JPH072777U - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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Publication number
JPH072777U
JPH072777U JP2603293U JP2603293U JPH072777U JP H072777 U JPH072777 U JP H072777U JP 2603293 U JP2603293 U JP 2603293U JP 2603293 U JP2603293 U JP 2603293U JP H072777 U JPH072777 U JP H072777U
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JP
Japan
Prior art keywords
side fluid
tube
inner case
heat exchanger
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP2603293U
Other languages
English (en)
Inventor
秀行 金山
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
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Publication of JPH072777U publication Critical patent/JPH072777U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 胴側流体の圧力制限を緩和することを可能と
する。 【構成】 内胴22の両端部に設けられた管板24,2
6と、これら管板24,26を結び内胴22内を通過す
る胴側流体Aと熱交換する管側流体Bを移送する伝熱管
29と、上記内胴22の外周部を覆うと共に軸方向の伸
縮を吸収する伸縮継手33を有し、内胴22の外周部に
上記管側流体Bを通過させる移送通路を形成する外胴3
4とから構成したことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は熱交換器に係り、特に伝熱管内の管側流体と伝熱管の外側の胴側流体 とを熱交換させる熱交換器において、胴側流体の圧力制限を緩和することのでき る固定管板式熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
原子炉プラント等においては固定管板間を結ぶ伝熱管内の管側流体と伝熱管の 外側の胴側流体とを熱交換させるべく図3に示す如き熱交換器が知られている。
【0003】 図示するように、この熱交換器は熱交換器胴1の両端部に入口側水室2と出口 側水室3とが形成されており、これら水室2,3を形成する管板4,5間に掛け 渡された伝熱管6は熱交換器胴1内に多数本の流体移送通路を形成する。
【0004】 したがって、入口側水室2から導入されて伝熱管6を通って出口側水室3から 流出する管側流体Bと、熱交換器胴1の一端側に形成された入口部7から導入さ れて熱交換器胴1内を通って熱交換器胴1の他端側に形成された出口部8から流 出する胴側流体Aとは伝熱管6の内側と外側とで間接的に接触して熱交換される ことになる。なお、9は胴側流体Aを蛇行させるバッフル板である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、伝熱管6にはその内側を通過する管側流体Bと外側を通過する胴側 流体Aとが接するのに対し、熱交換器胴1にはその内側を通過する胴側流体Aと 外気(室温)Cとが接する。したがって、これら伝熱管6と熱交換器胴1との平 均金属温度は互いに大きく異なり、両者の両端部は管板4,5を介して一体的に 連結されていることから、例えば、伝熱管6が伸長すると熱交換器胴1は軸方向 に引張が生じる。このような熱応力を減少させるために、熱交換器胴1には伸縮 継手11が形成されている。この伸縮継手11は径方向外方に断面U字状に形成 されることにより熱交換器胴1の軸方向の伸縮を吸収するようになっている。
【0006】 一方、熱交換器胴1内に高圧の胴側流体Aを流し込むと、その流体圧力で伸縮 継手11が軸方向に伸びて伸縮性が損なわれ、胴側流体Aの圧力を制限しなけれ ばならない問題があった。
【0007】 本考案は上記問題点を有効に解決すべく創案されたものである。
【0008】 本考案は胴側流体の圧力制限を緩和することのできる熱交換器を提供すること を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は内胴の両端部に設けられた管板と、これら管板を結び内胴内を通過す る胴側流体と熱交換する管側流体を移送する伝熱管と、上記内胴の外周部を覆う と共に軸方向の伸縮を吸収する伸縮継手を有し、内胴の外周部に上記管側流体を 通過させる移送通路を形成する外胴とから構成したものである。
【0010】
【作用】
このように内胴の外周部にこれを覆う外胴により管側流体の移送通路を形成す れば、内胴と伝熱管との平均金属温度差は少なくなることから、内胴に伸縮継手 を設けることは不要となる。伸縮継手が不要になれば、伸縮継手を設けることに よる胴側流体の圧力制限が緩和され、実質的に熱交換器胴を形成する内胴内に高 圧の胴側流体を通過させることができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
