JPH072786U - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JPH072786U JPH072786U JP2699193U JP2699193U JPH072786U JP H072786 U JPH072786 U JP H072786U JP 2699193 U JP2699193 U JP 2699193U JP 2699193 U JP2699193 U JP 2699193U JP H072786 U JPH072786 U JP H072786U
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- JP
- Japan
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- heat exchange
- exchange plate
- inlet pipe
- exhaust gas
- exhaust
- Prior art date
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 駆動手段を設けることなく熱交換プレートの
外表面に付着したすす等の塵埃が除去できるようにす
る。 【構成】 ガス入口管2から流入する排ガスの圧力によ
って回転する回転羽根12を排気胴体1の内部に設ける
一方、熱交換プレート4に付着した塵埃を掻き取るため
に掻取部材7をアーム10,11と揺動軸8,9とを介
して回転軸23a,23b,24a,24bを中心とし
て揺動自在に設け、回転軸13に固着した円板15と、
回動軸23aと一体のアーム18とをロッド17で連結
する。
外表面に付着したすす等の塵埃が除去できるようにす
る。 【構成】 ガス入口管2から流入する排ガスの圧力によ
って回転する回転羽根12を排気胴体1の内部に設ける
一方、熱交換プレート4に付着した塵埃を掻き取るため
に掻取部材7をアーム10,11と揺動軸8,9とを介
して回転軸23a,23b,24a,24bを中心とし
て揺動自在に設け、回転軸13に固着した円板15と、
回動軸23aと一体のアーム18とをロッド17で連結
する。
Description
【0001】
本考案は熱交換器に関し、各熱交換プレートに付着する塵埃を除去できるよう にしたものである。
【0002】
近年、ディーゼルエンジンを用いた発電装置においては、省エネルギー思想か らディーゼルエンジンの排ガスの熱を有効に活用する熱電併給設備が普及してい る。
【0003】 従来、ディーゼルエンジンを使用した熱電併給設備として、ディーゼルエンジ ンから排出される燃焼ガス(排ガス)の排熱を熱媒としての水に吸収させるため にプレート式ガス/水熱交換器が多用されている。図3にこのプレート式ガス/ 水熱交換器の要部を切断した斜視図を示す。図において、101はディーゼルエ ンジンの排気管に接続される排気胴体、102は給水路を平面状に形成するため の熱交換プレート、103は各熱交換プレート102によって形成される平面状 の給水路の入口どうしを連結する分配管、104は当該給水路の出口どうしを連 結する集合管、105は分配管103に水を供給する入口管、106は集合管1 04から温水を排出する出口管、107は熱交換プレート102の上方に配置さ れ圧縮空気や蒸気を噴出する噴出管である。109はディーゼルエンジンの排ガ スを導入するガス入口管、110は排気胴体101内を通過した排ガスを排出す るガス出口管である。
【0004】 ディーゼルエンジンの排気ガスはガス入口管109から導入され、各熱交換プ レート102の間を通って、ガス出口管110より排出される。このとき、各熱 交換プレート102で熱交換が行われ、入口管105から流入した水は高温に加 熱されて出口管106より取り出される。
【0005】 このようにプレート式ガス/水熱交換器は、熱交換プレート102を積層し、 水と排ガスを夫々に流して排ガスの熱を水に吸収させることにより、排ガスの熱 を有効に活用している。
【0006】 ところで、ディーゼルエンジンから多量の塵埃が排出されているため、この塵 埃が次第に熱交換プレート102の外表面に付着し、熱交換プレート102の熱 交換効率が著しく低下する。さらに、熱交換プレート102に多量のすす等の塵 埃が滞積すると排ガスの流路がつまるために、ディーゼルエンジンの背圧が異常 に上昇して運転ができなくなる。
【0007】 このため、熱交換プレートの外表面に付着した塵埃を強制的に除去するために 掻き取りバーを設けて掻き取りバーに駆動手段を連動連結した構成の熱交換器が 考案されている。
【0008】
