JPH0727869A - 液体検出器 - Google Patents

液体検出器

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JPH0727869A
JPH0727869A JP17013593A JP17013593A JPH0727869A JP H0727869 A JPH0727869 A JP H0727869A JP 17013593 A JP17013593 A JP 17013593A JP 17013593 A JP17013593 A JP 17013593A JP H0727869 A JPH0727869 A JP H0727869A
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JP
Japan
Prior art keywords
light
liquid
syringe
incident angle
container
Prior art date
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Pending
Application number
JP17013593A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoshi Kishi
素志 岸
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0727869A publication Critical patent/JPH0727869A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器内の液体が、透明な液体であっても、正
確にその液体を検出することができる液体検出器を提供
する。 【構成】 シリンジ2には測定液が注入可能であり、投
光器15は、シリンジ2内の測定液の有無により異なる
2つの光路CDE,FGHを経るように、シリンジ2に
対し零より大きい入射角θ1 で光を投光する。受光器1
6は、異なる2つの光路CDE,FGHのいずれか一方
に配置され、シリンジ2から出射される光を受光する。
判別手段は、受光器16の出力によりシリンジ2内の測
定液の有無を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器内の液体の有無を
検出する液体検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、検出部にLEDなどの投光器とフ
ォトダイオードなどの受光器を組み合わせた光学的検出
器を用いた液体検出器においては、受光器は投光器の投
光した光の光軸上に配置されており、投光器からの光は
入射角0度にてシリンジなどの容器に投光されている。
【0003】このような液体検出器においては、投光器
と受光器の間の液体の有無により、受光器が受光する光
量が異なることを利用して、容器内の液体の有無を検出
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような光学的検出器を用いた液体検出器では、投光器か
らの光が入射角0度にてシリンジなどの容器に投光され
ているので、光の反射率の大きい非透明な液体の場合に
は、その液体の有無により受光器が受光する光量が大き
く異なり、受光器の出力信号レベルに大きな差が生じる
ため、液体の検出は可能であったが、光の反射率の小さ
い透明体、例えば水のような液体の場合には、その液体
の有無にかかわらず受光器が受光する光量がほとんど変
化せず、したがってその出力信号レベルの差も微小であ
りその液体の有無を検出することが困難であった。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、容器内の液体が、透明な液体で
あっても、正確にその液体を検出することができる液体
検出器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の液体検出器は、液体を注入可能な容器と、該
容器内の液体の有無により異なる2つの光路を経るよう
に、前記容器に対し零より大きい入射角で光を投光する
投光器と、前記異なる2つの光路のいずれか一方に配置
され、前記容器から出射される光を受光する受光器と、
該受光器の出力により前記容器内の液体の有無を判別す
る判別手段とを備えている。
【0007】
【作用】上記の構成を有する本発明の液体検出器におい
て、容器は液体を注入可能である。投光器は、容器内の
液体の有無により異なる2つの光路を経るように、容器
に対し零より大きい入射角で光を投光する。受光器は、
異なる2つの光路のいずれか一方に配置され、容器から
出射される光を受光する。判別手段は、受光器の出力に
より容器内の液体の有無を判別する。
【0008】
【実施例】以下、本発明を液滴カウンタに具体化した一
実施例を図面を参照して説明する。
【0009】図1は本実施例の液滴カウンタの概略を示
す正面図および側面図である。測定液1がシリンジ2に
注入可能であり、細管3より測定液1が液滴7の状態と
なって滴下している。液滴7の滴下経路中には液滴検出
部4が、シリンジ2上部には、シリンジ2内に注入され
た測定液1の液面を検出する液面センサ5が、装置背面
に設けられた支柱6に取り付けられている。また装置上
面には滴下した液滴7を回収するビーカー8が載置され
ている。ビーカ8は液受け台11、天板9により保持さ
れている。また、ハウジング12の前面側には、電源の
ON,OFFや測定開始等を行うための操作スイッチ1
3と、カウントした液滴数を表示する数表示LED14
が設けられている。ここで、液面センサ5は投光器15
と受光器16から成っている。
【0010】図2は本実施例の液滴カウンタの制御ブロ
ック図を示す。シリンジ2内に注入された測定液1の液
面を検出する液面センサ5である投光器15と受光器1
6は、それぞれ駆動回路17、受光回路18に接続され
ている。駆動回路17、受光回路18は、装置全体をコ