【0012】 図1に示すように、本考案に係る熱交換器21にあっては実質的に熱交換器胴 を形成する内胴22の一端部に入口側水室23を形成する管板24が設けられる と共に、内胴22の他端側には出口側水室25を区画する管板26が設けられ、 内胴22には胴側流体Aを通過させるべく胴側流体供給系27および胴側流体排 出系28が接続されている。
【0013】 内胴22内には管板24,26間を直線状に結ぶ伝熱管29が配設され、両端 部が管板24,26に固定された伝熱管29は内胴22内を通過する胴側流体A と熱交換する管側流体Bを移送する多数本の移送通路を形成する。すなわち、管 側流体Bを移送すべく入口側水室23には管側流体供給系31が接続され、出口 側水室25には管側流体排出系32が接続されている。
【0014】 また、内胴22の外周部には径方向外方にU字状に屈曲された伸縮継手33を 有する外胴34が所定の間隔を隔てて覆うように設けられ、この外胴34内には 管側流体供給系31から分岐した管側流体導入配管35が接続されると共に管側 流体排出系32から分岐する管側流体排出配管36が接続されている。したがっ て、内胴22と外胴34との間には伝熱管29をバイパスして管側流体Bの一部 を通過させる移送通路37が形成される。
【0015】 このように内胴22と外胴34との間に管側流体Bを通過させると、内胴22 は内側を通過する胴側流体Aの温度T2 と外側の管側流体Bの温度T1 との差に よる金属温度となり、伝熱管29も伝熱管29内を通過する管側流体Bの温度T 1 と伝熱管29の外側を通過する胴側流体Aの温度T2 との差による金属温度と なる。したがって、内胴22と伝熱管29との平均金属温度差が小さくなり、内 胴22に伸縮継手33を設ける必要がなくなり、伸縮継手33を設けることによ る胴側流体Aの圧力制限が緩和され、実質的に熱交換器胴を形成する内胴22内 に高圧の胴側流体Aを通過させることができる。しかも、内胴22の外側を通過 する管側流体Bも胴側流体Aと熱交換するので、熱的損失はあまりない。
【0016】 他方、外胴34はその外側の外気温度(室温)T0 と内側を通過する管側流体 Bの温度T1 とによる金属温度となり、内胴22の金属温度とは異なるので、両 者の熱膨張差によって生じる応力は伸縮継手33で吸収されることになる。なお 、伝熱管29内に高圧の管側流体Bを通過させる場合には伸縮継手33を伸長さ せることになるので、図2に示すように、管側流体導入配管35に減圧弁38を 介設し、管側流体排出配管36により、配管32とは別経路で排出する。
【0017】
【考案の効果】
以上要するに本考案によれば、内胴の外周部にこれを覆う外胴により管側流体 の移送通路を形成することにより、内胴と伝熱管との平均金属温度差が少なくな り、内胴に伸縮継手を設けることは不要となることから、実質的に熱交換器胴を 形成する内胴内に高圧の胴側流体を通過させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の熱交換器の第1実施例を示す断面図で
ある。
【図2】本考案の熱交換器の第2実施例を示す断面図で
ある。
【図3】従来の熱交換器を示す断面図である。
【符号の説明】
22 内胴 24,26 管板 29 伝熱管 33 伸縮継手 34 外胴 37 移送通路 A 胴側流体 B 管側流体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内胴の両端部に設けられた管板と、これ
    ら管板を結び内胴内を通過する胴側流体と熱交換する管
    側流体を移送する伝熱管と、上記内胴の外周部を覆うと
    共に軸方向の伸縮を吸収する伸縮継手を有し、内胴の外
    周部に上記管側流体を通過させる移送通路を形成する外
    胴とを備えたことを特徴とする熱交換器。
JP2603293U 1993-05-19 1993-05-19 熱交換器 Pending JPH072777U (ja)

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JP2603293U JPH072777U (ja) 1993-05-19 1993-05-19 熱交換器

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JP2603293U JPH072777U (ja) 1993-05-19 1993-05-19 熱交換器

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JPH072777U true JPH072777U (ja) 1995-01-17

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ID=12182371

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JP2603293U Pending JPH072777U (ja) 1993-05-19 1993-05-19 熱交換器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6026692B1 (ja) * 2016-05-02 2016-11-16 岩井機械工業株式会社 多管式熱交換器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6026692B1 (ja) * 2016-05-02 2016-11-16 岩井機械工業株式会社 多管式熱交換器
JP2017201221A (ja) * 2016-05-02 2017-11-09 岩井機械工業株式会社 多管式熱交換器

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