JPH07279685A - ガスタービンの熱交換器 - Google Patents
ガスタービンの熱交換器Info
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- JPH07279685A JPH07279685A JP6963194A JP6963194A JPH07279685A JP H07279685 A JPH07279685 A JP H07279685A JP 6963194 A JP6963194 A JP 6963194A JP 6963194 A JP6963194 A JP 6963194A JP H07279685 A JPH07279685 A JP H07279685A
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- JP
- Japan
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- heat exchanger
- compressed air
- duct
- flange
- combustor
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱交換器とダクトの取り付け部に発生する熱
変形を抑制する。 【構成】 コンプレッサからチャンバ内へ圧送された圧
縮空気をダクト7を介して熱交換器5から燃焼器を収装
したアウタライナ29へ送るとともに、排気ガスの熱を
回収するガスタービンの熱交換器5と、熱交換器5の圧
縮空気出口5Bとダクト7との間に介装されたフランジ
8と、フランジ8に形成されて圧縮空気出口5Bに向け
て突設された凸部8Aと、凸部8Aの内周に形成されて
圧縮空気出口5Bと連通する開口部80とを備える。
変形を抑制する。 【構成】 コンプレッサからチャンバ内へ圧送された圧
縮空気をダクト7を介して熱交換器5から燃焼器を収装
したアウタライナ29へ送るとともに、排気ガスの熱を
回収するガスタービンの熱交換器5と、熱交換器5の圧
縮空気出口5Bとダクト7との間に介装されたフランジ
8と、フランジ8に形成されて圧縮空気出口5Bに向け
て突設された凸部8Aと、凸部8Aの内周に形成されて
圧縮空気出口5Bと連通する開口部80とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、再生式ガスタービンの
熱交換器の改良に関するものである。
熱交換器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からタービンの排気ガスから熱を回
収する再生式ガスタービンの熱交換器としては、特開平
2−238132号公報に開示されるようなものが知ら
れている。
収する再生式ガスタービンの熱交換器としては、特開平
2−238132号公報に開示されるようなものが知ら
れている。
【0003】これについて説明すると、図10〜図12
に示すように、ガスタービン1を構成する遠心式のコン
プレッサ2とタービン4が同軸的に結合され、圧力容器
として形成されたチャンバ9にはタービン4、燃焼器3
及び熱交換器5が収装され、燃焼器3はタービン4の下
流に配設された熱交換器5と並列的に配置される。
に示すように、ガスタービン1を構成する遠心式のコン
プレッサ2とタービン4が同軸的に結合され、圧力容器
として形成されたチャンバ9にはタービン4、燃焼器3
及び熱交換器5が収装され、燃焼器3はタービン4の下
流に配設された熱交換器5と並列的に配置される。
【0004】熱交換器5は排気ガスの下流から上流に向
けて圧縮空気を流す対向流式のもので、下面51に開口
した圧縮空気入口5Aから流入した圧縮空気は排気ガス
で加熱された後に、上面50に所定の間隔で開口した圧
縮空気出口5B、5Bへ流れる。
けて圧縮空気を流す対向流式のもので、下面51に開口
した圧縮空気入口5Aから流入した圧縮空気は排気ガス
で加熱された後に、上面50に所定の間隔で開口した圧
縮空気出口5B、5Bへ流れる。
【0005】この熱交換器5の上方には燃焼器3が取り
付けられ、燃焼器3を収装したアウタライナ29から図
中下方に向けて突設されたダクト7が、熱交換器5に開
口した圧縮空気出口5B、5Bを覆うように取り付けら
れる。
付けられ、燃焼器3を収装したアウタライナ29から図
中下方に向けて突設されたダクト7が、熱交換器5に開
口した圧縮空気出口5B、5Bを覆うように取り付けら
れる。
【0006】コンプレッサ2で圧縮された空気は断熱部
材33の外周を通過してチャンバ9の内部へ圧送され、
さらに熱交換器5の下面51に開口した圧縮空気入口5
Aへ流入してタービン4からの排気ガスにより加熱され
る。排気ガスから熱を回収した圧縮空気は熱交換器5の
上面50に開口した圧縮空気出口5B、5B、ダクト
7、アウタライナ29を介して燃焼器3に流入し、噴射
された燃料の燃焼によってタービン4を駆動した後、タ
ービナウタカバー27、排気ダクト25及び熱交換器5
を通過してチャンバ9の外部に排出される。
材33の外周を通過してチャンバ9の内部へ圧送され、
さらに熱交換器5の下面51に開口した圧縮空気入口5
