JPH07281380A - 写真感光材料処理装置 - Google Patents

写真感光材料処理装置

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JPH07281380A
JPH07281380A JP9901594A JP9901594A JPH07281380A JP H07281380 A JPH07281380 A JP H07281380A JP 9901594 A JP9901594 A JP 9901594A JP 9901594 A JP9901594 A JP 9901594A JP H07281380 A JPH07281380 A JP H07281380A
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JP
Japan
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heat
sensitive material
drying
photographic light
processing apparatus
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JP9901594A
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Kazuya Higuchi
一也 樋口
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SAN SEIKI SEISAKUSHO KK
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SAN SEIKI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥部内の余熱及び排熱を処理部の加温に効
率的に再利用する事が出来る感光材料処理装置を提供す
る。 【構成】 熱伝達手段の入熱部を乾燥部内に、放熱部を
処理液内にそれぞれ配設し、乾燥部内の余排熱を吸熱し
処理液に伝達放熱する様に構成し、その実施態様とし
て、1.熱伝達手段を処理液温度調節循環系と連通した
熱交換器、2.熱交換器を乾燥用空気加熱室内に配設、
3.熱交換器を排気筒内に配設、4.熱交換器周辺に液
温検出信号で開閉制御する断熱手段を配設、5.熱交換
器が液温検出信号で制御される弁を介して処理液循環系
と連通、6.熱交換器周辺に蓄熱手段を配設、7.熱伝
達手段を入熱部が乾燥部内、放熱部が処理液内に配設さ
れたヒートパイプ、8.ヒートパイプの入熱部を乾燥空
気加熱室内に配設、9.ヒートパイプの入熱部を排気筒
内に配設、10.ヒートパイプ配設の乾燥部内に液温検
出信号で開閉制御する断熱手段を配設、11.ヒートパ
イプの周辺に蓄熱手段を配設、の種々の構成がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光済みの感光材料を
写真処理する写真感光材料に関する。特に露光済みの感
光材料を安定した仕上がり品質をもって写真処理するた
めに各処理液を液温制御する際の、加熱手段の少なくと
も補助として、写真処理の終わった感光材料を乾燥する
ための熱エネルギーの余熱或いは排熱を効率的にに再利
用する、省エネルギー指向の写真感光材料処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料にパターンを
露光して乳剤層に潜像を造り、この潜像を顕像化するた
めに写真処理を行う。黒白写真感光材料では、反転処理
以外は一般に現像、定着および水洗処理後乾燥処理を行
う。カラー写真感光材料では、反転処理以外は一般に発
色現像、漂白、定着(もしくは、漂白と定着とを一工程
で処理する漂白定着)および安定化(或いは安定および
水洗)処理後乾燥処理を行う。
【0003】処理後の仕上がり品質を一定にするため
に、通常各処理液、特に現像液の液温を一定に保ち、ま
た、迅速処理のためには高い液温で一定に保持しなけれ
ばならない。そのために、液温検出器の信号でヒーター
等による加熱を制御し、温度が上昇し過ぎるときは冷却
水等による冷却を制御して温度調節しなければならな
い。
【0004】最終工程の乾燥処理では、通常迅速乾燥の
ために温風(或いは熱風)を感光材料の乳剤面や搬送ロ
ーラー表面に吹き付けて、水分を蒸発除去しているが、
乾燥処理の進行、特に連続多量処理に伴って循環して使
用する乾燥用空気中に含まれる水分が急増するするた
め、循環空気の一部を系外に排出し、外部から水分の少
ない新鮮な空気を補給しなければならない。即ち、系外
