JPH07279886A - ポンプの吸込水槽の渦発生防止装置 - Google Patents
ポンプの吸込水槽の渦発生防止装置Info
- Publication number
- JPH07279886A JPH07279886A JP6583194A JP6583194A JPH07279886A JP H07279886 A JPH07279886 A JP H07279886A JP 6583194 A JP6583194 A JP 6583194A JP 6583194 A JP6583194 A JP 6583194A JP H07279886 A JPH07279886 A JP H07279886A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- water tank
- planar member
- suction
- plate
- Prior art date
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- Pending
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- Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】ベルマウスを介して吸い上げるポンプ1を設置
した吸込水槽8と、それに水平に設置した板状体6と、
板状体6のポンプ1の上流側の端面に設置した傾斜板状
体7からなり、水平設置の板状体6の水槽底面に面する
面に、突起物11を設置する。 【効果】従来では、運転できなかった低い水位で運転で
きる吸込水槽を提供できる。
した吸込水槽8と、それに水平に設置した板状体6と、
板状体6のポンプ1の上流側の端面に設置した傾斜板状
体7からなり、水平設置の板状体6の水槽底面に面する
面に、突起物11を設置する。 【効果】従来では、運転できなかった低い水位で運転で
きる吸込水槽を提供できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポンプ吸込水槽の渦発
生防止装置に係り、特に、吸込水槽深さを十分に深く取
れない場合に関する。
生防止装置に係り、特に、吸込水槽深さを十分に深く取
れない場合に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は特開昭53−5402号公報に記
載のように、ポンプ上流側に水槽に保持した傾斜した板
状を設ける様になっている。また特開昭58−174174号公
報に記載のように整流板をポンプ本体と吸込管の少なく
とも一方にとりつける様になっている。
載のように、ポンプ上流側に水槽に保持した傾斜した板
状を設ける様になっている。また特開昭58−174174号公
報に記載のように整流板をポンプ本体と吸込管の少なく
とも一方にとりつける様になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ポンプのベルマウスの
近くの上流側に板状体を傾斜させて設置した装置では、
ポンプ吸水槽深さが従来よりの推奨値より浅く、十分な
水位が保持できない吸込水槽では、その渦発生防止効果
が低下する問題がある。また整流板をポンプ本体と吸込
管の少なくとも一方に取り付けた場合には、水位が低下
し、その水位が設置した整流板とほぼ同じになるとその
整流板の整流効果が低下する問題がある。
近くの上流側に板状体を傾斜させて設置した装置では、
ポンプ吸水槽深さが従来よりの推奨値より浅く、十分な
水位が保持できない吸込水槽では、その渦発生防止効果
が低下する問題がある。また整流板をポンプ本体と吸込
管の少なくとも一方に取り付けた場合には、水位が低下
し、その水位が設置した整流板とほぼ同じになるとその
整流板の整流効果が低下する問題がある。
【0004】本発明の目的は、吸水槽深さが十分にとれ
ないポンプ吸水槽の渦防止装置を提供することにある。
ないポンプ吸水槽の渦防止装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明は、吸込水槽に水平に設置した板状体にポ
ンプを貫通させるための貫通孔をあけ、最低水位とベル
マウス下端面との間の位置に吸込水槽の後壁及び側壁に
固定することにより設置し、さらに前記板状体のポンプ
の上流側の端に傾斜させた板状体を設置する。また第2
から第4の発明では、前記水平板状体の吸込水槽底面側
の面に、吸込水槽の側壁面に対して垂直あるいは平行あ
るいは両方向に突起物を吸込水槽底面に向かって突起さ
せて設置する。またさらに第5の発明では、前記水平板
状体に連通孔を設ける。
の第1の発明は、吸込水槽に水平に設置した板状体にポ
ンプを貫通させるための貫通孔をあけ、最低水位とベル
マウス下端面との間の位置に吸込水槽の後壁及び側壁に
固定することにより設置し、さらに前記板状体のポンプ
の上流側の端に傾斜させた板状体を設置する。また第2
から第4の発明では、前記水平板状体の吸込水槽底面側
の面に、吸込水槽の側壁面に対して垂直あるいは平行あ
るいは両方向に突起物を吸込水槽底面に向かって突起さ
せて設置する。またさらに第5の発明では、前記水平板
状体に連通孔を設ける。
【0006】
【作用】吸込水槽の後壁及び側壁に固定することにより
