JPH07279091A - 製紙における妨害性物質の固定法 - Google Patents
製紙における妨害性物質の固定法Info
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- JPH07279091A JPH07279091A JP7084482A JP8448295A JPH07279091A JP H07279091 A JPH07279091 A JP H07279091A JP 7084482 A JP7084482 A JP 7084482A JP 8448295 A JP8448295 A JP 8448295A JP H07279091 A JPH07279091 A JP H07279091A
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G73/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
- C08G73/02—Polyamines
- C08G73/028—Polyamidoamines
- C08G73/0286—Preparatory process from polyamidoamines and epihalohydrins
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- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D21H17/00—Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
- D21H17/20—Macromolecular organic compounds
- D21H17/33—Synthetic macromolecular compounds
- D21H17/46—Synthetic macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- D21H17/54—Synthetic macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing nitrogen
- D21H17/55—Polyamides; Polyaminoamides; Polyester-amides
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- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製紙における妨害性物質の固定法
【構成】a) 1つ又はそれ以上の1級及び/又は2級
及び/又は3級アミノ基を有する単官能性又は多官能性
アミンを、 b) シアナミド、ジシアンジアミド、グアニジン又は
ビグアニジン、但しシアンアミド、ジシアンジアミド又
はジグアニジンの50モル%までがジカルボン酸又はそ
のモノもしくはジエステルで代替されていてもよいそれ
と、随時触媒の存在下にアンモニアを脱離させつつ反応
させることにより得られるカチオン性重縮合物質を、ア
ニオン性トラッシュ捕捉剤として用いることによってア
ニオン性妨害物質を固定する。
及び/又は3級アミノ基を有する単官能性又は多官能性
アミンを、 b) シアナミド、ジシアンジアミド、グアニジン又は
ビグアニジン、但しシアンアミド、ジシアンジアミド又
はジグアニジンの50モル%までがジカルボン酸又はそ
のモノもしくはジエステルで代替されていてもよいそれ
と、随時触媒の存在下にアンモニアを脱離させつつ反応
させることにより得られるカチオン性重縮合物質を、ア
ニオン性トラッシュ捕捉剤として用いることによってア
ニオン性妨害物質を固定する。
Description
【0001】本発明は、製紙における妨害物質(「トラ
ッシュ(trash)物質」)の固定法を提供する。
ッシュ(trash)物質」)の固定法を提供する。
【0002】無機性及び特に有機性の種々の水溶性物質
及びコロイド状に溶解した物質が化学パルプ、半化学パ
ルプ、リグニン及び古紙の製造及び処理中に生成し、こ