Aへ流入してタービン4からの排気ガスにより加熱され
る。排気ガスから熱を回収した圧縮空気は熱交換器5の
上面50に開口した圧縮空気出口5B、5B、ダクト
7、アウタライナ29を介して燃焼器3に流入し、噴射
された燃料の燃焼によってタービン4を駆動した後、タ
ービナウタカバー27、排気ダクト25及び熱交換器5
を通過してチャンバ9の外部に排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なガスタービンの熱交換器においては、冷却損失を極力
低減するために圧縮空気出口5B、5Bを覆うようにダ
クト7を上面50に取り付けて熱交換器5と燃焼器3の
間隔を小さなものとしている。
なガスタービンの熱交換器においては、冷却損失を極力
低減するために圧縮空気出口5B、5Bを覆うようにダ
クト7を上面50に取り付けて熱交換器5と燃焼器3の
間隔を小さなものとしている。
【0008】しかしながら、このような従来のガスター
ビンの熱交換器にあっては、ダクト7の内周に面した圧
縮空気出口5B、5B間の上面50は排気ガスの熱を受
けた圧縮空気によって加熱されるため、図13に示すよ
うに、ダクト7の内周に面した上面50が熱膨張によっ
て変形し、熱交換器5を構成するチューブ52を変形さ
せて損傷を加える場合があり、また、ダクト7の内周に
面した熱交換器5の上面50が排気ガスで高温となった
圧縮空気で加熱され、上面50のうち図14の斜線部に
示す範囲まで熱伝導によって加熱され、この上面50の
斜線部からチャンバ9内の熱交換前の圧縮空気へ熱が逃
げるため、燃焼器3へ流入する圧縮空気の温度が低下し
て熱効率が低下する場合があるという問題があった。
ビンの熱交換器にあっては、ダクト7の内周に面した圧
縮空気出口5B、5B間の上面50は排気ガスの熱を受
けた圧縮空気によって加熱されるため、図13に示すよ
うに、ダクト7の内周に面した上面50が熱膨張によっ
て変形し、熱交換器5を構成するチューブ52を変形さ
せて損傷を加える場合があり、また、ダクト7の内周に
面した熱交換器5の上面50が排気ガスで高温となった
圧縮空気で加熱され、上面50のうち図14の斜線部に
示す範囲まで熱伝導によって加熱され、この上面50の
斜線部からチャンバ9内の熱交換前の圧縮空気へ熱が逃
げるため、燃焼器3へ流入する圧縮空気の温度が低下し
て熱効率が低下する場合があるという問題があった。
【0009】そこで本発明は上記の問題点に鑑みてなさ
れたもので、熱膨張による変形を抑制すると共に熱効率
を向上可能なガスタービンの熱交換器を提供することを
目的とする。
れたもので、熱膨張による変形を抑制すると共に熱効率
を向上可能なガスタービンの熱交換器を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、熱交換器
と燃焼器とを共に覆うチャンバと、前記熱交換器と燃焼
器との間に介装されたダクトとを備え、コンプレッサか
らチャンバ内へ圧送された圧縮空気を前記ダクトを介し
て熱交換器から燃焼器へ送るとともに、排気ガスの熱を
回収するガスタービンの熱交換器において、熱交換器に
形成された圧縮空気出口と前記ダクトとの間に介装され
たフランジと、前記フランジに形成されて前記圧縮空気
出口に向けて突設された凸部と、この凸部の内周に形成
されて前記圧縮空気出口とダクトとを連通する圧縮空気
通路とを備える。
と燃焼器とを共に覆うチャンバと、前記熱交換器と燃焼
器との間に介装されたダクトとを備え、コンプレッサか
らチャンバ内へ圧送された圧縮空気を前記ダクトを介し
て熱交換器から燃焼器へ送るとともに、排気ガスの熱を
回収するガスタービンの熱交換器において、熱交換器に
形成された圧縮空気出口と前記ダクトとの間に介装され
たフランジと、前記フランジに形成されて前記圧縮空気
出口に向けて突設された凸部と、この凸部の内周に形成
されて前記圧縮空気出口とダクトとを連通する圧縮空気
通路とを備える。
【0011】また、第2の発明は、複数の圧縮空気出口
を備えた熱交換器と、熱交換器と燃焼器とを共に覆うチ
ャンバと、前記熱交換器と燃焼器との間に介装されたダ
クトとを備え、コンプレッサからチャンバ内へ圧送され
た圧縮空気を前記ダクトを介して熱交換器から燃焼器へ
送るとともに、排気ガスの熱を回収するガスタービンの
熱交換器において、前記熱交換器の複数の圧縮空気出口
と前記ダクトとの間に介装されたフランジと、前記フラ
ンジに形成されて前記複数の圧縮空気出口に向けてそれ
ぞれ突設された複数の凸部と、この凸部の内周に形成さ
れて前記流出口とダクトとを連通する圧縮空気通路と、
これら凸部との間のフランジに前記熱交換器へ当接可能
な所定の高さで突設された複数のエンボス部とを備え
る。
を備えた熱交換器と、熱交換器と燃焼器とを共に覆うチ
ャンバと、前記熱交換器と燃焼器との間に介装されたダ
クトとを備え、コンプレッサからチャンバ内へ圧送され
た圧縮空気を前記ダクトを介して熱交換器から燃焼器へ
送るとともに、排気ガスの熱を回収するガスタービンの
熱交換器において、前記熱交換器の複数の圧縮空気出口
と前記ダクトとの間に介装されたフランジと、前記フラ
ンジに形成されて前記複数の圧縮空気出口に向けてそれ