水平に設置した板状体により、自由表面が塞がれるため
暗渠式密閉水槽と同様の効果が得られ、自由表面からの
空気吸込渦の吸込を防止することができる。板状体は吸
込水槽の後壁及び側壁に固定されるため強度を確保でき
る。また板状体には、ポンプ水没部最大径以上の貫通孔
を有しているので、ポンプの抜き出しが容易にできる。
板状体のポンプの上流側端面に傾斜させた板状体を設置
することで、自由表面からの巻き込み渦を防止する効果
と共に、水位が最低水位近くまで下がった時にも、ポン
プ近くの自由表面をおおう効果を確保できる。また、さ
らに、水位が水平板状体の高さとほぼ等しい水位まで下
がった場合は、自由表面近くの流れがポンプ後方で旋回
流を生じさせ、それにより水中渦が発生することがあ
る。そこで水面近くの表層流れを抑制させる突起物を流
れに対して垂直あるいは平行あるいは両方に設置するこ
とで、水中渦を抑制できる。また、水平に設置した板状
体により形成される密閉水槽部では、動圧分だけ圧力が
低下し、水平板状体とポンプ貫通孔との間隙に空気吸込
渦が発生する可能性があり、それを防ぐために板状体に
連通孔を設けることで圧力の平衡をとることができ、空
気吸込渦を防止できる。
水平に設置した板状体により、自由表面が塞がれるため
暗渠式密閉水槽と同様の効果が得られ、自由表面からの
空気吸込渦の吸込を防止することができる。板状体は吸
込水槽の後壁及び側壁に固定されるため強度を確保でき
る。また板状体には、ポンプ水没部最大径以上の貫通孔
を有しているので、ポンプの抜き出しが容易にできる。
板状体のポンプの上流側端面に傾斜させた板状体を設置
することで、自由表面からの巻き込み渦を防止する効果
と共に、水位が最低水位近くまで下がった時にも、ポン
プ近くの自由表面をおおう効果を確保できる。また、さ
らに、水位が水平板状体の高さとほぼ等しい水位まで下
がった場合は、自由表面近くの流れがポンプ後方で旋回
流を生じさせ、それにより水中渦が発生することがあ
る。そこで水面近くの表層流れを抑制させる突起物を流
れに対して垂直あるいは平行あるいは両方に設置するこ
とで、水中渦を抑制できる。また、水平に設置した板状
体により形成される密閉水槽部では、動圧分だけ圧力が
低下し、水平板状体とポンプ貫通孔との間隙に空気吸込
渦が発生する可能性があり、それを防ぐために板状体に
連通孔を設けることで圧力の平衡をとることができ、空
気吸込渦を防止できる。
【0007】
【実施例】図1に、本発明の第一実施例の断面図を、図
2に、その平面図を示す。ポンプ1,ベルマウス2から
なるポンプが、後壁面3,底面4,側壁面5a,5bか
らなる吸込水槽に設置されている。このとき没水深さS
とベルマウス直径Dbは、S<3/2Dbの関係にあ
る。ポンプ水没部の最大径以上の貫通孔を有する板状体
6が最低水位とベルマウス下端面との間の位置に水槽側
壁面及び後壁面に固定して水平に設置されている。ま
た、板状体6の上流側端面に上流側へ傾斜させた板状体
7を設置している。
2に、その平面図を示す。ポンプ1,ベルマウス2から
なるポンプが、後壁面3,底面4,側壁面5a,5bか
らなる吸込水槽に設置されている。このとき没水深さS
とベルマウス直径Dbは、S<3/2Dbの関係にあ
る。ポンプ水没部の最大径以上の貫通孔を有する板状体
6が最低水位とベルマウス下端面との間の位置に水槽側
壁面及び後壁面に固定して水平に設置されている。ま
た、板状体6の上流側端面に上流側へ傾斜させた板状体
7を設置している。
【0008】図3に、本発明の第二の実施例の断面図
を、図4にその平面図を示す。
を、図4にその平面図を示す。
【0009】図1及び図2に示された吸込水槽に水平に
設置した板状体6の吸込水槽底面4側の面に、吸込水槽
の側壁面5a,5bに対して垂直方向に、貫通孔の部分
を除いて吸込水槽底面4に向かって突起物9を突起させ
て設置してある。
設置した板状体6の吸込水槽底面4側の面に、吸込水槽
の側壁面5a,5bに対して垂直方向に、貫通孔の部分
を除いて吸込水槽底面4に向かって突起物9を突起させ
て設置してある。
【0010】図5に、本発明の第三の実施例の断面図
を、図6にその平面図を示す。
を、図6にその平面図を示す。
【0011】図1及び図2に示された吸込水槽に水平に
設置した板状体6の吸込水槽底面4側の面に、吸込水槽
の側壁面5a,5bに対して平行方向に、貫通孔の部分
を除いて吸込水槽底面4に向かって突起物10を突起さ
せて設置してある。
設置した板状体6の吸込水槽底面4側の面に、吸込水槽
の側壁面5a,5bに対して平行方向に、貫通孔の部分
を除いて吸込水槽底面4に向かって突起物10を突起さ
せて設置してある。
【0012】図7に、本発明の第四の実施例の断面図
を、図8にその平面図を示す。
を、図8にその平面図を示す。
【0013】図1及び図2に示された吸込水槽に水平に
設置した板状体6の吸込水槽底面4側の面に、吸込水槽
の側壁面5a,5bに対して垂直方向および平行方向
に、貫通孔の部分を除いて吸込水槽底面4に向かって突
起物11を突起させて設置してある。
設置した板状体6の吸込水槽底面4側の面に、吸込水槽
の側壁面5a,5bに対して垂直方向および平行方向
に、貫通孔の部分を除いて吸込水槽底面4に向かって突
起物11を突起させて設置してある。
【0014】図9に、本発明の第五の実施例の断面図
