図2(j)の破線
で示すものが除かれたクロックである。データバッファ
11では、このクロックjにより、供給されるディジタ
ルオーディオ信号gのうち、冗長ビットRを除いたデー
タD999,D1000,D1001,……が順次取り
込まれて記憶される。
【0045】データバッファ11には、また、データ出
力回路12から48kHzのサンプリング周波数のディ
ジタルオーディオ信号に同期した48kHzの周波数の
クロックlが供給され、これにより、冗長ビットRが除
去されてこのクロックlに同期した48kHzのサンプ
リング周波数のディジタルオーディオ信号kが読み出さ
れ、データ出力回路12を介し、出力端子13から出力
される。
【0046】データ出力回路12は、このようなディジ
タルオーディオ信号kを出力するための48kHzの周
波数のサンプリングクロックlを出力するとともに、必
要に応じて出力端子14からサンプリングクロックlを
出力する。
【0047】なお、ここでは、データバッファ11の出
力ディジタルオーディオしんごうkがデータ出力回路1
2を介して外部に出力されるものとしたが、データバッ
ファ11から直接出力端子13を介して出力するように
してもよい。
【0048】以上のように、この実施例では、比較的単
純な回路構成でもって、48kHzのサンプリング周波
数のディジタルオーディオ信号を48.048kHzの
サンプリング周波数のディジタルオーディオ信号に変換
して記録し、再生時には、再び48kHzのサンプリン
グ周波数のディジタルオーディオ信号に変換して出力す
ることができる。この場合、元のディジタルオーディオ
信号aの情報内容には全く変化を与えることなく、記録
信号のサンプリング周波数が変換されるので、再生され
て出力されるディジタルオーディオ信号kは元のディジ
タルオーディオ信号aと全く同一のものであることが保
証される。
【0049】図3は図1における冗長ビット検出回路9
の一具体例を示すブロック図であって、21は信号の供
給端子、22はクロックの供給端子、23はパターン検
出回路、24,25はカウンタ、26はANDゲート、
27は巡回カウンタ、28は検出信号出力端子である。
【0050】この具体例は冗長ビットRを固定ビットパ
ターンとした場合のものであり、基本的には、一般に用
いられているディジタル同期検出保護回路の構成と同じ
である。
【0051】図3において、デコーダ8(図1)から信
号供給端子21に1000サンプルデータ毎に1サンプ
ル分の固定ビットパターンの冗長ビットRが付加された
ディジタルオーディオ信号gがサンプルデータデータ単
位で入力され、パターン検出回路23に供給される。こ
の実施例では、ディジタルオーディオ信号gのサンプル
データも冗長ビットRも16ビットで構成されているの
で、ここでは、サンプルデータが48.048kHzの
サンプリング周波数のサンプリングクロックに同期し、
夫々16ビット並列で供給される場合について説明する
が、勿論、ビット直列で処理を行なうようにするも可能
である。
【0052】パターン検出回路23は、クロックでディ
ジタルオーディオ信号gを取り込む16ビットのレジス
タ(D−FF)と、その各レジスタ出力が供給されてそ
れが所定のビットパターン、即ち冗長ビットRのビット
パターンと一致したときにパルスを出力するゲート回路
の組合せで構成されるデコーダとからなっており、16
ビットのレジスタに取り込まれたサンプルデータが冗長
ビットRであるとき、クロックhの1周期分“H”(高
レベル)となる検出信号が出力される。この検出信号は
カウンタ24,25のリセット端子とANDゲート26
トに供給される。
【0053】一方、クロック供給端子22にはデコーダ
8(図1)からの48.048kHzの周波数のクロッ
クhが入力され、カウンタ24,25,27夫々のクロ
ック端子に供給される。
【0054】カウンタ24は、パターン検出回路23の
検出信号によってリセットされてから48.048kH
zの周波数のクロックhを1001カウントすると、1
クロック区間だけ“H”の信号を出力し、カウンタ25
は、同じくリセットされてから2002クロックをカウ
ントすると、1クロック区間だけ“H”の信号を出力す
る。これらカウンタ24,25の出力信号は、パターン
検出回路23の検出信号とともに、ANDゲート26に
供給される。従って、パターン検出回路23から100
1クロック周期の検出信号が3回連続して発生すると、
即ち、所定の冗長ビットRが1001サンプルデータ周
期で3回連続して検出されると、ANDゲート26の入
力は1クロック周期だけ同時に“H”となり、従って、
その出力も“H”となる。ANDゲート26の出力はカ
ウンタ27のリセット端子に供給される。
【0055】これにより、ディジタルオーディオ信号上