に多量の高温空気を排出する事になり熱エネルギーの損
失となっている。同時に、補給した低温空気を急速に加
温しなければならないため、大熱容量のヒーターを必要
とする。
【0005】また、通常乾燥用空気は高温のヒーター表
面と直接接触している部分が伝導伝熱で加温され、対流
伝熱で拡散されるが、ヒーター表面からの放射熱線の放
射伝熱は極めて僅かで空気には殆ど吸収されず、空間を
飛び越えて乾燥部周壁に吸収され壁体を加温する事にな
る。壁体から乾燥用空気への伝導伝熱もある程度はある
が、大部分のエネルギーはより低温の周壁外部の空間に
逸失する。
【0006】周壁内面に熱線反射板を、外面に断熱材を
付設すれば熱損失の低減を図る事はできるが、大変な工
事であるし、内面反射板は汚れ易く、汚れが反射効率低
下の要因となり、内面のため清掃も極めて厄介である。
【0007】また、乾燥用空気循環系の外壁からの熱損
失もかなりのもので、これら乾燥部全体の熱損失量は排
気による熱損失量も含めて極めて大きい。
【0008】大型の迅速処理装置では通常各処理液用お
よび乾燥用の温度調節のために複数個のヒーターを使用
している。
【0009】この様な従来の装置においては、各温度制
御の為に全体の電気容量が非常に大きくなり、また、ヒ
ーターを配設するスペース、配線および安全対策等に大
きな負荷がかかっている。
【0010】そのため余熱或いは排熱等の再利用がなさ
れていないと、エネルギー損失が極めて大きく、これら
のために写真感光材料処理装置のイニシアルおよびラン
ニングコストを高くする要因となっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な従来
技術の問題点、即ち、多数の大容量ヒーターの使用によ
る装置の大電気容量、大スペース、混み入った電気配線
および大エネルギー損失等、装置の使用者にかかる負担
を少しでも低減し、併せて世界的な使命である省資源お
よび低公害という、地球を護るための指向に対応する事
である。
【0012】
【問題を解決するための手段】本発明は、この様な問題
点を解決するために、乾燥部内に入熱部を配設し、放熱
部を処理液内に配設した熱伝達手段を設けて、前記処理
液の液温検出信号に基づき、前記乾燥部内の余熱および
排熱を前記処理液に伝達して加熱し、液温制御を行う様
にした事を特徴とする。
【0013】また、本発明は、前記処理液温度調節循環
系と連通され、かつ前記乾燥部に配設された入熱部とし
ての熱交換器内を、前記処理液が循環するように構成さ
れ、前記処理液の液温検出信号に基づき前記乾燥部内の
余熱および排熱を前記処理液に伝達して加熱し、液温制
御を行う様にした事を特徴とする。
【0014】また、本発明は、前記熱交換器を前記乾燥
部の乾燥用空気加熱室内に配設した事を特徴とする。
【0015】また、本発明は、前記熱交換器を前記乾燥
部の排気筒内に配設した事を特徴とする。
【0016】また、本発明は、前記熱交換器の周辺に、
前記液温検出信号に基づき作動する断熱手段を配設した
事を特徴とする。
【0017】また、本発明は、前記熱交換器が、前記液
温検出信号に基づき作動する弁を介して、前記処理液温
度調節循環系と連通されたものである事を特徴とする。
【0018】また、本発明は、前記熱交換器の周辺に蓄
熱手段を設けた事を特徴とする。
【0019】また、本発明は、前記熱伝達手段をヒート
パイプで構成し、その入熱部を乾燥部内に、放熱部を処
理液内にそれぞれ配設したものである事を特徴とする。
【0020】また、本発明は、前記ヒートパイプの入熱
部を、前記乾燥部の乾燥空気加熱室内に配設した事を特
徴とする。
【0021】また、本発明は、前記ヒートパイプの入熱
部を、前記乾燥部の排気筒内に配設した事を特徴とす
る。
【0022】また、本発明は、前記乾燥部内に配設した
前記ヒートパイプの入熱部周辺に、前記液温検出信号に
基づき作動する断熱手段を設けた事を特徴とする。
【0023】また、本発明は、前記ヒートパイプの入熱
部周辺に蓄熱手段を設けた事を特徴とする。
【0024】
【作用】本発明の写真感光材料処理装置においては、乾
燥用空気加熱室、乾燥用空気循環系、写真感光材料乾燥
室および乾燥用空気排気筒等からなる乾燥部の壁内ある
いは壁外に、該乾燥部で発生する余熱および排熱の吸熱
手段を付設し、吸収した熱エネルギーを効率的な熱伝導
手段で写真処理液に伝達し加熱する。
【0025】更に、該吸熱手段周辺に処理液温度検出信
号によって制御される断熱手段および蓄熱手段等を設け
る事によって、液温制御および熱利用率等の効率を向上
する事ができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の写真感光材料処理装置の実施