ぞれ突設された複数の凸部と、この凸部の内周に形成さ
れて前記流出口とダクトとを連通する圧縮空気通路と、
これら凸部との間のフランジに前記熱交換器へ当接可能
な所定の高さで突設された複数のエンボス部とを備え
る。
【0012】また、第3の発明は、前記エンボス部が長
円形の断面を備える。
円形の断面を備える。
【0013】また、第4の発明は、前記エンボス部が円
形の断面を備えるとともに、これらエンボス部が所定の
間隔で配設される。
形の断面を備えるとともに、これらエンボス部が所定の
間隔で配設される。
【0014】
【作用】第1の発明は、燃焼器に連通するダクトはフラ
ンジの凸部を介して熱交換器と接合され、熱交換器の圧
縮空気出口から吐出された圧縮空気はフランジの凸部に
形成した圧縮空気通路を介してダクトへ流入するため、
熱交換器の圧縮空気出口の周辺が排気ガスから熱を回収
した高温の圧縮空気によって加熱されるのを抑制し、熱
交換器の熱膨張による変形を抑制することができる。
ンジの凸部を介して熱交換器と接合され、熱交換器の圧
縮空気出口から吐出された圧縮空気はフランジの凸部に
形成した圧縮空気通路を介してダクトへ流入するため、
熱交換器の圧縮空気出口の周辺が排気ガスから熱を回収
した高温の圧縮空気によって加熱されるのを抑制し、熱
交換器の熱膨張による変形を抑制することができる。
【0015】また、第2の発明は、熱交換器とダクトと
の接合はフランジに突設した凸部を介して行われ、熱交
換器の複数の圧縮空気出口に対応してフランジにそれぞ
れ突設された凸部の圧縮空気通路を介して熱交換器の圧
縮空気はダクトへ流入する。複数の圧縮空気出口の間に
おいてはエンボス部の高さに応じた間隙が形成され、チ
ャンバ内の熱交換以前の圧縮空気はこの間隙を通過する
ことが可能となってチャンバ内の圧縮空気の流れを円滑
にすることができ、熱交換器にフランジをろう付けなど
で接合する際にフランジ又は熱交換器が加熱されて変形
しようとすると、熱交換器に当接したエンボス部で変形
を抑制することができる。
の接合はフランジに突設した凸部を介して行われ、熱交
換器の複数の圧縮空気出口に対応してフランジにそれぞ
れ突設された凸部の圧縮空気通路を介して熱交換器の圧
縮空気はダクトへ流入する。複数の圧縮空気出口の間に
おいてはエンボス部の高さに応じた間隙が形成され、チ
ャンバ内の熱交換以前の圧縮空気はこの間隙を通過する
ことが可能となってチャンバ内の圧縮空気の流れを円滑
にすることができ、熱交換器にフランジをろう付けなど
で接合する際にフランジ又は熱交換器が加熱されて変形
しようとすると、熱交換器に当接したエンボス部で変形
を抑制することができる。
【0016】また、第3の発明は、長円形断面を備えた
エンボス部でフランジ又は熱交換器の変形を抑制するこ
とができ、エンボス部と凸部との間に形成した間隙へ熱
交換以前の圧縮空気を円滑に通過させることができる。
エンボス部でフランジ又は熱交換器の変形を抑制するこ
とができ、エンボス部と凸部との間に形成した間隙へ熱
交換以前の圧縮空気を円滑に通過させることができる。
【0017】また、第4の発明は、円形断面を備えたエ
ンボス部を所定の間隔で複数配設したため、フランジ又
は熱交換器の変形を複数のエンボス部で確実に抑制する
ことが可能となり、円形断面のエンボス部と凸部との間
に形成した間隙へ熱交換以前の圧縮空気をさらに円滑に
通過させることができる。
ンボス部を所定の間隔で複数配設したため、フランジ又
は熱交換器の変形を複数のエンボス部で確実に抑制する
ことが可能となり、円形断面のエンボス部と凸部との間
に形成した間隙へ熱交換以前の圧縮空気をさらに円滑に
通過させることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0019】図1〜図4に示すように、ガスタービン1
は上記従来例と同様の構造を備えた再生式ガスタービン
であり、同一の部分に同一の図番を付して説明を省略す
る。
は上記従来例と同様の構造を備えた再生式ガスタービン
であり、同一の部分に同一の図番を付して説明を省略す
る。
【0020】対向流式の熱交換器5は下面51に開口し
た圧縮空気入口5Aから圧縮空気を導入する一方、排気
ガスから熱を回収した圧縮空気が上面50に所定の間隔
で開口した圧縮空気出口5B、5Bから排出される。
た圧縮空気入口5Aから圧縮空気を導入する一方、排気
ガスから熱を回収した圧縮空気が上面50に所定の間隔
で開口した圧縮空気出口5B、5Bから排出される。
【0021】この熱交換器5の上方には燃焼器3が取り
付けられ、燃焼器3を収装したアウタライナ29には熱
交換器5の上面50と接続するダクト7が設けられる。
付けられ、燃焼器3を収装したアウタライナ29には熱
交換器5の上面50と接続するダクト7が設けられる。
【0022】図2において、ダクト7の開口端部7Aは
熱交換器5の上面50の幅(図中左右方向)にほぼ等し
く形成されて、板状部材で形成されたフランジ8を介し
て熱交換器5の上面50に開口した圧縮空気出口5B、
5Bを覆うように取り付けられる。
熱交換器5の上面50の幅(図中左右方向)にほぼ等し
く形成されて、板状部材で形成されたフランジ8を介し
て熱交換器5の上面50に開口した圧縮空気出口5B、
