JPH07279866A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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Publication number
JPH07279866A
JPH07279866A JP7178294A JP7178294A JPH07279866A JP H07279866 A JPH07279866 A JP H07279866A JP 7178294 A JP7178294 A JP 7178294A JP 7178294 A JP7178294 A JP 7178294A JP H07279866 A JPH07279866 A JP H07279866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scroll
oil
lubricating oil
orbiting
oil supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP7178294A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sato
博之 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
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Publication of JPH07279866A publication Critical patent/JPH07279866A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクロール圧縮機において、どのような運転
状況にも各摺動部に油量不足による焼付き等の発生をな
くし、潤滑油を確実に供給できる給油構造を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 固定スクロール4に噛み合わせて圧縮室12
を形成する旋回スクロール5に、鏡板5aの背面に形成
された旋回駆動軸5cの下端から鏡板5aの側面とオル
ダムリング6の摺動溝5eに至る給油通路22を穿設す
る。給油通路22は高圧冷媒に圧された潤滑油の過剰供
給を防止するために所要量に対応した穴径で形成する
か、或いは、給油通路22の出口に絞り管23を装着し
て流量を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクロール圧縮機に係
り、より詳しくは圧縮部への潤滑油の給油機構に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機について図3を
用いて説明する。図3に示すように、スクロール圧縮機
には、密封容器1内に圧縮部2と電動機3が内蔵されて
いる。圧縮部2は、固定スクロール4、旋回スクロール
5、オルダムリング6、クランク軸7、偏心軸受8、フ
レーム9、クランク軸受10、シャフト11により主に
構成されている。この構成において、固定鏡板4aに渦
捲き状の固定ラップ4bを一体に形成し、フレーム9に
固着した固定スクロール4と、旋回鏡板5aに渦捲き状
の旋回ラップ5bと背面に旋回駆動軸5cを一体に形成
した旋回スクロール5とを噛み合わせて複数の圧縮室1
2を形成している。電動機3が回転すると、シャフト1
1の上部に形成したクランク軸7に嵌着した偏心駆動軸
8を介して旋回駆動軸5cによって旋回スクロール5
に、オルダムリング6で自転を防止し、旋回運動をさせ
る。旋回スクロール5の旋回運動によって吸入管13か
ら圧縮部2に吸入された低圧冷媒は圧縮室12の外周部
から中心部へ順次移動しながら圧縮され高圧冷媒とな
る。この高圧冷媒は圧縮室12内に供給され各摺動部を
潤滑する間にミストになった潤滑油と共に吐出口14よ
り吐き出され、連通路15を通ってフレーム9の下部と
電動機3の上部の空間からなるモータ室16に導かれ、
経路の途中でミスト状の潤滑油を付着し含油分を少なく
して吐出管17から吐出口する。密封容器1の底部の潤
滑油溜18に溜まった潤滑油は高圧冷媒に油面を圧され
て、シャフト11の下端からクランク軸7の上面まで貫
通した潤滑油送路11aを通って導かれる。クランク軸
7の上面まで圧し上げられた潤滑油は旋回駆動軸5cに
形成した通路孔5dから、圧縮室12内の高圧冷媒によ
る旋回鏡板5aへのスラスト力に対抗して設けた高圧室
19に入り、旋回鏡板5aの背面フレーム9の上面との
接触面に設けたチップシール20を漏れて低圧室21に
至る。低圧室21に導かれた潤滑油はオルダムリング6
を潤滑し、圧縮室12内で固定ラップ4bと旋回ラップ
5bを潤滑して高圧冷媒と共に吐き出される。しかしな
がら、旋回鏡板5aの背面とフレーム9の上面との接触
面に設けたチップシール20は高圧室19から低圧室2
1へのガス漏れを防止するためのもので、接触面からの
潤滑油の漏出を期待した給油方法は圧縮機の運転状況に
より漏れ出す油量が変化し、各摺動部に油量不足による
焼付きを発生させる恐れがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題点を
解決するために、本発明はスクロール圧縮機のどのよう
な運転状態においても各摺動部に油量不足による焼付き
を発生させることなく、確実に潤滑油を供給できる給油
構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、密封容器内に
圧縮部と電動機を配置し、前記圧縮部を、渦捲き状の固
定スクロールと、同固定スクロールと互いに噛み合わせ
て圧縮室を形成する旋回スクロールと、同旋回スクロー
ルの自転を防止するオルダムリングと、前記旋回スクロ
ールを旋回駆動し、下端から上端まで貫通する潤滑油送
路を形成したシャフトと、同シャフトの上端に形成した
クランク軸を支承するクランク軸受を有するフレームと
で構成し、前記旋回スクロールに鏡板の背面に旋回駆動
軸の下端から前記鏡板の側面と前記オルダムリングの摺
動溝に至る給油通路を形成したことを特徴とする。前記
給油通路を、潤滑油の所要給油量に対応した孔径で穿設
したことを特徴とする。また、前記給油通路を、潤滑油
の所要給油量に対応した孔径を有する絞り管を前記鏡板
の側面と前期オルダムリングの摺動溝の出口に嵌着した
ことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明によれば、旋回スクロールを駆動するシ
ャフトの潤滑油送路を圧し上げられた潤滑油は、クラン
