JPH07280964A - 発電装置付き電子時計 - Google Patents

発電装置付き電子時計

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Publication number
JPH07280964A
JPH07280964A JP7666795A JP7666795A JPH07280964A JP H07280964 A JPH07280964 A JP H07280964A JP 7666795 A JP7666795 A JP 7666795A JP 7666795 A JP7666795 A JP 7666795A JP H07280964 A JPH07280964 A JP H07280964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coils
rotor
rectified
coil
rectification
Prior art date
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Pending
Application number
JP7666795A
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English (en)
Inventor
Hisaaki Yasukawa
尚昭 安川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP7666795A priority Critical patent/JPH07280964A/ja
Publication of JPH07280964A publication Critical patent/JPH07280964A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、電子腕時計用発電装置において、発
電装置の整流によるエネルギ損失分を極力小さくして発
電能力を極限まで高めることを目的とする。 【構成】本発明は、少なくとも2つ以上の偶数個の発電
用コイルを有し、対となるコイルの各々に整流された電
力波形の位相を180°ずらすべく逆流防止素子を1つ
配置したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械エネルギーを電気
エネルギーに変換する発電装置付き電子腕時計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電子腕時計用発電装置は、特開昭
52−82480号に記載されており、図2に示す如く
コイル21に誘起された電力をブリッジに配置された4
つのダイオード22−a,22−b,22−c,22−
dによって全波整流を行ない、23の二次電源へ蓄電し
て24の時計体を駆動させるものであった。また別の整
流手段として図3に示す如く、コイル31に誘起された
電力を32の1つのダイオードで半波整流を行ない、3
3の二次電源へ蓄電して34の時計体を駆動させるもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記整流手段
で4つのダイオードをブリッジに配置して全波整流を行
なうと、前記コイルに発生した電力が流れる経路上に2
つのダイオードが存在するため、ダイオードの特性であ
る順方向の電圧降下が2倍となり、前記コイルに発生し
た電力のダイオードによるエネルギー損失分が増大し、
発電装置の発電能力が低下してしまう。また1つのダイ
オードを配置して半波整流を行なうと、前記コイルに発
生した交番電力の半分を捨ててしまうことになり、発電
装置の発電能力が低下してしまうという問題を有してい
る。そこで本考案は、このような問題点を解決するもの
であり、その目的とするところは発電装置の整流による
エネルギー損失分を極力小さくして発電能力を極限まで
高めた電子腕時計用発電装置を提供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の発電装置付き電
子腕時計は、運動エネルギーを電気エネルギーに変換す
る手段を有するロータ、ステータ、コイルからなる電子
腕時計用発電装置において、前記コイルは少なくとも2
つ以上の偶数個のコイルから成り、前記コイルの対とな
るコイルの各々に整流手段として1つの逆流防止素子を
設け、かつ対となる前記コイルの整流された電力波形の
位置を180°ずらすべく前記逆流防止素子を配置した
ことを特徴とする。
【0005】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す構成図であ
る。1は回転重錘であり、1−αは前記回転重錘の回転
中心である。前記回転重錘1の重心の位置と前記回転中
心の位置は、図1に示す如く大きくずらした形状に作ら
れている。従って腕の動き等によって時計が動くと前記
回転重錘1に偶力モーメントが働き回転する。この回転
を前記回転重錘1に取り付けられた歯車2と中間歯車3
によって増速して、永久磁石から成るロータ4に伝え
る。前記ロータ4の回りには高透磁材から成るステータ
5が配置されており、高透磁率材から成る磁心6と固定
されている。前記磁心6には、コイル7−a、7−bが
巻回されている。前記コイル7−a、7−bには、整流
手段としてダイオード8−a、8−bが各々に1個づつ
図1の如く配置されている。10は蓄電手段となる大容
量電気二重コンデンサ(以下キャパシタと呼ぶ)であ
り、9は前記キャパシタ10の過充電を防止する過充電
防止回路である。11は駆動回路であり、12の時計体
を駆動させて時刻を表示させる。以上の構成により腕の
動き又は重力により、前記回転重錘1が回転すると、こ
の回転が増速されて前記ロータ4に伝えられ、前記ロー
タ4が回転すると前記ステータ5及び前記磁心7に前記
ロータ4の回転に応じて変化する磁束が誘導される。こ
の磁束の変化により前記コイル7−a、7−bにそれぞ
れ公知の電磁誘導作用によって交番電力が誘起され、前
記コイル7−a、7−bにそれぞれ1つづつ配置された
前記ダイオードによって整流されて前記キャパシタ10
に蓄電される。以上の如く、前記回転重錘1の運動エネ
ルギーが電気エネルギーに変換されるのである。
【0006】ここで、前記コイル7−a,7−bは、前
記磁心6に同方向に巻き回されており、前記整流用ダイ
オード8−a,8−bは、103における前記コイル7
−a,7−bのそれぞれの電圧波形の位相を180°ず
らすべく配置されている。また前記コイル7−a、7−
bは、前記磁心6に同方向に巻回される必要はなく、前
記キャパシタ10に蓄電される電力波形の位相をそれぞ
れ180°ずらすべく前記ダイオード8−a,8−bを
配置してあればかまわない。
【0007】図4は、図1における101,102,1
03の位置での電圧波形を表わしたものである。前記ロ
ータ4が一回転すると前記コイル7−a,7−bにはそ
れぞれ一周期の交番電圧が誘起される。ここで101に
示す電圧波形は、前記コイル7−aに誘起される電圧波
形であり、前記ダイオード8−aによって半波整流され
た間欠的な半波波形である。102に示す電圧波形は、
前記コイル7−bに誘起される電圧波形であり、前記ダ