に偶然冗長ビットRと同一ビットパターンの偽の冗長ビ
ットが含まれていても、周期的に挿入した真の冗長ビッ
トRと区別することができる。
【0056】なお、カウンタ25を省略してANDゲー
ト26を2入力とすることにより、1001クロック離
れた冗長ビットRが2回検出されたときに、カウンタ2
7のリセット信号が得られるようにすることもできる。
また、逆に、カウンタの個数を増やして冗長ビットRを
4回検出すると、リセット信号が得られるようにもでき
る。これを調整することにより、冗長ビットRの検出を
速くしたり、遅くして誤検出しにくくしたりすることが
できる。
【0057】カウンタ27はクロックhを1001カウ
ントする毎に1クロック分“H”となる信号を出力する
巡回型のカウンタであって、ANDゲート26からのリ
セット信号によって“H”の出力信号のタイミングをデ
ィジタルオーディオ信号gでの冗長ビットRのタイミン
グに合うように設定されている。つまり、カウンタ27
のカウント値が0になったときの出力が“H”になるよ
うなゲート回路によるデコーダと1001進カウンタと
で構成できる。これにより、カウンタ27がリセットさ
れたタイミング、即ち、正しい冗長ビットRが検出され
た位置で冗長ビット検出信号が出力端子28から出力さ
れることになる。
【0058】一方、再生ディジタルオーディオ信号の冗
長ビットR部分に、誤り訂正符号を用いても訂正できな
い符号誤りが発生し、パターン検出回路23で冗長ビッ
トとして検出できなかった場合でも、カウンタ27が自
動的に冗長ビット検出信号を補充するように動作するの
で、データバッファ11でディジタルオーディオ信号g
から冗長ビットRを除去できなくなるようなことはな
い。
【0059】図4は本発明による信号処理方式及び装置
の他の実施例を示すブロック図であって、30は出力端
子であり、図1に対応する部分には同一符号を付けてい
る。
【0060】図5は図4における各部の信号を示すタイ
ミング図であって、図4に対応する信号には同一符号を
つけている。
【0061】この実施例は、冗長ビットRとして、ディ
ジタルオーディオ信号aでのこの冗長ビットRが付加さ
れる位置の直前のサンプルデータを繰り返すようにした
ものである。こうすることにより、万一冗長ビットRの
挿入位置を誤検出した場合でも、重大な異常音の発生を
防止でき、さらに、冗長ビットRを除去せずに、48.
048kHzのサンプリング周波数のディジタルオーデ
ィオ信号のままで再生に使用しても、聴取可能な音質を
維持できる。
【0062】図4において、データバッファ3では、ク
ロックdの欠落部分(図5での破線で示す部分)によ
り、1000サンプルデータに1回の割合で2クロック
期間分の同じサンプルデータ(ここでは、サンプルデー
タD1000)を持続して出力する。このように処理し
て得られたサンプリング周波数が48.048kHzの
ディジタルオーディオ信号cは、48.048kHzの
周波数の連続クロックにより、エンコーダ7に取り込ま
れる。これにより、エンコーダ7では、2クロック期間
のサンプルデータが1クロック期間ずつ2回繰り返し、
図5に示すようなディジタルオーディオ信号eが得られ
る。
【0063】このようにして、図1で示した実施例での
冗長ビット生成回路5やセレクタ6を不要とする簡単な
構成で、2回同じサンプルデータが繰り返すことによ
り、サンプリング周波数が48.048kHzのディジ
タルオーディオ信号が得られることになり、この場合の
冗長ビットRとしては、2回繰り返す同じサンプルデー
タのうちの後の方のサンプルデータとなる。
【0064】なお、ここで、例えば1000サンプルデ
ータ毎に1つ冗長ビットRを挿入するものとしたが、2
000サンプルデータ毎に2つ冗長ビットRを続けて挿
入するようにすることもでき、このような場合には、デ
ータバッファ3で2000クロック毎にクロックdを2
クロック欠除するようにすればよい。一般に、nを2以
上の整数として、1000×nクロック毎にn個クロッ
クdを欠除すれば、1000×nサンプルデータ毎に
(n+1)個の同じサンプルデータが繰り返し、そのう
ちの後のn個のサンプルデータが冗長ビットRとなる。
【0065】この実施例での再生系の冗長ビット検出回
路9の構成は図3に示した構成と同様であるが、パター
ン検出回路23としては、同じサンプルデータが繰り返
すときに冗長ビットRと判定するように構成すればよ
い。同じサンプルデータが2回繰り返す場合のかかるパ
ターン検出回路の一具体例を図6に示す。但し、41は
サンプルデータの入力端子、42はクロックの入力端
子、43はレジスタ、44は一致検出回路、45は検出
信号の出力端子である。
【0066】なお、この具体例は、冗長ビットRを1サ
ンプルデータ分ずつ挿入する場合のものである。