ントロールする制御回路19に接続されており、制御回
路19には本装置を操作する操作スイッチ13と、カウ
ントした液滴数を表示する数表示LED14が設けられ
ている。
【0011】上記構成を有する液滴カウンタの動作につ
いて説明する。操作者により、操作スイッチ13の電源
スイッチをONし、測定液1をシリンジ2内に液面セン
サ5の位置より5mm程度高い位置まで注入し、操作スイ
ッチ13の測定スイッチを押下する。シリンジ2内の測
定液1は細管3より、液滴7の状態で滴下し、時間の経
過と共に測定液1の液面が低下する。測定液1の液面
が、液面センサ5の位置にきたとき、液面センサ5か
ら、制御回路19に液面検出信号が送られ、制御回路1
9は、液滴検出部4により液滴の数を計数を開始する。
制御回路19は上記液滴の数の計数を一定時間(例えば
1分間)行い、液滴数を数表示LED14に表示し計数
を終了する。
【0012】次に、図3を参照して液滴カウンタにおけ
る液面検出の作動について説明する。まず、シリンジ2
内に測定液1が無いとき、投光器15から投光された光
Aは、指向性の鋭い光にてシリンジ2の表面aに入射角
θ1(θ1>0)にてシリンジ2のガラス中に入射し進行
する。この時、空気からガラスへの境界面で光の進行方
向が変わり屈折し、屈折角θ2にて光Bとなる。
【0013】光Bはガラス中を進行しシリンジ2の内面
bに達し、入射角θ3にて空気中に入射し進行する。こ
の時ガラスから空気への境界面で光の進行方向が変わり
屈折し、屈折角θ4にて光Cとなる。光Cは空気中を進
行しシリンジ2の内面cに達し、入射角θ5にてガラス
中に入射し進行する。この時空気からガラスへの境界面
で光の進行方向が変わり屈折し、屈折角θ6にて光Dと
なる。光Dはガラス中を進行しシリンジ2の表面dに達
し、入射角θ7にて空気中に入射し進行する。この時ガ
ラスから空気への境界面で光の進行方向が変わり屈折
し、屈折角θ8にて光Eとなる。
【0014】ここで、入射角θiと屈折角θrとの間には
それぞれ、Snellの法則が成り立っており、屈折率
をNとすれば、次式が成り立っている。
【0015】
【数1】
【0016】すなわち、入射角θ1と屈折角θ2との間、
入射角θ3と屈折角θ4との間、入射角θ5と屈折角θ6
の間、入射角θ7と屈折角θ8との間には全て式(1)の
関係が成り立つ。
【0017】今空気に対するガラスの屈折率NAGを1.
67とすると、次式が成り立つ。
【0018】
【数2】
【0019】また、Snellの法則より、入射角θ1
と屈折角θ2との間には、次式が成り立つ。
【0020】
【数3】
【0021】ここで、a点での光Aの入射角θ1を20
度とすると、光Bの屈折角θ2は、下記の計算式から求
めることができる。
【0022】
【数4】
【0023】このとき、光Bのベクトル座標およびシリ
ンジ2の内側の円座標から算出すると、b点での光Bの
入射角θ3は14.8度となる。また、Snellの法
則より、入射角θ3と屈折角θ4との間には、次式が成り
立つ。
【0024】
【数5】
【0025】したがって、光Cの屈折角θ4は、下記の
計算式から求めることができる。
【0026】
【数6】
【0027】このとき、光Cのベクトル座標およびシリ
ンジ2の内側の円座標から算出すると、c点での光Cの
入射角θ5は25.2度となる。また、Snellの法
則より、入射角θ5と屈折角θ6との間には、次式が成り
立つ。
【0028】
【数7】
【0029】したがって、光Dの屈折角θ6は、下記の
計算式から求めることができる。
【0030】
【数8】
【0031】このとき、光Dのベクトル座標およびシリ
ンジ2の内側の円座標から算出すると、d点での光Dの
入射角θ7は12.0度となる。また、Snellの法
則より、入射角θ7と屈折角θ8との間には、次式が成り
立つ。
【0032】
【数9】
【0033】したがって、光Eの屈折角θ8は、下記の
計算式から求めることができる。
【0034】
【数10】
【0035】即ち、シリンジ2の表面d点での光Eの出
射角θ8は20.3度となる。
【0036】このように、シリンジ2内に測定液1液が
無いとき、投光器15の投光した光Aは、光B、光C、
光D、光Eとなり、シリンジ2の表面d点から出射角2
0.3度にて出射される。よって、シリンジ2の表面上
のd点近傍に、光Eに対向して受光器16を配置するこ
とにより、シリンジ2内に測定液1が無いとき、投光器
15の投光した光Aは、光B、光C、光D、光Eとなり
受光器16にて受光される。
【0037】投光器15の配置場所、及び入射角を変更
しても上記のように計算する事により、受光器16の配
置位置を計算により求める事ができる。
【0038】一方、シリンジ2内に測定液1が有るとき
は、投光器15から投光された光Aは、指向性の鋭い光
にてシリンジ2の表面aに入射角θ1(θ1>0)にてシ
リンジ2のガラス中に入射し進行する。この時、空気か
らガラスへの境界面で光の進行方向が変わり屈折し、屈
折角θ2にて光Bとなる。
【0039】光Bはガラス中を進行しシリンジ2の内面
bに達し、入射角θ3にて水中に入射し進行する。この
時ガラスから水への境界面で光の進行方向が変わり屈折
し、屈折角θ9にて光Fとなる。光Fは水中を進行しシ
リンジ2の内面fに達し、入射角θ10にてガラス中に入
射し進行する。この時水からガラスへの境界面で光の進
行方向が変わり屈折し、屈折角θ11にて光Gとなる。光
Gはガラス中を進行しシリンジ2の表面gに達し、入射
角θ12にて空気中に入射し進行する。この時ガラスから
空気への境界面で光の進行方向が変わり屈折し、屈折角
θ13にて光Hとなる。
【0040】ここでも入射角θiと屈折角θrとの間には
それぞれ、Snellの法則が成り立っており、入射角
θ1と屈折角θ2との間、入射角θ3と屈折角θ9との間、
入射角θ10と屈折角θ11との間、入射角θ12と屈折角θ
13との間には全て式(1)の関係が成り立つ。
【0041】今空気に対する水の屈折率NAWを1.33
とすると、次式が成り立つ。
【0042】
【数11】