ところが、駆動手段と、駆動手段と掻き取りバーとを連動連結するためのリン ク機構と、駆動手段への配線とが必要なことから、熱交換器の構造が複雑となっ てしかも熱交換器の製造コストが高くなる。
【0009】 そこで本考案は、斯かる課題を解決した熱交換器を提供することを目的とする 。
【0010】
斯かる目的を達成するための本考案の構成は、エンジンの排ガスを導入するた めのガス入口管を一方側に有するとともに排ガスを大気中へ放出するためのガス 出口管を他方側に有する排気胴体の内部に、熱媒を循環させるための流路を形成 した熱交換プレートを収容した熱交換器において、排気胴体の内部におけるガス 入口管と熱交換プレートとの間にガス入口管から流入する排ガスの圧力で回転す る回転羽根を回転軸を介して回転自在に設ける一方、一定の方向へ往復移動して 熱交換プレートの外表面に付着した塵埃を掻き取る掻取部材を設け、回転軸に半 径方向へ突出するように設けたアームの先端と掻取部材との間にロッドを介在さ せるとともにロッドとアーム及び掻取部材とを回動自在に結合したことを特徴と する。
【0011】
エンジンから排気胴体の内部へ流入する排ガスの圧力により回転羽根が回転駆 動され、その回転力がアームとロッドとを介して掻取部材へ伝わり、掻取部材が 往復運動することによって熱交換プレートの外表面に付着した塵埃が除去される 。つまり熱交換プレートの外表面に付着する塵埃が掻取手段によって自動的に除 去されるため、熱交換効率が低下することがない。
【0012】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。
【0013】 本考案による熱交換器の構成を、図1〜図2に示す。図中、1は排気胴体、2 はガス入口管、3はガス出口管、4は熱交換プレート、5は給水管、6は排水管 である。
【0014】 図のように、ガス入口管2と熱交換プレート4との間に位置する排気胴体1の 内部には、ガス入口管2から流入するエンジンの排ガスの圧力で回転する回転羽 根12が設けられる。即ち、図1に示すようにガス入口管2の軸心とは離れた位 置に、一対の軸受14を介して回転自在に排気胴体1を貫通する回転軸13が支 持され、回転軸13に円周方向へ等間隔に4枚の羽根12aが取り付けられてい る。
【0015】 熱交換プレート4の上方及び下方には同一直線上に位置する回動軸23a,2 3bと回動軸24a,24bが回動自在に支持されており、回動軸23a,23 b間には一対のアーム10を介して揺動軸8が設けられる一方、回動軸24a, 24b間には一対のアーム11を介して揺動軸9が設けられ、隣り合う熱交換プ レート4どうしの間を上下方向に伸びる複数の掻取部材7の両端が揺動軸8,9 に結合されている。ここで、掻取部材7の両端は揺動軸8,9に対して回動自在 となっている。そして、揺動軸8,9が同一半径の円弧上で揺動するようにアー ム10とアーム11とは同一長さに設定されており、同一同期で揺動するように 回動軸23aに固着されたスプロケット20と回動軸24aに固着されたスプロ ケット21との間にチェーン22が巻き掛けられている。
【0016】 そして、回動軸23aが回転軸13に連動連結されている。即ち、アームに代 えて円板15が回転軸13の端部に固着される一方、回動軸23aの端部には半 径方向へ伸びるアーム18の一端が固着され、円板15の外周部とアーム18の 他端とがロッド17により連結される。そして、ロッド17の端部と円板15及 びアーム18とは自在ジョイント16,19を介して回動自在に結合されている 。ここで、自在ジョイント16が回動軸23aから離れた位置にあるときに揺動 軸8がA1の位置にあって、回動軸23aに近づいたときに揺動軸8がB1の位置 まで揺動するように、アーム10とアーム18とのなす角度θの値が設定される 。
【0017】 次に、斯かる熱交換器の作用を説明する。エンジンを始動すると、エンジンか らの排ガスはガス入口管2から排気胴体1の内部へはいり、熱交換プレート4内 を循環する水を昇温させたのちにガス出口管3から大気中へ排出される。
【0018】 また、排気胴体1の内部でガス入口管2から流入する排ガスは羽根12aに当 って回転羽根12を回すことから、回転羽根12の回転運動が回転軸13を介し て円板15へ伝わり、円板15の回転運動がロッド17を介してアーム18のa ,b間での往復回動運動に変換される。アーム18のa,b間での往復回動運動 は、回動軸23aとアーム10とを介して揺動軸8のA1,B1間での往復回動運 動を生じさせると共にスプロケット20,21とチェーン22と回動軸24aと アーム11とを介して揺動軸9のA2,B2間での往復回動運動を生じさせる。こ のため、掻取部材7が図1中の左右方向へ往復移動を繰り返し、熱交換プレート 4の外表面に付着した塵埃を掻き落とす。従って、排気胴体1の内部を流れる排 ガスと熱交換プレート4内を流れる水との間には熱交換プレート4のみが介在し て塵埃が介在しないことになり、排ガスと水との熱交換効率が低下するようなこ とはない。