【0067】図6において、図1に示したデコーダ8と
同様のデコーダからの1サンプルデータ分ずつ上記の冗
長ビットRが挿入された再生ディジタルオーディオ信号
gが入力端子41から入力され、入力端子42から入力
される48.048kHzの周波数のクロックhによ
り、16ビット並列のレジスタ43に1サンプルデータ
ずつ取り込まれ、1サンプルデータ周期分の時間遅れて
出力される。このレジスタ43から出力されるサンプル
データは一致回路44で入力端子から入力されるサンプ
ルデータと比較され、両者が一致したとき、“H”の冗
長ビット検出信号iを出力する。
【0068】ここで、入力されるデイジタルオーディオ
信号gは1000クロック毎に同じサンプルデータが2
回繰り返し、そのうちの後のサンプルデータを冗長ビッ
トRとしている。つまり、クロックhにタイミングが合
った1000個分のサンプルデータと次の1000個分
のサンプルデータとの間にクロックhの1個分のタイミ
ングが空けられて、このタイミングで1つの冗長ビット
Rが付加されており、この冗長ビットRはその直前の1
000個分のサンプルデータのうちの最後のサンプルデ
ータと等しいものとしている。このため、一致回路44
では、この冗長ビットRのタイミングでこの冗長ビット
Rとその1つ前のサンプルデータとが一致し、“H”の
冗長ビット検出信号iが得られることになる。
【0069】なお、一致検出回路44は、例えば、16
個の並列な排他的論理和ゲートとこれらの出力が全て
“0”のとき出力が“H”となる16入力のNORゲー
トで構成することができる。
【0070】図7は同じサンプルデータが3回繰り返す
ときに冗長ビットRと判定するパターン検出回路の他の
具体例を示すブロック図であって、51はサンプルデー
タの入力端子、52はクロックの入力端子、53,55
はレジスタ、54,56は一致検出回路、57はAND
ゲート、58は検出信号の出力端子である。
【0071】この具体例は同じサンプルデータを2回ず
つ挿入する場合のものであり、冗長ビットRのパターン
を検出する代わりに、隣り合う2ずつのサンプルデータ
が一致するのを検出するものである。
【0072】図7において、レジスタ53と一致回路5
4とは図6におけるレジスタ43と一致回路44と同様
の構成を有して同様の動作をし、同じサンプルデータが
3回続けて入力端子51から入力されたとき(以下で
は、説明の都合上、これら3つの同じサンプルデータを
入力順に第1,第2,第3のサンプルデータということ
にする)、第1,第2のサンプルデータが一致したとき
とその次の第2,第3のサンプルデータが一致したとき
とでの2クロック期間一致回路54から“H”の信号が
出力される。
【0073】また、レジスタ53で1サンプルデータ期
間遅延されたサンプルデータはこのレジスタ53と同様
の構成をなすレジスタ55で、入力端子52からのクロ
ックhにより、さらに1サンプルデータ期間遅延され、
一致回路54と同様の構成をなす一致回路56に供給さ
れてレジスタ53からの1サンプルデータ期間遅延され
たサンプルデータと比較される。これにより、一致回路
56からは、第1,第2のサンプルデータが一致したと
きとその次の第2,第3のサンプルデータが一致したと
きとでの2クロック期間“H”の信号が出力されるが、
この“H”の信号の出力タイミングは、一致回路54か
ら出力される“H”の信号よりも1サンプルデータ期間
遅れている。つまり、一致回路54からは入力されるデ
ィジタルオーディオ信号gでの上記第2,第3のサンプ
ルデータの期間に“H”の信号が出力されるが、一致回
路56からは入力されるディジタルオーディオ信号gで
の上記第3のサンプルデータとその次のサンプルデータ
との期間に“H”の信号が出力されることになる。
【0074】一致検出回路54,56の出力信号はAN
Dゲート57に供給される。そして、これら一致検出回
路54,56の出力信号が同時に“H”となる期間、
“H”の検出信号を出力する。ここで、一致検出回路5
4,56の出力信号の“H”期間のタイミングは上記の
通りであるから、ANDゲート57から出力される検出
信号は、入力されるディジタルオーディオ信号gでの上
記第3のサンプルデータの期間に“H”となる。この
“H”期間が冗長ビットRの期間として、データバッフ
ァ(図1に示すデータバッファ11に対応するもの)に
供給される。
【0075】なお、上記のように、nを2以上の整数と
して、1000×nサンプルデータ毎に(n+1)個の
同じサンプルデータが繰り返し、そのうちの後のn個の
サンプルデータが冗長ビットRとする場合には、図7に
おいて、直列接続されるレジスタの個数をn個とし、各
レジスタ毎にその入出力サンプルデータを比較する一致
回路とこれら一致回路の出力を入力とする1つANDゲ