れが製紙機の水循環系に入る。これらの物質は新しい水
に(塩及びフミン酸)、原料に(リグニン誘導体及びヘ
ミセルロース)及び用いる製紙助剤に(例えば分散剤及
び結合剤)起源がある。
及びコロイド状に溶解した物質が化学パルプ、半化学パ
ルプ、リグニン及び古紙の製造及び処理中に生成し、こ
れが製紙機の水循環系に入る。これらの物質は新しい水
に(塩及びフミン酸)、原料に(リグニン誘導体及びヘ
ミセルロース)及び用いる製紙助剤に(例えば分散剤及
び結合剤)起源がある。
【0003】近年新しい水の消費量及び排水量を減ずる
目的で、製紙業における水循環系の集約化及び密閉化を
増大させる傾向があるために、これらの水に可溶な物質
の濃度がかなり上昇する。これらは製紙をかなり損うの
で、妨害物質と言及される。アウホルン(Auhorn)のボ
ーヘンブラット・フュア・パピエルファブリカチオン
(Wochenblatt fuer Papierfabrikation),112,3
7〜48(1984)によると、妨害物質は溶解した又
はコロイド状に溶解したアニオン性オリゴマー又はポリ
マー及び非イオン性親水コロイドである。これらは製紙
機及びヘッドボックス中の白水循環系において凝集物の
生成及び沈着物をもたらし製紙機の運転を損い、またウ
ェッブ中に亀裂を生じさせることが起こる。
目的で、製紙業における水循環系の集約化及び密閉化を
増大させる傾向があるために、これらの水に可溶な物質
の濃度がかなり上昇する。これらは製紙をかなり損うの
で、妨害物質と言及される。アウホルン(Auhorn)のボ
ーヘンブラット・フュア・パピエルファブリカチオン
(Wochenblatt fuer Papierfabrikation),112,3
7〜48(1984)によると、妨害物質は溶解した又
はコロイド状に溶解したアニオン性オリゴマー又はポリ
マー及び非イオン性親水コロイドである。これらは製紙
機及びヘッドボックス中の白水循環系において凝集物の
生成及び沈着物をもたらし製紙機の運転を損い、またウ
ェッブ中に亀裂を生じさせることが起こる。
【0004】保持(retention)、除水(draining)、
紙の生産及び紙の強度にも悪化が観察される。実質的に
すべての化学助剤の活性は妨害物質によって損われる。
言及しうる例は保持及び除水剤、湿潤及び乾燥強度剤、
サイジング剤及び染料である。
紙の生産及び紙の強度にも悪化が観察される。実質的に
すべての化学助剤の活性は妨害物質によって損われる。
言及しうる例は保持及び除水剤、湿潤及び乾燥強度剤、
サイジング剤及び染料である。
【0005】これらの物質のセルロースへの結合は、固
定として記述される。このようにしてこの物質は白水循
環系から紙と一緒に抽出され、斯くしてその濃度は低い
状態のままとなる。
定として記述される。このようにしてこの物質は白水循
環系から紙と一緒に抽出され、斯くしてその濃度は低い
状態のままとなる。
【0006】酸性硫酸アルミニウムの添加は、これらの
妨害物質を繊維性物質上に固定させるのに理想的に適当
であるが、現代通常の中性pH範囲での運転及びコーテ
ィング及び充填剤顔料としての炭酸カルシウムの使用量
の増加のために、しばしば最早や望ましいものではなく
なった。
妨害物質を繊維性物質上に固定させるのに理想的に適当
であるが、現代通常の中性pH範囲での運転及びコーテ
ィング及び充填剤顔料としての炭酸カルシウムの使用量
の増加のために、しばしば最早や望ましいものではなく
なった。
【0007】中性範囲での製紙に対して種々のアニオン
性トラッシュ(trash)捕捉剤が提案されてきた。例え
ばポリジアリル−ジメチルアンモニウムクロライド(ポ
リDADMAC[アルハイリガー(Arheiliger)及びフ
ォン・メドベイ(von Medvey)、ボーヘンブラット・フ
ュア・パピエルファブリカチオン,114,958(1
986)]、4級化ジメチルアミノプロピルアクリルア
ミド及びメタクリルアミドに基づくポリマー(独国公開
特許第3,905,049号)、又はポリエチレンイミ
ン。しかしながらこれらの物質は特別な事例においてだ
け十分に活性であり、重要な紙の性質例えば白さを損
う。斯くして特に中性範囲での運転に対するアニオン性