5Bを覆うように取り付けられる。
【0023】熱交換器5とダクト7との間に介装される
フランジ8は、図3、図4に示すように、ダクト7の開
口端部7Aを封止可能な面積を備えるとともに、熱交換
器5の圧縮空気出口5B、5Bに対応した位置で熱交換
器5側(図4において下方)に向けて所定の高さの凸部
8A、8Aが突設され、これら凸部8Aが熱交換器5の
上面50に当接する。
フランジ8は、図3、図4に示すように、ダクト7の開
口端部7Aを封止可能な面積を備えるとともに、熱交換
器5の圧縮空気出口5B、5Bに対応した位置で熱交換
器5側(図4において下方)に向けて所定の高さの凸部
8A、8Aが突設され、これら凸部8Aが熱交換器5の
上面50に当接する。
【0024】この凸部8Aが熱交換器5の上面50に当
接する底部8Cは圧縮空気出口5Bを覆う所定の面積を
備えるとともに上面50と平行な面で形成されており、
底部8Cの外周と上面50とを溶接などの接合手段によ
って結合することで、熱交換器5とフランジ8とを結合
する。
接する底部8Cは圧縮空気出口5Bを覆う所定の面積を
備えるとともに上面50と平行な面で形成されており、
底部8Cの外周と上面50とを溶接などの接合手段によ
って結合することで、熱交換器5とフランジ8とを結合
する。
【0025】そして、圧縮空気出口5Bを覆う底部8C
の内周には圧縮空気出口5Bとダクト7を連通する圧縮
空気通路としての開口部80が貫通形成される。
の内周には圧縮空気出口5Bとダクト7を連通する圧縮
空気通路としての開口部80が貫通形成される。
【0026】フランジ8に突設された凸部8A、8Aの
間には、図4において、上方へ突出した凹部8Bが設け
られ、この凹部8Bが突出する側のフランジ8の周縁部
8Dがダクト7の開口端部7Aへ溶接などの接合手段に
よって結合されてフランジ8とダクト7が結合される。
間には、図4において、上方へ突出した凹部8Bが設け
られ、この凹部8Bが突出する側のフランジ8の周縁部
8Dがダクト7の開口端部7Aへ溶接などの接合手段に
よって結合されてフランジ8とダクト7が結合される。
【0027】こうして、フランジ8の凸部8A、8Aを
介して熱交換器5とダクト7が結合されるとともに、凸
部8Aの開口部80を介して熱交換器5の圧縮空気出口
5B、5Bとダクト7とが連通する。
介して熱交換器5とダクト7が結合されるとともに、凸
部8Aの開口部80を介して熱交換器5の圧縮空気出口
5B、5Bとダクト7とが連通する。
【0028】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
説明する。
【0029】図1、図2に示すように、コンプレッサ2
で圧縮された低温の圧縮空気は断熱部材33の外周を通
過してチャンバ9の内部へ圧送され、さらに熱交換器5
の下面51に開口した圧縮空気入口5Aへ流入する。
で圧縮された低温の圧縮空気は断熱部材33の外周を通
過してチャンバ9の内部へ圧送され、さらに熱交換器5
の下面51に開口した圧縮空気入口5Aへ流入する。
【0030】熱交換器5の内部ではタービン4から排出
された排気ガスの下流から上流に向けて圧縮空気が流れ
ながら排気ガスの熱エネルギを吸収する。排気ガスから
熱を回収して高温となった圧縮空気は、熱交換器5の上
面50に開口した圧縮空気出口5B、5Bからフランジ
8の開口部80を介してダクト7へ流入する。
された排気ガスの下流から上流に向けて圧縮空気が流れ
ながら排気ガスの熱エネルギを吸収する。排気ガスから
熱を回収して高温となった圧縮空気は、熱交換器5の上
面50に開口した圧縮空気出口5B、5Bからフランジ
8の開口部80を介してダクト7へ流入する。
【0031】こうして、ダクト7、アウタライナ29か
ら燃焼器3に流入した圧縮空気へ燃料が噴射され、この
燃焼ガスによってタービン4を駆動した後、排気ダクト
25から熱交換器5を通過して排気ガスはチャンバ9の
外部に排出される。
ら燃焼器3に流入した圧縮空気へ燃料が噴射され、この
燃焼ガスによってタービン4を駆動した後、排気ダクト
25から熱交換器5を通過して排気ガスはチャンバ9の
外部に排出される。
【0032】ここで、複数の圧縮空気出口5B、5Bを
備えた熱交換器5とダクト7との接続をフランジ8の凸
部8A、8Aを介して接合したため、図2に示すよう
に、圧縮空気出口5B、5Bを覆う凸部8A、8Aの間
において、熱交換器5の上面50とダクト7との間に凸
部8Aの突出高さに応じた間隙Hが形成され、前記従来
例のように熱交換によって高温となった圧縮空気が熱交
換器5の上面50を加熱することを抑制することがで
き、熱膨張による熱交換器5の変形を防いでガスタービ
ン1の信頼性を向上させることができるのである。
備えた熱交換器5とダクト7との接続をフランジ8の凸
部8A、8Aを介して接合したため、図2に示すよう
に、圧縮空気出口5B、5Bを覆う凸部8A、8Aの間
において、熱交換器5の上面50とダクト7との間に凸
部8Aの突出高さに応じた間隙Hが形成され、前記従来
例のように熱交換によって高温となった圧縮空気が熱交
換器5の上面50を加熱することを抑制することがで
き、熱膨張による熱交換器5の変形を防いでガスタービ