ートとで構成すればよい。
【0076】図6に示したパターン検出回路を、図3に
おいて、パターン検出回路23として使用することがで
きる。この場合には、先に説明した冗長ビットRが固定
ビットパターンである場合と動作が同じである。
【0077】また、図7に示したパターン検出回路を、
図3において、パターン検出回路23として使用するこ
とができる。この場合には、48.048kHzのサン
プリング周波数のディジタルオーディオ信号gの200
0サンプルデータ毎に2個の冗長ビットRが付加され、
そのうちの後の方の冗長ビットRのタイミングでパター
ン検出回路23から検出信号が出力され、このタイミン
グでカウンタ27がリセットされるのであるが、カウン
タ27としては、例えば、ANDゲート26の出力によ
ってリセットされる2002進カウンタとこの2002
進カウンタのカウント値が20001と0とで“H”の
信号を出力するデコーダで構成することができ、この
“H”の信号がディジタルオーディオ信号gでの2つの
冗長ビットRのタイミングに一致する。
【0078】なお、一般に、nを2以上の整数として、
48.048kHzのサンプリング周波数のディジタル
オーディオ信号gの1000×nサンプルデータ毎にn
個の冗長データR1が付加されている場合、上記のよう
に最後のn個目の冗長ビットRのタイミングでパターン
検出回路23から検出信号が得られ、従って、このタイ
ミングでカウンタ27がリセットされるのであるが、こ
の場合のカウンタ27としては、例えば、ANDゲート
26の出力によってリセットされる1001×n進カウ
ンタとこの1001×n進カウンタのカウント値が(1
000×n+1)から次に0となるまでの期間“H”の
信号を出力するデコーダで構成すればよい。
【0079】また、このことは、nを2以上の整数とし
て、48.048kHzのサンプリング周波数のディジ
タルオーディオ信号gの1000×nサンプルデータ毎
にこのサンプルデータには関係ないn個の固定ビットパ
ターンの冗長データR1が付加されている場合でも、同
様である。この場合には、パターン検出回路23として
は、図7でのレジスタや一致回路を、上記のように、値
nに応じた個数だけ設ければ設ければよいが、冗長ビッ
トRをこれが付加される位置の直前のサンプルデータと
同じビットパターンとする上記の場合に比べて同じビッ
トパターンの繰り返し回数が1回少ないため、レジスタ
や一致回路の個数も1つずつ少なくしてパターン検出回
路23を構成することができる。
【0080】以上のことは、各サンプルデータや冗長ビ
ットRが直列ビットで構成される場合にも適用できる。
勿論、この場合には、パターン検出回路23において
は、例えば16ビットのサンプルデータとこれを1サン
プルデータ期間遅延した16ビットのサンプルデータと
を、レジスタなどによって直並列変換した後、各ビット
毎の排他的論理和によって一致をみることになる。
【0081】図8は図1における冗長ビット生成回路5
の他の具体例を示すブロック図であって、61はサンプ
ルデータの入力端子、62は演算回路、63は固定パタ
ーン発生回路、64は冗長ビットRの出力端子である。
【0082】この具体例は、冗長ビットRとして、これ
が付加される位置の直前のディジタルオーディオ信号の
サンプルデータに所定の演算を行なって生成するように
したものである。
【0083】図8において、図1のデータバッファ3か
ら出力されるサイプリング周波数48.048kHzの
ディジタルオーディオ信号c(図2)のサンプルデータ
が入力端子61から入力され、演算回路62に供給され
る。演算回路62では、入力された順次のサンプルデー
タと固定パターン発生回路63からの固定ビットパター
ンとで所定の演算処理がなされ、冗長ビットRが生成さ
れる。かかる冗長ビットRが図1のセレクタ6で選択さ
れてサンプリング周波数48.048kHzのディジタ
ルオーディオ信号cに所定の周期で付加されるが、この
付加された冗長ビットRは、その付加位置の直前のサン
プルデータと固定ビットパターンとを所定の演算処理さ
れて得られたものである。
【0084】このように、冗長ビットRとして、その付
加位置の直前のディジタルオーディオ信号のサンプルデ
ータに所定の演算を行なったものとすると、この演算を
適当に選ぶことにより、冗長ビットRの誤検出が生じに
くくなるとともに、万一冗長ビットRの挿入位置を誤検
出しても、重大な異常音の発生を防止できる。ここで
は、所定の演算として、冗長ビットRの付加位置の直前
のディジタルオーディオ信号のサンプルデータと固定ビ
ットパターンとのモジュロ2の加算を行なうものとす
る。しかし、勿論、かかる演算としては、通常の加減,
乗除演算などとすることもできるし、また、例えば、隣