トラッシュ捕捉剤が依然として必要とされている。
性トラッシュ(trash)捕捉剤が提案されてきた。例え
ばポリジアリル−ジメチルアンモニウムクロライド(ポ
リDADMAC[アルハイリガー(Arheiliger)及びフ
ォン・メドベイ(von Medvey)、ボーヘンブラット・フ
ュア・パピエルファブリカチオン,114,958(1
986)]、4級化ジメチルアミノプロピルアクリルア
ミド及びメタクリルアミドに基づくポリマー(独国公開
特許第3,905,049号)、又はポリエチレンイミ
ン。しかしながらこれらの物質は特別な事例においてだ
け十分に活性であり、重要な紙の性質例えば白さを損
う。斯くして特に中性範囲での運転に対するアニオン性
トラッシュ捕捉剤が依然として必要とされている。
【0008】今回、a) 1つ又はそれ以上の1級及び
/又は2級及び/又は3級アミノ基を有する単官能性又
は多官能性アミンを、 b) シアナミド、ジシアンジアミド、グアニジン又は
ビグアニジン、但しシアンアミド、ジシアンジアミド又
はジグアニジンの50モル%までがジカルボン酸又はそ
のモノもしくはジエステルで代替されていてもよいそれ
と、随時触媒の存在下にアンモニアを脱離させつつ反応
させることにより得られるカチオン性重縮合物質は、妨
害物質を固定させるのに適当であることが発見された。
/又は2級及び/又は3級アミノ基を有する単官能性又
は多官能性アミンを、 b) シアナミド、ジシアンジアミド、グアニジン又は
ビグアニジン、但しシアンアミド、ジシアンジアミド又
はジグアニジンの50モル%までがジカルボン酸又はそ
のモノもしくはジエステルで代替されていてもよいそれ
と、随時触媒の存在下にアンモニアを脱離させつつ反応
させることにより得られるカチオン性重縮合物質は、妨
害物質を固定させるのに適当であることが発見された。
【0009】これらの重縮合生成物は公知であり、その
製造法は例えば独国特許第855,011号、独国特許
公報第2,112,878号、及び独国公開特許第3,5
25,104号及び第3,940,481号に記述されて
いる。独国公開特許第3,940,481号に従って製造
される重縮合物は、アンモニウム塩の存在下において及
び随時有機溶媒の存在下において例えば特に適当であ
る。
製造法は例えば独国特許第855,011号、独国特許
公報第2,112,878号、及び独国公開特許第3,5
25,104号及び第3,940,481号に記述されて
いる。独国公開特許第3,940,481号に従って製造
される重縮合物は、アンモニウム塩の存在下において及
び随時有機溶媒の存在下において例えば特に適当であ
る。
【0010】例示すると、ポリアルキレンポリアミン、
特にポリエチレンポリアミン及びグアニジン、シアナミ
ド及び特にジシアンジアミドから製造される重縮合生成
物は特に適当である。
特にポリエチレンポリアミン及びグアニジン、シアナミ
ド及び特にジシアンジアミドから製造される重縮合生成
物は特に適当である。
【0011】独国公開特許第3,940,481号に従
い、ポリエチレンポリアミン及びジシアンジアミドから
モル比2:1〜1:2で、ジシアンジアミドのモル量に
関して0.05〜0.5モルのアンモニウム塩の存在下及
びヒドロキシル基を含有する有機溶媒の存在下に製造さ
れる重縮合生成物は特に適当である。
い、ポリエチレンポリアミン及びジシアンジアミドから
モル比2:1〜1:2で、ジシアンジアミドのモル量に
関して0.05〜0.5モルのアンモニウム塩の存在下及
びヒドロキシル基を含有する有機溶媒の存在下に製造さ
れる重縮合生成物は特に適当である。
【0012】本発明による重縮合生成物を用いれば、多
くの通常の製紙助剤の活性を決定的に改善することがで
きる。例えばポリエチレンイミン、ポリアミドアミン及
びポリアクリルアミドに基づく通常の保持及び除水助剤
の存在下における促進除水において正の効果が達成され
る。ポリアミドアミン−エピクロルヒドリン樹脂に基づ
く通常の湿潤強度剤の活性は決定的に改善される。本発
明によるアニオン性トラッシュ捕捉剤を、独国公開特許
第4,211,480号及びその以前の独国特許願第P
4,226,110.4号に記述されている如き水に分散