ン1の信頼性を向上させることができるのである。
【0033】すなわち、前記従来例においては熱交換後
の圧縮空気から上面50へ熱エネルギの一部を放出して
いたが、間隙Hを形成することで熱交換後の圧縮空気の
冷却損失を低減することができ、圧縮空気は高温を保持
したまま燃焼器3へ流入してガスタービン1全体の熱効
率を向上させることができる。
の圧縮空気から上面50へ熱エネルギの一部を放出して
いたが、間隙Hを形成することで熱交換後の圧縮空気の
冷却損失を低減することができ、圧縮空気は高温を保持
したまま燃焼器3へ流入してガスタービン1全体の熱効
率を向上させることができる。
【0034】さらに、コンプレッサ2からチャンバ9へ
圧送された圧縮空気はダクト7と熱交換器5との間の間
隙Hを通過して圧縮空気入口5Aへ流入することができ
るため、ダクト7周辺での圧縮空気を円滑に流すことが
可能となり、間隙Hを通過する低温の圧縮空気はフラン
ジ8と接触するだけなので、ダクト7からの放熱を規制
して冷却損失の増大を抑制することができる。
圧送された圧縮空気はダクト7と熱交換器5との間の間
隙Hを通過して圧縮空気入口5Aへ流入することができ
るため、ダクト7周辺での圧縮空気を円滑に流すことが
可能となり、間隙Hを通過する低温の圧縮空気はフラン
ジ8と接触するだけなので、ダクト7からの放熱を規制
して冷却損失の増大を抑制することができる。
【0035】また、フランジ8は金属板等をプレス成形
することによって凸部8A、開口部80などを一体に成
形することができるため製造コストの増大を抑制でき、
さらに、このように成形されたフランジ8を介して熱交
換器5とダクト7を接合するには、例えば溶接によって
行われる。
することによって凸部8A、開口部80などを一体に成
形することができるため製造コストの増大を抑制でき、
さらに、このように成形されたフランジ8を介して熱交
換器5とダクト7を接合するには、例えば溶接によって
行われる。
【0036】この溶接は、例えば、熱交換器5の上面5
0にフランジ8の凸部8A、8Aの底部8Cを当接させ
るとともに、圧縮空気出口5B、5Bに開口部80、8
0を係合させ、開口部80の周囲である底部8Cを上面
50へ全周溶接あるいは点付け溶接によって接合する。
0にフランジ8の凸部8A、8Aの底部8Cを当接させ
るとともに、圧縮空気出口5B、5Bに開口部80、8
0を係合させ、開口部80の周囲である底部8Cを上面
50へ全周溶接あるいは点付け溶接によって接合する。
【0037】熱交換器5にフランジ8を接合した後、フ
ランジ8の周縁部8Dにダクト7の開口端部7Aを当接
させるとともに、全周溶接あるいは点付け溶接によって
接合することで、フランジ8を介して熱交換器5の上部
にダクト7を結合する。
ランジ8の周縁部8Dにダクト7の開口端部7Aを当接
させるとともに、全周溶接あるいは点付け溶接によって
接合することで、フランジ8を介して熱交換器5の上部
にダクト7を結合する。
【0038】この溶接時に熱交換器5の上面50へ加わ
る熱は、凸部8Aの底部8Cの面積に応じた量にとどま
るため、前記従来例のようにダクト7を直接熱交換器5
に溶接するのに比して、溶接時の熱交換器5の加熱量を
低減することが可能となって、熱膨張に伴う変形及び上
面50の加熱による熱交換器5のチューブ52の耐食性
の低下を抑制することができるのである。
る熱は、凸部8Aの底部8Cの面積に応じた量にとどま
るため、前記従来例のようにダクト7を直接熱交換器5
に溶接するのに比して、溶接時の熱交換器5の加熱量を
低減することが可能となって、熱膨張に伴う変形及び上
面50の加熱による熱交換器5のチューブ52の耐食性
の低下を抑制することができるのである。
【0039】図5〜図7は他の実施例を示し、前記第1
の実施例におけるフランジ8の凸部8A、8A間に長円
形の断面を備えたエンボス部81を熱交換器5側に向け
て複数個所定の間隔で突設し、凸部8A、8Aと熱交換
器5の接合をろう付けにより接合したもので、その他の
構成は前記第1の実施例と同様である。
の実施例におけるフランジ8の凸部8A、8A間に長円
形の断面を備えたエンボス部81を熱交換器5側に向け
て複数個所定の間隔で突設し、凸部8A、8Aと熱交換
器5の接合をろう付けにより接合したもので、その他の
構成は前記第1の実施例と同様である。
【0040】エンボス部81は所定の間隔で4個突設さ
れており、エンボス部81の突出高さは凸部8A、8A
と同一に設定されてエンボス部81の底部は熱交換器5
の上面50に当接する。
れており、エンボス部81の突出高さは凸部8A、8A
と同一に設定されてエンボス部81の底部は熱交換器5
の上面50に当接する。
【0041】凸部8A、8Aが上面50に当接する底部
8Cがろう付けによって接合されるのに対し、エンボス
部81は上面50に当接するだけで接合は行われず、フ
ランジ8と熱交換器5は前記第1の実施例と同様に凸部
8A、8Aを介して接合され、上面50からの熱の放出
を抑制する。
8Cがろう付けによって接合されるのに対し、エンボス
部81は上面50に当接するだけで接合は行われず、フ
ランジ8と熱交換器5は前記第1の実施例と同様に凸部