り合う2つのサンプルデータでの演算により冗長ビット
Rを発生させてもよいが、いずれにしても、再生時に、
逆演算を行なうことにより、特定のビットパターンが周
期的に現われるのがよい。
【0085】その中でも、冗長ビットRの付加位置の直
前のディジタルオーディオ信号のサンプルデータと固定
ビットパターンとでモジュロ2の加算を行なう演算で
は、演算による桁落ちや溢れが発生するおそれもなく、
また、逆演算により、2つのサンプルデータで連続した
同一のビットパターンが発生して冗長ビットRを検出す
ることができるし、隣り合う2サンプル間でモジュロ2
の加算を行なうと、冗長ビットRの生成のために用いた
所定の固定ビットパターンが現われるのを検出すること
もできる。これらが検出できると、先に説明したのと同
様の方法により、冗長ビットRの除去が行なえる。
【0086】以上のことは、冗長ビットRを複数個繰り
返して挿入する場合に適用できることは言うまでもな
い。
【0087】図9は図8における演算回路62の一具体
例を示す構成図であって、71は1ビット分のデータ入
力端子、72は1ビット分の固定パターンの入力端子、
73は排他的論理和ゲート、74は1ビット分の冗長ビ
ットRの出力端子である。
【0088】この具体例は、所定の演算として、冗長ビ
ットRが付加される位置の直前のディジタルオーディオ
信号のサンプルデータに固定パターン発生回路63から
の固定ビットパターンをモジュロ2の加算とするもので
ある。
【0089】図9において、入力端子71,72、排他
的論理和ゲート73及び出力端子74が1ビットに対す
る処理部を構成しており、ディジタルオーディオ信号c
の量子化ビット数が16ビットである場合には、かかる
処理部が16個並列に設けられ、サンプルデータの各ビ
ットを独立に処理する。図示する処理部は最上位ビット
の処理部とする。
【0090】入力端子71からディジタルオーディオ信
号cのサンプルデータの最上位ビットが入力されると、
固定ビットパターンのこれに対応した最上位ビットが入
力端子72から同時に入力され、夫々排他的論理和ゲー
ト73に供給される。排他的論理和ゲート73では、こ
れら最上位ビットが排他的論理和、即ち、モジュル2の
加算が行なわれ、その加算結果が冗長ビットRの最上位
ビットとして出力端子74から出力される。
【0091】同様にして、ディジタルオーディオ信号の
サンプルデータの各ビットがこれに対応する固定ビット
パターンのビットとモジュロ2の加算処理がなされ、こ
のようにして、冗長ビットRが得られる。
【0092】図8における固定パターン発生回路63
は、図1で先に説明したように、単純に各ビット毎の電
源またはグランドへのプルアップ、プルダウンで実現で
きる。
【0093】このようして、図8の演算回路62で得ら
れた冗長ビットRは出力端子64を介して図1でのセレ
クタ6に供給される。この冗長ビットRのディジタルオ
ーディオ信号cでの付加位置は図2(c)に示すサンプ
ルデータD1000のタイミングであり、制御回路4に
よってセレクタ6の動作を制御することにより、かかる
冗長ビットRがサンプルデータD1000の部分に挿入
されて図2(e)に示すディジタルオーディオ信号が得
られる。
【0094】ここでも、図4で説明したのと同様に、例
えば1000サンプルデータ毎に1つの冗長ビットRを
挿入するのではなく、2000サンプルデータ毎に2つ
の冗長ビットRを挿入する場合にも、同様にして、制御
回路4からデータバッファ3に供給される出力クロック
dを2000クロック毎に2クロック停止させるように
すればよい。これは、これを拡張して多くの冗長ビット
Rを挿入することもできる。
【0095】図8に示した固定パターン発生回路5に対
しても、再生側での冗長ビット検出回路9(図1)は、
基本的には、図3の構成を採ることができる。しかし、
図3におけるパターン検出回路23は、冗長ビットRが
上記の演算によって得られたものであるから、図6、図
7で示した構成とは異なる。
【0096】図10は1000サンプルデータ毎に1つ
の冗長ビットRが付加されたディジタルオーディオ信号
gに対するパターン検出回路23の一具体例を示すブロ
ック図であって、81はサンプルデータの入力端子、8
2はクロックの入力端子、83はレジスタ、84は一致
検出回路、85は逆演算回路、86は検出信号の出力端
子である。
【0097】また、図11は2000サンプルデータ毎
に2つの冗長ビットRが付加されたディジタルオーディ
オ信号gに対するパターン検出回路23の一具体例を示
すブロック図であって、91はデータの入力端子、92
はクロックの入力端子、93,95はレジスタ、94,
97は一致検出回路、96は演算回路、98はANDゲ
ート、99は検出信号の出力端子である。