【0043】また、ガラスに対する水の屈折率NGWは、
式(2)、式(11)より計算でき、次式が成り立つ。
【0044】
【数12】
【0045】ここで、a点での光Aの入射角θ1をシリ
ンジ2内に測定液1が無いときと同様に20度とする
と、上記と同様、式(3)より光Bの屈折角θ2は、1
1.8度となる。このとき、光Bのベクトル座標および
シリンジ2の内側の円座標から算出すると、b点での光
Bの入射角θ3は14.8度となる。また、Snell
の法則より、入射角θ3と屈折角θ9との間には、次式が
成り立つ。
【0046】
【数13】
【0047】したがって、光Fの屈折角θ9は、下記の
計算式から求めることができる。
【0048】
【数14】
【0049】このとき、光Fのベクトル座標およびシリ
ンジ2の内側の円座標から算出すると、f点での光Fの
入射角θ10は18.7度となる。また、Snellの法
則より、入射角θ10と屈折角θ11との間には、次式が成
り立つ。
【0050】
【数15】
【0051】したがって、光Gの屈折角θ11は、下記の
計算式から求めることができる。
【0052】
【数16】
【0053】このとき、光Gのベクトル座標およびシリ
ンジ2の内側の円座標から算出すると、g点での光Gの
入射角θ12は11.9度となる。また、Snellの法
則より、入射角θ12と屈折角θ13との間には、次式が成
り立つ。
【0054】
【数17】
【0055】したがって、光Hの屈折角θ13は、下記の
計算式から求めることができる。
【0056】
【数18】
【0057】即ち、シリンジ2の表面g点での光Hの出
射角θ13は20.1度となる。
【0058】このように、シリンジ2内に測定液1が有
るとき、投光器15の投光した光Aは、光B、光F、光
G、光Hとなり、シリンジ2の表面g点から出射角2
0.1度にて出射される。よって、この位置から出射さ
れた光Hは、シリンジ2の表面上のd点近傍に配置され
た受光器16に受光されることはない。
【0059】上述したように、投光器15によりシリン
ジ2に対し零より大きい入射角θで光を投光するか
ら、その光はシリンジ2内の測定液1の有無により異な
る2つの光路CDE,FGHを経る。このため、光路C
DE側に配置され、シリンジ2から出射される光を受光
する受光器16の出力は、シリンジ2内の測定液1の有
無により明確なる差を生ずる。したがってこの出力によ
りシリンジ2内の測定液1の有無を判別することができ
る。
【0060】上記実施例では、シリンジ2内に測定液が
無い時に、投光器15が投光した光が経る光路CDE側
に受光器16を配置したが、これとは逆に、シリンジ2
内に測定液が有る時に、投光器15が投光した光が経る
光路FGH側に受光器16を配置しても同様にシリンジ
2内の測定液1の有無を判別することができる。
【0061】また、上記実施例では、測定液1を注入す
る容器は円筒状のシリンジ2であったが、本発明の容器
はこれに限定される物ではない。すなわち、容器に対し
零より大きい入射角で光を投光することにより、その容
器内の液体の有無により異なる2つの光路を経るのもで
あれば、容器の形状は如何なるものでも同様の効果を得
ることができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の液体検出器によれば、容器内の液体がどのような
液体であっても、正確にその液体を検出することがで
き、実用にも極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の液滴カウンタの概略を示す正面図お
よび側面図である。
【図2】本実施例の液滴カウンタの制御ブロック図であ
る。
【図3】本実施例における投光器と受光器の配置図であ
る。
【符号の説明】
2 シリンジ 15 投光器 16 受光器 17 駆動回路 18 受光回路 19 制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を注入可能な容器と、 該容器内の液体の有無により異なる2つの光路を経るよ
    うに、前記容器に対し零より大きい入射角で光を投光す
    る投光器と、 前記異なる2つの光路のいずれか一方に配置され、前記
    容器から出射される光を受光する受光器と、 該受光器の出力により前記容器内の液体の有無を判別す
    る判別手段と、 からなることを特徴とする液体検出器。
JP17013593A 1993-07-09 1993-07-09 液体検出器 Pending JPH0727869A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17013593A JPH0727869A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 液体検出器

Applications Claiming Priority (1)

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JP17013593A JPH0727869A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 液体検出器

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JPH0727869A true JPH0727869A (ja) 1995-01-31

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ID=15899315

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JP17013593A Pending JPH0727869A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 液体検出器

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