8A、8Aを介して接合され、上面50からの熱の放出
を抑制する。
【0042】エンボス部81を備えたフランジ8は前記
第1の実施例における作用に加えて次のような作用を具
備する。
第1の実施例における作用に加えて次のような作用を具
備する。
【0043】熱交換器5のチューブ52を上面50の内
周へ固定する際にはろう付けによって行われており、こ
のろう付けの際にフランジ8を同時に取り付ける場合、
フランジ8の凸部8A、8Aを熱交換器5の上面50に
当接させた状態でろう付けを行うと、ろう付けによって
加熱されたフランジ8は高温になって軟化するため、エ
ンボス部81を設けない場合には図15に示す8′のよ
うに凸部8A、8A間が熱膨張と重力によってたわんで
しまう場合があるのに対し、本実施例では所定の間隔で
配設された複数のエンボス部81によって熱膨張による
変形を抑制することが可能となって、ろう付けによるチ
ューブ52とフランジ8の接合を同一工程で行うことが
可能となるとともに、次工程のダクト7の取付を確実に
行うことができるのである。
周へ固定する際にはろう付けによって行われており、こ
のろう付けの際にフランジ8を同時に取り付ける場合、
フランジ8の凸部8A、8Aを熱交換器5の上面50に
当接させた状態でろう付けを行うと、ろう付けによって
加熱されたフランジ8は高温になって軟化するため、エ
ンボス部81を設けない場合には図15に示す8′のよ
うに凸部8A、8A間が熱膨張と重力によってたわんで
しまう場合があるのに対し、本実施例では所定の間隔で
配設された複数のエンボス部81によって熱膨張による
変形を抑制することが可能となって、ろう付けによるチ
ューブ52とフランジ8の接合を同一工程で行うことが
可能となるとともに、次工程のダクト7の取付を確実に
行うことができるのである。
【0044】あるいは、図16に示すように、凸部8A
を上方に向けるとともに、熱交換器5の上面50を下方
へ向けて載置した状態でろう付けを行う場合には、ろう
付けの加熱によって熱交換器5の上面50′が熱膨張及
び重力によって変形しようとするが、上記と同様にして
本実施例では複数のエンボス部81によって熱膨張によ
る上面50の変形を抑制することが可能となって、熱交
換器5とフランジ8を同一のろう付け工程において正確
に取り付けることが可能となるのである。
を上方に向けるとともに、熱交換器5の上面50を下方
へ向けて載置した状態でろう付けを行う場合には、ろう
付けの加熱によって熱交換器5の上面50′が熱膨張及
び重力によって変形しようとするが、上記と同様にして
本実施例では複数のエンボス部81によって熱膨張によ
る上面50の変形を抑制することが可能となって、熱交
換器5とフランジ8を同一のろう付け工程において正確
に取り付けることが可能となるのである。
【0045】また、所定の間隔で配設されたエンボス部
81、81間においては、前記第1の実施例と同様に熱
交換器5とダクト7との間に間隙Hが形成されるため、
チャンバ9内の圧縮空気の流れを円滑にすることがで
き、エンボス部81は上面50に当接しているだけなの
で熱交換器5の上面50からの熱伝導を抑制し、間隙H
を通過する圧縮空気への放熱を抑制することができる。
81、81間においては、前記第1の実施例と同様に熱
交換器5とダクト7との間に間隙Hが形成されるため、
チャンバ9内の圧縮空気の流れを円滑にすることがで
き、エンボス部81は上面50に当接しているだけなの
で熱交換器5の上面50からの熱伝導を抑制し、間隙H
を通過する圧縮空気への放熱を抑制することができる。
【0046】図8、図9はさらに他の実施例を示し、前
記第2の実施例における長円形断面のエンボス部81を
円形断面のエンボス部82とし、このエンボス部82を
所定の間隔で千鳥状に複数配設したもので、その他の構
成は前記第2の実施例と同様である。
記第2の実施例における長円形断面のエンボス部81を
円形断面のエンボス部82とし、このエンボス部82を
所定の間隔で千鳥状に複数配設したもので、その他の構
成は前記第2の実施例と同様である。
【0047】円形断面を備えて千鳥状に配設されたエン
ボス部82によって、前記実施例と同様に熱交換器5の
上面50とフランジ8間に間隙Hが形成され、凸部8
A、8A間を通過する圧縮空気は所定の間隔で均一に配
設されたエンボス部82を前記第2の実施例に比してさ
らに円滑に通過することができ、チャンバ9内の圧縮空
気の流れを円滑にすることができる。
ボス部82によって、前記実施例と同様に熱交換器5の
上面50とフランジ8間に間隙Hが形成され、凸部8
A、8A間を通過する圧縮空気は所定の間隔で均一に配
設されたエンボス部82を前記第2の実施例に比してさ
らに円滑に通過することができ、チャンバ9内の圧縮空
気の流れを円滑にすることができる。
【0048】さらに、上記と同様にフランジ8をチュー
ブ52と同一工程で熱交換器5の上面50へろう付けす
る際には、前記第2の実施例に比して多数の点で上面5
0の熱変形を抑制することが可能となり、ろう付けによ
る寸法精度を向上させることができる。
ブ52と同一工程で熱交換器5の上面50へろう付けす
る際には、前記第2の実施例に比して多数の点で上面5
0の熱変形を抑制することが可能となり、ろう付けによ