例について説明するが、本発明はこれら実施例に限定さ
れるものではない。図1は、熱伝達手段の入熱部とし
て、蛇管状の熱交換器(9)を、乾燥部(2)の乾燥用
空気加熱室(16)外周部に内設した吸熱室(26)内
に配設し、電磁3方コック(12)を介して現像液の温
度調節循環回路(27)に連結して放熱し、現像液
(3)を直接余排熱で加熱する様に構成した、実施例1
の黒白用自動現像装置本体(1)の説明図である。加熱
室(16)と吸熱室(26)とは、現像液(3)用温度
検出器(15)の出力信号に従って開閉自在とされた断
熱用シャッタ(11)で仕切られ、現像液温が所定の温
度に達したときに前記断熱用シャッタ(11)を閉じ、
液の過熱を防ぐ。また、前記温度検出器(15)の出力
信号で制御される電磁3方コック(12)の切り換えに
よっても同様の効果が得られるが、状況によっては何れ
か一方だけを備えてもよい。また、蛇管の代わりに、外
套管を用いても良い。
【0027】蛇管状の熱交換器(9)は、耐食性、熱吸
収性および遠赤外線放射性のよいセラミック製とした
が、コストや強度を優先する場合は熱効率や耐食性は若
干劣るがステンレス、例えばSUS316製にしてもよ
い。この場合は吸熱性を向上するために表面に熱吸収性
のよいセラミック等を被覆してもよい。温度調節循環回
路(27)との連結管(28)は塩ビ製とした。必要に
応じて断熱材を被覆してもよい。
【0028】熱交換器(9)の加熱室(16)側の反対
側に、蓄熱器(24)を密設し、必要に応じて外壁との
間に断熱材(図示せず)を挿設する。蓄熱材として、潜
熱蓄熱体のチオ硫酸ナトリウム5水塩をカプセルに封入
して使用したが、この他、潜熱蓄熱体の塩化カルシウム
6水塩、炭酸ナトリウム10水塩、燐酸ナトリウム12
水塩、硝酸ナトリウム4水塩、硫酸ナトリウム10水
塩、チオ硫酸ナトリウム5水塩、或いは、顕熱蓄熱体の
水、油、石等を利用する事ができる。
【0029】図1に示した実施例1では、現像液の温度
調節循環回路(27)は現像液槽(29)、循環ポンプ
(13)、電磁3方コック(12)、フィルタユニット
(14)および循環配管(33)で構成し、温度調節ヒ
ータを設けなかったが、現像液温をあまり高くする必要
のない、例えば、30℃以下で、装置の設置環境が極端
に低温でない、例えば、20℃以上であれば、実用可能
である事が確かめられた。ただし、前記の条件から大き
く外れるときや、感光材料を処理しないときに乾燥部の
作動を自動停止する省エネタイプの装置では、本発明の
余排熱伝達手段を本来の温度調節手段の補助手段として
利用し、湿度調節ヒータを前記循環回路(27)に挿設
すればよい。
【0030】更に、スタート時の迅速温調、連続多量処
理或いは低温補充液による液温低下等に対応するために
も温度調節ヒータを前記循環回路(27)に配設する
か、または補充回路を乾燥部(2)内外に引き回して予
熱してもよい。
【0031】図2は、実施例1同様、熱伝達手段の入熱
部として蛇管状の熱交換器(9)を、乾燥部(2)の排
気筒(17)内に配設し、電磁弁A(12A)を介して
現像液の温度調節循環回路(27)に連結して放熱し、
現像液(3)を直接余排熱で加熱する様に構成した、実
施例2の黒白用自動現像装置本体(1)の説明図であ
る。
【0032】本実施例2の装置では、実施例1の装置と
は異なり、乾燥用ヒータ(8)からの輻射余熱を利用し
ないので熱交換器(9)の表面積を広くしたが、更に、
スタート時の準備完了時間を短縮する等のために、温度
調節循環回路(27)に温調タンク(21)および温度
調節ヒータ(22)を挿設した。
【0033】また、実施例1の装置と異なり、3方コッ
クの代わりに電磁弁A(12A)を熱交換器(9)側
に、電磁弁B(12B)を温調タンク(21)側にそれ
ぞれ設けて連結し、(イ)温調タンクだけ通す、(ロ)
熱交換器だけ通すおよび(ハ)両方同時に通すの3通り
を、温度検出器(15)の出力信号で選択自動制御出来
るようにした。
【0034】これらにより、本実施例2の装置でも、か
なりの排熱再利用の効果があり、温調タンク(21)お
よびヒータ(22)の容量も小さくできながら、スター
ト時の立ち上がりが速く、また、かなり厳しい条件の下
でも十分実用に耐えられる事が分かった。
【0035】図3は、熱伝達手段として、いわゆるヒー
トパイプ(10)の入熱部(10A)を乾燥部(2)の
乾燥用空気加熱室(16)の側面に併設した吸熱室(2
6)内に配設し、該ヒートパイプ(10)の放熱部(1
0B)にフィン(23)を付設して、現像液槽(29)
の底部現像液内に直接配設浸漬したもので構成して現像
液(3)を加熱し、液温制御するようにした実施例3の
黒白用自動現像装置本体(1)の説明図である。加熱室