する非イオン性又はカチオン性ポリイソシアネートに基
づくOXを含まない(元々結合したハロゲンを含まな
い)湿潤強化剤と組合せた場合、特に正の効果が達成さ
れる。アニオン性トラッシュ捕捉剤は、通常のパルプサ
イジング剤、乾燥強度剤例えばカチオン性殿粉の活性を
改善するのに及び実在の且つカチオン性の紙染料の色強
度を増大させるのにも適当である。
くの通常の製紙助剤の活性を決定的に改善することがで
きる。例えばポリエチレンイミン、ポリアミドアミン及
びポリアクリルアミドに基づく通常の保持及び除水助剤
の存在下における促進除水において正の効果が達成され
る。ポリアミドアミン−エピクロルヒドリン樹脂に基づ
く通常の湿潤強度剤の活性は決定的に改善される。本発
明によるアニオン性トラッシュ捕捉剤を、独国公開特許
第4,211,480号及びその以前の独国特許願第P
4,226,110.4号に記述されている如き水に分散
する非イオン性又はカチオン性ポリイソシアネートに基
づくOXを含まない(元々結合したハロゲンを含まな
い)湿潤強化剤と組合せた場合、特に正の効果が達成さ
れる。アニオン性トラッシュ捕捉剤は、通常のパルプサ
イジング剤、乾燥強度剤例えばカチオン性殿粉の活性を
改善するのに及び実在の且つカチオン性の紙染料の色強
度を増大させるのにも適当である。
【0013】本発明によるアニオン性トラッシュ捕捉剤
は、化学パルプに関して0.01〜5%の量で使用しう
る。0.1〜2%の量は好適である。
は、化学パルプに関して0.01〜5%の量で使用しう
る。0.1〜2%の量は好適である。
【0014】アニオン性トラッシュ捕捉剤の最適な使用
は、製紙機の白水系における妨害物質の負荷量に依存
し、且つその量は予備試験により或いは白水系の負荷量
の、例えばポリ電解質滴定又はゼータ電位滴定により決
定できる。アニオン性トラッシュ捕捉剤の過剰量は、製
紙助剤の活性がそのような場合に再び損われるので回避
すべきである。
は、製紙機の白水系における妨害物質の負荷量に依存
し、且つその量は予備試験により或いは白水系の負荷量
の、例えばポリ電解質滴定又はゼータ電位滴定により決
定できる。アニオン性トラッシュ捕捉剤の過剰量は、製
紙助剤の活性がそのような場合に再び損われるので回避
すべきである。
【0015】カチオン性重縮合生成物の、独国公開特許
第3,940,481号による製造
第3,940,481号による製造
【0016】
【実施例】実施例1 ジシアンジアミド277.2部をジエチレングリコール
240部中に懸濁させ、ジエチレントリアミン309部
と混合した。この時温度は約40〜45℃まで上昇し
た。塩化アンモニウム24部を添加し、混合物を20分
間110℃まで加熱した。この間50℃からアンモニア
が遊離した。生ずるアンモニアを低温トラップで捕捉し
た。反応混合物を、2時間にわたって温度を連続的に上
昇させることにより150℃まで上昇させ、150℃で
60分間撹拌した。次いでアンモニアの遊離は実質的に
完全に止まり、高粘性の溶融物が生成した。この反応混
合物を約140℃まで冷却し、水600部を急速に添加
した。この結果透明な溶液が生成し、これを40〜50
℃まで冷却した。次いで混合物を冷却しながら36.5
%塩酸275部を添加することにより溶液のpHを6.
5〜7.0に調節した。乾燥含量49.5%を有する透明
な明黄色の溶液1555gを得、これを水で希釈して固
体含量42%に調節した。
240部中に懸濁させ、ジエチレントリアミン309部
と混合した。この時温度は約40〜45℃まで上昇し
た。塩化アンモニウム24部を添加し、混合物を20分
間110℃まで加熱した。この間50℃からアンモニア
が遊離した。生ずるアンモニアを低温トラップで捕捉し
た。反応混合物を、2時間にわたって温度を連続的に上
昇させることにより150℃まで上昇させ、150℃で
60分間撹拌した。次いでアンモニアの遊離は実質的に
完全に止まり、高粘性の溶融物が生成した。この反応混
合物を約140℃まで冷却し、水600部を急速に添加
した。この結果透明な溶液が生成し、これを40〜50
℃まで冷却した。次いで混合物を冷却しながら36.5
%塩酸275部を添加することにより溶液のpHを6.