【0098】図10において、図1のデコーダ8からの
冗長ビットRを含むディジタルオーディオ信号はデータ
入力端子81から入力され、入力端子82から入力され
る48.048kHzの周波数のクロックhによって1
6ビット並列のレジスタ83に取り込まれ、1サンプル
データ分時間遅れしたディジタルオーディオ信号が得ら
れる。また、このディジタルオーディオ信号gは逆演算
回路85にも供給され、図8での演算回路62とは逆の
演算がなされる。従って、通常、逆演算回路85はディ
ジタルオーディオ信号gの各サンプルデータを演算して
全く誤ったサンプルデータとするが、冗長ビットRで
は、これをその付加位置の直前のサンプルデータと等し
いサンプルデータに復元する。
【0099】レジスタ83から出力される1サンプルデ
ータ分時間遅れしたサンプルデータと逆演算回路85の
出力とは一致回路84で比較される。逆演算回路85か
ら上記のように冗長ビットRから復元されたサンプルデ
ータが供給されると、レジスタ83からは冗長ビットR
の1つ前のサンプルビットが供給され、これらは一致す
るから、この期間一致回路84から検出信号が得られる
ことになる。この検出信号は出力端子86から図3のカ
ウンタ24,25、ANDゲート26に供給される。
【0100】なお、一致回路84は、図6での一致回路
44と同様の構成とすることができる。
【0101】図11においては、入力端子91,92、
レジスタ93、一致回路94の部分は図10の構成に相
当するが、この部分で逆演算回路85は用いられず、直
接入力端子91からのディジタルオーディオ信号gを一
致回路94に供給している。これより、ディジタルオー
ディオ信号gの2000サンプルデータ毎に2個の同じ
ビットパターンの冗長ビットRが付加されているから、
一致回路94からは、このディジタルオーディオ信号g
の連続した2個の冗長ビットRのうちの後の方の冗長ビ
ットRの期間に“H”の信号が得られる。
【0102】レジスタ93で1サンプルデータ分時間遅
延されたディジタルオーディオ信号は一致回路97に供
給され、また、このレジスタ93で1サンプルデータ分
時間遅延されたディジタルオーディオ信号はレジスタ9
5でさらに1サンプルデータ分遅延され、逆演算回路9
6で演算処理されて一致回路97に供給される。この演
算回路96は、図8における固定パターン発生回路63
からの固定ビットパターンと同じ固定ビットパターンが
供給されて図8における演算回路62と同じ演算処理を
行なう。従って、演算回路96から出力されるディジタ
ルオーディオ信号では、レジスタ93からのディジタル
オーディオ信号での冗長ビットRと同じ冗長ビットが同
じタイミングで含まれることになる。
【0103】このタイミングで一致回路97から“H”
の信号が得られる。また、この“H”の信号と一致回路
94から出力される“H”の信号とのタイミングも一致
し、従って、このタイミングでANDゲート98から
“H”の検出信号が得られる。この検出信号はディジタ
ルオーディオ信号gの連続した2個の冗長ビットRのう
ちの後の方の冗長ビットRの期間に一致しており、出力
端子99から図3のカウンタ24,25、ANDゲート
26に供給される。
【0104】なお、冗長ビットRの個数が3以上の場合
には、図11において、レジスタ95,演算回路96及
び一致回路97で構成される部分を冗長ビットRの個数
に応じて増やせばよい。この場合、この構成部分を前段
の構成部分のレジスタ95に直列に接続する。
【0105】また、図11において、レジスタ93から
のディジタルオーディオ信号を図10での逆演算回路8
5と同様の逆演算回路で演算して一致回路97に供給
し、また、レジスタ95の出力ディジタルオーディオ信
号を直接一致回路97に供給するようにしても、同様の
効果が得られる。
【0106】さらに、図10において、レジスタ83と
一致回路84との間に図11での演算回路96と同様の
演算回路を設け、かつ、逆演算回路85を省いて入力デ
ィジタルオーディオ信号gを直接一致回路84に供給す
るようにしてもよい。
【0107】さらに、所定の演算として、冗長ビットR
の付加位置の直前のディジタルオーディオ信号のサンプ
ルデータに固定ビットパターンをモジュロ2の加算とす
る場合には、図3におけるパターン検出回路23の前段
に図12に示す回路を設けるだけで冗長ビットRを検出
することができる。但し、図12において、101はデ
ィジタルオーディオ信号gの入力端子、102はクロッ
クhの入力端子、103は図10でのレジスタ83など
と同様の構成の16ビットのレジスタ、104は図9に
示したのと同様の構成をなすMOD2加算回路であり、
105はパターン出力端子であり、図3におけるパター
ン検出回路23の入力端子21に接続される。