(16)と吸熱室(26)とは、実施例1と同様、現像
液(3)用温度検出器(15)の出力信号に従って開閉
自在とされた断熱用シャッタ(11)で仕切られ、現像
液温が所定の温度に達したときに前記温度検出器(1
5)の出力信号で該シャッタ(11)を閉じ、液の過熱
を防ぐ。更に、環境や保持液温等の状況によっては、冷
却管等を現像液内に配設して水洗水等で冷却しても良
い。
【0036】本実施例3の装置には古河電気工業株式会
社製のヒートパイプ「FRHP」型を使用したが、この
外装は熱伝導度のよい銅製であって、写真処理装置の環
境では耐食性が劣るので、本実施例3では入熱部と放熱
部の外面に耐食性や熱伝導性のよいセラミック被覆を施
し、その中間部には断熱材を被覆した。耐食性を重視す
るならば、熱効率を多少犠牲にしてステンレス、例えば
SU.S316製の外装ににすればよいが、その場合は
必要とあれば吸熱性を向上するために入熱部及び放熱部
の表面に熱吸収性のよいセラミック等を被覆してもよ
い。更に出来得れば、耐食性、熱吸収性および遠赤外線
放射性のよいセラミック製とすれば最良である。
【0037】ヒートパイプ入熱部(10A)の加熱室
(16)側の反対側に、蓄熱器(24)を密設し、必要
に応じて外壁との間に断熱材を挿設する。使用した蓄熱
材は、前記実施例1の装置の場合と全く同様である。
【0038】図3に示した実施例3では、ヒータによる
現像液の温度調節用循環回路を特に設けず、代わりに現
像液槽(29)、循環ポンプ(13)、フィルタユニッ
ト(14)および循環配管(33)で構成した、現像液
槽(29)内の現像液(3)の均一化と異物除去を目的
とした濾過循環回路(34)を設けた。本実施例3の装
置本体(1)は、前記実施例1の装置本体とほぼ同様
に、現像液温をあまり高く必要としない、例えば、30
℃以下で、装置の設置環境が極端に低温でない、例え
ば、20℃以上であれば、十分に実用可能である事が実
証された。ただし、前記の条件から大きく外れるとき
や、感光材料を処理しないときに乾燥部の作動を自動停
止する省エネタイプの装置では、前記実施例1の装置と
同様に本発明の余排熱伝達手段を本来の温度調節手段の
補助手段として利用し、温度調節ヒータを前記濾過循環
回路(34)に配設すればよい。
【0039】また、スタート時の迅速温調、連続多量処
理或いは低温補充液による液温低下等に対応するために
も、前記温度調節ヒータを濾過循環回路(34)に配設
するか、または補充回路を乾燥部(2)内外に引き回し
て予熱すればよい事は実施例1の場合と同様である。
【0040】図4は、前記排気筒(17)にバイパス
(18)を設けて、前記ヒートパイプ入熱部(10A)
を配設し、バイパス分岐口に遮風シャッタ(19)を開
閉自在にヒンジで軸支し、温度検出器(15)の出力信
号に応じて排気の通路を切換えできるように構成した、
実施例4の黒白用自動現像装置本体(.1)の説明図で
ある。使用したヒートパイプ(10)、その表面処理お
よび放熱部(10B)に付設したフィン(23)等は前
記実施例3と同様であるが、本実施例では更にバイパス
(18)内の入熱部(10A)周面にも渦巻状フィン
(20)を付設し、また、濾過循環回路に温調タンク
(21)および温度調節ヒータ(22)を付加して、温
度調節循環回路(27)とした。
【0041】本実施例4の装置では、実施例2の装置を
上回る効果が得られた。
【0042】図5は、ヒートパイプ(10)の入熱部
(10A)を乾燥用空気加熱室(16)に並設した吸熱
室(26)内に設け、放熱部(10B)を水洗槽(3
1)内の水洗水(5)に浸設した実施例5の黒白用自動
現像装置本体(1)の説明図である。水温検出器(2
5)の出力信号に応じて作動する断熱用シャッタ(1
1)を設け、夏期のように給水温度が異常に上昇する場
合に対応した。冬季、給水温度が異常に低下する場合に
極めて効果的であった。
【0043】本発明においては、上記の各実施例に限定
されず、種々の変更を加える事ができる。例えば、熱交
換器を処理液循環回路に連結して、処理液を直接加熱す
る代わりに、放熱部としての蛇管を処理槽内に浸設して
回路を構成し、水等の適当な液体を循環して処理液を加
温しても良い。また、黒白写真感光材料の処理に限ら
ず、カラーその他の処理に用いても良い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来全く利用されずに廃棄されていた乾燥部の余熱およ
び排熱を十分に活用できるものであり、また、条件次第
では装置の簡略化、およびランニングコストの低減にも
貢献し得るもので、その工業的価値は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る写真感光材料処理装置の全体を