5〜7.0に調節した。乾燥含量49.5%を有する透明
な明黄色の溶液1555gを得、これを水で希釈して固
体含量42%に調節した。
【0017】アニオン性トラッシュ捕捉剤の試験使用実施例1 使用実施例1はカチオン性重縮合生成物の、古紙の除水
に及ぼす活性を示す。材料の除水はショパーズ(Schopp
ers)−リーグラー(Riegler)法を用いて試験した。こ
の場合、特定の水量の除水を測定した。
に及ぼす活性を示す。材料の除水はショパーズ(Schopp
ers)−リーグラー(Riegler)法を用いて試験した。こ
の場合、特定の水量の除水を測定した。
【0018】用いた試験パルプは次のようにして古紙か
ら製造した。古い新聞紙120g及びスクリーニング3
0gを熱水4.5l中で約30分間湿潤させ、次いで約
60°SRのフリーネス(freeness)が達成されるまで
最大速度(約5000rpm)下に15分間ペンドロー
リック(Pendraulic)撹拌機で叩解した。
ら製造した。古い新聞紙120g及びスクリーニング3
0gを熱水4.5l中で約30分間湿潤させ、次いで約
60°SRのフリーネス(freeness)が達成されるまで
最大速度(約5000rpm)下に15分間ペンドロー
リック(Pendraulic)撹拌機で叩解した。
【0019】加熱後、陶器用粘土15g及び硫酸アルミ
ニウム0.75gを、妨害物質としての亜硫酸塩パルプ
の製造からの50%ブラック・リカー(black liquor)
1gと一緒に添加し、混合物を全容量10lまでにして
原液密度1.5%にした。
ニウム0.75gを、妨害物質としての亜硫酸塩パルプ
の製造からの50%ブラック・リカー(black liquor)
1gと一緒に添加し、混合物を全容量10lまでにして
原液密度1.5%にした。
【0020】この混合物200mlをフリーネス(free
ness)ビーカーに注ぎ、水で全容量1lまでにし、フリ
ーネス・テスター中に導入した。水700mlが除水さ
れる時間を測定した。この値をブランク試験値として用
いた。
ness)ビーカーに注ぎ、水で全容量1lまでにし、フリ
ーネス・テスター中に導入した。水700mlが除水さ
れる時間を測定した。この値をブランク試験値として用
いた。
【0021】この混合物に市販のポリアミドアミンに基
づく保持剤9mgを添加した場合のより低い除水値をゼ
ロ値として測定した。しかしながらこれは依然実際の条
件に対して適当でなかった。
づく保持剤9mgを添加した場合のより低い除水値をゼ
ロ値として測定した。しかしながらこれは依然実際の条
件に対して適当でなかった。
【0022】更なる試験において、実施例1に従って製
造したアニオン性トラッシュ捕捉剤(42%溶液)の増
加量を保持剤に先立って原液系に添加して、存在する妨
害剤を固定した。この結果、実際の条件に対して望まし
い量が達成されるまでのアニオン性トラッシュ捕捉剤の
添加量に依存して、除水時間が更に減少した(表1)。
造したアニオン性トラッシュ捕捉剤(42%溶液)の増
加量を保持剤に先立って原液系に添加して、存在する妨
害剤を固定した。この結果、実際の条件に対して望まし
い量が達成されるまでのアニオン性トラッシュ捕捉剤の
添加量に依存して、除水時間が更に減少した(表1)。
【0023】
【表1】
【0024】使用実施例2 使用実施例2は、アニオン性トラッシュ捕捉剤の、紙の
湿潤強度仕上げに及ぼす活性について示す。
湿潤強度仕上げに及ぼす活性について示す。
【0025】原液密度2.5%を有し且つ妨害物質をひ
どく負荷した漂白亜硫酸塩パルプ100gをガラスビー
カーに入れ、水で1000mlまで希釈した。
どく負荷した漂白亜硫酸塩パルプ100gをガラスビー
カーに入れ、水で1000mlまで希釈した。
【0026】ポリアミドアミン−エピクロルヒドリン樹
脂(15%水溶液に基づく通常の湿潤強度剤及び独国公
開特許第4,211,480号に従って製造した弱カチオ
ン性の親水化ポリイソシアネート(有機溶媒中80%溶
液)に基づくOXを含まない湿潤強度剤の両方を用い
た。使用に先立って湿潤強度剤をそれぞれ1%水溶液及
び1%水性分散液に希釈し、この形で上述したパルプ懸
濁液に添加した。この混合物を5分間室温で撹拌し、基
本重量80g/m2の紙シートを製紙機[ラピド(Rapi
d)−ケテン(Koethen)装置]で作った。この紙シート
を90℃で10分間乾燥し、更に10分間乾燥室で11
0℃に加熱した。
脂(15%水溶液に基づく通常の湿潤強度剤及び独国公
開特許第4,211,480号に従って製造した弱カチオ
ン性の親水化ポリイソシアネート(有機溶媒中80%溶
液)に基づくOXを含まない湿潤強度剤の両方を用い
た。使用に先立って湿潤強度剤をそれぞれ1%水溶液及
び1%水性分散液に希釈し、この形で上述したパルプ懸
濁液に添加した。この混合物を5分間室温で撹拌し、基
本重量80g/m2の紙シートを製紙機[ラピド(Rapi
d)−ケテン(Koethen)装置]で作った。この紙シート
を90℃で10分間乾燥し、更に10分間乾燥室で11
0℃に加熱した。
【0027】室温で調整した後、各紙シートから巾1.
