JPH07280257A - バーナの点火監視装置 - Google Patents
バーナの点火監視装置Info
- Publication number
- JPH07280257A JPH07280257A JP7522094A JP7522094A JPH07280257A JP H07280257 A JPH07280257 A JP H07280257A JP 7522094 A JP7522094 A JP 7522094A JP 7522094 A JP7522094 A JP 7522094A JP H07280257 A JPH07280257 A JP H07280257A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- ignition
- discharge
- burner
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
簡単な装置で空気が送られている状態及び放電の状態を
検知し、良好な点火を実現出来る 【目的】 空気が送られていること及び放電がなされて
いることを検知して、良好な点火を実現させるバーナの
点火監視装置を提供する。 【構成】 石油又はガスのバーナに高圧放電装置2を使
って点火する機器の該高圧放電装置2の高圧放電側に接
続されている高電圧コード3に、放電時に発生する高周
波電流による電界又は磁界を検知する素子1aを取り付
け、その素子1aには該電界又は磁界による誘導電流を
取り出すための検出巻線1bを巻き、その検出巻線1b
の出力電圧(又は出力電流)を検波整流し、その電圧に
より空気が送られている場合及び放電がなされている場
合に点火動作をするようにしたバーナの点火監視装置。
検知し、良好な点火を実現出来る 【目的】 空気が送られていること及び放電がなされて
いることを検知して、良好な点火を実現させるバーナの
点火監視装置を提供する。 【構成】 石油又はガスのバーナに高圧放電装置2を使
って点火する機器の該高圧放電装置2の高圧放電側に接
続されている高電圧コード3に、放電時に発生する高周
波電流による電界又は磁界を検知する素子1aを取り付
け、その素子1aには該電界又は磁界による誘導電流を
取り出すための検出巻線1bを巻き、その検出巻線1b
の出力電圧(又は出力電流)を検波整流し、その電圧に
より空気が送られている場合及び放電がなされている場
合に点火動作をするようにしたバーナの点火監視装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーナの点火を正常に
行うためのバーナの点火監視装置に関する。
行うためのバーナの点火監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】石油又はガスのバーナに点火する場合
に、燃料と合わせて空気を送る必要がある。この空気が
送られない場合には不完全燃焼を起こしたり、場合によ
っては爆発する等の危険がある。これを防ぐために、空
気を送るために使うファンが故障していないこと(回転
すること)を確認する目的で、ファンモータの回転数を
検知する、或いは空気圧を検知する等の手段を採ってい
る。一方、点火のための放電を検知することは殆ど行わ
れていない。
に、燃料と合わせて空気を送る必要がある。この空気が
送られない場合には不完全燃焼を起こしたり、場合によ
っては爆発する等の危険がある。これを防ぐために、空
気を送るために使うファンが故障していないこと(回転
すること)を確認する目的で、ファンモータの回転数を
検知する、或いは空気圧を検知する等の手段を採ってい
る。一方、点火のための放電を検知することは殆ど行わ
れていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】空気が送られているこ
とを確認する方法のうち、ファンモータの回転数を検知
する方法は、送られる空気を直接検知するものでないた
め、ファンモータは回転していても、空気が送られてい
ない場合が考えられる。もう一方の空気圧を検知する方
法は、通常はダイヤフラムとスイッチを使う構造である
ため、装置が大形になることと、検知できる値が一つに
限られるため、良好な点火が望めない。また、点火のた
めの放電の検知は、前述したように殆ど行われていない
が、まれに行われる方法として、放電装置への電源供給
の有無を検知し、放電検知の代用として使うものがある
が、この方法でも点火のための放電を確実に検知するこ
とは出来ない。本発明は、空気が送られていること及び
放電がなされていることを確認した後に、点火動作をす
るようにしたバーナの点火監視装置を提供するものであ
る。
とを確認する方法のうち、ファンモータの回転数を検知
する方法は、送られる空気を直接検知するものでないた
め、ファンモータは回転していても、空気が送られてい
ない場合が考えられる。もう一方の空気圧を検知する方
法は、通常はダイヤフラムとスイッチを使う構造である
ため、装置が大形になることと、検知できる値が一つに
限られるため、良好な点火が望めない。また、点火のた
めの放電の検知は、前述したように殆ど行われていない
が、まれに行われる方法として、放電装置への電源供給
の有無を検知し、放電検知の代用として使うものがある
が、この方法でも点火のための放電を確実に検知するこ
とは出来ない。本発明は、空気が送られていること及び
放電がなされていることを確認した後に、点火動作をす
るようにしたバーナの点火監視装置を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、石油又はガス
のバーナに高圧放電装置を使って点火する機器の該高圧
放電装置の高圧放電側に接続されている高電圧コード
に、放電時に発生する高周波電流による電界又は磁界を
検知する素子を取り付け、該素子に検出巻線を巻いて該
電界又は磁界による誘導電流を取り出し、その誘導電流
を検波整流し、生ずる電圧を所定の電圧と比較して空気