ク軸の上面から、旋回駆動軸の下面から旋回鏡板の側面
とオルダムリングの摺動溝まで所要給油量に対応した孔
径で逆L字形に貫通した給油通路、または所要給油量に
対応した孔径を有する絞り管を入口或いは出口に嵌着し
て低圧室に導くことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1と図2を用い
て説明する。本実施例は旋回スクロールの鏡板と旋回駆
動軸い形成した給油通路に関する構成品以外は図3に示
した従来例と同じであるので、全体構成の説明は省略す
る。なお、構成品の番号は同じものについては同一の番
号を使用する。図1に示すように、固定スクロール4に
噛み合わせて圧縮室12を形成する旋回スクロール5
に、旋回鏡板5aに背面に一体に形成された旋回駆動軸
5cの下端から旋回鏡板5aの側面とオルダムリング6
の摺動溝5eに至る給油通路22を縦穴22aを共通に
それぞれ逆L字形に穿設する。給油通路22は高圧冷媒
に圧された潤滑油が過剰に給油されないように、所要給
油量に対応した穴径で横穴22bを穿設して流量を調整
している。図2に示すように、流量の調整方法として別
の実施例では、旋回スクロール5に使用される素材によ
って穴径の小さい給油通路22の穿設が困難な場合は穴
径を大きくし、所要給油量に対応した穴径で形成した絞
り管23を旋回鏡板5aの側面の出口側に嵌着して潤滑
油の流量を調整する。給油通路22を設けた給油機構の
動作を説明すると、潤滑油は、圧縮室12から吐出され
た高圧冷媒により潤滑油溜18の油面を圧され、回転す
るシャフト11を貫通する潤滑油送路11aを通ってク
ランク軸7の上面まで上昇する。さらに、クランク軸7
の上面の潤滑油は偏心軸受8、クランク軸受10等を潤
滑し、旋回スクロール5の旋回駆動軸5cの下端から縦
穴22a、横穴22bを通って旋回鏡板5aの側面及び
摺動溝5eの出口から低圧室21に圧力差によって導か
れる。
【0007】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、圧縮部へ
の潤滑油の給油経路を独立して構成することにより、ど
のような運転状態においても各摺動部に油量不足による
焼付きを発生することなく確実に潤滑油を供給でき、信
頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスクロール圧縮機の要
部縦断面図である。
【図2】本発明の別の実施例を示す旋回スクロールの鏡
板の要部縦断面図である。
【図3】従来のスクロール圧縮機の概要を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1 密封容器 2 圧縮部 4 固定スクロール 5 旋回スクロール 5a 旋回鏡板 5b 旋回ラップ 5c 旋回駆動軸 5d 通路孔 5e オルダムリングの摺動溝 6 オルダムリング 7 クランク軸 8 偏心駆動軸 9 フレーム 10 クランク軸受 11 シャフト 11a 潤滑油送路 12 圧縮室 18 潤滑油溜 19 高圧室 20 チップシール 21 低圧室 22 給油通路 23 絞り管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密封容器内に圧縮部と電動機を配置し、
    前記圧縮部を、渦捲き状の固定スクロールと、同固定ス
    クロールと互いに噛み合わせて圧縮室を形成する旋回ス
    クロールと、同旋回スクロールの自転を防止するオルダ
    ムリングと、前記旋回スクロールを旋回駆動し、下端か
    ら上端まで貫通する潤滑油送路を形成したシャフトと、
    同シャフトの上端に形成したクランク軸を支承するクラ
    ンク軸受を有するフレームとで構成し、前記旋回スクロ
    ールに鏡板の背面に旋回駆動軸の下端から前記鏡板の側
    面と前期オルダムリングの摺動溝に至る給油通路を形成
    したことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記給油通路を、潤滑油の所要給油量に
    対応した孔径で穿設したことを特徴とする請求項1記載
    のスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記給油通路を、潤滑油の所要給油量に
    対応した孔径を有する絞り管を前記鏡板の側面と前記オ
    ルダムリングの摺動溝の出口に嵌着したことを特徴とす
    る請求項1記載のスクロール圧縮機。
JP7178294A 1994-04-11 1994-04-11 スクロール圧縮機 Pending JPH07279866A (ja)

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JP7178294A JPH07279866A (ja) 1994-04-11 1994-04-11 スクロール圧縮機

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JP7178294A JPH07279866A (ja) 1994-04-11 1994-04-11 スクロール圧縮機

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Publication Number Publication Date
JPH07279866A true JPH07279866A (ja) 1995-10-27

Family

ID=13470491

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7178294A Pending JPH07279866A (ja) 1994-04-11 1994-04-11 スクロール圧縮機

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JP (1) JPH07279866A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006266084A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動圧縮機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006266084A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動圧縮機

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