5cmの試験片5つを切りとり、水道水に5分間浸し
た。次いで湿った試験片をすぐに破断長試験機(breaki
ng length tester)により湿潤破断強度について試験し
た。結果を表2に示す(量はパルプに関して市販品のパ
ーセントとして記述)。
5cmの試験片5つを切りとり、水道水に5分間浸し
た。次いで湿った試験片をすぐに破断長試験機(breaki
ng length tester)により湿潤破断強度について試験し
た。結果を表2に示す(量はパルプに関して市販品のパ
ーセントとして記述)。
【0028】表が示すように、妨害物質を、通常量の湿
潤強度剤と共に含有するパルプ系では非常に低い及び不
満足な湿潤強度だけが観察された(試験B及びE)。一
方適当な湿潤強度は、非常に高量で不経済な湿潤強度剤
を用いて(試験F)或いは同様に技術的に望ましくない
パルプの洗浄を濾過工程で行なうことによって妨害物質
を除去して(試験A及びD)初めて達成できた。
潤強度剤と共に含有するパルプ系では非常に低い及び不
満足な湿潤強度だけが観察された(試験B及びE)。一
方適当な湿潤強度は、非常に高量で不経済な湿潤強度剤
を用いて(試験F)或いは同様に技術的に望ましくない
パルプの洗浄を濾過工程で行なうことによって妨害物質
を除去して(試験A及びD)初めて達成できた。
【0029】しかしながら湿潤強度剤の添加に先立っ
て、妨害物質を含有する原液系に表2に示すアニオン性
トラッシュ捕捉剤を添加した場合、存在する妨害物質が
捕捉され、十分な湿潤強度作用が達成できた(試験C及
びG)。
て、妨害物質を含有する原液系に表2に示すアニオン性
トラッシュ捕捉剤を添加した場合、存在する妨害物質が
捕捉され、十分な湿潤強度作用が達成できた(試験C及
びG)。
【0030】
【表2】
【0031】本発明の特徴と態様は以下の通りである。
【0032】1.a) 1つ又はそれ以上の1級及び/
又は2級及び/又は3級アミノ基を有する単官能性又は
多官能性アミンを、 b) シアナミド、ジシアンジアミド、グアニジン又は
ビグアニジン、但しシアンアミド、ジシアンジアミド又
はジグアニジンの50モル%までがジカルボン酸又はそ
のモノもしくはジエステルで代替されていてもよいそれ
と、随時触媒の存在下にアンモニアを脱離させつつ反応
させることにより得られるカチオン性重縮合物質を、ア
ニオン性トラッシュ捕捉剤として用いる、製紙において
該アニオン性トラッシュ捕捉剤を添加することによりア
ニオン性妨害物質を固定する方法。
又は2級及び/又は3級アミノ基を有する単官能性又は
多官能性アミンを、 b) シアナミド、ジシアンジアミド、グアニジン又は
ビグアニジン、但しシアンアミド、ジシアンジアミド又
はジグアニジンの50モル%までがジカルボン酸又はそ
のモノもしくはジエステルで代替されていてもよいそれ
と、随時触媒の存在下にアンモニアを脱離させつつ反応
させることにより得られるカチオン性重縮合物質を、ア
ニオン性トラッシュ捕捉剤として用いる、製紙において
該アニオン性トラッシュ捕捉剤を添加することによりア
ニオン性妨害物質を固定する方法。
【0033】2.カチオン性重縮合生成物をカチオン性
又は非イオン性製紙助剤と一緒に用いる上記1の方法。
又は非イオン性製紙助剤と一緒に用いる上記1の方法。
【0034】3.カチオン性重縮合生成物を保持剤及び
除水助剤と一緒に用いる上記1の方法。
除水助剤と一緒に用いる上記1の方法。
【0035】4.カチオン性重縮合生成物を、ポリアミ
ドアミン−エピクロルヒドリンに基づく湿潤強度剤と一
緒に用いる上記1の方法。
ドアミン−エピクロルヒドリンに基づく湿潤強度剤と一
緒に用いる上記1の方法。
【0036】5.カチオン性重縮合生成物を、親水化ポ
リイソシアネートに基づくカチオン性及び非イオン性強
度剤と一緒に用いる上記1の方法。
リイソシアネートに基づくカチオン性及び非イオン性強
度剤と一緒に用いる上記1の方法。
【0037】6.カチオン性重縮合生成物を、通常のカ
チオン性サイジング剤と一緒に用いる上記1の方法。
チオン性サイジング剤と一緒に用いる上記1の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウド−ビンフリート・ヘンドリクス ドイツ51519オーデンタール・アムヘーエ ンフエルト12 (72)発明者 ユルゲン・ライナース ドイツ51373レーフエルクーゼン・カール −ルンプフ−シユトラーセ57 (72)発明者 ペーター・ノバク ドイツ41539ドルマーゲン・シユーベルト シユトラーセ42
Claims (1)
- 【請求項1】 a) 1つ又はそれ以上の1級及び/又
は2級及び/又は3級アミノ基を有する単官能性又は多
官能性アミンを、 b) シアナミド、ジシアンジアミド、グアニジン又は
ビグアニジン、但しシアンアミド、ジシアンジアミド又
はジグアニジンの50モル%までがジカルボン酸又はそ