が送られていること及び放電がなされていることを判定
した後に、点火動作をするようにしたバーナの点火監視
装置に関する。
のバーナに高圧放電装置を使って点火する機器の該高圧
放電装置の高圧放電側に接続されている高電圧コード
に、放電時に発生する高周波電流による電界又は磁界を
検知する素子を取り付け、該素子に検出巻線を巻いて該
電界又は磁界による誘導電流を取り出し、その誘導電流
を検波整流し、生ずる電圧を所定の電圧と比較して空気
が送られていること及び放電がなされていることを判定
した後に、点火動作をするようにしたバーナの点火監視
装置に関する。
【0005】本発明を図面を用いて説明する。図1はバ
ーナの点火監視装置における検知用素子の取り付け状態
を示す図である。図において、3は高電圧用コードであ
り、一端は点火用の高電圧発生装置2に接続され、他端
は誘電率の高い素材例えばフェライトのような環状素子
1aを貫通して放電電極4に取り付けられる。該環状素
子1aには検出巻線として検知用素線1bを例えば10
数回巻き付ける。検知用素子の動作について説明する。
バーナの点火のために高電圧発生装置2に電源が供給さ
れると、発生した高電圧は高電圧用コード3を通して放
電電極4で放電される。この放電の際には図3に示すよ
うな高周波電流が流れる。この高周波電流は高電圧用コ
ード3の周囲に電界(又は磁界)を作る。この電界(又
は磁界)により環状素子1aを通して検知用素線1bに
電流が誘導される。
ーナの点火監視装置における検知用素子の取り付け状態
を示す図である。図において、3は高電圧用コードであ
り、一端は点火用の高電圧発生装置2に接続され、他端
は誘電率の高い素材例えばフェライトのような環状素子
1aを貫通して放電電極4に取り付けられる。該環状素
子1aには検出巻線として検知用素線1bを例えば10
数回巻き付ける。検知用素子の動作について説明する。
バーナの点火のために高電圧発生装置2に電源が供給さ
れると、発生した高電圧は高電圧用コード3を通して放
電電極4で放電される。この放電の際には図3に示すよ
うな高周波電流が流れる。この高周波電流は高電圧用コ
ード3の周囲に電界(又は磁界)を作る。この電界(又
は磁界)により環状素子1aを通して検知用素線1bに
電流が誘導される。
【0006】上記の放電の際の高周波電流は、放電電極
4の放電部に空気が送られている場合には、図3に示す
ように、電流値が空気が送られていない場合の(b)よ
りも(a)のように大きくなる。更に、高電圧が発生さ
れない場合や放電電極4が短絡している場合には、高周
波電流が流れないため、検知用素線1bに電流が誘導さ
れない。
4の放電部に空気が送られている場合には、図3に示す
ように、電流値が空気が送られていない場合の(b)よ
りも(a)のように大きくなる。更に、高電圧が発生さ
れない場合や放電電極4が短絡している場合には、高周
波電流が流れないため、検知用素線1bに電流が誘導さ
れない。
【0007】次に、図2は誘導電流処理の基本的な回路
であり、図1の検知部1の検知用素線1bに誘起された
電流は整流・平滑回路5に入力され、増幅回路6で増幅
された後、その出力電圧は比較回路7で所定の電圧(し
きい値)と比較され、適正な値になっている(空気が送
られ及び放電がなされており、点火しても良いこと)か
否かが判断される。即ち、図2の誘導電流処理回路で
は、図3に示す出力波形が処理される。そして、検知用
巻線1bに誘起される電流が大きい場合即ち空気が送ら
れ及び放電がなされている場合には、増幅回路6の出力
が大きくなる。従って、比較回路7のしきい値の選び方
で放電の有無や空気が送られているかどうかが判断可能
になり、より良好な点火が可能になる。適正な値になっ
ている場合に、あらかじめ定められた手順に従って点火
動作がなされる。
であり、図1の検知部1の検知用素線1bに誘起された
電流は整流・平滑回路5に入力され、増幅回路6で増幅
された後、その出力電圧は比較回路7で所定の電圧(し
きい値)と比較され、適正な値になっている(空気が送
られ及び放電がなされており、点火しても良いこと)か
否かが判断される。即ち、図2の誘導電流処理回路で
は、図3に示す出力波形が処理される。そして、検知用
巻線1bに誘起される電流が大きい場合即ち空気が送ら
れ及び放電がなされている場合には、増幅回路6の出力
が大きくなる。従って、比較回路7のしきい値の選び方
で放電の有無や空気が送られているかどうかが判断可能
になり、より良好な点火が可能になる。適正な値になっ
ている場合に、あらかじめ定められた手順に従って点火
動作がなされる。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。図1におけ
る環状素子1aとして内径9mm、外径18mm、長さ23
mmのフェライト製のものを用い、これに検知用巻線1b
として線径0.3mmのエナメル線を10回巻き付けて検
知部1とした。また、信号処理の回路は図2に示した整
流・平滑回路5及び増幅回路6を複合させて図4に示す
ようなトランジスタを使った平滑・増幅回路8とし、定
数は抵抗R1が47kΩ、R2が100kΩ、R3が1
00kΩ、コンデンサC1が0.01μFとした。この
平滑・増幅回路8の出力は図中のVoutである。図中、
D1はダイオード、TR1はトランジスタ、Sはしきい
値である。
る環状素子1aとして内径9mm、外径18mm、長さ23
mmのフェライト製のものを用い、これに検知用巻線1b
として線径0.3mmのエナメル線を10回巻き付けて検
知部1とした。また、信号処理の回路は図2に示した整
流・平滑回路5及び増幅回路6を複合させて図4に示す
ようなトランジスタを使った平滑・増幅回路8とし、定
数は抵抗R1が47kΩ、R2が100kΩ、R3が1
00kΩ、コンデンサC1が0.01μFとした。この
平滑・増幅回路8の出力は図中のVoutである。図中、
D1はダイオード、TR1はトランジスタ、Sはしきい
値である。
