JPH07280623A - 沈殿槽における汚泥界面の計測装置 - Google Patents

沈殿槽における汚泥界面の計測装置

Info

Publication number
JPH07280623A
JPH07280623A JP10210294A JP10210294A JPH07280623A JP H07280623 A JPH07280623 A JP H07280623A JP 10210294 A JP10210294 A JP 10210294A JP 10210294 A JP10210294 A JP 10210294A JP H07280623 A JPH07280623 A JP H07280623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sludge
settling tank
interface
measuring
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10210294A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzo Fukushima
裕三 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP10210294A priority Critical patent/JPH07280623A/ja
Publication of JPH07280623A publication Critical patent/JPH07280623A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別な操作を必要とせずに信頼性の高い汚泥
界面の計測を行うことができる沈殿槽における汚泥界面
の計測装置を提供する。 【構成】 生物処理によって汚水から分離された汚泥3
を下方に沈殿させ、前記汚水から分離された上澄水15
を前記汚泥3上に溜め、前記汚泥3と上澄水15の界面
14を計測する沈殿槽1における界面14の計測装置に
おいて、前記沈殿槽1の内部で少なくとも該沈殿槽1の
上部から視認可能な箇所に、沈殿槽1の内部で上下に延
在し界面高さ計測用の目盛8aが形成された計測筒8を
配設したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、活性汚泥法により下水
処理を行う施設で用いられる沈殿槽の内部の汚泥界面を
計測する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】下水処理方式のうち標準活性汚泥法は、
簡易処理に生物学的処理を加えた高級処理の一つとして
知られており、最初沈殿池を経た下水と、沈殿槽(最終
沈殿池)からの返送汚泥を曝気槽内で混合し、好気性微
生物集落と接触させて、最終沈殿池で水中の有機物を沈
殿除去するものである。
【0003】このように、活性汚泥法を用いた下水処理
施設では、沈殿槽で分離した汚泥を再び曝気槽で再利用
するため、操作上、分離汚泥の量を把握しておく必要が
ある。ところで、沈殿槽の断面積は既知であるため、汚
泥の量(容積)を算出するには、汚泥の高さ、即ち汚泥
界面の位置を計測すればよい。
【0004】一般に、汚泥界面の検出には浮遊物質(以
下、SSと称する)濃度計が用いられる。SS濃度計は
光センサを内蔵しており、該光センサで検出される上澄
水および汚泥の光透過率の差を人間が判断することによ
り汚泥界面を認知している。そして、汚泥界面の位置
は、例えば沈殿槽の上縁に掛け渡された足場から沈殿槽
内部にSS濃度計を垂下し、ある起点から光透過率の所
定値以上の変化を認知するまでに要したSS濃度計の移
動距離により判定するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、SS濃
度計は光センサを利用しているために、上澄水および汚
泥中の気泡や、汚泥性状の変化、特に色の影響を受け、
計測誤差を生じやすいという欠点があった。また、汚泥
界面が明瞭に形成されるとは限らないため、精度よく汚
泥界面を計測するためには数回の計測作業を要する場合
が多く、計測の手間と時間が掛かるという問題があっ
た。さらに、SS濃度計を沈殿槽の内部に垂下するため
の人力や機械動力を必要とするという不具合もあった。
【0006】本発明は上記従来技術の欠点を解決し、特
別な操作を必要とせずに信頼性の高い汚泥界面の計測を
行うことができる沈殿槽における汚泥界面の計測装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、生物処理によって汚水から
分離された汚泥を下方に沈殿させ、前記汚水から分離さ
れた上澄水を前記汚泥上に溜め、前記汚泥と上澄水の界
面を計測する沈殿槽における汚泥界面の計測装置におい
て、前記沈殿槽の内部で少なくとも該沈殿槽の上部から
視認可能な箇所に、沈殿槽の内部で上下に延在し界面高
さ計測用の目盛が形成された計測具を配設したことを特
徴とするものである。
【0008】また、請求項2記載の発明は、前記計測具
が、透明部材で有底筒状に形成された筒体で構成され、
該筒体は前記沈殿槽の内部でその底部を沈殿槽の底部に
向けて配設されているものである。
【0009】また、請求項3記載の発明は、前記筒体の
内面側から前記界面高さを撮影し、その撮影映像を前記
沈殿槽から離れた箇所に送出する撮影手段を前記筒体の
上部に設けたものである。