【0019】 なお、本実施例では掻取部材が円弧を描いて往復移動する構成にしたが、単に 直線上を往復移動するようにしてもよい。また、回転羽根における羽根の数を本 実施例では4枚にしたが、5枚以上にしたり、あるいは3枚以下にしてもよい。
【0020】
以上の説明からわかるように、本考案による熱交換器によればエンジンの排ガ スの圧力によって回転する回転羽根を排気胴体の内部に設けたので、熱交換プレ ートの外表面に付着した塵埃を掻き落す掻取部材を往復移動させるための駆動手 段が不要である。このため、モータ等の配線工事やモータ等の保守,点検が不要 になり、熱交換器の製造コストも安くなる。
【図1】本考案による熱交換器の正面断面図。
【図2】本考案による熱交換器の側面断面図。
【図3】従来の熱交換器の斜視図。
1…排気胴体 2…ガス入口管 3…ガス出口管 4…熱交換プレート 7…掻取部材 8,9…揺動軸 10,11,18…アーム 12…回転羽根 13…回転軸 15…円板 16,19…自在ジョイント 17…ロッド 23a,23b,24a,24b…回動軸
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンの排ガスを導入するためのガス
入口管を一方側に有するとともに排ガスを大気中へ放出
するためのガス出口管を他方側に有する排気胴体の内部
に、熱媒を循環させるための流路を形成した熱交換プレ
ートを収容した熱交換器において、 排気胴体の内部におけるガス入口管と熱交換プレートと
の間にガス入口管から流入する排ガスの圧力で回転する
回転羽根を回転軸を介して回転自在に設ける一方、一定
の方向へ往復移動して熱交換プレートの外表面に付着し
た塵埃を掻き取る掻取部材を設け、回転軸に半径方向へ
突出するように設けたアームの先端と掻取部材との間に
ロッドを介在させるとともにロッドとアーム及び掻取部
材とを回動自在に結合したことを特徴とする熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993026991U JP2577360Y2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993026991U JP2577360Y2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072786U true JPH072786U (ja) | 1995-01-17 |
JP2577360Y2 JP2577360Y2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=12208631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993026991U Expired - Lifetime JP2577360Y2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577360Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116734624A (zh) * | 2023-08-15 | 2023-09-12 | 山西锌创研环境科技有限公司 | 一种铬铁球团竖炉余热利用装置及其利用方法 |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP1993026991U patent/JP2577360Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116734624A (zh) * | 2023-08-15 | 2023-09-12 | 山西锌创研环境科技有限公司 | 一种铬铁球团竖炉余热利用装置及其利用方法 |
CN116734624B (zh) * | 2023-08-15 | 2024-01-05 | 山西锌创研环境科技有限公司 | 一种铬铁球团竖炉余热利用装置及其利用方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2577360Y2 (ja) | 1998-07-23 |
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