JPH0727811Y2 - 回転機の軸受ブラケット - Google Patents
回転機の軸受ブラケットInfo
- Publication number
- JPH0727811Y2 JPH0727811Y2 JP1988158625U JP15862588U JPH0727811Y2 JP H0727811 Y2 JPH0727811 Y2 JP H0727811Y2 JP 1988158625 U JP1988158625 U JP 1988158625U JP 15862588 U JP15862588 U JP 15862588U JP H0727811 Y2 JPH0727811 Y2 JP H0727811Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- bearing housing
- rotating machine
- stay
- support plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は回転機の軸受を支持するブラケットにおい
て、軸受の温度上昇に伴う径方向の熱膨張に追随して軸
受の運転すきまの減少を防止することができるように改
良したものに関する。
て、軸受の温度上昇に伴う径方向の熱膨張に追随して軸
受の運転すきまの減少を防止することができるように改
良したものに関する。
回転機の軸受ブラケットの従来例を第2図にもとづいて
説明する。この図は転がり軸受1を使用した油潤滑軸受
装置を示し、軸受1を介して回転軸2を支持する円板状
ブラケット3の両側面に軸受1の両端面を包囲する軸受
カバー4と5が取付けられ、この軸受カバー4,5の下部
に設けた油槽6内の潤滑油7で軸受1を油浴潤滑するよ
うになっている。前記ブラケット3は環状支持板3aの中
心部に軸受1をはめ込み支持する円筒状の軸受ハウジン
グ3bが一体形成されている。
説明する。この図は転がり軸受1を使用した油潤滑軸受
装置を示し、軸受1を介して回転軸2を支持する円板状
ブラケット3の両側面に軸受1の両端面を包囲する軸受
カバー4と5が取付けられ、この軸受カバー4,5の下部
に設けた油槽6内の潤滑油7で軸受1を油浴潤滑するよ
うになっている。前記ブラケット3は環状支持板3aの中
心部に軸受1をはめ込み支持する円筒状の軸受ハウジン
グ3bが一体形成されている。
前記構造ではブラケット3は熱容量および剛性が軸受1
の外輪に比して大きいので軸受1の温度上昇に伴う熱膨
張に追随して径方向に広がることができず、したがって
軸受1の運転すきまが減少するので軸受1に過大な荷重
がかかって軸受1を過熱焼損させることがあるという欠
点があった。
の外輪に比して大きいので軸受1の温度上昇に伴う熱膨
張に追随して径方向に広がることができず、したがって
軸受1の運転すきまが減少するので軸受1に過大な荷重
がかかって軸受1を過熱焼損させることがあるという欠
点があった。
この考案は前記の欠点を除去するために、軸受の温度上
昇に伴う径方向の熱膨張に追随して軸受の運転すきまの
減少を防止することができるようにした回転機の軸受ブ
ラケットを提供することを目的とする。
昇に伴う径方向の熱膨張に追随して軸受の運転すきまの
減少を防止することができるようにした回転機の軸受ブ
ラケットを提供することを目的とする。
このような目的は、本考案によれば、回転機の回転軸を
支持する軸受をはめ込み支持する円筒状の軸受ハウジン
グと、この軸受ハウジングの外周に放射状に結合された
複数のステーと、中心部に前記ステーが結合された環状
支持板とを備え、前記軸受ハウジングを熱膨張および剛
性の小さい材料から形成し、かつ前記軸受ハウジングと
ステーとの結合部と、前記ステーと環状支持板との結合
部とを前記回転軸の軸線方向にずらせることによって達
成される。
支持する軸受をはめ込み支持する円筒状の軸受ハウジン
グと、この軸受ハウジングの外周に放射状に結合された
複数のステーと、中心部に前記ステーが結合された環状
支持板とを備え、前記軸受ハウジングを熱膨張および剛
性の小さい材料から形成し、かつ前記軸受ハウジングと
ステーとの結合部と、前記ステーと環状支持板との結合
部とを前記回転軸の軸線方向にずらせることによって達
成される。
前記軸受ハウジング13bは熱容量および剛性が従来例で
説明したブラケット3より小さくかつ支持板13aにステ
ー13cを介して結合するようにしたので軸受1の温度上
昇に伴う熱膨張に追随して径方向に広がることができ、
これにより軸受1の運転すきまの減少およびこれに伴う
過熱焼損を防止することができる。
説明したブラケット3より小さくかつ支持板13aにステ
ー13cを介して結合するようにしたので軸受1の温度上
昇に伴う熱膨張に追随して径方向に広がることができ、
これにより軸受1の運転すきまの減少およびこれに伴う
過熱焼損を防止することができる。
第1図はこの考案の実施例を示すもので、第2図と同一
符号で示すものは同一部品である。この図は転がり軸受
1を使用した油潤滑軸受装置を示し、軸受ブラケット13
の両側面に軸受カバー4と15が取付けられ、この軸受カ
バー4,15の下部に設けた油槽16内の潤滑油7で軸受1を
油浴潤滑するようになっている。前記ブラケット13は軸
受1をはめ込み支持する円筒状の軸受ハウジング13bを
その外周に放射状に設けた複数のステー13cを介し環状
支持板13aの中心部に溶接等で一体的に結合して形成さ
れる。その際、第1図から明らかなように、軸受ハウジ
ング13bとステー13cとの結合部と、ステー13cと環状支
持板13aとの結合部とは、回転軸2の軸線方向にずらさ
れている。
符号で示すものは同一部品である。この図は転がり軸受
1を使用した油潤滑軸受装置を示し、軸受ブラケット13
の両側面に軸受カバー4と15が取付けられ、この軸受カ
バー4,15の下部に設けた油槽16内の潤滑油7で軸受1を
油浴潤滑するようになっている。前記ブラケット13は軸