のモノもしくはジエステルで代替されていてもよいそれ
と、随時触媒の存在下にアンモニアを脱離させつつ反応
させることにより得られるカチオン性重縮合物質を、ア
ニオン性トラッシュ捕捉剤として用いる、製紙において
該アニオン性トラッシュ捕捉剤を添加することによりア
ニオン性妨害物質を固定する方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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DE4409580.5 | 1994-03-21 |
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JP (1) | JPH07279091A (ja) |
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DE (2) | DE4409580A1 (ja) |
Cited By (2)
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JP2007092087A (ja) * | 2000-05-11 | 2007-04-12 | Poc Oil Industry Technology Beratungs Gmbh | グアニジン誘導体である殺菌性ポリマー |
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DE19929855B4 (de) * | 1999-06-29 | 2004-08-12 | Ctp Gmbh | Verfahren zur Herstellung einer wässrigen Suspension zur Papierherstellung |
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DE3001242C2 (de) * | 1980-01-15 | 1984-04-12 | Central'nyj naučno-issledovatel'skij institut bumagi, Moskovskaja oblast', Puškinskij rajon | Verfahren zur Behandlung von Papiermasse |
DE3635459A1 (de) * | 1986-10-18 | 1988-04-21 | Bayer Ag | Basische guanidin-gruppen enthaltende polykondensate |
DE3905049A1 (de) * | 1989-02-18 | 1990-08-23 | Stockhausen Chem Fab Gmbh | Verfahren zur stoerstoffixierung bei der papierherstellung |
DE3940481A1 (de) * | 1989-12-07 | 1991-06-13 | Bayer Ag | Basische polykondensationsprodukte sowie deren verwendung als faerbereihilfsmittel |
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-
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-
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- 1995-03-08 AT AT95103329T patent/ATE181121T1/de not_active IP Right Cessation
- 1995-03-17 JP JP7084482A patent/JPH07279091A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
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Publication number | Publication date |
---|---|
ATE181121T1 (de) | 1999-06-15 |
EP0674046B1 (de) | 1999-06-09 |
DE4409580A1 (de) | 1995-09-28 |
EP0674046A3 (de) | 1996-05-22 |
DE59506133D1 (de) | 1999-07-15 |
EP0674046A2 (de) | 1995-09-27 |
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