【0108】ディジタルオーディオ信号gに付加されて
いる冗長ビットRは、その直前のサンプルデータに所定
の固定ビットパターンをモジュロ2加算されたものであ
るので、再生時、この冗長ビットRとその直前のサンプ
ルデータをモジュロ2加算すると、元の所定の固定ビッ
トパターンが得られる。従って、レジスタ103の入出
力となる隣り合う2つのサンプルデータのモジュロ2加
算をモジュロ2加算回路104で行なうと、その出力か
らは、冗長ビット挿入位置で、冗長ビットRの生成のた
めに固定ビットパターンが得られる。かかる固定ビット
パターンを出力端子105から図3でのかかる固定ビッ
トパターンと同じ参照ビットパターンが設定されている
パターン検出回路23に供給することにより、先に説明
した動作でもって、図3に示した冗長ビット検出回路か
ら冗長ビットRの挿入位置を表わす検出信号が得られる
ことになる。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
簡単な回路構成で、伝送容量のより高い伝送路でそれよ
り低い容量の信号を、完全に情報内容そのものに変化を
与えることなく、伝送あるいは記録再生できるようにな
る。
【0110】また、本発明によると、例えば、48.0
48kHzのサンプリング周波数の信号記録容量を持つ
記録装置で、48kHzのサンプリング周波数のディジ
タルオーディオ信号を記録し、これをそのまま48.0
48kHzのサンプリング周波数で再生しても、重大な
異常音が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による信号処理方式及び装置の一実施例
を示すブロック図である。
【図2】図1における各部の信号を示すタイミングチャ
ートである。
【図3】図1における冗長ビット検出回路の一具体例を
示すブロック図である。
【図4】本発明による信号処理方式及び装置の他の実施
例を示すブロック図である。
【図5】図4における各部の信号を示すタイミングチャ
ートである。
【図6】図3におけるパターン検出回路の一具体例を示
すブロック図である。
【図7】図3におけるパターン検出回路の他の具体例を
示すブロック図である。
【図8】図1における冗長ビット生成回路の他の具体例
を示すブロック図である。
【図9】図8における演算回路の一具体例を示す構成図
である。
【図10】図3におけるパターン検出回路のさらに他の
具体例を示すブロック図である。
【図11】図3におけるパターン検出回路のさらに他の
具体例を示すブロック図である。
【図12】図1における冗長ビット生成回路のさらに他
の具体例の要部を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ディジタルオーディオ信号の入力端子 2 クロックの入力端子 3 データバッファ 4 制御回路 5 冗長ビット生成回路 6 セレクタ 7 エンコーダ 8 デコーダ 9 冗長ビット検出回路 10 制御回路 11 データバッファ 12 データ出力回路 13 ディジタルオーディオ信号の出力端子 14 クロックの出力端子

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の伝送速度で入力されるディジタル
    情報信号を該第1の伝送速度より大きい第2の伝送速度
    で伝送または記録再生し、再び該第1の伝送速度で出力
    する信号処理方式において、 該第1の伝送速度と該第2の伝送速度との整数比をR
    1:R2とし、該第1の伝送速度のディジタル情報信号
    のR1×nビット(但し、nは正の整数)毎に、(R2
    −R1)×nビットの所定の規則に基づく冗長ビットを
    挿入して該第2の伝送速度のディジタル情報信号を構成
    し、 伝送または記録再生後、該冗長ビットを検出除去して再
    び該第1の伝送速度のディジタル情報信号に戻すことを
    特徴とする信号処理方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記正の整数nは、前記第1の伝送速度のディジタル情
    報信号でのワードを構成するビット数に等しい値とし、 前記整数比R1:R2は、最も簡単な整数比とすること
    を特徴とする信号処理方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記冗長ビットは、予め定めた固定ビットパターンであ
    ることを特徴とする信号処理方式。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、 前記冗長ビットは、前記第1の伝送速度のディジタル情
    報信号での前記冗長ビット挿入位置の直前の(R2−R