受1をはめ込み支持する円筒状の軸受ハウジング13bを
その外周に放射状に設けた複数のステー13cを介し環状
支持板13aの中心部に溶接等で一体的に結合して形成さ
れる。その際、第1図から明らかなように、軸受ハウジ
ング13bとステー13cとの結合部と、ステー13cと環状支
持板13aとの結合部とは、回転軸2の軸線方向にずらさ
れている。
前記実施例によれば軸受ハウジング13bは熱容量および
剛性が従来例で説明したブラケット3より小さくかつ支
持板13aにステー13cを介して結合するようにしたので軸
受1の温度上昇に伴う熱膨張に追随して径方向に広がる
ことができ、これにより軸受1の運転すきまの減少およ
びこれに伴う加熱焼損を防止することができる。また油
槽16はステー13c部で軸受1の両端面部を連通している
ので、両端面部の潤滑油7が容易に移動して油温を均一
にすることができる。
剛性が従来例で説明したブラケット3より小さくかつ支
持板13aにステー13cを介して結合するようにしたので軸
受1の温度上昇に伴う熱膨張に追随して径方向に広がる
ことができ、これにより軸受1の運転すきまの減少およ
びこれに伴う加熱焼損を防止することができる。また油
槽16はステー13c部で軸受1の両端面部を連通している
ので、両端面部の潤滑油7が容易に移動して油温を均一
にすることができる。
前記実施例では転がり軸受1を使用する場合について説
明したが、滑り軸受の場合でも実施することができる。
明したが、滑り軸受の場合でも実施することができる。
この考案によれば、軸受ハウジング13bを熱膨張および
剛性の小さい材料から成形し、しかも軸受ハウジング13
bとステー13cとの結合部と、ステー13cと環状支持板13a
との結合部とを回転軸2の軸線方向にずらせたので、軸
受の温度上昇に伴う熱膨張係数に追随して軸受ハウジン
グが径方向に広がり、これにより軸受の運転すきまの減
少およびこれに伴う過熱焼損を防止することができると
いう効果が得られる。
剛性の小さい材料から成形し、しかも軸受ハウジング13
bとステー13cとの結合部と、ステー13cと環状支持板13a
との結合部とを回転軸2の軸線方向にずらせたので、軸
受の温度上昇に伴う熱膨張係数に追随して軸受ハウジン
グが径方向に広がり、これにより軸受の運転すきまの減
少およびこれに伴う過熱焼損を防止することができると
いう効果が得られる。
第1図はこの考案の実施例の縦断面図、第2図は従来例
の縦断面図である。 1…軸受、13…ブラケット、13a…支持板、13b…軸受ハ
ウジング、13c…ステー。
の縦断面図である。 1…軸受、13…ブラケット、13a…支持板、13b…軸受ハ
ウジング、13c…ステー。
Claims (1)
- 【請求項1】回転機の回転軸(1)を支持する軸受
(1)をはめ込み支持する円筒状の軸受ハウジング(13
b)と、この軸受ハウジングの外周に放射状に結合され
た複数のステー(13c)と、中心部に前記ステーが結合
された環状支持板(13a)とを備え、前記軸受ハウジン
グを熱膨張および剛性の小さい材料から形成し、かつ前
記軸受ハウジングとステーとの結合部と、前記ステーと
環状支持板との結合部とを前記回転軸の軸線方向にずら
せたことを特徴とする回転機のブラケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988158625U JPH0727811Y2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | 回転機の軸受ブラケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988158625U JPH0727811Y2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | 回転機の軸受ブラケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0279150U JPH0279150U (ja) | 1990-06-18 |
JPH0727811Y2 true JPH0727811Y2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=31439118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988158625U Expired - Lifetime JPH0727811Y2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | 回転機の軸受ブラケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727811Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6346754B2 (ja) * | 2014-02-24 | 2018-06-20 | 愛知機械工業株式会社 | 軸受の支持構造、及びそれを備えるフライホイールハウジング組立体 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE400861B (sv) * | 1970-05-22 | 1978-04-10 | Skf Ind Trading & Dev | Anordning vid elmaskiner med skalliknande rotorlagerberare |
-
1988
- 1988-12-06 JP JP1988158625U patent/JPH0727811Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0279150U (ja) | 1990-06-18 |
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