示す説明用概略図である。
【図2】実施例2に係る写真感光材料処理装置の全体を
示す説明用概略図である。
【図3】実施例3に係る写真感光材料処理装置の全体を
示す説明用概略図である。
【図4】実施例4に係る写真感光材料処理装置の全体を
示す説明用概略図である。
【図5】実施例5に係る写真感光材料処理装置の全体を
示す説明用概略図である。
【符号の説明】
1 黒白用自動現像装置本体 2 乾
燥部 3 現像液 4 定
着液 5 水洗水 6 乾
燥室 7 シロッコファン 8 乾
燥用ヒータ 9 蛇管状熱交換器 10 ヒ
ートパイプ 10A ヒートパイプ入熱部 10B ヒ
ートパイプ放熱部 11 断熱用シャッタ 12 電
磁3方コック 12A 電磁弁A 12B 電
磁弁B 13 循環ポンプ 14 フ
ィルタユニット 15 温度検出器 16 乾
燥用空気加熱室 17 排気筒 18 排
気筒バイパス 19 遮風シャッター 20 渦
巻状フィン 21 温度調節タンク 22 温
度調節ヒータ 23 フィン 24 蓄
熱器 25 水洗水温検出器 26 吸
熱室 27 温度調節循環回路 28 連
結管 29 現像液槽 30 定
着液槽 31 水洗水槽 32 制
御部 33 循環配管 34 濾
過循環回路 35 感光材料挿入台 36 処
理済感光材料取出バスケット

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光済みの感光材料を写真処理する写真
    感光材料処理装置において、写真処理済みの感光材料を
    乾燥する加熱乾燥室(以下乾燥部という)内に入熱部を
    配設し、処理液内に放熱部を配設した熱伝達手段を設け
    て、前記処理液の液温検出信号に基づく制御の下に、前
    記乾燥部内の余熱および排熱を前記処理液に伝達加熱
    し、液温制御を行うように構成したことを特徴とする写
    真感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記熱伝達手段は、前記処理液温度調節
    循環系と連通され、かつ前記乾燥部に配設された入熱部
    としての熱交換器内を、前記処理液が循環して加温さ
    れ、処理液槽内に放熱するように構成されたものである
    事を特徴とする請求項1に記載の写真感光材料処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記熱交換器の配設位置が、前記乾燥部
    の乾燥用空気加熱室内である事を特徴とする請求項2に
    記載の写真感光材料処理装置。
  4. 【請求項4】 前記熱交換器の配設位置が、前記乾燥部
    の排気筒内である事を特徴とする請求項2に記載の写真
    感光材料処理装置。
  5. 【請求項5】 前記熱交換器の周辺に、前記液温検出信
    号に基づき作動する断熱手段を配設した事を特徴とする
    請求項2乃至請求項4の何れかに記載の写真感光材料処
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記熱交換器が、前記液温検出信号に基
    づき作動する弁を介して、前記処理液温度調節循環系と
    連通されたものである事を特徴とする請求項2乃至請求
    項5の何れかに記載の写真感光材料処理装置。
  7. 【請求項7】 前記熱交換器の周辺に、蓄熱手段を設け
    た事を特徴とする請求項2乃至請求項6の何れかに記載
    の写真感光材料処理装置。
  8. 【請求項8】 前記熱伝達手段がヒートパイプであっ
    て、その入熱部が前記乾燥部内に、放熱部が処理液内に
    それぞれ配設されたものである事を特徴とする請求項1
    に記載の写真感光材料処理装置。
  9. 【請求項9】 前記ヒートパイプの入熱部配設位置が、
    前記乾燥部の乾燥空気加熱室内である事を特徴とする請
    求項8に記載の写真感光材料処理装置。
  10. 【請求項10】 前記ヒートパイプの入熱部の配設位置
    が、前記乾燥部の排気筒内である事を特徴とする請求項
    8に記載の写真感光材料処理装置。
  11. 【請求項11】 前記乾燥部内に、前記液温検出信号に
    基づき作動する断熱手段を配設した事を特徴とする諸求
    項8乃至諸求項10の何れかに記載の写真感光材料処理
    装置。
  12. 【請求項12】 前記ヒートパイプの周辺に蓄熱手段を
    設けた事を特徴とする請求項8乃至請求項11の何れか
    に記載の写真感光材料処理装置。
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