る寸法精度を向上させることができる。
【0049】なお、上記第2、第3の実施例においてろ
う付けによりエンボス部81、82を備えたフランジ8
の接合を行う例を示したが、ろう付けに限定されること
なく上面50が高温に加熱される接合手段に適用するこ
とができる。
う付けによりエンボス部81、82を備えたフランジ8
の接合を行う例を示したが、ろう付けに限定されること
なく上面50が高温に加熱される接合手段に適用するこ
とができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明は、燃焼
器に連通するダクトをフランジの凸部を介して熱交換器
と接合するようにしたため、熱交換器の圧縮空気出口か
ら吐出される圧縮空気が熱交換器の圧縮空気出口の周辺
を加熱するのを抑制することができ、熱交換器の熱膨張
による変形を抑制してガスタービンの信頼性を向上させ
るとともに、圧縮空気出口付近での冷却損失を抑制して
熱効率を向上させることが可能となる。
器に連通するダクトをフランジの凸部を介して熱交換器
と接合するようにしたため、熱交換器の圧縮空気出口か
ら吐出される圧縮空気が熱交換器の圧縮空気出口の周辺
を加熱するのを抑制することができ、熱交換器の熱膨張
による変形を抑制してガスタービンの信頼性を向上させ
るとともに、圧縮空気出口付近での冷却損失を抑制して
熱効率を向上させることが可能となる。
【0051】また、第2の発明は、複数の圧縮空気出口
を備えた熱交換器とダクトとの接合は圧縮空気出口に対
応してフランジに突設された凸部を介して行われ、熱交
換器の圧縮空気出口から吐出される圧縮空気が熱交換器
の圧縮空気出口の周辺を加熱するのを抑制することがで
き、複数の圧縮空気出口の間においてエンボス部の高さ
に応じて形成された間隙にチャンバ内の熱交換以前の圧
縮空気が通過することができるためチャンバ内の圧縮空
気の流れを円滑にすることができ、熱交換器にフランジ
を溶接などで接合する際にフランジ又は熱交換器の熱膨
張による変形をエンボス部で抑制して生産性を向上させ
ることができる。
を備えた熱交換器とダクトとの接合は圧縮空気出口に対
応してフランジに突設された凸部を介して行われ、熱交
換器の圧縮空気出口から吐出される圧縮空気が熱交換器
の圧縮空気出口の周辺を加熱するのを抑制することがで
き、複数の圧縮空気出口の間においてエンボス部の高さ
に応じて形成された間隙にチャンバ内の熱交換以前の圧
縮空気が通過することができるためチャンバ内の圧縮空
気の流れを円滑にすることができ、熱交換器にフランジ
を溶接などで接合する際にフランジ又は熱交換器の熱膨
張による変形をエンボス部で抑制して生産性を向上させ
ることができる。
【0052】また、第3の発明は、長円形断面を備えた
エンボス部でフランジ又は熱交換器の変形を抑制するこ
とができ、ろう付けの際の加熱によって発生するフラン
ジ又は熱交換器の変形を長円形断面のエンボス部で確実
に抑制して生産性を向上させることが可能となり、エン
ボス部と凸部との間に形成した間隙へ熱交換以前の圧縮
空気を円滑に通過させてチャンバ内の圧縮空気の流れを
円滑にすることができる。
エンボス部でフランジ又は熱交換器の変形を抑制するこ
とができ、ろう付けの際の加熱によって発生するフラン
ジ又は熱交換器の変形を長円形断面のエンボス部で確実
に抑制して生産性を向上させることが可能となり、エン
ボス部と凸部との間に形成した間隙へ熱交換以前の圧縮
空気を円滑に通過させてチャンバ内の圧縮空気の流れを
円滑にすることができる。
【0053】また、第4の発明は、所定の間隔で配設さ
れた円形断面を備えたエンボス部でフランジ又は熱交換
器の変形を均一に抑制することができ、ろう付けの際の
加熱によって発生するフランジ又は熱交換器の変形を円
形断面のエンボス部で確実に抑制して生産性を向上させ
ることが可能となり、エンボス部と凸部との間に形成し
た間隙へ熱交換以前の圧縮空気をさらに円滑に通過させ
てチャンバ内の圧縮空気の流れを円滑にすることができ
る。
れた円形断面を備えたエンボス部でフランジ又は熱交換
器の変形を均一に抑制することができ、ろう付けの際の
加熱によって発生するフランジ又は熱交換器の変形を円
形断面のエンボス部で確実に抑制して生産性を向上させ
ることが可能となり、エンボス部と凸部との間に形成し
た間隙へ熱交換以前の圧縮空気をさらに円滑に通過させ
てチャンバ内の圧縮空気の流れを円滑にすることができ
る。
【図1】本発明の実施例を示すガスタービンの断面図で
ある。
ある。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】フランジを示す正面図である。
【図4】図3のB−B矢視断面図である。
【図5】他の実施例を示す同じくA−A矢視図である。
【図6】同じくフランジの正面図である。
【図7】同じく図6のC−C矢視断面図である。
【図8】さらに他の実施例を示すフランジの正面図であ
る。
る。
【図9】同じく図8のD−D断面図である。
【図10】従来のガスタービンを示す断面図である。
【図11】燃焼器及び熱交換器の組み立て状態を示す。
【図12】図10のE−E矢視断面図である。
【図13】ダクトの変形の様子を示す要部断面図であ