    1)×nビットの繰返しビットパターンであることを特
    徴とする信号処理方式。
  5. 【請求項5】 請求項1または2において、 前記冗長ビットは、前記第1の伝送速度のディジタル情
    報信号での前記冗長ビット挿入位置の直前の(R2−R
    1)×nビットを所定の演算処理して得られるビットパ
    ターンであることを特徴とする信号処理方式。
  6. 【請求項6】 請求項1または2において、 前記冗長ビットは、前記第1の伝送速度のディジタル情
    報信号での前記冗長ビット挿入位置の直前のnビットの
    パターンを(R2−R1)回繰り返したビットパターン
    であることを特徴とする信号処理方式。
  7. 【請求項7】 請求項1または2において、 前記冗長ビットは、前記第1の伝送速度のディジタル情
    報信号での前記冗長ビット挿入位置の直前のnビットを
    所定の演算処理して得られるビットパターンであること
    を特徴とする信号処理方式。
  8. 【請求項8】 第1の伝送速度で入力されるディジタル
    情報信号を該第1の伝送速度より大きい第2の伝送速度
    で伝送または記録再生し、再び該第1の伝送速度で出力
    する信号処理装置において、 該第1の伝送速度と該第2の伝送速度との整数比をR
    1:R2とし、(R2−R1)×nビット(但し、nは
    正の整数)の所定の規則に基づく冗長ビットを発生する
    冗長ビット発生手段と、 該冗長ビットを該第1の伝送速度のディジタル情報信号
    のR1×nビット毎に挿入して該第2の伝送速度のディ
    ジタル情報信号を構成する冗長ビット挿入手段と、 該第2の伝送速度のディジタル情報信号の伝送または記
    録再生後に、挿入された該冗長ビットを検出する冗長ビ
    ット検出手段と、 検出された該冗長ビットを除去して再び該第1の伝送速
    度のディジタル情報信号に戻す冗長ビット除去手段とを
    備えたことを特徴とする信号処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 伝送されるディジタル情報がnビット単位で意味を持つ
    ワードにより構成される場合、 前記冗長ビット発生手段は、前記正の整数nを前記第1
    の伝送速度のディジタル情報信号でのワードを構成する
    ビット数に等しい値とし、前記整数比R1:R2が最も
    簡単な整数比となるときの(R2−R1)×nビットの
    前記冗長ビットを構成することを特徴とする信号処理装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9において、 前記冗長ビット発生手段は、前記冗長ビットとして、予
    め定めた(R2−R1)×nビットの固定ビットパター
    ンを発生することを特徴とする信号処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項8または9において、 前記冗長ビット発生手段は、前記冗長ビットとして、前
    記第1の伝送速度のディジタル情報信号での前記冗長ビ
    ット挿入位置の直前の(R2−R1)×nビットのビッ
    トパターンと同一のビットパターンを発生することを特
    徴とする信号処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項8または9において、 前記冗長ビット発生手段は、前記第1の伝送速度のディ
    ジタル情報信号での前記冗長ビット挿入位置の直前の
    (R2−R1)×nビットを所定の演算処理して得られ
    るビットパターンの前記冗長ビットを発生する演算手段
    を有することを特徴とする信号処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項8または9において、 前記冗長ビット発生手段は、前記冗長ビットとして、前
    記第1の伝送速度のディジタル情報信号での前記冗長ビ
    ット挿入位置の直前のnビットのパターンと同一のビッ
    トパターンを(R2−R1)回繰り返して発生すること
    を特徴とする信号処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項8または9において、 前記冗長ビット発生手段は、前記第1の伝送速度のディ
    ジタル情報信号での前記冗長ビット挿入位置の直前のn
    ビットを所定の演算処理し、(R2−R1)×nビット
    のビットパターンの前記冗長ビットを発生する演算手段
    を有することを特徴とする信号処理装置。
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