【0010】また、請求項4記載の発明は、前記撮影手
段を覆う雨除けカバーをさらに備えるものである。
【0011】
【作用】本発明では、透明部材で形成された筒体などで
構成され沈殿槽の内部に配設された計測手段の目盛によ
り汚泥界面の位置を計測する。
【0012】また、撮影手段により計測手段を撮影しそ
の映像を沈殿槽から離れた箇所に送出することで、計測
手段を直接目視することなく汚泥界面を計測できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は実施例に係る計測装置を組み込んだ沈殿槽
の縦断面図、図2は同一部切欠平面図、図3は計測筒の
正面図である。図1及び図2において1は沈殿槽で、沈
殿槽1は円筒状を呈し、その底部は、周縁部から中央部
に向かうにつれて下方に傾斜するように形成され、該底
部は地中に埋め込まれている。前記沈殿槽1の内部上方
には、上方に開口された環状の堰2が沈殿槽1と同心上
に配設され、また、前記底面の中央部には空気噴出口1
8が形成され、この空気噴出口18にホース16を介し
てエアポンプ6が接続されている。前記沈殿槽1の底面
近傍には、沈殿槽1の内部に投入された汚水を掻き回す
スクラバー4が設けられ、沈殿槽1の互いに対向する上
端縁間には、該沈殿槽1の上部開口の中央を通って板状
の足場5が掛け渡され、足場5の中央部には前記スクラ
バー4を回転駆動するモータ7が設置され、モータ7と
スクラバー4は、足場5を挿通し沈殿槽1の内部に延出
する回転軸17により連結されている。前記沈殿槽1の
内部の汚水は、空気噴出口18から噴出される空気を混
入しつつ前記スクラバー4により掻き回すことで汚泥3
と上澄水15に分離され、汚泥3が沈殿槽1の底部に沈
殿し、汚泥3上に上澄水15が溜り、両者の間に界面1
4が形成される。
【0014】沈殿槽1の内部には計測筒8が上下に延在
して配設されている。この計測筒8は透明部材により有
底筒状に形成され、計測筒8の周面には、図3に示すよ
うに、前記界面14の計測用の目盛8aが上下に延在し
て形成され、該計測筒8で上下に間隔を置いた箇所は、
図1に示すように、止め金具9によって沈殿槽1の内壁
に支持されている。実施例では、前記計測筒8が、沈殿
槽1の深さに近い長さ、例えば長さ5500mmで径が
150mm程度の大きさで形成され、汚泥界面14の高
さ(位置)の如何に係わらずその位置を前記目盛8aで
正確に把握することができるように構成されている。な
お、前記界面14の高さに余り変動がなく、その変動範
囲がある程度予測できる場合には、その範囲をカバーす
る位置に短い計測筒を設置してもよい。
【0015】前記計測筒8の上部は前記足場5の開口5
aから該足場5上に突出し、該開口5aの近傍の足場5
箇所には、スタンド11を介してテレビカメラ10が設
置され、このテレビカメラ10により計測筒8の上部開
口8bから内部を撮影することができるようになってい
る。テレビカメラ10で撮影された計測筒8の内部の映
像は、ケーブル12を介して図示しない監視室へ送られ
るようになっている。また、テレビカメラ10の周囲及
び足場5の開口5aは、該足場5上に設置された雨除け
カバー13で覆われている。なお、沈殿槽1は各種の形
状のものを採用することができ、その形状に合わせて、
計測筒8、テレビカメラ10、雨除けカバー13を適宜
設置することができる。
【0016】次に、前記界面14の計測方法について述
べると、直接目視で計測する時は、計測者は足場5の上
に立って前記上部開口8bから計測筒8の内部を覗き、
計測筒8を通して見える該計測筒8の外周の界面14の
高さを前記目盛8aから読み取る。一方、例えば前記監
視室から界面14の高さを計測する場合は、テレビカメ
ラ10からケーブル12を介して送られてくる計測筒8
の監視映像を利用する。この場合、雨除けカバー13が
テレビカメラ10に被せてあるので、雨天時でも信頼性
の高い計測が可能となる。
【0017】なお、上澄水15がある程度の透明度であ
る場合には、物差しのような目盛付きの板材を計測具と
して用いてもよく、計測具の構成は実施例で示した計測
筒8に限らず任意である。また、沈殿槽1から離れた場
所で界面14の高さを計測する必要がない場合には、前
記テレビカメラ10や雨除けカバー13などを省略して
もよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、生
物処理によって汚水から分離された汚泥を下方に沈殿さ
せ、前記汚水から分離された上澄水を前記汚泥上に溜
め、前記汚泥と上澄水の界面を計測する沈殿槽における
汚泥界面の計測装置において、前記沈殿槽の内部で少な
くとも該沈殿槽の上部から視認可能な箇所に、沈殿槽の
内部で上下に延在し界面高さ計測用の目盛が形成された
計測具を配設する構成としたので、機構の複雑な検出装
置や特別な操作を必要とせず、上澄水および汚泥中の気
泡や汚泥の色等の影響を受けずに信頼性の高い汚泥界面
の計測を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る計測装置を組み込んだ沈
殿槽の縦断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る計測装置を組み込んだ沈
殿槽の一部切欠平面図である。
【図3】計測筒の正面図である。
【符号の説明】
1 沈殿槽 3 汚泥 8 計測筒 8a 目盛 10 テレビカメラ 13 雨除けカバー 14 界面 15 上澄水