る。
る。
【図14】図13のF−F矢視断面図である。
【図15】チューブの変形を示すダクトと燃焼器の接続
を示す要部断面図である。
を示す要部断面図である。
【図16】チューブの変形を示すダクトと燃焼器の接続
を示す要部断面図である。
を示す要部断面図である。
1 ガスタービン 2 コンプレッサ 3 燃焼器 4 タービン 5 熱交換器 5B 圧縮空気出口 7 ダクト 8 フランジ 8A 凸部 8B 凹部 8C 底部 9 チャンバ 29 アウタライナ 50 上面 80 開口部 81、82 エンボス部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 光生 神奈川県川崎市川崎区藤崎3丁目5番1号 東京ラヂエーター製造株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 熱交換器と燃焼器とを共に覆うチャンバ
と、前記熱交換器と燃焼器との間に介装されたダクトと
を備え、コンプレッサからチャンバ内へ圧送された圧縮
空気を前記ダクトを介して熱交換器から燃焼器へ送ると
ともに、排気ガスの熱を回収するガスタービンの熱交換
器において、熱交換器に形成された圧縮空気出口と前記
ダクトとの間に介装されたフランジと、前記フランジに
形成されて前記圧縮空気出口に向けて突設された凸部
と、この凸部の内周に形成されて前記圧縮空気出口とダ
クトとを連通する圧縮空気通路とを備えたことを特徴と
するガスタービンの熱交換器。 - 【請求項2】 複数の圧縮空気出口を備えた熱交換器
と、熱交換器と燃焼器とを共に覆うチャンバと、前記熱
交換器と燃焼器との間に介装されたダクトとを備え、コ
ンプレッサからチャンバ内へ圧送された圧縮空気を前記
ダクトを介して熱交換器から燃焼器へ送るとともに、排
気ガスの熱を回収するガスタービンの熱交換器におい
て、前記熱交換器の複数の圧縮空気出口と前記ダクトと
の間に介装されたフランジと、前記フランジに形成され
て前記複数の圧縮空気出口に向けてそれぞれ突設された
複数の凸部と、この凸部の内周に形成されて前記流出口
とダクトとを連通する圧縮空気通路と、これら凸部との
間のフランジに前記熱交換器へ当接可能な所定の高さで
突設された複数のエンボス部とを備えたことを特徴とす
るガスタービンの熱交換器。 - 【請求項3】 前記エンボス部が長円形の断面を備えた
ことを特徴とする請求項2に記載のガスタービンの熱交
換器。 - 【請求項4】 前記エンボス部が円形の断面を備えると
ともに、これらエンボス部が所定の間隔で配設されたこ
とを特徴とする請求項2に記載のガスタービンの熱交換
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6963194A JPH07279685A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | ガスタービンの熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6963194A JPH07279685A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | ガスタービンの熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07279685A true JPH07279685A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13408408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6963194A Pending JPH07279685A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | ガスタービンの熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07279685A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112483257A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-03-12 | 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 | 一种高密封性的燃气轮机间冷器 |
-
1994
- 1994-04-07 JP JP6963194A patent/JPH07279685A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112483257A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-03-12 | 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 | 一种高密封性的燃气轮机间冷器 |
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