イオード8−bによって半波整流された、前記101の
電圧波形とは180°位相をずらした間欠的な半波波形
である。103に示す電圧波形は、前記コイル7−aと
7−bのそれぞれに誘起される電圧波形の合成つまり前
記101の電圧波形と前記102の電圧波形の合成波形
となり、図4に示す如く、連続的な全波整流を行なった
様な電圧波形となる。ここで整流に使用される前記ダイ
オードには、順方向に電流を流すためにはある一定以上
の電圧が必要であることは公知のことである。つまり前
記ダイオードを使用して整流すると整流による電圧損失
が発生する。本実施例では、図1に示す如く、前記コイ
ル7−a,7−bに誘起された電流が流れる経路に前記
ダイオードが1つ存在しており、前述した整流による電
圧損失は前記ダイオードの1個分だけで連続した電流を
キャパシタ10に蓄電することができる。しかし図2に
示す如くコイル21に誘起された電力を全波整流によっ
て整流すると、電流が流れる経路に2つの前記ダイオー
ドが存在するため、前述した整流になる電圧損失(エネ
ルギー損失)が前記ダイオードの2つ分となり、本実施
例のエネルギー損失の2倍となる。つまり、前記ロータ
4の回転速度が遅い場合には、前記ロータの回転周波数
に比例する誘起電圧が低いため、図2に示す全波整流方
式では、整流による電圧損失が大きくなりほとんど蓄電
されないが、本実施例によれば、整流による電圧損失が
小さいため十分に蓄電することができる。
【0008】以上、本実施例として発電手段として自動
巻き発電装置を用いて説明したが、発電手段としては自
動巻き発電装置以外の、例えば外部操作部材を操作して
発電する手動発電装置等磁誘導作用を利用して発電させ
る装置にも同様な効果は得られる。
【0009】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、電磁誘導作
用によって運動エネルギーを電気エネルギーに変換する
発電装置において、少なくとも2つ以上の偶数個のコイ
ルのそれぞれに整流手段として1つの逆流防止素子を設
け、かつ対となるコイルの整流された電力波形の位相を
180°ずらす様に逆流防止素子を配置したことによ
り、前述したように全波整流方式に比べ、整流時のダイ
オードによるエネルギー損失を半減することができ、し
かも整流素子を減らすことができる。また半波整流方式
に比べ連続した電力を供給することができるため、発電
能力の性能向上には絶大なる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図。
【図2】従来の充電方式を示す構成図。
【図3】従来の充電方式の示す構成図。
【図4】図1の各箇所における電圧波形図。
【符号の説明】
1 回転重錘 4 ロータ 5 ステータ 6 磁心 7−a コイル 7−b コイル 8−a ダイオード 8−b ダイオード 10 キャパシタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運動エネルギーを電気エネルギーに変換す
    る手段として、永久磁石から成るロータと、高透磁率材
    から成り前記ロータからの磁束を導くステータと、高透
    磁率材から成る磁心に電導線が巻かれて成るコイルとを
    有し、かつ前記ロータを回転させる手段と、前記ロータ
    の回転により前記コイルに発生する交番電力を整流する
    整流手段と、該整流された電力を蓄える蓄電手段とを有
    する電子腕時計用発電装置において、前記コイルは少な
    くとも2つ以上の偶数個のコイルから成り、前記コイル
    の各々に前記整流手段として1つの逆流防止素子を設
    け、かつ対となる前記コイルの整流された電力波形の位
    相を180°ずらすべく前記逆流防止素子を配置したこ
    とを特徴とする発電装置付き電子時計。
JP7666795A 1995-03-31 1995-03-31 発電装置付き電子時計 Pending JPH07280964A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7666795A JPH07280964A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 発電装置付き電子時計

Applications Claiming Priority (1)

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JP7666795A JPH07280964A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 発電装置付き電子時計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07280964A true JPH07280964A (ja) 1995-10-27

Family

ID=13611775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7666795A Pending JPH07280964A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 発電装置付き電子時計

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JP (1) JPH07280964A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998021815A1 (fr) * 1996-11-13 1998-05-22 Seiko Epson Corporation Dispositif d'alimentation en energie et materiel electronique portatif
EP0870357B2 (en) 1995-12-29 2009-04-08 EM Microelectronic-Marin SA Active rectifier having minimal energy losses
KR20230037393A (ko) * 2021-09-09 2023-03-16 엘아이지넥스원 주식회사 웨어러블 전력충전 gps 시스템

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EP0870357B2 (en) 1995-12-29 2009-04-08 EM Microelectronic-Marin SA Active rectifier having minimal energy losses
WO1998021815A1 (fr) * 1996-11-13 1998-05-22 Seiko Epson Corporation Dispositif d'alimentation en energie et materiel electronique portatif
KR20230037393A (ko) * 2021-09-09 2023-03-16 엘아이지넥스원 주식회사 웨어러블 전력충전 gps 시스템

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