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生物処理によって汚水から分離された汚
    泥を下方に沈殿させ、前記汚水から分離された上澄水を
    前記汚泥上に溜め、前記汚泥と上澄水の界面を計測する
    沈殿槽における汚泥界面の計測装置において、 前記沈殿槽の内部で少なくとも該沈殿槽の上部から視認
    可能な箇所に、沈殿槽の内部で上下に延在し界面高さ計
    測用の目盛が形成された計測具を配設した、 ことを特徴とする沈殿槽における汚泥界面の計測装置。
  2. 【請求項2】 前記計測具は、透明部材で有底筒状に形
    成された筒体で構成され、該筒体は前記沈殿槽の内部で
    その底部を沈殿槽の底部に向けて配設されている請求項
    1記載の沈殿槽における汚泥界面の計測装置。
  3. 【請求項3】 前記筒体の内面側から前記界面高さを撮
    影し、その撮影映像を前記沈殿槽から離れた箇所に送出
    する撮影手段を前記筒体の上部に設けた請求項2記載の
    沈殿槽における汚泥界面の計測装置。
  4. 【請求項4】 前記撮影手段を覆う雨除けカバーをさら
    に備える請求項3記載の沈殿槽における汚泥界面の計測
    装置。
JP10210294A 1994-04-14 1994-04-14 沈殿槽における汚泥界面の計測装置 Pending JPH07280623A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10210294A JPH07280623A (ja) 1994-04-14 1994-04-14 沈殿槽における汚泥界面の計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10210294A JPH07280623A (ja) 1994-04-14 1994-04-14 沈殿槽における汚泥界面の計測装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07280623A true JPH07280623A (ja) 1995-10-27

Family

ID=14318436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10210294A Pending JPH07280623A (ja) 1994-04-14 1994-04-14 沈殿槽における汚泥界面の計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07280623A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101963084B1 (ko) * 2018-06-11 2019-03-27 이준화 계면 슬러지 자동 샘플 측정장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101963084B1 (ko) * 2018-06-11 2019-03-27 이준화 계면 슬러지 자동 샘플 측정장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1996032649A1 (fr) Methode de test d'aspiration liquide et appareil de distribution commande par ce procede
EP0289833A3 (en) Sensor and method for detecting the presence of air bubbles in liquid
CN103487282A (zh) 一种广口型二端开闭式分层液体取样装置及方法
KR920002486A (ko) 생콘크리이트 등의 세정잔사 재이용법 및 그 장치
US3812966A (en) Settling rate tester
JPH07280623A (ja) 沈殿槽における汚泥界面の計測装置
CN107515197A (zh) 一种多功能水质检测仪
CN220040159U (zh) 污泥沉降仪
CN105911027A (zh) 一种用于检测印染废水透光度的检测盒
JPS5932921Y2 (ja) 活性汚泥容量測定器
DE19914889A1 (de) Anordnung und Verfahren zur Schlammspiegelmessung in Gewässern
JPS5928347Y2 (ja) 活性汚泥容量測定器
SU562747A1 (ru) Батометр
JP3235501B2 (ja) 汚泥界面計測装置
CN215339506U (zh) 一种水体监测装置
JPH0323281Y2 (ja)
EP1293164A1 (de) Vorrichtung und Verfahren zum Nachweis von Partikeln im Urin
CN211235815U (zh) 一种污水厂进厂水质预警系统
JPS5920687Y2 (ja) 汚泥容量指標計
CN208076263U (zh) 一种浮游生物监测二次沉淀器
CN213874084U (zh) 一种污水处理沉淀池污泥厚度的检测装置
JPS60153996A (ja) 汚泥管理装置
CN211066205U (zh) 一种用于饮水机水位监测装置
JPS5935798Y2 (ja) 活性汚泥容量測定器
JPS6321297Y2 (ja)