を、図10にその平面図を示す。
を、図10にその平面図を示す。
【0015】図7及び図8に示された吸込水槽に水平に
設置した板状体6に、さらに複数個の連通孔12a,1
2b(図には例として、2個示してある。)が設けられ
る。
設置した板状体6に、さらに複数個の連通孔12a,1
2b(図には例として、2個示してある。)が設けられ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、水槽深さを十分にとれ
ないポンプ吸込水槽の渦発生を防ぐことが可能である。
ないポンプ吸込水槽の渦発生を防ぐことが可能である。
【図1】本発明の一実施例の断面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】本発明の第二の実施例の断面図。
【図4】図3の平面図。
【図5】本発明の第三の実施例の断面図。
【図6】図5の平面図。
【図7】本発明の第四の実施例の断面図。
【図8】図7の平面図。
【図9】本発明の第五の実施例の断面図。
【図10】図9の平面図。
1…ポンプ、2…吸込部、3…後壁面、4…底面、5
a,5b…側壁面、6,7,8…板状体、9,10,1
1…突起物、12a,12b…連通孔。
a,5b…側壁面、6,7,8…板状体、9,10,1
1…突起物、12a,12b…連通孔。
Claims (1)
- 【請求項1】自由表面を有し、ベルマウスを介して水を
吸い上げるポンプが設置され、最小没水深さが前記ベル
マウス直径の3/2未満であるポンプの吸込水槽におい
て、能記ポンプの水没部の最大径以上の貫通孔を有する
板状体を、最低水位と前記ベルマウスの下端面との間の
位置に前記吸込水槽側の壁面及び後壁面に固定して水平
に設置し、前記板状体の上流側端面に上流側へ傾斜させ
た板状体を設置したことを特徴とするポンプの吸込水槽
の渦発生防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6583194A JPH07279886A (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | ポンプの吸込水槽の渦発生防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6583194A JPH07279886A (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | ポンプの吸込水槽の渦発生防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07279886A true JPH07279886A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13298365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6583194A Pending JPH07279886A (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | ポンプの吸込水槽の渦発生防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07279886A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100737495B1 (ko) * | 2000-02-02 | 2007-07-09 | 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 | 펌프 와류 방지장치 |
KR20160054980A (ko) * | 2014-11-07 | 2016-05-17 | 두산중공업 주식회사 | 수중루프형 수직펌프챔버의 와류방지장치 및 이를 가지는 수직펌프 |
CN106013339A (zh) * | 2016-07-05 | 2016-10-12 | 中国农业大学 | 一种吸水管水下组合式叶片消涡装置 |
-
1994
- 1994-04-04 JP JP6583194A patent/JPH07279886A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100737495B1 (ko) * | 2000-02-02 | 2007-07-09 | 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 | 펌프 와류 방지장치 |
KR20160054980A (ko) * | 2014-11-07 | 2016-05-17 | 두산중공업 주식회사 | 수중루프형 수직펌프챔버의 와류방지장치 및 이를 가지는 수직펌프 |
CN106013339A (zh) * | 2016-07-05 | 2016-10-12 | 中国农业大学 | 一种吸水管水下组合式叶片消涡装置 |
CN106013339B (zh) * | 2016-07-05 | 2018-02-23 | 中国农业大学 | 一种吸水管水下组合式叶片消涡装置 |
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