【0009】この点火監視装置をバーナに組み込み、最
も良好な点火が行われるように放電電極の放電間隙を
2.5mm、高電圧発生装置の二次側電圧を17kV、フ
ァンからの空気量を1.1m/hとした場合に、平滑・
増幅回路8からの出力として図5に示す(a)の出力
(4V)が得られるようした。放電はしているもののフ
ァンからの送風がない場合には図5の(b)のように
1.5Vしか得られず、放電が無い場合には出力電圧は
0Vとなる。そして、図4の平滑・増幅回路8の後段
に、しきい値Sが3Vであってそれ以上の電圧が入力さ
れた場合に点火動作に移行する出力が得られる比較回路
7を設けた。かくして、比較回路7への出力が3Vを越
えるとバーナに燃料が送られて点火される。
も良好な点火が行われるように放電電極の放電間隙を
2.5mm、高電圧発生装置の二次側電圧を17kV、フ
ァンからの空気量を1.1m/hとした場合に、平滑・
増幅回路8からの出力として図5に示す(a)の出力
(4V)が得られるようした。放電はしているもののフ
ァンからの送風がない場合には図5の(b)のように
1.5Vしか得られず、放電が無い場合には出力電圧は
0Vとなる。そして、図4の平滑・増幅回路8の後段
に、しきい値Sが3Vであってそれ以上の電圧が入力さ
れた場合に点火動作に移行する出力が得られる比較回路
7を設けた。かくして、比較回路7への出力が3Vを越
えるとバーナに燃料が送られて点火される。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な装置で空気が送
られている状態及び放電の状態を検知し、良好な点火を
実現出来る。
られている状態及び放電の状態を検知し、良好な点火を
実現出来る。
【図1】本発明のバーナの点火監視装置における検知用
素子の取り付け状態を示す図である。
素子の取り付け状態を示す図である。
【図2】図1の検知用素子の信号処理の基本回路を示す
図である。
図である。
【図3】図1の検知用素子の出力波形を示すグラフであ
る。
る。
【図4】本発明の実施例になるバーナの点火監視装置に
おける信号処理の回路を示す図である。
おける信号処理の回路を示す図である。
【図5】本発明の実施例における出力電圧を示すグラフ
である。
である。
1…検知部、1a…環状素子、1b…検知用素線、2…
高電圧発生装置、3…高電圧用コード、4…放電電極、
5…整流・平滑回路、6…増幅回路、7…比較回路、8
…平滑・増幅回路
高電圧発生装置、3…高電圧用コード、4…放電電極、
5…整流・平滑回路、6…増幅回路、7…比較回路、8
…平滑・増幅回路
Claims (1)
- 【請求項1】 石油又はガスのバーナに高圧放電装置を
使って点火する機器の該高圧放電装置の高圧放電側に接
続されている高電圧コードに、放電時に発生する高周波
電流による電界又は磁界を検知する素子を取り付け、該
素子に検出巻線を巻いて該電界又は磁界による誘導電流
を取り出し、その誘導電流を検波整流し、生ずる電圧を
所定の電圧と比較して空気が送られていること及び放電
がなされていることを判定した後、点火動作をするよう
にしたバーナの点火監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7522094A JPH07280257A (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | バーナの点火監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7522094A JPH07280257A (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | バーナの点火監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07280257A true JPH07280257A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13569927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7522094A Pending JPH07280257A (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | バーナの点火監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07280257A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013532813A (ja) * | 2010-07-29 | 2013-08-19 | アルストム テクノロジー リミテッド | イグナイタスパーク状態インジケータ |
CN106091005A (zh) * | 2016-07-18 | 2016-11-09 | 裴红侠 | 一种用于烧制砖的可调功率自动智能点火器 |
-
1994
- 1994-04-14 JP JP7522094A patent/JPH07280257A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013532813A (ja) * | 2010-07-29 | 2013-08-19 | アルストム テクノロジー リミテッド | イグナイタスパーク状態インジケータ |
US8747102B2 (en) | 2010-07-29 | 2014-06-10 | Alstrom Technology Ltd | Ignitor spark status indicator |
CN106091005A (zh) * | 2016-07-18 | 2016-11-09 | 裴红侠 | 一种用于烧制砖的可调功率自动智能点火器 |
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